JP5018336B2 - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば液晶装置等の電気光学装置、及び該電気光学装置を備えた、例えば液晶プロジェクタ等の電子機器の技術分野に関する。
この種の電気光学装置では、画素毎に、開口領域には画素電極が配置され、非開口領域には、画素電極をスイッチング制御するトランジスタや、画素電極の電位を一時的に保持する蓄積容量が形成される。特許文献1及び2では、基板上の積層構造において、蓄積容量はトランジスタとは別層に配置される。
これに対して、電気光学装置の製造プロセスをより簡略化させるために、特許文献3から7では、トランジスタの半導体層と同一膜により蓄積容量の電極を構成する、所謂「プレーナ構造」について開示されている。より具体的には、特許文献4、6及び7では、蓄積容量は、半導体層と同一膜により形成される下部容量電極と、トランジスタのゲート電極と同一膜により形成される上部容量電極との間に、トランジスタのゲート絶縁膜と同一膜よりなる誘電体膜を挟持することにより構成される。また、特許文献3又は5においては、蓄積容量について、半導体層より下層側に設けられた遮光膜と同一膜により下部容量電極が形成され、半導体層と同一膜により上部容量電極が形成される。
特開2005−45017号公報 特許3141860号 特開平10−10548号公報 特開2002−297060号公報 特開2002−149087号公報 特許3106566号 特許3307144号
ここで、基板上で平面的に見て、高開口率を目的として、非開口領域の配置面積をより小さくする場合、特許文献4、6及び7によれば、上部容量電極とゲート電極とが近接配置され、両電極間がショートする事態が生じ得る。また、この場合、上部容量電極により、半導体層より上層側から進行してくる光を遮光することは困難である。
特許文献3については、半導体層と同一膜よりなる容量電極、及び半導体層より更に上層側にこれと対向する容量電極が設けられ、2層構造の蓄積容量が形成される。この場合、リーク電流の発生を防止するため、遮光膜と同一膜よりなる容量電極を接地電位に固定しなければならない。よって、この容量電極と、半導体層と同一膜によりなる上層側の容量電極との間の電位差を低くすることができず、誘電体膜の膜厚を薄くすることが困難となる。その結果、蓄積容量の容量値を大きくすることができないという不具合が生じる。
また、特許文献3又は5の構成によれば、上部又は下部容量電極により、半導体層より上層側又は下層側から進行してくる光を遮光することは困難である。よって、半導体層に対して進行してくる光により光リーク電流が生じ、表示品位が劣化するおそれがある。
本発明は上記問題点等に鑑みてなされたものであり、プレーナ構造を有する蓄積容量を有し、例えばトランジスタにおける光リーク電流を低減すると共に容易に開口率を向上させることが可能な電気光学装置、及びこのような電気光学装置を具備してなる電子機器を提供することを課題とする。
本発明の第1の電気光学装置は上記課題を解決するために、基板上に、互いに交差するデータ線及び走査線と、前記データ線及び前記走査線の交差に対応して設けられた画素電極と、(i)チャネル領域と、前記データ線に電気的に接続されたデータ線側ソースドレイン領域と、前記画素電極に電気的に接続された画素電極側ソースドレイン領域と、前記チャネル領域及び前記データ線側ソースドレイン領域間に形成された第1の接合領域と、前記チャネル領域及び前記画素電極側ソースドレイン領域間に形成された第2の接合領域とを有する半導体膜と、(ii)前記チャネル領域に重なるゲート電極とを含むトランジスタと、前記半導体膜と同一膜から形成された第1容量電極と、前記ゲート電極よりも上層側に配置されると共に前記第1容量電極に第1誘電体膜を介して対向する第2容量電極とを有する第1蓄積容量とを備え、前記第2容量電極は、前記第1容量電極に対向する第1本体部分と、前記第2の接合領域を少なくとも部分的に覆うように前記第1本体部分から延設され、前記トランジスタと層間絶縁される延設部分とを有し、前記第2容量電極より上層側に、前記第1本体部分と第2誘電体膜を介して対向する第3容量電極を備え、前記第3容量電極より下層側であって前記第2容量電極より上層側に設けられた第2層間絶縁膜を備え、前記第2層間絶縁膜は、前記第2及び第3容量電極が対向する領域に配置された部分における膜厚が、該部分を除いた他の部分と比較して相対的に小さくなるように形成される
本発明の第2の電気光学装置は上記課題を解決するために、基板上に、互いに交差するデータ線及び走査線と、前記データ線及び前記走査線の交差に対応して設けられた画素電極と、(i)チャネル領域と、前記データ線に電気的に接続されたデータ線側ソースドレイン領域と、前記画素電極に電気的に接続された画素電極側ソースドレイン領域と、前記チャネル領域及び前記データ線側ソースドレイン領域間に形成された第1の接合領域と、前記チャネル領域及び前記画素電極側ソースドレイン領域間に形成された第2の接合領域とを有する半導体膜と、(ii)前記チャネル領域に重なるゲート電極とを含むトランジスタと、前記半導体膜と同一膜から形成された第1容量電極と、前記ゲート電極よりも上層側に配置されると共に前記第1容量電極に第1誘電体膜を介して対向する第2容量電極とを有する第1蓄積容量とを備え、前記第2容量電極は、前記第1容量電極に対向する第1本体部分と、前記第2の接合領域を少なくとも部分的に覆うように前記第1本体部分から延設され、前記トランジスタと層間絶縁される延設部分とを有し、前記第2容量電極より上層側に、前記第1本体部分と第2誘電体膜を介して対向する第3容量電極を備え、前記第3容量電極より下層側であって前記第2容量電極より上層側に設けられた第2層間絶縁膜を備え、前記第2層間絶縁膜は、前記第2及び第3容量電極が対向する領域に、前記第2容量電極の表面を露出させるように開口された第2開口部を有する。
本発明の第3の電気光学装置は上記課題を解決するために、基板上に、互いに交差するデータ線及び走査線と、前記データ線及び前記走査線の交差に対応して設けられた画素電極と、(i)チャネル領域と、前記データ線に電気的に接続されたデータ線側ソースドレイン領域と、前記画素電極に電気的に接続された画素電極側ソースドレイン領域と、前記チャネル領域及び前記データ線側ソースドレイン領域間に形成された第1の接合領域と、前記チャネル領域及び前記画素電極側ソースドレイン領域間に形成された第2の接合領域とを有する半導体膜と、(ii)前記チャネル領域に重なるゲート電極とを含むトランジスタと、前記半導体膜と同一膜から形成された第1容量電極と、前記ゲート電極よりも上層側に配置されると共に前記第1容量電極に第1誘電体膜を介して対向する第2容量電極とを有する第1蓄積容量とを備え、前記第2容量電極は、前記第1容量電極に対向する第1本体部分と、前記第2の接合領域を少なくとも部分的に覆うように前記第1本体部分から延設され、前記トランジスタと層間絶縁される延設部分とを有し、前記第2容量電極より上層側に、前記第1本体部分と第2誘電体膜を介して対向する第3容量電極を備え、前記第3容量電極は、前記第2容量電極と対向する第3本体部分と、該第3本体部分から延設され、前記画素電極及び前記画素電極側ソースドレイン領域間の電気的な接続を中継する中継部分とを有する。
