JP4986299B2 - 半導体装置及び半導体装置のタイミング調整方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置のタイミング調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置及び半導体装置のタイミング調整方法に関し、特に内部タイミングを自動的に調整する半導体装置及び半導体装置のタイミング調整方法に関する。
半導体装置上の各回路の動作を制御するために内部タイミング信号(以下単に「タイミング信号」という)を用いることが知られている。タイミング信号は、例えば、外部クロック信号を用いて遅延回路により生成される。近年、半導体装置では、低消費電力の要求から、低電圧化が進んでいる。その低電圧化に伴い、電源電圧VDD及び閾値電圧Vthの変動に対するトランジスタの遅延時間(tpd)の依存性が高くなってきている。その影響により、遅延回路における遅延時間の変動の増加が起こり得る。そのような遅延回路の変動の増加により、半導体装置の内部動作マージンを確保することが困難になるおそれがある。
遅延回路における遅延時間の変動を抑える方法として、遅延回路に遅延素子として抵抗素子を組み込むことが考えらえる。それにより、遅延回路中のトランジスタでの電源電圧VDD及び閾値電圧Vthの変動の影響を抑制することが出来る。その結果、遅延回路における遅延時間の変動を抑えることが出来る。例えば、特許第3866594号公報の遅延回路と半導体記憶装置及び半導体記憶装置の制御方法には、遅延回路に抵抗素子を用いることが記載されている。
関連する技術として、特開平10−294379号公報(対応米国特許:US5,796,993(A1))にオンチップ確認回路を用いた半導体素子最適化方法および装置が開示されている。この方法は、集積回路素子のタイミングを最適化する。この方法は、(a)制御遅延値を受信する段階;(b)前記制御遅延値に基づいて、変更素子タイミングを生成する段階;(c)オンチップ確認回路を用いることによって変更素子タイミングを検査し、前記集積回路素子は機能し得る素子であるか否かについて判定を行う段階;(d)新たな制御遅延値を受信する段階であって、該新たな制御遅延値は、前記制御遅延値とは異なり、これを前記制御遅延値と交換する段階;および(e)段階(b)ないし(e)を繰り返し、前記集積回路素子に対して最適制御遅延値を決定する段階;から成ることを特徴とする。
特許第3866594号公報 特開平10−294379号公報
遅延回路における遅延時間を変動させる他の原因として、製造ばらつきがある。抵抗素子の製造ばらつきが大きいプロセスにおいては、上記抵抗素子を用いた遅延回路では、トランジスタの製造ばらつきに加えて、抵抗素子の製造ばらつきの影響が加わる。そのため、電源電圧VDD及び閾値電圧Vthの変動を抑制することが出来ても、製造ばらつきの影響で、遅延回路における遅延時間の変動を十分に低減できない可能性がある。製造ばらつきの影響を含む遅延時間の変動を抑制することが可能な技術が望まれる。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の半導体装置は、遅延回路(11)と、遅延判定部(5a)と、プログラム部(6a)とを具備する。遅延回路(11)は、内部設定に基づいて、入力信号(C1)を遅延させてタイミング信号(S)として出力する。遅延判定部(5)は、タイミング信号(S)を順次遅延させた複数の遅延信号(T1〜T3)に基づいて、複数の遅延信号(T1、T2、T3)の各々の遅延状態(例示:H、H、L)を判定する。プログラム部(6)は、遅延状態(例示:H、H、L)に基づいて、内部設定を最適値に変更する。
本発明では、ばらつきの影響により遅延回路(11)の遅延時間が変化した状態を遅延判定部(5)により判定し、その判定結果(例示:遅延値が大きい/小さい)をプログラム部(6a)により遅延回路(11)にフィードバックする(遅延パスを短くする/長くする)。それにより、ばらつきに伴う遅延回路11での素子特性変動を調整することが出来る。その結果、タイミング信号(S)のずれを補正することが出来る。
本発明の半導体装置のタイミング調整方法は、内部設定に基づいて、入力信号(C1)を遅延回路(11)で遅延させてタイミング信号(S)として出力するステップと、タイミング信号(S)を順次遅延させた複数の遅延信号(T1〜T3)に基づいて、複数の遅延信号(T1、T2、T3)の各々の遅延状態(例示:H、H、L)を判定するステップと、遅延状態(例示:H、H、L)に基づいて、前記内部設定を最適値に変更するステップとを具備する。
本発明では、ばらつきの影響により遅延回路(11)の遅延時間が変化した状態を判定し、その判定結果(例示:遅延値が大きい/小さい)を遅延回路(11)にフィードバックする(遅延パスを短くする/長くする)。それにより、ばらつきに伴う遅延回路11での素子特性変動を調整することが出来る。その結果、タイミング信号(S)のずれを補正することが出来る。
また、本発明の半導体装置は、入力信号(T)から複数の出力信号(T1〜T3)を生成する第1の回路(23)と、複数の出力信号(T1〜T3)の所定期間における状態に応じて入力信号(T)を調整する判定回路(24)とを備えることを特徴とする。
本発明では、ばらつきの影響により入力信号(T)の遅延時間が変化した状態を、第1の回路(23)で生成した複数の出力信号(T1〜T3)に基づいて判定回路(24)で判定する。そして、判定回路(24)は、例えば、その判定結果(例示:遅延値が大きい/小さい)を、入力信号(T)を生成する回路にフィードバックする(遅延パスを短くする/長くする)ことにより、入力信号(T)の遅延を調整する。それにより、入力信号(T)に対応するタイミング信号(S)のずれを補正することが出来る。
本発明により、遅延回路における製造ばらつきの影響を含む遅延時間の変動を抑制することが可能な半導体装置を提供することが出来る。
以下、本発明の半導体装置及び半導体装置のタイミング調整方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の構成を示すブロック図である。半導体装置1は、メモリや、メモリを有するメモリ混載型LSI(Large Scale Integration)に例示される。この半導体装置1は、セルアレイコア3及び周辺回路4を具備している。セルアレイコア3及び周辺回路42は、メモリとして機能し、DRAMコアに例示される。
