JP3742557B2 - 車両運行情報収集装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両運行情報収集装置に関し、特に、データカード未挿入時の警報を行う警報部を備えた車両運行情報収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両運行情報収集装置は、収集した運行データを記憶する外部記憶媒体であるデータカードが車両運行情報収集装置に未装着時に走行した場合、ユーザーに外部記憶媒体上のデータ欠損を警報したり、法律上の規制により何らかの警報を発することが義務づけられていたため、この警報としてブザー音を発していた。しかしながら、ユーザーにこの車両運行情報収集装置を納入する前のメーカー社内や販売店に陸送する際には、車両運行情報は不要なのでデータカードが未装着なことが多いが、この際にも上記ブザー音は鳴動されるので、作業者は非常に煩わしい思いをし、作業能率が低下するという問題があった。
【0003】
図6を用いてこの点に関して説明を加える。図6は従来の車両運行情報収集装置の処理フローを示すフローチャートである。
図6のステップS101において、車両運行情報収集装置は電源がONされた後所定の初期化処理を行い、その後処理をステップS102に移行する。ステップS102において、車両運行情報収集装置は上記データカードがその筐体全面のカード挿入口に挿入されているかどうかを判断する。ここでデータカードの挿入が有れば(ステップS102のY)処理はステップS103に移行し、挿入が無ければ(ステップS102のN)処理はステップS106に移行する。
【0004】
データカードが挿入されているので車両運行情報収集装置は、ステップS105において終了ボタンが押下されるまで、ステップS104の運行情報収集処理が続けられる(ステップS104のN)。そして、ステップS105において、終了ボタンが押下されると(ステップS104のY)車両運行情報収集装置は所定の入庫処理を行い終了する。
【0005】
一方、上記ステップS102でデータカードの挿入が無い場合のステップS106においては、車両運行情報収集装置は走行パルスの受信が有るかどうか、即ち、この装置を搭載した車両が走行中で有るかどうかを判断する。ここで走行中であれば(ステップS106のY)処理はステップS107に移行し、走行中でなければ(S906のN)処理はS902に戻る。ステップS107においてはデータカードが未挿入で走行中であるのでブザーが鳴動され、更にステップS108において未挿入データが作成され、装置のSRAMに格納される。そして、処理はステップS102に戻る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、データカードが未挿入で走行中すると、ブザーが鳴動され未挿入データが作成される。このようなブザー鳴動は、製品を実用しているユーザーにはデータカードの未装着が警報されて有益であるが、製品をユーザーに納入する前のメーカー社内での試用や販売店に陸送する際の作業時には、作業者にとっては非常に煩わしいものである。この結果、作業能率が低下するうえ、作業中の未挿入データが作成されるので、ユーザーにはこれが誤記録として渡されてしまうという問題があった。
【0007】
よって本発明は、上述した現状に鑑み、作業中のデータカード未挿入に対してはブザー鳴動を停止し、不要な未挿入データは生成しないようにして、作業効率を向上させ、データの信頼性を向上させた車両運行情報収集装置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の車両運行情報収集装置は、図1の基本構成図に示すように、車載され、車両の運行状態を示す車両運行情報を収集する車両運行情報収集装置において、収集された前記車両運行情報を記憶する外部記憶媒体である運行情報記憶媒体に前記車両運行情報を書き込む書込手段R/Wと、車両運行中の前記外部記憶媒体の前記書込手段への未装着を検出する未装着検出手段12Aと、鳴動駆動信号に応答して鳴動する鳴動手段BZと、発光駆動信号に応答して発光する発光手段LEDと、陸送であることを示す陸送情報を記憶する外部記憶媒体である陸送情報記憶媒体20aと、前記陸送情報記憶媒体から前記陸送情報を読み出す陸送情報読出手段R/Wと、前記読み出された前記陸送情報を格納する陸送情報格納手段13と、前記未装着検出手段により検出された前記外部記憶媒体の未装着時の車両運行中に、前記陸送情報格納手段に陸送情報を検知すると、前記鳴動手段を駆動不可状態にすると共に前記発光手段を駆動させる前記発光駆動信号を生成する鳴動発光制御手段12Bとを有することを特徴とする。