JP5013630B2 - 伸縮クレーン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特許請求の範囲第1項の上意概念により、下部シャシー(Unterwagen)と、該下部シャシー上に旋回可能に配置された上部シャシー(Oberwagen)と、釣合錘と、ジブとから成る伸縮クレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
伸縮クレーンは繰出した状態でそれぞれの調整角度に応じて異なる大きさの荷重をかけられている。急傾斜位置では、しばしば主ジブの側面変形が支持荷重限度の判定基準である。水平もしくは真中の調整角度の場合、繰出した伸縮進退部(Teleskopschuesse)の支点部に発生する負荷が最大支持荷重の重要な判定基準である。前記最大支持荷重の負荷がかかる場合のために、曲げモーメント釣合として、いわゆる超揚程操作(Superliftbetrieb)が開発された。
【0003】
超揚程操作による伸縮クレーンは以前から公知である(マンネスマン デマグ 搬送技術社(Mannesmann Demag Foerdertechnik)の会社案内書抜粋:デマグAC(Demag AC)1600;1996年4月、5頁、17頁および27頁参照)。支持荷重の増加および繰出した主ジブのたわみの低減のために主ジブの基本車体(Grundkasten)には該基本車体上に取外可能の張線架台(Abspannbock)が配置されていて、これが一方でほぼ長さ不変の張線固定(Abspannung)により主ジブの脚部領域と、他方で通常は長さ可変式のもう1つの張線固定により内部伸縮進退部の1つの頭部もしくはカラーとに連結されている。この補強配置は基本装置用にのみ使用可能であるが、支持鉄塔部から形成された剛性または引込可能の補助ジブの配置と組合せても使用可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、伸縮クレーンのジブの側面変形が、特に急傾斜位置で、公知の伸縮クレーンの場合よりも著しく少なくなる伸縮クレーンを提示することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題は、上意概念から出発して請求項1の特徴部と組合せて解決される。好ましい態様は従属請求項の各対象である。
【0006】
本発明の教示に従って、ジブに、引込み面に対して傾斜した少なくとも1つの張線支持具(Abspannstuetze)が配置されていて、これが本質的にジブの長手方向に延長する緊張手段(Spannmittel)に連結されていて、その際ジブ上に作用する側面負荷が一部または全部を張線固定によって吸収されるように、張線支持具の傾斜が選択されている。張線支持具はジブの長手方向に対して斜めにまたは長手方向に傾斜させることができ、あるいは長手方向に対して斜めでかつ長手方向にも二重に傾斜させることもできる。
【0007】
好ましくは、それぞれのジブ部材の上側に2つの傾斜した張線支持具が具備されていて、通常はこの両張線支持具の傾斜角度が等しい。しかし該傾斜角度はジブに作用する力の方向に応じて異なってもよい。両張線支持具の脚端部は共通の箇所でジブの上側に連結することができるが、同様に互いにずらすこともできる。本発明のもう1つの特徴により、少なくとも1つの張線支持具の脚端部が上側と各側壁との間の移行領域でジブに連結されている。又は、少なくとも1つの張線支持具の脚端部を、ジブの縦軸を横切りかつ該ジブの上に突出する支持物に配置する可能性もある。
【0008】
この提案された配置は、張線支持具のそれぞれの角度位置に応じて、側面方向に有効になる張線力(Abspannkraft)の成分を無段階的または連続的に変化させることができる長所を有する。ずらして配置した2つの張線支持具の配置の場合、これは、第1の極限状態、すなわち垂直位置では、平行である両張線支持具が公知の張線架台と同様の作用を、超揚程操作の意味で、有することを意味する。両張線支持具のための角度位置は0゜から90゜迄で、有効な緊張力(Spannkraft)は超揚程操作成分と側面の張線固定成分とに分割される。第2の極限状態で、すなわち水平位置では、両張線支持具が両側面方向に1つだけ補強を生ぜしめる。
【0009】
