JP3953269B2 - プラグ装着治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道管等の流体輸送管の特定箇所に、管内流体の流れを維持したまま分岐管を接続するための分岐口を貫通形成する穿孔方法で、詳しくは、流体輸送管に、分岐管部を備えた分岐ケースを、流体輸送管の外周面との間を密封した状態で装着し、この分岐ケースの分岐管部に、流路を閉止する仕切弁体及び該仕切弁体を開閉操作する開閉操作機構を備えた仕切弁と、流体輸送管の管壁に分岐口を貫通形成するための回転切削具を備えた穿孔装置とを装着したのち、仕切弁体が開き操作された仕切弁内の流路及び分岐管部内の流路を通して、穿孔装置の回転切削具により流体輸送管の管壁に分岐口を貫通形成する流体輸送管穿孔方法、及び、その穿孔方法に用いられる仕切弁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の流体輸送管穿孔方法では、流体輸送管に外套状態で装着された分岐ケースの分岐管部内の流路、及び、仕切弁体が開き操作された仕切弁内の流路を、穿孔装置の回転切削具を送込むための移動通路に兼用構成してあるから、例えば、実公平7−5354号公報等に示すように、流体輸送管に装着される分岐ケースに、分岐管を水平方向から接続可能な分岐管部と、穿孔装置の回転切削具を鉛直方向から送込むため穿孔作業用管部とを形成してある場合に比して、流体輸送管の分岐構造のコンパクト化と簡素化とを図ることができる利点がある。
【0003】
そして、従来では、流体輸送管に装着される分岐ケースの底壁部で、かつ、流体輸送管の穿孔箇所に近接した部位に、流体輸送管に対する穿孔作業に伴って発生した切屑を外部に排出可能な口径の排出口部を形成し、穿孔装置の回転切削具による穿孔作業時に、分岐ケースの排出口部を通して、穿孔作業に伴って発生した切屑を流体と共に外部に排出するように構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、流体輸送管の穿孔作業に伴って発生した切屑は、管壁に穴が開くまでは自重で落下するが、管壁の一部に穴が開くと、それから流出する流体によって、切屑の一部が分岐管部内の流路を通して仕切弁内の流路にまで押し流され易く、また、流体輸送管の穿孔工程が終了して、穿孔装置の回転切削具を仕切弁体よりも下流側の初期位置にまで戻し移動するとき、この回転切削具の戻し移動に連れて切屑の一部が仕切弁内の流路にまで運び込まれるため、分岐ケースの底壁部に形成した排出口部を通して排出しても、仕切弁内の流路にまで侵入した切屑を排出することは難しく、その結果、仕切弁内の流路に侵入した切屑が弁ケースの弁座相当箇所に堆積すると、仕切弁体が完全に閉まり切れず、流体の漏洩が発生する可能性がある。
【0005】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、第1の主たる課題は、分岐ケースの分岐管部及び仕切弁の各流路を、穿孔装置の回転切削具を送込むための移動通路に兼用して、流体輸送管の分岐構造のコンパクト化、簡素化を図りながらも、弁ケース内の弁座形成相当箇所での切屑の堆積に起因する仕切弁体のシール性能の低下を抑制することができる流体輸送管穿孔方法を提供する点にあり、第2の主たる課題は、穿孔作業能率の向上を図りながら、穿孔作業に伴って発生した切屑を効率良く排出することのできる仕切弁を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の特徴構成は、流体輸送管に対する穿孔作業に伴って発生した切屑を流体と共に外部に排出する管壁部の排出口部に対して、これに接続された開閉弁内の流路を通してプラグを螺合装着するプラグ装着治具であって、
前記開閉弁に脱着自在に螺合装着可能で、かつ、前記プラグの収納空間を備えた接続ケースと、この接続ケース内のプラグを開閉弁内の流路を通して排出口部に螺合操作する回転操作具と、前記排出口部から流出してくる流体を排出する排出路と、この排出路を開閉する開閉弁とが備えられているとともに、前記回転操作具が接続ケースに対して外部から回転並びに押し引き操作自在に取付けられている点にある。
