JP5007379B2 - シートの打抜装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートの打抜装置に関する。
従来技術において厚さ0.14mm程度の塩化ビニールシートに印刷等して、風呂などの濡れる場所でも読める本(以下「樹脂製書籍」という。)としたものが知られている。
従来技術においては樹脂製書籍を製造する方法は、従来の紙製書籍の製造方法と同じで、樹脂製シートを多数枚重ねて圧し抑えそれを刃で裁断する裁断機によるものである。
これには以下に述べるような欠点があった。
シートの縁に毛羽立ちとかバリが生じてしまい、ページを捲るときなどザラツキなど強い違和感や不快感を与え、指等を切って負傷させるという欠点があった。
これは、従来の打抜金型による打抜形成でも生じるものであった。
特に無し 特に無し
本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑みてなされたものであって、その目的は、シートの縁に毛羽立ちとかバリなどの生じないページシートを形成するシートの打抜装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下に述べるような構成となっている。
<請求項1>
一方の枠型の内部に設けられたパンチを有する一方の金型、他方の枠型の内部に該他方の枠型面と打抜面を弾性支持体により同一平ら面としかつ前記パンチの所定の距離だけの打込動作で前記シートの厚みより少ない距離沈み可動するように支持されたパンチアウトを有する他方の金型とからなる、シートを所定の形態に打抜形成して打抜シートを形成するための打抜形成部によって、
前記パンチと前記パンチアウトで前記シートを押し圧挟持し、前記パンチの縁刃と対向する前記他方の枠型の縁刃を、前記パンチの縁刃の位置が前記他方の枠型の縁刃の位置に達しない非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記シートにそれぞれ該シートの中途まで両縁刃が当たらない残肉部位を形成するように食い込ませ、該縁刃先同士が離れ当らない前記非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記残肉部位を打ち離して切断面を湾曲形態とした前記打抜シートとそのスクラップシートを、前記パンチの一方向1回のみの前記打込動作で形成するようにしたことを特徴とするシートの打抜装置である。
<請求項2>
固定枠体(40)、この固定枠体(40)内に該固定枠体(40)面と打抜面を同一平ら面とし沈み可動するように支持設けられたパンチアウト(41)、このパンチアウト(41)を前記固定枠体(40)面と打抜面を同一平ら面に支持する弾性支持体(42)、可動枠体(45)、この可動枠体(45)内に支持設けられた、前記パンチアウト(41)を打ち押し圧し沈めて挟持したシート(3)を所定の形態に打抜形成して打抜シート(8)を形成するためのパンチ(43)、このパンチ(43)と前記可動枠体(45)との間に挟持された弾性体(65)、前記固定枠体(40)と前記パンチアウト(41)とからなる下型(62)、前記可動枠体(45)と前記パンチ(43)とからなる上型(61)、前記下型(62)から前記可動型(45)を浮き支持する付勢手段(44)とからなる打抜形成部(9)が設けられ、
離れ状態にある前記下型(62)と前記上型(61)の間に形成された隙間に前記シート(3)がセットされた状態で、前記可動枠体(45)を所定の距離だけ下ろし、前記上型(61)と前記下型(62)で前記シート(3)を圧挟持状態として、そこから前記弾性体(65)を押し縮めて前記パンチ(43)を下降させてその押し圧で前記弾性支持体(42)を押し縮めて前記パンチアウト(41)を前記シートの厚みより少ない距離沈め、このときの状態は、前記パンチ(43)の縁刃の位置が前記固定枠体(40)の縁刃の位置に達しない非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記シート(3)に前記パンチ(43)の縁刃が上方から食い込み、前記固定枠体(40)の縁刃が下方から食い込み、該縁刃先同士が離れ当らない前記非貫通非かすめ離れ位置形態で、非食い込み部である残肉部位が残る状態として、そのまま前記残肉部位が破断し離れて切断面を湾曲形態とした打抜シート(8)を、前記パンチ(43)の一方向1回のみの打込動作で形成したことを特徴とするシートの打抜装置である
<請求項3>
弾性支持体(80)、この弾性支持体(80)の上に設けられた上部体(81)、前記弾性支持体(80)と前記上部体(81)とからなる固定枠体(82)、この固定枠体(82)の内側に設けられた前記上部体(81)と打抜面が平らとなっているパンチ(83)、前記固定枠体(82)とパンチ(83)とからなる下型(84)と、
パンチアウト(85)、このパンチアウト(85)を可動可能に収納した可動枠体(86)、この可動枠体(86)と前記パンチアウト(85)の間に設けられた弾性体(87)、前記可動枠体(86)と打抜面を平らとした前記パンチアウト(85)とからなる上型(88)と、
前記下型(84)と前記上型(88)とからなる打抜形成部(89)とからなるとともに、
離れ状態にある前記下型(84)と前記上型(88)の間に形成された隙間に前記シート(3)がセットされた状態で、前記上型(88)が下ろされ該上型(88)と前記下型(84)の打抜面で前記シート(3)を強く挟み付け、前記弾性体(87)と前記弾性支持体(80)が押し縮められて前記可動枠体(86)および前記上部体(82)が前記シートの厚みより少ない距離である所定の距離だけ押し下ろされ、前記パンチ(83)の縁刃の位置が前記可動枠体(86)の縁刃の位置に達しない非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記可動枠体(86)の縁刃が前記シート(3)の上から食い込み、前記パンチ(83)の縁刃が前記シート(3)の下から食い込み、その縁刃間に僅かな該シート(3)の残肉部位が形成され、該縁刃先同士が離れ当らない前記非貫通非かすめ離れ位置形態で、この残肉部位は破断し分離されて切断面を湾曲形態とした打抜シート(8)を、前記パンチアウト(85)の一方向1回のみの打込動作で形成したことを特徴とするシートの打抜装置である。
