JP4987214B2 - 自動旋盤及びその制御方法及びその制御装置 - Google Patents

自動旋盤及びその制御方法及びその制御装置 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は、自動旋盤及びその制御方法に関する。
背景技術
自動旋削加工を実施可能な旋削機械(本明細書で自動旋盤と総称する)は、主軸に把持した棒状又は盤状の被加工素材に対し、刃物台に取り付けた種々の工具を相対的に送り動作させて、様々な種類の旋削加工を順次かつ必要に応じて同時に自動的に実施できる。近年、被加工素材すなわち主軸と工具すなわち刃物台との相対的送り動作を、カム回転角度の関数として工具位置を連続的に指示するカム基準データを用いた加工指令によって制御する形式(いわゆる電子カム式)の自動旋盤が提案されている。
電子カム式の自動旋盤では、伝統的なカム式自動盤における機械的なカムの動作の代わりに、予め定めたカム曲線に従う電気的な動作指令を用いることにより、主軸と刃物台との相対的送り動作が自動制御される。したがって電子カム式自動旋盤は、従来のカム式自動盤と同様に、複数の刃物台に取り付けた工具がそれぞれに固有のカム曲線に従って動作することにより、比較的単純な加工シーケンスを短時間で実行できる利点を有する。特に、電子カム方式によれば、製品形状に対応した多種類の機械式カムを用意する必要がなく、段取りに要する時間や労力を著しく削減できるので、従来のカム式自動盤に比べて多種類の製品を極めて高い生産性で製造することができる。
また、電子カム式の自動旋盤では、主軸と刃物台とを相対動作させる制御軸を複数有する機械構成の場合にも、それぞれの制御軸毎のカム線図を共通の基準(すなわちカム回転角度)上で作成できるので、それら制御軸同士の同期指令をプログラムすることが容易になる利点もある。さらに、複数の制御軸の動作を個別に自由に制御できるので、例えば複数の工具を用いて異なる加工工程を連続的に実施する場合に、それら工具を時間的にオーバラップさせて動作させることが容易になり、それにより、被加工素材の全加工工程(すなわち1加工サイクル)に要する時間を著しく短縮することができる。
上記した電子カム式の自動旋盤では、カム線図の作成基準となるカム回転角度を、主軸の回転数によって規定することができる。つまり、主軸の予め定めた回転数をカムの1回転(360度)に相当するものと定義して、工具位置を主軸回転数に対応して連続的に指示することにより、各制御軸の動作を制御するのである。このような構成によれば、自動旋盤の機械的動作要素である主軸の回転数を共通の基準として、複数の制御軸の動作を個別に制御することができる。
しかしこの構成では、主軸が回転していない間は、制御軸の動作を制御することができない。したがって、主軸回転数基準の電子カム式制御を行う自動旋盤では、例えば従来の多機能型の数値制御(NC)旋盤で実施可能な主軸停止中の二次的工程(例えば回転工具による切削加工工程)を実施することは困難になる。また、例えば工具刃先の磨耗や工具の交換に伴い、指示すべき工具位置の補正すなわち工具オフセットを指令しようとする場合には、工具位置を所要オフセット量だけ変位させた形でカム線図を作成することになる。この場合、カム1回転に相当する主軸回転数は変更されないので、被加工素材に対する工具の切削送り速度が変動し、結果として加工面の表面粗さが変化してしまう懸念がある。
これに対し、従来のNC旋盤では、主軸と刃物台との相対的送り動作の制御が、要求される制御軸における送り速度の指定の下で、工具をその指定位置まで経過時間に対応して連続的に移動させるものであるから、工具の切削送り速度を変動させずに工具オフセットを指令することができる。その反面、加工プログラムの組み方及び入力データの数値選定によって、1加工サイクルに要する時間が容易に変動するので、例えば多軸多系統のNC旋盤において、複数の制御軸同士の同期指令や系統間の重畳指令を効率良くプログラムするには作業者の熟練が必要となる。
しかも、従来のNC旋盤では、複数の工具を用いて異なる加工工程を連続的に実施する場合に、通常、1つの工具による加工工程が終了した後に、その工具が待機位置に到達するまでは、他の工具による加工工程を実施することが機械構成上及び制御上困難であるから、1加工サイクルに要する時間が工具のアイドル時間を必然的に含むことになる。この点で、前述したように電子カム式の自動旋盤は、工具のアイドル時間を容易に排除できるので、一般的なNC旋盤に比べて1加工サイクルに要する時間を効果的に短縮できるのである。
発明の開示
本発明の目的は、一般的なNC旋盤に比べて1加工サイクルに要する時間を効果的に短縮でき、しかも主軸停止中の二次的工程を実施可能な多機能性を有する自動旋盤及びその制御方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、複数の制御軸同士の同期指令を容易にプログラムできるとともに、工具の切削送り速度を変動させずに工具オフセットを指令できる自動旋盤及びその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明はその1つの態様において、少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台を有する自動旋盤の制御方法であって、少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台に関して一連の加工プログラムで要求される複数の移動位置データの各々を、カム回転量の関数として移動位置を指示するカム基準データと、経過時間の関数として移動位置を指示する時間基準データとの、2種類の移動位置データのうちいずれかの形態で用意し、カム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で用意した複数の移動位置データの各々を処理して、少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台の、一連の加工プログラムにおける相対的送り動作を制御する、制御方法を提供する。
好適な実施形態では、少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台が、複数の制御軸に沿って相対的送り動作でき、移動位置データを用意する段階は、複数の制御軸の各々に対し、複数の移動位置データの各々をカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で用意することを含む制御方法が提供される。
また、好適な実施形態では、一連の加工プログラムにおける複数の移動位置データの時系列的配置を指定する段階をさらに具備し、移動位置データを処理する段階は、カム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で用意した複数の移動位置データの各々を、指定した時系列的配置に従って処理することを含む制御方法が提供される。
また、好適な実施形態では、カム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で用意した複数の移動位置データの各々を変位線図に表示する段階をさらに具備する制御方法が提供される。
この構成では、変位線図上で一連の加工プログラムにおける前記複数の移動位置データの時系列的配置を指定する段階をさらに具備し、移動位置データを処理する段階は、カム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で用意した複数の移動位置データの各々を、変位線図上で指定した時系列的配置に従って処理することを含むことが有利である。
