JP4984997B2 - Dc−dcコンバータの制御回路、電源電圧供給システムおよび電源電圧供給方法 - Google Patents

Dc−dcコンバータの制御回路、電源電圧供給システムおよび電源電圧供給方法 Download PDF

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Description

本発明は、DC−DCコンバータの制御回路、電源電圧供給システムおよび電源電圧供給方法に関するものであり、特に、軽負荷時における制御に関するものである。
PFM(Pulse Frequency Modulation)方式とPWM(Pulse Width Modulation)方式との動作方式を負荷に応じて切り換えて制御するDC−DCコンバータが提案されている。重負荷時を含む通常動作状態においては、PWM方式で動作させながら、軽負荷時においてはPFM方式に切り換える。
図8に、先行技術に係るDC−DCコンバータ100を示す。図8において、制御回路111の誤差増幅器ERA101は、DC−DCコンバ−タの出力電圧Voutを抵抗素子R101と抵抗素子R102で分圧した電圧と、基準電圧e101との差を増幅して、出力電圧Vcを出力する。よって出力電圧Voutが上昇すると、基準電圧e101との差が小さくなり、出力電圧Vcが下がる。そして出力電圧Vcが基準電圧e102よりも低くなると、電圧比較器COMP102はローレベルの出力電圧Vd2を出力する。
論理積ゲート回路AND102は、電圧比較器COMP102からハイレベルの出力電圧Vd2が入力されるときはパルス信号PSを通過させ、セット信号SSとしてフリップフロップFFのセット端子Sに入力する。また論理積ゲート回路AND102は、ローレベルの出力電圧Vd2が入力されるときはパルス信号PSをマスクする。その結果、DC−DCコンバータ100のスイッチング動作がスキップされる。これにより、負荷が軽くなりDC−DCコンバータ100の出力電圧Voutが規定値よりも上昇したときには、トランジスタFET101がオンになることを禁止することで、出力電圧の上昇を防止することができる。このとき、発振器OSCの発振周波数とは異なる周波数でトランジスタFET101のスイッチングが行われるため、PFM制御が行われることになる。
その他、先行文献1ないし5が開示されている。
特開平6−303766号公報 特開2006−14482号公報 特開平8−340675号公報 特開平11−89222号公報 特開2004−96982号公報
図9に従来のDC−DCコンバータ100におけるタイミングチャートを示す。DC−DCコンバータ100では、出力電圧Voutに応じてパルス信号PSをマスクする。すなわち、出力電圧Voutに応じて、直接スイッチングのオン/オフを制御している。すると図9に示すように、出力電圧Voutが規定の電圧に上昇するまでの間はスイッチング動作が連続して行われる一方、出力電圧が規定の電圧より低くなるまでの間はスイッチング動作が連続して停止されることにより、領域R100に示すようにスイッチング動作が局在する場合がある。この場合には、ノイズが発生したり、出力電圧Voutのリプルが大きくなるため問題である。またスイッチング動作の局在化は、負荷が一定とされる定常状態時においても発生する場合があるため問題である。
本発明は前記背景技術の課題の少なくとも1つを解消するためになされたものであり、軽負荷時におけるスイッチング動作の局在化を防止すると共に、電力変換効率の改善を図ることが可能なDC−DCコンバータの制御回路、電源電圧供給システムおよび電源電圧供給方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の第1概念に係るDC−DCコンバータの制御回路は、軽負荷時にPFM制御を行うDC−DCコンバータの制御回路において、発振周波数信号を出力する発振器と、軽負荷時に発振周波数信号を間引いて間引き信号を発生させる間引き手段と、間引き信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御するPWM制御手段とを備え、間引き手段は、出力電圧に基づいて負荷の状態を検出して結果信号を出力する検知回路と、結果信号に基づいて、負荷が重くなるに従い短周期の周期信号を出力するタイマー回路とを備え、周期信号に応じて発振周波数信号に同期したパルス信号を間引き信号として出力することを特徴とする。
また本発明の第1概念に係る電源電圧供給システムは、軽負荷時にPFM制御を行って電源電圧を生成するDC−DCコンバータと、電源電圧に基づいて動作する内部回路とを備えた電源電圧供給システムにおいて、DC−DCコンバータは、発振周波数信号を出力する発振器と、軽負荷時に発振周波数信号を間引いて間引き信号を発生させる間引き手段と、間引き信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御するPWM制御手段とを備え、間引き手段は、電源電圧に基づいて負荷の状態を検出して結果信号を出力する検知回路と、結果信号に基づいて、負荷が重くなるに従い短周期の周期信号を出力するタイマー回路とを備え、周期信号に応じて発振周波数信号に同期したパルス信号を間引き信号として出力することを特徴とする。
また本発明の第1概念に係る電源電圧供給方法は、基準電圧信号と出力電圧信号との誤差を増幅し、誤差増幅された出力を用いて第1スイッチングトランジスタと第2スイッチングトランジスタとのオンとオフとの制御を行って出力電圧信号を出力する電源供給方法において、出力電圧信号に基づいて負荷状態を検出し、重負荷時にはPWM制御に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタとのオンとオフとを制御し、軽負荷時には、検出された負荷状態に基づいて、負荷が重くなるに従い短周期の周期信号を出力し、該周期信号に応じて発振器から出力される発振周波数信号に同期したパルス信号を間引き信号として出力し、該間引信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御するPWM制御を行うことを特徴とする。
発振器からは発振周波数信号が出力される。間引き手段または発振周波数信号を間引いて出力するステップは、軽負荷時に発振周波数信号を間引いて間引き信号を発生させる。そしてPWM制御手段またはPWM制御を行うステップは、間引き信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御する。
このとき、発振周波数信号を間引いて間引き信号を発生させるため、間引き信号の周波数は発振周波数信号の周波数よりも低くなる。そして軽負荷時には間引き信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとが制御されるため、固定損を減少させることができ、DC−DCコンバータの効率を高めることが可能となる。