本発明の第4の電気光学装置は上記課題を解決するために、基板上に、互いに交差するデータ線及び走査線と、前記データ線及び前記走査線の交差に対応して設けられた画素電極と、(i)チャネル領域と、前記データ線に電気的に接続されたデータ線側ソースドレイン領域と、前記画素電極に電気的に接続された画素電極側ソースドレイン領域と、前記チャネル領域及び前記データ線側ソースドレイン領域間に形成された第1の接合領域と、前記チャネル領域及び前記画素電極側ソースドレイン領域間に形成された第2の接合領域とを有する半導体膜と、(ii)前記チャネル領域に重なるゲート電極とを含むトランジスタと、前記半導体膜と同一膜から形成された第1容量電極と、前記ゲート電極よりも上層側に配置されると共に前記第1容量電極に第1誘電体膜を介して対向する第2容量電極とを有する第1蓄積容量とを備え、前記第2容量電極は、前記第1容量電極に対向する第1本体部分と、前記第2の接合領域を少なくとも部分的に覆うように前記第1本体部分から延設され、前記トランジスタと層間絶縁される延設部分とを有し、前記第2容量電極より上層側に、前記第1本体部分と第2誘電体膜を介して対向する第3容量電極を備え、前記第3容量電極は、前記データ線と同層に配置される。
本発明の電気光学装置では、例えば、データ線から画素電極への画像信号の供給が画素毎に制御され、所謂アクティブマトリクス方式による画像表示が可能となる。画像信号は、データ線及び画素電極間に電気的に接続されたスイッチング素子であるトランジスタが、走査線から供給される走査信号に基づいてオンオフされることによって、所定のタイミングでデータ線からトランジスタを介して画素電極に供給される。画素電極は、データ線及び走査線の交差に対応して、基板上において表示領域となるべき領域にマトリクス状に複数設けられる。
ここに、各画素において画素電極は開口領域に配置されると共に、データ線及び走査線、トランジスタ、第1蓄積容量は非開口領域に配置される。「開口領域」は、表示に実際に寄与する光が透過又は反射される領域をいう。
トランジスタは、チャネル領域、データ線側ソースドレイン領域及び画素電極側ソースドレイン領域を有する半導体膜、及びチャネル領域に重なるゲート電極を含む。半導体膜のチャネル領域とデータ線側ソースドレイン領域との間には第1の接合領域が形成され、半導体層のチャネル領域と画素電極側ソースドレイン領域との間には第2の接合領域が形成される。第1及び第2の接合領域は、例えば、トランジスタがLDD構造を有する場合におけるLDD領域(即ち、例えばイオンプランテーション法等の不純物打ち込みによって半導体層に不純物を打ち込んでなる不純物領域)として形成される。この場合、トランジスタの非動作時において、ソース領域及びドレイン領域間に流れるオフ電流を低減し、且つトランジスタの動作時に流れるオン電流の低下を抑制できる。
また、本発明の電気光学装置では、プレーナ構造の第1蓄積容量が各画素に設けられる。より具体的には、第1蓄積容量は、半導体膜と同一膜からなる第1容量電極を下部容量電極とし、ゲート電極よりも上層側に配置される第2容量電極を上部容量電極として構成される。ここにいう「同一膜」とは、製造工程における同一機会に成膜される膜を意味し、同一種類の膜である。好ましくは、第1容量電極は半導体膜の画素電極側ソースドレイン領域の一部からなる。即ち、第1容量電極は、電気光学装置の動作時、画素電位とされる画素電位側容量電極として機能する。
第2容量電極は、第1本体部分において第1容量電極と対向する。即ち、第1本体部分が上部容量電極として機能する部分である。第2容量電極は、例えば定電位源により所定電位とされる容量線と電気的に接続され、固定電位に維持される。これにより、第1本体部分は固定電位側容量電極として機能し得る。第1本体部分及び第1容量電極間には第1誘電体膜が挟持される。
基板上で平面的に見て、第2容量電極において、半導体膜の第2の接合領域と少なくとも部分的に重なるように、第1本体部分から延設部分が延設される。第2容量電極において、少なくとも延設部分は遮光性を有する遮光性の材料により形成されるのが好ましい。
本発明の電気光学装置では、第2容量電極は、ゲート電極よりも上層側に形成されるため、上述した従来のプレーナ構造と比較して、平面的なレイアウト上で、蓄積容量の上部容量電極がゲート電極に近接配置されることにより、双方間がショートする事態は生じ難い。従って、画素の平面的なレイアウトにおいて、第2容量電極における第1本体部分とゲート電極との配置関係に基づく制約をより小さくすることができ、非開口領域の配置面積をより容易に調整することが可能となる。その結果、非開口領域の配置面積をより小さくして、開口領域の配置面積をより大きくすることにより、開口率を向上させることができる。
トランジスタの動作時に、半導体膜に対して進行してくる光に対して、第2の接合領域では、第1の接合領域に比べて光リーク電流が相対的に発生しやすい傾向にある。本発明では、第2容量電極の延設部分が、第2の接合領域に重なるように配置されることで、上層側から第2の接合領域に対して進行する光を遮光することが可能となる。従って、トランジスタに対する非開口領域における遮光性を向上させ、より確実に光リーク電流が生じるのを防止することができる。その結果、トランジスタの誤動作やフリッカ等の表示不良を防止して、電気光学装置における表示品位を向上させることが可能となる。
更には、第1蓄積容量はプレーナ構造を有するので、例えば特許文献1又は2における蓄積容量の構成と比較して、より製造プロセスを簡略化させることが可能となる。
本発明の電気光学装置の一態様では、前記トランジスタより上層側であって前記第2容量電極より下層側に、前記第2容量電極のうち前記延設部分を、前記トランジスタから層間絶縁する第1層間絶縁膜を備え、前記第1層間絶縁膜は、前記第1本体部分が形成される領域に開口された第1開口部を有する。
この態様によれば、第2容量電極における第1本体部分は、第1開口部内に形成される。第1開口部内において、第1誘電体膜の膜厚をより薄く形成することで、第1蓄積容量の容量値をより大きくすることができる。よって、第1蓄積容量に蓄積される電荷量をより大きくすることが可能となる。
この態様では、第1容量電極上に、ゲート絶縁膜と同一膜より第1誘電体膜を形成しておいて、第1開口部を開口させて、第1誘電体膜の表面を露出させるようにしてもよい。これにより、第1容量電極が例えば半導体膜の画素電極側ソースドレイン領域の一部よりなる場合、別途に第1誘電体膜を成膜しなくても、ゲート絶縁膜の一部を第1誘電体膜として機能させることが可能となる。
従って、この態様によれば、電気光学装置の製造プロセスをより簡略化させることができる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記第2容量電極において、前記第1本体部分は複数設けられている。
この態様によれば、第2容量電極は、複数の第1本体部分の各々において、第1容量電極と対向する。よって、第1蓄積容量を複数形成することが可能となり、第1蓄積容量により多くの電荷量を蓄積することができる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記第2容量電極より上層側に、前記第1本体部分と第2誘電体膜を介して対向する第3容量電極を備える。
この態様によれば、第2容量電極の第1本体部分は、第1容量電極及び第3容量電極によって、第1又は第2誘電体膜を介して上層側及び下層側から挟持される。従って、第1蓄積容量を2層構造とすることが可能となる。よって、第1蓄積容量が互いに対向する第1及び第2容量電極のみからなる場合と比較して、第1蓄積容量により多くの電荷量を蓄積することができる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記第2容量電極より上層側に、前記第2容量電極と第2誘電体膜を介して対向する第3容量電極を有する第2蓄積容量を備え、前記第2容量電極は、前記第1本体部分から延設された第2本体部分において前記第3容量電極と対向する。
