JP4987440B2 - 車両運行情報収集装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の運行情報を運行情報記憶媒体に記録する車両運行情報収集装置に関し、より詳細には、運行時に運行情報記憶媒体が装着されていない場合に警告を発する車両運行情報収集装置に関するものである。
車両運行情報収集装置は、貨物輸送用トラックおよびタクシーなど、営業目的の走行(以下運行)を行う車両の安全管理、経済管理および労務管理に用いる運行情報を収集する。具体的には、エンジン回転数および走行距離などの運行時の車両状態に関する情報、並びに荷物の積み卸し、乗客の乗降および休憩時間などの各種運行状況に関する情報を、計測または手入力にて収集し、これら運行情報をその装置に装着された着脱可能な運行情報記憶媒体である運行カードに記録する。
車両運行時には、運行情報を記録することが法令で義務づけられている。そのため、運行を開始するときには、運行情報を記録するための運行カードを車両運行情報収集装置に装着する必要がある。そして車両運行情報収集装置は、運行カードを装着せずに運行した場合に、運行カード未装着を警告する機能を有している。
運行時には、運行情報の記録が必要なので、運行カード未装着を警告する機能は非常に有益である。しかし、例えば車両納入時に納入場所まで陸送するなどの、運行記録を必要としない営業目的以外の走行をするときは、運行カード未装着のまま車両を移動させることがある。このとき、短い距離を移動させるにも警告を発するので、非常に煩わしく作業効率の低下を招くおそれがあった。
この問題を解決するため、運行以外の走行では、運行カード未装着の警報動作を行わない動作モードを、車両運行情報収集装置に設けていた(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に示された車両運行情報収集装置は、陸送モードフラグを有し、そのフラグがONの場合は、運行カード未装着の警告動作を行わない(以下陸送モード)。陸送モードフラグは、設定カード(特許文献1の陸送情報記憶媒体または陸送キャンセル情報記憶媒体)によって、ONまたはOFFに設定され、車両走行時に適切なフラグ設定にすることにより、運行カード未装着の警報動作を有効または無効にしていた。
実際には、以下のように、陸送モードフラグの設定が行われていた。車両運行情報収集装置の出荷時は、陸送モードフラグがONに設定され、その装置が取り付けられた車両は納入場所まで陸送される。その後、納入場所でその装置の初期設定を行い、それと同時に陸送モードフラグをOFF(すなわち、運行カード未装着の警告を行う。以下運行モード)する作業を行っていた。具体的には、設定情報および陸送キャンセル情報が記憶された設定カードを車両運行情報収集装置に装着することで、初期設定作業および陸送モードフラグOFF作業を同時に行っていた。また納入車両が1台ずつ到着する度に上記設定を行うのでは、作業が繁雑になり効率が悪いため、車両台数がある程度まとまった時点で、複数の車両に対して一斉に上記設定作業を行っていた。
特許公開2002−157621
しかし、納入場所へ陸送後に、車両運行情報収集装置の陸送モードフラグをOFF(すなわち、運行モード)に変更したものの、例えば最初の運行が数ヶ月先を予定しているなど、運行開始までに期間がある車両において、その間も運行以外の走行を行わなければならない場合がある。その場合、運行モードに変更されているので、運行カード未装着で走行すると、走行中に警告音が鳴動して運転に支障をきたすという問題があった。
この問題の対策として、納入場所への陸送後は初期設定作業のみ実施し、最初の運行開始直前に陸送モードから運行モードへの動作モード変更作業を実施することで、運行開始前の運行以外の走行における警報動作を回避することが可能になる。しかし運行開始の度に発生する動作モード変更作業が煩雑であり、さらに作業ミスにより運行モードへの変更がされず陸送モードのままであった場合、運行カード未装着の警報動作を行わないため、運行カード未装着に気がつかずに、法令で義務づけられた運行情報を記録せずに運行してしまうおそれがあるという問題点があった。
したがって本発明の目的は、運行開始前の運行以外の走行時における警告動作を回避し、また煩雑な作業を伴わず、確実に動作モードを陸送モードから運行モードへ変更することが可能な車両運行情報収集装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明によりなされた請求項1記載の車両運行情報収集装置は、図1の基本構成図に示すように、車両の運行状況の変化に応じて発生する運行情報の収集が不能な陸送モードと、前記陸送モードからの遷移に応じて前記運行情報の収集を可能とする運行モードと、の何れのモードであるかを示す動作モード情報を記憶する動作モード情報記憶手段11aを有し、前記動作モード情報記憶手段11aが記憶している動作モード情報が運行モードのときに、前記運行情報を収集して着脱自在の運行情報記憶媒体41に記憶する車両運行情報収集装置において、前記動作モード情報記憶手段11aが記憶している動作モード情報が陸送モードのときに、前記運行情報記憶媒体41の装着を検出する装着検出手段12bと、前記装着検出手段12bによる運行情報記憶媒体の装着の検出に応じて、前記動作モード情報記憶手段11aが記憶している動作モード情報を運行モードに変更するとともに前記運行情報記録媒体が非装着となっても動作モード情報を運行モードのまま継続させる動作モード情報変更手段12cと、前記動作モード情報記憶手段11aが記憶している動作モード情報が、陸送モードのときには警告を行わずかつ運行モードのときに前記運行情報記憶媒体41が装着されていないことを警告する警告手段12aと、を有することを特徴とする。