セルアレイコア3は、周辺回路4の制御に基づいてデータを記憶する。その制御には、後述される周辺回路4の制御回路7からのタイミング信号も用いられる。セルアレイコア3は、複数のセルアレイコア3−1〜3−n(nは自然数)を備える。以下、特に区別する必要がない場合には、単にセルアレイコア3とも記す。セルアレイコア3は、セルアレイ(Cell)51とワード線駆動部(WD)52、センスアンプ部(SA)53を備える。セルアレイ51は、複数のワード線WLと、複数のビット線BLと、複数のワード線WLと複数のビット線BL(Bit)との交点に対応してマトリクス状に配置された複数のセル36を含む。ワード線駆動部52は、ワード線駆動回路21と、ビット線プリチャージ回路22と、ロウデコーダ(図示されず)を有する。センスアンプ部53は、複数のセンスアンプと、センスアンプ駆動回路23とを有する。
図3は、本実施の形態におけるセルアレイコアの構成を示す概略図である。セルアレイコア3は、ビット線Bit(T)、Bit(N)、ワード線WL、メモリセル36、プリチャージ線PDL、センスアンプ制御線SAP、SAN、ワード線駆動回路31、ビット線プリチャージ駆動回路32、センスアンプ駆動回路33、センスアンプ34、プリチャージ回路37を備える。
ビット線Bit(T)、Bit(N)は、Y方向に延伸している。ビット線Bit(T)、Bit(N)は周辺回路4のカラムデコーダ(図示されず)で選択される。ワード線WLは、Y方向に垂直なX方向に延伸し、ワード線駆動回路21に接続されている。ワード線WLはロウデコーダ(図示されず)で選択される。メモリセル36は、ビット線Bit(T)、Bit(N)とワード線WLとの交点に対応して設けられている。メモリセル36は、選択トランジスタQcとセル容量Csを含む。
ワード線駆動回路31は、メモリセル36の選択トランジスタQcを駆動する電圧(High状態にするVPP(例示:2.5V)、及び、Low状態にするVKK(例示:−0.4V))をワード線WLに供給する。センスアンプ駆動回路33は、センスアンプ34を駆動する電圧(High側のVDD(例示:1.0V)、Low側のGND(例示:0V))をセンスアンプ34にセンスアンプ制御線SAP、SANを介して供給する。センスアンプ34は、センスアンプ駆動回路33又は他の制御回路から供給される制御信号φs、/φsにより、一組のビット線Bit(T)、Bit(N)間の電圧差を検出して増幅する。増幅された電位差に基づいて、メモリセル36のデータが読み出される。プリチャージ回路37は、一組のビット線Bit(T)、Bit(N)を参照電圧VDD/2にプリチャージする。ビット線プリチャージ駆動回路32は、プリチャージ回路37を駆動する電圧(High状態にするVPD(例示:1.2V)、及び、Low状態にするGND(例示:0V))をプリチャージ回路37にプリチャージ線PDLを介して供給する。各電圧を供給するタイミングは、後述されるように周辺回路4の制御回路7からの制御信号により制御される。
図1を参照して、半導体装置1に含まれる周辺回路4は、セルアレイコア3を制御する。周辺回路4は、BIST(Built In Self−Test)回路5、プログラム回路6、制御回路7、I/O部8を備える。
制御回路7は、セルアレイコア3の動作を制御する。制御回路7は、各回路の動作を制御するためのタイミング信号を生成する遅延部7a(図示されず、後述)を備える。遅延部7aは、内部設定に基づいて、外部クロック信号のような入力信号を遅延させたタイミング信号(例示:S1、S2、S3、T)を遅延回路により生成する。そして、生成されたタイミング信号S1〜S3をセルアレイコア3に、タイミング信号TをBIST回路5にそれぞれ出力する。
BIST回路5は、半導体装置1の動作を試験する。BIST回路5は、遅延部7aで生成されたタイミング信号Tに基づいて、タイミング信号Tの遅延状態を判定する遅延判定部5a(図示されず、後述)を備える。遅延状態は、例えば、遅延値の大きさ・程度、入力信号との関係等である。タイミング信号Tの遅延状態は、タイミング信号S1〜S3の遅延状態に対応する。そして、判定された遅延状態をプログラム回路6へ出力する。
プログラム回路6は、半導体装置1の各回路に対するプログラムを行う。プログラム回路6は、遅延判定部5aで判定された遅延状態に基づいて、遅延部7aの内部設定を最適値になるように変更する遅延変更信号Kを生成する遅延用プログラム回路6aを備える。遅延用プログラム回路6aは、遅延変更信号Kを遅延部7aへ出力する。遅延部7aは、その遅延変更信号Kに基づいて、遅延回路での信号の遅延量を変更する。
I/O部8は、セルアレイコア3のデータの入出力を行う。I/O部8は、カラムデコーダやI/Oバッファ(図示されず)を備える。
図2は、本実施の形態に係る周辺回路の構成の一例を示すブロック図である。周辺回路4は、制御回路7に遅延部7a、BIST回路5に遅延判定部5a、プログラム回路6に遅延用プログラム回路6aを備える。
遅延部7aは、各回路の動作を制御するための複数のタイミング信号を生成する、互いに直列に接続された複数の遅延回路11を含む。各遅延回路11での入力信号の遅延量は個別に設定され得る。この図の例では、遅延回路11−1〜11−3を含んでいる。ただし、本発明はこの例に限定されるものではなく、いくつの遅延回路を含んでいても良い。
すなわち、遅延回路11−1は、入力信号であるクロック信号C1に基づいて、クロック信号C1を内部設定に応じて遅延したタイミング信号S1を生成する。そして、タイミング信号S1を、例えばワード線駆動回路31のワード線WL用のタイミング信号としてセルアレイコア3へ出力する。そのタイミングにより、ワード線WLの電圧(WORD)は、VKKからVPPに昇圧される。
遅延回路11−2は、タイミング信号S1に基づいて、タイミング信号S1を内部設定に応じて遅延したタイミング信号S2を生成する。そして、タイミング信号S2を、例えばセンスアンプイネーブル信号SE(φs、/φs)やセンスアンプ駆動回路33のセンスアンプ制御線SAP、SAN用のタイミング信号としてセルアレイコア3へ出力する。そのタイミングにより、ビット線Bit(T)、Bit(N)の電圧BITは、VDDとGNDに昇降圧され、データが読み出される。
遅延回路11−3は、タイミング信号S2に基づいて、タイミング信号S3を内部設定に応じて遅延したタイミング信号S3を生成する。そして、タイミング信号S3を、例えばワード線駆動回路31のワード線WL用のタイミング信号、センスアンプ制御線SAP、SAN用のタイミング信号、及びビット線プリチャージ駆動回路32のプリチャージ線PDL用のタイミング信号(EQ)としてセルアレイコア3へ出力する。そのタイミングにより、ワード線WLの電圧(WORD)はVPPからVKKに降圧され、ビット線Bit(T)、Bit(N)の電圧BITはVDD/2にプリチャージされる。