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、陸送情報記憶媒体から陸送であることを示す陸送情報が、陸送情報読出手段によって読み出されると陸送情報格納手段に格納される。そして、外部記憶媒体の未装着時の車両運行中に、陸送情報記憶媒体の陸送情報が検知されると、鳴動手段が駆動不可状態にされると共に発光手段が駆動されて警報を発光する。したがって、本車両運行情報収集装置を納入する前のメーカー社内や販売店に陸送する際にはデータカードを未装着であっても、ブザー音は鳴動されないので、作業者は非常に煩わしい思いをしなくなる。また、従来のように作業中の未挿入データは作成されることはないので、ユーザーに誤記録を渡すことがなくなる。
【0010】
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の車両運行情報収集装置は、図1の基本構成図に示すように、請求項1記載の車両運行情報収集装置において、前記陸送フラグ格納手段中の陸送情報をキャンセルするための陸送キャンセル情報を記憶する外部記憶媒体である陸送キャンセル情報記憶媒体20bと、前記陸送キャンセル情報記憶媒体から前記陸送キャンセル情報を読み出す陸送キャンセル情報読出手段R/Wと、前記読み出された前記陸送キャンセル情報を格納する陸送キャンセル情報格納手段13と、前記未装着検出手段により検出された前記外部記憶媒体の未装着時の車両運行中に、前記陸送キャンセル情報格納手段に前記陸送キャンセル情報を検知すると、前記鳴動手段を駆動させる前記鳴動駆動信号を生成する鳴動制御手段12Cとを更に有することを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、陸送キャンセル情報格納手段中の陸送情報をキャンセルするための陸送キャンセル情報が、陸送キャンセル情報読出手段によって読み出されると陸送情報格納手段に格納される。そして、外部記憶媒体の未装着時の車両運行中に、陸送情報格納手段中の陸送情報が検知されると、鳴動手段駆動されて鳴動を発する。このように、必要に応じて陸送キャンセル情報記憶媒体を用いることによって、従来のように鳴動を発するようにすることもできるようになる。
【0012】
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の車両運行情報収集装置は、図1の基本構成図に示すように、請求項2記載の車両運行情報収集装置において、前記陸送情報記憶媒体、前記陸送キャンセル情報記憶媒体及び運行情報記憶媒体は共に同形状のICカードであることを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、陸送情報記憶媒体、陸送キャンセル情報記憶媒体及び運行情報記憶媒体は共に同形状のICカードであるので、 ICカードの内容をそれぞれの用途に応じて書き換えるだけで共通のICカードが流用できるようになる。
【0014】
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の車両運行情報収集装置は、図1の基本構成図に示すように、請求項3記載の車両運行情報収集装置において、前記陸送情報及び陸送キャンセル情報はそれぞれ、オン及びオフフラグにより表現され、前記陸送情報格納手段及び陸送キャンセル情報格納手段は、前記オン及びオフフラグを格納する共通格納エリアを有する電気的書替可能ROMであることを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、陸送情報及び陸送キャンセル情報はそれぞれ、オン及びオフフラグにより表現される。また、陸送情報格納手段及び陸送キャンセル情報格納手段は、このオン及びオフフラグを格納する共通格納エリアを有する電気的書替可能ROMである。すなわち、請求項4記載の発明によれば、フラグ書き換えにより陸送モードか否かのソフトウエア制御をする。
【0016】
上記課題を解決するためになされた請求項5記載の車両運行情報収集装置は、図1の基本構成図に示すように、請求項4記載の車両運行情報収集装置において、前記陸送キャンセル情報読出手段、前記陸送情報読出手段及び書込手段は、共通のリーダライタが用いられることを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、陸送キャンセル情報読出手段、陸送情報読出手段及び書込手段は共通のリーダライタが用いられるので、装置の小型化が可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2は、本発明の車両運行情報収集装置10の一実施形態を示すブロック図である。
【0019】