請求項2記載の本発明の車両運行情報収集装置は、図1の基本構成図に示すように、運行に必要な初期設定が行われていない未完了状態と、初期設定の完了により前記未完了状態から遷移する完了状態と、の何れの状態であるかを示す設定状態情報を記憶している設定状態情報記憶手段11bを有し、前記動作モード情報変更手段12cは、前記設定状態情報記憶手段11bが記憶している設定状態情報が完了状態のときに、前記装着検出手段12bによる運行情報記憶媒体の装着の検出に応じて、前記動作モード情報記憶手段11aが記憶している動作モード情報を運行モードに変更することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の車両運行情報収集装置によれば、動作モード情報が陸送モードのときに、運行情報記憶媒体41の装着を検知すると、動作モード情報変更手段12cが、動作モード情報を陸送モードから運行モードに変更する。このため、最初の運行開始時に運行情報記憶媒体41を装着することにより、別段の設定作業を行うことなく、動作モードを変更することができる。
上記請求項2に記載した本発明の車両運行情報収集装置によれば、初期設定の未完了状態/完了状態を記憶する設定状態情報記憶手段11bを有し、動作モード情報変更手段12cは、初期設定が完了状態、かつ動作モードが陸送モードのときに、運行情報記憶媒体41が装着されたことを検知すると、前記動作モード情報を陸送モードから運行モードに変更する。このため、初期設定が完了した車両運行情報収集装置のみ、動作モードの変更が可能であり、初期設定未完了の車両運行情報収集装置において、動作モードが変更されてしまうことを防ぐことが可能となる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明によれば、最初の運行開始時に運行情報記憶媒体41を装着することにより、動作モード情報を陸送モードに変更することができる。すなわち、運行情報記憶媒体41の装着を起点として、動作モードを陸送モードから運行モードへ自動で変更することができ、動作モードを変更するタイミングを、初期設定作業を行う時点から最初の運行開始直前にすることが可能となる。
このため、運行情報記憶媒体41の装着が不要な、運行開始前の運行以外の走行時では、陸送モードであるので、運行カード未装着の警告音が鳴動することはなく、また最初に運行カードを装着する時点で動作モードが運行モードに変更されるので、動作モード変更のための別段の設定作業が不要となる。
よって、運行開始前の走行時に、警告音鳴動によって運転に支障が出ることを回避することができ、また人手を伴う煩雑な設定作業から解放される。さらに、運行カードを装着するという、運行開始時に行う通常の操作によって動作モードを変更できるので、作業ミスによる、動作モード情報の変更もれを防ぐことができる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の効果に加え、初期設定が完了した車両運行情報収集装置のみ動作モードの変更が可能であり、初期設定未完了の装置の動作モードが変更されてしまうことを防ぐことが可能となる。
このため初期設定未完了の車両運行情報収集装置において運行情報記憶媒体41が装着された場合に運行モードに変更されることはなく、初期設定未完了による不正な運行情報が記録されることを防ぐことができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる車両運行情報収集装置を、図2乃至図6を参照して説明する。
図2において、本発明の第1の実施形態にかかる車両運行情報収集装置(以下装置)1は、例えば貨物輸送用トラックに搭載され、ハンディターミナル20並びに走行センサ、エンジン回転センサなどの各種車両センサ(図示せず)が接続されている。また装置1の有するスロット14には着脱可能な運行情報記憶媒体(以下運行カード)41または装置1の初期設定を行う設定カード42が装着される。
ハンディターミナル20は、運転者及び同乗者に関する情報、運行情報を取得する際に必要な情報、および運行状態における各種イベントに関する情報を入力するもので、必要な情報を示すファンクションキー、数値を入力するテンキー、入力操作、情報の確認等を行う際の表示を行う表示部などを備えている。