【0023】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1〜図9は、水道管やガス管等の流体輸送管1の特定箇所(分岐管接続相当箇所)に、流体輸送管1内に流体を流動させたままの不断流状態で分岐口1Aを貫通形成して、その分岐口1Aに他の流体輸送管である分岐管2の端部を水平又は略水平方向から連通接続する場合に用いられる管穿孔方法を含む流体輸送経路変更工法、及び、それに用いられる流体輸送経路変更装置を示す。
【0024】
この流体輸送経路変更装置は、流体輸送管1の管軸芯Xに対して交差(当該実施形態では直交)する水平又は略水平方向に沿って外方に突出する分岐管部3を一体形成してある鋳鉄製の分岐ケースAを、流体輸送管1の外周面との間を密封(液密又は気密状態に密封)した状態で外嵌装着(外套装着)するとともに、前記分岐ケースAの分岐管部3に密封状態で固定連結された作業用仕切弁Bに対して、該作業用仕切弁B内の流路11a及び分岐管部3内の流路3aを通して流体輸送管1の管壁に分岐口1Aを切削形成する穿孔装置Cのケーシング7と、穿孔装置Cの撤去後に連通接続される分岐管2とを密封状態で選択的に固定連結自在に構成してある。
【0025】
前記分岐ケースAは、図1〜図4に示すように、流体輸送管1に対して管径方向の両側方から外嵌装着自在な管周方向で複数に分割(当該実施形態では二分割)された半円筒状の分割ケース体4から構成されていて、各分割ケース体4の管周方向両端部には、流体輸送管1に外嵌された両分割ケース体4を締結手段の一例である複数本のボルト5で脱着自在に固定連結するための連結フランジ部4Aが一体形成されているとともに、各分割ケース体4の内周面の管軸芯X方向両端部に形成されたシール保持溝4Bには、流体輸送管1の外周面との間を密封する合成ゴム製(例えば、スチレンブタジエンゴム等)の環状シール材6が装着されている。
【0026】
更に、一方の分割ケース体4の管軸芯X方向中央部で、かつ、管周方向の中央部には、前記分岐管部3が一体的に突出形成されているとともに、この分岐管部3の先端に一体形成された連結フランジ部3Aには、作業用仕切弁Bの弁ケース11の一端に一体形成された連結フランジ部11Aが、締結手段の一例である複数本のボルト5を介して脱着自在に固定連結されている。
【0027】
前記穿孔装置Aとしては、従来から種々の構造のものが存在するが、その一例を挙げると、図1〜図3に示すように、電動モータやエンジン等の原動部の駆動により、ケーシング7に支承された回転並びに穿孔軸線方向に摺動自在な駆動回転軸8に対して駆動回転力と送り力とを付与し、この駆動回転軸8の先端部の連結フランジ部8Aに他種のものと付替え自在に連結された回転切削具の一例であるホールソー9を、作業用仕切弁B内の流路11aと分岐ケースAの分岐管部3内の流路3aとを通して水平又は略水平方向から送り込むことにより、流体輸送管1の管壁に管軸芯Xに対して直交する方向に貫通する分岐口1Aを切削形成する。
【0028】
前記ホールソー9は、切削チップを先端部に備えた円筒状ボディー9Aの底壁部の中心位置に、切削チップよりも前方に突出するセンタードリル9Bを設けて構成されているとともに、前記ケーシング7の先端部には、弁ケース11の他端に一体形成された連結フランジ部11Fに対して、締結手段の一例である複数本のボルト5・ナット10を介して脱着自在に固定連結される連結フランジ部7Aが一体形成されている。
【0029】
前記作業用仕切弁Bは、図1〜図6に示すように、弁ケース11の上側筒部11Bに一体形成された上側連結フランジ部11Cに、弁ケース11内の流路11aを閉止可能な仕切弁体12の格納空間Sを上側筒部11Bとで形成する弁カバー13の連結フランジ部13Aを、締結手段の一例である複数本のボルト5を介して固定連結するとともに、前記弁ケース11内の流路軸線方向に対して直交する上下方向(径方向)、つまり、分岐管2の管軸芯X1方向に対して直交する上下方向に開閉移動操作する開閉操作機構14を設け、更に、前記弁ケース11内の流路軸線方向中間部には、流路閉止位置(流路閉止姿勢)に下降操作された仕切弁体12に対して分岐管軸芯X1方向から接当する弁座11Dを、分岐管軸芯X1に対して直交する平面に沿って形成して構成されている。
【0030】
前記開閉操作機構14は、図5、図6に示すように、弁カバー13に対して縦軸芯周りで回転のみ自在に取付けられた操作ネジ軸14Aに、仕切弁体12に形成されたネジ筒体12Aを螺合するとともに、前記仕切弁体12には、流路閉止位置への移動時に弁ケース11の内面に設けられたカム部14Bと接当して、弁ケース11の弁座11Dに対して仕切弁体12を分岐管軸芯X1方向から密封状態にまで圧接させる従動突起部14Cを設けて構成されている。
