JP4991493B2 - 電子装置、電力モードの切替方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

電子装置、電力モードの切替方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4991493B2
JP4991493B2 JP2007298347A JP2007298347A JP4991493B2 JP 4991493 B2 JP4991493 B2 JP 4991493B2 JP 2007298347 A JP2007298347 A JP 2007298347A JP 2007298347 A JP2007298347 A JP 2007298347A JP 4991493 B2 JP4991493 B2 JP 4991493B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
mode
power saving
saving mode
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007298347A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009124586A (ja
Inventor
茂夫 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2007298347A priority Critical patent/JP4991493B2/ja
Publication of JP2009124586A publication Critical patent/JP2009124586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4991493B2 publication Critical patent/JP4991493B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Description

本発明は、消費電力を低減可能な電子装置、電力モードの切替方法、プログラム及びこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
近年、ネットワークに接続される機器、例えば、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、またこれらの複合機であるMFP(Multi Function Peripheral)などにおいて、例えば、所定時間機器が動作していないときに、機器の各部への電力の供給を遮断することで、消費電力を低減して電力コストを抑えるため、省電力モード(又は省エネルギーモード)に移行させることが行われている。
上記機器においては、省電力モード中にパケット等を受信してその処理を行うときには省電力モードは解除され、機器全体に通電する通常電力モードに移行する。そのため、消費電力を一層低減するためには省電力モードをできるだけ長く維持する外ない。
そこで、パケット等を受信しても、その全てのパケットの処理を通常電力モードで行わなくても済むように、自局宛のパケットデータのうち、ARP(Address Resolution Protocol)やPING(Packet INternet Groper)など、一部のハードウェアのみで自動的に応答できるプロトコルのパケットに対しては、機器全体に通電することなく処理する電子装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、省電力モードを維持する時間を長くするためには、通常電力モードにて機器の動作が終了した後、できる限り速く省電力モードに移行させることがよいと考えられるが、通常電力モードにおける機器の使用頻度が高い場合、つまり省電力モードに移行してもすぐにパケット等を受信して通常電力モードに移行する場合には、機器の起動回数が増加すると共に、起動による消費電力が増加して逆に電力が消費される可能性がある。従って、機器の通常電力モードでの動作が終了した後、省電力モードへ移行させるまでの時間を適切に設定する必要がある。
この問題を解決するものとして、受信パケットの数から算出したネットワークの混雑度の高低に応じて省エネルギーモードへ移行させるまでの時間を適切にすることで、消費電力を抑制するネットワーク端末装置が知られている(特許文献2参照)。
しかし、さらに消費電力の低減を図るためには、機器の構成中で消費電力の高い部分、典型的にはメモリの消費電力を低減することが必要である。
即ち、メモリ(例えば、SDRAM:Synchronous DRAM)は、機器が通常電力モードのときの動作モードである通常動作モードの他、機器が省電力モードのときに、その記憶素子が保持しているデータが失われないように維持するための動作モードとして、消費電力を低減したセルフリフレッシュモードとプリチャージモードを備えている。消費電力に関してはセルフリフレッシュモードの方がプリチャージモードよりも低いが、セルフリフレッシュモードは起動(通常動作モードへの移行)が遅いという特性を有している。