<請求項4>
一方の枠型の内部に設けられたパンチを有する一方の金型、他方の枠型の内部にパンチアウトを有する他方の金型とからなるシートを所定の形態に打抜形成して打抜シートを形成するための打抜形成部によって、
前記パンチと前記パンチアウトで前記シートを押し圧挟持し、前記パンチの縁刃の位置が前記他方の枠型の縁刃の位置に達しない非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記パンチの縁刃と対向する前記他方枠型の縁刃を前記シートにそれぞれ該シートの中途まで両縁刃が当たらない残肉部位を形成するように食い込ませ、該縁刃先同士が離れ当らない前記非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記残肉部位を打ち離して切断面を湾曲形態とした形成したことを特徴とする打抜シートである。
<請求項5>
請求項1、2、3のいずれか1項に記載のシートの打抜装置において形成されたことを特徴とする打抜シートである。
<請求項6>
一方の枠型の内部に設けられたパンチを有する一方の金型、他方の枠型の内部にパンチアウトを有する他方の金型とからなるシートを所定の形態に打抜形成して打抜シートを形成するための打抜形成部によって、
前記パンチと前記パンチアウトで前記シートを押し圧挟持し、前記パンチの縁刃の位置が前記他方の枠型の縁刃の位置に達しない非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記パンチの縁刃と対向する前記他方枠型の縁刃を前記シートにそれぞれ該シートの中途まで両縁刃が当たらない残肉部位を形成するように食い込ませ、該縁刃先同士が離れ当らない前記非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記残肉部位を打ち離して切断面を湾曲形態とした打抜シートを形成することを特徴とする打抜シートの形成方法である。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
<請求項1記載の発明の効果>
一方の枠型の内部に設けられたパンチを有する一方の金型、他方の型枠の内部にパンチアウトを有する他方の金型とからなるシートを所定の形態に打抜形成して打抜シートを形成するための打抜形成部によって、
一方の枠型の内部に設けられたパンチを有する一方の金型、他方の枠型の内部に該他方の枠型面と打抜面を弾性支持体により同一平ら面としかつ前記パンチの所定の距離だけの打込動作で前記シートの厚みより少ない距離沈み可動するように支持されたパンチアウトを有する他方の金型とからなる、シートを所定の形態に打抜形成して打抜シートを形成するための打抜形成部によって、
前記パンチと前記パンチアウトで前記シートを押し圧挟持し、前記パンチの縁刃と対向する前記他方の枠型の縁刃を、前記パンチの縁刃の位置が前記他方の枠型の縁刃の位置に達しない非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記シートにそれぞれ該シートの中途まで両縁刃が当たらない残肉部位を形成するように食い込ませ、該縁刃先同士が離れ当らない前記非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記残肉部位を打ち離して切断面を湾曲形態とした前記打抜シートとそのスクラップシートを、前記パンチの一方向1回のみの前記打込動作で形成するようにしたことを特徴とするシートの打抜装置であるであるので、
シートの一方の面と他方の面からそれぞれ縁刃を該シートの中途まで食い込ませるものであり、これにより両縁刃の達しない残肉部位が両縁刃の間に残り、シートが塩化ビニールなどの合成樹脂製部材である場合はこの残肉部位が破断して離れ(打抜かれる)て打抜シートが形成される。
この中途刃入打抜方法により打抜シートの側部はバリや毛羽立ちが全く形成されず、むしろ略湾曲的な形態に形成され、手触りの良好で指などを傷つける心配の無い安全なものを形成できると言う効果を得ることができる。
さらに、縁刃同士は接触しない刃こぼれが生じ難い構成であるので縁刃の使用回数を大幅に延ばすことができ、金型の研磨などのメンテナンスを大幅に減らすことができるという効果を得ることができる。
<請求項2記載の発明の効果>
請求項1に記載の発明と同様な効果を奏する。
<請求項3記載の発明の効果>
請求項1に記載の発明と同様な効果を奏する。
<請求項4>
請求項1のシートの打抜装置で形成した打抜シートと同様な効果を奏する。
<請求項5>
請求項1、2、3のいずれか1項に記載のシートの打抜装置で形成した打抜シートと同様な効果を奏する。
<請求項6>
形成した打抜シートは請求項1のシートの打抜装置で形成した打抜シートと同様な効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
<第1の実施の形態>
図1〜図10に示す本発明を実施するための最良の第1の実施の形態において1はシートの打抜装置であってこのシートの打抜装置は、シート送出し部2と、このシート送出し部2から取り出されたシート3を搬送する搬送部4と、この搬送部4から搬送されてくるシート3を載置するシート載置部5と、このシート載置部5でシート3の向きや位置などを補正したり制御するシート位置等制御部6と、シート載置部5のシート3を搬送する搬送部7と、この搬送部7から搬送されたシート3を所定の形態に打抜いて打抜シート8を形成する打抜形成部9と、この打抜形成部9で形成された打抜シート8とそのスクラップシート10を搬送する搬送部11と、打抜シート8とそのスクラップシート10を分離する分離部12と、分離された打抜シート8を重ね溜める打抜シート重ね溜め部13と、この打抜シート重ね溜め部13に所定のページ重り溜まったシート束14が落とされそれを搬送するコンベアー15とからなっている。