【0031】
そして、前記弁ケース11の流路11aを形成する管壁部11Eのうち、弁座11D形成箇所又はそれよりも上流側近傍の底部相当箇所には、流路閉止位置にある仕切弁体12の外周面との間にそれよりも上流側の流路11a部分に連通する溜り部15が形成され、この溜り部15には、流体輸送管1に対する穿孔作業に伴って発生した切屑を流体と共に外部に排出可能な排出口部16が、管壁部11Eの接線方向に沿って連通形成されている。
【0032】
前記排出口部16の外面側には、図7〜図9に示すように、他の作業用開閉弁17と主閉止用プラグ18とを択一的に脱着自在に螺合装着するための第1ネジ部16aと、開閉弁17内の流路17aを通して挿入される仮止水用としての副閉止用プラグ19を脱着自在に螺合装着するための第2ネジ部16bとが形成されているとともに、前記作業用開閉弁17には、切屑を流体と共に排出する切屑排出ホース20の接続金具21と、副閉止用プラグ19を装着するためのプラグ装着治具Dの接続ケース22とを択一的に脱着自在に螺合装着するためのネジ部17bが形成されている。
【0033】
前記プラグ装着治具Dは、図8に示すように、副閉止用プラグ19を収納可能な接続ケース22と、接続ケース22内に収納された副閉止用プラグ19を螺合操作するための回転操作具の一例であるボックスレンチ23と、接続ケース22に接続される開閉弁24を備えた排出ホース25とから構成されているとともに、前記ボックスレンチ23が、接続ケース22に対して外部から回転並びに押引操作自在に取付けられている。
【0034】
次に、上述の如く構成された流体輸送経路変更装置を用いての管穿孔方法を含む流体輸送経路変更工法について説明する。
(イ)図1、図2に示すように、流体輸送管1の分岐管接続相当箇所に、分岐管部3を一体形成してある分岐ケースAを、流体輸送管Pの外周面との間を密封した状態で外嵌装着するとともに、前記分岐ケースAの分岐管部3の連結フランジ部3Aに、作業用仕切弁Bの一方の連結フランジ部11Aを密封状態で固定連結し、更に、作業用仕切弁Bの他方の連結フランジ部11Fに、作業用仕切弁B内の流路11a及び分岐管部3内の流路3aを通して流体輸送管1の管壁に分岐口1Aを切削形成する穿孔装置Cの連結フランジ部7Aを密封状態で固定連結する。
【0035】
また、図5、図7に示すように、前記作業用仕切弁Bの弁ケース11の排出口部16に、作業用開閉弁17を螺合装着するとともに、この作業用開閉弁17に切屑排出ホース20の接続金具21を螺合接続する。
【0036】
(ロ)図3に示すように、前記作業用仕切弁Bの開閉操作機構14を操作して、流路閉止位置にある仕切弁体12を流路開放位置に開き作動させるとともに、穿孔作業に伴って発生した切屑を流体と共に外部の所定箇所に排出することができるように、作業用開閉弁17の操作レバー17Aを開き操作する。しかる後、穿孔装置Aの原動部を駆動して、駆動回転軸8に駆動回転力と送り力とを付与し、この駆動回転軸8の連結フランジ部8Aに連結された回転切削具の一例であるホールソー9を、作業用仕切弁B内の流路11a及び分岐管部3内の流路3aを通して水平又は略水平方向から送り込むことにより、流体輸送管1の管壁に管径方向から分岐口1Aを切削形成する。
【0037】
この穿孔作業時には、図7に示すように、管壁に切削形成された開口から流出して、分岐管部3内の流路3aを通して作業用仕切弁B内の流路11aにまで流入してきた流体、及び、この流体によって押し流される切屑を、弁ケース11の管壁部11Eのうち、弁座11D形成箇所又はそれよりも上流側近傍の底部相当箇所に形成した溜り部15、該溜り部15に接線方向から連通する排出口部16、該排出口部16に螺合接続された作業用開閉弁17、該作業用開閉弁17に螺合接続された切屑排出ホース20を通して外部の所定箇所に一緒に排出することができるから、切屑が弁ケース11内の弁座11D形成相当箇所に堆積することを抑制することができる。
【0038】
(ハ)流体輸送管1に対する穿孔工程が終了すると、穿孔装置Aの原動部を逆転駆動するか、若しくは、手動ハンドルを操作して、ホールソー9を初期の待機位置にまで戻し移動させたのち、作業用仕切弁Bの開閉操作機構14を操作して、流路開放位置にある仕切弁体12を流路閉止位置に閉じ作動させる。
