JP5012868B2 - 軸受装置、ドラムユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

軸受装置、ドラムユニットおよび画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、軸受装置、ドラムユニットおよび画像形成装置に関する。
電子写真方式のカラープリンタにおいて、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色に対応した感光ドラムを並列に配置した、いわゆるタンデム型のものが知られている。
このタンデム型のカラープリンタとして、本体ケーシングに対して、4つの感光ドラムを一体的に着脱可能な構成としたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この提案に係る構成は、各感光ドラムを保持するドラムサブユニットと、これらのドラムサブユニットを感光ドラムの軸線方向の両側から挟む1対の側板とを備えている。両側板間には、各ドラムサブユニットに対応して、現像ローラを保持する現像カートリッジが着脱可能に装着される。そして、ドラムサブユニット、現像カートリッジおよび1対の側板は、ドラムユニットとして、本体ケーシングに対して着脱可能に装着される。
特開2007−72422号公報
1対の側板間に感光ドラムを保持させるための構成として、たとえば、感光ドラムの軸線方向の両端部にフランジ部材を固定し、そのフランジ部材を両側板に形成された貫通孔に固定された軸受部材に挿通して固定して、フランジ部材と軸受部材とを相対回転可能に設ける構成が考えられる。
しかし、この構成では、1対の側板間に熱膨張量の差が生じる場合があることを想定して、その熱膨張量差に起因する感光ドラムの位置ずれが生じるのを防止するために、フランジ部材を貫通孔に遊びを有する状態で挿通する必要がある。そのため、感光ドラムをフレームに対しての精度よく位置決めすることができない。
本発明の目的は、感光ドラムなどの回転体をフレームに対して精度よく位置決めすることができる、軸受装置、ドラムユニットおよび画像形成装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るドラムユニットは、感光ドラムと、前記感光ドラムの軸線方向の端部に設けられるフランジ部材と、互いに異なる方向に延びる第1平面部および第2平面部を内周面に有する貫通穴が形成されたフレームと、前記フランジ部材が遊びを有した状態で内嵌され、前記貫通穴に対して前記第1平面部および前記第2平面部に接触するように内嵌される軸受部材と、前記軸受部材と一体的に形成され、前記フランジ部材を前記第1平面部と前記第2平面部との間に向けて押圧する押圧部材と、周面が前記感光ドラムに押圧される当接部材とを備え、前記押圧部材が前記フランジ部材を押圧する方向は、前記当接部材が前記感光ドラムを押圧する方向と同一方向であることを特徴としている。
また、本発明に係る画像形成装置は、感光ドラムと、前記感光ドラムの軸線方向の端部に設けられるフランジ部材と、互いに異なる方向に延びる第1平面部および第2平面部を内周面に有する貫通穴が形成されたフレームと、前記フランジ部材が遊びを有した状態で内嵌され、前記貫通穴に対して前記第1平面部および前記第2平面部に接触するように内嵌される軸受部材と、前記軸受部材と一体的に形成され、前記フランジ部材を前記第1平面部と前記第2平面部との間に向けて押圧する押圧部材と、周面が前記感光ドラムに押圧される当接部材とを備え、前記押圧部材が前記フランジ部材を押圧する方向は、前記当接部材が前記感光ドラムを押圧する方向と同一方向であることを特徴としている。
本発明によれば、フレームを貫通する貫通穴の内周面には、互いに異なる方向に延びる第1平面部および第2平面部が形成されている。回転体(感光ドラム)の軸線方向の端部には、フランジ部材が設けられる。フランジ部材には、軸受部材が外嵌される。軸受部材は、貫通穴に内嵌される。そして、押圧部材により、フランジ部材が第1平面部と第2平面部との間に向けて押圧される。これにより、フランジ部材が、軸受部材の内周面と接触した状態で、第1平面部および第2平面部の2面に対して位置決めされる。すなわち、フランジ部材は、回転体の軸線方向と直交する2方向に対して位置決めされる。その結果、回転体をフレームに対して精度よく位置決めすることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンタの側断面図である。 図2は、ドラムユニットの右前側上方から見た斜視図であり、1つの現像カートリッジが装着され、その他の現像カートリッジが離脱された状態を示す。 図3は、ドラムユニットの平面図であり、ドラムユニットから1対の外側板を取り外した状態を示す。 図4は、左内側板の右前側上方から見た斜視図である。 図5は、左内側板におけるドラム支持孔の周辺部分の拡大図である。 図6は、1つの感光ドラムが右内側板および左内側板間に装着された状態を示す斜視図である。 図7は、右軸受部材を示す斜視図である。 図8は、右軸受部材を示す斜視図である。 図9は、左軸受部材を示す斜視図である。 図10は、左軸受部材を示す斜視図である。 図11は、右内側板に右軸受部材が取り付けられた状態を説明するための斜視図である。 図12は、左内側板に左軸受部材が取り付けられた状態を説明するための斜視図である。 図13は、ドラムユニットに現像カートリッジが装着されたときの、現像ローラと感光ドラムとの位置関係を示す模式的な側面図である。