シート送出し部2は、上からトレー17−1〜17−15の15段のトレー群18を収納した4本の支柱16により昇降可能に支持された昇降体19と、この昇降体19を昇降動作させる下部に設けられた油圧制御されたリフトからなる昇降手段20と、下方の所定の位置でトレー17−1〜17−15の一つのトレーをトレー群18から出し引きするトレー出引手段21と、このトレー出引手段21によりトレー群18から前方に突き出されたトレーに収納されたシート群の最上部シートをバキュームにより吸い付けるシート吸着部22、このシート吸着部22を搬送部11方に移動させる吸着部制御手段23とからなるシート取出手段24とからなっている。
搬送部4、搬送部7、搬送部11は下部の非駆動回転の固定ローラ25と、上部の可動ローラ26とからなっていて、シート3を呼び込むときは駆動回転している可動ローラ26は上がっていて、シート3が入ると可動ローラ26は下りて固定ローラ25とで該シート3を挟持して搬送する。
シート3は350mm×470mmで厚み0.14mmの硬質塩化ビニール製である。
シート3には搬送方向に一直線に引かれた1本線からなる見当マーク30が引かれ、この見当マーク30上の3箇所に小突出された位置マーク31、31、31が施され、バーコード29が印刷されている。
シート3はシート3−1〜3−15までの15種類からなり、位置シートには片面3列×3列の計9ページが印刷され両面で18ページが印刷されている。
横3列ずつ打抜かれて3つのシート束になり、この3つのシート束を所定の順に重ねることにより、全ページが整った一冊の本になるようにシート3−1のページ並びは、図7および図8に示すようになっている。シート3−2以後もページが順次重なって行く並びとなっている。
シート位置等制御部6は、シート載置部5に載置されたシート3の見当マーク30の第1の箇所(前方)を検出する第1の見当センサ32a並びにその第1の箇所から離れた部位である見当マーク30の第2の箇所を検出する第2の見当センサ32bと、シート載置部5に載置されたシート3の向き及び横位置をシート3の横を押して補正する見当補正手段33と、搬送部7により搬送されるシート3の位置マーク31を検出する位置検出センサ34と、バーコード29を検出するバーコード検出センサ36と、シート3の重なりを検出する重なり検出センサ37とからなっている。
打抜形成部9は、上型61を支持案内し下型62を支持する4本の支持案内シャフト39と、支持案内シャフト39に支持され且つベース46に固定された固定枠体40と、この固定枠体40内に該固定枠体40面と打抜面を同一平ら面とし沈み可動するように支持設けられたパンチアウト41と、このパンチアウト41を所定の位置(固定枠体40面と打抜面を同一平ら面)に支持するウレタンゴム魂製の弾性支持体42と、支持案内シャフト39に付勢手段44により下型62から浮き支持された可動枠体45と、この可動枠体45内に支持設けられたパンチアウト41を打ち押し圧し沈めて挟持したシート3を所定の形態に打抜形成して打抜シート8を形成するためのパンチ43とからなっていて、パンチアウト41とパンチ43は横並びで3組設けられてなる、打抜シート8(105mm×148mm)を同時に3組別々に打抜形成する打抜形成形態となっている。
上型61は可動枠体45とパンチ43とからなり、下型62は固定枠体40とパンチアウト41とからなっている。
打抜シート8はページ本体48と、このページ本体48の端方に空けられたバインダーに綴じるための10個の綴じ穴49と、綴じ穴49側のページ本体10の側部の3箇所に小凹形成された打抜シート側掛り部50とからなっている。
スクラップシート10側には打抜シート側掛り部50の部位に小凸形成されたスクラップシート側掛り部51が形成される。
打抜形成部9の上記各構成部は詳しくは次のようになっている。
パンチアウト41にはバインダー綴じ穴49を形成するための打抜穴53と、側部には打抜シート側掛り部50を形成するためのパンチアウト側掛り部位形成部54とが形成されている。
固定枠体40には打抜シート側掛り部50を形成するための固定枠体側掛り部位形成部55が形成されている。
パンチ43には打抜穴53と対応してバインダー綴じ穴49を形成するための打出しピン56と、側部には打抜シート側掛り部50を形成するためのパンチ側掛り部位形成部57が形成されている。
可動枠体45には打抜シート側掛り部50を形成するための可動枠体側掛り部位形成部58が形成されている。
ベース46にはパンチ43がそれ以上下降しないように止める下部ストッパー59が設けられ、可動枠体45にはこの下部ストッパー59に当たってパンチ43がそれ以上下降させないように止めるための上部ストッパー60が設けられている。
上型61は、鋼鉄製のパンチ43の上部には可動枠体45に被さるフランジ部63が設けられ、可動枠体45は鋼鉄製の下部体64と下部体64とフランジ部63の間にはウレタンゴム製の弾性体65が挟持されサンドイッチ構造となっている。
打抜シート8の形成動作を図6を参照しながら説明する。
<図6の(a)>シート3がセットされる。
<図6の(b)>所定の距離打ち降ろされるハンマー66が打ち下ろされて可動枠体45を所定の距離だけ打ち下ろす。その際の動作は上型61全体と下型62全体でシート3を圧挟持状態として、そこから弾性体65を押し縮めてパンチ43を下降させるとその押し圧で弾性支持体42を押し縮めてパンチアウト41を0.05mmほど沈める。
このときの状態は、シート3にパンチ43の縁刃が上方から0.05mmほど食い込み、固定枠体40の縁刃が下方から0.05mmほど食い込み、非食い込み部である残肉部位が0.04mmほど残る状態となる。
<図6の(c)>パンチ43の縁刃と固定枠体40の縁刃がシート3に中途食い込み状態となると硬質塩化ビニールシート製のシートは残肉部位が破断し離れて打抜シート8とスクラップシート10が形成される。