張線支持具のそれぞれの自由頭端部は第1の緊張手段を介して選択的に下部シャシー、上部シャシー、ジブの脚部領域、固定式のまたは独立して案内された釣合錘、またはジブの脚端部の方向の底部に連結され、もう1つの緊張手段を介してジブ頭部方向に選択したジブの箇所に連結されている。張線支持具のそれぞれ所望の角度位置は段階的または連続的に張線支持具の旋回を介して調整することができる。それにより非対称の角度位置も可能である。このことは、一方の側にのみ作用する側面力の場合に、それぞれの張線支持具が、側面の張線固定方向により多く傾斜し、それに対し第2の張線支持具が中間状態にとどまることを意味する。
【0010】
ジブの緊張手段の間隔も所望の補強に影響を有するので、この緊張手段の長さを段階的または連続的に変化させることが意図されている。緊張手段はロープまたは棒として形成することができる。緊張手段は初応力(Vorspannung)有りまたは無しで配置することができる。初応力および後調整可能の応力度の場合、緊張手段は緊張装置(Spannvorrichtung)と共に作用する。これは好ましくは巻上装置またはピストン・シリンダ・ユニットである。しかし、張線支持具の角度調整および/または長さ変化は緊張装置の意味で利用することもできる。この緊張装置は選択的に張線支持具、ジブ、上部または下部シャシー、または釣合錘に配置することができる。
【0011】
好ましくは、緊張支持具は、基本車体の領域、特に引込シリンダの連結部と前部支承(vorderern Lagerung)との間の前部領域で主ジブに配置される。張線支持具の連続的な調整のために、好ましくは各張線支持具が基本車体上に支持されるピストン-シリンダ-ユニットに連結されている。巻上装置の配置のために、本発明のもう1つの特徴に従って張線支持具が2つの横桁を有し、その間に巻上装置を配置可能することができる。
【0012】
伸縮ジブの装着は支持鉄塔部(Gittermastteile)から形成された剛性のまたは引込可能の補助ジブの配置によってさらに補強することができる。このジブ部材にも提案した側面張線固定を取付けることができる。
【0013】
クレーンが、ジブの側面変形を検出するための測定手段を具備している場合、特に有効に側面の張線固定を使用することができる。この変形が一定の許容値を超える場合、張線固定に連結された緊張手段が作動し、かつ張線固定が再緊張される。この側面変形の度合は直接的または間接的にクレーン寸法を介して算出することができる。たとえば、これはロープ緊張、ロープ長さおよびロープ伸びである。しかし、側面に発生する風、日光照射ならびにジブに支配的な温度の形態でジブに作用する力を介して、側面変形の度合に関する表出を行なうこともできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の他の特徴、長所および詳細は、以下の図面に示された実施例の説明から明らかである。
【0015】
図1A〜Cに引込み面に対して傾斜した張線支持具の可能な配置を概略で示した。張線支持具2は、好ましくはこの場合に符号で表したジブ部材1の上側3に配置されている。このジブ部材1は伸縮クレーンの主ジブの基本車体または進退部あるいは剛性のまたは引込可能の補助ジブの支持鉄塔部材であってよい。ジブ部材1に記入した中心軸4は理想的な場合にジブの引込み面でもある。本発明により張線支持具2は引込み面に対して角度α>0で傾斜している。張線支持具2′の破線表示は、張線支持具2が他方の側に向かっても傾斜可能であることを明らかにするものである。張線支持具2の自由端5は緊張手段6、7に、好ましくはロープに連結されている。ジブに配置された固定箇所あるいはピストン-シリンダ-ユニットまたは巻上装置のような緊張装置と緊張手段6、7の連結は、ここでは図示していない。しかし、緊張手段6、7の緊張は、緊張装置なしでも達成することができる。1つは緊張手段6、7がより小さいまたはより大きい角度αで配置され、かつそれによって張線支持具2がさらに傾斜される方式である。又は、張線支持具2を伸縮方式に形成し、かつ長さの変化により緊張度合を達成することも可能である。
【0016】
部分図Bに張線支持具2を他方の面にも角度β>0で傾斜させる可能性を示した。部分図Cは張線支持具2を二重に両方の面に傾斜させる可能性を示す。
【0017】