そして本発明に係るDC−DCコンバータの制御回路、電源電圧供給システムおよび電源電圧供給方法では、間引き信号を用いることにより、連続するクロックパルスによって第1トランジスタや第2トランジスタが制御されることが防止されるため、スイッチング動作の局在化が防止される。これにより、ノイズ発生を防止することや、出力電圧のリプルを小さくすることが可能となる。
本発明によれば、軽負荷時におけるスイッチング動作の局在化を防止すると共に、電力変換効率の改善を図ることが可能なDC−DCコンバータの制御回路、電源電圧供給システムおよび電源電圧供給方法を提供することが可能となる。
本発明の原理図を図1に示す。DC−DCコンバータ1Gは、制御回路11G、トランジスタFET1およびFET2、チョークコイルL1を備える。トランジスタFET1のソース端子には、入力電圧Vinが入力される。トランジスタFET1のドレイン端子は、チョークコイルL1の一端子、およびトランジスタFET2のドレイン端子に接続されている。トランジスタFET2のソース端子は接地電位に接続されている。トランジスタFET1、FET2のゲート端子は、導通制御回路17Gに接続される。チョークコイルL1の他端子からは出力電圧Voutが出力され、出力電圧Voutは不図示の負荷に供給される。
また制御回路11Gは、動作周波数制御回路12G、スイッチングデューティ制御回路14G、スイッチング制御回路16G、導通制御回路17G、発振器OSCを備える。チョークコイルL1の出力端子は、動作周波数制御回路12G、スイッチングデューティ制御回路14G、スイッチング制御回路16Gに接続される。発振器OSCから出力される基準クロック信号RCKは、動作周波数制御回路12Gおよびスイッチング制御回路16Gに入力される。また動作周波数制御回路12Gから出力される制御クロック信号PCKは、スイッチング制御回路16Gに入力される。スイッチング制御回路16Gの出力端子は、導通制御回路17Gに接続される。またスイッチングデューティ制御回路14Gの出力端子は、導通制御回路17Gに接続される。
DC−DCコンバータ1Gの動作を説明する。DC−DCコンバータ1Gでは、PWM制御とPFM制御との間で制御方法が選択可能とされる。PWM制御とは、負荷電力量に関わらず、動作サイクルの繰り返し周期を所定周期に固定とする制御である。またPFM制御とは、動作サイクルの繰り返し周期を負荷電力量に応じて伸縮する制御である。
発振器OSCは、DC−DCコンバータのPWM制御での動作サイクルの繰り返し周期を定める基準クロック信号RCKを出力する。また動作周波数制御回路12Gは、制御クロック信号PCKを生成する。制御クロック信号PCKは、PFM制御での動作サイクル周波数を定める信号であり、基準クロック信号RCKの周波数を分周することで得られる信号である。また制御クロック信号PCKは、DC−DCコンバータの出力電圧Voutと負の相関を有している。よって低負荷状態であり出力電圧Voutが高いときには制御クロック信号PCKの周波数が低くされ、高負荷状態であり出力電圧Voutが低いときには制御クロック信号PCKの周波数が高くされる。
またスイッチングデューティ制御回路14Gは、出力電圧Voutに応じて、トランジスタFET1のオンデューティを制御する。またスイッチング制御回路16Gは、出力電圧Voutが入力され、該出力電圧Voutに応じてPWM制御とPFM制御との切り替えを制御する。
スイッチング制御回路16Gにより、負荷が高負荷状態でありDC−DCコンバータ1Gの電力を必要としている状態であると判断されると、スイッチング制御回路16Gは基準クロック信号RCKを選択して出力する。導通制御回路17Gでは、基準クロック信号RCKに応じてトランジスタFET1、FET2を制御する。ここで基準クロック信号RCKの周波数は固定である。すると負荷電力量に関わらず、動作サイクルの繰り返し周期が所定周期に固定されるため、DC−DCコンバータ1GではPWM制御が行われることになる。
一方、スイッチング制御回路16Gにより、負荷が低負荷状態であり、負荷が必要最低限の電力も消費していない状態であると判断されると、スイッチング制御回路16Gは制御クロック信号PCKを選択して出力する。導通制御回路17Gでは、制御クロック信号PCKに応じてトランジスタFET1、FET2を制御する。そして制御クロック信号PCKの周波数は、負荷電力量に応じて可変に調整されるため、DC−DCコンバータ1GではPFM制御が行われることになる。これにより、低負荷状態の際にはスイッチング周波数が低くされることで、固定損を減少させることができ、DC−DCコンバータの効率を高めることが可能となる。
ここでPFM動作時に、出力電圧Voutに応じて直接スイッチングのオン/オフを制御する従来の方法では、出力電圧Voutが規定の電圧まで上昇するまでの間はスイッチング動作が連続して行われ、出力電圧Voutが規定の電圧より低くなるまでの間はスイッチング動作が連続して停止されることにより、スイッチング動作が局在する場合がある。この場合には、ノイズが発生したり、出力電圧Voutのリプルが大きくなるため問題である。またこのスイッチング動作の局在化は、負荷が一定とされる定常状態時においても発生する場合があるため問題である。
しかし、本発明に係るDC−DCコンバータ1Gでは、PFM動作の際には、出力電圧に応じて制御クロック信号PCKの周波数が制御される。そして制御クロック信号PCKに基づいてスイッチング動作が行われる。これにより、スイッチング動作の局在化が防止されるため、ノイズ発生を防止することや、出力電圧のリプルを小さくすることが可能となる。
またトランジスタFET1のスイッチング周波数が制御クロック信号PCKによって定められると共に、トランジスタFET1のオンデューティがスイッチングデューティ制御回路14Gによって定められる。よってPFM制御が行われる際に、重畳してPWM制御も行われることになる。すると例えば、制御クロック信号PCKの1周期内で発生するような急激な負荷変動が生じた場合においても、スイッチングデューティ制御回路14GによるPWM制御によってオンデューティを変更することで、負荷の急変に対応することができる。これにより、DC−DCコンバータ1Gの出力電圧Voutの負荷変動に対する追従性をより高めることが可能となる。
また制御クロック信号PCKは、基準クロック信号RCKを分周することで得られる信号であるため、両クロック信号は同期している。すると基準クロック信号RCKによって動作する場合と制御クロック信号PCKによって動作する場合とを切り替える際において、スパイク波形成分等が発生することを防止することにより、スイッチングノイズの発生を防止することができる。