図4は、本実施の形態に係る遅延回路の一例を示す回路図である。図4(a)に示されるように、この遅延回路11は、抵抗制御部41と、互いに直列に接続された第1段目の回路及び第2段目の回路とを備える。
抵抗制御部41は、遅延用プログラム回路6aからの遅延変更信号K(後述)に基づいて、制御信号K1(K11〜K1p)を生成して抵抗部42−1へ供給し、制御信号K2(K21〜K2p)を生成して抵抗部42−2へ供給する。抵抗制御部41は、遅延変更信号Kと、出力する制御信号K1(K11〜K1p)及び制御信号K2(K21〜K2p)との関係を示す情報を予め有している。
第1段目の回路は、第1インバータINV1と、抵抗部42−1と、MOSキャパシタとを含む。第1インバータINV1はCMOS型であり、PMOSトランジスタMP101と、NMOSトランジスタMN101を有する。PMOSトランジスタMP101は、ソースが電源VDDに接続されている。NMOSトランジスタMN101は、ソースが電源GNDに接続され、ゲートがPMOSトランジスタMP101のゲートと共通接続されて入力端子INに接続され、ドレインがPMOSトランジスタMP101のドレインと共通接続されて抵抗部42−1の一端に接続されている。
抵抗部42−1は、例えば図4(b)に示されるように、主抵抗R0と、補正抵抗R1〜Rp(pは自然数)とを有する。主抵抗R0及び補正抵抗R1〜Rpは、互いに直列に接続されている。主抵抗R0は、抵抗部42−1における抵抗値の主な値を決定する。補正抵抗R1〜Rpは、それぞれトランジスタTrR1〜TrRpと並列で接続されている。トランジスタTrR1〜TrRpのゲートには、それぞれ抵抗制御部41からの制御信号K11〜K1pが入力される。補正抵抗R1〜Rpは、それぞれ制御信号K11〜K1pに基づいて、それぞれトランジスタTrR1〜TrRpにより選択又は非選択となる。その結果、抵抗部42−1の抵抗値を、R0+(トランジスタで選択された抵抗の抵抗値の合計)、のように可変とすることが出来る。
MOSキャパシタは、PMOSトランジスタMP103を有する。このPMOSトランジスタMP103は、ゲートが抵抗部42−1の他端に接続され、ソースとドレインは、このPMOSトランジスタMP103の基板ゲート(Substrate Gate)電位でもある電源電圧VDDに接続されている。
2段目の回路は、第2インバータINV2と、抵抗部42−2と、MOSキャパシタとを含む。第2インバータINV2はCMOS型であり、PMOSトランジスタMP102と、NMOSトランジスタMN102を有する。PMOSトランジスタMP102は、ソースが電源VDDに接続されている。NMOSトランジスタMN102は、ソースが電源GNDに接続され、ゲートがPMOSトランジスタMP102のゲートと共通接続されて、PMOSトランジスタMP103のゲートと抵抗部42−1との接続点に接続され、ドレインがPMOSトランジスタMP102のドレインと共通接続されて抵抗部42−2の一端に接続されている。
抵抗部42−2は、抵抗制御部41から制御信号K11〜K1pではなく、制御信号K21〜K2pが入力される他は、抵抗部42−1と同じであるのでその説明を省略する。その結果、抵抗部42−2の抵抗値を、R0+(トランジスタで選択された抵抗の抵抗値の合計)、のように可変とすることが出来る。
MOSキャパシタは、MOSトランジスタMN103を有する。このMOSトランジスタMN103は、ゲートが抵抗部42−2の他端に接続されて出力端子OUTに接続され、ソースとドレインは、このNMOSトランジスタNM103の基板ゲート(Substrate Gate)電位でもあるグランド電源GNDに接続されている。
この遅延回路11は、入力端子INに入力された信号を入力とする第1のインバータINV1で反転出力し、第1のインバータINV1の出力を入力とする第2のインバータINV2で反転出力し、入力端子INに入力される信号を遅延させた同相の信号を出力端子OUTから出力する。なお、図4は、2段のインバータが示されているが、4段、6段等であってもよい。また遅延回路が入力端子INに入力される信号と逆相の信号を出力する場合、奇数段のインバータよりなる。
この遅延回路11は、抵抗部42の抵抗値が可変である(抵抗部42−1、42−2及び抵抗制御部41を有している)他は、特許3866594号公報に記載の通りである。この遅延回路は、遅延素子として抵抗素子を組み込んでいるので、遅延回路中のトランジスタでの電源電圧VDD及び閾値電圧Vthの変動の影響を抑制することが出来る。
図2を参照して、遅延判定部5aは、遅延信号生成部23と遅延評価部20とを備える。
遅延信号生成部23は、遅延部7aから出力される最後のタイミング信号Sを順次遅延させて、複数の遅延信号Tを生成する。ただし、複数の遅延信号Tの生成は複数の遅延ユニット21により行い、複数の遅延ユニット21の出力を複数の遅延信号Tとする。
この図の例では、3つの遅延ユニット21−1〜21−3からの出力を3つの遅延信号T1〜T3としている。すなわち、遅延ユニット21−1は、最後のタイミング信号S3であるタイミング信号Tを遅延させる。遅延ユニット21−1の出力が遅延信号T1である。遅延ユニット21−2は、遅延信号T1を遅延させる。遅延ユニット21−2の出力が遅延信号T2である。遅延ユニット21−3は、遅延信号T2を遅延させる。遅延ユニット21−3の出力が遅延信号T3である。ただし、本発明はこの例に限定されるものではなく、いくつの遅延ユニットを用いていくつの遅延信号を生成しても良い。
遅延評価部20は、複数の遅延信号Tに基づいて、ある時点における複数の遅延信号Tの各々の遅延状態を判定する。すなわち、複数の遅延信号Tを、ある時点でラッチ回路22で同時にラッチし、ラッチした信号の値を判定回路24で判定する。
この図の例では、3つの遅延信号T1〜T3を、クロック信号C2(C1から1クロック後のクロック信号)において、それぞれラッチ回路22−1〜22−3で同時にラッチし、ラッチした信号の値を判定回路24へ出力する。
例えば、ある時刻でタイミング信号T(S3)がLowからHighになった場合、遅延信号T1は遅延ユニット21−1の遅延量だけタイミング信号Tから遅れてLowからHighに変わる。遅延信号T2は遅延ユニット21−2の遅延量だけ遅延信号T1から遅れてLowからHighに変わる。遅延信号T3は遅延ユニット21−3の遅延量だけ遅延信号T2から遅れてLowからHighに変わる。
