JP3209720B2 - 複数伝送線路間の遅延時間の調整装置及び調整方法 - Google Patents

複数伝送線路間の遅延時間の調整装置及び調整方法

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JP3209720B2 JP21295998A JP21295998A JP3209720B2 JP 3209720 B2 JP3209720 B2 JP 3209720B2 JP 21295998 A JP21295998 A JP 21295998A JP 21295998 A JP21295998 A JP 21295998A JP 3209720 B2 JP3209720 B2 JP 3209720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速な信号伝送で
あって複数の伝送線路を利用して、この伝送線路に同時
に信号を伝送する場合に、各伝送線路毎に異なる遅延時
間を調整する複数伝送線路間の遅延時間調整装置の改
良、及び改良された遅延時間調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の信号伝送線路では、その
各々が持つ信号伝搬遅延時間が相互に異なるため、伝搬
する信号にスキュー(skew)が発生する。例えば、
複数のデータを同一の受信部に伝送する場合には、これ
等のデータが受信部に到達した時点相互に差異が生じ
る。また、同一の信号(例えばクロック信号等)を複数
の受信部に伝送する場合にも、各受信部が前記信号を受
信する時点には相互に差異がある。このスキューは、1
個のLSIの内部で信号伝送をする場合、及び複数個の
LSI間で信号を伝送する場合の何れでも生じる。スキ
ューが生じると、LSIの誤動作を生じることがある。
【0003】このため、従来では、例えば特開平7−7
3118号公報に開示されるように、同期回路を設け
て、複数の伝送線路を経て受信された信号間に位相ズレ
が生じたときには、最も遅れた1つの伝送線路の信号を
基準に、他の伝送線路に所定の遅延素子を配置して、位
相ズレを吸収することにより、これ等信号間の位相ズレ
の調整している。
【0004】また、従来、例えば特開平6−54016
号公報に開示されるものでは、複数のデータをこれと同
数の伝送線路を用いて伝送する場合に、これ等データの
受信部(フリップフロップ)でのデータの取り込みタイ
ミング、即ちこれ等フリップフロップへのクロック信号
の入力時期を調整可能とし、全てのデータが受信した後
にクロック信号を入力することにより、複数のデータを
同時に受信部で受信する構成を採用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のLS
I等の動作の高速化に伴い、複数本の伝送線路を用いて
並列にデータを転送する場合に、転送レートが550M
B/秒(即ち、250MHz)以上の高速な信号伝送を
必要とするものも出てきており、例えば、500MHz
の信号伝送では、1サイクルは2ナノ秒以下となる。
【0006】しかしながら、このような高速動作するL
SI等において、信号スキューによる位相ズレを調整す
る場合に、前記従来の技術を適用することはできない。
【0007】即ち、前者の従来技術では、複数箇所で受
信された信号波形間の位相差を検出するので、クロック
信号の1周期をTとすると、受信された信号波形間の位
相ズレがT/2未満の場合には、その位相ズレを調整で
きるものの、例えば図14(a)に示すように、3つの
信号A、B、Cのうち、2つの信号A、C間の位相ズレ
がT/2を越えて、T+τ2 となると、同図(b)に示
すように、信号Cは信号Aに対して1周期Tだけズレて
調整されることになる。このような事態は、例えば、伝
送線路間に10cmの長さのズレがあれば、40pFの負
荷で2ナノ秒の位相ズレとなり、この位相ズレは前記5
00MHzの信号伝送では1サイクル以上であるため、
容易に想定し得ることが判る。
【0008】また、後者の従来技術では、複数のデータ
の受信後にクロック信号を受信するように前記クロック
信号の受信タイミングを調整する構成であるため、何れ
かのデータの位相遅れが1周期を越える場合には、この
データの受信時点で他のデータは既に次周期の値に変化
していることがあり、従って、各フリップフロップへの
データ取り込み時期を同一時期に調整することが不可能
である。以上のことから、前記2つの従来技術では、高
速動作するLSI等での信号スキューを解決することは
不可能となる。
【0009】本発明は、前記従来の欠点を解消するもの
であり、その目的は、高速に動作するLSI等におい
て、複数の伝送線路を用いて各伝送線路に信号を同時に
伝送する場合に、その何れかの伝送線路の信号の伝搬遅
延時間がクロック信号の1周期を越える場合であって