<図6の(d)>ハンマー66の戻り動作によるパンチ43の戻り動作に伴って沈み状態のパンチアウト41は、弾性支持体42の復元により固定枠体面と打抜面を同一平ら面とする状態に戻り、それにより打抜シート8がスクラップシート10内に戻り、打抜シート8とスクラップシート10が一体となって分離部12に搬送される。その際にスクラップシート側掛り部51に打抜シート側掛り部50が引っ掛かって、スクラップシート10から打抜シート8が外れることなく打抜形成部9から搬送される。
このような打抜動作により打抜シート8の切断面は略湾曲形態のバリや毛羽立ちの無い手触りのよいものとなる。
分離部12は搬送部11の最終ローラ前部に設けられ、搬送方向に形成されるスクラップシート10の4つの縦帯部位より幅の狭い該縦帯部位に掛り案内する4つの掛り案内爪70a〜70dからなっていて、搬送部11で搬送された打抜シート8が入ったスクラップシート10に掛り案内爪70a〜70dが掛り、スクラップシート10はそのまま掛り案内爪70a〜70dに案内されて装置下方に落とされ、打抜シート8は掛り案内爪70a〜70dに掛かることなく真直ぐに搬送され打抜シート搬送部71で搬送され打抜シート重ね溜め部13に落とされる。
打抜シート重ね溜め部13に全ページが三つのシート束14a、14b、14cとして溜まると、底部シャッター72が開き三つのシート束14がコンベアー15に落とされる。三つのシート束14a、14b、14cを所定の順で重ねるとページの整った一冊の本のページ束ができる。これをバインダーに綴じて風呂に入りながら読める本になる。
シートの打抜装置1は次のように動作する。
270ページの本を作成するものとする。
(1)トレー17−1にシート3−1・・・トレー17−15にシート3−15を多数枚セットする。シートは作業者が随時追加して行く。
(2)トレー群18を上昇させ、トレー出引手段21を動作させてトレー17−15を前方に押し出しトレー群18から突き出させる。シート取出手段24を下降動作させてシート吸着部22にシート3−15を一枚吸い着けシート取出手段24を上昇前方移動させてシート3−15の前方先端を搬送部4に入れる。
搬送部4にシート3−15を搬送させながらトレー群18を下降させ、トレー出引手段21を動作させてトレー17−14を前方に押し出しトレー群18から突き出させる。シート取出手段24を下降動作させてシート吸着部22にシート3−14を一枚吸い着けシート取出手段24を上昇前方移動させてシート3−14の前方先端を搬送部4に入れる。
このようにトレー群18を順次下降させながらシートを順次取りだして行き、トレー17−1のシート3−1の取り出しが完了すると、トレー群18は自動的に上昇して、再びシート3−15の取り出しから自動的に行う。この動作を自動的に繰り返し行う。
(3)搬送部4は駆動回転する可動ローラ26は回転フリーの固定ローラ25から離れてシート3が入ってくるのをまっている。シート3が入ると可動ローラ26は下りて固定ローラ25とでシート3を挟みその回転でシート3をシート載置部5に搬送する。
シート載置部5に搬送されたシート3はその前方先端を搬送部7に入れられる。
シートのバーコード29がバーコード検出センサ36で読取られ所定のページで無い場合は搬送が止められ、警報が発せられる。間違いシートを取り除き動作を再開させると間違いバーコードのシート種類からの取出しから再開する。
シートの二枚重ねを重なり検出センサ37が検出すると搬送が止められ、警報が発せられる。重なりシートを取り除き動作を再開させると重なりシートのシート種類からの取出しから再開する。
(4) シート載置部5に載置されたシート3は搬送方向右側に寄った状態に搬送載置される。二つのシート押し部である見当補正手段33、33が一体となって動いてシート3の右側を押してゆく。シート3の向きが傾いている場合は一方の検討補正手段33に当たって押されシート3の傾きが是正されて真直ぐになって、これ以後は見当補正手段33、33に当たって真直ぐ状態を維持したまま左側に移動されて行く。見当センサ32a、32bが同時に見当マーク30を検出するとその所定位置で止められ、搬送部7の可動ローラ26が下りてシート3はローラに挟持され搬送される。
その搬送中に位置検出センサ34で最初の位置マーク31が読取られ、この位置マーク31から所定の距離だけシート3は送られ停止させられ最初の打抜列が打抜形成部9にセットされ、ハンマー66が打ち下ろされて打抜が行われる。
(5)最初の打抜が行われると搬送が開始され、その搬送中に位置検出センサ34で2番目のマーク31が読取られ、この2番目の位置マーク31から所定の距離だけシート3は送られ停止させられ2番目の打抜列が打抜形成部9にセットされ、ハンマー66が打ち下ろされて打抜が行われる。
2番目の打抜が行われると搬送が開始され、その搬送中に位置検出センサ34で3番目のマーク31が読取られ、この3番目の位置マーク31から所定の距離だけシート3は送られ停止させられ3番目の打抜列が打抜形成部9にセットされ、ハンマー66が打ち下ろされて打抜が行われる。
(6)打抜されたシート3はスクラップシート10に打抜シート8を抜き部位に入れたまま搬送部11で搬送して行き、分離部12でスクラップシート10は掛り案内爪70a〜70dに掛かり下方に分離落とし、打抜シート8は掛り案内爪70a〜70dに掛かることなくそのまま前方に搬送され打抜シート搬送部71から打抜シート重ね溜め部13に送られ、全ページが収納されると、底部シャッター72が開いてコンベアー15にシート束14a、14b、14cが落とされ、作業者はこれを順に重ねて全ページが整った本にする。
(発明を実施するための異なる形態)
次に、図11に示す本発明を実施するための異なる形態について説明する。なお、これら本発明を実施するための異なる形態の説明に当たって、本発明を実施するための最良の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
<第2の実施の形態>