運行カード41および設定カード42には、その内部に例えばフラッシュメモリのような書換可能な不揮発性メモリを有するメモリカード(以下CFカード40)を用いている。また運行カード41および設定カード42は、それぞれを区別するための識別情報をその内部に有している。
一方、車両の運行を管理する車両管理事務所などに設置される車両運行情報解析装置5は、あらかじめ定めたプログラムに従って動作するパーソナルコンピュータ(パソコン)50を有する。パソコン50は、パソコン本体と、これに接続されたキーボード、モニタを有して構成されている。そして、このパソコン50には、装置1から取り外した運行カード41から運行情報を読み取るリーダライタ30と、このリーダライタ30によってパソコン50に入力された運行情報の解析結果を紙に出力するためのプリンタ60が接続されている。なお、リーダライタ30は、CFカード40の挿入/排出をおこなうスロット30aを有する。
次に、装置1の構成について図3を参照して説明する。10はマイクロコンピュータ(μCOM)を示し、その内部にはEEPROM11、CPU12、RAM13およびI/O14を有する。
EEPROM11は電気的消去/書換え可能な読み出し専用の不揮発性メモリであり、図4に示すように、その領域の一部に所定のプログラムおよび固定データが格納されるプログラム領域110、並びに初期設定情報、動作モード情報などの事後的に変更が必要な情報が記憶される情報管理領域111を有する。また前記プログラム領域110の一部に、後述する図5に示す処理を行うプログラムが格納されている。
CPU12は中央演算処理装置を示し、CPU12はEEPROM11にあらかじめ格納された制御プログラムに従って動作する。RAM13は読み出し書込み自在のメモリを示し、CPU12の処理の過程で発生する各種のデータを格納するデータエリアと、処理の際に使用するワークエリア等を有する。I/O14は周辺機能との入出力制御部であり、リーダライタ部15、ブザー部16およびハンディターミナル20(図3においては省略)が接続され、また図示しない走行センサ、エンジン回転センサなどの各種車両センサも接続され、各種情報の入出力が行われる。
リーダライタ部15には、図2に示すスロット14に挿入されたCFカード40が接続される。リーダライタ部15は、CPU11に対してCFカード40の装着状態を出力し、また、リーダライタ部15を介して、CFカード40への運行情報等の書込みおよび初期設定情報等の読み出しが行われる。
ブザー部15はCPU12の制御に基づき警告音を鳴動する。CPU12は、各種情報に基づいて警告出力を判断した場合、I/O14を介してブザー部を制御する信号を出力する。
運行カード41および設定カード42は、図2のスロット14に挿入され、リーダライタ部15に装着される。CPU12は、リーダライタ部15およびI/O14を介して、それらCFカード40にアクセスする。運行カード41には、装置1が収集する運行情報が記録される。設定カード42には、車両に関するパラメータ、SS店コード、販売店名などの各種設定情報があらかじめ記憶されており、それら情報は、設定カード42装着時に、装置1に取り込まれる。
次にμCOM10に内蔵するEEPROM11のメモリマップについて、図4を参照して説明する。
プログラム領域110には、CPU12によって読み出される制御プログラム110aが格納されており、CPU12はその制御プログラム110aに従い、運行情報収集に係る動作を実行する。
情報管理領域111には、動作モード情報111a、設定状態情報111b、車両パラメータ111c、SS店コード111dおよび販売店名111eをそれぞれ格納する領域が設けられている。
動作モード情報111aは、装置1の動作モードである陸送モード/運行モードを示す情報を格納する領域であり、図1に示す動作モード情報記憶手段11aに対応する。装置出荷時には陸送モードに設定されている。
設定状態情報111bは、装置1の初期設定の未完了状態/完了状態を示す情報を格納する領域であり、図1に示す設定状態情報記憶手段11bに対応する。装置出荷時には未完了状態に設定されている。
車両パラメータ111cは、装置1を取り付けた車両に関する情報を格納する領域であり、例えば車両センサで検知した原情報を、運行情報として記録する形式に変換するためのパラメータ、荷積/荷卸などの車両固有の運行状況に対応する値等が設定される。
SS店コード111dおよび販売店名111eは、装置1の初期設定時に設定カードから読み出したSS店コードおよび販売店名の各情報を格納する領域である。装置1内部にSS店コードおよび販売店名に関する情報を記憶することにより、後日装置1に不具合が発生した場合に、不具合の種別、発生頻度などについてSS店および販売店ごとの統計情報を作成し、指導および業務改善を図るために利用することができる。
次に図3に示す装置1のCPU12が行う本発明にかかる処理(動作モード移行判定処理)の概要を、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