移動位置データを処理する段階は、カム基準データで指示される移動位置を、カム回転量に相当するパルス数の関数として処理することを含むことができる。
この構成では、任意のパルス列を発生するパルス列発生源を用意する段階をさらに具備し、移動位置データを処理する段階は、パルス列発生源が発生したパルス列を用いてカム基準データを処理することを含むことが有利である。
この場合、パルス列発生源は、少なくとも1つの主軸の回転に対応したパルス列を発生することができる。
本発明は、他の態様において、旋盤機台と、旋盤機台上に設置される少なくとも1つの主軸と、旋盤機台上に設置される少なくとも1つの刃物台と、旋盤機台上での少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台の動作を制御する制御装置とを具備し、制御装置は、少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台に関して一連の加工プログラムで要求される複数の移動位置データの各々を、カム回転量の関数として移動位置を指示するカム基準データと、経過時間の関数として移動位置を指示する時間基準データとの、2種類の移動位置データのうちいずれかの形態で入力できる入力部と、入力部でカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で入力された複数の移動位置データの各々を処理し、それにより、少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台の、一連の加工プログラムにおける相対的送り動作を制御する制御信号を生成する処理部とを備える、自動旋盤を提供する。
好適な実施形態では、少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台は、旋盤機台上で複数の制御軸に沿って相対的送り動作でき、制御装置の入力部は、複数の制御軸の各々に対し、複数の移動位置データの各々をカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で入力できる自動旋盤が提供される。
また、好適な実施形態では、制御装置の入力部は、一連の加工プログラムにおける複数の移動位置データの時系列的配置を指定でき、制御装置の処理部は、入力部でカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で入力された複数の移動位置データの各々を、入力部で指定された時系列的配置に従って処理する自動旋盤が提供される。
また、好適な実施形態では、制御装置は、入力部でカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で入力された複数の移動位置データの各々を、変位線図の形態で表示する表示部をさらに備える自動旋盤が提供される。
この構成では、制御装置の入力部は、表示部に表示される変位線図上で、一連の加工プログラムにおける複数の移動位置データの時系列的配置を指定でき、制御装置の処理部は、入力部でカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で入力された複数の移動位置データの各々を、変位線図上で指定された時系列的配置に従って処理することが有利である。
制御装置の処理部は、入力部で入力されたカム基準データで指示される移動位置を、カム回転量に相当するパルス数の関数として処理することができる。
この構成では、任意のパルス列を発生するパルス列発生源をさらに具備し、制御装置の処理部は、パルス列発生源が発生したパルス列を用いてカム基準データを処理することが有利である。
この場合、パルス列発生源は、少なくとも1つの主軸の回転に対応したパルス列を発生することができる。
本発明は、さらに他の態様において、少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台を備える自動旋盤で使用する制御装置であって、少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台に関して一連の加工プログラムで要求される複数の移動位置データの各々を、カム回転量の関数として移動位置を指示するカム基準データと、経過時間の関数として移動位置を指示する時間基準データとの、2種類の移動位置データのうちいずれかの形態で入力できる入力部と、入力部でカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で入力された複数の移動位置データの各々を処理し、それにより、少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台の、一連の加工プログラムにおける相対的送り動作を制御する制御信号を生成する処理部と、を具備する制御装置を提供する。
好適な実施形態では、入力部は、一連の加工プログラムにおける複数の移動位置データの時系列的配置を指定でき、処理部は、入力部でカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で入力された複数の移動位置データの各々を、入力部で指定された時系列的配置に従って処理する制御装置が提供される。
また、好適な実施形態では、入力部でカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で入力された複数の移動位置データの各々を、変位線図の形態で表示する表示部をさらに具備する制御装置が提供される。
この構成では、入力部は、表示部に表示される変位線図上で、一連の加工プログラムにおける複数の移動位置データの時系列的配置を指定でき、処理部は、入力部でカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で入力された複数の移動位置データの各々を、変位線図上で指定された時系列的配置に従って処理することが有利である。
また、処理部は、入力部で入力されたカム基準データで指示される移動位置を、カム回転量に相当するパルス数の関数として処理することができる。
発明を実施するための最良の形態
図面を参照すると、図1は、本発明の実施形態による自動旋盤制御方法の処理手順を示すフローチャート、図2A〜図3Cは、この制御方法で用いられる複数の移動位置データの一例を示す変位線図である。
本発明に係る自動旋盤制御方法は、少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台を有する自動旋盤において、被加工素材から1つの製品を切削加工するための一連の加工プログラムで実行される主軸及び刃物台の相対的送り動作を制御するものである。図1に示すように、まず、少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台に関して一連の加工プログラムで要求される複数の移動位置データ(すなわち移動軌跡データ)の各々を、カム回転量の関数として移動位置を指示するカム基準データ(ステップS1)と、経過時間の関数として移動位置を指示する時間基準データ(ステップS2)との、2種類の移動位置データのうちいずれかの形態で用意する。
次に、必要に応じて、ステップ1及び2でカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で用意した複数の移動位置データの、一連の加工プログラムにおける時系列的配置を指定する(任意ステップS3)。そして、カム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で用意した複数の移動位置データの各々を(時系列配置を指定した場合はその時系列的配置に従って)処理して(ステップS4)、少なくとも1つの主軸と少なくとも1つの刃物台との、一連の加工プログラムにおける相対的送り動作を制御する(ステップS5)。
