JP5025413B2 - 止水体の封着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、既設流体管の外周面を筐体で水密に密封し、筐体内の既設流体管を切断若しくは穿孔時に発生する切り粉を流体とともに筐体外に排出して、排出口を止水する止水体を、止水体封着手段により排出口に水密に封着する止水体の封着装置に関する。
従来の止水体の封着装置は、筐体に設けられた排出口に接続された導水路内を移動可能に配置した止水体封着手段により、止水体を排出口に水密に封着している(例えば、特許文献1参照)。
実公平1−15454号公報(第2頁、第2図)
しかしながら、特許文献1にあっては、止水体封着手段による止水体の封着の際に、排出口から流出する流体に対抗する力を加えながら止水体封着手段を挿通する必要があり、止水体を排出口に封着し難かった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、止水体を排出口に容易に封着できる止水体の封着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の止水体の封着装置は、
既設流体管の外周面を筐体で水密に密封し、該筐体内の既設流体管を切断若しくは穿孔時に発生する切り粉を、前記筐体に設けられた排出口に接続された導水路と、該導水路に開閉弁を介して接続された排出路とを通じ流体とともに筐体外に排出して、前記排出口を止水する止水体を、前記導水路の少なくとも一部を移動可能に設けられた止水体封着手段により前記排出口に水密に封着する止水体の封着装置であって、
前記止水体封着手段の両端側が連通開口しており、前記導水路は、前記止水体封着手段の前端側を介して該止水体封着手段の後端側に連通しているとともに、バイパス路を介して前記止水体封着手段の後端側に連通していることを特徴としている。
この特徴によれば、筐体から排出口を通じて導水路に流出した流体が、止水体封着手段の前端側を介して後端側に流通するとともに、バイパス路を介し止水体封着手段の後端側に回り込み、両端側が内部で連通する止水体封着手段が、止水体封着手段の前端側及び後端側において同じ流体圧の状況下で導水路の少なくとも一部を移動できるようになるため、排出口からの流出流体に対する抗力を要することなく、止水体封着手段を小さい力で挿通して止水体を排出口に容易に封着できる。
本発明の請求項2に記載の止水体の封着装置は、請求項1に記載の止水体の封着装置であって、
前記バイパス路は、可撓性を有するホースを備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、可撓性を有するホースが、止水体封着手段の移動に追随して適宜撓曲することで、止水体を排出口に封着する止水体封着手段の位置によらず、バイパス路が常に形成されるため、止水体封着手段の前後において常に同じ流体圧にできる。
本発明の請求項3に記載の止水体の封着装置は、請求項1または2に記載の止水体の封着装置であって、
前記導水路の少なくとも一部は、前記排出口と略同軸上に形成されており、前記止水体封着手段は、前端に前記止水体が取付けられた前記同軸上の導水路を移動可能な筒状体を有することを特徴としている。
この特徴によれば、筒状体を有する止水体封着手段が、少なくとも一部が排出口と略同軸上に形成された導水路を軸方向に移動するだけで排出口に向かってアプローチし、止水体封着手段の前端の止水体を排出口に封着し易い。
本発明の請求項4に記載の止水体の封着装置は、請求項3に記載の止水体の封着装置であって、
前記開閉弁は、前記排出口と異なる軸上に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、筒状体を有する止水体封着手段が、排出口と異なる軸上に設けられている開閉弁を介して移動することがないため、開閉弁の開状態若しくは閉状態にかかわらず止水体封着手段を移動することができる。
本発明の請求項5に記載の止水体の封着装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の止水体の封着装置であって、