この態様によれば、第1蓄積容量に加えて、第2蓄積容量においても電荷が蓄積される。従って、第1及び第2蓄積容量によって、より多くの電荷量を蓄積することが可能となる。
この、第1蓄積容量が2層構造として形成されるか又は第2蓄積容量を備える態様では、前記第3容量電極より下層側であって前記第2容量電極より上層側に設けられた第2層間絶縁膜を備えるように構成してもよい。
このように構成すれば、第2層間絶縁膜は、第2容量電極及び第3容量電極間に挟持され、第2誘電体膜を兼ねることができる。従って、第2層間絶縁膜とは別途第2誘電体膜を形成しなくても良いため、製造プロセスを簡略化させることが可能となる。
この、第2層間絶縁膜を備える態様では、前記第2層間絶縁膜は、前記第2及び第3容量電極が対向する領域に配置された部分における膜厚が、該部分を除いた他の部分と比較して相対的に小さくなるように形成されるように構成してもよい。
このように構成すれば、2層構造の第1蓄積容量における第2及び第3容量電極間の容量値又は第2蓄積容量の容量値をより大きくすることができ、蓄積される電荷量をより多くすることができる。
この、第2層間絶縁膜を備える態様では、前記第2層間絶縁膜は、前記第2及び第3容量電極が対向する領域に、前記第2容量電極の表面を露出させるように開口された第2開口部を有するように構成してもよい。
このように構成すれば、2層構造の第1蓄積容量では、第2開口部内において、第1本体部分に対して第2誘電体膜を介して第3容量電極が対向する。また、第2蓄積容量では、第2開口部内において、第2本体部分に対して第2誘電体膜を介して第3容量電極が対向する。この場合、第2開口部内において、第2誘電体膜の膜厚をより薄く形成することで、2層構造の第1蓄積容量における第2及び第3容量電極間の容量値又は第2蓄積容量の容量値をより大きくすることができ、蓄積される電荷量をより多くすることができる。
上述したような第1蓄積容量が2層構造として形成されるか又は第2蓄積容量を備える態様では、前記第3容量電極は、前記第2容量電極と対向する第3本体部分と、該第3本体部分から延設され、前記画素電極及び前記画素電極側ソースドレイン領域間の電気的な接続を中継する中継部分とを有するように構成してもよい。
このように構成すれば、第3容量電極と別途に中継電極を形成しなくても、中継部分において、画素電極及び前記画素電極側ソースドレイン領域間の電気的な接続を中継することができる。従って、電気光学装置の製造プロセスをより簡略化させることが可能となる。
また、第1蓄積容量が2層構造として形成されるか又は第2蓄積容量を備える態様では、前記第3容量電極は、前記データ線と同層に配置されるように構成してもよい。
このように構成すれば、第3容量電極をデータ線と同一膜により形成することが可能となり、電気光学装置の製造プロセスをより簡略化させることができる。
本発明の電子機器は上記課題を解決するために、上述した本発明の電気光学装置(但し、その各種態様も含む)を具備してなる。
本発明の電子機器によれば、上述した本発明の電気光学装置を具備してなるので、高品位な表示を行うことが可能な、投射型表示装置、携帯電話、電子手帳、ワードプロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実現できる。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下図面を参照しながら、本発明に係る電気光学装置、並びに電子機器の各実施形態を説明する。尚、本実施形態では、電気光学装置の一例として、駆動回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置を例に挙げる。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る液晶装置について、図1から図6を参照して説明する。
先ず、本実施形態に係る液晶装置の全体構成について、図1及び図2を参照して説明する。ここに図1は、TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た液晶装置の平面図であり、図2は、図1のH−H’線断面図である。
図1及び図2において、本実施形態に係る液晶装置では、TFTアレイ基板10と対向基板20とが対向配置されている。TFTアレイ基板10は例えば石英基板、ガラス基板、シリコン基板等の透明基板である。対向基板20も好ましくはTFTアレイ基板10と同様に透明基板である。TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50が封入されている。TFTアレイ基板10と対向基板20とは、画像表示領域10aの周囲に位置するシール領域に設けられたシール材52により相互に接着されている。
シール材52は、両基板を貼り合わせるための、例えば紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいてTFTアレイ基板10上に塗布された後、紫外線照射、加熱等により硬化させられたものである。シール材52中には、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔(即ち、基板間ギャップ)を所定値とするためのグラスファイバ或いはガラスビーズ等のギャップ材が散布されている。本実施形態に係る液晶装置は、プロジェクタのライトバルブ用として小型で拡大表示を行うのに適している。
シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域10aの額縁領域を規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられている。但し、このような額縁遮光膜53の一部又は全部は、TFTアレイ基板10側に内蔵遮光膜として設けられてもよい。
周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には、データ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられている。走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿い、且つ、額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。更に、このように画像表示領域10aの両側に設けられた二つの走査線駆動回路104間をつなぐため、TFTアレイ基板10の残る一辺に沿い、且つ、額縁遮光膜53に覆われるようにして複数の配線105が設けられている。
対向基板20の4つのコーナー部に対して、両基板間において上下導通材106が配置されている。他方、TFTアレイ基板10にはこれらのコーナー部に対向する領域において上下導通端子が設けられている。これらにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。