図11に示す本発明を実施するための最良の第2の実施の形態において前記第1の実施の形態と主に異なる点は、打抜形成部の構成をベース46に固定された下部の弾性支持体80、弾性支持体80の上に設けられた鋼鉄製の上部体81とからなる固定枠体82と、この固定枠体82の内側に設けられた鋼鉄製のパンチ83と、
固定枠体82とパンチ83とからなる下型84と、
鋼鉄製のパンチアウト85と、このパンチアウト85を可動可能に収納した天井を有する鋼鉄製の可動枠体86と、この可動枠体86とパンチアウト85の上部の間に設けられた弾性体87と、
可動枠体86とパンチアウト85とからなる上型88とからなる打抜形成部89を形成した点にある。
パンチアウト85と可動体86の打抜面およびパンチ83と上部体81の打抜面は平らとなっている。
シート3がセットされた状態でハンマー66に打ち押されると上型88が打ち下ろされ、上型88と下型84の両打抜面全体でシート3を強く挟み付け、さらにハンマー66が可動体86を押すとその圧力で弾性体87と弾性支持体80が押し縮められて可動体86および上部体82が所定の距離だけ押し下ろされる。
可動体86の縁刃がシート3の上から食い込み、パンチ83の縁刃がシート3の下から食い込み、縁刃間に僅かなシート3の残肉部位が形成され、この残肉部位は自然と破断し分離され打抜シート8とスクラップシート10が形成される。
ハンマー66が上がると弾性体87と弾性支持体80の反発復元により上型88と下型84の打抜面はもとの平ら面となる。この動作により、打抜シート8はスクラップシート10内のもとの抜き部位に戻され、そのまま分離部へ搬送される。
<付記>
<付記1記載のアイデア>
シートを収納するトレー、このトレーを多段に設けたトレー群と、このトレー群を昇降動作させる昇降手段、このトレー群の各トレーに収納されたシート群の一枚を所定位置で取り出すシート取出手段とからなるシート送出し部と、このシート取出手段で取り出したシートを搬送する搬送部と、前記トレーから搬送されたシートを所定の形態に打抜いて打抜シートを形成する打抜形成部と、この打抜形成部で形成された打抜シートおよびそのスクラップシートを搬送する搬送部と、前記打抜シートと前記スクラップシートとを分離する分離部とでシートの打抜装置を構成しているので、
本を作成する場合、打抜形成部へのシートの搬送、打抜シート(ページ)の形成、ページ順の重ねを連続的且つ自動的に行い、且つ、装置の小型省スペース化を実現するという効果を得ることができる。
具体例で説明する。
本を形成する350mm×470mmのシートに横3列、縦3列の計9ページ、裏表18ページの打抜シートを形成できるようにし(1ページ 105mm×148mm)、
トレーを上から数えて1段目〜15段目からなる15段のトレー群とし、
打抜形成部での打抜形成形態が3ページ横一列同時打抜形成形態とした構成にする。
この構成では最高15×18=270ページの本を作ることができる。
シートは第1シート〜第15シートの15種類として、1段目トレー(最上段)に第1シートをセットし、2段目トレーに第2シート・・・15段目トレー(最下段)に第15シートをセットする。
トレー群を上昇させ、所定の位置で第15シートをシート取出し手段で取出し搬送部で打抜形成部に送る。
打抜形成部では横3列ずつページ(打抜シート)が打抜かれ搬送部で分離部に送られページとスクラップシートに分離され、3列のページ収納部に収められる。
ページ収納部には第15シートの第1列目ページの上に第2列目ページが重なり、第2列目ページの上に第3列目ページが重なる。
トレー群を下降させて、所定の位置で第2シートを取出し第1シートと同じ様に打抜形成し分離しページを重ねて行く。
トレー群を下降させながら第1シートまで打抜形成すると、ページ収納部には三つのページ束ができる。
このページ束を所定の順に重ねると全ページが整った270ページの一冊分の束ができる。後はバインダーなどに綴じて本を完成させる。
トレー群を上昇させ第2冊目の形成を進めて行く。
付記1記載の発明においては以上のように、トレーに所定のシートを裏表間違いなく且つ差し込みかたを間違いないようにセットすることにより、追加して行くことにより、ページが揃った本を自動的に一冊ずつ作成して行くことができる。
また、1人の作業者でシートのセットから本の完成まで簡単に行うことができる。
<付記2記載のアイデア>
シートを収納するトレー、このトレーを多段に設けたトレー群、このトレー群を昇降動作させる昇降手段、このトレー群の各トレーを所定位置で出し引きするトレー出引手段、このトレー出引手段により前記トレー群から突き出されたトレーに収納されたシート群の最上部シートをバキュームにより吸い付けるシート吸着部、このシート吸着部を搬送部方に移動させる吸着部制御手段とからなるシート取出手段とからなるシート送出し部と、前記シート吸着部に吸い付けられ前記トレーから引き出されたシートを挟み搬送する第1の搬送部と、前記トレーから搬送されたシートを所定の形態に打抜いて打抜シートを形成する打抜形成部と、この打抜形成部で形成された打抜シートを搬送する第2の搬送部と、前記打抜シートとそのスクラップシートとを分離する分離部とでシートの打抜装置を構成しているので、
前付記1記載のアイデアに加えて、記上部シートをバキュームにより吸い付け搬送部にセットする構成であるので、確実に1枚を取出しことができ、2枚重ね取出しの極めて少ない、すなわち2枚重ねによる停止などの少ない装置を実現するという効果を得ることができる。
<付記記3載のアイデア>
付記1、2いずれか記載の発明において、打抜形成部での打抜形成形態が複数枚横一列同時打抜形成形態であるシートの打抜装置を構成しているので、
生産性の高い装置を実現するという効果を得ることができる。
<付記4記載のアイデア>