ここで、自動旋盤の少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台が、旋盤機台上で複数の制御軸に沿って相対的送り動作できる構成を有する場合、移動位置データを用意する段階(ステップS1及びS2)は、それら複数の制御軸の各々に対し、複数の移動位置データの各々をカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で用意することを含む。
上記したステップS1では、一連の加工プログラムによって実施される複数の工程のうち、カム回転量(例えばカム回転角度)を規定するための動作量を自動旋盤の任意の機械的動作要素から得ることができる工程や、工具刃先の磨耗や工具の交換に伴う工具オフセットを指令しない工程について、要求される移動位置データをカム基準データの形態で用意することが有利である。またステップS2では、そのような動作量を自動旋盤の機械的動作要素から得ることができない工程や、工具オフセットを指令する工程について、要求される移動位置データを時間基準データの形態で用意することが有利である。
この場合、カム基準データは、自動旋盤の任意の機械的動作要素から得られた所定の動作量を、カム1回転に相当するものと定義して、主軸又は刃物台の移動位置を動作量に対応して連続的に指示するものとなる。そして、複数の工程のうち、動作量を得るための機械的動作要素が停止している工程や、工具オフセットを指令している工程においては、カム基準データの代わりに時間基準データを用いて、主軸又は刃物台の移動位置を経過時間に対応して連続的に指示することになる。
ステップS3では、一連の加工プログラムによる複数の工程を最適な順序で実施できるように、それぞれの工程に対応する複数の移動位置データの時系列的配置を指定する。それにより、カム基準データに従って実施されるカム基準工程と、時間基準データに従って実施される時間基準工程とが、最適な順序で並べられる。したがって、ステップS4及びS5で、最適な順序で並べられたカム基準工程と時間基準工程とのそれぞれにおいて、その順序に従って、主軸と刃物台との相対的送り動作を制御することができる。
このような構成によれば、カム基準データに従って実施される工程では、いわゆる電子カム式の制御が行われるので、自動旋盤における複数の制御軸の動作を個別に自由に制御でき、したがって、工具のアイドル時間を容易に排除して、一般的なNC旋盤に比べて1加工サイクルに要する時間を効果的に短縮できる、という格別の効果が奏される。また、カム基準データに従って実施される工程では、複数の制御軸毎の変位線図(カム線図)を共通の基準(すなわちカム回転量)上で作成できるので、それら制御軸同士の同期指令をプログラムすることが容易になる利点もある。しかも上記構成によれば、例えば工具オフセットを指令する加工工程等の、電子カム式制御に一般に適さない工程を、時間基準データを用いることによって確実に実施することができる。
本発明に係る上記した制御フローでは、移動位置データを用意するステップS1及びS2に関連して、カム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で用意した複数の移動位置データの各々を、移動位置の軌跡(例えば工具経路)を表す変位線図に表示するステップを追加して設定することができる。この場合、一連の加工プログラムにおける複数の移動位置データの時系列的配置を指定するステップS3は、表示した変位線図上で時系列的配置を指定できるようにすることが有利である。
図2Aは、カム基準データの形態で用意した移動位置データの一例を表示する変位線図(カム線図)である。また図2Bは、時間基準データの形態で用意した移動位置データの一例を表示する変位線図である。この例では、一連の加工プログラムの大部分が、カム1回転(Q0〜QE)に渡るカム基準データに基づいて実行され、特定のプログラムのみが所定時間(T0〜T1)に渡る時間基準データに基づいて実行される。
そこで、ステップS3では、これら2つの移動位置データの時系列的配置を、いずれか一方の変位線図上で指定することができる。図示の例では、図2Aのカム基準データを表示する変位線図上で、図2Bの変位線図に表示する時間基準データを割り込ませる場所を指定する。図3Aは、そのようにして時間基準データの割込みを指定した後のカム基準データの変位線図の一例を示す。この例では、カム回転量(例えばカム回転角度)がQ1の場所に、時間基準データの割込みが指定されており、それにより変位線図が(Q1、P1)の点で分離されている。
したがってこの加工シーケンス例では、最初にカム基準データに従って、カム回転量がQ0からQ1に至るまで、カム基準工程として主軸と刃物台との相対的送り動作が制御され、カム回転量がQ1に達した時点でカム基準工程が一端停止する。次に、時間基準データに従って、T0からT1までの時間に渡り、時間基準工程として主軸と刃物台との相対的送り動作が制御され、T1で時間基準工程が完了した後、再びカム回転量Q1から、カム基準データに従ってカム基準工程が実施される。このようにして、1加工サイクルが完了する。
なお、上記加工シーケンス例で、カム基準データに基づいて動作制御される制御軸と、時間基準データに基づいて動作制御される制御軸とが、互いに異なるものである場合は、図3Bに示すように、時間基準データを表示する変位線図は、カム基準データの変位線図上での割込み場所における移動位置P1とは無関係に配置できる。これに対し、カム基準データへの時間基準データの割込みが同一の制御軸に関して行われる場合は、図3Cに示すように、時間基準データを表示する変位線図は、カム基準データの変位線図上での割込み場所における移動位置P1に連続するように配置される。
上記したステップS4では、カム基準データで指示される移動位置を、カム回転量に相当するパルス数の関数として処理することができる。この場合、任意のパルス列を発生するパルス列発生源を予め用意して、このパルス列発生源が発生したパルス列を用いてカム基準データを処理することが有利である。この構成によれば、自動旋盤の任意の機械的動作要素をパルス列発生源として、カム回転量を規定するための動作量をパルス列の形態で取得できるので、処理が容易になる。
パルス列発生源は、自動旋盤の少なくとも1つの主軸の回転に対応したパルス列を発生する構成とすることができる。この場合、図4に示すように、自動旋盤に設置される制御装置Cが、主軸モータM1に設けたエンコーダEから出力されるパルス列を、フィードバックデータとして主軸回転制御に使用する一方で、上記した電子カム制御におけるカム基準データの処理にも使用するように構成すればよい。この構成では、制御装置Cは、カム基準データで指示される移動位置を、エンコーダEから取得したパルス列を用いて演算処理し、それに基づき移動指令を発して制御軸モータM2の動作を制御する。
このような構成によれば、自動旋盤の主要な動作要素である主軸の回転を効果的に利用して、電子カム制御により主軸と刃物台との相対的送り動作を制御することができる。しかも本発明では、一連の加工プログラムにおいて、前述したようにカム基準データに基づく工程と時間基準データに基づく工程とを適宜組合せて実施できるので、主軸停止中であっても、例えば回転工具による切削加工等の二次的工程を、時間基準データに基づき確実に実施することができる。