以下、本発明のDC−DCコンバータの制御回路、およびその制御方法について具体化した実施形態を図2ないし図5に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。図2に本発明に係るDC−DCコンバータ1を示す。トランジスタFET1のソース端子には、入力電圧Vinが入力される。トランジスタFET1のドレイン端子は、チョークコイルL1の一端子およびトランジスタFET3のドレイン端子に接続されると共に、逆流検知回路2を介してトランジスタFET2のドレイン端子に接続される。トランジスタFET2のソース端子は接地電位に接続されている。トランジスタFET1、FET2のゲート端子は、後述する制御回路11のフリップフロップFF1に各々接続されている。チョークコイルL1の他端子は出力端子Toutに接続されており、入力電圧Vinが降圧されて出力電圧Voutとして出力される。出力端子Toutには、チョークコイルL1を介して供給される電力を蓄積しておくために、接地電位との間に出力コンデンサC1が接続されている。
トランジスタFET1と並列に、センス抵抗RsおよびトランジスタFET3が備えられる。センス抵抗RsのノードN2は、オフセット電圧e3を介して電圧比較器COMP3の非反転入力端子に接続されると共に、トランジスタFET1のソース端子および入力電圧Vinに接続される。またセンス抵抗RsのノードN1は、電圧比較器COMP3の反転入力端子に接続されると共に、トランジスタFET3のソース端子に接続される。トランジスタFET3のドレイン端子は、チョークコイルL1、トランジスタFET1のドレイン端子および逆流検知回路2に共通接続される。
制御回路11の構成を説明する。制御回路11は、トランジスタFET1、FET2を交互に導通制御することにより、入力電圧Vinを降圧して出力端子Toutに電力供給を行う際、出力電圧Voutを所定電圧値に維持する制御を行う回路である。制御回路11は動作周波数制御回路12、スイッチングデューティ制御回路14、スイッチング制御回路16、導通制御回路17、発振器OSCを備える。
スイッチングデューティ制御回路14には、誤差増幅器ERA1および電圧比較器COMP3が備えられる。誤差増幅器ERA1は、DC−DCコンバータ1の出力電圧Voutと、基準電圧e1との差を増幅するための誤差増幅回路である。出力端子Toutは、更に抵抗素子R2を介して接地電位に接続されている抵抗素子R1の一端子に接続されており、抵抗素子R1、R2の接続点が誤差増幅器ERA1の反転入力端子に接続されている。誤差増幅器ERA1の非反転入力端子には基準電圧e1が印加されている。誤差増幅器ERA1からは出力電圧Veoが出力される。
電圧比較器COMP3の非反転入力端子には、オフセット電圧e3を介してノードN2が接続される。そしてオフセット電圧e3は、出力電圧Voutが上昇して軽負荷状態となる際には低下し、出力電圧Voutが下降して高負荷状態となる際には上昇するように、可変に制御される。また電圧比較器COMP3の反転入力端子にはノードN1が接続される。
スイッチング制御回路16には、電圧比較器COMP2およびセレクタ回路SEが備えられる。電圧比較器COMP2の反転入力端子には出力電圧Veoが入力され、非反転入力端子には基準電圧Vthが入力される。電圧比較器COMP2からは制御信号CTLが出力される。またセレクタ回路SEには、基準クロック信号RCK、制御クロック信号PCK、制御信号CTLが入力される。セレクタ回路SEの出力端子は、フリップフロップFF1のセット端子Sに接続される。
導通制御回路17には、フリップフロップFF1、論理積ゲート回路AND1およびインバータINV1が備えられる。フリップフロップFF1の出力端子Qが、インバータINV1を介して、トランジスタFET1およびFET3のゲート端子に接続される。また論理積ゲート回路AND1の入力端子の一方に出力端子XQが接続され、他方に逆流検知回路2の出力端子が接続される。そして論理積ゲート回路AND1の出力端子は、トランジスタFET2のゲート端子に接続される。出力端子QおよびXQからは、それぞれ、制御信号VQおよびVXQが出力される。
また図3を用いて、動作周波数制御回路12の回路構成を説明する。動作周波数制御回路12は、タイマー回路22およびフリップフロップFF2を備える。タイマー回路22は、電圧電流変換回路21、キャパシタCT、トランジスタQ1、電圧比較器COMP11を備える。
電圧電流変換回路21は、トランジスタQ2およびQ3、電流測定抵抗Rf、電圧増幅器AMP11を備える。トランジスタQ2のドレイン端子は、電流測定抵抗Rfの入力端子に接続されると共に、電圧増幅器AMP11の反転入力端子に接続される。電圧増幅器AMP11の非反転入力端子には、出力電圧Veoが入力される。また電流測定抵抗Rfの出力端子は接地される。トランジスタQ2とQ3とはカレントミラ回路を構成する。トランジスタQ2とQ3のソース端子は、電圧増幅器AMP11の出力端子に共通接続される。
キャパシタCTはトランジスタQ3に直列に接続される。トランジスタQ1はキャパシタCTに並列に接続される。電圧比較器COMP11の非反転入力端子には、キャパシタCTの出力端子およびトランジスタQ1のドレイン端子が接続される。また電圧比較器COMP11の反転入力端子には、基準電圧Vpfmが入力される。そして電圧比較器COMP11からは出力電圧Vxが出力される。
フリップフロップFF2のクロック端子CKには基準クロック信号RCKが入力され、データ端子Dには電源電圧VCCが入力され、クリア端子CLには出力電圧Vxが入力される。また出力端子Qからは制御クロック信号PCKが出力され、出力端子XQからは逆相PFMクロック信号XPCKが出力される。
DC−DCコンバータ1の動作を図4、図5を用いて説明する。本発明に係るDC−DCコンバータ1は、PWM制御とPFM制御との間で制御方法が切り替え可能とされる、PWM−PFM制御方式のDC−DCコンバータである。
PWM制御とPFM制御との選択は、電圧比較器COMP2から出力される制御信号CTLに基づいて行われる。まず、PWM制御が行われる場合のDC−DCコンバータ1の動作を説明する。出力電圧Veoが基準電圧Vthよりも高いときには、電圧比較器COMP2において高負荷状態であると判別され、制御信号CTLはローレベルとされる。セレクタ回路SEは、ローレベルの制御信号CTLに応じて、基準クロック信号RCKを選択してフリップフロップFF1へ出力する。また動作周波数制御回路12は、ローレベルの制御信号CTLに応じて停止状態とされる。これによりDC−DCコンバータ1では、PWM制御が行われる。
フリップフロップFF1は、基準クロック信号RCKの立ち上がりエッジに応じてセットされる。すると制御信号VQはハイレベルとされ、トランジスタFET1およびFET3が導通状態とされる。また制御信号VXQはローレベルとされ、トランジスタFET2が非導通状態とされる。トランジスタFET1およびFET3がオンすると、入力電圧VinからトランジスタFET1およびFET3を介してチョークコイルL1にコイル電流ILが流れ、負荷に供給される。このときセンス抵抗Rsには分流電流SIが流れる。そして分流電流SIが、オフセット電圧e3によって定められる所定電流量を超えると、電圧比較器COMP3から出力される出力電圧信号VILが負から正へ反転する。