従って、機器の省電力モード時において、上述したような一部のハードウェアで自動応答可能なパケットの受信のみで、応答に機器の起動を要するパケットの受信がないときは、最小の消費電力の状態(セルフリフレッシュモード)にして消費電力を低減させることが望ましい。
一方、応答に機器の起動を要するパケットの受信が多いとき、即ちパケット応答による機器の起動が頻繁に要求され、機器の起動回数が多い場合には、プリチャージモードに設定しておき、パケットを受信したときに迅速に起動させて応答できるようにすることが望ましい。
特願2007−152151号 特開2006−332807号公報
本発明の目的は、ネットワークを介して送信されるパケットへの応答機能を有する電子装置において、省電力モードにおける消費電力を一層低減化することである。
本願の発明は、ネットワークを介して送信されるパケットへの応答機能を有し、通常電力モードと省電力モードで動作可能な電子装置であって、それぞれ所定の条件が成立したとき、通常電力モードから第一の省電力モードに移行させかつ第一の省電力モードからより消費電力が少ない第二の省電力モードに移行させる制御手段と、第一及び第二の省電力モード時に受信した自動応答可能なパケットを応答処理する自動パケット応答手段と、第一の省電力モード時における前記自動パケット応答手段の応答回数を計測する計測手段と、前記応答回数が予め設定した閾値を超過したか否かを判定する判定手段と、を備え、前記制御手段は、前記判定手段が前記応答回数が前記閾値を超過したと判定したとき、当該装置を第二の省電力モードに移行させることを特徴とする。
本願の別の発明は、ネットワークを介して送信されるパケットへの応答機能を有し、通常電力モードと省電力モードで動作可能な電子装置における電力モードの切替方法であって、それぞれ所定の条件が成立したとき、通常電力モードから第一の省電力モードに移行させかつ第一の省電力モードからより消費電力が少ない第二の省電力モード移行させる制御工程と、第一及び第二の省電力モード時に受信した自動応答可能なパケットを応答処理する自動パケット応答工程と、第一の省電力モード時における前記自動パケット応答工程での応答回数を計測する計測工程と、前記応答回数が予め設定した閾値を超過したか否かを判定する判定工程と、を備え、前記制御工程は、前記判定工程で前記応答回数が前記閾値を超過した判定したとき、当該装置を第二の省電力モードに移行させることを特徴とする。
更に、本願の他の発明は、電力モードの切替方法における各工程をコンピュータで実行するためのプログラム及びプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体である。
本発明は、ネットワークを介して送信されるパケットへの応答機能を有する電子装置において、従来に比して、より待機時の消費電力の低減を図ることができるとともに、ユーザの装置の使い勝手を向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電子装置のブロック図である。
本実施形態の電子装置は、(1)電子装置のシステム部の制御を行うCPU(Central Processing Unit)11と、ネットワークから受信したデータを保存する記憶装置に対応するSDRAMであるメモリ12と、このメモリ12を制御する制御手段であるメモリコントローラ13とから成るシステム部1と、
(2)受信したパケットに対して送信元が要求するデータを付加してそのまま応答(転送)する自動パケット応答手段であるパケット自動応答部17と、パケット自動応答部17で応答する回数をカウントするパケットカウンタ18と、受信したパケットデータが自装置宛のパケットか否かを判定し、後述する応答回数の判定、パケット間隔の計測、パケット間隔の判定を行う各手段を備えたパケットフィルタ16と、から成るパケット処理部2と、
(3)ネットワークの物理層(Physical Layer)を制御し、データのA/D(アナログ/デジタル)変換を行うPHY14と、パケットの解析を行い、パケットデータの送受信を制御するMAC(Media Access Controller)15と、受信したパケットデータを、CPU11を介さずに直接メモリ12に転送するためのDMA(Direct Memory Access)19a、19bと、データを本電子装置から外部に送信するときにシステム部1側から送信するかパケット処理部2側から送信するかを選択するセレクタ20と、から成っている。
この電子装置は、一旦電源オンで起動された後、所定の省電力移行条件(通常電力モードから省電力モードへ移行する条件;例えば、一定時間ユーザからの処理動作の入力がない、一定時間システム部1で処理するパケットの受信がない等)の成立によって、図示しない電源からの給電を適宜の手段で遮断し、消費電力を低減した省電力モードに移行する。
省電力モードに移行すると、CPU11は電力の供給が停止され、メモリ12は通常動作モード(電子装置が通常電力モードのときの動作モード)から、メモリ12特有の動作モードであるプリチャージモード又はセルフリフレッシュモードに移行する。
なお、本実施形態では、プリチャージモードが省電力モード時におけるメモリ12の初期状態となる。また、このメモリ12の動作モードの移行はメモリコントローラ13によって制御される。