図2において、TFTアレイ基板10上には、駆動素子である画素スイッチング用のTFTや走査線、データ線等の配線が作り込まれた積層構造が形成される。画像表示領域10aには、画素スイッチング用TFTや走査線、データ線等の配線の上層に画素電極9aがマトリクス状に設けられている。画素電極9a上には、配向膜(図2中、図示省略)が形成されている。他方、対向基板20におけるTFTアレイ基板10との対向面上に、遮光膜23が形成されている。遮光膜23は、例えば遮光性金属膜等から形成されており、対向基板20上の画像表示領域10a内で、例えば格子状等にパターニングされている。そして、遮光膜23上(図2中、遮光膜23より下側)に、ITO等の透明材料からなる対向電極21が複数の画素電極9aと対向してベタ状に形成されている。対向電極21上(図2中、対向電極21より下側)には配向膜が形成されている(図2中、図示省略)。また、液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液晶を混合した液晶からなり、これら一対の配向膜間で、所定の配向状態をとる。
尚、図1及び図2に示したTFTアレイ基板10上には、これらのデータ線駆動回路101、走査線駆動回路104等の駆動回路に加えて、画像信号線上の画像信号をサンプリングしてデータ線に供給するサンプリング回路、複数のデータ線に所定電圧レベルのプリチャージ信号を画像信号に先行して各々供給するプリチャージ回路、製造途中や出荷時の当該電気光学装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路等を形成してもよい。
次に、本実施形態に係る液晶装置の画素部の電気的な構成について、図3を参照して説明する。ここに図3は、本実施形態に係る液晶装置の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数の画素における各種素子、配線等の等価回路図である。
図3において、画像表示領域10aを構成するマトリクス状に形成された複数の画素の夫々には、画素電極9a及び本発明に係る「トランジスタ」の一例としてのTFT30が形成されている。TFT30は、画素電極9aに電気的に接続されており、液晶装置の動作時に画素電極9aをスイッチング制御する。画像信号が供給されるデータ線6aは、TFT30のソースに電気的に接続されている。データ線6aに書き込む画像信号S1、S2、…、Snは、この順に線順次に供給しても構わないし、相隣接する複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供給するようにしてもよい。
TFT30のゲートに走査線11aが電気的に接続されており、本実施形態に係る液晶装置は、所定のタイミングで、走査線11aにパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmを、この順に線順次で印加するように構成されている。画素電極9aは、TFT30のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけそのスイッチを閉じることにより、データ線6aから供給される画像信号S1、S2、…、Snが所定のタイミングで書き込まれる。画素電極9aを介して電気光学物質の一例としての液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、対向基板に形成された対向電極との間で一定期間保持される。
液晶層50(図2参照)を構成する液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能とする。ノーマリーホワイトモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少し、ノーマリーブラックモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加され、全体として液晶装置からは画像信号に応じたコントラストをもつ光が出射される。
ここで保持された画像信号がリークすることを防ぐために、画素電極9aと対向電極21(図2参照)との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70が付加されている。蓄積容量70は、画像信号の供給に応じて各画素電極9aの電位を一時的に保持する保持容量として機能する容量素子である。蓄積容量70の一方の電極は、画素電極9aと並列してTFT30のドレインに接続され、他方の電極は、定電位となるように、電位固定の容量線400に接続されている。蓄積容量70によれば、画素電極9aにおける電位保持特性が向上し、コントラスト向上やフリッカの低減といった表示特性の向上が可能となる。尚、蓄積容量70は、後述するように、TFT30へ入射する光を遮る内蔵遮光膜としても機能する。
次に、上述の動作を実現する画素部の具体的な構成について、図4から図6を参照して説明する。図4は、相隣接する複数の画素部の平面図であり、図5は、図4又は図6に示す積層構造の第2層目から第4層目の構成に着目して示す平面図であり、図6は、図4のA−A’線断面図である。図4から図6では、各層・各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、該各層・各部材ごとに縮尺を異ならしめてある。この点については、後述する各図についても同様である。図4から図6では、説明の便宜上、画素電極9aより上側に位置する部分の図示を省略している。
図4において、画素電極9aは、TFTアレイ基板10上に、マトリクス状に複数設けられている。画素電極9aの縦横の境界にそれぞれ沿ってデータ線6a及び走査線11aが設けられている。即ち、走査線11aは、X方向に沿って延びており、データ線6aは、走査線11aと交差するように、Y方向に沿って延びている。走査線11a及びデータ線6aが互いに交差する個所の各々には画素スイッチング用のTFT30が設けられている。
走査線11a、データ線6a、容量線400、蓄積容量70a及び70b(図5参照)、中継層6a1等及びTFT30は、TFTアレイ基板10上で平面的に見て、画素電極9aに対応する各画素の開口領域(即ち、各画素において、表示に実際に寄与する光が透過又は反射される領域)を囲む非開口領域内に配置されている。即ち、これらの走査線11a、データ線6a、容量線400、蓄積容量70a及び70b、中継層6a1等及びTFT30は、表示の妨げとならないように、各画素の開口領域ではなく、非開口領域内に配置されている。
以下、TFTアレイ基板10上の画素部の積層構造について第1層から順に、説明する。
図6において、第1層には、走査線11aが設けられている。走査線11aは、例えばW(タングステン)、Ti(チタン)、TiN(チタンナイトライド)等の高融点金属等の遮光性導電材料を含んでなる。尚、走査線11aは、高融点金属とシリコンを含む合金、若しくは、高融点金属とシリコンとの積層構造を有する二層膜又は多層膜からなるようにしてもよい。
図4に示すように、走査線11aは、X方向に沿って延びる本線部分と共に、該本線部分からTFT30のチャネル領域1a'と重なるようにY方向に沿って延在する延在部分を有している。走査線11aは、TFT30のチャネル領域1a'、データ線側LDD領域1b及び画素電極側LDD領域1c、並びにデータ線側ソースドレイン領域1d及び画素電極側ソースドレイン領域1eに対向する領域を含むように、好ましくは形成される。よって、走査線11aによって、TFTアレイ基板10における裏面反射や、複板式のプロジェクタ等で他の液晶装置から発せられ合成光学系を突き抜けてくる光などの、戻り光に対してTFT30のチャネル領域1a'を殆ど或いは完全に遮光できる。即ち、走査線11aは、走査信号を供給する配線として機能すると共に戻り光に対するTFT30の遮光膜として機能することが可能である。