も、全ての伝送線路間の信号の位相ズレを良好に調整し
て、同一周期のサイクルに信号スキューを合せることに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明では、複数の伝送線路を用いて各伝送線路に
信号を並列伝送する場合に、回路の動作等に必要な本来
の信号の伝送を一旦停止し、クロック信号の1周期を越
える所定の同期サイクルを実行し、所定の時点を基準に
各伝送線路間の信号の位相ズレを検出することにより、
各伝送線路を経て受信された信号間にクロック信号の
周期を越える位相ズレがあっても、その位相ズレを適切
に調整して、同一周期のサイクルに信号スキューを合せ
ることとする。
【0011】即ち、請求項1記載の発明の複数伝送線路
間の遅延時間の調整装置は、信号出力部と、前記信号出
力部に接続され、前記信号出力部の出力信号が同時に伝
送される複数の伝送線路と、前記各伝送線路の信号を受
ける信号受信部と、前記信号出力部から前記複数の伝送
線路を経て前記信号受信部に至る経路の途中に配置さ
れ、各伝送線路の信号伝搬遅延時間を調整するタイミン
グ調整手段と、クロック信号の1周期を越える所定の同
期サイクルを設定する同期サイクル設定手段と、前記同
期サイクル設定手段により設定された同期サイクル内
で、前記信号出力部から同時出力され且つ前記信号受信
部が受信した各伝送線路の信号間の遅延量を検出する遅
延量検出手段と、前記遅延量検出手段が検出した各伝送
線路の信号間の遅延量に基づいて前記タイミング調整手
段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の複数伝送線路間の遅延時間の調整装置において、前記
制御手段は、前記遅延量検出手段が検出した各伝送線路
の信号間の遅延量に基いて、前記信号受信部が前記各伝
送線路の信号を同時に受けるように、各伝送線路に挿入
すべき遅延量を決定する遅延量決定手段と、前記遅延量
決定手段により決定された各遅延量を、対応する伝送線
路に挿入するように、前記タイミング調整手段を制御す
る遅延値設定手段とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、前記請求項1記載
の複数伝送線路間の遅延時間の調整装置において、前記
同期サイクル設定手段は、所定の時間間隔で同期サイク
ルを設定することを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、前記請求項1記載
の複数伝送線路間の遅延時間の調整装置において、各伝
送線路への信号の伝送はパリティを付加して行われ、前
記同期サイクル設定手段は、前記パリティに基いて、信
号受信部が受けた信号の伝送エラーを検出し、この伝送
エラーが検出された時、同期サイクルを設定することを
特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、前記請求項1記載
の複数伝送線路間の遅延時間の調整装置において、信号
出力部、信号受信部及び複数の伝送線路の少くとも一箇
所に温度センサーが配置され、前記同期サイクル設定手
段は、前記温度センサーが所定温度以上の変化を検出し
た時、同期サイクルを設定することを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、前記請求項1記載
の複数伝送線路間の遅延時間の調整装置において、前記
同期サイクル設定手段による同期サイクルの設定は、別
途に付加した専用の伝送線路に同期信号を伝送すること
により、行われることを特徴とする。
【0017】請求項7記載の発明は、前記請求項1記載
の複数伝送線路間の遅延時間の調整装置において、前記
同期サイクル設定手段による同期サイクルの設定は、前
記各伝送線路に同時伝送される信号を、所定期間の間、
所定の電位レベルに固定することにより、行われること
を特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明は、前記請求項1記載
の複数伝送線路間の遅延時間の調整装置において、信号
出力部と信号受信部との間の信号伝送は、所定のプロト
コルに基いて行われ、前記同期サイクル設定手段による
同期サイクルの設定は、前記プルトコルの出力により行
われることを特徴とする。
【0019】請求項9記載の発明は、前記請求項1記載
の複数伝送線路間の遅延時間の調整装置において、前記
タイミング調整手段は、複数個の遅延素子と、これ等の
遅延素子の組合せを選択する選択回路とを備えることを
特徴とする。
【0020】請求項10記載の発明は、前記請求項1記
載の複数伝送線路間の遅延時間の調整装置において、前
記タイミング調整手段は、前記複数の伝送線路と同数備
えられ、各タイミング調整手段は、対応する伝送線路の
途中に配置されることを特徴とする。
【0021】請求項11記載の発明は、前記請求項1記