前記バイパス路に、前記止水体を前記排出口に封着した状態を確認するための確認用開閉弁が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、止水体封着手段により止水体を排出口に封着した後に、確認用開閉弁を開状態として、排出口から漏水せずに止水されている状況を見ることで、止水体が水密に排出口に封着されたことを確認できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例1を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例1における筐体の全体像を示す断面図である。図2は、切り粉が排出される状況を示した断面図である。図3は、筐体の排出口に挿入機を接続した状況を示した一部断面図である。図4(a)は、一方のバルブを開状態にした状況を示した一部断面図であり、(b)は、他方のバルブを開状態にした状況を示した一部断面図である。図5は、止水コマを排出口に封着する状況を示した一部断面図である。図6は、止水コマを排出口に封着した状況を示した一部断面図である。図7(a)は、挿入機のハンドルを撤去する状況を示した一部断面図であり、(b)は、止水コマから棒状支持体を取外す状況を示した一部断面図である。図8(a)は、止水コマの斜視図であり、(b)は、筒状体の先端部の斜視図である。図9(a)は、排出口に止水コマを取付けた断面図であり、(b)は、排出口にプラグを取付けた断面図である。図10は、本発明の変形例における排出口にプラグを取付けた断面図である。
図1に示されるように、既設流体管としての既設水道管1を密封した筐体2と、筐体2内において既設水道管1を穿孔して、切り粉を排出した後にスルース弁3が設置されている。既設水道管1の穿孔箇所にて、弁体4が上下スライド動可能であることにより、既設水道管1の流路を開閉可能に形成される。
既設水道管1の穿孔箇所近傍における筐体2の側面部には、筐体2の内外を連通する排出口6が形成されており、筐体2内の既設水道管1の穿孔時に発生する切り粉Kを既設水道管1内の流体(上水)とともに、筐体2外に排出できるようになっている。
図2に示されるように、筐体2外面は排出口6の周囲が肉厚の凸部6aに形成されており、凸部6aの内周面には、排出口6の内周面に形成された雌ネジ部6cよりも大なる径を有する雌ネジ部6bが形成されている。筐体2の外側には、雌ネジ部6bに螺挿された導水路としてのニップル12及びブッシング13が排出口6と同軸上に接続され、このニップル12及びブッシング13を介して、ボールバルブから成る開閉弁9の一端が螺挿接続され、同様に開閉弁9の他端に螺挿されたニップル14を介して排出路としての排出管15が螺挿接続され、排出路が形成されている。すなわち排出管15からなる排出路は、開閉弁9の開閉操作により開閉可能となっている。
筐体2内で既設水道管1の穿孔作業時では、開閉弁9が開状態により、既設水道管1の穿孔箇所にて発生する切り粉Kは、流体とともに排出口6より筐体2外に排出される。既設水道管1の穿孔作業が終了して切り粉Kの排出を確認した後、開閉弁9を閉状態として、筐体2内の流体の排出を停止する。
排出路は排出口6から一方向に形成され、途中で分岐路などは形成されていないため、排出路内に切り粉Kが残留することはなく排出路外に流出可能となる。
そして、開閉弁9を閉状態にして、排出管15とニップル14とを開閉弁9から取り外す。次に、図3に示されるように、開閉弁9にT字管40を介してブッシング16を水密に螺挿接続する。ブッシング16の内部には、両端が内部で連通開口した筒状体17を有する止水体封着手段としての挿入機10の先端部18が嵌挿され、更に先端部18に止水体としての止水コマ7が掛止されている。
止水コマ7について詳細に説明すると、図8(a)、(b)に示されるように、止水コマ7は後部31外周面が六角状に形成されており、一方、挿入機10の先端部18は止水コマ7の後部31と嵌合できるように、内周面が六角ボックス状に形成されている。また、挿入機10の先端部18近傍の筒状体17周面に、挿入機10の内部に連通する開口17aが形成されている。この開口17aにより、止水コマ7の後部31が挿入機10の先端部18に嵌合されている状況下でも、筒状体17の両端側は連通している。挿入機10の筒状体17は、排出口6に同軸上に接続されたニップル12及びブッシング13に対し、同軸上に配置されている。