図2において、11は読み出し書き込み自在のメモリ(RAM)を示し、RAM11はCPU12の処理の過程で発生する各種のデータを格納するデータエリアと処理の際に使用するワークエリア等を有する。また、このRAM11は実際的にはSRAMであってもよく、車両運行情報収集中のバックアップメモリとして使われることもある。
12は中央演算処理装置(CPU)を示し、CPU12はROM13に格納された制御プログラムにしたがって動作する。
13は読み出し専用のメモリ(ROM)を示し、ROM13には所定のプログラムや固定データ、例えば、車両コードや機能設定情報等の車両個別の設定情報等が予め格納されると共に、後述する図3〜図5で示す処理を行うプログラムも格納される。
実際的にはこのROMは、工場などで書き込んだ後は書き替え不可能な読み出し専用メモリと、後で電気的書き替え可能なFROM(フラッシュメモリ)とが用いられる。
【0020】
このFROMには、所定の格納エリアにシステム項目として車両番号、速度オーバー基準値、定時刻値等の各種の設定項目テーブルが設定されており、本発明に関わる陸送モードフラグ131の値もこの設定項目テーブルの中に含まれている。陸送モードフラグ131は、本装置がユーザに納入される前の陸送状態であることを示すフラグであり、オン(1)又はオフ(0)のようにセットされる。例えば、オン(1)は陸送モードを示し、オフ(0)は非陸送モードをしめす。このフラグ値は、後述する2つの設定カードによって任意に変更可能である。
このように陸送モードは、テーブル10aのうちの一つの項目の陸送モードフラグ131(ON又はOFFによる)により表現されるので、格納エリアの節約になり制御もシンプルになる。なお、このFROMは請求項の陸送情報格納手段及び陸送キャンセル情報格納手段に相当する。
【0021】
14aは、CPU12の制御のもとにLCD14bを駆動するLCDドライバである。LCD14bは、LCDドライバ14aに駆動されて時刻や累積走行距離等の表示内容をデジタル表示する。15はカレンダ機能付きの時計ICを示し、「年」、「月」、「日」、「時」、「分」、「秒」からなる時刻情報をCPU12に出力する。
【0022】
16は電源部を示し、電源部16は車両のバッテリ(図示せず)から供給される電力を、リーダライタ部R/W、及びCPU12等に分配して供給するもので、この電源部16には、前記バッテリからの電力供給が断たれた場合に、所定時間に亘りCPU12に電力を供給するバックアップ電池16aも接続されている。
【0023】
17はインタフェース部を示し、インタフェース部17は、3系統のシリアルI/Oインタフェース(以下、S−I/Oと略記する)17a〜cと、1系統のパラレルI/Oインタフェース(以下、P−I/Oと略記する)17dを備えている。このうち、前記各S−I/O17a〜cには、ハンディターミナル(図示せず)、及びリーダライタ部R/Wが、それぞれのインタフェース18a、18bを介して接続され、S−I/O17cには、RS−232C対応の予備インタフェース18cが接続されている。また、P−I/O17dには、走行速度を検出する速度センサ21及びエンジン回転センサ(図示せず)が、それぞれのインタフェース18d,18eを介して接続されており、更に、例えば車両の荷物室(図示せず)内の温度が閾値を越えたか否かを検出する温度センサ(図示せず)等が接続される、外部入力用の10チャンネル分の外部入力I/F18fが接続されている。上記速度センサ21は、走行速度に応じた速度パルスを出力する。
【0024】
また上記リーダライタ部R/Wはカード挿入口を有し、そのカード挿入口を介して後述の設定カード20a、20b及び車両運行情報を記憶するデータカードが装入される。このように3種類の異なるカードに共通のリーダライタ部R/Wが用いられるので、装置全体の小型化が可能になりスペースの制約のある車内への本装置搭載に有効となる。このリーダライタ部R/Wは請求項の書込手段、陸送情報読出手段及び陸送キャンセル情報読出手段に相当する。
【0025】
20aは、陸送であることを示す陸送モードフラグONの情報が書き込まれた設定カードである。この設定カード20aはリーダライタ部R/Wに挿入され、CPU12を介してFROM上の設定項目テーブルの陸送モードフラグをONに書き替える。20bは、このONに設定されている陸送モードフラグをOFFに戻すための陸送モードフラグOFFの情報が書き込まれた設定カードである。この設定カード20bもリーダライタ部R/Wに挿入され、CPU12を介してFROM上の設定項目テーブルの陸送モードフラグをOFFに書き替える。
【0026】