載の複数伝送線路間の遅延時間の調整装置において、前
記遅延量検出手段は、同期サイクル内で、前記信号出力
部から同時出力され且つ前記信号受信部が各伝送線路を
経て受信した信号のうち、信号受信部が最も遅く受けた
1つの伝送線路の信号を基準として、この基準信号と他
の伝送線路の信号との間の遅延量を検出することを特徴
とする。
【0022】求項12記載の発明の複数伝送線路間の
遅延時間の調整方法は、前記において、複数の伝送線路
の信号間の同期をとるサイクルとして、クロック信号の
1周期を越える同期サイクルを設定し、前記同期サイク
ルにおいて、信号出力部の出力信号を複数の伝送線路に
同時に伝送し、前記複数の伝送線路の信号を信号受信部
で受信し、前記同期サイクル内で前記信号受信部が受け
た各伝送線路の信号間の遅延量を検出し、前記検出した
遅延量に基いて、前記信号出力部から同時に出力された
前記各伝送線路の信号が前記信号受信部で同時に受信さ
れるように、各伝送線路の遅延量を調整することを特徴
とする。
【0023】以上の構成により、本発明では、複数の伝
送線路を用いて1個又は複数の信号を並列伝送する場合
に、クロック信号の1周期を越える所定の同期サイクル
を実行し、この同期サイクル内で複数の伝送線路に各々
信号が同一時点で信号出力部から伝送される。信号受信
部では、前記各伝送線路を経た信号を受信し、遅延量検
出手段がこれ等伝送線路を経て受信された信号間の遅延
量を検出する。
【0024】ここに、同期サイクルの期間をクロック信
号の1周期を越える期間(例えばクロック信号の複数周
期)とした上で、前記同期サイクル内で各伝送線路に伝
送された信号間の遅延量を検出するので、何れかの伝送
線路の信号の伝搬遅延量がクロック信号の1周期を越え
る長い遅延量であっても、これ等複数の伝送線路を経て
受信された信号を同一周期のサイクルに同期させること
が可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。
【0026】図1は本発明の実施の形態の複数伝送線路
間の遅延時間の調整装置を示す。
【0027】同図において、1a〜1eは第1ないし第
5の5本の伝送線路、2及び3は前記伝送線路1a〜1
eを介して相互に接続される第1及び第2のLSIであ
る。前記第1のLSI2には、例えばプロセッサ又はD
SPで構成され且つ同時に4個のデータを発生するデー
タ発生手段4と、このデータ発生手段4が発生したデー
タ(信号)を前記5本の伝送線路のうち第5の伝送線路
1eを除く4本の伝送線路1a〜1dに出力するデータ
出力手段(信号出力部)5とが備えられる。尚、データ
出力手段5は、後述するように、第5の伝送線路1eに
同期信号を出力する。
【0028】一方、前記第2のLSI3には、前記第1
ないし第4の伝送線路1a〜1dに伝送されたデータ及
び第5の伝送線路1eに伝送された同期信号を受けるデ
ータ入力手段(データ受信部)6と、この受けた4個の
データを保持するデータ保持手段7とが備えられる。前
記データ保持手段7は例えばメモリで構成される。
【0029】前記各伝送線路1a〜1eは、同図から判
るように、同図で右方に延びた後に同図で下方に折れ曲
り、従って、各伝送線路1a〜1eは相互に線路長が異
なる。また、前記各伝送線路1a〜1eには、各々、タ
イミング調整機構(タイミング調整手段)10a〜10
eが配置される。これ等のタイミング調整機構10a〜
10eは、対応する伝送線路の信号伝搬遅延時間を変更
する。前記タイミング調整手段10a〜10eは相互に
同一構成であり、その内部構成を図2に例示する。同図
(a)では、遅延時間τを持つ6個のインバータ遅延回
路(遅延素子)20a〜20fが直列に接続され、これ
等6個の遅延回路20a〜20fをバイパスする線路2
0gと、第1段目の遅延回路20aのみを通る線路20
hと、第1及び第2段目の遅延回路20a、20bを通
る線路20iと、第3段目までの遅延回路20a〜20
cを通る線路20jと、第4段目までの遅延回路20a
〜20dを通る線路20kと、第5段目までの遅延回路
20a〜20eを通る線路20lと、全ての遅延回路2
0a〜20fを通る線路20mとを有し、これ等7つの
線路20g〜20mの何れかをセレクタ(選択回路)2
1で選択して、対応する伝送線路の遅延量を7段階に調
整する構成である。このセレクタ21は、後述する遅延
値設定手段19からの遅延値設定信号により制御され
る。尚、遅延回路の数は6個に限定されない。また、タ
イミング調整手段10a〜10eの構成は図2(a)に
限定されず、その他、例えば同図(b)に示すように、
長さが異なる複数の線路(遅延素子)を複数個(図では
4個)のセレクタ(選択回路)22で選択し、各々選択
した線路を直列に接続して、その線路長の長短で伝送線
路の遅延量を調整する構成としてもよい。更に、同図