図2で2つの張線支持具2.1、2.2の配置を同様に概略図で示した。この配置における特殊性は、両方の張線支持具2.1、2.2がただ1つの脚端部8によりジブ部材1の上側3に配置されていることである。それぞれの傾斜角度α1、α2は等しくまたは別にすることができる。
【0018】
図3の部分図A〜Dに2つの張線支持具2.1、2.2の配置の可能性を同様に概略図で示していて、これは分離した脚端部8.1、8.2を有する。第1の部分図Aには、ジブ部材1の上側3の領域に脚端部8.1、8.2があり、それに対し部分図Bには上側3から各側壁9、9′への移行領域に脚端部8.1、8.2がある。
【0019】
部分図Cには、ジブ部材1の外側に少なくとも1つの脚端部8.1を配置する可能性を示した。そのために上側3にはここで右側へ延長する支持物10が配置されていて、その端部にここで右側へ傾斜する張線支持具2.1の脚端部8.1がある。部分図Dには支持物11が両側へ突出し、その結果、両張線支持具2.1、2.2の両脚端部8.1、8.2がジブ部材1の外側にある。
【0020】
特殊の場合は図4に示した。ここでは横断している支持物12自体が右および左へ延長する両方の張線支持具を形成する。この特殊形態は、そのために図2で両方の傾斜角度α1およびα2を90゜に増加させる場合、思考上で演繹可能である。
【0021】
図5に、正面図および側面図で実用的な一実施例を示した。この例では、ジブ部材は伸縮クレーンの主ジブの基本車体13である。基本車体13の上側14と平行に、フレーム架台15が旋回可能に配置されていて、これが固定用目板16、16′を介して基本車体13に連結されている。フレーム架台15の下部支持物17に、それぞれの端部領域で側面に対して傾斜可能の張線支持具18.1、18.2が配置されている。連続的な傾斜可能性は、それぞれの張線支持具18.1、18.2とフレーム架台15の上部支持物19とに配置されたピストン-シリンダ-ユニット20.1、20.2によって行なう。ここに示した図は、右に配置した張線支持具18.1が張線架台に匹敵するように垂直に立ち、それに対し左の張線支持具18.2は最大傾斜可能位置を有する特殊の場合を示す。各張線支持具18.1、18.2は2つの横桁21.1、21.2、22.1、22.2を有し、これらは下部領域でほぼ平行に、かつ上部領域で若干互いに接近して延長する。両横桁の連結は横補強材23.1、23.2を介して行なう。それぞれの内部に位置する横桁22.1、22.2は脚側の端部に滑節24.1、24.2を有する。それぞれの外側に位置する横桁21.1、21.2は張線支持具18.1、18.2の最大傾斜時に基本車体13の側壁25、25′の上部領域で装置に至る。側壁25、25′でのこのそれぞれの係止位置(Anschlagstelle)は薄板26、26′によって補強されている。横桁21.1、22.1、21.2、22.2の間には、各張線支持具18.1、18.2の下部領域で巻上装置27.1、27.2が配置されている。
【0022】
すでに前述したように、フレーム架台15は旋回可能に配置されていて、それにより伸縮クレーンの輸送のために両張線支持具18.1、18.2が基本車体13の上側14と平行に取外し可能である。再び直立させるために装着補助具(Ruesthilfe)として各々ピストン-シリンダ-ユニット28.1、28.2が1つ具備されていて、これが一端で側壁25に、かつ他端でそれぞれの張線支持具18.1の半分の領域に配置されている。
【0023】
緊張手段、各々1本のロープ29.1は、一端でロープシンブル31.1を介して張線支持具18.1の頭部領域に固定されている。そこから、ジブ頭部方向に配置された方向転換点(Umlenkpunkt:ここでも図示しない)へ延長し、かつ張線支持具18.1の頭部領域に配置された案内ローラ30.1を介して戻り、かつそこから巻上装置27.1へ戻る。
【0024】
張線支持具18.1の頭部領域の後方側に張線棒(Abspannspange)32.1が配置されていて、これが各張線支持具18.1用の後側の安全装置を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】A〜Cは、引込み面に対して傾斜した張線支持具の可能な配置を示す概略図である。
【図2】共通の脚端部を備えた2つの傾斜した張線支持具の配置を示す概略図である。
【図3】A〜Dは、分離した脚端部を備えた2つの傾斜した張線支持具の可能な配置を示す概略図である。