【0039】
また、穿孔装置Cのホールソー9を仕切弁体12よりも下流側の待機位置にまで戻し移動させるとき、このホールソー9の戻し移動に連れて切屑の一部が弁ケース11内の流路11aにまで運び込まれても、この切屑を、弁座11D形成箇所よりも上流側近傍の底部相当箇所に形成した溜り部15内に沈殿させることができるとともに、作業用開閉弁17の操作レバー17Aが開き操作されている状態では、溜り部15内に収集した切屑を、排出口部16を通して流体と共に外部に排出することができるから、切屑が弁ケース11内の弁座11D形成相当箇所に堆積することに起因する仕切弁体12のシール性能の低下(閉じ不良による漏洩)を防止することができる。
【0040】
(ニ)図7、図8に示すように、穿孔作業に伴って発生した切屑の排出工程が終了すると、作業用開閉弁17の操作レバー17Aを閉じ操作し、この作業用開閉弁17から切屑排出ホース20の接続金具21を取外し、その後に、副閉止用プラグ19を収納してあるプラグ装着治具Dの接続ケース22を螺合装着する。
【0041】
次に、作業用開閉弁17の操作レバー17Aを開き操作し、プラグ装着治具Dのボックスレンチ23を押込み操作するとともに、副閉止用プラグ19が排出口部16の第2ネジ部16bの端部に接当した時点でボックスレンチ23を締込み側に回転操作し、副閉止用プラグ19を排出口部16の第2ネジ部16bに螺合装着する。
【0042】
この副閉止用プラグ19の装着工程が終了すると、図9に示すように、排出口部16の第1ネジ部16aから作業用開閉弁17を取外し、その後に主閉止用プラグ18を螺合装着する。
【0043】
(ホ)図3、図4に示すように、前記穿孔装置Cによる穿孔作業終了後に、作業用仕切弁Bの他方の連結フランジ部11Fから穿孔装置Cの連結フランジ部7Aを取外したのち、作業用仕切弁Bの他方の連結フランジ部11Fに、分岐管2の連結フランジ部2Aを、締結手段の一例であるボルト5・ナット10を介して着脱自在に気密状態で固定連結する。
【0044】
〔第2実施形態〕
図10は作業用仕切弁Bの改造を示し、前記仕切弁体12に、該仕切弁体12が流路閉止位置(流路閉止姿勢)に操作されたとき、前記排出口部16を閉止する合成ゴム製の仮止め栓部12Bを形成したものである。
それ故に、穿孔作業に伴って発生した切屑の排出工程が終了したとき、仕切弁体12を流路閉止位置に操作するだけで、この仕切弁体12に形成された仮止め栓部12Bで排出口部16を仮止め密封することができるから、排出口部16を仮止め密封するための副閉止用プラグ19等のプラグ構造やそれに纏わる操作が不要で、排水口部構造の簡素化を図りながら、排出口部の封栓作業を能率良く容易に行なうことができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0045】
〔第3実施形態〕
図11〜図13は作業用仕切弁Bの改造を示し、前記排出口部16に、弁ケース11内の流路11aに対して接線方向から連通する状態で外部に開口する第1排出流路16Aと、該第1排出流路16Aの途中部分に直交方向(交差方向の一例)から連通する状態で下方(上下方向の少なくとも一方)に向かって外部に開口する第2排出流路16Bとが形成されているとともに、前記第1排出流路16Aの内周壁に形成した第3ネジ部16cには、第2排出流路16Bの連通口よりも下流側部位を閉止して、弁ケース11内の流体及び切屑を第1排出流路16A及び第2排出流路16Bを通して外部に排出案内する状態と、第2排出流路16Bの連通口よりも上流側部位を閉止する仮密封状態とに取付け位置変更操作自在な金属製の仮密封処理(仮止水処理)用のプラグ26が脱着自在に螺合されている。
【0046】
また、前記第1排出流路16Aの第3ネジ部16cのうち、仮密封位置にあるプラグ26よりも下流側部位には、第1排出流路16Aを本密封処理(本止水処理)するプラグ27が螺合装着可能に構成されているともに、前記第2排出流路16Bの内周壁に形成された第4ネジ部16dには、切屑を流体と共に排出する切屑排出ホース20の接続金具21と、第2排出流路16Bを本密封処理(本止水処理)するプラグ28とが択一的に脱着自在に螺合装着されている。
【0047】
更に、前記仮密封処理用のプラグ26には、該プラグ26を仮密封位置にまで螺合操作したとき、第1排出流路16Aの内周壁に形成した円環状の弁座16eに圧接される円環状の弾性シール材29が装着されている。