上記した加工シーケンス例に沿って説明したように、一連の加工プログラムにおける複数の移動位置データの時系列的配置の指定を変位線図上で行う際には、例えば自動旋盤の制御装置に関連して装備された表示画面に所要の変位線図を表示させることが有利である。この場合、図5Aに示すように、カム基準データの変位曲線を表示する画面上で、時間基準データを割り込ませる場所を、矢印等の画面表示により指示することができる。或いは割込み場所を、カム回転角度、パルス数、工程番号(例えば工具番号)等の数値データの入力によって指示することもできる。また、図5Bに示すように、時間基準データの変位曲線を表示する画面上で、カム基準データを割り込ませる場所を、矢印等の画面表示により指示することができる。或いは割込み場所を、時間、工程番号(例えば工具番号)等の数値データの入力によって指示することもできる。
なお、上記した変位線図の作成作業は、自動旋盤に予め設置される制御装置で行うこともできるし、或いは外部のコンピュータで行うこともできる。また、時間基準データとしては、一例として数値制御プログラムを記述する数値データを使用できるが、これに限定されない。
次に、本発明に係る自動旋盤制御方法を遂行可能な、本発明の一実施形態による自動旋盤10(図6参照)及び自動旋盤10に組み込まれる制御装置12(図7参照)の構成を説明する。自動旋盤10は、共通の旋盤機台14上に2個の主軸16、18及び2個の刃物台20、22を集約的に搭載し、バイト、ドリル等の旋削工具24やフライス等の回転工具26を含む種々の工具により、同一被加工素材に対する異種(例えば外径削りと中ぐり)同時加工や、異なる被加工素材に対する同時加工を実施できるようにした多機能構造を有するものである。
図6に示すように、自動旋盤10は、旋盤機台14と、旋盤機台14上に設置され、回転軸線16aを有する第1主軸16と、旋盤機台14上に設置され、複数の工具24、26を並列に保持できる第1刃物台20と、旋盤機台14上に設置され、複数の工具24、26を周方向に分配して保持できる第2刃物台22と、旋盤機台14上に設置され、第1主軸16の回転軸線16aに平行な回転軸線18aを有して第1主軸16に対向配置可能な第2主軸18と、旋盤機台14上での第1及び第2主軸16、18並びに第1及び第2刃物台20、22の動作を制御する制御装置12とを備える。
旋盤機台14は、第1主軸16、第2主軸18、第1刃物台20及び第2刃物台22をそれぞれに独立して、予め設定された直交座標系において移動可能に担持する。
第1主軸16は、旋盤外部から供給された棒状の被加工素材(以下、棒材と称する)Wを把持して回転する主要な(又は正面側の)主軸であり、図示しない軸受装置を介して第1主軸台28に回転自在に内蔵される。第1主軸16は、中空筒状の構造を有し、その前端領域に、後端側から送給された棒材Wを強固に把持可能なチャック(図示せず)が設置される。旋盤機台14には、第1主軸台28を、旋盤機台14上の直交3軸座標系において、第1主軸16の回転軸線16aに平行な第1送り制御軸(Z1軸と称する)に沿って直線移動させる第1主軸駆動機構30(図7)が設置される。
第1主軸駆動機構30は、Z1軸駆動源(例えばACサーボモータ)32と、図示しないZ1軸案内部材(例えばスライドガイド)及び送りねじ装置(例えばボールねじ)とから構成される。したがって第1主軸16は、第1主軸駆動機構30の作動により、それ自体の回転軸線16aに平行な第1送り制御軸(Z1軸)に沿って、第1主軸台28と共に直線往復動作できる。
第1主軸台28にはさらに、第1主軸16を回転駆動する回転駆動源34(図7)として、例えばビルトイン型ACサーボモータが内蔵される。また第1主軸16は、回転角度制御軸(C1軸と称する)を有することができ、回転駆動源34を制御して得られるC1軸の位置決め割出動作により、チャックに把持した棒材Wの端面や外周面の所望位置に、所望の刃物台20、22に装備した回転工具26を用いて多様な二次的加工を施すことが可能になる。
旋盤機台14には、第1主軸台28から軸線方向前方に離隔した所定位置に、第1主軸16に把持された棒材Wを、その先端の被加工部位の近傍で支持する補助支持装置としてのガイドブッシュ36が設置される。ガイドブッシュ36は、第1主軸16に対し同軸状に配置され、旋削加工中に棒材Wをその被加工部位に振れが生じないように芯出し支持する。
第1刃物台20は、旋盤機台14上で、第1主軸16の軸線方向前方に位置するガイドブッシュ36の側方に退避して配置される。旋盤機台14には、第1刃物台20を、旋盤機台14上の直交3軸座標系において、第1主軸16の回転軸線16a(すなわち第1送り制御軸(Z1軸))に直交する第2送り制御軸(X1軸と称する)に沿って直線移動させる第1刃物台駆動機構38(図7)が設置される。図8に示すように、第1刃物台駆動機構38はさらに、第1刃物台20を、第1送り制御軸(Z1軸)及び第2送り制御軸(X1軸)の双方に直交する第3送り制御軸(Y1軸と称する)に沿って直線移動させることができる。
第1刃物台駆動機構38は、X1軸駆動源(例えばACサーボモータ)40と、図示しないX1軸案内部材(例えばスライドガイド)及び送りねじ装置(例えばボールねじ)と、Y1軸駆動源(例えばACサーボモータ)42(図8)と、図示しないY1軸案内部材(例えばスライドガイド)及び送りねじ装置(例えばボールねじ)とから構成される。したがって第1刃物台20は、第1刃物台駆動機構38の作動により、第2送り制御軸(X1軸)及び第3送り制御軸(Y1軸)に沿って直線往復動作できる。
第1刃物台20は、複数の工具24、26を並列配置で保持できるいわゆるくし歯刃物台である。したがって、第1刃物台20は、そのY1軸移動によって割出選択された所望の工具24、26の刃先を、後述する加工プログラムに従う第1刃物台20自体のX1軸送り動作と前述した第1主軸16のZ1軸送り動作との協働により、指定された工具経路に沿って移動させることができる。それにより、第1主軸16に把持された棒材Wを、第1刃物台20上の所望の工具24、26を用いて所望形状に加工できる。
第2刃物台22は、図示実施形態では、旋盤機台14上で、第1主軸16の回転軸線16aに関して第1刃物台20の反対側に配置されている。旋盤機台14には、第2刃物台22を、旋盤機台14上の直交2軸座標系において、第1主軸16の回転軸線16a(すなわち第1送り制御軸(Z1軸))に直交する第4送り制御軸(X2軸と称する)と、第1送り制御軸(Z1軸)に平行な第5送り制御軸(Z2軸と称する)とのそれぞれに沿って直線移動させる第2刃物台駆動機構44(図7)が設置される。
第2刃物台駆動機構44は、X2軸駆動源(例えばACサーボモータ)46と、図示しないX2軸案内部材(例えばスライドガイド)及び送りねじ装置(例えばボールねじ)と、Z2軸駆動源(例えばACサーボモータ)48と、図示しないZ2軸案内部材(例えばスライドガイド)及び送りねじ装置(例えばボールねじ)とから構成される。したがって第2刃物台22は、第2刃物台駆動機構44の作動により、第4送り制御軸(X2軸)及び第5送り制御軸(Z2軸)に沿って直線往復動作できる。
第2刃物台22は、複数の工具24、26を周方向に分配して保持できるいわゆるタレット刃物台であり、図9に示すように、割出駆動源50(例えばACサーボモータ)の駆動により、Z2軸に平行な回転割出制御軸(TI軸と称する)を中心に割出回転する。したがって、第2刃物台22は、それ自体のTI軸回転で割出選択した所望の工具24、26の刃先を、後述する加工プログラムに従う第2刃物台22自体のX2軸送り動作とZ2軸送り動作との協働により、指定された工具経路に沿って移動させることができる。それにより、第1又は第2主軸16、18に把持された棒材Wを、第2刃物台22上の所望の工具24、26を用いて所望形状に加工できる。