また、止水コマ7の後端面中心部には雌ネジ部35が形成されており、止水コマ7は、挿入機10の内部に挿通された棒状支持体11の先端部11aとネジ係合されている。
一方、図3に示されるように、筒状体17後端側の内面には、中央部に挿通孔22aが形成された板片22が止着されており、棒状支持体11は、雄ネジ部11bが形成された後端部が挿通孔22aに挿通された後、筒状体17の後端側から挿入したナット23にて板片22に掛止されている。
したがって、止水コマ7は、ネジ係合された棒状支持体11を介して挿入機10に掛止されているため、挿入機10の先端部18位置から脱落することなく支持可能となっている。
また、筒状体17が嵌挿されているブッシング16の内周面には、予め周方向にコ字状の凹部16aが無端状に形成されており、凹部16a内にはOリング19が備えられている。ブッシング16に嵌挿された筒状体17の外周面は、Oリング19と水密的に当接し、かつ導水路内を挿通可能に形成されている。
したがって、導水路内を挿入機10が挿通される場合に、挿入機10の位置にかかわらず、ブッシング16の内周面と筒状体17の外周面との間はシールされている。
また、中央部に嵌挿孔20aを有するハンドル20が筒状体17の後部側から嵌挿され、筒状体17の後側において筒状体17の外周部に蝶ネジ21で固定保持されており、ハンドル20にて筒状体17の軸周りに回転力を加えることにより、内側面が六角ボックス状の先端部18に嵌合された止水コマ7に回転力が伝達されるようになっている。
一方、図3に示されるように、T字管40の下端にはバルブ41が接続され、次いでT字管42が連結されており、更にT字管42の右端には、バルブ43を介して後述する可撓性を有するホース27が連結され、これら部材がバイパス路を構成している。また、T字管42の下端には、確認用開閉弁44を介して下方(図示略)が開放したホース45が接続されている。
また、挿入機10の後端側に螺挿されたブッシング25を介して、ホースニップル26が接続されており、ホースニップル26の後端側の接続口26aにはホース27の一端が接続されている。ホース27の他端は、上述したバルブ43に接続されている。図3に示されるように、バルブ41、43、確認用開閉弁44は何れも閉状態となっている。
上述のように各部材を接続し構成することで、導水路としてのニップル12及びブッシング13は、挿入機10の前端側に形成された開口17aを介して挿入機10の後端側に連通しているとともに、バイパス路としてのバルブ41、T字管42、バルブ43及びホース27を介して、挿入機10の後端側に連通している。
次に、図4(a)に示されるように、止水コマ7を先端に掛止した挿入機10が開閉弁9に接続された状態で、開閉弁9、バルブ41、及び確認用開閉弁44を開状態とし、バルブ43を閉状態として、ホース45から流体を流出させ、この流路内の空気を外部に放出し、筐体2内に残留した切り粉を流体とともに排出する。次に、図4(b)に示されるように、開閉弁9、バルブ43、及び確認用開閉弁44を開状態とし、バルブ41を閉状態として、ホース45から流体を流出させ、バイパス路内の空気を外部に放出し、筐体2内に残留した切り粉を流体とともに排出する。
続いて、図5に示されるように、開閉弁9、バルブ41、及びバルブ43を開状態とし、確認用開閉弁44を閉状態として、挿入機10を排出口6へ向けて挿入する。このとき筐体2から排出口6を通じてニップル12に流出した流体が、挿入機10の前端側の開口17aを介して後端側に流通するとともに、ホース27を介し挿入機10の後端側に回り込み、両端側が内部で連通する挿入機10が、挿入機10の前端側及び後端側において同じ流体圧の状況下でT字管40、開閉弁9、及び導水路としてのニップル12及びブッシング13内部を移動できるようになるため、排出口6からの流出流体に対する抗力を要することなく、挿入機10を小さい力で挿通して止水コマ7を排出口6に容易に封着できる。