このとき、ラッチ回路22−1〜22−3が同時にラッチするタイミングにより、(1)遅延信号T1〜T3のいずれもHighに変わっていない場合、(2)遅延信号T1だけがHighに変わっている場合、(3)遅延信号T1、T2がHighに変わっている場合、(4)遅延信号T1〜T3の全てがHighに変わっている場合、が考えられる。
判定回路24は、遅延状態の情報、すなわち上述の例では、上記(1)の場合には遅延信号(T1,T2,T3)=遅延状態(0、0、0)、上記(2)の場合には遅延信号(T1,T2,T3)=遅延状態(1、0、0)、上記(3)の場合には遅延信号(T1,T2,T3)=遅延状態(1、1、0)、上記(4)の場合には遅延信号(T1,T2,T3)=遅延状態(1、1、1)、をプログラム回路6aに出力する。
遅延用プログラム回路6aは、判定回路24からの遅延状態の情報に基づいて、遅延状態に対応して予め設定された、遅延部7の内部設定を最適値になるように変更する遅延変更信号Kを生成し、遅延変更信号Kを遅延部7aの各遅延回路11へ出力する。遅延用プログラム回路6aは、遅延状態の情報と出力する遅延変更信号Kとの関係を示す情報を予め有している。
遅延変更信号Kは、以下のような考え方に基づいて設定される。
上述の複数の場合((1)〜(4))が発生するのは、タイミング信号S3(T)のタイミングがばらつくためである。例えば、上記(2)のタイミングが設計上最適であるとする場合、上記(1)の場合にはタイミング信号S3(T)のタイミングが速過ぎであり、上記(3)の場合にはタイミング信号S3(T)のタイミングが遅過ぎであり、上記(4)の場合にはタイミング信号S3(T)のタイミングが(3)の場合よりも更に遅過ぎであると考えることが出来る。
このタイミング信号S3(T)のタイミングのばらつきは、製造ばらつき等の影響で遅延回路11−1〜11−3の遅延値がばらつくためと考えることが出来る。特に、図4のような抵抗素子を用いた遅延回路では、トランジスタでの電源電圧VDD及び閾値電圧Vthの変動の影響を抑制されているので、製造ばらつきの影響が大きい。したがって、上記複数の場合のそれぞれに対応して、遅延回路11−1〜11−3の各々の遅延量を調整することにより、タイミング信号S3(T)のタイミング(例示:上記(2)の場合)を最適にすることが出来る。例えば、上記(1)の場合には遅延回路11−1〜11−3の各々の遅延量を小さくすれば良く、上記(3)の場合には遅延回路11−1〜11−3の各々の遅延量を大きくすれば良く、上記(4)の場合には遅延回路11−1〜11−3の各々の遅延量を(3)の場合よりも大きくすれば良い。
具体的には、上記(1)の場合、遅延変更信号Kは、遅延回路11−1〜11−3の各々の遅延量を小さくするような信号となる。小さくする程度は、遅延用プログラム回路6aに予め設定されている。上記(3)の場合、遅延変更信号Kは、遅延回路11−1〜11−3の各々の遅延量を大きくするような信号となる。大きくする程度は、遅延用プログラム回路6aに予め設定されている。上記(4)の場合、遅延変更信号Kは、遅延回路11−1〜11−3の各々の遅延量を上記(3)の場合よりも大きくするような信号となる。大きくする程度は、遅延用プログラム回路6aに予め設定されている。
遅延部7aの遅延回路11−1〜11−3の各々は、遅延変更信号Kに基づいて抵抗制御部41で生成される制御信号K11〜K1p及び制御信号K21〜K2pにより、抵抗部42−1、42−2を変更する。それにより、遅延回路11−1〜11−3の各々の遅延値が変更される。
半導体装置間の製造ばらつきの影響は、概ね遅延回路11−1〜11−3間で同じと考えることが出来る。したがって、タイミング信号S3のばらつきは、遅延回路11−1〜11−3の各々が同じような製造ばらつきを有しているために発生しているために起こると考えることが出来る。本実施の形態では、上記のように遅延回路11−1〜11−3の各々について遅延値を変更することにより、半導体装置間の製造ばらつきの影響で遅延回路11−1〜11−3の遅延値がばらつくことによるタイミング信号S1〜S3(T)のタイミングのばらつきを抑制することが可能となる。
本発明では、以上のように、製造ばらつきに伴う遅延回路での素子特性変動を調整するために、セルフテスト回路及び調整回路(遅延判定部5a及び遅延用プログラム回路6aを搭載している。すなわち、トランジスタ素子及び抵抗素子のばらつきの影響により遅延回路の遅延時間が変化した状態をテスト回路(遅延判定部5a)により判定する。そして、その結果(遅延値が大きい/小さい)を、調整回路(遅延用プログラム回路6a)により遅延回路(遅延回路11−1〜11−3)にフィードバックする(遅延パスを短くする/長くする)。それにより、内部タイミング(タイミング信号S1〜S3)のずれを補正することが出来る。
また、このフィードバック調整量はプログラム回路(遅延用プログラム回路6a)にて保存することが出来る。そして、半導体装置1を搭載する装置の電源オン毎に、プログラム回路に格納されたデータを各遅延回路11−1〜11−3に取り込むことが出来る。その結果、半導体装置1の製造時での初期的な試験を行う場合だけでなく、半導体装置1の使用時においても、遅延回路11−1〜11−3の調整を行うことが可能となる。
セルアレイコア3のメモリ領域が大きい場合、内部マージンが一番厳しい遠いセルアレイコア(図1の例では、セルアレイコア3−1)からの内部タイミング信号T’を判定に使用することも可能である。それにより、セルアレイコア3のメモリ領域が大きい場合でも、より適切に遅延回路の調整を行うことができる。
次に、本実施の形態に係る半導体装置のタイミング調整方法(半導体装置の動作)について図2及び図5〜図7を主に参照して説明する。図5〜図7は、本実施の形態に係る半導体装置のタイミング調整方法におけるタイミングチャートである。図5〜図7(a)はクロック信号CLK、図5〜図7(b)はタイミング信号S1、図5〜図7(c)はタイミング信号S2、図5〜図7(d)はタイミング信号S3、図5〜図7(e)は遅延信号T1、図5〜図7(f)は遅延信号T2、図5〜図7(g)は遅延信号T3をそれぞれ示す。ここでは、タイミング信号が3個(S1〜S3)、遅延信号が3個(T1〜T3)の場合について説明する。
まず、図5を参照して、タイミング信号S1〜S3が最適な場合について説明する。
図5に示されるように、制御回路7の遅延部7aに、クロック信号CLKが入力されている。時刻t10においてクロック信号CLKがHigh状態になる(第1クロックC1)ことに応答して、時間Δ11後の時刻t11において、遅延回路11−1から出力されるタイミング信号S1がHigh状態になる。タイミング信号S1のHigh状態は、セルアレイコア3へ伝達され、それに基づいて所定の動作が行われる。