これらの設定カード20a及び20bは共に、リーダライタ部R/Wに挿入され、車両運行情報を記憶するデータカードと同形状のICカードである。したがって、ICカードの内容をそれぞれの用途に応じて書き換えるだけで共通のICカードが流用できるようになる。この書き換えは、車両運行情報等を集計するセンタで行うことが可能である。このように共通のICカードを用いることによって特殊形状の記憶媒体は不要になりコストアップを招くことがない。
【0027】
なお、上記設定カード20aは請求項の陸送情報記憶媒体に相当し、設定カード20bは請求項の陸送キャンセル情報記憶媒体に相当する。また、設定カード20a上の陸送モードフラグONの情報は請求項の陸送情報に相当し、設定カード20b上の陸送モードフラグOFFの情報は請求項の陸送キャンセル情報に相当する。
【0028】
BZは、データカード未挿入の陸送時に、上記陸送モードフラグ131の値に応じて、CPU12から供給される鳴動駆動信号に応答して鳴動するブザーである。このブザーBZは請求項の鳴動手段に相当する。LEDは、データカード未挿入の陸送時に、上記陸送モードフラグ131の値に応じて、 CPU12から供給される発光駆動信号に応答して発光する。このLEDは、請求項の発光手段に相当する。
【0029】
なお、SWは、LCD14b上の表示項目の切替スイッチ、電源スイッチ、LEDリセットスイッチ、ブザーリセットスイッチ等をまとめて示すものである。
【0030】
次に、図3〜図5を用いて本発明に関わる処理フローついて説明する。図3は、図2のCPUが行う本発明に関わる処理フローを示すフローチャートである。図4は、図4の陸送フラグ設定処理を示すフローチャートである。図5は、図4の陸送モード処理を示すフローチャートである。
【0031】
図3のステップS1において、車両運行情報収集装置10のCPU12は電源スイッチSWがONされたことに応答して、各関連データの初期化等所定の初期化処理を行い、ステップS2に移行する。なお、ここで後述する陸送モードフラグ131を例えばOFFに初期設定しておく。
【0032】
ステップS2において、CPU12はリーダライタ部R/Wにデータカードのカード挿入口に挿入されているかどうかを判断する。ここでデータカードの挿入が有れば(ステップS2のY)処理はステップS3に移行し、挿入が無ければ(ステップS2のN)処理はステップS6に移行する。なお、このステップS2は請求項の未装着検出手段に相当する。
【0033】
ステップS3においては、データカードが挿入されているのでCPU12は、ステップS4において終了ボタンが押下されるまで、ステップS3の運行情報収集処理が続けられる(ステップS4のN)。そして、ステップS4において、終了ボタンが押下されると(ステップS4のY)ステップS5において所定の入庫処理が行われて、終了する。
【0034】
一方、ステップS6においては、リーダライタ部R/Wに設定カード20a又は20bのいずれかが挿入されたかどうかが判断される。ここで、いずれかの設定カード20a又は20bが挿入されたなら(ステップS6のY)ステップS7の陸送フラグ設定処理に移行し、さもなければ(ステップS6のY)ステップS7をスキップしてステップS8に移行する。
【0035】
ステップS7の陸送フラグ設定処理は図4を用いて後述するが、そこでは基本的に挿入されたカードに応じて陸送モードフラグをON又はOFFに設定する。
【0036】
ステップS8において、CPU12は速度センサ21から走行していることを示す速度パルスの受信の有無を判断する。ここで、速度パルスの受信が無ければ(ステップS8のN)車両は運行していないことになるので処理はステップS2に戻り、速度パルスの受信があれば(ステップS8のY)ステップS9の陸送モード処理に移行する。
【0037】
ステップS9の陸送モード処理は、後述するが、基本的にFROM上のテーブル13aの陸送モードフラグ131がONかOFFであるかに基づいてLED点灯の制御をしたり、ブザーBZ鳴動の制御をしたりする。そして、このステップS9が終了すれば処理は再びステップS2に戻る。
【0038】
図4の陸送フラグ設定処理は、図3のステップS7に相当するサブルーチンである。
ステップS701において、CPU12はリーダライタ部R/Wに挿入された設定カード20a又は20bに記憶されてている陸送モードフラグON又はOFFの情報を取得する。ここで、陸送モードフラグONを取得すれば処理はステップS702に移行し、OFFならばステップS703に移行する。
【0039】
ステップS702において、CPU12はFROM上のテーブル13aの陸送モードフラグ13をONにセットしてリターンする。一方、ステップS703において、CPU12はFROM上のテーブル13aの陸送モードフラグ13をOFFにセットしてリターンする。
【0040】