ハイレベルへ遷移した出力電圧信号VILがリセット端子Rに入力されることで、フリップフロップFF1はリセットされる。そして制御信号VQはローレベルとされ、トランジスタFET1およびFET3が非導通状態とされる。また制御信号VXQはハイレベルとされ、トランジスタFET2が導通状態とされる。そして次の基準クロック信号RCKの立ち上がりエッジに応じて、フリップフロップFF1はセットされる。以後この動作が繰り返されるため、DC−DCコンバータ1の動作周波数は、基準クロック信号RCKの周波数と同一とされる。よってPWM制御時は、負荷電力量に関わらず、動作サイクルの繰り返し周期が基準クロック信号RCKにより定まる所定周期に固定される。
なお負荷が軽負荷状態になり、負荷において消費される負荷電流が減少すると、コイル電流ILのノコギリ波形のボトム値が負となる場合がある。するとボトム値が負の範囲では、電流方向が反転して、負荷からチョークコイルL1に向かって、電流が逆流する。よって逆流検知回路2では、当該逆流電流を監視し、逆流を検知しないときはハイレベルの検知信号DSを出力することで、制御信号VXQを通過させる。一方、逆流を検知したときはローレベルの検知信号DSを出力することで、論理積ゲート回路AND1の出力をローレベルに固定し、制御信号VXQをマスクする。これにより、コイル電流ILの逆流防止動作が行われる。
次にPWM制御からPFM制御へ切り替えられる時の動作を説明する。負荷が軽負荷状態となるにつれて出力電圧Voutが上昇し、出力電圧Veoが低下する。そして出力電圧Veoが基準電圧Vthよりも低くなると、電圧比較器COMP2において低負荷状態であると判別され、制御信号CTLはローレベルからハイレベルへ遷移する。セレクタ回路SEは、ハイレベルの制御信号CTLに応じて、制御クロック信号PCKを選択してフリップフロップFF1へ出力する。また動作周波数制御回路12は、ハイレベルの制御信号CTLに応じて、停止状態から動作状態へとされる。これによりDC−DCコンバータ1では、PWM制御からPFM制御への切り替えが行われる。
動作周波数制御回路12の動作を、図3、図4を用いて説明する。動作周波数制御回路12は、制御クロック信号PCKを生成する回路である。電圧電流変換回路21に備えられる電圧増幅器AMP11では、フィードバック制御により、電流測定抵抗Rfでの電圧降下量と出力電圧Veoとが等しくなるように電流Irfが調整される。そして電流Irfは、トランジスタQ2とトランジスタQ3とにより構成されるカレントミラ回路で折り返され、トランジスタQ3から出力される。よって電圧電流変換回路21では、出力電圧Voutに応じた電流Irfを出力する電圧電流変換動作が行われる。
キャパシタCTはトランジスタQ3に直列に接続されるため、トランジスタQ3に流れる電流IrfでキャパシタCTが充電され、その出力電圧VCTは時間と共に上昇する。図4のタイミングチャートの時刻t1において、出力電圧VCTが基準電圧Vpfmまで上昇すると、電圧比較器COMP11の出力電圧Vxはローレベルからハイレベルへ遷移する(図4、矢印A1)。ハイレベルの出力電圧VxがフリップフロップFF2のクリア端子CLに入力されることで、出力端子Qから出力される制御クロック信号PCKはローレベルへ、出力端子XQから出力される逆相PFMクロック信号XPCKはハイレベルへそれぞれ遷移する(矢印A2)。するとハイレベルの逆相PFMクロック信号XPCKに応じてトランジスタQ1がオンし、キャパシタCTの電荷が放電されるため、出力電圧VCTが0(V)にリセットされる。
時刻t2において、ハイレベルの基準クロック信号RCKが入力される事に応じて、制御クロック信号PCKはハイレベルへ、逆相PFMクロック信号XPCKはローレベルへそれぞれ遷移する(矢印A3)。するとローレベルの逆相PFMクロック信号XPCKに応じてトランジスタQ1がオフするので、再びトランジスタQ3に流れる電流IrfでキャパシタCTが充電される。以後この動作が繰り返される。
よってタイマー回路22は、キャパシタCTの容量と電流Irfの電流量とから決まる一定の周期T2を測定する動作を行う。そしてフリップフロップFF2は、周期T2の経過ごとに、基準クロック信号RCKの立ち上がりエッジを通過させる動作を行う。以上より動作周波数制御回路12では、周期T2で基準クロック信号RCKを分周する動作が行われている。
導通制御回路17の動作を図2および図5を用いて説明する。フリップフロップFF1のセット端子Sには、セレクタ回路SEによって制御クロック信号PCKが入力される。フリップフロップFF1が制御クロック信号PCKの立ち上がりエッジに応じてセットされると、制御信号VQはハイレベルとされ、トランジスタFET1およびFET3が導通状態とされる(図5、矢印A11)。
そして分流電流SIが、オフセット電圧e3によって定められる所定電流量を超えると、電圧比較器COMP3から出力される出力電圧信号VILが負から正へ反転する。ハイレベルへ遷移した出力電圧信号VILがリセット端子Rに入力されることで、フリップフロップFF1はリセットされる。よって制御信号VQはローレベルとされ、トランジスタFET1およびFET3が非導通状態とされる(図5、矢印A12)。そして次の制御クロック信号PCKの立ち上がりエッジに応じて、フリップフロップFF1はセットされる(図5、矢印A13)。以後この動作が繰り返される。
よってDC−DCコンバータ1の動作周期は、制御クロック信号PCKの周期T1と同一とされる。そして周期T1は負荷電力量に応じて伸縮されることから、DC−DCコンバータ1ではPFM制御が行われることになる。またトランジスタFET1のオン期間Tonは、制御信号VQのパルス幅と同一とされる。そして制御信号VQのパルス幅は負荷電力量に応じて伸縮されることから、DC−DCコンバータ1ではPFM制御に重畳して、PWM制御も行われることになる。
すなわち制御回路11は、出力電圧Voutから動作周波数制御回路12を介して導通制御回路17へ至る、周期T1を設定する第1のループと、出力電圧Voutからスイッチングデューティ制御回路14を介して導通制御回路17へ至る、オン期間Tonを設定する第2のループとの2つのループを有している。
以上により、本実施形態に係るDC−DCコンバータ1では、PFM動作の際には、出力電圧に応じて制御クロック信号PCKの周波数が制御される。そして制御クロック信号PCKに基づいてスイッチング動作が行われる。これにより、スイッチング動作の局在化が防止されるため、ノイズ発生を防止することや、出力電圧のリプルを小さくすることが可能となる。よって、低電力の供給を必要とし、かつ、DC−DCコンバータの動作周波数変動に影響を受けやすい負荷に対しても、電力を供給することが可能となる。