(c)に示すように、複数個(同図では3個)の遅延素
子23とこれ等をバイパスする線路と、これ等を選択す
る複数個(同図では3個)のセレクタ(選択回路)24
とを設けて、直列接続する遅延素子23の数で伝送線路
の遅延量を調整する構成としてもよい。
【0030】また、図1において、15はマスター(同
期サイクル設定手段)であって、このマスター15には
前記データ入力手段6が接続されており、このデータ入
力手段6が受ける各伝送線路1a〜1dからのデータに
基いて、又は周期的に、各データの位相ズレを調整する
ために同期サイクルに移行するか否かを判断し、同期サ
イクルに移行すると判断した時に同期サイクル判定信号
を出力する。
【0031】更に、16は同期イベント発生手段であっ
て、前記マスター15が同期サイクルに移行すると判断
した時、その同期サイクル判定信号を受けて同期サイク
ル信号を発生する。17は同期信号発生手段であって、
前記同期イベント発生手段16が発生した同期サイクル
信号を受けて、図6に示す同期信号をデータ出力手段5
に出力する。本実施の形態では、図6に示したように、
同期信号がLレベルの期間が同期サイクルである。前記
データ出力手段5は、この同期信号を第5の伝送線路1
eに出力する。前記データ発生手段4は、前記同期イベ
ント発生手段16が発生した同期サイクル信号を受け
て、図6に示す信号A〜Dを同時に発生する。これ等の
信号A〜Dの発生時点は、図6に示すように、同期信号
の発生時点よりも所定期間遅れている。前記発生した信
号A〜Dは、データ出力手段5により、第1〜第4の伝
送線路1a〜1dに伝送される。
【0032】加えて、18は同期検出手段であって、こ
の同期検出手段18は、前記同期サイクルにおいて、伝
送線路1a〜1eに伝送されたデータ及び同期信号を前
記データ入力手段6を介して受けて、その同期信号を検
出し、この検出時点を基準に前記受信した4個のデータ
の遅延量τ1〜τ4を算出する。この同期検出手段(遅
延量検出手段)18の構成を図3に示す。尚、同図で
は、データAに対する構成のみを示しており、データB
〜Dに対する構成については省略している。同図におい
て、同期検出手段18は、所定の遅延時間τを持つ6個
の遅延器60a〜60fが直列に接続され、第1段目の
遅延器60aには同期信号が入力される。また、同期検
出手段18は、7個の2入力型のAND回路71a〜7
1gを持ち、第1のAND回路71aは前記同期信号と
データAとが入力される。第2ないし第7のAND回路
71b〜71gは、第1ないし第6段目の遅延器60a
〜60fに対応し、各々、対応する遅延器の出力とデー
タAとが入力される。従って、図4の例では、第3段目
と第4段目の遅延器60c、60dの出力、即ち、同期
信号を時間3τ及び時間4τだけ遅延した両信号の立ち
下がり時の間でデータAが各AND回路71a〜71g
に入力されるので、同図に示すように、第1ないし第4
のAND回路71a〜71dのみの出力が”H”レベ
ル、残りの第5ないし第7のAND回路71a〜71d
の出力が”L”レベルとなり、これ等7個のAND回路
の出力状態の組合せ(1111000)が、同期信号に
対してデータAの遅延時間は3τであることを示す。同
様に、例えば前記組合せが(1111100)では遅延
時間は4τ、(1110000)では2τ、(1100
000)ではτ、(1000000)では遅延時間は”
0”と検出される。
【0033】図1に戻って、前記マスター(遅延値決定
手段)15は、前記同期検出手段18が検出した各伝送
線路1a〜1eでのデータの遅延量τ1〜τ4を受け、
これ等の遅延量τ1〜τ4に基づいて、第1ないし第4
の伝送線路1a〜1dに挿入すべき遅延値τA〜τDを
各々決定する。このマスター15の動作の詳細は図5に
示したフローチャートを用いて後述する。
【0034】19は遅延値設定手段であって、前記マス
ター15が決定した各遅延値τA〜τDを受け、これ等
の遅延値τA〜τDを、対応する伝送線路1a〜1dに
挿入するように、前記各タイミング調整手段10a〜1
0dに数ビットの遅延値設定信号を出力する。各タイミ
ング調整手段10a〜10では、図2(a)に示すよう
に、例えば前記遅延値設定信号が2τの遅延量の設定を
指示する場合には、2個の遅延回路20a、20bを通
る線路20iを選択するように、セレクタ21が前記遅
延値設定信号により選択動作する。前記マスター(遅延
値決定手段)15及び遅延値設定手段19により、本発
明の制御手段50を構成する。
【0035】次に、前記同期検出手段18、マスター1
5及び遅延値設定手段19の動作の詳細を図5のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0036】同図において、ステップS1では、マスタ
ー15が同期サイクルに入ると判断する。この判断は、
例えば所定時間の経過毎に行われる。この判断時には、