図6において、第1層の走査線11a及び第2層のTFT30間は、下地絶縁膜12によって絶縁されている。下地絶縁層12は、走査線11aからTFT30を絶縁する機能の他、TFTアレイ基板10の全面に形成されることにより、TFTアレイ基板10の表面の研磨時における荒れや、洗浄後に残る汚れ等で画素スイッチング用のTFT30の特性の劣化を防止する機能を有する。
図6において、第2層には、半導体膜1a及びゲート電極3aを含むTFT30が設けられている。
図4又は図5に示すように、半導体膜1aは、例えばポリシリコンからなり、Y方向に沿ったチャネル長を有するチャネル領域1a'、データ線側LDD領域1b及び画素電極側LDD領域1c、並びにデータ線側ソースドレイン領域1d及び画素電極側ソースドレイン領域1eからなる。即ち、TFT30はLDD構造を有している。尚、データ線側LDD領域1bは、本発明に係る「第1の接合領域」の一例であり、画素電極側LDD領域1cは、本発明に係る「第2の接合領域」の一例である。
データ線側ソースドレイン領域1d及び画素電極側ソースドレイン領域1eは、チャネル領域1a'を基準として、Y方向に沿ってほぼミラー対称に形成されている。データ線側LDD領域1bは、チャネル領域1a'及びデータ線側ソースドレイン領域1d間に形成されている。画素電極側LDD領域1cは、チャネル領域1a'及び画素電極側ソースドレイン領域1e間に形成されている。データ線側LDD領域1b、画素電極側LDD領域1c、データ線側ソースドレイン領域1d及び画素電極側ソースドレイン領域1eは、例えばイオンインプランテーション法等の不純物打ち込みによって半導体膜1aに不純物を打ち込んでなる不純物領域である。データ線側LDD領域1b及び画素電極側LDD領域1cはそれぞれ、データ線側ソースドレイン領域1d及び画素電極側ソースドレイン領域1eよりも不純物の少ない低濃度な不純物領域として形成される。このような不純物領域によれば、TFT30の非動作時において、ソース領域及びドレイン領域に流れるオフ電流を低減し、且つTFT30の動作時に流れるオン電流の低下を抑制できる。尚、TFT30は、LDD構造を有することが好ましいが、データ線側LDD領域1b、画素電極側LDD領域1cに不純物打ち込みを行わないオフセット構造であってもよいし、ゲート電極をマスクとして不純物を高濃度に打ち込んでデータ線側ソースドレイン領域及び画素電極側ソースドレイン領域を形成する自己整合型であってもよい。
半導体膜1aにおいて画素電極側ソースドレイン領域1eは、図4又は図5に示すように、Y方向に延設される部分と、該部分からX方向に延設される部分とから構成される。後述するように、画素電極側ソースドレイン領域1eはX方向に延設される部分において、コンタクトホール83を介して中継電極6a2と電気的に接続されている。
図6に示すように、ゲート電極3a及び半導体膜1a間はゲート絶縁膜2によって絶縁されている。ゲート電極3aは、図4又は図5に示されるように、チャネル領域1a'に重なってY方向に延設され、チャネル領域1a'の両脇において、チャネル長の方向に沿って伸びる溝状のコンタクトホール12cvを介して、図6に示すように走査線11aと電気的に接続される。
図6において、TFT30より上層側には、第2層及び第3層間を層間絶縁する、本発明に係る「第1層間絶縁膜」の一例である層間絶縁膜41が設けられている。層間絶縁膜41には、図4から図6に示すような、半導体層1aの画素電極側ソースドレイン領域1eの表面を露出する第1開口部41hが開口されている。
図5において、第1開口部41hは、画素電極側ソースドレイン領域1eのY方向に延設される部分及びX方向に延設される部分の各々の2箇所において、その上層側に、画素電極側ソースドレイン領域1eの表面が露出するように開口されている。
図6において、層間絶縁膜41より上層側の第3層には、本発明に係る「第1蓄積容量」の一例である蓄積容量70a及び70bに共通の上部容量電極300が形成されている。尚、上部容量電極300は、本発明に係る「第2容量電極」の一例である。
図5又は図6において、上部容量電極300は、第1開口部41h内に配置される第1本体部分300cと、第1本体部分300cから延設されて画素電極側LDD領域1cを少なくとも部分的に覆うように形成された延設部分300sとを有している。
図5において、上部容量電極300は、半導体膜1aのチャネル領域1a'から画素電極側LDD領域1c、及び画素電極側ソースドレイン領域1eのY方向に延設される部分と重なるように、Y方向に延設される部分と、該部分から画素電極側ソースドレイン領域1eのX方向に延設される部分と重なるように、X方向に延設される部分とを有する。そして、図5又は図6において、上部容量電極300は、X方向及びY方向に延設される部分の各々において、第1開口部41h内において、画素電極側ソースドレイン領域1eに対して第1本体部分300cが対向配置される。これにより、図6によく示されるように、2箇所の第1開口部41h内の各々において、プレーナ構造の蓄積容量70a及び70bが形成される。
即ち、半導体膜1aの画素電極側ソースドレイン領域1eの一部は、本発明に係る「第1容量電極」の一例として形成され、下部容量電極として機能する。図4から図6において、画素電極側ソースドレイン領域1eは、コンタクトホール83を介して中継電極6a2と電気的に接続されると共に、中継電極6a2はコンタクトホール804を介して第5層目の中継層402と電気的に接続される。更に、中継層402は、コンタクトホール89を介して画素電極9aと電気的に接続される。即ち、画素電極側ソースドレイン領域1eの一部が下部容量電極として機能することで、下部容量電極は、画素電位側容量電極として画素電位に維持される。
一方、図4から図6において、上部容量電極300は、コンタクトホール801を介して第4層目の中継層6a1と電気的に接続され、中継層6a1はコンタクトホール803を介して、第5層目の容量線400と電気的に接続されている。容量線400は、その詳細な構成については図示を省略してあるが、画素電極9aが配置された画像表示領域10aからその周囲に延設されている。上部容量電極300は、容量線400を介して定電位源と電気的に接続され、固定電位に維持される。従って、第1本体部分300cは固定電位側容量電極として機能する。
誘電体膜75は、本発明に係る「第1誘電体膜」の一例であり、第1開口部41h内で第1本体部分300c及び画素電極側ソースドレイン領域1eの一部の間に挟持されている。誘電体膜75は、例えばHTO(High Temperature Oxide)膜、LTO(Low Temperature Oxide)膜等の酸化シリコン膜、或いは窒化シリコン膜等から構成された単層構造、或いは多層構造を有している。
図5又は図6において、上部容量電極300の延設部分300sは、Y方向に延設される部分に配置され、チャネル領域1a'から画素電極側LDD領域1cを覆うように形成されている。上部容量電極300において、少なくとも延設部分300sは遮光性を有する遮光性の材料により形成されるのが好ましい。
本実施形態では、上述したように画素内における非開口領域の2箇所において、蓄積容量70a及び70bを形成することができるため、より多くの電荷量をこれらに蓄積することができる。また、第1開口部41h内において、誘電体膜75の膜厚をより薄く形成することで、蓄積容量70a及び70bについて夫々容量値をより大きくすることができる。よって、蓄積容量70a及び70bに蓄積される電荷量をより大きくすることが可能となる。