以下では、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
1.プリンタ
画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、タンデム型のカラープリンタである。プリンタ1の本体ケーシング2内には、ドラムユニット3が装着されている。このドラムユニット3は、本体ケーシング2の前面に設けられたカバー4を開けて、本体ケーシング2に対して着脱可能となっている。
なお、以下の説明において、カバー4が設けられる側(図1における左側)を前側(正面側)とし、その反対側(図1における右側)を後側(背面側)とする。また、カラープリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。
ドラムユニット3には、4つの回転体の一例としての感光ドラム5が備えられている。4つの感光ドラム5は、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色に対応して設けられ、前後方向に沿って、前側からブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの順に等間隔に並列に配置されている。
また、ドラムユニット3には、各感光ドラム5に対応して、スコロトロン型帯電器6と、現像カートリッジ7とが備えられている。現像カートリッジ7は、感光ドラム5にトナー(現像剤)を供給するための現像ローラ8を備えている。各現像カートリッジ7は、ドラムユニット3に対して着脱可能に装着されている。
ドラムユニット3の上方には、各色に対応した4本のレーザビームを出射する露光器9が配置されている。
感光ドラム5の回転に伴って、感光ドラム5の表面は、スコロトロン型帯電器6からの放電によって一様に帯電された後、露光器9からのレーザビームにより選択的に露光される。この露光によって、感光ドラム5の表面から電荷が選択的に除去され、感光ドラム5の表面に静電潜像が形成される。静電潜像が現像ローラ8に対向すると、現像ローラ8から静電潜像にトナーが供給される。これによって、感光ドラム5の表面にトナー像が形成される。
なお、露光器9に代えて、4つのLEDアレイが各感光ドラム5に対応して設けられてもよい。
本体ケーシング2の底部には、用紙Pを収容する給紙カセット10が配置されている。給紙カセット10に収容されている用紙Pは、各種ローラにより、搬送ベルト11上に搬送される。搬送ベルト11は、4つの感光ドラム5に下方から対向して配置されている。感光ドラム5に対して搬送ベルト11の上側部分を挟んで対向する各位置には、転写ローラ12が配置されている。搬送ベルト11上に搬送された用紙Pは、搬送ベルト11の走行により、搬送ベルト11と各感光ドラム5との間を順次に通過する。そして、感光ドラム5の表面上のトナー像は、用紙Pと対向したときに、転写ローラ12に印加された転写バイアスによって、用紙Pに転写される。
搬送ベルト11に対して用紙Pの搬送方向における下流側には、定着器13が設けられている。トナー像が転写された用紙Pは、定着器13に搬送される。定着器13では、加熱および加圧により、トナー像が用紙Pに定着される。トナー像が定着した用紙Pは、各種ローラにより、本体ケーシング2の上面の排紙トレイ14に排出される。
2.ドラムユニット
図2に示すように、ドラムユニット3は、4つの感光ドラム5、4つの現像カートリッジ7、4つのドラムサブユニット20、フロントビーム21、リヤビーム22、フレームの一例としての右内側板24および左内側板25、ならびに1対の右外側板27および左外側板28が一体となって、本体ケーシング2(図1参照)内に対してスライド自在に着脱される。
(1)ドラムサブユニット
4つのドラムサブユニット20は、右内側板24および左内側板25間において、前後方向に間隔を空けて配置されている。各ドラムサブユニット20は、樹脂からなり、左右方向に細長く、前側下方に開放された略三角柱状に成形されている。各ドラムサブユニット20には、図1に示す帯電器6と、感光ドラム5の表面のクリーニングのためのクリーニング部材(図示せず)が保持されている。
(2)フロントビーム
フロントビーム21は、樹脂からなる。フロントビーム21は、1対の右内側板24および左内側板25の前端部間に架設されている。
フロントビーム21は、支持軸29を保持している。支持軸29は、フロントビーム21を左右方向に貫通し、さらに右内側板24、左内側板25、右外側板27および左外側板28を貫通して、右外側板27および左外側板28から左右方向外方に突出している。
フロントビーム21の前面における左右方向中央部には、手前側把持部30が一体的に形成されている。手前側把持部30は、平面視略コ字状をなし、その各遊端部がフロントビーム21に連結されている。
(3)リヤビーム
リヤビーム22は、樹脂からなる。リヤビーム22は、1対の右内側板24および左内側板25の後端部間に架設されている。
リヤビーム22の上面における左右方向中央部には、奥側把持部31が一体的に形成されている。奥側把持部31は、背面視略U字状をなし、その各遊端部がリヤビーム22に連結され、後側下方から前側上方に傾斜して、リヤビーム22から斜め上方に突出するように設けられている。