第2主軸18は、旋盤機台14上で、第1主軸16の回転軸線16aに平行な回転軸線18aを有して、第1主軸16すなわちガイドブッシュ36の軸線方向前方に同軸状に対向可能に配置される。第2主軸18は、第1主軸16から受け渡された一部加工済みの棒材W′を把持して回転する補助的な(又は背面側の)主軸であり、図示しない軸受装置を介して第2主軸台52に回転自在に内蔵される。第2主軸18は、中空筒状の構造を有し、その前端領域に、対向するガイドブッシュ36から送出された棒材W′を強固に把持可能なチャック(図示せず)が設置される。
旋盤機台14には、第2主軸台52を、旋盤機台14上の直交2軸座標系において、第1主軸16の第1送り制御軸(Z1軸)に直交する第6送り制御軸(X3軸と称する)と、第1送り制御軸(Z1軸)に平行な第7送り制御軸(Z3軸と称する)とのそれぞれに沿って直線移動させる第2主軸駆動機構54(図7)が設置される。
第2主軸駆動機構54は、X3軸駆動源(例えばACサーボモータ)56と、図示しないX3軸案内部材(例えばスライドガイド)及び送りねじ装置(例えばボールねじ)と、Z3軸駆動源(例えばACサーボモータ)58と、図示しないZ3軸案内部材(例えばスライドガイド)及び送りねじ装置(例えばボールねじ)とから構成される。したがって第2主軸18は、第2主軸駆動機構54の作動により、第6送り制御軸(X3軸)と第7送り制御軸(Z3軸)とのそれぞれに沿って、第2主軸台52と共に直線往復動作できる。
第2主軸台52にはさらに、第2主軸18を回転駆動する回転駆動源60(図7)として、例えばビルトイン型ACサーボモータが内蔵される。また第2主軸18は、回転角度制御軸(C2軸と称する)を有することができ、回転駆動源60を制御して得られるC2軸の位置決め割出動作により、チャックに把持した棒材W′の端面や外周面の所望位置に、第2刃物台22に装備した回転工具26を用いて多様な二次的加工を施すことが可能になる。
自動旋盤10は、制御装置12の制御下で、上記構成を有する2個の刃物台20、22上で選択した所望の工具24、26を使用して、正面側及び背面側の両主軸16、18に把持した棒材W、W′をそれぞれに自動加工できるように構成される。図7は、そのような自動加工を遂行するための制御装置12の構成を示す。
制御装置12は、入力部62、表示部64、演算制御部66及びサーボ制御部68を備える。入力部62は、図示しないキーボードやポインティングデバイスを有し、表示部64に表示された様々な画面を参照しながら、オペレータが対話式の指示やデータ入力を行なえるようになっている。自動旋盤10では、第1及び第2主軸16、18並びに第1及び第2刃物台20、22のそれぞれの動作を制御するために必要なデータ(工具の選択、製品の形状寸法、主軸回転数、工具の送り速度等)が、入力部62から入力される。表示部64は、図示しないCRT(ブラウン管)やLCD(液晶ディスプレイ)等のディスプレイを有し、オペレータによる対話式入力を可能にすべく、後述するデータ入力画面や作成した加工プログラムを表示する。
演算制御部66は、記憶部を構成するRAM(ランダムアクセスメモリ)70及びROM(リードオンリーメモリ)72と、処理部を構成するCPU(中央処理装置)74とを有する。入力部62で入力された各種データは、CPU74の指示によりRAM70又はROM72に格納される。また、ROM72には、第1及び第2主軸16、18並びに第1及び第2刃物台20、22を駆動するための制御プログラムが予め格納されている。CPU74は、RAM70又はROM72に記憶したデータに基づき、後述する手順によって作成した加工プログラム及びROM72に格納された制御プログラムに基づいて、サーボ制御部68に制御指令を出力する。
サーボ制御部68は、第1主軸移動制御部76、第1主軸回転制御部78、第1刃物台移動制御部80、第2刃物台移動制御部82、第2主軸移動制御部84及び第2主軸回転制御部86を備える。第1主軸移動制御部76は、CPU74の指令に基づき、第1主軸駆動機構30のZ1軸駆動源32を作動して、第1主軸台28と共に第1主軸16をZ1軸移動させる。第1主軸回転制御部78は、CPU74の指令に基づき、回転駆動源34を作動して、第1主軸16を第1主軸台28内でC1軸回転させる。なお、旋削加工に際しての第1主軸16の高速回転は、回転数等のデータに基づき、図示しない別の制御回路を介して制御される。
第1刃物台移動制御部80は、CPU74の指令に基づき、第1刃物台駆動機構38のX1軸駆動源40又はY1軸駆動源42を作動して、第1刃物台20をX1軸移動又はY1軸移動させる。第2刃物台移動制御部82は、CPU74の指令に基づき、第2刃物台駆動機構44のX2軸駆動源46又はZ2軸駆動源48を作動して、第2刃物台22をX2軸移動又はZ2軸移動させる。
第2主軸移動制御部84は、CPU74の指令に基づき、第2主軸駆動機構54のX3軸駆動源56又はZ3軸駆動源58を作動して、第2主軸18をX3軸移動又はZ3軸移動させる。第2主軸回転制御部86は、CPU74の指令に基づき、回転駆動源60を作動して、第2主軸18を第2主軸台52内でC2軸回転させる。なお、旋削加工に際しての第2主軸18の高速回転は、回転数等のデータに基づき、図示しない別の制御回路を介して制御される。
なお、図7のブロック図に示す制御装置12の構成は、一般的な数値制御(NC)装置の構成に準ずるものである。しかし、本発明に係る制御装置は、このブロック図に限定されず、他の種々の構成を有することができる。
上記制御系を構成する制御装置12は、本発明に係る自動旋盤制御方法を遂行して、自動旋盤10に本来備わっている多機能性を遺憾無く発揮させるとともに、棒材W、W′に対する一連の加工プログラムの実施時間を効果的に短縮するための、以下の特徴的構成を採用している。
すなわち、入力部62は、自動旋盤10の第1及び第2主軸16、18並びに第1及び第2刃物台20、22に関して一連の加工プログラムで要求される複数の移動位置データの各々を、カム回転量の関数として移動位置を指示するカム基準データと、経過時間の関数として移動位置を指示する時間基準データとの、2種類の移動位置データのうちいずれかの形態で入力できる。さらに入力部62は、カム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で入力した複数の移動位置データの、一連の加工プログラムにおける時系列的配置を指定できる。
また、演算制御部66のCPU74は、入力部62でカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で入力した複数の移動位置データの各々を、入力部62で時系列的配置を指定した場合はその時系列的配置に従って、処理することができる。そしてCPU74は、第1及び第2主軸16、18並びに第1及び第2刃物台20、22の、一連の加工プログラムにおける相対的送り動作を制御する制御信号を生成する。
入力部62では、一連の加工プログラムによって実施される複数の工程のうち、カム回転量(例えばカム回転角度)を規定するための動作量を自動旋盤10の任意の機械的動作要素から得ることができる工程や、工具24、26の刃先の磨耗や工具24、26の交換に伴う工具オフセットを指令しない工程について、要求される移動位置データをカム基準データの形態で入力することが有利である。また、そのような動作量を自動旋盤10の機械的動作要素から得ることができない工程や、工具オフセットを指令する工程については、要求される移動位置データを時間基準データの形態で入力することが有利である。