図6において、上部容量電極300より上層側には、第3層及び第4層間を層間絶縁する層間絶縁膜42が設けられている。コンタクトホール801は層間絶縁膜42を貫通して、上部容量電極300の表面に達するように開口され、コンタクトホール81及び83は夫々、層間絶縁膜42及び41、更にはゲート絶縁膜2を貫通して開口され、半導体膜1aの表面に達する。
図4から図6において、第4層には、データ線6a、中継層6a1及び中継電極6a2が設けられている。
図6において、データ線6aは、コンタクトホール81を介して、半導体膜1aのデータ線側ソースドレイン領域1dと電気的に接続されている。また、中継電極6a2は、コンタクトホール83を介して、半導体膜1aの画素電極側ソースドレイン領域1eと電気的に接続されている。中継層6a1は、コンタクトホール801を介して上部容量電極300と電気的に接続されている。
図4又は図5に示すように、平面的なレイアウトでは、Y方向に延設されるデータ線6aに対して、中継層6a1及び中継電極6a2は夫々、半導体膜1aと重なるように、X方向に沿ってこの順に配置されている。データ線6a、中継層6a1及び中継電極6a2は、例えば金属膜等の導電材料で構成される薄膜を層間絶縁膜42上に薄膜形成法を用いて形成しておき、当該薄膜を部分的に除去、即ちパターニングすることによって相互に離間させた状態で形成される。従って、データ線6a、中継層6a1及び中継電極6a2を同一工程で形成できるため、装置の製造プロセスを簡便にできる。
図6において、データ線6a、中継層6a1及び中継電極6a2より上層側には、第4層及び第5層間を層間絶縁する層間絶縁膜43が設けられている。コンタクトホール803は、層間絶縁膜43を貫通して開口され、中継層6a1の表面に達すると共に、コンタクトホール804は、層間絶縁膜43を貫通して開口され、中継電極6a2の表面に達する。
図6において、第5層には、容量線400及び中継層402が設けられている。
図4において、容量線400は、データ線6aと同方向即ちY方向に沿って延設される。半導体膜1aにおいてチャネル領域1a'、データ線側LDD領域1b及び画素電極側LDD領域1c、並びにデータ線側ソースドレイン領域1d及び画素電極側ソースドレイン領域1eに対向する領域に、データ線6a及び容量線400が配線されている。よって、半導体膜1aにおける、これらの各領域に対して上層側から進行する光を、データ線6a及び容量線400によって遮光することが可能となる。
また、図6において、中継層402は好ましくは容量線400と同一膜により形成される。中継層402は、既に説明したように、画素電極9aと電気的に接続され、画素電極9a及び中継電極6a2間の電気的接続を中継する。
図6において、容量線400及び中継層402より上層側には、第5層及び第6層間を層間絶縁する層間絶縁膜44が形成されている。コンタクトホール89は、層間絶縁膜44を貫通して開口され、中継層402の表面に達する。
図4及び図6において、第6層には、画素電極9aが形成されている。
図6に示すように、画素電極9aは、中継層402及び中継電極9aに、コンタクトホール89、804及び83を介して中継されつつ、半導体膜1aの画素電極側ソースドレイン領域1eに電気的に接続されている。図2を参照して既に説明したように、画素電極9aの上側表面には、ラビング処理等の所定の配向処理が施された配向膜が設けられている。
以上に説明した画素部の構成は、図4に示すように、各画素部に共通である。画像表示領域10a(図1参照)には、かかる画素部が周期的に形成されている。
本実施形態では、上述したように、図6において、上部容量電極300は第3層に形成され、これとは別層の第2層にTFT30が形成される。よって、上部容量電極300は、ゲート電極3aよりも上層側に形成されるため、既に説明したような従来のプレーナ構造と比較して、平面的なレイアウト上で、上部容量電極300がゲート電極3aに近接配置されても、双方間がショートする事態は生じ難い。従って、画素の平面的なレイアウトにおいて、上部容量電極300における第1本体部分300cとゲート電極3aとの配置関係に基づく制約をより小さくすることができ、非開口領域の配置面積をより容易に調整することが可能となる。その結果、非開口領域の配置面積をより小さくして、開口領域の配置面積をより大きくすることにより、開口率を向上させることができる。
ここに、本願発明者の研究によれば、経験的に、LDD構造を有するTFT30の動作時に、半導体膜1aに対して進行してくる光に対して、画素電極側LDD領域1cでは、データ線側LDD領域1bに比べて光リーク電流が相対的に発生しやすい傾向にある。図5に示すように、上部容量電極300の延設部分300sが、画素電極側LDD領域1cに重なるように配置されることで、上層側から画素電極側LDD領域1cに対して進行する光を遮光することが可能となる。従って、TFT30に対する非開口領域における遮光性を向上させ、より確実に光リーク電流が生じるのを防止することができる。その結果、TFT30の誤動作やフリッカ等の表示不良を防止して、液晶装置における表示品位を向上させることが可能となる。
更には、蓄積容量70a又は70bはプレーナ構造を有するので、例えば特許文献1又は2における蓄積容量の構成と比較して、より製造プロセスを簡略化させることが可能となる。
本実施形態では、上述したような構成に限られず、例えば次のような構成をとることもあり得る。即ち、図6において、蓄積容量70a又は70bについて、本発明に係る「第1誘電体膜」の一例が、ゲート絶縁膜2により構成されるようにしてもよい。この場合、層間絶縁膜41において第1開口部41hは、ゲート絶縁膜2の表面を露出させるように開口される。これにより、図6を参照して説明したように、別途誘電体膜75を形成しなくても、第1開口部41h内においてゲート絶縁膜2の一部を誘電体膜75と同様に機能させることが可能となる。従って、電気光学装置の製造プロセスをより簡略化させることができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る液晶装置について、図7及び図8を参照して説明する。
第2実施形態では、画素の積層構造において、第2層の半導体膜、第3層の上部容量電極及び第4層の中継電極により2層構造の蓄積容量が形成される点が、第1実施形態とは異なっている。従って、以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ図を参照して説明し、第1実施形態と同様の構成については、図1から図6を参照して説明すると共に、図7又は図8において同一の符号を付して示し、重複する説明を省略することもある。
図7は、第2実施形態における画素部の構成について、図6に対応する断面部分の構成を示す断面図である。また、図8は、図7における蓄積容量70bに着目して示す部分拡大断面図である。
図7において、第4層の中継電極6a2は、本発明に係る「第3容量電極」の一例として、上部容量電極300と対向し蓄積容量を構成する第3本体部分60aと、第3本体部分60aから延設されて、コンタクトホール83を介して半導体膜1aの画素電極側ソースドレイン領域1eと電気的に接続される中継部分60bとを有する。中継部分60bは既に説明したように、中継層402と共に、画素電極側ソースドレイン領域1e及び画素電極9a間の電気的接続を中継する。