【0048】
そして、穿孔作業時には、図11の仮想線で示すように、第1排出流路16Aに螺合装着される仮密封処理用のプラグ26を、第2排出流路16Bの連通口よりも下流側部位を閉止する排出案内位置に配置するとともに、第2排出流路16Bに切屑排出ホース20の接続金具21を螺合接続し、穿孔作業に伴って発生した切屑を流体と共に第1排出流路16A、第2排出流路16B及び切屑排出ホース20を通して外部に排出する。
【0049】
また、穿孔作業が終了すると、第1排出流路16Aのうち、第2排出流路16Bの連通口よりも下流側部位に配置されていた仮密封処理用のプラグ26をそのまま奥側に螺合操作して、第2排出流路16Bの連通口よりも上流側の仮密封位置に移動することにより、該プラグ26をもって第1排出流16Aを仮密封処理し、その後、第2排出流路16Bから切屑排出ホース20の接続金具21を取外したのち、第1排出流路16Aの開口部及び第2排出流路16Bの開口部に対してプラグ27,28を螺合装着することにより本密封処理を行なう。
【0050】
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0051】
〔第4実施形態〕
図14は、上述した第3実施形態の作業用仕切弁Bの改造を示し、前記第1排出流路16Aの内周壁に形成した円環状の弁座16eを、弁ケース11内の流路11a側ほど小径となるテーパー面に形成するとともに、合成樹脂製の仮密封処理用プラグ26には、プラグ26を仮密封位置にまで螺合操作したとき、第1排出流路16Aのテーパー状弁座16eに密封状態で圧接されるテーパー面26aが形成されている。
【0052】
尚、その他の構成は、第1実施形態及び第3実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態及び第3実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0053】
〔第5実施形態〕
図15、図16は、上述した第3実施形態の作業用仕切弁Bの改造を示し、前記排出口部16に、弁ケース11内の流路11aに対して接線方向から連通する状態で外部に開口する第1排出流路16Aと、該第1排出流路16Aの途中部分に直交方向(交差方向の一例)から連通する状態で水平方向の少なくとも一方 (当該実施形態では水平方向の一方にのみ)に向かって外部に開口する第2排出流路16Bとが形成されているとともに、前記第1排出流路16Aの内周壁に形成された第3ネジ部16cには、第2排出流路16Bの連通口よりも下流側部位を閉止して、弁ケース11内の流体及び切屑を第1排出流路16A及び第2排出流路16Bを通して外部に排出案内する状態と、第2排出流路16Bの連通口よりも上流側部位を閉止する仮密封状態とに取付け位置変更操作自在な金属製の仮密封処理(仮止水処理)用のプラグ26が脱着自在に螺合されている。
【0054】
そして、前記第2排出流路16Bが、第1排出流路16Aの流路軸線に対して水平又はそれに近い横向きの交差姿勢に構成されている場合では、例えば、前記第2排出流路16Bが、第1排出流路16Aの流路軸線に対して下方に向く交差姿勢に構成されている場合に比して、前記第2排出流路16Bに接続される配管系統のための掘削容積が少なくなり、工期の短縮化、工費の低廉化を図ることができる。
【0055】
また、前記第2排出流路16Bは、それの流路軸線が第1排出流路16Aの流路軸線よりも下方に偏位した状態で該第1排出流路16Aに連通形態されていて、第2排出流路16Bの一部(上流側部分)が第1排出流路16Aに臨む溜り部に兼用構成されているため、第1排出流路16Aの弁座16e形成箇所に流入した切屑が第2排出流路16Bに沈下し易くなり、穿孔作業の終了時において、第1排出流路16Aのうち、第2排出流路16Bの連通口よりも下流側部位に配置されていた仮密封処理用のプラグ26をそのまま奥側に螺合操作して、第2排出流路16Bの連通口よりも上流側の仮密封位置に移動させる際、前記弁座16eとプラグ26との間に切屑が挟まることに起因する密封不良の発生を抑制することができる。
【0056】
尚、その他の構成は、第1実施形態及び第3実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態及び第3実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0057】