【図4】斜めに位置する張線支持具の配置を示す概略図である。
【図5】Aは、2つの傾斜可能な張線支持具を備えた実用的な実施例を示す正面図であり、Bは、図5Aの側面図である。
【符号の説明】
1 ジブ部材
2、2′ 張線支持具
3 ジブ部材の上側
4 引込み面の中心線
5 張線支持具の自由端
6、7 緊張手段
8 脚端部
9、9′ ジブ部材の側壁
10、11、12 支持物
13 基本車体
14 基本車体の上側
15 フレーム架台
16、16′ 固定用目板
17 フレーム架台の下部支持物
18.1、18.2 張線支持具
19 フレーム架台の上部支持物
20.1、20.2 ピストン-シリンダ-ユニット(側面調整)
21.1、21.2 外側の横桁
22.1、22.2 内側の横桁
23.1、23.2 横補強材
24.1、24.2 張線支持具の滑節
25、25′ 基本車体の側壁
26、26′ 補強薄板
27.1、27.2 巻上装置
28.1、28.2 ピストン-シリンダ-ユニット
29.1、29.2 緊張手段
30.1、30.2 案内ローラ
31.1、31.2 ロープシンブル
32.1、32.2 張線固定棒
Claims (27)
- 下部シャシーと、該下部シャシー上に旋回可能に配置された上部シャシーと、釣合錘と、ジブと、該ジブの基台を設けた少なくとも主ジブと、該主ジブの中で引込および繰出可能の少なくとも1つの伸縮進退部とを備えている伸縮クレーンにおいて、
前記ジブの横断面の幅方向中央部を通って前記ジブの張線支持具(2)の取付平面に対して垂直に延びる垂線(4)に沿った引込み面に対して傾斜動作可能に構成された少なくとも1つの張線支持具(2)が、前記ジブに配置されていて、
前記張線支持具(2)が実質的に前記ジブの長手方向に沿って配置される緊張手段(6、7)に連結されていて、
前記ジブの側面に作用する負荷が一部または全部を張線取付構造によって吸収されるように、前記張線支持具(2)の傾斜が選択される構成となっていることを特徴とする、伸縮クレーン。 - 少なくとも前記引込み面に対して傾斜動作可能に構成された前記張線支持具(2)が、各ジブ(1)の上側(3)に少なくとも1つ配置されている、請求項1に記載の伸縮クレーン。
- 前記少なくとも1つの張線支持具(2)が、前記垂線(4)に対して前記ジブの幅方向に傾いた角度α、および前記垂線(4)に対して前記ジブの長手方向に傾いた角度βで配置可能となっている、請求項1または2に記載の伸縮クレーン。
- 2つの前記張線支持具(2.1;2.2)が、前記ジブの上側(3)に配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 一対の前記張線支持具(2.1;2.2)が、前記ジブの上側(3)の選択された場所に具備されていて、それらのうち1つの前記張線支持具(2.1)が、前記引込み面に対して一方側に配置され、かつもう1つの前記張線支持具(2.2)が、前記引込み面に対して他方側に配置されている、請求項4に記載の伸縮クレーン。
- 前記両方の張線支持具(2.1;2.2)の脚端部(8)が、共通の箇所で前記ジブの上側(3)にて連結されている、請求項5に記載の伸縮クレーン。
- 前記両方の張線支持具(2.1;2.2)の脚端部(8.1;8.2)が、互いにずれて前記ジブの上側(3)にて連結されている、請求項5に記載の伸縮クレーン。
- 前記少なくとも1つの張線支持具(2.1;2.2)の脚端部(8.1;8.2)が、前記ジブの上側と前記ジブの各側壁(9、9′)との間の移行領域にてジブに連結されている、請求項5または7に記載の伸縮クレーン。
- 前記少なくとも1つの張線支持具(2.1)の脚端部(8.1)が、前記引込み面に対して直交して前記ジブから突出する支持物(10)上に配置されている、請求項5または7に記載の伸縮クレーン。