(4)内側板
右内側板24および左内側板25は、同一のプレス型を用いた金属板のプレス加工により作製され、同一の形状を有している。なお、以下では、左内側板25を取り上げて、その構成について説明する。
図3および図4に示すように、左内側板25は、前後方向に延びる略細長矩形板状に形成されている。左内側板25の前端部および後端部は、それぞれフロントビーム21およびリヤビーム22に対して左右方向において対向している。
左内側板25の前端部は、前側上方に向けて延びている。この左内側板25の前端部には、支持軸29が挿通される支持軸挿通孔51が貫通形成されている。
左内側板25の後端部は、側面視略L字状に形成されている。左内側板25の後端部には、その後端縁から略V字状に切り欠いた形状の切欠部53が形成されている。切欠部53は、図1に示すように、ドラムユニット3が本体ケーシング2に対して装着された状態で、本体ケーシング2内における後側に左右方向にわたって架設された本体基準軸34を受け入れて、その本体基準軸34に上方および前方から当接する。
左内側板25には、4つのドラム支持孔32が前後方向に一定間隔を空けて形成されている。
(4−1)ドラム支持孔
図5に示すように、貫通穴の一例としてのドラム支持孔32の内面は、4つの直線部60と、4つの湾曲部61とを有している。
4つの直線部60は、上下方向に延び、前後方向に互いに対向する2つの縦直線部63と、前後方向に延び、上下方向に互いに対向する2つの横直線部64とからなる。後側の縦直線部63は、後述する感光ドラム5のフランジ部材81を位置決めするための第1平面部をなしている。また、下側の横直線部64は、後述する感光ドラム5のフランジ部材81を位置決めするための第2平面部をなしている。
4つの湾曲部61は、互いに直交する2つの直線部60を連結し、ドラム支持孔32の径方向外側に向けて膨出した形状に形成されている。これにより、ドラム支持孔32は、側面視において、各頂点が丸みを帯びた略四角形状に形成されている。
(4−2)係止溝
左内側板25の下端縁において、ドラム支持孔32の中心と上下方向に重なる位置には、その下端縁から上方へ略矩形状に窪む軸受係止溝70が形成されている。また、左内側板25の下端縁において、軸受係止溝70に対して前側および後側にそれぞれ間隔を空けた位置には、その下端縁から上方へ略矩形状に窪むクリップ係止溝71が形成されている。
また、各ドラム支持孔32の上方において、左内側板25の上端縁は、前側上方へ傾斜し、各ドラム支持孔32の中心と上下方向に対向する位置で下方へ延び、さらに横直線部64と平行をなして前方へと延びる形状に形成されている。これにより、左内側板25の上端縁は、段差を有しており、この段差の一段低い部分が所定部の一例としての被係止部72となっている。被係止部72には、後述する右軸受部材90(左軸受部材91)の第1係止部101(第2係止部110)が係止される。
(5)外側板
図2に示すように、1対の右外側板27および左外側板28は、たとえば、繊維強化樹脂からなる。右外側板27および左外側板28は、右内側板24および左内側板25と比較して、上下方向に幅広かつ前後方向にほぼ同じ長さを有する側面視略細長矩形板状に形成されている。右外側板27および左外側板28の前端部および後端部は、それぞれフロントビーム21およびリヤビーム22に対して左右方向において対向している。
右外側板27および左外側板28の前端部は、右外側板27および左外側板28の途中部よりも上下方向に幅狭に形成されており、それらの下端縁が前側上方に向けて傾斜している。また、右外側板27および左外側板28の後端部は、右外側板27および左外側板28の途中部よりも上下方向に幅狭に形成されており、それらの下端縁が後側上方に向けて傾斜している。
右外側板27および左外側板28の後端部には、右内側板24および左内側板25の切欠部53(図4参照)と左右方向に対向する位置に、切欠部53とほぼ同じ形状の切欠部33が形成されている。切欠部33は、ドラムユニット3が本体ケーシング2に対して装着された状態で、本体基準軸34に干渉しない。
(6)感光ドラム
感光ドラム5は、図6に示すように、円筒状のドラム本体80と、ドラム本体80の両端部にそれぞれ相対回転不能に嵌合される2つのフランジ部材81とを備えている。
ドラム本体80は、その最表層が正帯電性の感光層により形成される。
フランジ部材81は、樹脂材料からなり、ドラム本体80の両端部に、その一部が挿入されている。左側のフランジ部材81の左側端面には、本体ケーシング2内に設けられた後述する駆動伝達部112(図2参照)が結合される結合溝(図示せず)が設けられている。これにより、図1に示すように、ドラムユニット3が本体ケーシング2内に装着された状態で、感光ドラム5に駆動伝達部112からの駆動力が伝達され、感光ドラム5を回転駆動させることができる。また、フランジ部材81は、右内側板24および左内側板25に形成されたドラム支持孔32の径よりも小さい外径を有している。
右側のフランジ部材81は、軸受部材の一例としての右軸受部材90を介して、右内側板24に回転可能に支持されている。また、左側のフランジ部材81は、軸受部材の一例としての左軸受部材91を介して、左内側板25に回転可能に支持されている。
(7)軸受部材
(7−1)右軸受部材