このメモリ13の動作モードであるプリチャージモードは、メモリ13内のデータを保持しておくために定期的に電荷を補充する動作を行うモードであり、メモリ13がリード/ライト動作を実行しないときは、このプリチャージモードで動作させることで、通常時よりも消費電力を低減させることができ、このモードで動作することにより、電子装置全体として消費電力を低減した状態(第一の省電力モードという)にする。
他方、セルフリフレッシュモードは、プリチャージモードと同様の動作を行うモードであるが、メモリ13自体が内部でこの動作を行う、即ち外部からのアクセス動作が不要であるため、プリチャージモードよりも消費電力を低減させることができ、このセルフリフレッシュモードで動作することにより、電子装置全体として上記第一の省電力モードよりも消費電力を低減した状態(第二の省電力モードという)にする。
この電子装置は、省電力モードにおいてパケットデータを受信すると、PHY14がパケットデータをA/D変換して、MAC15に転送する。MAC15は、パケットデータの解析を行い、パケットフィルタ16に転送する。
パケットフィルタ16は、MAC15が解析したパケットデータに含まれる宛先MACアドレス及び宛先IPアドレスと、図示しないレジスタ等の記憶手段に予め記憶された自装置の宛先MACアドレス及び宛先IPアドレスとを比較し、自装置宛ではないパケットデータ、即ち、他の装置へのブロードキャストのパケット或いはマルチキャストのパケットと判別し、そのパケットデータを破棄する。また、自装置宛のパケットデータのうち、自動応答が可能なパケットデータはパケット自動応答部17へ送信され、パケット自動応答部17により、省電力モードを維持したまま、パケットが処理される。
一方、自動応答ができないパケットデータはシステム部1へ送信され、通常電力モードに移行した後、システム部1にて処理される。
パケット自動応答部17は、応答データを付加したパケットデータをセレクタ20に送信するとともに、セレクタ20がパケット自動応答部17からのパケットデータを選択するように、セレクタ20へアクティブ信号を送信する。
なお、セレクタ20は通常、システム部1からの送信パケットを選択している。
セレクタ20から送信されたパケットデータは、MAC15、PHY14を介してネットワークへ送信される。
図2は、本電子装置が省電力モードへ移行する手順を示したフロー図である。
まず、電子装置を起動して(S101)、ネットワーク動作を開始すると(S102)、当該装置が接続されているネットワーク環境の通信状態を把握するために、パケットフィルタ16が単位時間当たり、例えば一時間当たりに受信するパケット数の計測動作を行う(S103)。
この単位時間当たりに受信するパケット数に基づいて、パケットカウンタ18に設定する閾値を決定し(S104)、その閾値をパケットカウンタ18に設定する(S105)。即ち、例えば、単位時間当たりにネットワークから受信するパケットの数が多ければ、本電子装置を起動させる確率が高くなるため、閾値を高く設定して、単位時間当たりに受信するパケットの数が少なければ、本電子装置を起動させる確率が低くなるため、閾値を低く設定する。
その後、当該装置が省電力モードに移行する所定の条件(例えば、一定時間ユーザからの処理動作の入力がない、一定時間システム部1で処理するパケットの受信がない等)の成立を検知したとき(S106、YES)、機器は省電力モードに移行する(S107)。
また、機器が省電力モードに移行する所定の条件の成立を検知しないときは(S106、NO)、継続してネットワーク動作を行う(S108)。
なお、上記閾値は、後述する図3及び図5に示す処理において、メモリの動作モードを設定するために用いる。また、この閾値は、変更可能であり、ユーザが任意に設定してもよい。
本実施形態では、省電力モードへ移行した電子装置が受信したパケットデータに対して、当該省電力モード中にパケット自動応答部17で応答した回数を計測し、この応答回数と図2に示した処理フローにおいて決定した閾値と比較し、応答回数が閾値を超過したときは、メモリ12の動作モードをより消費電力の少ないセルフリフレッシュモードへ移行させる。なお、システム部1で処理するパケットを受信し、システム部1が起動して通常電力モードへ移行したときは、この計測した応答回数をその都度(0に)クリアする。
図3は、電子装置の省電力モード移行後の動作を示したフロー図である。
電子装置が省電力モードに移行すると(S201)、メモリコントローラ13がメモリ12の動作モードをプリチャージモードに移行させ(S202)、パケットの受信動作を行う(S203)。
自局宛のパケットを受信すると、パケットフィルタ16がパケット自動応答部17による自動応答が可能か否かを判定する(S204)。
パケット自動応答が不可能と判定したときは(204、NO)、システム部1で受信パケットを処理する必要があるため、システム部1を含めた装置全体を通常電力モードへ移行するとともに(S210)、後述するカウント値(自動応答部17で応答した応答回数)をクリアして、メモリコントローラ13によってメモリ12を通常動作モードに設定し(S211)、受信パケットをメモリ12に入力する(S212)。次に、CPU11がメモリ12から受信パケットを読み出し、適切なパケット処理を行う(S213)。