次に、時刻t11においてタイミング信号S1がHigh状態になることに応答して、時間Δ12後の時刻t12において、遅延回路11−2から出力されるタイミング信号S2がHigh状態になる。タイミング信号S2のHigh状態は、セルアレイコア3へ伝達され、それに基づいて所定の動作が行われる。
続いて、時刻t12においてタイミング信号S2がHigh状態になることに応答して、時間Δ13後の時刻t13において、遅延回路11−3から出力されるタイミング信号S3がHigh状態になる。タイミング信号S3のHigh状態は、セルアレイコア3へ伝達され、それに基づいて所定の動作が行われる。
タイミング信号S3であるタイミング信号Tは、遅延判定部5aへも入力される。
時刻t13においてタイミング信号S3(タイミング信号T)がHigh状態になることに応答して、時間Δa後の時刻ta1において、遅延ユニット21−1から出力される遅延信号T1がHigh状態になる。遅延信号T1のHigh状態は、ラッチ回路22−1へ伝達される。
時刻ta1において遅延信号T1がHigh状態になることに応答して、時間Δb後の時刻tb1において、遅延ユニット21−2から出力される遅延信号T2がHigh状態になる。遅延信号T2のHigh状態は、ラッチ回路22−2へ伝達される。
時刻tb1において遅延信号T2がHigh状態になることに応答して、時間Δc後の時刻tc1において、遅延ユニット21−3から出力される遅延信号T3がHigh状態になる。遅延信号T3のHigh状態は、ラッチ回路22−3へ伝達される。
全ラッチ回路22−1〜22−3は、遅延信号T1〜T3の状態とは独立して、時刻t100においてクロック信号CLKが第1クロックC1の次にHigh状態になる(第2クロックC2)ことに応答して、その時点での遅延信号T1〜T3の値をラッチする。図5に示されるように、時刻t100での遅延信号(T1、T2、T3)の状態は、(H、L、L)すなわち(1、0、0)である。したがって、判定回路24は、遅延信号(T1、T2、T3)の状態として(1、0、0)を遅延用プログラム回路6aに出力する。
遅延用プログラム回路6aは、遅延信号(T1、T2、T3)が(1、0、0)の場合に対して、予め設定された遅延変更信号Kを遅延部7aへ出力する。遅延部7aにおいて、各遅延回路11−1〜11−3は、遅延変更信号Kに基づいて遅延値を調整する。この例の場合、遅延部7aの遅延値は最適値にあるので、例えば、遅延変更信号Kを出力しない。それにより、遅延部7aの遅延値は変更されず最適値が維持される。
次に、図6を参照して、タイミング信号S1〜S3が最適な場合と比較して速い場合について説明する。この図6では、t10(第1クロックC1)〜t23(タイミング信号S3)の期間P1が、図5のt10(第1クロックC1)〜t13(タイミング信号S3)の期間P0と比較して、Δp1だけ短い例を示している。
図6に示されるように、制御回路7の遅延部7aに、クロック信号CLKが入力されている。時刻t10においてクロック信号CLKがHigh状態になる(第1クロックC1)ことに応答して、時間Δ21後の時刻t21において、遅延回路11−1から出力されるタイミング信号S1がHigh状態になる。タイミング信号S1のHigh状態は、セルアレイコア3へ伝達され、それに基づいて所定の動作が行われる。
次に、時刻t21においてタイミング信号S1がHigh状態になることに応答して、時間Δ22後の時刻t22において、遅延回路11−2から出力されるタイミング信号S2がHigh状態になる。タイミング信号S2のHigh状態は、セルアレイコア3へ伝達され、それに基づいて所定の動作が行われる。
続いて、時刻t22においてタイミング信号S2がHigh状態になることに応答して、時間Δ23後の時刻t23において、遅延回路11−3から出力されるタイミング信号S3がHigh状態になる。タイミング信号S3のHigh状態は、セルアレイコア3へ伝達され、それに基づいて所定の動作が行われる。
タイミング信号S3であるタイミング信号Tは、遅延判定部5aへも入力される。
時刻t23においてタイミング信号S3(タイミング信号T)がHigh状態になることに応答して、時間Δa後の時刻ta2において、遅延ユニット21−1から出力される遅延信号T1がHigh状態になる。遅延信号T1のHigh状態は、ラッチ回路22−1へ伝達される。
時刻ta2において遅延信号T1がHigh状態になることに応答して、時間Δb後の時刻tb2において、遅延ユニット21−2から出力される遅延信号T2がHigh状態になる。遅延信号T2のHigh状態は、ラッチ回路22−2へ伝達される。
時刻tb2において遅延信号T2がHigh状態になることに応答して、時間Δc後の時刻tc2において、遅延ユニット21−3から出力される遅延信号T3がHigh状態になる。遅延信号T3のHigh状態は、ラッチ回路22−3へ伝達される。
全ラッチ回路22−1〜22−3は、遅延信号T1〜T3の状態とは独立して、時刻t100においてクロック信号CLKが第1クロックC1の次にHigh状態になる(第2クロックC2)ことに応答して、その時点での遅延信号T1〜T3の値をラッチする。図6に示されるように、時刻t100での遅延信号(T1、T2、T3)の状態は、(H、H、L)すなわち(1、1、0)である。したがって、判定回路24は、遅延信号(T1、T2、T3)の状態として(1、1、0)を遅延用プログラム回路6aに出力する。
遅延用プログラム回路6aは、遅延信号(T1、T2、T3)が(1、1、0)の場合に対して、予め設定された遅延変更信号Kを遅延部7aへ出力する。遅延部7aにおいて、各遅延回路11−1〜11−3は、遅延変更信号Kに基づいて遅延値を調整する。この例の場合、遅延部7aの遅延値は最適値と比較して速い値であるので、例えば、遅延部7aの各遅延回路11−1〜11−3の遅延値が大きくなるような遅延変更信号Kを出力する。それにより、各遅延回路11−1〜11−3の遅延値が大きくなり、最適値となって、図5で示されるようなタイミングチャートになる。また、変更前の遅延信号の状態として(1、1、0)が遅延用プログラム回路6aに格納される。
半導体装置1相互間の製造ばらつきの場合、図6に示されるように、同じような割合で、Δ21<Δ11、Δ22<Δ12及びΔ23<Δ13となると考えられる。すなわち、タイミング信号S1、S2、S3のHigh状態になる時間がいずれも最適の場合と比較して速くなっている。このような場合、上述のように、遅延変更信号Kにより、各遅延回路11−1〜11−3の遅延値を最適値にすることが出来る。