装置1の電源が投入されると、ステップS1では、図3のリーダライタ部15にCFカード40が装着されているかを判断する。CFカード40が装着されていると判断すると(ステップS1のY)ステップS2に進む。また、装着されていないと判断すると(ステップS1のN)ステップS8に進む。このCFカード40の装着の判断は、CFカード40が所定の位置に装着されたことに基づく機械的方法によってもよいし、電気的にCPU12からCFカード40にアクセス可能になったことに基づいてもよい。
ステップS2では、図4に示す動作モード情報111aを参照することによって、CFカード40が装着された場合における動作モードを判定する。動作モード情報111aが運行モードの場合はステップS3に進む。また、陸送モードの場合はステップS4に進む。
ステップS3では、運行モードにおいて装着されたCFカード40の種別を判定する。CFカード40はその内部に識別情報を有しており、CPU12はその識別情報によってCFカード40種別を判定する。CFカード40種別が運行カードの場合は、通常の運行時における動作を実行するものと判断し、動作モード移行判定処理を終了する。CFカード40種別が設定カードの場合は、既存の設定を変更する処理を実行すると判断し、初期設定を実行するステップS7に進む。
ステップS4では、陸送モードにおいて装着されたCFカード40の種別を判定する。CFカード40の種別が運行カードの場合は、装置1において最初の運行処理を開始するものと判断し、運行処理の開始可否を判定するステップS5に進む。また、CFカード40種別が設定カードの場合は、初期設定を実行すると判断し、ステップS7へ進む。なお、前記ステップS1、前記ステップS2および本ステップS4は請求項の装着検出手段に相当する。
ステップS5では、装置1の設定状態に基づき、動作モード情報111aの変更可否を判定する。装置1において初期設定が未完了の場合は、不正な運行情報を記録するおそれがあるため、運行モードに移行させることはできない。そのため本ステップにおいては、図4に示す設定状態情報111bを参照することによって、装置1の初期設定の完了/未完了の状態を判定する。設定状態情報111bが完了状態のとき、初期設定が完了していると判断し、動作モード情報111aを運行モードに変更するステップS6に進む。また、設定状態情報111bが未完了状態のとき、初期設定が完了していないと判断し、適切でないCFカード40が装着された旨の警告を行うためステップS9に進む。
ステップS6では、装置1の動作モード情報111aの変更を行う。動作モード情報111aの領域に運行モードを示す情報を書込み、動作モード移行判定処理を終了する。なお、上記ステップS5および本ステップS6は請求項の動作モード情報変更手段に相当する。
ステップS7では、装置1の初期設定を行う。陸送モードおよび運行モードにおいて、設定カードが装着されたことを判断すると本ステップに進む。つまり動作モードに関係なく、設定カードが装着されたときは初期設定処理を実行する。初期設定処理では、主に図4に示す情報管理領域111の各種情報を設定する。初期設定後、動作モード移行判定処理を終了する。
ステップS8では、動作モード情報111aを参照することによって、CFカード40が装着されていない場合における動作モードを判定する。動作モード情報111aが運行モードの場合は、運行カード未装着の警告を行うためステップS9に進む。また、動作モード情報111aが陸送モードの場合は、動作モード移行判定処理を終了する。
ステップS9では、利用者への各種警告をおこなう。動作モード情報111aが運行モード、かつ運行カード41が装着されていない場合は、運行カード未装着である旨の警告を行う。また、設定状態情報111bが未完了状態、かつ運行カード41が装着された場合は、不適切なCFカード40が装着された旨の警告を行う。警告後、動作モード移行判定処理を終了する。なお、本ステップS9は請求項の警告手段に相当する。
次に本発明に係る処理による動作モード情報の遷移例について、図6を参照して説明する。
Sは動作モード情報111aに設定されている情報の遷移を示し、図の右に向かって時間が進む。E1乃至E5は装置1に対して発生するイベントであり、E1からE5まで順に発生する。
出荷E1では、装置1の動作モード情報111aは陸送モードに、設定状態情報111bは未完了状態に設定されている。前述のとおり、陸送モードにおいては、運行情報収集動作および運行カード未装着の警告動作を行わない。
車両に取付E2では、車両への物理的取付けであり、装置1の動作モード情報は遷移しない。車両への取付け後、その車両は納入場所へ陸送されるが、この時点でも陸送モードであるため、運行情報収集動作および運行カード未装着の警告動作を行わない。
運行開始E3は、車両の移送先において、初期設定より前に誤って運行カードが装着された場合を示す。E3の時点では装置1の初期設定が行われていない(未完了状態)ので、適切でないCFカード40が装着されたものと判断し、動作モード情報は変更せず、陸送モードを継続する。