図5の陸送モード処理は、図3のステップS9に相当するサブルーチンである。
ステップS901において、CPU12はFROM上のテーブル13aの陸送モードフラグ131がONであるかOFFであるかを判断する。ここで陸送モードフラグ131がONなら(ステップS901のY)ステップS902に移行し、OFFなら(ステップS901のN)ステップS905に移行する。
【0041】
ステップS902において、 CPU12はLEDに発光駆動信号を供給して、データカード未挿入で運行中であることを警報すべくLEDを発光させ、ステップS903で発光停止指令があるまでこの発光を続ける(ステップS903のN)。ステップS903においてLEDリセットスイッチSWが押下され発光停止指令が供給されると、ステップS904においてCPU12はLEDを消灯させる。
【0042】
このように設定カード20aの挿入によりLEDを発光させることによって、本車両運行情報収集装置を納入する前のメーカー社内や販売店に陸送する際にはデータカードをが未装着であっても、ブザー音は鳴動されないので、作業者は非常に煩わしい思いをしなくなり、作業能率が向上する。また、従来のように作業中の未挿入データは作成されることはないので、ユーザーにこれが誤記録を渡すことがなくなる。したがって、データの信頼性が向上する。上記ステップS901及びステップS902は請求項の鳴動発光制御手段に相当する。
【0043】
一方、ステップS905において、CPU12はブザーBZに鳴動駆動信号を供給して、データカード未挿入で運行中であることを警報すべく設定カード20bを挿入することにてよって、ステップS906で鳴動停止指令があるまでこの鳴動を続ける(ステップS906のN)。ステップS906においてブザーリセットスイッチSWが押下され鳴動停止指令が供給されると、ステップS904においてCPU12はブザーBZによる鳴動を停止させる。
【0044】
このように、設定カード20bの挿入により、従来と同様、ブザー鳴動もできるようになり、鳴動に慣れた旧来の作業経験者に混乱を与えることもない。すなわち、設定カード20a及び20bを使いわけることによって、様々に作業者に適応できるようになり作業効率は更に向上する。上記ステップS901及びステップS905は請求項の鳴動制御手段に相当する。
【0045】
なお、メーカー社内や販売店に陸送が終了した後も陸送モードフラグがONのままだとユーザ側での車両管理の機能が低下するので、ユーザ側で使用する際は必ず陸送モードフラグ131がOFFになるように解析リストや本車両運行情報収集装置に接続するハンディテンキーにガードを設けるようにするとよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、陸送情報記憶媒体から陸送であることを示す陸送情報が、陸送情報読出手段によって読み出されると陸送情報格納手段に格納される。そして、外部記憶媒体の未装着時の車両運行中に、陸送情報記憶媒体の陸送情報が検知されると、鳴動手段が駆動不可状態にされると共に発光手段が駆動されて警報を発光する。したがって、本車両運行情報収集装置を納入する前のメーカー社内や販売店に陸送する際にはデータカードを未装着であっても、ブザー音は鳴動されないので、作業者は非常に煩わしい思いをしなくなり、作業能率が向上する。また、従来のように作業中の未挿入データは作成されることはないので、ユーザーに誤記録を渡すことがなくなる。したがって、データの信頼性が向上する。
【0047】
請求項2記載の発明によれば、陸送キャンセル情報格納手段中の陸送情報をキャンセルするための陸送キャンセル情報が、陸送キャンセル情報読出手段によって読み出されると陸送情報格納手段に格納される。そして、外部記憶媒体の未装着時の車両運行中に、陸送情報格納手段中の陸送情報が検知されると、鳴動手段駆動されて鳴動を発する。このように、必要に応じて陸送キャンセル情報記憶媒体を用いることによって、従来のように鳴動を発するようにすることもできるようになり、鳴動に慣れた旧来の作業経験者に混乱を与えることもない。すなわち、陸送情報記憶媒体及び陸送キャンセル情報記憶媒体を使いわけることによって、様々に作業者に適応できるようになり作業効率は更に向上する。
【0048】
請求項3記載の発明によれば、陸送情報記憶媒体、陸送キャンセル情報記憶媒体及び運行情報記憶媒体は共に同形状のICカードであるので、 ICカードの内容をそれぞれの用途に応じて書き換えるだけで共通のICカードが流用できるようになる。したがって、陸送情報記憶媒体、陸送キャンセル情報記憶媒体として特殊形状の記憶媒体は不要になりコストアップを招かない。
【0049】