加えて、個々の素子間に製造ばらつきがあり、Δ21<Δ11、Δ22<Δ12及びΔ23<Δ13ではないが、Δ21+Δ22+Δ23<Δ11+Δ12+Δ13であるの場合でも、上述の場合と同様に、遅延変更信号Kにより、各遅延回路11−1〜11−3の遅延値を変更することで、タイミング信号を最適値に近い値にすることが出来ると考えられる。
次に、図7を参照して、タイミング信号S1〜S3が最適な場合と比較して遅い場合について説明する。この図7では、t10(第1クロックC1)〜t33(タイミング信号S3)の期間P2が、図5のt10(第1クロックC1)〜t13(タイミング信号S3)の期間P0と比較して、Δp2だけ長い例を示している。
図7に示されるように、制御回路7の遅延部7aに、クロック信号CLKが入力されている。時刻t10においてクロック信号CLKがHigh状態になる(第1クロックC1)ことに応答して、時間Δ31後の時刻t31において、遅延回路11−1から出力されるタイミング信号S1がHigh状態になる。タイミング信号S1のHigh状態は、セルアレイコア3へ伝達され、それに基づいて所定の動作が行われる。
次に、時刻t31においてタイミング信号S1がHigh状態になることに応答して、時間Δ32後の時刻t32において、遅延回路11−2から出力されるタイミング信号S2がHigh状態になる。タイミング信号S2のHigh状態は、セルアレイコア3へ伝達され、それに基づいて所定の動作が行われる。
続いて、時刻t32においてタイミング信号S2がHigh状態になることに応答して、時間Δ33後の時刻t33において、遅延回路11−3から出力されるタイミング信号S3がHigh状態になる。タイミング信号S3のHigh状態は、セルアレイコア3へ伝達され、それに基づいて所定の動作が行われる。
タイミング信号S3であるタイミング信号Tは、遅延判定部5aへも入力される。
時刻t33においてタイミング信号S3(タイミング信号T)がHigh状態になることに応答して、時間Δa後の時刻ta3において、遅延ユニット21−1から出力される遅延信号T1がHigh状態になる。遅延信号T1のHigh状態は、ラッチ回路22−1へ伝達される。
時刻ta3において遅延信号T1がHigh状態になることに応答して、時間Δb後の時刻tb3において、遅延ユニット21−2から出力される遅延信号T2がHigh状態になる。遅延信号T2のHigh状態は、ラッチ回路22−2へ伝達される。
時刻tb3において遅延信号T2がHigh状態になることに応答して、時間Δc後の時刻tc3において、遅延ユニット21−3から出力される遅延信号T3がHigh状態になる。遅延信号T3のHigh状態は、ラッチ回路22−3へ伝達される。
全ラッチ回路22−1〜22−3は、遅延信号T1〜T3の状態とは独立して、時刻t100においてクロック信号CLKが第1クロックC1の次にHigh状態になる(第2クロックC2)ことに応答して、その時点での遅延信号T1〜T3の値をラッチする。図7に示されるように、時刻t100での遅延信号(T1、T2、T3)の状態は、(L、L、L)すなわち(0、0、0)である。したがって、判定回路24は、遅延信号(T1、T2、T3)の状態として(0、0、0)を遅延用プログラム回路6aに出力する。
遅延用プログラム回路6aは、遅延信号(T1、T2、T3)が(0、0、0)の場合に対して、予め設定された遅延変更信号Kを遅延部7aへ出力する。遅延部7aにおいて、各遅延回路11−1〜11−3は、遅延変更信号Kに基づいて遅延値を調整する。この例の場合、遅延部7aの遅延値は最適値と比較して遅い値であるので、例えば、遅延部7aの各遅延回路11−1〜11−3の遅延値が小さくなるような遅延変更信号Kを出力する。それにより、各遅延回路11−1〜11−3の遅延値が小さくなり、最適値となって、図5で示されるようなタイミングチャートになる。また、変更前の遅延信号の状態として(0、0、0)が遅延用プログラム回路6aに格納される。
半導体装置1相互間の製造ばらつきの場合、図7に示されるように、同じような割合で、Δ31>Δ11、Δ32>Δ12及びΔ33>Δ13となると考えられる。すなわち、タイミング信号S1、S2、S3のHigh状態になる時間がいずれも最適の場合と比較して遅くなっている。このような場合、上述のように、遅延変更信号Kにより、各遅延回路11−1〜11−3の遅延値を最適値にすることが出来る。
加えて、個々の素子間での製造ばらつきがあり、Δ31>Δ11、Δ32>Δ12及びΔ33>Δ13ではないが、Δ31+Δ32+Δ33>Δ11+Δ12+Δ13である場合でも、上述の場合と同様に、遅延変更信号Kにより、各遅延回路11−1〜11−3の遅延値を変更することで、タイミング信号を最適値に近い値にすることが出来ると考えられる。
以上のように、本実施の形態に係る半導体装置のタイミング調整方法が実施される。
ただし、図5における期間P0、図6における期間P1、及び図7における期間P2は、1クロック分の期間PCLK(t10(第1クロックC1)〜t100(第2クロックC2))に対して、例えば、90%以上であり、多くは95%以上である。一方、遅延信号の遅延期間(Δa+Δb+Δc)は、期間PCLKに対して、例えば、10%以下であり、多くは5%以下である。従って、遅延部7a(遅延回路11−1〜11−3)と比較して、遅延判定部5a(各遅延ユニット21−1〜21−3)での製造ばらつきに関しては無視することが出来る。
加えて、各遅延ユニット21−1〜21−3は遅延を生じさせる素子を同じ構成とすることが好ましく、互いにより近い位置に設けられていることがより好ましい。それにより、各遅延ユニット21−1〜21−3間の製造ばらつきを考慮する必要がなくなり、より正確な評価が可能となる。
更に、遅延回路11−1〜11−3と各遅延ユニット21−1〜21−3とは遅延を生じさせる素子を同じ構成とすることが好ましい。それにより、各遅延回路11−1〜11−3と各遅延ユニット21−1〜21−3間の製造ばらつきを考慮する必要がなくなり、より正確な評価が可能となる。
上記実施の形態において、例えば、図7のような遅延信号(T1、T2、T3)が(0、0、0)の場合、遅延値の大きさが大き過ぎて、一度の調整で遅延値を最適値に出来ない場合がある。その場合に備えて、遅延信号(T1、T2、T3)が(0、0、0)の場合には、再度の調整を行うように設定することが出来る。同様に、図示されないが、遅延信号(T1、T2、T3)が(1、1、1)の場合、遅延値の大きさが小さ過ぎて、一度の調整で遅延値を最適値に出来ない場合がある。その場合に備えて、遅延信号(T1、T2、T3)が(1、1、1)の場合にも、再度の調整を行うように設定することが出来る。