右軸受部材90は、樹脂材料から形成され、図7,8に示すように、円筒状に形成された筒状部92と、筒状部92の空洞部分内に形成され、筒状部92と同心円筒状をなすシャフト保持部93と、筒状部92の外周面において、筒状部92の軸線方向途中部から外方へ広がる円環板状の鍔部の一例としての鍔部94とを一体的に備えている。
筒状部92は、右内側板24に形成されたドラム支持孔32(図4参照)の内周面とほぼ同じ外径を有し、右側のフランジ部材81の外周面よりもわずかに大きな内径を有している。
筒状部92には、その一方側端面から鍔部94に向けて切り欠かれた形状の1対のスリット95が、筒状部92の周方向に間隔を空けて設けられている。これにより、1対のスリット95に挟まれた部分は、押圧部材96をなしている。
押圧部材96(1対のスリット95)は、右軸受部材90が右内側板24のドラム支持孔32に保持されたときに、前側の縦直線部63と上側の横直線部64との間に配置される。言い換えると、押圧部材96は、右軸受部材90が右内側板24のドラム支持孔32に保持されたときに、第1平面部をなす後側の縦直線部63と第2平面部をなす下側の横直線部64に対向する。また、押圧部材96の先端部の内周面には、突起部97が形成されている。
なお、右軸受部材90の構成についての説明では、鍔部94に対して押圧部材96が配置されている側を押圧部材側という。
また、筒状部92の押圧部材側と反対側の端面には、筒状部92の端部を封止する封止部98が筒状部92と一体的に形成されている。封止部98には、シャフト貫通孔99がその厚さ方向に貫通して形成されている。
シャフト貫通孔99は、シャフト保持部93の空洞部分と連通するように、封止部98の中央部分に設けられている。
右軸受部材90には、筒状部92(シャフト保持部93)の中心軸線に沿って、棒状のシャフト83が設けられている。シャフト83の一端部は、シャフト貫通孔99およびシャフト保持部93に挿通され、封止部98よりも押圧部材側と反対側に突出している。また、シャフト83の他端部は、その先端が先細り形状に形成されている。
鍔部94の外周縁には、2つの係止部101がシャフト83の軸線に対して互いに対向する位置に形成されている。係止部101は、延長部115、支持部116および係止突起117を一体的に備えている。
延長部115は、鍔部94の外周縁から筒状部92の径方向外側に向けて開放される側面視コ字状に形成されている。
支持部116は、延長部115に対して押圧部材側から対向するように設けられている。
係止突起117は、支持部116の押圧部材側と反対側の面に設けられ、延長部115のコ字状部の内側を挿通するように押圧部材側と反対側に延びている。
係止突起117には、その先端から基端に向けて、筒状部92の中心軸線に向かうように傾斜する傾斜面118が形成されている。傾斜面118の基端部側の端縁と鍔部94の他方側面との間には、右内側板24の左右方向の厚さとほぼ同じ間隔が設けられている。
(7−2)左軸受部材
左軸受部材91は、樹脂材料から形成され、図9,10に示すように、円筒状に形成された筒状部105と、筒状部105の一方側の周端縁から外方に広がる円環板状の鍔部の一例としての鍔部106とを一体的に備えている。
筒状部105は、左内側板25に形成されたドラム支持孔32(図4参照)の内周面とほぼ同じ外径を有し、左側のフランジ部材81の外周面よりもわずかに大きな内径を有している。
筒状部105には、鍔部106が設けられた側とは反対側の端面から鍔部106に向けて切り欠かれた形状の1対のスリット107が、筒状部105の周方向に間隔を空けて設けられている。これにより、1対のスリット107に挟まれた部分は、押圧部材108をなしている。
押圧部材108(1対のスリット107)は、左軸受部材91が左内側板25のドラム支持孔32に保持されたときに、前側の縦直線部63と上側の横直線部64との間に配置される。言い換えると、押圧部材108は、左軸受部材91が左内側板25のドラム支持孔32に保持されたときに、第1平面部をなす後側の縦直線部63と第2平面部をなす下側の横直線部64に対向する。また、押圧部材108の先端部の内周面には、突起部109が形成されている。
なお、左軸受部材91の構成についての説明では、鍔部106に対して押圧部材108が配置されている側を押圧部材側という。
鍔部106の外周縁には、2つの係止部110がシャフト83の軸線に対して互いに対向する位置に形成されている。係止部110は、延長部119および係止突起120を一体的に備えている。
延長部119は、鍔部106の外周縁から筒状部105の径方向外側に向けて延びる側面視略矩形状に形成されている。
係止突起120は、延長部119の先端部(筒状部105の径方向外側端部)から一方側(鍔部106に対して、筒状部105が設けられている側)に延びる板状に形成されている。
これにより、延長部119および係止突起120は、全体として断面L字状をなしている。
(8)ドラムユニットに対する感光ドラムの取り付け
ドラムユニット3に対する感光ドラム5の取り付けは、図3に示すように、4つのドラムサブユニット20、フロントビーム21、リヤビーム22および1対の内側板(右内側板24および左内側板25)が組み立てられた状態で行われる。
具体的には、まず、4つのドラムサブユニット20が前後方向に一定間隔を空けて配置される。そして、最前方のドラムサブユニット20に対して前方に間隔を空けて、フロントビーム21が配置される。また、最後方のドラムサブユニット20に対して後方にわずかな間隔を空けて、リヤビーム22が配置される。