1本線ないし複数箇所に見当マークと位置マークが施されてなるシート、搬送等された前記シートが載置されるシート載置部と、このシート載置部に載置された前記シートの前記見当マークの第1の箇所を検出する第1の見当センサ並びに前記第1の箇所から離れた部位である前記見当マークの第2の箇所を検出する第2の見当センサと、前記シート載置部に載置された前記シートの向き及び横位置を該シートの横を押して補正する見当補正手段と、この見当補正手段により補正され搬送されてきた前記シートを所定の形態に打抜いて打抜シートを形成する打抜形成部と、前記シート載置部に載置された前記シートを前記打抜形成部側に搬送する第1の搬送部と、この搬送部により搬送される前記シートの前記位置マークを検出する位置検出センサと、前記第1の見当補正手段、前記第2の見当補正手段、前記位置検出センサとからなるシート位置等制御部と、前記打抜形成部で形成された打抜シート及びそのスクラップシートを搬送する第2の搬送部と、前記打抜シートと前記スクラップシートシートとを分離する分離部とからなり、
前記シートは前記シート載置部の前記見当補正手段側に所定位置よりも寄るように載置され、前記第1の見当箇所の位置を前記第1の見当センサで検出して所定の位置からの第1のズレ距離を計測し、前記第2の見当箇所の位置を前記第2の見当センサで検出して所定の向き位置からの第2のズレ距離を計測し、前記第1のズレ距離と前記第2のズレ距離を前記見当補正手段により前記シートの横を押し動かして前記所定の位置向きに補正する、あるいは前記第1の見当センサで前記第1の見当箇所を検出し且つ前記第2の見当センサで前記第2の見当箇所を前記所定の向きと位置になったことを検出するまで前記見当補正手段で前記シートの横を押し動かして補正し、前記第1の搬送部により前記打抜形成部に搬送される前記シートの前記位置マークを前記検出センサで検出し、この検出から所定の距離前記シートを前記打抜形成部側に搬送するようにしてなるシートの打抜装置を構成しているので、
打抜形製部にシートを正確な姿勢と正確な位置にしてセットできるとう効果を得ることができる。
<付記5記載のアイデア>
枠型と該枠型の内部に設けられた内型を有する一方の金型と他方の金型とからなるシートを所定の形態に打抜形成して打抜シートを形成するための打抜形成部と、この打抜形成部で形成された前記打抜シートとそのスクラップシートを搬送する搬送部と、この搬送部で搬送される前記打抜シートとそのスクラップシートとを分離する分離部とからなり、
前記一方の金型の内型と前記他方の金型の内型で前記シートを押し圧挟持し、前記一方の金型の内型の縁刃と対向する前記他方の金型の枠型の縁刃を前記シートにそれぞれ該シートの中途まで両縁刃が当たらない残り肉部位を形成するように食い込ませ、前記残り肉部位を打ち離して前記打抜シートとそのスクラップシートを形成するようにしてなるシートの打抜装置を構成しているので、
シートの一方の面と他方の面からそれぞれ縁刃を該シートの中途まで食い込ませるものであり、これにより両縁刃の達しない残肉部位が両縁刃の間に残り、シートが塩化ビニールなどの合成樹脂製部材である場合はこの残肉部位が破断して離れ(打抜かれる)て打抜シートが形成される。
この中途刃入打抜方法により打抜シートの側部はバリや毛羽立ちが全く形成されず、むしろ略湾曲的な形態に形成され、手触りの良好で指などを傷つける心配の無い安全なものを形成できると言う効果を得ることができる。
さらに、縁刃同士は接触しない刃こぼれが生じ難い構成であるので縁刃の使用回数を大幅に延ばすことができ、金型の研磨などのメンテナンスを大幅に減らすことができるという効果を得ることができる。
<付記6記載のアイデア>
固定枠体、この固定枠体に該固定枠体面と打抜面を同一平ら面とし沈み可動するように設けられたパンチアウト、このパンチアウトを所定の位置に支持する弾性支持体、前記パンチアウトを押し圧して挟持したシートを所定の形態に打抜形成して打抜シートを形成するためのパンチとからなる打抜形成部と、この打抜形成部で形成された前記打抜シートとそのスクラップシートを搬送する搬送部と、前記打抜シートとそのスクラップシートとを分離する分離部とからなり、
前記パンチを打ち動作させて該パンチと前記パンチアウトで前記シートを挟持し、前記パンチの打ち押し圧で前記パンチアウトを前記弾性支持体の反発を圧して前記シートの厚みより少ない距離沈ませ、前記固定枠体の縁刃に前記パンチの縁刃が触れない状態に前記パンチを制動し、且つ、前記パンチの縁刃と前記固定枠体の縁刃を前記シートの中途に食い込ませ打ち離して前記打抜シートと前記スクラップシートを形成し、前記パンチの戻り動作に伴って沈み状態の前記パンチアウトは、前記弾性支持体の復元により固定枠体面と打抜面を同一平ら面とする状態に戻り、それにより前記打抜シートがスクラップシート内に戻り、前記打抜シートと該スクラップシートが一体となって前記分離部に搬送されるようにしてなるシートの打抜装置を構成しているので、
シートの一方の面と他方の面からそれぞれ縁刃を該シートの中途まで食い込ませるものであり、これにより両縁刃の達しない残肉部位が両縁刃の間に残り、シートが塩化ビニールなどの合成樹脂製部材である場合はこの残肉部位が破断して離れ(打抜かれる)て打抜シートが形成される。
この中途刃入打抜方法により打抜シートの側部はバリや毛羽立ちが全く形成されず、むしろ略湾曲的な形態に形成され、手触りの良好で指などを傷つける心配の無い安全なものを形成できると言う効果を得ることができる。
さらに、縁刃同士は接触しない刃こぼれが生じ難い構成であるので縁刃の使用回数を大幅に延ばすことができ、金型の研磨などのメンテナンスを大幅に減らすことができるという効果を得ることができる。
<付記7記載のアイデア>
固定枠体、この固定枠体に該固定枠体面と打抜面を同一平ら面とし沈み可動するように設けられたパンチアウト、このパンチアウトを所定の位置に支持する弾性支持体、前記パンチアウトを打ち押し圧して挟持したシートを所定の形態に打抜形成して打抜シートを形成するためのパンチとからなる打抜形成部と、前記パンチアウトに設けられた前記打抜シートの側部およびそのスクラップシートの抜き内側部に、小凸ないし小凹からなる打抜シート側掛り部およびスクラップシート側掛り部を形成するためのパンチアウト側掛り部位形成部と、前記パンチに設けられた打抜シート側掛り部およびスクラップシート側掛り部を形成するためのパンチ側掛り部位形成部と、前記打抜シートとそのスクラップシートとを分離する分離部とからなり、