同期イベント発生手段16が同期サイクル信号を出力
し、同期イベントが開始される。ステップS2では、同
期イベントの開始により、同期サイクルが開始される。
即ち、同期信号発生手段17が図6に示す“LOW”レ
ベルの同期信号を発生する。この“LOW”レベルの期
間はクロック信号の1周期を越える期間、具体的には図
6に示すようにクロック信号の4周期分であって、この
期間が同期サイクルである。また、データ発生手段4
は、前記“LOW”レベルの同期信号の出力後の所定期
間(例えばクロック信号の1周期の期間)の経過後に、
同図に示す試験用のデータA〜Dを発生し、これ等のデ
ータA〜D及び同期信号がデータ出力手段5から第1〜
第5の伝送線路1a〜1eに伝送される。
【0037】その後、ステップS3では、同期検出手段
18が、前記“LOW”レベルの同期信号を第5の伝送
線路1e及びデータ入力手段6を経て受信したか否かを
判断し、この同期信号の受信が検出されると、ステップ
S4で、この同期信号の受信時を、各伝送線路1a〜1
dでの信号の遅延量の算出の基準点τoとする。
【0038】続いて、ステップS5〜S8では、同期検
出手段18が、第1ないし第4の伝送線路1a〜1dを
経た4つのデータA、B、C、Dが内部に到達したか否
かを検出し、各データが到達すれば、ステップS9〜S
12で、各々、前記同期信号の受信時τoから各データ
の到達時までの時間τ1〜τ4を算出する。
【0039】前記ステップS12の後は、ステップS1
3で、マスター(遅延量決定手段)15が前記時間τ1
〜τ4のうち最も長い時間(図6では時間τ1)を抽出
し、この時間τ1を最大時間τmax とする。次に、ステ
ップ14〜S17では、マスター15が前記最大時間τ
max と前記各時間τ1〜τ4との差を演算し、その結果
得られる各データA〜D間の位相ズレを、各々、τA
(=τmax-τ1=0)、τB(=τmax-τ2)、τC
(=τmax-τ3)、τD(=τmax-τ4)とする。続い
て、ステップS18〜S21では、遅延値設定手段19
が、前記得られた位相ズレτA、τB、τC及びτDを
第1ないし第4の伝送線路1a〜1dに挿入すべき遅延
時間として設定すると共に、第1ないし第4の伝送線路
1a〜1dのタイミング調整機構10a〜10dを、一
旦遅延値を”0”にリセットした後、この挿入すべき遅
延時間τA〜τDに制御すると共に、必要に応じて同期
信号の基準点τoを調整するようにタイミング調整機構
10eを制御して、第5の伝送線路1eの遅延量を調整
する。その後、同期サイクルを終了する。
【0040】次に、同期サイクルへの移行を前記マスタ
ー15がどのように判断するかの詳細を説明する。前記
マスター15は既述したように所定周期毎、即ち、所定
時間を計測し、その時間経過毎に同期サイクルに入ると
判断する。例えば、1Wの電力のLSIでは、100ms
ecで1℃変化する場合があるので、100msec毎に同期
サイクルを実行する。マスター15は、その他、次のよ
うにも判断できる。即ち、伝送線路1a〜1dの複数ビ
ットのデータにパリティが付加される場合に、そのビッ
トの転送エラーを検出して、同期サイクルに移行すると
判断する。この場合には、同期サイクルの実行後に、転
送エラーが生じたデータの再送が必要である。また、他
の判断の手法としては、ビット修正可能なパリティ機能
をマスター15が備え、ビットの転送エラーの検出時
に、その転送エラーを生じたビットを修正した後、同期
サイクルに移行すると判断する。この場合には、転送エ
ラーが生じたデータの再送は不要である。更に、他の判
断手法としては、第1及び第2のLSI2、LSI3並
びに伝送線路1a〜1eの少くとも1箇所に温度センサ
ーを配置し、所定温度変化した時点で同期サイクルを実
行する。例えば、温度が10℃だけ変化すると、信号ス
キューは数ナノsec ズレを生じるので、10℃の温度変
化毎に同期サイクルを実行する。
【0041】従って、本実施の形態では、同期サイクル
を設定し、この同期サイクルの期間をクロック信号の1
周期を越える期間(例えば、クロック信号の複数周期)
に調整した上で、この同期サイクル内において、各伝送
線路1a〜1dを経た各信号A〜D間の伝搬遅延時間の
差を検出して、その遅延時間差に等しい遅延値を、対応
する伝送線路1a〜1dに挿入する。その結果、図7
(a)に示すように、例えば、信号Aに対し、信号Bが
クロック信号の1周期未満の遅延時間を持ち、信号Cが
クロック信号の1周期以上長い遅延時間を持つ場合であ
っても、同図(b)に示すように、信号B及び信号Cの
双方を信号Aと同一のクロック周期内に調整することが
可能である。
【0042】尚、第1のLSI2がメモリコントローラ
であり、第2のLSI3がメモリである場合等では、タ
イミング調整機構10a〜10e、マスター15、同期
イベント発生手段16、同期信号発生手段17、同期検