この場合、カム基準データは、自動旋盤10の任意の機械的動作要素から得られた所定の動作量を、カム1回転に相当するものと定義して、第1及び第2主軸16、18並びに第1及び第2刃物台20、22のいずれかの移動位置を動作量に対応して連続的に指示するものとなる。そして、複数の工程のうち、動作量を得るための機械的動作要素が停止している工程や、工具オフセットを指令している工程においては、カム基準データの代わりに時間基準データを用いて、第1及び第2主軸16、18並びに第1及び第2刃物台20、22のいずれかの移動位置を経過時間に対応して連続的に指示することになる。
また、入力部62では、自動旋盤10の複数の制御軸(X1、Y1、Z1、X2、Z2、X3、Z3)の各々に対し、一連の加工プログラムにおける複数の移動位置データの時系列的配置を指定できるようになっている。それにより、カム基準データに従うカム基準工程と、時間基準データに従う時間基準工程とが、最適な順序で並べられる。そこでCPU74は、カム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で入力された複数の移動位置データの各々を、入力部で指定された時系列的配置に従って処理し、第1及び第2主軸16、18並びに第1及び第2刃物台20、22の相対的送り動作を制御する制御信号を生成して、サーボ制御部68へ出力する。このようにして、一連の加工プログラムによる複数の工程が、カム基準工程と時間基準工程との最適な組合せで実施される。
制御装置12の表示部64は、入力部62でカム基準データと時間基準データとのいずれかの形態で入力された複数の移動位置データの各々を、移動位置の軌跡(例えば工具経路)を表す変位線図の形態で表示することができる。そして入力部62は、図5A及び図5Bに関連して説明したように、表示部64に表示されるいずれかの変位線図上で、カム基準データと時間基準データとの時系列的配置を指定することができる。
また、CPU74は、入力部62で入力されたカム基準データで指示される移動位置を、カム回転量に相当するパルス数の関数として処理することができる。この場合、任意のパルス列を発生するパルス列発生源をさらに備え、CPU74が、このパルス列発生源によって発生されたパルス列を用いてカム基準データを処理するように構成することが有利である。
パルス列発生源は、自動旋盤10の第1主軸16の回転に対応したパルス列を発生する構成とすることができる。この場合、図4に関連して既述したように、制御装置12のCPU74が、第1主軸16の回転駆動源34であるビルトイン型ACサーボモータに設けたエンコーダ(図示せず)から出力されるパルス列を、フィードバックデータとして主軸回転制御に使用する一方で、上記した電子カム制御におけるカム基準データの処理にも使用するように構成すればよい。この構成では、CPU74は、カム基準データで指示される移動位置を、エンコーダから取得したパルス列を用いて演算処理し、それに基づきサーボ制御部68に移動指令を発する。それにより、各制御軸駆動機構30、38、44、54の各軸駆動源32、40、42、46、48、56、58の動作が、カム基準データに基づいて制御される。
以上の構成により、制御装置12は、第1主軸駆動機構30、第1刃物台駆動機構38、第2刃物台駆動機構44及び第2主軸駆動機構54を互いに関連付けて制御して、棒材W、W′に対する一連の加工プログラムを、カム基準工程と時間基準工程との最適な組合せで実施できる。
次に、上記した一連の加工プログラムで実現される加工シーケンスの一例を、図10を参照して説明する。図10の加工シーケンス例では、最初の加工工程として、第1刃物台20に装着した旋削工具(バイト)24が、第1主軸16のZ1軸送り動作と第1刃物台20のX1軸送り動作との協働により、第1主軸16に把持した棒材Wに外径削り加工を施している。また、外径削り加工の完了後、第1主軸16の回転を停止して、第2刃物台22に装着した回転工具26が、第2刃物台22のX2軸送り動作により、第1主軸16に把持した棒材Wに側面穴あけ加工を施している。
側面穴あけ加工の完了後、第2主軸18を回転停止状態でZ3軸送り動作させて、そのチャックに棒材Wの先端部分を把持させる。その状態で、第1主軸16と第2主軸18とを同期回転させる。そこで、第1刃物台20に装着した旋削工具(バイト)24が、第1刃物台20のX1軸送り動作により、両主軸16、18に把持した棒材Wを突切って、半加工品としての棒材W′と未加工の棒材Wとに分離する。このようにして、第1主軸16から第2主軸18への被加工素材の掴み替えが行われる。なお、側面穴あけ加工の完了後には、第2刃物台22を割出回転して、次の加工工程で使用される旋削工具(ドリル)24を作業位置に位置決めしておく。また、突切り終了後には第1刃物台20を、かつ掴み替え終了後には第1主軸16を、それぞれ初期位置へ復帰させる。
次に、第2主軸18を、それ自体のX3軸送り動作とZ3軸送り動作との協働により、第2刃物台22に装着した旋削工具(ドリル)24に対向する位置に移動させる。そこで、回転する第2主軸18に把持した棒材W′に対し、第2刃物台22に装着した旋削工具(ドリル)24が、第2刃物台22のZ2軸送り動作により、端面穴あけ加工を施している。
なお図10では、第1刃物台20に装着した旋削工具(バイト)24の工具経路が、矢印TP1で示されている。また、第2刃物台22に装着した回転工具26の工具経路が、矢印TP2で示されている。また、第2刃物台22に装着した旋削工具(ドリル)24の工具経路が、矢印TP3で示されている。
上記した加工シーケンス例で用いられる複数の移動位置データを、図11〜図15Bに示す変位線図を参照して説明する。この加工シーケンス例では、カム基準データの形態で入力した移動位置データの演算処理に際し、第1主軸16の回転に対応したパルス列で計数されるパルス数によってカム回転量を規定する。したがって基本的に、第1主軸16が回転しない間は、時間基準データに基づく工程が実施される。
図11に示す2つの変位線図は、第1刃物台20上の旋削工具(バイト)24が、第1主軸16に把持した棒材Wに外径削り加工を施してから、棒材Wを突切って初期位置に復帰するまでの、第1刃物台20のX1軸送り動作を制御するためのカム基準データと、第1主軸16のZ1軸送り動作を制御するためのカム基準データとを、別々のカム線図で表したものである。これらの変位線図において、パルス数がQ0からQEに至る間は、カム1回転に相当し、第1主軸16は高速回転状態にある。
図11の2つの変位線図によれば、パルス数がQ0からQ1に至る間、カム基準データに従って、第1主軸16と第1刃物台20とがそれぞれの制御軸(Z1軸及びX1軸)に沿って同期して送り動作される。それにより旋削工具(バイト)24は、図10に示す工具経路TP1に沿って移動して、棒材Wに外径削り加工を施す。また、パルス数がQ1からQ2に至る間、カム基準データに従って、第1主軸16を位置PZに保持したままで第1刃物台20がX1軸送り動作され、それにより旋削工具(バイト)24が棒材Wを突切り、次いで初期位置に復帰する。そして、パルス数がQ2からQEに至る間、カム基準データに従い、第1主軸16がZ1軸送り動作されて初期位置に復帰する。
図12に示す変位線図は、第2刃物台22上の回転工具26が、停止中の第1主軸16に把持した棒材Wに側面穴あけ加工を施す間の、第2刃物台22のX2軸送り動作を制御するための時間基準データを表したものである。図12の変位線図によれば、T0からT1の時間に渡り、時間基準データに従って、第2刃物台22がその制御軸(X2軸)に沿って送り動作される。それにより回転工具26は、図10に示す工具経路TP2に沿って移動して、棒材Wに側面穴あけ加工を施す。