請求項4記載の発明によれば、陸送情報及び陸送キャンセル情報はそれぞれ、オン及びオフフラグにより表現される。また、陸送情報格納手段及び陸送キャンセル情報格納手段は、このオン及びオフフラグを格納する共通格納エリアを有する電気的書替可能ROMである。すなわち、請求項4記載の発明によれば、フラグ書き換えにより陸送モードか否かのソフトウエア制御をするので、制御がシンプルで格納エリアの節約になる。
【0050】
請求項5記載の発明によれば、陸送キャンセル情報読出手段、陸送情報読出手段及び書込手段には共通のリーダライタが用いられるので、装置の小型化が可能になりスペースの制約のある車内への本装置搭載に有効となる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両運行情報収集装置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の車両運行情報収集装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図3】図2のCPUが行う本発明に関わる処理フローを示すフローチャートである。
【図4】図4の陸送フラグ設定処理を示すフローチャートである。
【図5】図4の陸送モード処理を示すフローチャートである。
【図6】従来の車両運行情報収集装置の処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 車両運行情報収集装置
11 RAM
12 CPU
12A 未装着検出手段
12B 鳴動発光制御手段
12C 鳴動制御手段
13 ROM(陸送情報格納手段、陸送キャンセル情報格納手段)
20a 設定カード(陸送情報記憶媒体)
20b 設定カード(陸送キャンセル情報記憶媒体)
BZ ブザー(鳴動手段)
LED 発光手段
R/W リーダライタ部(書込手段、陸送情報読出手段、陸送キャンセル情報読出手段)

Claims (5)

  1. 車載され、車両の運行状態を示す車両運行情報を収集する車両運行情報収集装置において、
    収集された前記車両運行情報を記憶する外部記憶媒体である運行情報記憶媒体に前記車両運行情報を書き込む書込手段と、
    車両運行中の前記外部記憶媒体の前記書込手段への未装着を検出する未装着検出手段と、
    鳴動駆動信号に応答して鳴動する鳴動手段と、
    発光駆動信号に応答して発光する発光手段と、
    陸送であることを示す陸送情報を記憶する外部記憶媒体である陸送情報記憶媒体と、
    前記陸送情報記憶媒体から前記陸送情報を読み出す陸送情報読出手段と、
    前記読み出された前記陸送情報を格納する陸送情報格納手段と、
    前記未装着検出手段により検出された前記外部記憶媒体の未装着時の車両運行中に、前記陸送情報格納手段に陸送情報を検知すると、前記鳴動手段を駆動不可状態にすると共に前記発光手段を駆動させる前記発光駆動信号を生成する鳴動発光制御手段と、
    を有することを特徴とする車両運行情報収集装置。
  2. 請求項1記載の車両運行情報収集装置において、
    前記陸送フラグ格納手段中の陸送情報をキャンセルするための陸送キャンセル情報を記憶する外部記憶媒体である陸送キャンセル情報記憶媒体と、
    前記陸送キャンセル情報記憶媒体から前記陸送キャンセル情報を読み出す陸送キャンセル情報読出手段と、
    前記読み出された前記陸送キャンセル情報を格納する陸送キャンセル情報格納手段と、
    前記未装着検出手段により検出された前記外部記憶媒体の未装着時の車両運行中に、前記陸送キャンセル情報格納手段に前記陸送キャンセル情報を検知すると、前記鳴動手段を駆動させる前記鳴動駆動信号を生成する鳴動制御手段と、
    を更に有することを特徴とする車両運行情報収集装置。
  3. 請求項2記載の車両運行情報収集装置において、
    前記陸送情報記憶媒体、前記陸送キャンセル情報記憶媒体及び運行情報記憶媒体は共に同形状のICカードである
    ことを特徴とする車両運行情報収集装置。
  4. 請求項3記載の車両運行情報収集装置において、
    前記陸送情報及び陸送キャンセル情報はそれぞれ、オン及びオフフラグにより表現され、前記陸送情報格納手段及び陸送キャンセル情報格納手段は、前記オン及びオフフラグを格納する共通格納エリアを有する電気的書替可能ROMである
    ことを特徴とする車両運行情報収集装置。
  5. 請求項4記載の車両運行情報収集装置において、
    前記陸送キャンセル情報読出手段、前記陸送情報読出手段及び書込手段は、共通のリーダライタが用いられる
    ことを特徴とする車両運行情報収集装置。
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