出手段18及び遅延値設定手段19を一方のLSI側
(例えばメモリコントローラ側)に集約すれば、他方の
LSI側(例えばメモリ側)の構成が簡易になる。この
場合には、別途、信号のリターンパスが必要になる。
【0043】また、本実施の形態では、タイミング調整
機構10a〜10eを伝送線路1a〜1eに介設した
が、その他、第1のLSI2に内蔵し、又は第2のLS
I3に内蔵し、更には、第1及び第2のLSI2、3の
双方に内蔵しても良いのは勿論である。更に、本実施の
形態では、第5の伝送線路1eにタイミング調整機構1
0eを配置したが、この伝送線路1eは、同期信号(即
ち、位相ズレを調整すべき本来の信号とは異なる信号)
の伝送用であるので、このタイミング調整機構10eは
省略しても構わない。
【0044】更に、本実施の形態では、第1及び第2の
LSI2、3間で複数の信号を伝送する場合を説明した
が、同一のLSI(1個のチップ)内に信号受信部と信
号出力部とが配置される場合であっても、この両者間の
信号の伝送に本発明を適用できるのは勿論である。
【0045】図8は、同期サイクル、この同期サイクル
内で出力する試験用データ及びこのデータの変形例を示
す。前記実施の形態では、同期サイクルを、図6に示し
た”LOW”レベルの同期信号の出力期間としたが、図
8では、同期サイクルは、第5の伝送線路1eに常時出
力されている“HIGH”の同期信号が“LOW”とな
る期間(クロック信号の2周期分の期間)と、その後の
クロック信号の2周期分の期間との合計期間に設定され
る。この同期信号の“HIGH”から“LOW”への立
下り時(同期サイクルの開始時)には、データ発生手段
4は前記同期信号と同一波形の信号を発生し、この信号
はデータ出力手段5により伝送線路1a〜1dに伝送さ
れる(同図では伝送線路1a、1bのみの信号を描いて
いる)。従って、同期信号の“LOW”から“HIG
H”への立上り時には、この時点(同期エッジ)で、伝
送線路1a〜1dには、“LOW”から“HIGH”に
遷移する信号が同時に伝送される。これ等の信号は同期
サイクルの終了まで(即ち、同期エッジ後のクロック信
号の2周期の期間で)“HIGH”を維持する。従っ
て、同期エッジの前後のクロック信号の1周期の期間
(余裕期間)では、各々、伝送線路1a〜1dの信号に
変化は無く、同期検出手段18が前記同期サイクル内で
これ等伝送線路1a〜1dの信号の受信時を各々検出す
れば、2信号間の位相ズレがクロック信号の1周期を越
える場合であっても、これ等信号間の位相ズレを検出で
きる。尚、前記余裕期間をクロック信号の2周期以上の
期間に設定すれば、信号間の位相ズレがクロック信号の
2周期を越える場合であっても、各信号間の遅延量を検
出できる。
【0046】図9は同期サイクルの他の例を示す。同図
では、同期イベント発生手段16が同期サイクル信号を
発生した時は、データ発生手段4は”L”レベルの信号
を発生する。この信号の”L”レベルの状態はクロック
信号の所定周期分(図では6周期分)継続する。この信
号はデータ出力手段5により伝送線路1a〜1dに伝送
される。同期検出手段18は、前記信号の”L”レベル
の状態が6周期継続したことを検出し、この検出時点を
同期サイクルの開始時点と認識する。この例では、同期
サイクルはクロック信号の3周期分の期間とされる。こ
の同期サイクルにおいて、クロック信号の2周期目の同
期エッジでデータ発生手段4が”H”レベルの信号を発
生し、この信号をデータ出力手段5が各伝送線路1a〜
1dに伝送する。この例の利点は、前記実施の形態のよ
うに同期信号を伝送するための特別な伝送線路1eが不
要となる点である。
【0047】図10は同期サイクルの更に他の例を示
す。同図は、第1及び第2のLSI2、3が信号の送受
信を所定のプルトコルに従って行う場合を示し、同期サ
イクルを行うプロトコルの出力により、両LSI2、3
が同期サイクルに入る。プロトコルを出力するのはLS
I2及びLSI3の一方、又は他の回路が出力しても構
わない。
【0048】図11は前記実施の形態の変形例を示す。
同図は、図1の遅延時間調整装置に対し、更に、第2の
LSI3’から第1のLSI2’に対し信号を伝送する
機能を付加したものである。即ち、第1及び第2のLS
I2’、3’には、各々、データの発生及び保持を行う
データ処理手段25、26と、データ入出力手段27、
28とを備える。その他の構成は、前記図1と同様であ
るので、同一部分に同一符号を付して、その説明を省略
する。
【0049】また、図12は前記実施の形態の第2の変
形例を示す。同図は、図1の遅延時間調整装置に対し、
更に、第3のLSI30を追加し、この第3のLSI3
0を信号出力側のLSI2と並列に、第1ないし第5の
伝送線路1a〜1eに接続したものである。前記第3の
LSI30は、前記第1のLSI2と同様に、データ発