また、遅延信号(T1、T2、T3)が(0、0、0)の場合や(1、1、1)の場合のように、遅延値の評価時の大きさを特定し難い状態に対応するために、上記の遅延ユニット21を更に増加させ、製造ばらつきの範囲をカバーするようにすることも可能である。それを示しているのが図8である。
図8は、本実施の形態に係る遅延判定部の構成の他の一例を示すブロック図である。遅延判定部5bは、遅延信号生成部23aと遅延評価部20aとを備える。遅延信号生成部23aは、遅延部7aから出力される最後のタイミング信号Sを複数の遅延ユニット21−1〜21−mを用いて順次遅延させて、複数の遅延信号T1〜Tmを生成する。遅延評価部20aは、複数の遅延信号T1〜Tmを、ある時点(例示:第2クロックC2)でそれぞれラッチ回路22−1〜22−mで同時にラッチし、ラッチした信号の値を判定回路24で判定する。
図5における期間P0に対して、製造ばらつきによる遅延値(遅延時間)の変動(例示:Δp1、Δp2)は、例えば±10%程度である。したがって、遅延ユニット21−1〜21−mの各々での遅延時間Δ1〜Δmの合計(=Δ1+Δ2+…+Δm)が上記±10%に相当するように、遅延ユニットの数(m)や各遅延時間(Δ1、Δ2、…、Δm)を設定すれば良い。
その場合、判定回路24で把握される遅延信号(T1、T2、…、Tm−1、Tm)の遅延状態を、(1、1、…、1、0)〜(1、0、…、0、0)の範囲とすることが出来る。そして、この場合、「1」の並びと「0」の並びとの境界の位置により、遅延値の状態を判断することが出来る。すなわち、ただ1回の評価で遅延状態(遅延値が大きい/小さい、及びその程度)を確実に把握することが出来る。例えば、「1」の数と「0」の数が概ね等しいときを遅延値の最適値とすれば、それよりも「1」の数が多い場合には遅延値が小さく(遅延バスが短く)、「0」の数が多い場合には遅延値が大きい(遅延バスが長い)、と考えることが出来る。そして、それらの場合での「1」の数や、「0」の数により、遅延値の大きさ(遅延パスの最適値に対する長さ)を知ることが出来る。
このとき、遅延用プログラム回路6aは、複数の遅延状態(1、1、…、1、0)〜(1、0、…、0、0)のいずれか一つの遅延状態から、他の一つの遅延状態へ移行する場合の遅延変更信号Kを示す情報を予め格納しておく。その結果、ただ1回の評価で的確に把握された遅延状態(遅延値が大きい/小さい、及びその程度)に基づいて、ただ1回の遅延用プログラム回路6aでの調整により、遅延部7a(複数の遅延回路11)の遅延値を確実に所望の値(例示:最適値)に変更することが可能となる。すなわち、単に遅延値の許容範囲に収まるようにするだけでなく、具体的な所望の値に極めて近くすることが可能となる。この場合、所望の値は、必ずしも最適値である必要は無く、セルアレイコア3の状態に応じて、最適値よりも大きく、又は小さくすることも可能である。
このとき、各遅延ユニット21−1〜21−mは遅延を生じさせる素子を同じ構成とすることが好ましい。そのようにすることで、複数の遅延状態(1、1、…、1、0)〜(1、0、…、0、0)のいずれか一つの遅延状態から、他の一つの遅延状態へ移行することは、単に両遅延状態での「1」の数の差(又は「0」の数の差)とみなすことが出来る。それにより、遅延用プログラム回路6aに格納する情報を減らすことが出来る。
なお、遅延回路11(図4)は、一例であり、遅延回路中のトランジスタでの電源電圧VDD及び閾値電圧Vthの変動の影響を抑制することが出来れば、他の構成を有していても良い。例えば、図4と同様に遅延素子として抵抗素子を組み込んでいる遅延回路である。
図9は、本実施の形態に係る遅延回路の他の一例を示す回路図である。
図9において、図4と同一の構成要素には、同一の参照番号が付されている。この遅延回路11aは、図4の遅延回路11に対して、遅延パスとは別にリセット回路を設けたものである。すなわち、図9を参照すると、この遅延回路11aは、PMOSトランジスタMP104と、インバータINV01と、NMOSトランジスタMN104とを更に備えている。PMOSトランジスタMP104は、ソースが電源VDDに接続され、ドレインが抵抗部42−1とMOSキャパシタMP103のゲートとの接続点に接続され、入力信号をゲートに入力する。インバータINV01は、入力信号を入力しその反転信号を出力する。NMOSトランジスタMN104は、ソースがGNDに接続され、ドレインが抵抗部42−2とMOSキャパシタMN103のゲートとの接続点に接続され、インバータINV01の出力信号をゲートに入力する。
図10は、本実施の形態に係る遅延回路の更に他の一例を示す回路図である。
図10において、この遅延回路11bは、第1のインバータINV1と、PMOSキャパシタMP203と、NMOSトランジスタMN203と、第2のインバータINV2と、PMOSキャパシタMP204と、NMOSトランジスタNM204とを備えている。PMOSキャパシタMP203は、第1のインバータINV1の出力端に一端が接続された抵抗部42−1の他端と電源VDDとの間に接続されている。NMOSトランジスタMN203は、抵抗部42−1の他端とグランド電源GND間に接続されている。PMOSキャパシタMP204は、たと、第2のインバータINV2の出力端に一端が接続された低後部42−2の他端と電源VDD間に接続されている。NMOSトランジスタNM204は、低後部42−2の他端とグランド電源GND間に接続されている。
これらの遅延回路11a、11bは、抵抗部の抵抗値が可変である(抵抗部42−1、42−2及び抵抗制御部41を有している)他は、特許3866594号公報に記載の通りである。これらの遅延回路は、遅延素子として抵抗素子を組み込んでいるので、遅延回路中のトランジスタでの電源電圧VDD及び閾値電圧Vthの変動の影響を抑制することが出来る。
本発明は上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。