ここに、図5を参照すれば、中継電極6a2において、第1開口部41h内に配置される、上部容量電極300の第1本体部分300cと重なる部分が、第3本体部分60aとして形成される。図7に示すように、第3本体部分60aは、第1本体部分300cと対向し、第1本体部分300c及び第3本体部分60aに挟持される層間絶縁膜42の一部が、本発明に係る「第2誘電体膜」の一例として、機能する。尚、第2実施形態において、層間絶縁膜42は、本発明に係る「第2層間絶縁膜」の一例として形成される。よって、第1本体部分300cは、半導体膜1aの画素電極側ソースドレイン領域1eの一部と、第3本体部分60aとにより、誘電体膜75及び層間絶縁膜42の一部を介して、上層側及び下層側から挟持される。
従って、第2実施形態では、図5においてY方向に配置される蓄積容量70aに対して、X方向に配置される蓄積容量70bを2層構造とすることが可能となる。よって、第1実施形態の構成と比較して、蓄積容量70bにより多くの電荷量を蓄積することができる。
ここに、図8において、第1本体部分300c及び第3本体部分60aに挟持される層間絶縁膜42の一部分の膜厚d0が、該一部分を除いた層間絶縁膜42の他の部分と比較して相対的に小さくなるように、形成するとよい。このように構成すれば、蓄積容量70bにおける第1本体部分300c及び第3本体部分60a間の容量値をより大きくすることができ、蓄積される電荷量をより多くすることができる。
以上説明したように、中継電極6a2の第3本体部分300cを容量電極として、2層構造の蓄積容量70bを形成すると共に、第1本体部分300c及び第3本体部分60a間に挟持される層間絶縁膜42の一部が誘電体膜として機能する。よって、電気光学装置の製造プロセスをより簡略化させることができる。
続いて、第2実施形態の変形例について、図9を参照して説明する。ここに図9は、第2実施形態の変形例について、図6に対応する断面部分の構成を示す断面図である。
図9に示す変形例では、層間絶縁膜42において、第1本体部分300c及び第3本体部分60aが対向する領域には、第1本体部分300cの表面を露出するように、第2開口部42hが開口される。この場合、第3本体部分60aは、第2開口部42h内に配置され、誘電体膜76を介して、第1本体部分300cと対向する。
このような構成によれば、第2開口部42h内において、誘電体膜76の膜厚をより薄く形成することで、2層構造の蓄積容量70bにおける第1本体部分300c及び第3本体部分60a間の容量値をより大きくすることができ、蓄積される電荷量をより多くすることができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る液晶装置について、図10を参照して説明する。
第3実施形態では、画素の積層構造において、プレーナ構造の蓄積容量より上層側に、第3層の上部容量電極及び第4層の中継電極により蓄積容量が形成される点が、第1又は第2実施形態とは異なっている。従って、以下では、第1又は第2実施形態と異なる点についてのみ図を参照して説明し、第1又は第2実施形態と同様の構成については、図1から図8を参照して説明すると共に、図10において同一の符号を付して示し、重複する説明を省略することもある。
図10は、第3実施形態における画素部の構成について、図6に対応する断面部分の構成を示す断面図である。
図10において、層間絶縁膜41には、第1開口部41hが、図5を参照して上述した第1実施形態と同様に、画素電極側ソースドレイン領域1eのY方向に延設される部分において、その上層側に、画素電極側ソースドレイン領域1eの表面が露出するように開口されている。また、図5を参照して、第3層において、上部容量電極300のX方向に延設される部分には、第3実施形態では、図10に示す第2本体部分300dが、第1実施形態における第1本体部分300cに代えて形成されている。
図10において、第4層の中継電極6a2は、第2本体部分300dと対向する第3本体部分60aと、中継部分60bとを有している。そして、第2本体部分300d及び第3本体部分60a、更には第2本体部分300d及び第3本体部分60a間に挟持される層間絶縁膜42の一部により、本発明に係る「第2蓄積容量」の一例である蓄積容量70cが構成されている。
従って、図5を参照すれば、Y方向に、プレーナ構造の蓄積容量70aが形成されると共に、X方向には、図5中に示す蓄積容量70aと同層の蓄積容量70bに代えて、蓄積容量70aよりも上層側に、図10に示す蓄積容量70cが形成される。
よって、第3実施形態では、下層側の蓄積容量70aに加えて、上層側の蓄積容量70cにおいても電荷が蓄積され、より多くの電荷量を蓄積することが可能となる。
<電子機器>
次に、上述した電気光学装置である液晶装置を各種の電子機器に適用する場合について説明する。ここに図11は、プロジェクタの構成例を示す平面図である。以下では、この液晶装置をライトバルブとして用いたプロジェクタについて説明する。
図11に示されるように、プロジェクタ1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド1104内に配置された4枚のミラー1106及び2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶パネル1110R、1110B及び1110Gに入射される。
液晶パネル1110R、1110B及び1110Gの構成は、上述した液晶装置と同等であり、画像信号処理回路から供給されるR、G、Bの原色信号でそれぞれ駆動されるものである。そして、これらの液晶パネルによって変調された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射される。このダイクロイックプリズム1112においては、R及びBの光が90度に屈折する一方、Gの光が直進する。従って、各色の画像が合成される結果、投射レンズ1114を介して、スクリーン等にカラー画像が投写されることとなる。
尚、図11を参照して説明した電子機器の他にも、モバイル型のパーソナルコンピュータや、携帯電話、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器に適用可能なのは言うまでもない。
また、本発明は上述の各実施形態で説明した液晶装置以外にも反射型液晶装置(LCOS)等にも適用可能である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学装置、及び該電気光学装置を備えた電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
液晶装置の概略的な平面図である。 図1のH−H'断面図である。 本実施形態に係る液晶装置の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数の画素における各種素子、配線等の等価回路図である。 相隣接する複数の画素部の平面図である。 図4又は図6に示す積層構造の第2層目から第4層目の構成に着目して示す平面図である。 図4のA−A’線断面図である。 第2実施形態における画素部の構成について、図6に対応する断面部分の構成を示す断面図である。 図7における蓄積容量70bに着目して示す部分拡大断面図である。 第2実施形態の変形例について、図6に対応する断面部分の構成を示す断面図である。 第3実施形態における画素部の構成について、図6に対応する断面部分の構成を示す断面図である。 液晶装置を適用した電子機器の一例たるプロジェクタの構成を示す平面図である。
符号の説明
1a…半導体膜、1a'…チャネル領域、1b…データ線側LDD領域、1c…画素電極側LDD領域、1d…データ線側ソースドレイン領域、1e…画素電極側ソースドレイン領域、3a…ゲート電極、6a…データ線、9a…画素電極、11a…走査線、30…TFT、70a、70b…蓄積容量、75…誘電体膜、300…上部容量電極、300c…第1本体部分、300s…延設部分