生手段31とデータ出力手段32とを持つ。第3のLS
I30に対応して、同期イベント発生手段16及び同期
信号発生手段17が付加される。他の構成は前記実施の
形態と同様である。
【0050】更に、図13は前記実施の形態の第3の変
形例を示す。同図は、図1の遅延時間調整装置に対し、
更に、第4のLSI40を追加し、この第4のLSI3
0を信号入力側のLSI3と並列に、第1ないし第5の
伝送線路1a〜1eに接続したものである。前記第4の
LSI30は、前記第2のLSI3と同様に、データ入
力手段41と、データ保持手段42とを持つ。第4のL
SI40に対応して、同期検出手段18が付加されると
共に、第4のLSI40を伝送線路1a〜1eに接続す
る5本の線路には、各々、別途、タイミング調整機構1
0a〜10eが配置され、これ等のタイミング調整機構
10a〜10eは、これ等に対応して新たに設けた遅延
値決定手段19により遅延値が調整される。他の構成は
前記第1の実施の形態と同様である。
【0051】尚、以上の説明では、各伝送線路に信号と
してデータを伝送する場合を説明したが、本願発明は、
各伝送線路に伝送するデータとして、同一のデータ又は
複数の異なるデータを用いる場合の双方を含み、更に
は、各伝送線路に伝送する信号として同一のクロック信
号を用いる場合も含むのは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複数伝送
線路間の遅延時間の調整装置及び調整方法によれば、複
数の伝送線路を用いて各伝送線路に信号を並列伝送する
場合に、所定の同期サイクルを実行し、この同期サイク
ルの期間をクロック信号の1周期を越える期間(例えば
クロック信号の複数周期)とした上で、この同期サイク
ル内で信号を複数の伝送線路に伝送し、この伝送した信
号を受信するので、この各信号間の遅延量(位相ズレ)
が、たとえクロック信号の1周期を越えた長い遅延量で
あっても、これ等の遅延量を良好に検出でき、これ等複
数の伝送線路を経て受信された信号を同一周期のサイク
ルに同期させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す複数伝送線路間の遅
延時間の調整装置の全体構成を示す図である。
【図2】(a)は同実施の形態におけるタイミング調整
機構の構成を示す図、同図(b)は同タイミング調整機
構の他の構成を示す図、同図(c)は同タイミング調整
機構の更に他の構成を示す図である。
【図3】同実施の形態の同期検出手段の内部構成を示す
図である。
【図4】同実施の形態の同期検出手段の動作説明図であ
る。
【図5】同実施の形態における同期サイクル内での複数
の信号間の遅延量の検出、及び挿入すべき遅延量の決定
の具体例のフローチャートを示す図である。
【図6】同実施の形態における同期サイクル内での複数
の信号間の遅延量の検出、及び挿入すべき遅延量の決定
の様子を説明する図である。
【図7】(a)は信号A、B、Cの位相ズレの様子を説
明する図、(b)は本実施の形態の効果の説明図であ
る。
【図8】同期サイクルの変形例を示す図である。
【図9】同期サイクルの他の変形例を示す図である。
【図10】同期サイクルの更に他の変形例を示す図であ
る。
【図11】本実施の形態の第1の変形例を示す図であ
る。
【図12】本実施の形態の第2の変形例を示す図であ
る。
【図13】本実施の形態の第3の変形例を示す図であ
る。
【図14】(a)は信号A、B、Cの位相ズレの様子を
説明する図、(b)は従来のスキューの調整の様子の説
明図である。
【符号の説明】
1a〜1e 伝送線路 2、2´ 第1のLSI 3、3´ 第2のLSI 4 データ発生手段 5 データ出力手段(信号出力部) 6 データ入力手段(信号受信部) 7 データ保持手段 10a〜10e タイミング調整手段 15 マスター(同期サイクル設定手
段) 16 同期イベント発生手段 17 同期信号発生手段 18 同期検出手段 19 遅延値設定手段 21、22、24 セレクタ(選択回路) 23 遅延素子 25、26 データ処理手段 27、28 データ入出力手段 30 第3のLSI 31 データ発生手段 32 データ出力手段 40 第4のLSI 41 データ入力手段 42 データ保持手段 50 制御手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号出力部と、 前記信号出力部に接続され、前記信号出力部の出力信号
    が同時に伝送される複数の伝送線路と、 前記各伝送線路の信号を受ける信号受信部と、 前記信号出力部から前記複数の伝送線路を経て前記信号
    受信部に至る経路の途中に配置され、各伝送線路の信号
    伝搬遅延時間を調整するタイミング調整手段と、クロック信号の1周期を越える 所定の同期サイクルを設
    定する同期サイクル設定手段と、 前記同期サイクル設定手段により設定された同期サイク