図1は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る周辺回路の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態におけるセルアレイコアの構成を示す概略図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る遅延回路の一例を示す回路図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る半導体装置のタイミング調整方法におけるタイミングチャートである。 図6は、本発明の実施の形態に係る半導体装置のタイミング調整方法におけるタイミングチャートである。 図7は、本発明の実施の形態に係る半導体装置のタイミング調整方法におけるタイミングチャートである。 図8は、本発明の実施の形態に係る遅延判定部の構成の他の一例を示すブロック図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る遅延回路の他の一例を示す回路図である。 図10は、本発明の実施の形態に係る遅延回路の更に他の一例を示す回路図である。
符号の説明
1 半導体装置
3、3−1〜3−n(nは自然数) セルアレイコア
4 周辺回路
5 BIST(Built In Self−Test)回路
5a、5b 遅延判定部
6 プログラム回路
6a 遅延用プログラム回路
7 制御回路
7a 遅延部
8 I/O部
11、11−1〜11−3 遅延回路
20、20a 遅延評価部
21、21−1〜21−3、21−1〜21−m 遅延ユニット
22、22−1〜22−3、22−1〜22−m ラッチ回路
23、23a 遅延信号生成部
24 判定回路
36 メモリセル
31 ワード線駆動回路
32 ビット線プリチャージ駆動回路
33 センスアンプ駆動回路
34 センスアンプ
37 プリチャージ回路
41 抵抗制御部
42−1、42−2 抵抗部
51 セルアレイ
52 ワード線駆動部
53 センスアンプ部

Claims (15)

  1. 内部設定に基づいて、入力信号を遅延させてタイミング信号として出力する遅延回路と、
    前記タイミング信号を遅延させた複数の遅延信号に基づいて、前記複数の遅延信号の各々の遅延状態を判定する遅延判定部と、
    前記遅延状態に基づいて、前記内部設定を変更するプログラム部と
    を具備する
    半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記遅延判定部は、
    前記タイミング信号を順次遅延させて、前記複数の遅延信号を生成する遅延信号生成部と、
    前記複数の遅延信号に基づいて、前記複数の遅延信号の各々の遅延状態を判定する遅延評価部と
    を備える
    半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記遅延信号生成部は、
    n個(nは自然数)の遅延ユニットを含み、
    1番目の遅延ユニットは、前記タイミング信号を遅延させた第1遅延信号を生成し、
    第i番目(iは2≦i≦nを満たす整数)の遅延ユニットは、第遅延信号を遅延させた第i遅延信号を生成する
    半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記遅延評価部は、
    所定のタイミングにおける前記n個(nは自然数)の遅延ユニットの各々の出力の状態を前記遅延状態として判定する
    半導体装置。
  5. 請求項3又は4に記載の半導体装置において、
    前記n個の遅延ユニットの各々は、遅延を生じさせる素子が概ね同じ構成である
    半導体装置。
  6. 請求項5に記載の半導体装置において、
    前記n個の遅延ユニットの各々と、前記遅延回路とは、遅延を生じさせる素子が概ね同じ構成である
    半導体装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体装置において、
    前記遅延回路は、前記入力信号を遅延させる抵抗素子を備える
    半導体装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置において、
    前記プログラム部は、前記内部設定の変更後に取得した前記遅延状態に基づいて、前記タイミング信号が前記最適値に近づくように前記内部設定を更に変更する
    半導体装置。
  9. 内部設定に基づいて、入力信号を遅延回路で遅延させてタイミング信号として出力するステップと、
    前記タイミング信号を順次遅延させた複数の遅延信号に基づいて、前記複数の遅延信号の各々の遅延状態を判定するステップと、
    前記遅延状態に基づいて、前記タイミング信号が最適値に近づくように前記内部設定を変更するステップと
    を具備する
    半導体装置のタイミング調整方法。
  10. 請求項9に記載の半導体装置のタイミング調整方法において、
    前記判定するステップは、
    前記タイミング信号を順次遅延させて、前記複数の遅延信号を生成するステップと、
    前記複数の遅延信号に基づいて、前記複数の遅延信号の各々の遅延状態を判定するステップと
    を備える
    半導体装置のタイミング調整方法。
  11. 請求項10に記載の半導体装置のタイミング調整方法において、
    前記複数の遅延信号を生成するステップは、
    を含み、
    n個(nは自然数)の遅延ユニットの内の1番目の遅延ユニットで、前記タイミング信号を遅延させた第1遅延信号を生成するステップと、
    第i番目(iは2≦i≦nを満たす整数)の遅延ユニットで、第遅延信号を遅延させた第i遅延信号を生成するステップと
    を有する
    半導体装置のタイミング調整方法。
  12. 請求項11に記載の半導体装置のタイミング調整方法において、
    前記遅延状態を判定するステップは、
    所定のタイミングにおける前記n個(nは自然数)の遅延ユニットの各々の出力の状態を前記遅延状態として判定するステップを有する
    半導体装置のタイミング調整方法。
  13. 請求項11又は12に記載の半導体装置のタイミング調整方法において、
    前記n個の遅延ユニット各々は、いずれも概ね同じ時間だけ遅延を生じさせる
    半導体装置のタイミング調整方法。
  14. 請求項9乃至13のいずれか一項に記載の半導体装置のタイミング調整方法において、
    前記内部設定を変更するステップ後に取得した前記遅延状態に基づいて、前記タイミング信号が前記最適値に近づくように前記内部設定を更に変更するステップを更に具備する
    半導体装置のタイミング調整方法。
  15. 入力信号から複数の出力信号を生成する第1の回路と、
    前記複数の出力信号の所定期間における状態に応じて前記入力信号を調整する判定回路と
    を備えることを特徴とする半導体装置。
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