初期設定E4では、設定カードによる装置1の初期設定を行い、設定状態情報111bを完了状態に遷移させる。また、初期設定後も運行以外の走行が想定されるため、この時点でも動作モード情報111aは陸送モードのままである。
運行開始E5では、陸送モードかつ初期設定が完了しており、その状態で運行カードの装着を検出することによって、最初の運行開始を判断し装置1の動作モード情報111aを運行モードに遷移させる。以降、運行モードを継続し、運行カードに収集した運行情報を記憶する動作を行う。
以上、説明したとおり、本実施形態では、運行開始時に運行カード41を装着することによって、車両運行情報収集装置1の動作モード情報111aを運行モードに変更する。それにより、別段の作業を行うことなく、運行開始直前に陸送モードから運行モードへの遷移を行うことができる。すなわち、初期設定の時点(図6のE4)ではなく、実際に運行が開始される直前(図6のE5)まで、陸送モードを維持することができるため、運行開始までは、運行情報の収集および運行カード未装着の警告動作が行われず、運行以外の走行において、煩わしい警告がなくなるので、作業に支障が出ることを防ぐことができる。
また、運行カード41は運行開始時に装着されるため、動作モード情報111aを変更するための作業が不要になり、作業ミスによる動作モード情報111aの変更もれを防ぐことができる。
さらに動作モード情報111aの変更に際し、装置1の初期設定が行われているかを判断することで、初期設定未実施の装置1に対し動作モード情報111aを変更することを防ぎ(図6のE3)、初期設定未実施の装置1における不正な運行情報の収集を未然に防止することが可能である。
また、上述した実施形態では、動作モード情報記憶手段11aに記憶されている動作モード情報を、動作モード情報変更手段12cが変更する場合に、設定状態情報記憶手段11bに記憶されている設定状態情報に基づいて、運行モードへの変更可否を判定しているが、この設定状態情報の判定を省略した実施形態としても良い。これにより、運行カードの装着のみで運行モードへの遷移が可能になるため、設定カードによる初期設定作業を省略することができ、作業コストを軽減することが可能となる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の車両運行情報収集装置の基本構成図である。 本発明の一実施形態による車両運行情報収集装置が適用されるシステムの概略構成を示す図である。 図2の車両運行情報収集装置1の構成を示すブロック図である。 図3のEEPROM11のメモリマップの一例を示す図である。 図3のCPU12が行う動作モード移行判定処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の車両運行情報収集装置の動作モードの遷移例を示す図である。
符号の説明
1 車両運行情報収集装置
11 EEPROM
11a 動作モード情報記憶手段
11b 設定状態情報記憶手段
12 CPU
12a 警告手段
12b 装着検出手段
12c 動作モード情報変更手段
41 運行情報記憶媒体(運行カード)

Claims (2)

  1. 車両の運行状況の変化に応じて発生する運行情報の収集が不能な陸送モードと、前記陸送モードからの遷移に応じて前記運行情報の収集を可能とする運行モードと、の何れのモードであるかを示す動作モード情報を記憶する動作モード情報記憶手段を有し、前記動作モード情報記憶手段が記憶している動作モード情報が運行モードのときに、前記運行情報を収集して着脱自在の運行情報記憶媒体に記憶する車両運行情報収集装置において、
    前記動作モード情報記憶手段が記憶している動作モード情報が陸送モードのときに、前記運行情報記憶媒体の装着を検出する装着検出手段と、
    前記装着検出手段による運行情報記憶媒体の装着の検出に応じて、前記動作モード情報記憶手段が記憶している動作モード情報を運行モードに変更するとともに前記運行情報記録媒体が非装着となっても動作モード情報を運行モードのまま継続させる動作モード情報変更手段と、
    前記動作モード情報記憶手段が記憶している動作モード情報が、陸送モードのときには警告を行わずかつ運行モードのときに前記運行情報記憶媒体が装着されていないことを警告する警告手段と、
    を有することを特徴とする車両運行情報収集装置。
  2. 前記運行情報の収集に必要な初期設定が行われていない未完了状態と、前記初期設定の完了により前記未完了状態から遷移する完了状態と、の何れの状態であるかを示す設定状態情報を記憶している設定状態情報記憶手段を有し、
    前記動作モード情報変更手段は、前記設定状態情報記憶手段が記憶している設定状態情報が完了状態のときに、前記装着検出手段による運行情報記憶媒体の装着の検出に応じて、前記動作モード情報記憶手段が記憶している動作モード情報を運行モードに変更する手段であることを特徴とする請求項1に記載の車両運行情報収集装置。
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