その後、電子装置が省電力モードに移行する所定の条件の成立を検知したとき(S214、YES)、ステップS201へ戻る。即ち、再び省電力モードへ移行し(S201)、メモリ12は通常動作モードからプリチャージモードに設定され(S202)、パケットの受信動作を行う(S203)。
また、電子装置が省電力モードに移行する所の条件の成立を検知しないときは(S214、NO)、継続してネットワーク動作を行う(S215)。
一方、ステップS204において、受信パケットが自動応答可能であるときは(S204、YES)、第一の省電力モードを維持しつつ、パケット自動応答部17での応答回数の計測を開始する(S205)、即ち、パケット自動応答部17による応答がある度にカウントを1ずつ増加させる。
パケットフィルタ16は、このカウント値とパケットカウンタ18に設定された閾値との大小を判定する(S206)。カウント値が閾値を超過していると判定したときは(S206、YES)、パケット自動応答部17での応答回数の計測を中止し(S207)、メモリコントローラ13がメモリ12の動作モードをセルフリフレッシュモードに設定する(S208)。その後、ネットワーク動作を継続する(S209)。
カウント値が閾値以下と判定したときは(S206、NO)、そのまま処理を終了する。
以上の処理フローにより、第一の省電力モード時において、パケット自動応答部17での自動応答の回数が閾値を超過したとき、即ちパケット自動応答部17での応答頻度が高いときは、メモリの動作モードをプリチャージモードからセルフリフレッシュモードへ移行させることで、第二の省電力モードに移行させ、消費電力をより低減することができる。
また、装置が通常電力モードから第一の省電力モードに移行したときには、メモリ12の動作モードが再びプリチャージモードに設定されるから、例えば、連続して電子装置が起動するとき等に起動時間の比較的短いプリチャージモードで起動でき、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
上記処理において、電子装置を起動させてパケットデータを処理するときに、上記パケット自動応答部17の自動応答回数(カウント値)を0にクリアし、電子装置が通常電力モードから省電力モードに移行したときに、パケットカウンタ18は常に0から自動応答回数の計測を開始する。
また、上記閾値はユーザが変更可能であるため、ユーザの使用環境や、ネットワーク環境に合わせて、メモリの動作モードの移行を制御することができる。
また、本実施形態の電子装置では、パケットの受信間隔(一のパケットを受信してから次のパケットを受信するまでの時間の間隔)に基づいて、メモリ12の動作モードを設定することができる。即ち、パケットの受信間隔が長い、即ち図4Aに示すような場合は、システム部1を頻繁に起動させることがないと考えられるため、メモリ12をセルフリフレッシュモードに設定する。一方、パケットの受信間隔が短い、即ち図4Bに示すような場合は、システム部1の起動回数が多くなると考えられるため、電子装置の起動時間を考慮してメモリ12をプリチャージモードのまま動作させる。
なお、このパケットの受信間隔は、パケットフィルタ16が計測する。
図5は、電子装置の省電力モード移行後の動作を示した別のフロー図である。この処理フローは、図3に示したものと基本的に同一である。
電子装置が省電力モードに移行すると(S301)、メモリ12をプリチャージモードに移行させ(S302)、パケットの受信動作を行う(S303)。
自局宛のパケットを受信すると、パケット自動応答部17による自動応答が可能か否かを判定する(S304)。
パケット自動応答ができないと判定したときは(304、NO)、システム部1を含めた装置全体を通常電力モードへ復帰(移行)するとともに(S311)、後述するカウント値をクリアして、メモリ12を通常動作モードに設定し(S312)、受信パケットをメモリ12に入力する(S313)。次に、CPU11がメモリ12から受信パケットを読み出し、適切なパケット処理を行う(S314)。
その後、電子装置が省電力モードに移行する所定の条件の成立を検知したとき(S315、YES)、ステップS301へ戻る。即ち、再び省電力モードへ移行し(S301)、メモリ12は通常動作モードからプリチャージモードに設定され(S302)、パケットの受信動作を行う(S303)。
また、機器が省電力モードに移行する所定の条件の成立を検知しないときは(S315、NO)、継続してネットワーク動作を行う(S316)。
一方、ステップS304において、受信パケットが自動応答可能なパケットであるときは(S304、YES)、省電力モードを維持しつつ、パケット自動応答部17での応答回数の計測を開始する(S305)、即ち、パケット自動応答部17による応答がされる度にカウントを1ずつ増加させる。
パケットフィルタ16は、このカウント値とパケットカウンタ18に設定された閾値とを比較し(S306)、カウント値が閾値を超過したときは(S306、YES)、パケット自動応答部17での応答回数の計測を中止し(S307)、メモリコントローラ13がメモリ12の動作モードをセルフリフレッシュモードに設定し(S308)、その後、ネットワーク動作を継続する(S309)。