その後、フロントビーム21、4つのドラムサブユニット20およびリヤビーム22の右側に右内側板24が配置されるとともに、それらの左側に左内側板25が配置される。そして、図示しない複数のねじを介して、フロントビーム21、4つのドラムサブユニット20およびリヤビーム22に対し、各内側板23が組み付けられる。
フロントビーム21、4つのドラムサブユニット20およびリヤビーム22に対して、各内側板23が組み付けられた後、感光ドラム5の取り付けが行われる。
まず、感光ドラム5の右側端部に右軸受部材90が装着される。具体的には、右側のフランジ部材81が筒状部92の内側に挿入される。このとき、筒状部92に形成された押圧部材96の突起部97がフランジ部材81の外周面に対して弾性的に接触する。これにより、フランジ部材81が全体的に押圧部材96から離間する方向に押圧される。また、フランジ部材81に右軸受部材90が外嵌された状態で、感光ドラム5の内側には、シャフト保持部93に保持されたシャフト83が挿入される。
その後、右内側板24のドラム支持孔32に対して、感光ドラム5の右端部に装着された右軸受部材90が装着される。具体的には、まず、右軸受部材90がドラム支持孔32に左側から対向するように感光ドラム5が配置される。その後、感光ドラム5が全体的に右方へ進出することにより、右軸受部材90は、筒状部92の外周面をドラム支持孔32の4つの直線部60に接触させつつ、ドラム支持孔32に挿入される。このとき、係止部101における係止突起117の傾斜面118が右内側板24の上端縁(被係止部72)および下端縁(軸受係止溝70)に左側から当接する。そして、右軸受部材90がさらに右方へ移動されることにより、右内側板24の上端縁および下端縁が傾斜面118上を移動するとともに、係止突起117がその当接方向外側に弾性的に変形する。鍔部94が右内側板24の左側面に当接すると、それ以上の右軸受部材90の右方への移動が規制される。また、右内側板24の上端縁および下端縁が傾斜面118を乗り越えるとともに、係止突起117の変形が復元することにより、傾斜面118と鍔部94との間に右内側板24が挟み込まれる。これにより、2つの係止部101が右内側板24の被係止部72および軸受係止溝70に係止される。
また、この状態で、筒状部92の外周面と湾曲部61との間には、隙間が形成されている。
右軸受部材90がドラム支持孔32に嵌合された状態で、押圧部材96が前側の縦直線部63と上側の横直線部64との間に配置されていることにより、フランジ部材81は、第1平面部をなす後側の縦直線部63と、第2平面部をなす下側の横直線部64との間に向けて押圧される。右軸受部材90の外周面が4つの直線部60に接して固定され、フランジ部材81が第1平面部および第2平面部の間に向けて押圧されることにより、フランジ部材81は、その外周面が右軸受部材90の筒状部92の内周面に接触した状態で、第1平面部および第2平面部の2面に対して位置決めされる。これにより、感光ドラム5の右端部の位置決めが達成される。
その後、左内側板25および感光ドラム5の左端部(左側のフランジ部材81)に対して、左軸受部材91が装着される。具体的には、左内側板25のドラム支持孔32から左側のフランジ部材81が露出した状態で、左側のフランジ部材81の外周面とドラム支持孔32との間に、左軸受部材91の筒状部105(図9参照)が挿入される。
このとき、筒状部105に形成された押圧部材108の突起部109がフランジ部材81の外周面に対して弾性的に接触する。これにより、フランジ部材81が全体的に押圧部材108から離間する方向に押圧される。
また、右軸受部材90と同様に、左軸受部材91の筒状部105の外周面がドラム支持孔32の4つの直線部60に接触した状態で、ドラム支持孔32に挿入される。この状態で、筒状部105の外周面と湾曲部61との間には、隙間が形成されている。
左軸受部材91がドラム支持孔32に嵌合された状態で、押圧部材108が前側の縦直線部63と上側の横直線部64との間に配置されていることにより、フランジ部材81は、第1平面部をなす後側の縦直線部63と、第2平面部をなす下側の横直線部64との間に向けて押圧される。左軸受部材91の外周面が4つの直線部60に接して固定され、フランジ部材81が第1平面部および第2平面部の間に向けて押圧されることにより、フランジ部材81は、その外周面が左軸受部材91の筒状部105の内周面に接触した状態で、第1平面部および第2平面部の2面に対して位置決めされる。これにより、感光ドラム5の左端部の位置決めが達成される。
一方、左軸受部材91のドラム支持孔32への装着が完了した時点で、鍔部106は、左内側板25の外側面(左側面)に当接している。これにより、それ以上の左軸受部材91の右方への移動が規制され、左軸受部材91が左右方向(感光ドラム5の軸方向)に位置決めされる。また、上側の係止突起120が左内側板25の上端縁(被係止部72)に上方から接触するとともに、下側の係止突起120が左内側板の下端縁(軸受係止溝70)に下方から接触する。これにより、2つの係止部110が、左内側板25の軸受係止溝70および被係止部72に係止され、左軸受部材91の左右方向の位置決め状態が保持される。