    ル内で、前記信号出力部から同時出力され且つ前記信号
    受信部が受信した各伝送線路の信号間の遅延量を検出す
    る遅延量検出手段と、 前記遅延量検出手段が検出した各伝送線路の信号間の遅
    延量に基づいて前記タイミング調整手段を制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とする複数伝送線路間の遅延
    時間の調整装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記遅延量検出手段が検出した各伝送線路の信号間の遅
    延量に基いて、前記信号受信部が前記各伝送線路の信号
    を同時に受けるように、各伝送線路に挿入すべき遅延量
    を決定する遅延量決定手段と、 前記遅延量決定手段により決定された各遅延量を、対応
    する伝送線路に挿入するように、前記タイミング調整手
    段を制御する遅延値設定手段とを備えることを特徴とす
    る請求項1記載の複数伝送線路間の遅延時間の調整装
    置。
  3. 【請求項3】 前記同期サイクル設定手段は、 所定の時間間隔で同期サイクルを設定することを特徴と
    する請求項1記載の複数伝送線路間の遅延時間の調整装
    置。
  4. 【請求項4】 各伝送線路への信号の伝送はパリティを
    付加して行われ、 前記同期サイクル設定手段は、 前記パリティに基いて、信号受信部が受けた信号の伝送
    エラーを検出し、この伝送エラーが検出された時、同期
    サイクルを設定することを特徴とする請求項1記載の複
    数伝送線路間の遅延時間の調整装置。
  5. 【請求項5】 信号出力部、信号受信部及び複数の伝送
    線路の少くとも一箇所に温度センサーが配置され、 前記同期サイクル設定手段は、 前記温度センサーが所定温度以上の変化を検出した時、
    同期サイクルを設定することを特徴とする請求項1記載
    の複数伝送線路間の遅延時間の調整装置。
  6. 【請求項6】 前記同期サイクル設定手段による同期サ
    イクルの設定は、 別途に付加した専用の伝送線路に同期信号を伝送するこ
    とにより、行われることを特徴とする請求項1記載の複
    数伝送線路間の遅延時間の調整装置。
  7. 【請求項7】 前記同期サイクル設定手段による同期サ
    イクルの設定は、 前記各伝送線路に同時伝送される信号を、所定期間の
    間、所定の電位レベルに固定することにより、行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の複数伝送線路間の遅延
    時間の調整装置。
  8. 【請求項8】 信号出力部と信号受信部との間の信号伝
    送は、所定のプロトコルに基いて行われ、 前記同期サイクル設定手段による同期サイクルの設定
    は、前記プルトコルの出力により行われることを特徴と
    する請求項1記載の複数伝送線路間の遅延時間の調整装
    置。
  9. 【請求項9】 前記タイミング調整手段は、 複数個の遅延素子と、これ等の遅延素子の組合せを選択
    する選択回路とを備えることを特徴とする請求項1記載
    の複数伝送線路間の遅延時間の調整装置。
  10. 【請求項10】 前記タイミング調整手段は、 前記複数の伝送線路と同数備えられ、各タイミング調整
    手段は、対応する伝送線路の途中に配置されることを特
    徴とする請求項1記載の複数伝送線路間の遅延時間の調
    整装置。
  11. 【請求項11】 前記遅延量検出手段は、 同期サイクル内で、前記信号出力部から同時出力され且
    つ前記信号受信部が各伝送線路を経て受信した信号のう
    ち、信号受信部が最も遅く受けた1つの伝送線路の信号
    を基準として、この基準信号と他の伝送線路の信号との
    間の遅延量を検出することを特徴とする請求項1記載の
    複数伝送線路間の遅延時間の調整装置。
  12. 【請求項12】 複数の伝送線路の信号間の同期をとる
    サイクルとして、クロック信号の1周期を越える同期サ
    イクルを設定し、 前記同期サイクルにおいて、信号出力部の出力信号を複
    数の伝送線路に同時に伝送し、前記複数の伝送線路の信
    号を信号受信部で受信し、 前記同期サイクル内で前記信号受信部が受けた各伝送線
    路の信号間の遅延量を検出し、 前記検出した遅延量に基いて、前記信号出力部から同時
    に出力された前記各伝送線路の信号が前記信号受信部で
    同時に受信されるように、各伝送線路の遅延量を調整す
    ることを特徴とする複数伝送線路間の遅延時間の調整方
    法。
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