また、ステップS306において、カウント値が閾値に満たないときは(S306、NO)、パケットフィルタ16が計測した、受信パケットのパケット間隔が、予め定めた所定の間隔より長いか否かを判定する(S310)。
パケット間隔が上記所定の間隔以下と判定したときは(S310、NO)、そのまま処理を終了する。
パケット間隔が上記所定の間隔を超過したと判定したときは(S310、YES)、メモリ12の動作モードをセルフリフレッシュモードに設定し(S308)、継続してネットワーク動作を行う(S309)。
なお、上記所定の間隔は、変更可能であり、ユーザが任意に設定してもよいし、ネットワーク環境に合わせて自動で設定するようにしてもよい。
また、以上で説明したフロー図に従って説明した処理を実行するためには、上記の処理の手順を記述したプログラムをコンピュータ(情報処理装置)に読み取らせる。また、コンピュータプログラムは、例えばHDD(ハードディスク)、CD(コンパクトディスク)、FD(フレキシブルディスク)、MO(光磁気ディスク)等の周知のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録して、コンピュータにインストールすることが可能である。
以上のように、本実施形態によれば、省電力モード時におけるパケット自動応答部17による自動応答回数が、設定された閾値を超過していなくても、そのパケット所定の間隔を超過したと判定したときは、次にパケットを受信して装置を起動するまでに時間があると判断し、メモリの動作モードをプリチャージモードからセルフリフレッシュモードにして、電子装置の消費電力の低減を図ることができる。
なお、本実施形態では電子装置の省電力モードを、記憶装置の動作モードによって二段階に分けているが、記憶装置に限らず、二段階の省電力モード(動作モード)を有する内部機器を利用することで、同様に電子装置の省電力モードを二段階にすることができる。
電子装置のブロック図である。 省電力モードへ移行する手順を示したフロー図である。 省電力モード移行後の動作を示したフロー図である。 受信パケットの間隔を示す図であり、図4Aは受信パケットの間隔が長い状態を、図4Bは受信パケットの間隔が短い状態を示す図である。 省電力モード移行後の動作を示した別のフロー図である。
符号の説明
1・・・システム部、2・・・パケット処理部、11・・・CPU、12・・・メモリ、13・・・メモリコントローラ、14・・・PHY、15・・・MAC、16・・・パケットフィルタ、17・・・パケット自動応答部、18・・・パケットカウンタ、19a,19b・・・DMA、20・・・セレクタ。

Claims (8)

  1. ネットワークを介して送信されるパケットへの応答機能を有し、通常電力モードと省電力モードで動作可能な電子装置であって、
    それぞれ所定の条件が成立したとき、通常電力モードから第一の省電力モードに移行させかつ第一の省電力モードからより消費電力が少ない第二の省電力モードに移行させる制御手段と、第一及び第二の省電力モード時に受信した自動応答可能なパケットを応答処理する自動パケット応答手段と、第一の省電力モード時における前記自動パケット応答手段の応答回数を計測する計測手段と、前記応答回数が予め設定した閾値を超過したか否かを判定する判定手段と、を備え、前記制御手段は、前記判定手段が前記応答回数が前記閾値を超過したと判定したとき、当該装置を第二の省電力モードに移行させることを特徴とする電子装置。
  2. 請求項1に記載された電子装置において、
    パケット受信間隔を計測する手段と、該間隔計測手段が計測したパケット受信間隔が所定の閾値を超過したか否かを判定するパケット間隔判定手段と、を有し、前記制御手段は、前記パケット間隔判定手段が前記パケット間隔が前記閾値を超過したと判定したとき、省電力モードを前記第二の省電力モードに移行させる電子装置。
  3. 請求項1又は2に記載された電子装置において、
    第一又は第二の省電力モードにおいて、自動応答不可能な自装置宛パケットを受信したときに、通常電力モードに移行制御する制御手段を有する電子装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された電子装置において、
    第一の省電力モードでは当該電子装置が有する記憶装置をプリチャージモードで作動し、かつ第二の省電力モードでは前記記憶装置をセルフリフレッシュモードで作動する電子装置。
  5. ネットワークを介して送信されるパケットへの応答機能を有し、通常電力モードと省電力モードで動作可能な電子装置における電力モードの切替方法であって、
    それぞれ所定の条件が成立したとき、通常電力モードから第一の省電力モードに移行させかつ第一の省電力モードからより消費電力が少ない第二の省電力モード移行させる制御工程と、第一及び第二の省電力モード時に受信した自動応答可能なパケットを応答処理する自動パケット応答工程と、第一の省電力モード時における前記自動パケット応答工程での応答回数を計測する計測工程と、