前記パンチを打ち動作させて該パンチと前記パンチアウトで前記シートを挟持し、前記パンチの打ち押し圧で前記パンチアウトを前記弾性支持体の反発を圧して沈ませて前記打抜シートを形成し、前記パンチの戻り動作に伴って沈み状態の前記パンチアウトは、前記弾性支持体の復元により固定枠体面と打抜面を同一平ら面とする状態に戻り、それにより前記打抜シートがスクラップシート内に戻り、前記打抜シートと該スクラップシートが一体となって前記分離部に搬送される際にスクラップシート側掛り部に前記打抜シート側掛り部が引っ掛かって、前記スクラップシートから前記打抜シートが外れることなく前記打抜形成部から搬送されるようにしてなるシートの打抜装置を構成しているので、
スクラップシート内に戻された打抜シートの前方が外れることは少なく生じるのであるが、小凸凹部位で引っ掛かっているので、打抜シートは外れることなくスクラップシートと分離部へ搬送されるという効果を得ることができる。
<付記8記載のアイデア>
付記1、2いずれか記載のシート送出し部と、
付記4記載のシート位置等制御部と、
付記7記載のパンチアウト側掛り部位形成部およびパンチ側掛り部位形成部を有する付記5、6いずれか記載の打抜形成部とからなり、
打抜形成部の打抜形成形態が付記3記載の打抜形成形態であるシートの打抜装置を構成しているので、
付記1〜5及び6記載のアイデアを有する装置実現するとともに、作業者の作業はシートをトレーに追加して行く、数組のシート束を順に重ねるというものだけであるので、1人で数台の装置を扱うことができるとう高効率の装置を実現する。
本発明はシートの打抜装置、本を製造する産業で利用される。
本発明を実施するための最良の第1の形態の装置全体側面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の装置全体平面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の下型の平面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の上型の底面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の打抜形成部の断面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態のシートの打抜動作図。 本発明を実施するための最良の第1の形態のシートの表面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態のシートの裏面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の打抜シートとスクラップシートの関係を示す平面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の打抜形成部のシートを打抜き中の断面図。 本発明を実施するための最良の第2の実施の形態における打抜形成部の断面図
1:シートの打抜装置、
2:シート送出し部、
3、3−1〜3−15:シート、
4:搬送部、
5:シート載置部、
6:シート位置等制御部、
7:搬送部、
8:打抜シート、
9:打抜形成部、
10:スクラップシート、
11:搬送部、
12:分離部、
13:打抜シート重ね溜め部、
14、14a、14b、14c:シート束、
15:コンベアー、
16:支柱、
17−1〜17−15:トレー、
18:トレー群、
19:昇降体、
20:昇降手段、
21:トレー出引手段、
22:シート吸着部、
23:吸着部制御手段、
24:シート取出手段、
25:固定ローラ、
26:可動ローラ、
29:バーコード、
30:見当マーク、
31:位置マーク、
32a、32b:見当センサ、
33:見当補正手段、
34:位置検出センサ、
36:バーコード検出センサ、
37:重なり検出センサ、
39:支持案内シャフト、
40:固定枠体、
41:パンチアウト、
42:弾性支持体、
43、43a、43b、43c:パンチ、
44:付勢手段、
45:可動枠体、
46:ベース、
48:ページ本体、
49:綴じ穴、
50:打抜シート側掛り部、
51:スクラップシート側掛り部、
53:打抜穴、
54:パンチアウト側掛り部位形成部、
55:の固定枠体側掛り部位形成部、
56:打出しピン、
57:パンチ側掛り部位形成部、
58:可動枠体側掛り部位形成部、
59:下部ストッパー、
60:上部ストッパー、
61:上型、
62:下型、
63:フランジ部、
64:下部体、
65:弾性体、
66:ハンマー、
69:小コンベアー、
70a〜70d:掛り案内爪、
71:打抜シート搬送部、
72:底部シャッター、
80:弾性支持体、
81:上部体、
82:固定枠体、
83:パンチ、
84:下型、
85:パンチアウト、
86:可動枠体、
87:弾性体、
88:上型、
89:打抜形成部。

Claims (6)

  1. 一方の枠型の内部に設けられたパンチを有する一方の金型、他方の枠型の内部に該他方の枠型面と打抜面を弾性支持体により同一平ら面としかつ前記パンチの所定の距離だけの打込動作で前記シートの厚みより少ない距離沈み可動するように支持されたパンチアウトを有する他方の金型とからなる、シートを所定の形態に打抜形成して打抜シートを形成するための打抜形成部によって、
    前記パンチと前記パンチアウトで前記シートを押し圧挟持し、前記パンチの縁刃と対向する前記他方の枠型の縁刃を、前記パンチの縁刃の位置が前記他方の枠型の縁刃の位置に達しない非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記シートにそれぞれ該シートの中途まで両縁刃が当たらない残肉部位を形成するように食い込ませ、該縁刃先同士が離れ当らない前記非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記残肉部位を打ち離して切断面を湾曲形態とした前記打抜シートとそのスクラップシートを、前記パンチの一方向1回のみの前記打込動作で形成するようにしたことを特徴とするシートの打抜装置。