その後、図6に示すように、シャフト83における右軸受部材90の封止部98(図8参照)よりも右側に突出した部分にクリップ部材111が取り付けられる。クリップ部材111は、略コ字状に形成され、その各遊端部が屈曲されて、右内側板24のクリップ係止溝71にそれぞれ係止される。これにより、ドラムユニット3に対する感光ドラム5の取り付けが完了する。
4つの感光ドラム5の取り付けが完了した後は、右内側板24および左内側板25の左右方向外側に、外側板26が配置される。そして、図示しないねじを介して、右内側板24および左内側板25、フロントビーム21、4つのドラムサブユニット20、ならびにリヤビーム22に対して、右外側板27および左外側板28が組み付けられる。これにより、ドラムユニット3の組み立てが完了する。
(9)ドラムユニットに対する現像カートリッジの装着
ドラムユニット3の組み立てが完了した後、ドラムユニット3には、各色に対応した現像カートリッジ7が装着される。具体的には、図2に示すように、各外側板26の内側面には、案内溝113が形成されている。案内溝113は、前後方向に沿って等間隔に4つ設けられ、外側板26の内側面において、その上端縁から感光ドラム5に向けて延びる1対の突条によりそれぞれ構成されている。この1対の突条の間に沿って、現像カートリッジ7が下方へと案内されることにより、現像カートリッジ7のドラムユニット3に対する装着が完了する。
ドラムユニット3に対する現像カートリッジ7の装着が完了する直前の状態で、現像カートリッジ7の移動方向は、押圧部材96,108によるフランジ部材81の押圧方向Bと同一方向になる。したがって、現像カートリッジ7に設けられた現像ローラ8の周面が感光ドラム7の周面に対して当接する当接方向Aは、押圧方向Bと同一方向となる。
3.感光ドラムの接地
感光ドラム5のドラム本体80(図6参照)内における右側端部には、図示しないアース部材が設けられている。アース部材は、ドラム本体80の内周面に接触し、その軸線と直交する平面に延びる円板状に形成されている。
右側のフランジ部材81に対する右軸受部材90の取り付けが完了した状態で、右軸受部材90に設けられたシャフト83は、感光ドラム5の内側に挿入され、アース部材(図示せず)と接触する。これにより、感光ドラム5とシャフト83とは、電気的に接続されている。また、図6に示すように、シャフト83の右端部には、クリップ部材111が取り付けられている。クリップ部材111の各遊端部が右内側板24のクリップ係止溝71にそれぞれ係止されているため、シャフト83と右内側板24とは、電気的に接続されている。すなわち、感光ドラム5のドラム本体80は、アース部材、シャフト83およびクリップ部材101を介して、右内側板24に対して電気的に導通可能に接続されている。
図1に示すように、本体ケーシング2内にドラムユニット3が装着された状態では、右内側板24および左内側板25の切欠部53(図4参照)に本体基準軸34が入り込み、本体基準軸34を介して、右内側板24および左内側板25を接地することができる。また、右内側板24と感光ドラム5とがアース部材、シャフト83およびクリップ部材111を介して電気的に接続されているため、アース部材82、シャフト83、クリップ部材111、右内側板24および本体基準軸34を介して、感光ドラム5を接地することができる。
4.本体ケーシング
(1)ドラムユニットの本体ケーシング内に対する着脱
図1を参照して、ドラムユニット3の本体ケーシング2内に対する装着の際には、まず、本体ケーシング2のフロントカバー3が開かれる。そして、ドラムユニット3が後方へ移動されることにより、ドラムユニット3が本体ケーシング2内へ案内される。そして、右内側板24および左内側板25の切欠部53(図4参照)が本体基準軸34に当接すると、それ以上のドラムユニット3の押し込みが規制される。これにより、ドラムユニット3の本体ケーシング2内に対する装着が完了する。
なお、ドラムユニット3の本体ケーシング2からの離脱は、上記の手順と逆の手順で行うことができる。
(2)感光ドラムに対する駆動力の入力
図2に示すように、本体ケーシング2内にドラムユニット3が装着された状態で、各感光ドラム5の左端部と左右方向に対向する位置には、感光ドラムに駆動力を伝達するためのギアの一例としての駆動伝達部112がそれぞれ配置されている。各駆動伝達部112は、ドラムユニット3が本体ケーシング2内に装着された後、右方へと進出し、各左側のフランジ部材81の左端面に設けられた結合溝(図示せず)に接続される。これにより、各感光ドラム5に対して駆動伝達部112から駆動力を伝達させることができ、各感光ドラム5を回転駆動させることができる。
また、各駆動伝達部112が各フランジ部材81の結合溝に接続された後、各駆動伝達部112は、さらに右方へと進出する。これにより、各フランジ部材81を介してドラムユニット3が全体的に右方へと移動される。これにより、ドラムユニット3の左右方向の位置決めが達成される。
5.作用効果
以上のように、右内側板24および左内側板25を貫通するドラム支持孔32の内周面には、互いに異なる方向に延びる第1平面部(後側の縦直線部63)および第2平面部(下側の横直線部64)が形成されている。感光ドラム5の軸線方向の両端部には、フランジ部材81が設けられる。フランジ部材81には、右軸受部材90および左軸受部材91が外嵌される。右軸受部材90および左軸受部材91は、ドラム支持孔32に内嵌される。そして、押圧部材96,108により、左右のフランジ部材81が第1平面部と第2平面部との間に向けて押圧される。これにより、右側のフランジ部材81が、右軸受部材90の内周面と接触した状態で、第1平面部および第2平面部の2面に対して位置決めされる。また、左側のフランジ部材81が、左軸受部材91の内周面と接触した状態で、第1平面部および第2平面部の2面に対して位置決めされる。すなわち、フランジ部材81は、上下方向および前後方向の2方向に対して位置決めされる。その結果、感光ドラム5を右内側板24および左内側板25に対して精度よく位置決めすることができる。