    前記応答回数が予め設定した閾値を超過したか否かを判定する判定工程と、を備え、前記制御工程は、前記判定工程で前記応答回数が前記閾値を超過した判定したとき、当該装置を第二の省電力モードに移行させることを特徴とする電子装置における電力モードの切替方法。
  6. 請求項5に記載された電子装置における電力モードの切替方法において、
    パケット受信間隔を計測する工程と、該間隔計測工程で計測したパケット間隔が所定の閾値を超過したか否かを判定するパケット間隔判定工程と、を有し、前記制御工程は、前記パケット間隔判定工程で前記パケット間隔が前記閾値を超過したと判定したとき、省電力モードを前記第二の省電力モードに移行させる電子装置における電力モードの切替方法。
  7. 請求項5又は6に記載された電力モードの切替方法の各工程をコンピュータで実行するためのプログラム。
  8. 請求項7に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
JP2007298347A 2007-11-16 2007-11-16 電子装置、電力モードの切替方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP4991493B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007298347A JP4991493B2 (ja) 2007-11-16 2007-11-16 電子装置、電力モードの切替方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007298347A JP4991493B2 (ja) 2007-11-16 2007-11-16 電子装置、電力モードの切替方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009124586A JP2009124586A (ja) 2009-06-04
JP4991493B2 true JP4991493B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=40816230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007298347A Expired - Fee Related JP4991493B2 (ja) 2007-11-16 2007-11-16 電子装置、電力モードの切替方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4991493B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2479140C1 (ru) * 2009-06-08 2013-04-10 Мицубиси Электрик Корпорейшн Pon-система, устройство на стороне станции и устройство на стороне абонента
JP5517523B2 (ja) * 2009-08-07 2014-06-11 キヤノン株式会社 情報処理装置、その制御方法及びプログラム
JP5459039B2 (ja) * 2010-04-20 2014-04-02 株式会社リコー 通信装置
JP5783348B2 (ja) * 2010-12-02 2015-09-24 富士ゼロックス株式会社 制御装置、制御プログラム、画像形成装置
JP5978639B2 (ja) 2012-02-06 2016-08-24 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体
JP5763615B2 (ja) * 2012-12-28 2015-08-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システム並びにこれを構成する画像形成装置及び情報処理装置
US20150085187A1 (en) * 2013-09-20 2015-03-26 Huimin Chen Method and apparatus for burst mode video processing with inband link power management
KR101399383B1 (ko) 2013-11-20 2014-05-27 (주)그린콤 양방향 음성, 영상 및 데이터 패킷의 감지 및 분류를 통한 피제어기기의 전력 절감 시스템 및 전력 절감 방법
CN109725978B (zh) * 2019-01-22 2022-06-17 Oppo广东移动通信有限公司 窗口刷新方法、装置、电子设备及存储介质

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08202211A (ja) * 1995-01-20 1996-08-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2000115176A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Sony Corp シリアルインタフェース回路