またトランジスタFET1のオンデューティは、スイッチングデューティ制御回路14によって定められる。そしてスイッチングデューティ制御回路14は、導通制御回路17が制御クロック信号PCKによって駆動されるPFM制御の際においても、動作する。よってDC−DCコンバータ1では、PFM制御に重畳して、PWM制御も行うことができる。すると例えば、制御クロック信号PCKの周期内で発生するような急激な負荷変動が生じた場合においても、スイッチングデューティ制御回路14によるPWM制御によってオンデューティを変更することで、負荷の急変に対応することができる。これにより、出力電圧Voutの負荷変動に対する追従性をより高めることが可能となる。
また制御クロック信号PCKは、基準クロック信号RCKを分周することで得られる信号であるため、両クロック信号は同期している。すると基準クロック信号RCKによって動作する場合と、制御クロック信号PCKによって動作する場合とを切り替える際において、スパイク波形成分等が発生することを防止することにより、スイッチングノイズの発生を防止することができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。図3の動作周波数制御回路12において、基準電圧Vpfmの値は固定であるとしたが、この形態に限られない。出力電圧Voutの値に応じて、基準電圧Vpfmの値を可変に制御する形態としてもよい。図6に動作周波数制御回路12aの回路を示す。動作周波数制御回路12aは、動作周波数制御回路12の基準電圧Vpfmに代えて基準電圧設定部24を備える。トランジスタQ4はトランジスタQ2とカレントミラ接続される。トランジスタQ4のドレイン端子とQ5のドレイン端子とは定電流源CGに共通接続される。トランジスタQ6とQ7とはカレントミラ接続される。トランジスタQ6のドレイン端子にはトランジスタQ5のソース端子が接続される。またトランジスタQ7のドレイン端子には電圧比較器COMP11の非反転入力端子および抵抗素子R3の一端が接続される。また抵抗素子R3の他端は接地される。その他の構成は動作周波数制御回路12と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
電流Irfは、トランジスタQ2とトランジスタQ4とにより構成されるカレントミラ回路で折り返され、トランジスタQ4から出力される。トランジスタQ5を流れる電流IQ5の電流値は、定電流源CGの電流CIと電流Irfとの電流値の差分として定められる。電流IQ5はトランジスタQ6とQ7とからなるカレントミラ回路により折り返され、抵抗素子R3に入力される。そして電圧比較器COMP11の非反転入力端子には、電流IQ5に応じて定まる電圧VIQ5が入力される。
電圧比較器COMP11の出力電圧Vxは、出力電圧VCTが電圧VIQ5まで上昇すると、ローレベルからハイレベルへ遷移する。これにより一定の周期T2を測定する動作が行われている。そして、軽負荷時に出力電圧Voutが上昇する場合には、出力電圧Veoは低下し、電流Irfも低下するため、電圧VIQ5は上昇する。よって周期T2はより大きくされる。一方、高負荷時に出力電圧Voutが低下する場合には、出力電圧Veoは上昇し、電流Irfも上昇するため、電圧VIQ5は低下する。よって周期T2はより小さくされる。以上より、出力電圧Voutと制御クロック信号PCKとの負の相関関係がより強調され、出力電圧Voutの負荷変動に対する追従性をより高めることが可能となる。
また本実施形態では、制御回路11によって制御されるDC−DCコンバータは単数であるとしたが、この形態に限られない。複数のDC−DCコンバータを制御することができるDC−DCコンバータ制御回路においても、本発明を適用できることは言うまでもない。図7に、複数のDC−DCコンバータを備えるDC−DCコンバータシステム1Xを示す。DC−DCコンバータシステム1Xからは、出力電圧VoutaおよびVoutbが出力され、それぞれ負荷である内部回路ICaおよびICbに供給される。DC−DCコンバータシステム1Xは、制御回路11Xを備える。制御回路11Xには、制御回路11aと11bとが備えられる。制御回路11aには、動作周波数制御回路12a、スイッチングデューティ制御回路14a、スイッチング制御回路16a、導通制御回路17a、発振器OSCが備えられる。一方、制御回路11bには、動作周波数制御回路12b、スイッチングデューティ制御回路14b、スイッチング制御回路16b、導通制御回路17bが備えられる。発振器OSCから出力される基準クロック信号RCKは、スイッチング制御回路16aおよび16b、動作周波数制御回路12aおよび12bに入力される。また動作周波数制御回路12aからは制御クロック信号PCKaが出力され、動作周波数制御回路12bからは制御クロック信号PCKbが出力される。なおその他の構成は図2に示すDC−DCコンバータ1と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
動作周波数制御回路12aは、出力電圧Voutaに応じて基準クロック信号RCKの周波数を分周することで、制御クロック信号PCKaを生成する。よって基準クロック信号RCKと制御クロック信号PCKaとは同期する。また動作周波数制御回路12bは、出力電圧Voutbに応じて基準クロック信号RCKの周波数を分周することで、制御クロック信号PCKbを生成する。よって基準クロック信号RCKと制御クロック信号PCKbとは同期する。すると制御クロック信号PCKaとPCKbとも同期する。そして制御回路11aは基準クロック信号RCKまたは制御クロック信号PCKaによって制御され、制御回路11bは基準クロック信号RCKまたは制御クロック信号PCKbによって制御されるため、使用されるクロック信号の組合せは全部で4通りある。しかし前述のように、基準クロック信号RCKと制御クロック信号PCKaと制御クロック信号PCKbとは全て同期しているため、いずれの組合せの場合においても制御回路11aと11bとの間で同期を取ることが可能となる。これにより、制御回路11aと11bとの同期が取れないことに起因してノイズが発生すること等を防止することができる。
なおDC−DCコンバータシステム1Xが3つ以上の制御回路を備える場合であっても、各々の制御回路で用いられる制御クロック信号が共通の基準クロック信号RCKを分周して得られることから、全ての制御回路間で同期を取ることができることは言うまでもない。
また本実施形態では、スイッチング制御回路16によってPWM制御とPFM制御とを切り替えるとしたが、この形態に限られない。図2に示す制御回路11において、スイッチング制御回路16を備えず、動作周波数制御回路12から出力される制御クロック信号PCKがフリップフロップFF1のセット端子Sに直接入力される形態としてもよい。動作周波数制御回路12は、出力電圧Voutに応じて基準クロック信号RCKを分周することで、制御クロック信号PCKを生成する。そして出力電圧Voutが低く、高負荷状態であるときには、制御クロック信号PCKの周波数が高くされる。よって制御クロック信号PCKの周波数の上限値を、基準クロック信号RCKを0分周するときの周波数に設定すれば、高負荷状態のときには基準クロック信号RCKに基づいてスイッチング動作が行われる事になるため、PWM制御が行われる事になる。また低負荷状態のときには、基準クロック信号RCKを分周して得られた制御クロック信号PCKに基づいてスイッチング動作が行われるため、PFM制御が行われる。これにより、スイッチング制御回路16を備えない場合にもPWM制御とPFM制御とを切り替え可能に制御することが可能となる。