〔その他の実施形態〕
(1)上述の各実施形態では、流体輸送管1の分岐管接続相当箇所の水平管部分に、分岐管部3が水平又は略水平となる姿勢で分岐ケースAを外嵌装着したが、流体輸送管1に外嵌装着された分岐ケースAの分岐管部3の取付け姿勢としては、水平姿勢を含む横向き姿勢であればよい。つまり、作業用仕切弁B内の流路11aの底部側に切屑が沈下するような横向き姿勢であればよい。
【0058】
(2)上述の各実施形態では、作業用仕切弁Bの弁ケース11の弁座形成箇所又はそれよりも上流側近傍の底部相当箇所に、流路閉止位置にある仕切弁体12よりも上流側の流路11a部分に連通する溜り部15と、この溜り部15内の切屑を流体と共に外部に排出可能な排出口部16とを形成したが、この溜り部15と排出口部16とを、弁ケース11の弁座形成相当箇所又はそれよりも下流側に偏位した部位の少なくとも底部相当箇所に形成して実施してもよく、更に、前記排出口部16のみを、弁ケース11の少なくとも底部相当箇所に形成して実施してもよい。
【0059】
(3)前記作業用仕切弁Bとしては、従来から種々のものが開発されており、流路11aを閉止する仕切弁体12及び該仕切弁体12を開閉操作する開閉操作機構14を備えたものであれば、如何なる構造のものを用いて実施してもよい。
【0060】
(4)前記穿孔装置Cとしては、従来から種々のものが開発されており、作業用仕切弁B内の流路11a及び分岐管部3内の流路3aを通して流体輸送管1の管壁に分岐口1Aを切削形成することのできるものであれば、如何なる構造のものを用いて実施してもよい。
【0061】
(5) 上述の各実施形態では、分岐ケースAを管周方向で二分割したが、三つ以上に分割して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体輸送経路変更工法及び流体輸送経路変更装置の第1実施形態を示す穿孔作業前の全体の一部断面側面図
【図2】穿孔作業前の全体の一部断面平面図
【図3】穿孔作業時の全体の一部断面側面図
【図4】分岐管接続時の全体の一部断面側面図
【図5】図1のV−V線断面図
【図6】仕切弁体の斜視図
【図7】切屑排出時における作業用仕切弁の要部の拡大断面正面図
【図8】副閉止用プラグの装着時における作業用仕切弁の要部の拡大断面正面図
【図9】主閉止用プラグの装着時における作業用仕切弁の要部の拡大断面正面図
【図10】本発明の第2実施形態を示す作業用仕切弁の要部の拡大断面正面図
【図11】本発明の第3実施形態を示す作業用仕切弁の要部の拡大断面正面図
【図12】仮密封状態を示す作業用仕切弁の要部の拡大断面正面図
【図13】本密封状態を示す作業用仕切弁の要部の拡大断面正面図
【図14】本発明の第4実施形態を示す作業用仕切弁の要部の拡大断面正面図
【図15】本発明の第5実施形態を示す作業用仕切弁の要部の拡大側面図
【図16】図15のXVI−XVI線断面図
【符号の説明】
A 分岐ケース
B 仕切弁(作業用仕切弁)
C 穿孔装置
1 流体輸送管
1A 分岐口
3 分岐管部
9 回転切削具(ホールソー)
11 弁ケース
11a 流路
11D 弁座
12 仕切弁体
12B 仮止め栓部
14 開閉操作機構
15 溜り部
16 排出口部
16A 第1排出流路
16B 第2排出流路
16a 第1ネジ部
16b 第2ネジ部
17 開閉弁
17a 流路
19 閉止用プラグ(副閉止用プラグ)
26 プラグ(仮密封処理用前記仮密封処理用のプラグプラグ)

Claims (1)

  1. 流体輸送管に対する穿孔作業に伴って発生した切屑を流体と共に外部に排出する管壁部の排出口部に対して、これに接続された開閉弁内の流路を通してプラグを螺合装着するプラグ装着治具であって、
    前記開閉弁に脱着自在に螺合装着可能で、かつ、前記プラグの収納空間を備えた接続ケースと、この接続ケース内のプラグを開閉弁内の流路を通して排出口部に螺合操作する回転操作具と、前記排出口部から流出してくる流体を排出する排出路と、この排出路を開閉する開閉弁とが備えられているとともに、前記回転操作具が接続ケースに対して外部から回転並びに押し引き操作自在に取付けられているプラグ装着治具。
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