そして、プリンタ1では、左右のフランジ部材81が右軸受部材90および左軸受部材91に対して遊びを有した状態で内嵌され、押圧部材96,108の押圧により位置決めされている。よって、右内側板24と左内側板25との熱膨張量に差が生じても、フランジ部材81と右軸受部材90および左軸受部材91との間の遊び(マージン)により、その熱膨張量の差を吸収することができる。したがって、環境温度にかかわらず、4つの感光ドラム5の平行度を維持することができ、色ずれなどの画像形成不良が生じるのを防止することができる。
また、押圧部材96は、右軸受部材90と一体的に形成されている。これにより、押圧部材96と左軸受部材90とが個別に形成されている構成と比較して、部品点数を削減することができる。また、押圧部材108は、左軸受部材91と一体的に形成されている。これにより、押圧部材108と左軸受部材91とが個別に形成されている構成と比較して、部品点数を削減することができる。
また、右軸受部材90は、右内側板24から感光ドラム5側に突出する筒状部92を備えている。筒状部92には、周方向に間隔を空けて、その先端縁から右内側板24に向けて延びる1対のスリット95が形成されている。1対のスリット95に挟まれた部分の先端部の内周面には、突起部97が形成されている。これにより、右軸受部材90の内側にフランジ部材81が挿入されたとき、突起部97がフランジ部材81に対して弾性的に接触し、フランジ部材81を突起部97の突出方向に向けて押圧する。すなわち、1対のスリット95に挟まれた部分がフランジ部材81を押圧する押圧部材96をなす。これにより、簡素な構成で押圧部材96を設けることができるので、プリンタ1の製造コストを低減することができる。さらに、押圧部材96が右軸受部材90と一体的に形成されているため、押圧部材96と右軸受部材90とが個別に形成されている構成と比較して、部品点数を削減することができる。
また、左軸受部材91は、左内側板25から感光ドラム5側に突出する筒状部105を備えている。筒状部105には、周方向に間隔を空けて、その先端縁から左内側板25に向けて延びる1対のスリット107が形成されている。1対のスリット107に挟まれた部分の先端部の内周面には、突起部109が形成されている。これにより、左軸受部材91の内側にフランジ部材81が挿入されたとき、突起部109がフランジ部材81に対して弾性的に接触し、フランジ部材81を突起部109の突出方向に向けて押圧する。すなわち、1対のスリット107に挟まれた部分がフランジ部材81を押圧する押圧部材108をなす。これにより、簡素な構成で押圧部材108を設けることができるので、プリンタ1の製造コストを低減することができる。さらに、押圧部材108が左軸受部材91と一体的に形成されているため、押圧部材108と左軸受部材91とが個別に形成されている構成と比較して、部品点数を削減することができる。
また、右軸受部材90は、右内側板24に沿って設けられる環状の鍔部94を備えている。これにより、右軸受部材90がドラム支持孔32に内嵌された状態で、鍔部94が右内側板24の内側面(左側面)に当接する。よって、右軸受部材90を左右方向に位置決めすることができる。また、鍔部94には、係止部101が一体的に形成されている。係止部101は、右内側板24の軸受係止溝70および被係止部72に係止される。これにより、右軸受部材90が左右方向に位置決めされた状態を保持することができる。
また、左軸受部材91は、左内側板25に沿って設けられる環状の鍔部106を備えている。これにより、左軸受部材91がドラム支持孔32に内嵌された状態で、鍔部106が左内側板25の外側面(左側面)に当接する。よって、左軸受部材91を左右方向に位置決めすることができる。また、鍔部106には、係止部110が一体的に形成されている。係止部110は、左内側板25の軸受係止溝70および被係止部72に係止される。これにより、左軸受部材91が左右方向に位置決めされた状態を保持することができる。
また、感光ドラム5の左側には、感光ドラム5に駆動力を伝達する駆動伝達部112が設けられている。これにより、駆動伝達部112を介して感光ドラム5に駆動力を伝達し、感光ドラム5を回転駆動させることができる。
また、ドラムユニット3は、その周面が感光ドラム5に押圧される現像ローラ8を備えている。押圧部材96,108がフランジ部材81を押圧する方向Bは、現像ローラ8の周面が感光ドラム5を押圧する方向Aと同一方向である。これにより、フランジ部材81には、押圧部材96,108および現像ローラ8の両方から力が入力される。よって、フランジ部材81を右内側板24および左内側板25に対してより精度よく位置決めすることができる。
6.変形例