また、本実施形態では電流モード制御のDC−DCコンバータについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の特徴は、DC−DCコンバータの出力電圧に応じて、基準クロック信号の周波数を分周して制御クロック信号を生成する点にある。よって電圧モード制御のDC−DCコンバータに対しても本発明を同様に適用することができることは言うまでもない。
また本実施形態の制御回路11は、単一または複数の半導体チップなどにより構成してもよい。また本実施形態のトランジスタFET1およびFET2は、独立したディスクリートのパワー素子であってもよいし、制御回路11にLSIとして搭載されてもよい。またDC−DCコンバータ1を単一または複数の半導体チップにより構成してもよい。またDC−DCコンバータ1および制御回路11は、モジュールとして構成してもよい。また本実施形態に係るDC−DCコンバータ1を、各種の電源装置に適用可能であることは言うまでもない。
なお、トランジスタFET1はメインスイッチング素子の一例、キャパシタCTは積分回路の一例、電圧比較器COMP11は第1比較器の一例、基準電圧Vpfmは第2基準電圧の一例、トランジスタQ1はスイッチ素子の一例、基準電圧Vthは切替基準電圧の一例、電圧比較器COMP2は第2比較器の一例、電圧比較器COMP3は第3比較器のそれぞれ一例である。
ここで、本発明の技術思想により、背景技術における課題を解決するための手段を以下に列記する。
(付記1)軽負荷時にPFM制御を行うDC−DCコンバータの制御回路において、
発振周波数信号を出力する発振器と、
軽負荷時に前記発振周波数信号を間引いて間引き信号を発生させる間引き手段と、
前記間引き信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御するPWM制御手段と
を備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
(付記2)前記間引き手段は、
出力電圧に基づいて負荷の状態を検出して結果信号を出力する検知回路と、
前記結果信号に基づいて前記発振周波数信号を間引いて出力するPFM制御手段と
を備えることを特徴とする付記1に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記3)前記間引き信号に応答してPWM制御手段の出力信号のパルス幅を変化させることを特徴とする付記1又は付記2に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記4)軽負荷時にPFM制御を行うDC−DCコンバータの制御回路において、
発振周波数信号を出力する発振器と、
負荷電圧を基準電圧と比較し該負荷電圧が基準電圧に到達したときに前記発振周波数信号に基づくパルス信号を出力する周波数間欠手段と、
前記出力されたパルス信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタとのオンとオフとを制御するPWM制御手段と
を備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
(付記5)前記間引き信号に応答して前記PWM制御手段の出力信号のパルス幅を変化させることを特徴とする付記4に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記6)基準電圧信号と出力電圧信号との誤差を増幅し、前記誤差増幅器の出力を用いて第1スイッチングトランジスタと第2スイッチングトランジスタとのオンとオフとの制御を行って前記出力電圧信号を出力する電源供給方法において、
前記出力電圧信号に基づいて負荷状態を検出し、
重負荷時にはPWM制御に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタとのオンとオフとを制御し、
軽負荷時には発振器からの発振周波数信号を間引いて出力し該間引かれた出力信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御するPWM制御を行うことを特徴とする電源電圧供給方法。
(付記7)前記軽負荷時において前記間引いて出力する動作に応答して前記第1トランジスタ又は前記第2トランジスタのオンとオフとを制御する信号のパルス幅を変化させることを特徴とする付記6に記載の電源電圧供給方法。
(付記8)軽負荷時にPFM制御を行うDC−DCコンバータの制御回路において、
発振周波数信号を出力する発振器と、
軽負荷時に前記発振周波数信号を間引いて第1の間引き信号を発生させる第1の間引き手段と、
前記第1の間引き信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御する第1のPWM制御手段と、
軽負荷時に前記発振周波数信号を間引いて第2の間引き信号を発生させる第2の間引き手段と、
前記第2の間引き信号に基づいて第3トランジスタと第4トランジスタのオンとオフとを制御する第2のPWM制御手段と
を備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
(付記9)前記軽負荷時において前記間引き信号に応答して前記第1のPWM制御手段又は前記第2のPWM制御手段の出力信号のパルス幅を変化させることを特徴とする付記8に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記10)重負荷時にはPWM制御を行い軽負荷時にはPFM制御を行うDC−DCコンバータの制御回路において、
発振周波数信号を出力する発振器と、
第1の負荷電圧を第1の基準電圧と比較し該第1の負荷電圧が該第1の基準電圧に到達したときに前記発振周波数信号の第1のパルス信号を出力する第1の周波数間欠手段と、
前記出力された第1のパルス信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタとのオンとオフとを制御する第1のPWM制御手段と、
第2の負荷電圧を第2の基準電圧と比較し該第2の負荷電圧が第2の基準電圧に到達したときに前記発振周波数信号に基づく第2のパルス信号を出力する第2の周波数間欠手段と、
前記出力された第2のパルス信号に基づいて第3トランジスタと第4トランジスタとのオンとオフとを制御する第2のPWM制御手段と
を備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