また、可撓性を有するホース27が、挿入機10の移動に追随して適宜撓曲することで、止水コマ7を排出口6に封着する挿入機10の位置によらず、バイパス路が常に形成されるため、挿入機10の前後において常に同じ流体圧にできる。
更に、筒状体17を有する挿入機10が、排出口6と略同軸上に形成されたニップル12及びブッシング13、開閉弁9内を軸方向に移動するだけで排出口6に向かってアプローチし、挿入機10の前端の止水コマ7を排出口6に封着し易い。
次に、図6及び図8(a)に示されるように、止水コマ7の排出口6への封着について詳しく説明すると、筐体2に設けられた排出口6には内周面に雌ネジ部6cが形成されており、また止水コマ7前部の側周面には雌ネジ部6cに螺挿可能な雄ネジ部32が設けられている。
したがって、図6に示されるように、止水コマ7の先端面が排出口6に当接した後、ハンドル20にて挿入機10を軸中心周りに回転させることにより、止水コマ7は排出口6に螺挿される。
また、雄ネジ部32の中間部には、止水コマ7の先端面に形成される先端口33と連通する連通孔34が形成されている。
したがって、止水コマ7が挿入機10により螺挿されることで、止水コマ7の先端面が排出口6を閉塞して、止水コマ7の回転により雄ネジ部32が雌ネジ部6cに螺合される際には、排出口6から流出する流体が、先端口33から連通孔34を介して止水コマ7外に流出するため、流出する流体により止水コマ7が受ける圧力が軽減され、スムーズに排出口6に螺挿可能となる。
止水コマ7が雄ネジ部32の中間部まで排出口6に螺挿され、連通孔34が雌ネジ部6cにより閉塞された後は、排出口6からの流体の流出が止水されるために、止水コマ7は筐体2内の流体の水圧を受けるが、螺挿された雄ネジ部32と排出口6の雌ネジ部6cとが螺合しているため、水圧により止水コマ7が排出口6から脱落することなく、挿入機10の回転動作により止水コマ7はさらに排出口6に螺挿される。
また、図6及び図8(a)に示されるように、止水コマ7が排出口6に完全に螺挿される際には、雄ネジ部32の終端側に嵌挿されたOリング37が排出口6の周縁と、つば部36との間に密接してシールされるため、排出口6から流出する流体は止水される。
次に、止水コマ7を十分に螺挿し排出口6を封着した後に、図6に示されるように、確認用開閉弁44を開状態にする。そして、排出口6から漏水せずに止水されている状況を見ることで、止水コマ7が水密に排出口6に封着されたことを確認できる。
次に、止水コマ7を封着した後の作業について説明すると、まず、筒状体17の後端部に螺挿されているブッシング25と、ホースニップル26及びホース27を筒状体17から取り外す。
次に筒状体17の後端側の内部にて棒状支持体11の雄ネジ部11bに係合されていたナット23を取り外すことにより、挿入機10と棒状支持体11とが離脱される。更に、図7(a)に示されるように、開閉弁9と係合されていたブッシング16を取り外した後、導水路内に挿入されていた挿入機10を後方に引き抜く。
次に、T字管40及びT字管40に接続されていたバルブ41等の配管部材と、開閉弁9、ニップル12及びブッシング13を筐体2から取り外した後、図7(b)に示されるように、排出口6に螺挿された止水コマ7の後端面の雌ネジ部35に螺合される棒状支持体11を取り外す。このように、止水コマ7と棒状支持体11とがネジ係合されているために、棒状支持体11が止水コマ7から容易に離脱可能となる。
また、図9(a)、(b)に示されるように、導水路を形成する配管材料を取り外した後、凹部8aを有するプラグ8の雄ネジ部にシールテープを巻回して、ニップル12が螺挿されていた雌ネジ部6bに螺挿することにより、止水コマ7とプラグ8とで排出口6を二重に止水することが可能となる。
尚、プラグは、必ずしも上述した凹部8aを有するプラグ8に限られず、例えばプラグの変形例として、図10に示されるように、止水コマ7の後端面の近傍に配置される前端面81aを有するプラグ81の雄ネジ部にシールテープを巻回して、雌ネジ部6bに螺挿してもよい。このようにすることで、止水コマ7とプラグ81とで排出口6を二重に止水することが可能となる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明すると、図11は、本発明の実施例2における止水コマを排出口に封着する状況を示した一部断面図である。なお、上記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。