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、上記の実施形態では、画像形成装置の一例として、タンデム型のカラープリンタを例示したが、本発明は、モノクロのプリンタおよびレーザプリンタなどに適用することができる。また、本発明は、画像形成装置のみならず、軸受部材を介して回転体をフレームに保持する構成に広く適用することができる。
1 プリンタ
3 ドラムユニット
5 感光ドラム
8 現像ローラ
24 右内側板
25 左内側板
32 ドラム支持孔
63 縦直線部
64 横直線部
70 軸受係止溝
72 被係止部
81 フランジ部材
90 右軸受部材
91 左軸受部材
92 筒状部
94 鍔部
95 スリット
96 押圧部材
97 突起部
101 係止部
105 筒状部
106 鍔部
107 スリット
108 押圧部材
109 突起部
110 係止部
112 駆動伝達部

Claims (12)

  1. 感光ドラムと、
    前記感光ドラムの軸線方向の端部に設けられるフランジ部材と、
    互いに異なる方向に延びる第1平面部および第2平面部を内周面に有する貫通穴が形成されたフレームと、
    前記フランジ部材が遊びを有した状態で内嵌され、前記貫通穴に対して前記第1平面部および前記第2平面部に接触するように内嵌される軸受部材と、
    前記軸受部材と一体的に形成され、前記フランジ部材を前記第1平面部と前記第2平面部との間に向けて押圧する押圧部材と
    周面が前記感光ドラムに押圧される当接部材と
    を備え、
    前記押圧部材が前記フランジ部材を押圧する方向は、前記当接部材が前記感光ドラムを押圧する方向と同一方向である、ドラムユニット。
  2. 前記軸受部材は、前記フレームから前記感光ドラム側に突出する筒状部を備え、
    前記筒状部には、周方向に間隔を空けて、その先端縁から前記フレームに向けて延びる1対のスリットが形成されており、
    前記押圧部材は、前記筒状部における前記スリットに挟まれた部分であり、その先端部の内周面に突起部を備えている、請求項1に記載のドラムユニット。
  3. 前記当接部材は、前記感光ドラムに現像剤を供給するための現像ローラであることを特徴とする、請求項1または2に記載のドラムユニット。
  4. 前記軸受部材は、
    前記フレームに沿って設けられる環状の鍔部と、
    前記鍔部と一体的に形成され、前記フレームの所定部に係止される係止部とを備えている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のドラムユニット。
  5. 前記感光ドラムの軸線方向の一端部には、前記感光ドラムに駆動力を伝達するギアが設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のドラムユニット。
  6. 前記感光ドラムは、複数備えられ、
    前記貫通穴は、前記感光ドラムに対応して、前記感光ドラムの数と同数形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のドラムユニット。
  7. 感光ドラムと、
    前記感光ドラムの軸線方向の端部に設けられるフランジ部材と、
    互いに異なる方向に延びる第1平面部および第2平面部を内周面に有する貫通穴が形成されたフレームと、
    前記フランジ部材が遊びを有した状態で内嵌され、前記貫通穴に対して前記第1平面部および前記第2平面部に接触するように内嵌される軸受部材と、
    前記軸受部材と一体的に形成され、前記フランジ部材を前記第1平面部と前記第2平面部との間に向けて押圧する押圧部材と
    周面が前記感光ドラムに押圧される当接部材と
    を備え、
    前記押圧部材が前記フランジ部材を押圧する方向は、前記当接部材が前記感光ドラムを押圧する方向と同一方向である、画像形成装置。
  8. 前記軸受部材は、前記フレームから前記感光ドラム側に突出する筒状部を備え、
    前記筒状部には、周方向に間隔を空けて、その先端縁から前記フレームに向けて延びる1対のスリットが形成されており、
    前記押圧部材は、前記筒状部における前記スリットに挟まれた部分であり、その先端部の内周面に突起部を備えている、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記当接部材は、前記感光ドラムに現像剤を供給するための現像ローラであることを特徴とする、請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 前記軸受部材は、
    前記フレームに沿って設けられる環状の鍔部と、
    前記鍔部と一体的に形成され、前記フレームの所定部に係止される係止部とを備えている、請求項7〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記感光ドラムの軸線方向の一端部には、前記感光ドラムに駆動力を伝達するギアが設けられている、請求項7〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記感光ドラムは、複数備えられ、
    前記貫通穴は、前記感光ドラムに対応して、前記感光ドラムの数と同数形成されている、請求項7〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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