(付記11)前記軽負荷時において前記第1のパルス信号又は前記第2のパルス信号に応答して前記第1のPWM制御手段又は前記第2のPWM制御手段の出力信号のパルス幅を変化させることを特徴とする付記10に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記12)軽負荷時にPFM制御を行って電源電圧を生成するDC−DCコンバータと、前記電源電圧に基づいて動作する内部回路とを備えた電源電圧供給システムにおいて、
前記DC−DCコンバータは、
発振周波数信号を出力する発振器と、
軽負荷時に前記発振周波数信号を間引いて間引き信号を発生させる間引き手段と、
前記間引き信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御するPWM制御手段と
を備えることを特徴とする電源電圧供給システム。
(付記13)前記間引き手段は、
出力電圧に基づいて負荷の状態を検出して結果信号を出力する検知回路と、
前記結果信号に基づいて前記発振周波数信号を間引いて出力するPFM制御手段と
を備えることを特徴とする付記12に記載の電源電圧供給システム。
(付記14)前記間引き信号に応答して前記PWM制御手段の出力信号のパルス幅を変化させることを特徴とする付記12又は付記13に記載の電源電圧供給システム。
(付記15)軽負荷時にPFM制御を行って電源電圧を生成するDC−DCコンバータと、前記電源電圧に基づいて動作する内部回路とを備えた電源電圧供給システムにおいて、
前記DC−DCコンバータは、
発振周波数信号を出力する発振器と、
負荷電圧を基準電圧と比較し該負荷電圧が前記基準電圧に到達したときに前記発振周波数信号に基づくパルス信号を出力する周波数間欠手段と、
前記出力されたパルス信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタとのオンとオフとを制御するPWM制御手段と
を備えることを特徴とする電源電圧供給システム。
(付記16)軽負荷時にPFM制御を行って電源電圧を生成するDC−DCコンバータと、第1の電源電圧に基づいて動作する第1の内部回路と第2の電源電圧に基づいて動作する第2の内部回路とを備えた電源電圧供給システムにおいて、
前記DC−DCコンバータは、
発振周波数信号を出力する発振器と、
軽負荷時に前記発振周波数信号を間引いて第1の間引き信号を発生させる第1の間引き手段と、
前記第1の電源電圧を出力するために、前記第1の間引き信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御する第1のPWM制御手段と、
軽負荷時に前記発振周波数信号を間引いて第2の間引き信号を発生させる第2の間引き手段と、
前記第2の電源電圧を出力するために、前記第2の間引き信号に基づいて第3トランジスタと第4トランジスタのオンとオフとを制御する第2のPWM制御手段と
を備えることを特徴とする電源電圧供給システム。
(付記17)前記軽負荷時において、前記第1の間引き信号または/および前記第2の間引き信号に応答して前記第1のPWM制御手段又は前記第2のPWM制御手段の出力信号のパルス幅を変化させることを特徴とする付記16に記載の電源電圧供給システム。
(付記18)DC−DCコンバータの出力電圧と負の相関を有して、入力される基準クロック信号の周波数を分周して制御クロック信号を生成する動作周波数制御回路を備え、
前記制御クロック信号に基づいてメインスイッチング素子を制御することを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
(付記19)前記動作周波数制御回路は、
前記DC−DCコンバータの動作周期を定める設定時間を前記出力電圧に応じて定めるタイマー回路を備えることを特徴とする付記18に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記20)前記タイマー回路は、
正の相関を有して前記出力電圧を電流に変換する電圧電流変換回路と、
前記電圧電流変換回路から出力される前記電流が入力される積分回路と、
前記積分回路の出力電圧と予め定められる第2基準電圧とを比較する第1比較器と
を備えることを特徴とする付記19に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記21)前記積分回路は、
前記電流が入力されるコンデンサと、
前記コンデンサと並列接続され、一端が接地され、制御端子に前記第2クロック信号が入力されるスイッチ素子とを備え、
前記スイッチ素子は前記第1比較回路によって前記積分回路の出力が前記第2基準電圧を超えることに応じて導通状態とされることを特徴とする付記20に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記22)前記第2基準電圧は、
前記出力電圧の上昇に応じて上昇し、前記出力電圧の低下に応じて低下するように可変制御されることを特徴とする付記20に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記23)前記タイマー回路で測定された前記時間に応じて前記基準クロック信号を分周する分周回路
を備えることを特徴とする付記19に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記24)前記分周回路は、
前記時間の経過ごとに、前記基準クロック信号の1パルスを通過させることを特徴とする付記23に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記25)前記分周回路は、
前記第1クロック信号がクロック端子に入力され、前記第1比較器の出力信号に応じてプリセットまたはクリアが行われるフリップフロップを備えることを特徴とする付記24に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記26)高負荷状態の時には前記基準クロック信号に基づいて前記メインスイッチング素子を制御し、
低負荷状態の時には前記制御クロック信号に基づいて前記メインスイッチング素子を制御するスイッチング制御回路
を備えることを特徴とする付記18に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記27)前記スイッチング制御回路は、
予め定められる切替基準電圧と前記出力電圧とを比較する第2比較器と、
前記第2比較器の出力信号に応じて、前記出力電圧が前記切替基準電圧よりも小さいときは前記基準クロック信号を出力し、前記出力電圧が前記切替基準電圧よりも大きいときは前記制御クロック信号を出力するセレクタ回路と
を備えることを特徴とする付記26に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記28)チョークコイルを流れるコイル電流値と前記出力電圧とに応じて、メインスイッチング素子のオンデューティを制御するスイッチングデューティ制御回路を備えることを特徴とする付記18に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記29)前記スイッチングデューティ制御回路は、