図11に示されるように、実施例2における導水路としてのニップル12及びブッシング13は、挿入機10の前端側に形成された開口17aを介して挿入機10の後端側に連通しているとともに、バイパス路としての直管51、T字管42、直管53及びホース27を介して挿入機10の後端側に連通している。上述したバルブ41及びバルブ43は存在せず、代わりに直管51及び直管53により流路が形成された簡便な構造となっている。実施例1と同様に、確認用開閉弁44はバイパス路を構成するT字管42に設けられている。
止水コマ7の封着の際には、開閉弁9を開状態にするとともに、確認用開閉弁44を閉状態にして、挿入機10を排出口6へ向けて挿入する。このとき筐体2から排出口6を通じてニップル12に流出した流体が、挿入機10の前端側の開口17aを介して後端側に流通するとともに、ホース27を介し挿入機10の後端側に回り込み、両端側が内部で連通する挿入機10が、挿入機10の前端側及び後端側において同じ流体圧の状況下でT字管40、開閉弁9、及び導水路としてのニップル12及びブッシング13内部を移動できるようになるため、排出口6からの流出流体に対する抗力を要することなく、挿入機10を小さい力で挿通して止水コマ7を排出口6に容易に封着できる。
止水コマ7を十分に螺挿し排出口6を封着した後に、確認用開閉弁44を開状態にする。そして、排出口6から漏水せずに止水されている状況を見ることで、止水コマ7が水密に排出口6に封着されたことを確認できる。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明すると、図12は、本発明の実施例3における止水コマを排出口に封着する状況を示した一部断面図である。なお、上記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。
図12に示されるように、実施例3における導水路として、ニップル12、ブッシング13、T字管63、及びT字管64が、排出口6に同軸上に順次接続されている。そして、T字管63に略直交して上方に向けてニップル65を介し開閉弁66が接続され、更に開閉弁66に排出路としての排出ホース67が接続されている。すなわち排出口6と異なる軸上に、開閉弁66及び排出ホース67が設けられている。上述したバルブ41,43及び確認用開閉弁44は存在せず、代わりにT字管64に接続された直管61及び曲管62により流路が形成された更に簡便な構造となっている。
開閉弁66を開状態にして排出ホース67を介して切り粉を排出した後、排出ホース67を取外すことなく残置したまま、開閉弁66を閉状態にし、先端に止水コマ7を取付けた挿入機10を排出口6に向けて挿通し、T字管64,63、ブッシング13及びニップル12を通過させる。このようにすることで、筒状体17を有する挿入機10が、開閉弁66を介して移動することがないため、開閉弁66の開状態若しくは閉状態にかかわらず挿入機10を移動することができる。
止水コマ7を十分に螺挿し排出口6を封着した後に、確認用として開閉弁66を開状態にする。そして、排出口6から漏水せずに止水されている状況を見ることで、止水コマ7が水密に排出口6に封着されたことを確認できる。このように、切り粉の排出に用いる開閉弁66を、止水コマ7の封着確認用の開閉弁として利用することで、開閉弁の設置数や設置手間を抑えることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、既設流体管の切断若しくは穿孔は、切り粉の発生を伴うものであれば上記実施例のように既設流体管の一部を穿孔する方法でもよいし、既設流体管の全断面を切断するものでもよい。
また、上記実施例では、既設水道管1を筐体2にて密封して、筐体2内の既設水道管1穿孔した後にスルース弁3が設けられているが、筐体2内にて既設水道管1の切断若しくは穿孔を伴うものであれば、筐体2内にスルース弁3等の弁体を設置しなくとも構わない。