Claims (9)

  1. 基板上に、
    互いに交差するデータ線及び走査線と、
    前記データ線及び前記走査線の交差に対応して設けられた画素電極と、
    (i)チャネル領域と、前記データ線に電気的に接続されたデータ線側ソースドレイン領域と、前記画素電極に電気的に接続された画素電極側ソースドレイン領域と、前記チャネル領域及び前記データ線側ソースドレイン領域間に形成された第1の接合領域と、前記チャネル領域及び前記画素電極側ソースドレイン領域間に形成された第2の接合領域とを有する半導体膜と、(ii)前記チャネル領域に重なるゲート電極とを含むトランジスタと、
    前記半導体膜と同一膜から形成された第1容量電極と、前記ゲート電極よりも上層側に配置されると共に前記第1容量電極に第1誘電体膜を介して対向する第2容量電極とを有する第1蓄積容量と
    を備え、
    前記第2容量電極は、前記第1容量電極に対向する第1本体部分と、前記第2の接合領域を少なくとも部分的に覆うように前記第1本体部分から延設され、前記トランジスタと層間絶縁される延設部分とを有し、
    前記第2容量電極より上層側に、前記第1本体部分と第2誘電体膜を介して対向する第3容量電極を備え、
    前記第3容量電極より下層側であって前記第2容量電極より上層側に設けられた第2層間絶縁膜を備え、
    前記第2層間絶縁膜は、前記第2及び第3容量電極が対向する領域に配置された部分における膜厚が、該部分を除いた他の部分と比較して相対的に小さくなるように形成される
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 基板上に、
    互いに交差するデータ線及び走査線と、
    前記データ線及び前記走査線の交差に対応して設けられた画素電極と、
    (i)チャネル領域と、前記データ線に電気的に接続されたデータ線側ソースドレイン領域と、前記画素電極に電気的に接続された画素電極側ソースドレイン領域と、前記チャネル領域及び前記データ線側ソースドレイン領域間に形成された第1の接合領域と、前記チャネル領域及び前記画素電極側ソースドレイン領域間に形成された第2の接合領域とを有する半導体膜と、(ii)前記チャネル領域に重なるゲート電極とを含むトランジスタと、
    前記半導体膜と同一膜から形成された第1容量電極と、前記ゲート電極よりも上層側に配置されると共に前記第1容量電極に第1誘電体膜を介して対向する第2容量電極とを有する第1蓄積容量と
    を備え、
    前記第2容量電極は、前記第1容量電極に対向する第1本体部分と、前記第2の接合領域を少なくとも部分的に覆うように前記第1本体部分から延設され、前記トランジスタと層間絶縁される延設部分とを有し、
    前記第2容量電極より上層側に、前記第1本体部分と第2誘電体膜を介して対向する第3容量電極を備え、
    前記第3容量電極より下層側であって前記第2容量電極より上層側に設けられた第2層間絶縁膜を備え、
    前記第2層間絶縁膜は、前記第2及び第3容量電極が対向する領域に、前記第2容量電極の表面を露出させるように開口された第2開口部を有する
    ことを特徴とする電気光学装置。
  3. 基板上に、
    互いに交差するデータ線及び走査線と、
    前記データ線及び前記走査線の交差に対応して設けられた画素電極と、
    (i)チャネル領域と、前記データ線に電気的に接続されたデータ線側ソースドレイン領域と、前記画素電極に電気的に接続された画素電極側ソースドレイン領域と、前記チャネル領域及び前記データ線側ソースドレイン領域間に形成された第1の接合領域と、前記チャネル領域及び前記画素電極側ソースドレイン領域間に形成された第2の接合領域とを有する半導体膜と、(ii)前記チャネル領域に重なるゲート電極とを含むトランジスタと、
    前記半導体膜と同一膜から形成された第1容量電極と、前記ゲート電極よりも上層側に配置されると共に前記第1容量電極に第1誘電体膜を介して対向する第2容量電極とを有する第1蓄積容量と
    を備え、
    前記第2容量電極は、前記第1容量電極に対向する第1本体部分と、前記第2の接合領域を少なくとも部分的に覆うように前記第1本体部分から延設され、前記トランジスタと層間絶縁される延設部分とを有し、
    前記第2容量電極より上層側に、前記第1本体部分と第2誘電体膜を介して対向する第3容量電極を備え、
    前記第3容量電極は、前記第2容量電極と対向する第3本体部分と、該第3本体部分から延設され、前記画素電極及び前記画素電極側ソースドレイン領域間の電気的な接続を中継する中継部分とを有する
    ことを特徴とする電気光学装置。
  4. 基板上に、
    互いに交差するデータ線及び走査線と、
    前記データ線及び前記走査線の交差に対応して設けられた画素電極と、
    (i)チャネル領域と、前記データ線に電気的に接続されたデータ線側ソースドレイン領域と、前記画素電極に電気的に接続された画素電極側ソースドレイン領域と、前記チャネル領域及び前記データ線側ソースドレイン領域間に形成された第1の接合領域と、前記チャネル領域及び前記画素電極側ソースドレイン領域間に形成された第2の接合領域とを有する半導体膜と、(ii)前記チャネル領域に重なるゲート電極とを含むトランジスタと、
    前記半導体膜と同一膜から形成された第1容量電極と、前記ゲート電極よりも上層側に配置されると共に前記第1容量電極に第1誘電体膜を介して対向する第2容量電極とを有する第1蓄積容量と
    を備え、
    前記第2容量電極は、前記第1容量電極に対向する第1本体部分と、前記第2の接合領域を少なくとも部分的に覆うように前記第1本体部分から延設され、前記トランジスタと層間絶縁される延設部分とを有し、
    前記第2容量電極より上層側に、前記第1本体部分と第2誘電体膜を介して対向する第3容量電極を備え、
    前記第3容量電極は、前記データ線と同層に配置される
    ことを特徴とする電気光学装置。
  5. 前記トランジスタより上層側であって前記第2容量電極より下層側に、前記第2容量電極のうち前記延設部分を、前記トランジスタから層間絶縁する第1層間絶縁膜を備え、
    前記第1層間絶縁膜は、前記第1本体部分が形成される領域に開口された第1開口部を有する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記第2容量電極において、前記第1本体部分は複数設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  7. 前記第2容量電極より上層側に、前記第2容量電極と第2誘電体膜を介して対向する第3容量電極を有する第2蓄積容量を備え、
    前記第2容量電極は、前記第1本体部分から延設された第2本体部分において前記第3容量電極と対向する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の電気光学装置。
  8. 前記第3容量電極より下層側であって前記第2容量電極より上層側に設けられた第2層間絶縁膜を備えることを特徴とする請求項又はに記載の電気光学装置。
  9. 請求項1からのいずれか一項に記載の電気光学装置を具備してなることを特徴とする電子機器。
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