JP2003044184A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Canon Inc データ処理装置及び電力制御方法
RU2267225C2 (ru) * 2002-04-24 2005-12-27 Самсунг Электроникс Ко., Лтд Устройство и способ для поддержания автоматического запроса повторения в высокоскоростной беспроводной системе передачи пакетных данных
JP2004078737A (ja) * 2002-08-21 2004-03-11 Canon Inc 電子機器及び該機器における消費電力制御方法
JP4352904B2 (ja) * 2004-01-15 2009-10-28 富士ゼロックス株式会社 プリントサーバ、及びプリントサーバの節電制御プログラム
JP2006025212A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Canon Inc データ処理装置及び省電力制御方法
JP4639952B2 (ja) * 2005-05-23 2011-02-23 富士ゼロックス株式会社 ネットワーク端末装置及びその省エネルギーモード設定方法、省エネルギーモード設定プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009124586A (ja) 2009-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4991493B2 (ja) 電子装置、電力モードの切替方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5061034B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム及び記録媒体
JP5008138B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体
JP5648670B2 (ja) 電力を節約するための無線装置および無線装置の電力を節約するための方法
JP4703562B2 (ja) データ伝送を簡易化する方法及び装置
JP2007515902A (ja) 通信ユニットのエネルギー節約装置および方法
JP2007336398A (ja) 通信装置及びその制御方法
US20130088749A1 (en) Method and apparatus to control link speed of an image forming apparatus
US10409356B2 (en) Printing device handling wake up event received immediately before shifted to a low power mode
KR101569030B1 (ko) 화상형성장치 및 그의 네트워크 연결 방법
JP2006245862A (ja) 無線通信端末
JP2010130151A (ja) 受信装置及び画像形成装置
JP4295313B2 (ja) 電力線通信装置及びその通信制御方法
US20090181713A1 (en) Method and apparatus for controlling power source of terminal device for communicating with wireless wide area network
JP4006171B2 (ja) 印刷装置及び印刷装置の制御方法
JP2007013624A (ja) 通信装置
JP2006240130A (ja) 印刷装置のコントローラ
JP2010117987A (ja) メモリ制御装置、およびメモリ制御プログラム
JP5493768B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体
JP2008131467A (ja) 通信装置
JP2006270898A (ja) ネットワーク処理装置及びそのパターンデータ送信方法、プログラム
JP6642990B2 (ja) 通信装置、制御方法、および、プログラム
JP2007325213A (ja) 無線基地局、無線ノード、無線通信システム及びその方法
JP2009117905A (ja) 情報処理装置と情報処理方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2018207391A (ja) 通信装置および通信装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120411

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4991493

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees