JP5025453B2 - 複合シートの製造方法 - Google Patents

複合シートの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5025453B2
JP5025453B2 JP2007333069A JP2007333069A JP5025453B2 JP 5025453 B2 JP5025453 B2 JP 5025453B2 JP 2007333069 A JP2007333069 A JP 2007333069A JP 2007333069 A JP2007333069 A JP 2007333069A JP 5025453 B2 JP5025453 B2 JP 5025453B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
webs
composite sheet
detected
end edges
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007333069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009153623A (ja
Inventor
将吾 奥
真 小久保
明浩 海老原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2007333069A priority Critical patent/JP5025453B2/ja
Publication of JP2009153623A publication Critical patent/JP2009153623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5025453B2 publication Critical patent/JP5025453B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

本発明は、3本以上のウエブを、側部同士を重ね合わせた状態に接合して複合シートを製造する複合シートの製造方法に関する。
従来、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品やその製造に用いる部材の製造において、複数本の細幅なウエブを、側部同士を重ねた状態に接合して広幅な複合シートとして用いる場合がある。
また、特許文献1には、第1シートの中央部に、第1シートよりも幅の狭い第2シートをラミネートする際に、両シートそれぞれの一端縁の位置を検出し、検出した各一端縁の位置の情報に従って、第1シートに第2シートを積層する際の互いの位置関係を一定に保つ技術が提案されている。
特開平9−5020号公報
ウエブ同士を接合するため搬送する場合、搬送装置とウエブの摩擦や搬送のための張力によって、またウエブに加わる張力の変動によって、ウエブの幅の変化やウエブの幅方向の位置ずれが生じることがあり、細幅なウエブの場合には一層生じ易い。
また、ウエブが伸長性や伸縮性を有する場合には、ウエブの幅の変化やウエブに加わる張力の変動が一層生じ易くなる。このようなウエブの幅の変化やウエブの幅方向の位置ずれは、複数本の細幅なウエブを接合して広幅な複合シートを製造する場合、隣接するウエブの側部同士の重なり幅が変動してしまい、得られる複合シートやそれを用いて製造した吸収性物品の寸法を不均一にする。特許文献1の方法においても、第1又は第2シートの幅が変動する場合等には、両者を積層する際の互いの位置関係が変動し易い。
従って、本発明の目的は、3本以上のウエブからなり、隣接するウエブの側部同士の重なり幅が一定の複合シートを安定して連続生産することができる、複合シートの製造方法を提供することにある。
本発明は、それぞれ長手方向に沿って搬送される3本以上のウエブを、隣接するウエブの側部同士を重ね合わせた状態に接合して複合シートを製造する複合シートの製造方法であって、接合後の複合シートにおける第1ウエブの幅方向の両端縁の位置、及び第1ウエブの両側部に接合された一対の第2ウエブそれぞれの接合された側部側の一端縁の位置を検出し、検出した第1ウエブの両端縁の位置に基づいて、接合直前で第1ウエブの搬送位置を、所定の位置に制御すると共に、検出した第1ウエブの両端縁の位置と検出した第2ウエブの一端縁の位置との差から、第1及び第2ウエブの側部同士の重なり幅が一定になるように、第2ウエブそれぞれの搬送位置を制御し、このようにして搬送位置を制御した第1及び第2ウエブを互いに接合する、複合シートの製造方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の複合シートの製造方法によれば、接合後にウエブの端縁の位置を検出する為、接合前に第1及び/又は第2ウエブの幅や幅方向の位置に変動が生じたとしても、それらを考慮した位置制御を行うことができ、隣接するウエブの側部同士の重なり幅を一定にできる。そのため、3本以上のウエブからなり、隣接するウエブの側部同士の重なり幅が一定の複合シートを安定して連続生産することができる。
尚、接合前にウエブの端縁の位置を検出し、その検出位置に基づき位置制御を行うと、位置制御後から接合までの間にウエブに幅変動等が生じたときに重なり幅が一定ではなくなってしまう。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1には、複合シートの製造装置の主要部を構成する搬送ウエブ位置制御装置1及びそれを用いた複合シートの製造方法が示されている。
図1に示すように、本実施態様においては、それぞれ長手方向に沿って搬送される3本のウエブ102、103、104を、隣接するウエブの側部同士を重ね合わせた状態に接合して複合シート10を製造する。
本実施態様においては、それぞれロール状の原反から繰り出されて連続搬送される3本のウエブ102、103、104を並列状態に接合している。より具体的には、中央に位置する第1ウエブ102の両側部上に、2本の第2ウエブ103、104それぞれの一方の側部が重なるように合流させて接合している。この接合は、図示しない接着剤塗工機により、合流させる直前の第1ウエブ102の両側部それぞれにホットメルト型接着剤を塗工しておき、第2ウエブ103、104の側部を重ねた後に、一対のニップロール61、62(接合手段6)で加圧することにより行っている。
本実施態様においては、図1及び図2に示すように、第1ウエブ102及び2本の第2ウエブ103、104を合流させて接合した後に、検出手段2を用いて、第1ウエブ102の幅方向の両端縁の位置10a、10d、及び第2ウエブ103、104それぞれにおける、第1ウエブ102に接合される側部側の一端縁の位置10b、10cを検出する。以下、これらの検出対象位置10a、10b、10c及び10dを、順に第1境界部10a、第2境界部10b、第3境界部10c及び第4境界部10dともいう。
搬送ウエブ位置制御装置1は、第1〜第4境界部10a〜10dを検出する検出手段2と、検出手段2の上流に配され各ウエブ102、103、104の軌道を制御する軌道制御手段3A〜3Cと、検出手段2から得られる位置情報に基づき第1ウエブ102及び第2ウエブ103、104の搬送軌道を制御する制御手段4と、表示・設定手段5とを備えている。制御手段4は、検出手段2から得られる第1境界部10a及び第4境界部10dの位置情報に基づき、軌道制御手段3Aを作動させて第1ウエブ102の搬送軌道を制御すると共に、検出手段2から得られる第1境界部10a〜10dの位置情報に基づき、軌道制御手段3B,3Cを作動させて第2ウエブ103,104の搬送軌道を制御する。表示・設定手段5は、制御の状態を表示したり、第1〜第4境界部10a〜10dの基準位置や側部同士の重なり幅101の基準幅等の設定を行う。前記基準位置や重なり幅の基準幅は、複合シートの仕様(寸法)に基づいて決定する。表示・設定手段5で設定された前記基準位置や重なり幅の基準幅のデータは、シーケンサ41へ送信される。
軌道制御手段3A〜3Cは、それぞれ、軌道制御ロール31と、軌道制御ロール31の向きを変える制御モータ32とを有している。軌道制御ロール31は、2本のフリーロール311と、2本のフリーロール311を相互に離間した状態に支持するフレーム312とからなり、各ウエブ102、103、104は、それぞれに当接した軌道制御ロール31が回転した分同じ方向に向きを変え、それにより、各ウエブの搬送位置(搬送方向に直交する方向の位置)を、ウエブ102、103、104が互いに合流される前に変更可能である。
検出手段2は、ウエブ102、103、104が接合されて形成される複合シート10の片面側に配置された撮像機21と、該複合シート10の他面側に配置された照明器22と、画像処理装置23とを備えている。
画像処理装置23における、第1〜第4境界部10a〜10dの検出は、例えば、以下のようにして行われる。
撮像器21にCCDカメラを用いた場合、画像処理装置23に接続された表示・設定手段5には、所定の画角で撮像された撮像領域12(複合シートの幅方向位置x、搬送方向位置y)が、CCDカメラの画素数分のデータ(0〜255階調)で表される。撮像領域12においてy方向の任意の1画素における撮像領域12のx方向の画素データを求めると、図2(b)のようなグラフができる。図2(b)では、ウエブ同士の重なり部100,100は、画像として暗いので画素データの数値は小さく表される。
左右の検査領域120、121のy方向の任意の1画素に対する両検査領域120、121のx方向の画素データを求めると、図3(a)、(b)のようなグラフができる。また、両検査領域120、121のy方向の全ての画素に対するx方向の画素データを求めその全てを積分算平均化した上で微分し、微分結果の最大最小値を±100%となるようにデータ変換すると、図3(c)、(d)のようなグラフができる。そして、境界部を特定する為に設定された閾値に基づいて各境界部10a、10b、10c、10dの位置データを求める。具体的には、図3(c)においては、マイナス側の閾値により第1境界部10a、プラス側の閾値により第2境界部10bの位置データを、図3(d)においては、マイナス側の閾値により第3境界部10c、プラス側の閾値により第4境界部10dの位置データを求めている。
検査領域120、121の設定においては、2つの境界部を検出する為に1つの検査領域を設定したが、1つの境界部を検出するために1つの検査領域を設定してもよい。
そして、このようにして検出された各境界部10a、10b、10c、10dの位置データが、制御手段4に入力されて、第1〜第3ウエブの搬送軌道の制御が行われる。
制御手段4は、画像処理装置23で検出された境界部の位置データを制御手段4に応じたアナログ信号に変換する信号変換機能を有するシーケンサ(以下、単にシーケンサという)41と、シーケンサ41から出力されるアナログ信号に基づいて制御モータ32を制御するコントローラ42A、42B、42Cを備えている。制御手段4は、各境界部10a、10b、10c、10dの位置データに基づき、以下の制御を行う。
シーケンサ41は、検出手段2で検出された第1〜第4境界部10a〜10dの位置データをコントローラ42A、42B、42Cに応じたアナログ電圧にデータ変換し、コントロ−ラ42A、42B、42Cに送信する。
シーケンサ41は、表示・設定手段5で予め設定した第1及び第4境界部10a、10dの基準位置と、画像処理装置23で検出された第1及び第4境界部10a、10dとのずれ量を求め、各々のずれ量に基づいた2つのアナログ電圧をコントローラ42Aに送っている。
コントローラ42Aは、シーケンサ41から送られた2つのアナログ電圧を加算して2で割る事で平均化したずれ量に相当するアナログ電圧を求め、平均化したずれ量に相当するアナログ電圧に基づいて、軌道制御手段3Aを作動させ、第1ウエブ102の搬送軌道を前記の平均化したずれ量がなくなる方向に修正する。他方、ずれが生じていない場合やずれがなくなった場合には、第1ウエブ102の搬送軌道の移動を停止する。
また、シーケンサ41は、表示・設定手段5で予め設定した第1及び第2ウエブ102、103の側部同士の重なり幅101の基準幅と、画像処理装置23で検出された第1境界部10aの位置データから、第2境界部10bの位置データを減算することで得た幅とのずれ量を求め、ずれ量に基づいたアナログ電圧をコントローラ42Bに送っている。
コントローラ42Bは、シーケンサ41から送られたアナログ電圧に従って、軌道制御手段3Bを作動させ、第2ウエブ103の搬送軌道を前記のずれ量がなくなる方向に修正する。他方、ずれが生じていない場合やずれがなくなった場合には、第2ウエブ103の搬送軌道の移動を停止する。
また、シーケンサ41は、表示・設定手段5で予め設定した第1及び第3ウエブ102、104の側部同士の重なり幅101の基準幅と、画像処理装置23で検出された第4境界部10dの位置データから、第3境界部10cの位置データを減算することで得た幅とのずれ量を求め、ずれ量に基づいたアナログ電圧をコントローラ42Cに送っている。
コントローラ42Cは、シーケンサ41から送られたアナログ電圧に従って、軌道制御手段3Cを作動させ、第3ウエブ104の搬送軌道を前記のずれ量がなくなる方向に修正する。他方、ずれが生じていない場合やずれがなくなった場合には、第2ウエブ104の搬送軌道の移動を停する。
本実施形態の複合シート10の製造方法においては、図1に示すように、第2ウエブ103,104に接合する直前において第1ウエブ102の搬送軌道の制御を行い、第1ウエブ102と接合する直前において第2ウエブ103,104それぞれの搬送軌道の制御を行っている。本実施形態においては、図1に示すように、接合手段6による接合工程と軌道制御手段3A〜3Cによる軌道の修正工程との間に、各ウエブ102,103,104の軌道を乱すような工程を有しない。接合直前の軌道修正は、第1ウエブと第2ウエブとの合流地点からの離間距離(ウエブに沿って測定)が40cm、特に30cm以内の地点において行うことが好ましい。
尚、第1〜第4境界部10a〜10dの検出及びそれに続く搬送軌道の修正は、常時、連続して行っても良いし、吸収性物品を製造する場合には、吸収性物品1個相当の長さ毎に行っても良い。
本実施態様の複合シート10の製造方法によれば、接合後の複合シート10における第1ウエブ102の幅方向の両端縁の位置10a、10dを検知し、それに基づいて、接合直前で第1ウエブ102の搬送軌道を予め設定した所定の位置に修正するようにしたため、第1ウエブ102に加わる張力の変動等により第1ウエブ102の幅が変動しても、その影響を受けることなく、第1ウエブ102の位置を確実に適正な位置に修正することができる。
また、本実施態様の複合シート10の製造方法によれば、接合後の複合シート10における第1〜第4境界部10a〜10dの位置を検出し、第1境界部10aと第2境界部10bの間隔及び第3境界部10cと第4境界部10dとの間隔に基づいて、ウエブの側部同士の重なり幅101、101を制御するため、第1ウエブ102及び第2ウエブ103、104の何れか1以上に幅の変動が生じても、ウエブ同士の重なり幅を常に一定に維持することができる。
従って、幅方向の寸法が一定の複合シート10を安定して製造することができる。
複合シート10における第1〜第4境界部10a〜10dの検出は、接合直後に行うことが好ましい。接合の直後に隣接するウエブの側部同士の重なり幅を検出すると、接合の直前で第1及び第2ウエブの搬送位置を制御できる為、制御の応答性が高い。
接合直後の検出は、第1ウエブと第2ウエブとの合流地点からの搬送距離が20cm、特に10cm以内の地点において行うことが好ましい。
また、本実施形態においては、第1〜第4境界部10a〜10dを、画像処理により検出したため、1本の線上の光の反射量の差から検出する一次元センサを用いる場合に比べて情報量が多く、検出におけるウエブの坪量ムラによる影響を受けにくい。その為、安定して第1〜第4境界部10a〜10dの位置を検出することができる。また、光の反射率の差が少ないウエブ同士を接合する場合でも、第1〜第4境界部10a〜10dの位置の検出が容易である。
尚、従来においては一般に、ウエブの搬送位置を制御する場合、ウエブの一端縁または両端縁に設けたセンサ(ウエブによる遮光量で位置を検出するセンサ)でウエブの搬送位置を検出して搬送軌道を修正していた。しかし、ウエブに坪量ムラがある場合には、位置検出で誤判断を生じ誤動作により軌道を変更してしまうことがあり、搬送位置の変動の原因となることがある。特許文献1の方法においても、この課題を有している。
本発明の複合シートの製造方法は、ウエブの搬送方向に伸長性や伸縮性を有している材料を用いる場合に有用である。伸長性や伸縮性を有する材料は、搬送の張力により、ウエブの幅が変動し、特に、伸縮性を有する材料については搬送の張力変動が生じ易いが、本発明の複合シートの製造方法を用いれば、一定の重なり幅の複合シートを安定して製造することができる。
本実施態様の複合シート10の製造方法においては、第1及び第2ウエブ102〜104として、伸縮性を有する不織布を用いている。
本実施態様においては、何れかのウエブが伸縮性を有する場合であっても、幅寸法が一定の複合シートを得ることができる。また、複合シート10は、適宜の長さに切断して、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の、身体から排出される液の吸収に用いる吸収性物品の構成材料として好ましく用いることができる。吸収性物品の構成材料としては、例えば、肌当接面を形成する表面材、吸収体の一部、パンツ型吸収性物品の外装材等として用いることができる。
ここで、伸縮性を有するウエブとは、例えば、以下のようにして測定したウエブの伸長率が70%以上のものをいう。ウエブにおける伸長率は、引っ張り試験機を用いて以下のようにして測定する。ウエブを50mm×25mmに切り、伸長方向を長辺としたものを試験片とする。試験片の長辺を1.0Nの荷重/25mm幅で引っ張り、伸長後の試験片の長さをAとする。そしてそのときの伸長率は次の通りに定義される。
伸長率={(A−50)/50}×100
つまり、伸長率を求める式は、
(1.0Nで伸長後の試験片の長さ−伸長前の試験片の長さ)/(伸長前の試験片の長さ)×100である。例えば、伸長後の試験片の長さが100mmの場合には伸長率は100%であり、伸長後の試験片長さが150mmの場合には伸長率は200%である。
尚、本発明において、ウエブは不織布に限られない。ウエブとしては、不織布の他、紙、布、フィルム、不織布とフィルムとのラミネートシート等が挙げられる。
以上、本発明の一実施態様について説明したが、本発明は、上記実施態様に制限されず、適宜変更可能である。
例えば、第2ウエブの更に外側に一対又は1本の第3ウエブを接合させても良い。
また、画像処理装置を用いた検出手段に代えて、1本の線上の光の反射量の差から検出する一次元センサを用いた検出手段を用いることもできる。
また、各ウエブ102〜104を、ロール状の原反から繰り出すのに代えて、軌道修正手段より上流に、各ウエブの製造工程を連続して設けても良い。また、軌道修正装置は、フリーロールを1本のみ、または3本以上有するものでも良い。また、軌道修正装置として、ウエブの軌道を修正可能な各種公知の装置を用いることもできる。例えば、フリーロールを幅方向に揺動させてウエブの蛇行を修正する装置等を用いることもできる。
また、ウエブの側部同士の重なり幅101は、第1ウエブ102の一方の側部と他方の側部で同じでも異ならせても良い。
また、ウエブの側部同士の接合は、第2のウエブ側に接着剤を塗工して行っても良く、更に接着剤を用いるのに代えて、重なり部にヒートシール、超音波シール又は高周波シール加工を施したり、接着剤とこれらを併用したりすることもできる。第1ウエブの両端縁の位置及び第2ウエブの一端縁の位置の検出は、ヒートシール、超音波シール又は高周波シール加工によりウエブの側部同士を接合する前に行っても良い。また、複合シート10の全幅に対する、ウエブの側部同士の重なり幅101の割合は特に制限されず、適宜設定できる。一例を示せば、重なり幅101は、複合シート10の全幅の1.5〜50%とすることができる。
また、本発明により製造される複合シートは、吸収性物品の構成材料に限られず、様々な用途に使用することができる。
図1は、本発明の一実施態様に用いた複合シートの製造装置の主要部を示す斜視図である。 図2は、第1ウエブの両端縁の位置及び第2ウエブの各一端縁の位置を示す図である。 画像処理装置により得られたデータから、第1ウエブの両端縁の位置及び/又は第2ウエブの各一端縁の位置を検出する方法の一例を示す図である。
符号の説明
1 搬送ウエブの位置制御装置
2 検出手段
21 撮像機
22 照明器
23 画像処理装置
3A〜3C 軌道制御手段
31 軌道制御ロール
311 フリーロール
312 フレーム
32 制御モータ
4 制御手段
41 シーケンサ
42A〜42C コントローラ
5 表示・設定手段
6 接合手段
61,62 ニップロール
10 複合シート
100 重なり部
101 重なり幅
102 第1ウエブ
103,104 第2ウエブ
10a 第1境界部(第1ウエブの幅方向の一方の側端縁)
10b 第2境界部(第2ウエブ103の、接合される側部側の一端縁)
10c 第3境界部(第2ウエブ104の、接合される側部側の一端縁)
10d 第4境界部(第1ウエブの幅方向の他方の側端縁)
12 撮像領域
120 左側検査領域
121 右側検査領域

Claims (3)

  1. それぞれ長手方向に沿って搬送される3本以上のウエブを、隣接するウエブの側部同士を重ね合わせた状態に接合して複合シートを製造する複合シートの製造方法であって、
    接合後の複合シートにおける第1ウエブの幅方向の両端縁の位置、及び第1ウエブの両側部に接合された一対の第2ウエブそれぞれの接合された側部側の一端縁の位置を検出し、
    検出した第1ウエブの両端縁の位置に基づいて、接合直前で第1ウエブの搬送位置を所定の位置に制御すると共に、検出した第1ウエブの両端縁の位置と検出した第2ウエブの一端縁の位置との差から、第1及び第2ウエブの側部同士の重なり幅が一定になるように、第2ウエブそれぞれの搬送位置を制御し、
    このようにして搬送位置を制御した第1及び第2ウエブを互いに接合して、前記複合シートを製造し、
    第1ウエブの搬送位置の制御においては、検出した第1ウエブの両端縁の位置と、該両端縁のそれぞれについて予め設定した基準位置とのずれ量が、第1ウエブの両側で平均化されるように第1ウエブの搬送位置を制御し、
    第2ウエブの搬送位置の制御においては、検出した第1ウエブの両端縁の位置と、検出した第2ウエブの前記一端縁の位置との差から算出される第1ウエブと第2ウエブそれぞれとの側部同士の重なり幅が、予め設定した重なり幅の基準幅からずれないように第2ウエブそれぞれの搬送位置を制御し、
    第1ウエブの前記両端縁及び第2ウエブそれぞれの前記一端縁の位置の検出は、第1及び第2ウエブの接合直後に行う、複合シートの製造方法
  2. 第1及び第2ウエブの少なくとも何れか一本以上が伸縮性を有する、請求項1記載の複合シートの製造方法。
  3. 第1ウエブの前記両端縁及び第2ウエブそれぞれの前記一端縁の位置の検出は、撮像機を用いて同時に行う請求項1又は請求項2に記載の複合シートの製造方法。
JP2007333069A 2007-12-25 2007-12-25 複合シートの製造方法 Active JP5025453B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007333069A JP5025453B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 複合シートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007333069A JP5025453B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 複合シートの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009153623A JP2009153623A (ja) 2009-07-16
JP5025453B2 true JP5025453B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=40958296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007333069A Active JP5025453B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 複合シートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5025453B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1170631A (ja) * 1997-06-17 1999-03-16 Toray Ind Inc ラミネートシートの製造方法
JP4376201B2 (ja) * 2005-04-05 2009-12-02 花王株式会社 搬送複合シートの位置制御方法
JP2007169009A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Kao Corp 複合シート及び物品の製造方法並びに製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009153623A (ja) 2009-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4841416B2 (ja) 搬送ウエブの位置制御方法
JP4704912B2 (ja) 折り装置及び着用物品の製造方法
WO2001005345A1 (fr) Procede de production d'un article absorbant
JP2007169009A (ja) 複合シート及び物品の製造方法並びに製造装置
JP4376201B2 (ja) 搬送複合シートの位置制御方法
JP2014078445A (ja) 電池用電極シートの製造方法および製造装置
JP5329943B2 (ja) 複合シート搬送工程における搬送軌道の制御方法及び制御装置
US20170106555A1 (en) Cutter apparatus for cutting composite sheet associated with an absorbent article, manufacturing apparatus for absorbent article, and method for cutting composite sheet associated with absorbent article
JP5025453B2 (ja) 複合シートの製造方法
EP3123992B1 (en) Manufacturing apparatus and manufacturing method for composite sheet for absorbent article
US10064760B2 (en) Manufacturing apparatus and manufacturing method for manufacturing absorbent article
JP5137564B2 (ja) シートの接合方法
JP5973155B2 (ja) 複合材の製造方法
JP4429249B2 (ja) 伸縮性部材の加工方法
WO2017002173A1 (ja) シート固定方法、及び、シート固定装置
WO2017038147A1 (ja) 吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置
JP2019041844A (ja) 包装体製造方法、及び、包装体製造装置
JP6675421B2 (ja) 吸収性物品に係るシート状部材の製造方法及び製造装置
JP2011125638A (ja) 伸縮性シートの製造方法
JP2022060068A (ja) シート製品の製造方法
JP5895106B1 (ja) シート固定方法、及び、シート固定装置
WO2016203599A1 (ja) 吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置
JP2010155705A (ja) 部材の搬送軌道の制御方法および装置
JP2018149065A (ja) 吸収性物品の製造装置に用いられる張力調整装置および張力調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120619

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5025453

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250