図13に示す2つの変位線図は、側面穴あけ加工の完了後に、第2主軸18が第1主軸16から棒材W′を受け取り、次いで第2刃物台22上の旋削工具(ドリル)24に対向する位置に移動するまでの、第2主軸18のZ3軸送り動作を制御するための時間基準データと、第2主軸18のX3軸送り動作を制御するための時間基準データとを、別々の変位線図で表したものである。
図13の2つの変位線図によれば、時間がT0からT1に至る間、時間基準データに従って、第2主軸18が回転停止状態で一方の制御軸(X3軸)に沿って送り動作され、第1主軸16に軸線方向へ対向する位置に配置されるとともに、その位置に保持される。また、時間がT1からT2に至る間、時間基準データに従って、第2主軸18が他方の制御軸(Z3軸)に沿って第1主軸16に接近する方向へ送り動作され、チャックに棒材W′を把持するとともに、その状態を維持する。そして、時間がT2からT3に至る間、時間基準データに従って、第2主軸18がX3軸とZ3軸とで同期して送り動作され、第2刃物台22上の旋削工具(ドリル)24に対向する位置に移動する。
図14に示す変位線図は、第2刃物台22上の旋削工具(ドリル)24が、高速回転する第2主軸18に把持した棒材W′に端面穴あけ加工を施す間の、第2刃物台22のZ2軸送り動作を制御するための時間基準データを表したものである。図14の変位線図によれば、T3からT4の時間に渡り、時間基準データに従って、第2刃物台22がその制御軸(Z2軸)に沿って送り動作される。それにより旋削工具(ドリル)24は、図10に示す工具経路TP3に沿って移動して、棒材W′に端面穴あけ加工を施す。
上記した加工シーケンス例で使用される各制御軸に関する変位線図は、制御装置12の表示部64で、表示画面に表示することができる。そこで例えば、図11に示す第1主軸16(Z1軸)及び第1刃物台20(X1軸)のカム基準データを表す2つの変位線図を合成した複軸変位線図上で、図12〜図14に示す第2主軸18(X3軸、Z3軸)及び第2刃物台22(X2軸、Z2軸)の複数の時間基準データを割り込ませる場所を指定することができる。割込み場所の指定は、図5Aに関連して既述したように、表示部64の表示画面上で矢印等の画面表示やカム回転角度、パルス数、工程番号(例えば工具番号)等の数値データの入力によって行うことができる。
まず、図11の各軸変位線図(カム基準データ)を合成した複軸変位線図上で、パルス数がQ1の場所に、図12及び図13の各軸変位線図(時間基準データ)の割込みを指定する。図15Aは、割込み場所指定後の複軸変位線図(カム基準データ)を示すものであり、各軸変位線図がそれぞれパルス数Q1の場所で分離されている。そして、カム基準工程がパルス数Q1で停止している間に、図12の変位線図(T0〜T1)と図13の各軸変位線図(T0〜T2)とが挿入される。
さらに、図11の各軸変位線図(カム基準データ)を合成した複軸変位線図上で、パルス数がQE(=Q0)の場所に、図13及び図14の各軸変位線図(時間基準データ)の割込みを指定する。そして、カム基準工程がパルス数QEで停止している間に、図13の各軸変位線図(T2〜T3)と図14の変位線図(T0〜T4)とが挿入される。図15Bは、割込み場所指定後の各軸変位線図(時間基準データ)を合成した複軸変位線図を示すものであり、各軸変位線図が時間T2の場所で分離されている。
このようにしてカム基準データと時間基準データとの時系列的配置を指定した複軸変位線図に従えば、図10に示す加工シーケンス例が、以下のように効率良く実施される。
まず、パルス数Q0〜Q1で、第1刃物台20上の旋削工具(バイト)24による棒材Wの外径切削加工が実施され、パルス数Q1に達した時点で、第1主軸16及び第1刃物台20の送り動作が一時停止される。次いで、第1主軸16の回転を停止している間に、時間T0〜T1で第2刃物台22上の回転工具26による棒材Wの側面穴あけ加工が実施されるとともに、第2主軸18の棒材掴み替え準備動作が遂行され、さらに時間T1〜T2で第2主軸18が棒材Wの先端部分を把持する。
続いて、パルス数Q1からパルス数QEに至る間に、第1及び第2主軸16、18を高速回転させながら、第1刃物台20上の旋削工具(バイト)24が棒材Wを突切り、その後、第1主軸16及び第1刃物台20が初期位置へ復帰する。次に、時間T2〜T3で第2主軸18を第2刃物台22上の旋削工具(ドリル)24に対向配置した後、時間T3〜T4で第2刃物台22上の旋削工具(ドリル)24が棒材W′に端面穴あけ加工を実施する。これにより、1加工サイクルが完了する。
なお、上記した加工シーケンス例で、第1主軸16から第2主軸18への棒材W′の掴み替えが不要な場合は、図16A及び図16Bに示す時系列的配置を有する各軸変位線図が得られる。
このように、本発明によれば、一連の加工プログラムにおいて、カム基準データに基づく工程と時間基準データに基づく工程とを適宜組合せて実施できる。上記加工シーケンス例で説明したように、一般的には、カム基準データに基づく制御は主軸回転を伴う旋削加工工程に適し、時間基準データに基づく制御は主軸回転を伴わない二次的工程に適する。また、主軸回転を伴う場合であっても、例えば第1又は第2主軸16、18のC軸回転や位相合せ作業は、時間基準データに基づく制御を行うことが有利である。
また、上記加工シーケンス例で説明したように、主軸回転を停止した状態で棒材掴み替え作業を実施することにより(但し突切り時には主軸は回転する)、以下の利点が得られる。すなわち、例えば第1主軸16の所定のC軸角度位置で棒材に側面穴あけ加工を施した後、第1主軸16から第2主軸18への棒材掴み替え(突切りを含む)を経た場合にも、第2主軸18をC軸制御して最初の側面穴に対する所定の角度位置に容易に側面穴あけ加工を施すことができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、請求の範囲の開示内で様々な変更及び修正を為し得るものである。
【図面の簡単な説明】
本発明の上記並びに他の目的、特徴及び利点は、添付図面に関連した以下の好適な実施形態の説明により一層明らかになろう。同添付図面において、
図1は、本発明の実施形態による自動旋盤制御方法の手順を示すフローチャート、
図2Aは、図1の制御方法で使用されるカム基準データの一例を表す変位線図、
図2Bは、図1の制御方法で使用される時間基準データの一例を表す変位線図、
図3Aは、図2Aのカム基準データに時間基準データの割込みを指定した後の状態を表す変位線図、
図3B及び図3Cは、図2Bの時間基準データの割込み指定後の状態を表す変位線図、
図4は、図1の制御方法で使用されるカム基準データのカム回転量の規定方法を示すブロック図、
図5A及び図5Bは、図1の制御方法における時系列的配置の設定手順を示す画面表示の図、
図6は、図1の制御方法を実施可能な本発明の一実施形態による自動旋盤の構成を示す概略図、
図7は、図6の自動旋盤に設置される制御装置の構成を示すブロック図、
図8は、図6の自動旋盤に搭載される第1刃物台の拡大正面図、
図9は、図6の自動旋盤に搭載される第2刃物台の拡大正面図、
図10は、図6の自動旋盤で実施される加工シーケンスの一例を示す概略図、
図11は、図10の加工シーケンスで使用される2つの制御軸のカム基準データを表す変位線図、
図12は、図10の加工シーケンスで使用される1つの制御軸の時間基準データを表す変位線図、
図13は、図10の加工シーケンスで使用される他の2つの制御軸の時間基準データを表す変位線図、
図14は、図10の加工シーケンスで使用される他の1つの制御軸の時間基準データを表す変位線図、
図15Aは、図11のカム基準データに時間基準データの割込みを指定した後の状態を表す変位線図、
図15Bは、図12〜図14の時間基準データの割込み指定後の状態を表す変位線図、