  2. 固定枠体(40)、この固定枠体(40)内に該固定枠体(40)面と打抜面を同一平ら面とし沈み可動するように支持設けられたパンチアウト(41)、このパンチアウト(41)を前記固定枠体(40)面と打抜面を同一平ら面に支持する弾性支持体(42)、可動枠体(45)、この可動枠体(45)内に支持設けられた、前記パンチアウト(41)を打ち押し圧し沈めて挟持したシート(3)を所定の形態に打抜形成して打抜シート(8)を形成するためのパンチ(43)、このパンチ(43)と前記可動枠体(45)との間に挟持された弾性体(65)、前記固定枠体(40)と前記パンチアウト(41)とからなる下型(62)、前記可動枠体(45)と前記パンチ(43)とからなる上型(61)、前記下型(62)から前記可動型(45)を浮き支持する付勢手段(44)とからなる打抜形成部(9)が設けられ、
    離れ状態にある前記下型(62)と前記上型(61)の間に形成された隙間に前記シート(3)がセットされた状態で、前記可動枠体(45)を所定の距離だけ下ろし、前記上型(61)と前記下型(62)で前記シート(3)を圧挟持状態として、そこから前記弾性体(65)を押し縮めて前記パンチ(43)を下降させてその押し圧で前記弾性支持体(42)を押し縮めて前記パンチアウト(41)を前記シートの厚みより少ない距離沈め、このときの状態は、前記パンチ(43)の縁刃の位置が前記固定枠体(40)の縁刃の位置に達しない非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記シート(3)に前記パンチ(43)の縁刃が上方から食い込み、前記固定枠体(40)の縁刃が下方から食い込み、該縁刃先同士が離れ当らない前記非貫通非かすめ離れ位置形態で、非食い込み部である残肉部位が残る状態として、そのまま前記残肉部位が破断し離れて切断面を湾曲形態とした打抜シート(8)を、前記パンチ(43)の一方向1回のみの打込動作で形成したことを特徴とするシートの打抜装置。
  3. 弾性支持体(80)、この弾性支持体(80)の上に設けられた上部体(81)、前記弾性支持体(80)と前記上部体(81)とからなる固定枠体(82)、この固定枠体(82)の内側に設けられた前記上部体(81)と打抜面が平らとなっているパンチ(83)、前記固定枠体(82)とパンチ(83)とからなる下型(84)と、
    パンチアウト(85)、このパンチアウト(85)を可動可能に収納した可動枠体(86)、この可動枠体(86)と前記パンチアウト(85)の間に設けられた弾性体(87)、前記可動枠体(86)と打抜面を平らとした前記パンチアウト(85)とからなる上型(88)と、
    前記下型(84)と前記上型(88)とからなる打抜形成部(89)とからなるとともに、
    離れ状態にある前記下型(84)と前記上型(88)の間に形成された隙間に前記シート(3)がセットされた状態で、前記上型(88)が下ろされ該上型(88)と前記下型(84)の打抜面で前記シート(3)を強く挟み付け、前記弾性体(87)と前記弾性支持体(80)が押し縮められて前記可動枠体(86)および前記上部体(82)が前記シートの厚みより少ない距離である所定の距離だけ押し下ろされ、前記パンチ(83)の縁刃の位置が前記可動枠体(86)の縁刃の位置に達しない非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記可動枠体(86)の縁刃が前記シート(3)の上から食い込み、前記パンチ(83)の縁刃が前記シート(3)の下から食い込み、その縁刃間に僅かな該シート(3)の残肉部位が形成され、該縁刃先同士が離れ当らない前記非貫通非かすめ離れ位置形態で、この残肉部位は破断し分離されて切断面を湾曲形態とした打抜シート(8)を、前記パンチアウト(85)の一方向1回のみの打込動作で形成したことを特徴とするシートの打抜装置。
  4. 一方の枠型の内部に設けられたパンチを有する一方の金型、他方の枠型の内部にパンチアウトを有する他方の金型とからなるシートを所定の形態に打抜形成して打抜シートを形成するための打抜形成部によって、
    前記パンチと前記パンチアウトで前記シートを押し圧挟持し、前記パンチの縁刃の位置が前記他方の枠型の縁刃の位置に達しない非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記パンチの縁刃と対向する前記他方枠型の縁刃を前記シートにそれぞれ該シートの中途まで両縁刃が当たらない残肉部位を形成するように食い込ませ、該縁刃先同士が離れ当らない前記非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記残肉部位を打ち離して切断面を湾曲形態とした形成したことを特徴とする打抜シート。
  5. 請求項1、2、3のいずれか1項に記載のシートの打抜装置において形成されたことを特徴とする打抜シート。
  6. 一方の枠型の内部に設けられたパンチを有する一方の金型、他方の枠型の内部にパンチアウトを有する他方の金型とからなるシートを所定の形態に打抜形成して打抜シートを形成するための打抜形成部によって、
    前記パンチと前記パンチアウトで前記シートを押し圧挟持し、前記パンチの縁刃の位置が前記他方の枠型の縁刃の位置に達しない非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記パンチの縁刃と対向する前記他方枠型の縁刃を前記シートにそれぞれ該シートの中途まで両縁刃が当たらない残肉部位を形成するように食い込ませ、該縁刃先同士が離れ当らない前記非貫通非かすめ離れ位置形態で、前記残肉部位を打ち離して切断面を湾曲形態とした打抜シートを形成することを特徴とする打抜シートの形成方法。
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