- 前記張線支持具(2)の自由頭端部(5)が、第1の緊張手段(7)を介して、選択的に前記上部シャシーに、前記下部シャシーに、前記ジブの脚部領域に、固定または分離して案内される前記釣合錘に、またはジブの脚端部の方向の底部に連結され、かつもう1つの第2の緊張手段(6)を介して、前記主ジブの選択された箇所に、または前記ジブの頭端部側に設けられるジブ延長部の一部に連結されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 前記張線支持具(2.1;2.2)の角度位置が、前記張線支持具(2.1;2.2)の旋回により段階的または連続的に調整可能となっている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 前記張線支持具の長さが段階的または連続的に可変となっている、請求項1〜11のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 前記緊張手段がロープまたは棒となっている、請求項1〜12のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 前記緊張手段に生じる作用が、緊張装置によってもたらされる構成となっている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 前記張線支持具の角度調整および/または長さ変化が、前記緊張装置によってもたらされる構成となっている、請求項14に記載の伸縮クレーン。
- 前記緊張装置が、巻上装置(27.1;27.2)またはピストン−シリンダ−ユニットとなっている、請求項14に記載の伸縮クレーン。
- 前記張線取付構造用に少なくとも2つの独立して駆動可能の緊張装置を具備している、請求項1〜16のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 前記緊張装置が選択的に前記張線支持具(18.1;18.2)に、前記上部シャシーに、前記下部シャシーに、前記主ジブに、前記釣合錘に、または前記ジブの頭端部側に設けられるジブ延長部に配置されている、請求項17に記載の伸縮クレーン。
- 一対の前記張線支持具(18.1;18.2)が、前記ジブの基台(13)の領域にて前記主ジブに配置されている、請求項1〜18のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 前記張線支持具の自由頭端部が、前記ジブの頭部側における内部の前記伸縮進退部に設けられる1つの頭部またはカラーに連結されている、請求項1〜19のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 側面の傾斜可能性のために各張線支持具(18.1;18.2)が前記ジブの基台上で支持されるピストン−シリンダ−ユニット(20.1;20.2)に連結されている、請求項18〜20のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 各張線支持具(18.1;18.2)が、2つのほぼ平行に位置する横桁(21.1;22.1;21.2;22.2)を有する、請求項18〜21のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 各張線支持具(18.1;18.2)の横桁(21.1;22.1;21.2;22.2)の間に巻上装置(27.1;27.2)が配置されている、請求項22に記載の伸縮クレーン。
- 内部の前記伸縮進退部の頭部に、支持鉄塔部から形成された剛性の補助ジブが取付けられている、請求項1〜23のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 最奥の前記伸縮進退部の頭部に、支持鉄塔部から形成された引込可能の補助ジブが少なくとも1つの引込支持具によって取付けられている、請求項1〜23のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 前記ジブの側面の変形を検出するために測定手段が具備されていて、前記測定手段が、制御によって前記ジブの側面における張線取付構造の緊張度に影響を及ぼす緊張装置に取付けられている、請求項1〜25のいずれか一項に記載の伸縮クレーン。
- 前記ジブの側面の変形が直接的または間接的に、前記緊張手段の緊張、前記緊張手段の長さ、および前記緊張手段の伸びのようなクレーンに関連する寸法、ならびに前記ジブの側面にて発生する風、日光照射および前記主ジブに支配的な温度の形態にて前記ジブに作用する力に基づいて、検出可能に構成されている、請求項26に記載の伸縮クレーン。
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