図16Aは、図10の加工シーケンスの変形例において、図11のカム基準データに時間基準データの割込みを指定した後の状態を表す変位線図、及び
図16Bは、図12の時間基準データの割込み指定後の状態を表す変位線図である。

Claims (18)

  1. 少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台を有する自動旋盤の制御方法であって、
    前記少なくとも1つの主軸及び前記少なくとも1つの刃物台に関して一連の加工プログラムで要求される複数の移動位置データの各々を、カム回転量の関数として移動位置を指示するカム基準データと、経過時間の関数として移動位置を指示する時間基準データとの、2種類の移動位置データのうちいずれかの形態で用意し、
    前記一連の加工プログラムにおける前記複数の移動位置データの配置を、加工工程に応じて、時系列的に適当な順序で指定し、
    前記カム基準データの形態で用意した前記移動位置データと前記時間基準データの形態で用意した前記移動位置データとを、指定した前記配置に従って処理して、前記少なくとも1つの主軸及び前記少なくとも1つの刃物台の、前記一連の加工プログラムにおける相対的送り動作を制御する、
    制御方法。
  2. 前記少なくとも1つの主軸及び前記少なくとも1つの刃物台が、複数の制御軸に沿って相対的送り動作でき、前記移動位置データを用意する段階は、該複数の制御軸の各々に対し、前記複数の移動位置データの各々を前記カム基準データと前記時間基準データとのいずれかの形態で用意することを含む請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記カム基準データと前記時間基準データとのいずれかの形態で用意した前記複数の移動位置データの各々を変位線図に表示する段階をさらに具備する請求項1に記載の制御方法。
  4. 記配置を指定する段階は、前記変位線図上で前記一連の加工プログラムにおける前記複数の移動位置データの時系列的配置を指定することを含み、前記移動位置データを処理する段階は、前記カム基準データと前記時間基準データとのいずれかの形態で用意した該複数の移動位置データの各々を、該変位線図上で指定した該時系列的配置に従って処理することを含む請求項3に記載の制御方法。
  5. 前記移動位置データを処理する段階は、前記カム基準データで指示される前記移動位置を、前記カム回転量に相当するパルス数の関数として処理することを含む請求項1に記載の制御方法。
  6. 任意のパルス列を発生するパルス列発生源を用意する段階をさらに具備し、前記移動位置データを処理する段階は、該パルス列発生源が発生したパルス列を用いて前記カム基準データを処理することを含む請求項5に記載の制御方法。
  7. 前記パルス列発生源が、前記少なくとも1つの主軸の回転に対応したパルス列を発生する請求項6に記載の制御方法。
  8. 旋盤機台と、
    前記旋盤機台上に設置される少なくとも1つの主軸と、
    前記旋盤機台上に設置される少なくとも1つの刃物台と、
    前記旋盤機台上での前記少なくとも1つの主軸及び前記少なくとも1つの刃物台の動作を制御する制御装置とを具備し、
    前記制御装置は、
    前記少なくとも1つの主軸及び前記少なくとも1つの刃物台に関して一連の加工プログラムで要求される複数の移動位置データの各々を、カム回転量の関数として移動位置を指示するカム基準データと、経過時間の関数として移動位置を指示する時間基準データとの、2種類の移動位置データのうちいずれかの形態で入力できるとともに、前記一連の加工プログラムにおける前記複数の移動位置データの配置を、加工工程に応じて、時系列的に適当な順序で指定できる入力部と、
    前記入力部で前記カム基準データの形態で入力された前記移動位置データと前記時間基準データの形態で入力された前記移動位置データとを、前記入力部で指定された前記配置に従って処理し、それにより、前記少なくとも1つの主軸及び前記少なくとも1つの刃物台の、前記一連の加工プログラムにおける相対的送り動作を制御する制御信号を生成する処理部とを備える、
    自動旋盤。
  9. 前記少なくとも1つの主軸及び前記少なくとも1つの刃物台は、前記旋盤機台上で複数の制御軸に沿って相対的送り動作でき、前記制御装置の前記入力部は、該複数の制御軸の各々に対し、前記複数の移動位置データの各々を前記カム基準データと前記時間基準データとのいずれかの形態で入力できる請求項8に記載の自動旋盤。
  10. 前記制御装置は、前記入力部で前記カム基準データと前記時間基準データとのいずれかの形態で入力された前記複数の移動位置データの各々を、変位線図の形態で表示する表示部をさらに備える請求項8に記載の自動旋盤。
  11. 前記制御装置の前記入力部は、前記表示部に表示される前記変位線図上で、前記一連の加工プログラムにおける前記複数の移動位置データの前記配置を指定でき、該制御装置の前記処理部は、該入力部で前記カム基準データと前記時間基準データとのいずれかの形態で入力された該複数の移動位置データの各々を、該変位線図上で指定された該配置に従って処理する請求項10に記載の自動旋盤。
  12. 前記制御装置の前記処理部は、前記入力部で入力された前記カム基準データで指示される前記移動位置を、前記カム回転量に相当するパルス数の関数として処理する請求項8に記載の自動旋盤。
  13. 任意のパルス列を発生するパルス列発生源をさらに具備し、前記制御装置の前記処理部は、該パルス列発生源が発生したパルス列を用いて前記カム基準データを処理する請求項12に記載の自動旋盤。
  14. 前記パルス列発生源が、前記少なくとも1つの主軸の回転に対応したパルス列を発生する請求項13に記載の自動旋盤。
  15. 少なくとも1つの主軸及び少なくとも1つの刃物台を備える自動旋盤で使用する制御装置であって、
    前記少なくとも1つの主軸及び前記少なくとも1つの刃物台に関して一連の加工プログラムで要求される複数の移動位置データの各々を、カム回転量の関数として移動位置を指示するカム基準データと、経過時間の関数として移動位置を指示する時間基準データとの、2種類の移動位置データのうちいずれかの形態で入力できるとともに、前記一連の加工プログラムにおける前記複数の移動位置データの配置を、加工工程に応じて、時系列的に適当な順序で指定できる入力部と、
    前記入力部で前記カム基準データの形態で入力された前記移動位置データと前記時間基準データの形態で入力された前記移動位置データとを、前記入力部で指定された前記配置に従って処理し、それにより、前記少なくとも1つの主軸及び前記少なくとも1つの刃物台の、前記一連の加工プログラムにおける相対的送り動作を制御する制御信号を生成する処理部と、
    を具備する制御装置。
  16. 前記入力部で前記カム基準データと前記時間基準データとのいずれかの形態で入力された前記複数の移動位置データの各々を、変位線図の形態で表示する表示部をさらに具備する請求項15に記載の制御装置。
  17. 前記入力部は、前記表示部に表示される前記変位線図上で、前記一連の加工プログラムにおける前記複数の移動位置データの前記配置を指定でき、前記処理部は、該入力部で前記カム基準データと前記時間基準データとのいずれかの形態で入力された該複数の移動位置データの各々を、該変位線図上で指定された該配置に従って処理する請求項16に記載の制御装置。
  18. 前記処理部は、前記入力部で入力された前記カム基準データで指示される前記移動位置を、前記カム回転量に相当するパルス数の関数として処理する請求項15に記載の制御装置。
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