さらに、筐体2内に弁体が設置される場合は、必ずしもスルース弁3に限られるものではなく、例えばバタフライ弁や仕切体等でも構わない。
また、上記実施例では、既設水道管1の管内流体は上水であるが、管内流体は下水でもよいし、ガスでもよい。
また、上記実施例では、排出口6あるいは導水路は略水平方向に形成され、止水コマ7は挿入機10にて略水平方向に挿入されていたが、排出口6あるいは導水路の形成位置は必ずしも水平方向に限定されるものではなく、例えば垂直方向や斜方向に形成されていてもよい。止水コマ7が、雌ネジ部35にネジ係合された棒状支持体11を介して、挿入機10と係合されているために、止水コマ7は挿入機10の先端部18から脱落せずに、導水路内を排出口6に向かって挿入可能となる。
本発明の実施例1における筐体の全体像を示す断面図である。 切り粉が排出される状況を示した断面図である。 筐体の排出口に挿入機を接続した状況を示した一部断面図である。 (a)は、一方のバルブを開状態にした状況を示した一部断面図であり、(b)は、他方のバルブを開状態にした状況を示した一部断面図である。 止水コマを排出口に封着する状況を示した一部断面図である。 止水コマを排出口に封着した状況を示した一部断面図である。 (a)は、挿入機のハンドルを撤去する状況を示した一部断面図であり、(b)は、止水コマから棒状支持体を取外す状況を示した一部断面図である。 (a)は、止水コマの斜視図であり、(b)は、筒状体の先端部の斜視図である。 (a)は、排出口に止水コマを取付けた断面図であり、(b)は、排出口にプラグを取付けた断面図である。 本発明の変形例における排出口にプラグを取付けた断面図である。 本発明の実施例2における止水コマを排出口に封着する状況を示した一部断面図である。 本発明の実施例3における止水コマを排出口に封着する状況を示した一部断面図である。
符号の説明
1 既設水道管(既設流体管)
2 筐体
6 排出口
7 止水コマ(止水体)
8 プラグ
9 開閉弁
10 挿入機(止水体封着手段)
12 ニップル(導水路)
13 ブッシング(導水路)
15 排出管(排出路)
17 筒状体
27 ホース(バイパス路)
41、43 バルブ(バイパス路)
42 T字管(バイパス路)
44 確認用開閉弁
51、53 直管(バイパス路)
61 直管(バイパス路)
63 曲管(バイパス路)
66 開閉弁
67 排出ホース(排出路)
81 プラグ

Claims (5)

  1. 既設流体管の外周面を筐体で水密に密封し、該筐体内の既設流体管を切断若しくは穿孔時に発生する切り粉を、前記筐体に設けられた排出口に接続された導水路と、該導水路に開閉弁を介して接続された排出路とを通じ流体とともに筐体外に排出して、前記排出口を止水する止水体を、前記導水路の少なくとも一部を移動可能に設けられた止水体封着手段により前記排出口に水密に封着する止水体の封着装置であって、
    前記止水体封着手段の両端側が連通開口しており、前記導水路は、前記止水体封着手段の前端側を介して該止水体封着手段の後端側に連通しているとともに、バイパス路を介して前記止水体封着手段の後端側に連通していることを特徴とする止水体の封着装置。
  2. 前記バイパス路は、可撓性を有するホースを備えていることを特徴とする請求項1に記載の止水体の封着装置。
  3. 前記導水路の少なくとも一部は、前記排出口と略同軸上に形成されており、前記止水体封着手段は、前端に前記止水体が取付けられた前記同軸上の導水路を移動可能な筒状体を有することを特徴とする請求項1または2に記載の止水体の封着装置。
  4. 前記開閉弁は、前記排出口と異なる軸上に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の止水体の封着装置。
  5. 前記バイパス路に、前記止水体を前記排出口に封着した状態を確認するための確認用開閉弁が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の止水体の封着装置。
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