前記出力電圧と基準電圧との差に応じた誤差増幅値を出力する誤差増幅回路と、
前記誤差増幅値と前記コイル電流値とを比較する第3比較器と
を備えることを特徴とする付記28に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記30)複数の前記出力電圧を出力するDC−DCコンバータの制御回路であって、
前記動作周波数制御回路は複数の前記メインスイッチング素子の各々に対応して複数備えられ、
前記動作周波数制御回路の各々には対応する前記出力電圧が入力され、
前記動作周波数制御回路の各々には前記基準クロック信号が共通に入力され、
前記メインスイッチング素子の各々は、対応する前記動作周波数制御回路から出力される前記制御クロック信号に基づいて制御されることを特徴とする付記18に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記31)出力電圧と負の相関を有して、入力される基準クロック信号の周波数を分周して制御クロック信号を生成する動作周波数制御回路を備え、
前記制御クロック信号に基づいてメインスイッチング素子を制御することを特徴とするDC−DCコンバータ。
(付記32)出力電圧と負の相関を有して、入力される基準クロック信号の周波数を分周して制御クロック信号を生成するステップと、
前記制御クロック信号に基づいてメインスイッチング素子を制御するステップと
を備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御方法。
本発明の原理図 DC−DCコンバータ1の回路図 動作周波数制御回路12の回路図 動作周波数制御回路12のタイミングチャート DC−DCコンバータ1のタイミングチャート 動作周波数制御回路12aの回路図 DC−DCコンバータシステム1Xの回路図 先行技術に係るDC−DCコンバータ100の回路図 先行技術に係るDC−DCコンバータ100のタイミングチャート
1、1G DC−DCコンバータ
1X DCコンバータシステム
11、11G、11a、11b 制御回路
12、12G、12a、12b 動作周波数制御回路
14、14G、14a、14b スイッチングデューティ制御回路
16、16G、16a、16b スイッチング制御回路
17、17G、17a、17b 導通制御回路
COMP11、COMP2、COMP3 電圧比較器
CT キャパシタ
CTL 制御信号
ERA1 誤差増幅器
FET1、FET2 トランジスタ
FF、FF1、FF2 フリップフロップ
IL コイル電流
L1 チョークコイル
OSC 発振器
PCK、PCKa、PCKb 制御クロック信号
Q1ないしQ7 トランジスタ
RCK 基準クロック信号
SE セレクタ回路
T1、T2 周期
Ton オン期間
Vth、Vpfm 基準電圧

Claims (6)

  1. 軽負荷時にPFM制御を行うDC−DCコンバータの制御回路において、
    発振周波数信号を出力する発振器と、
    軽負荷時に前記発振周波数信号を間引いて間引き信号を発生させる間引き手段と、
    前記間引き信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御するPWM制御手段とを備え、
    前記間引き手段は、
    出力電圧に基づいて負荷の状態を検出して結果信号を出力する検知回路と、
    前記結果信号に基づいて、負荷が重くなるに従い短周期の周期信号を出力するタイマー回路とを備え、
    前記周期信号に応じて前記発振周波数信号に同期したパルス信号を間引き信号として出力する
    ことを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
  2. 前記結果信号に応答してPWM制御手段の出力信号のパルス幅を変化させること
    を特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
  3. 基準電圧信号と出力電圧信号との誤差を増幅し、前記誤差増幅された出力を用いて第1スイッチングトランジスタと第2スイッチングトランジスタとのオンとオフとの制御を行って前記出力電圧信号を出力する電源供給方法において、
    前記出力電圧信号に基づいて負荷状態を検出し、
    重負荷時にはPWM制御に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタとのオンとオフとを制御し、
    軽負荷時には、検出された前記負荷状態に基づいて、負荷が重くなるに従い短周期の周期信号を出力し、該周期信号に応じて発振器から出力される発振周波数信号に同期したパルス信号を間引き信号として出力し、該間引信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御するPWM制御を行うことを特徴とする電源電圧供給方法。
  4. 軽負荷時にPFM制御を行うDC−DCコンバータの制御回路において、
    発振周波数信号を出力する発振器と、
    第1の出力電圧について、
    軽負荷時に前記発振周波数信号を間引いて第1の間引き信号を発生させる第1の間引き手段と、
    前記第1の間引き信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御する第1のPWM制御手段とを備え
    第2の出力電圧について、
    軽負荷時に前記発振周波数信号を間引いて第2の間引き信号を発生させる第2の間引き手段と、
    前記第2の間引き信号に基づいて第3トランジスタと第4トランジスタのオンとオフとを制御する第2のPWM制御手段とを備え、
    前記第1の間引き手段は、
    前記第1の出力電圧に基づいて負荷の状態を検出して第1の結果信号を出力する第1の検知回路と、
    前記第1の結果信号に基づいて、負荷が重くなるに従い短周期の第1の周期信号を出力する第1のタイマー回路とを備え、
    前記第1の周期信号に応じて前記発振周波数信号に同期した第1のパルス信号を前記第1の間引き信号として出力し、
    前記第2の間引き手段は、
    前記第2の出力電圧に基づいて負荷の状態を検出して第2の結果信号を出力する第2の検知回路と、
    前記第2の結果信号に基づいて、負荷が重くなるに従い短周期の第2の周期信号を出力する第2のタイマー回路とを備え、
    前記第2の周期信号に応じて前記発振周波数信号に同期した第2のパルス信号を前記第2の間引き信号として出力する
    ことを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
  5. 軽負荷時にPFM制御を行って電源電圧を生成するDC−DCコンバータと、前記電源電圧に基づいて動作する内部回路とを備えた電源電圧供給システムにおいて、
    前記DC−DCコンバータは、
    発振周波数信号を出力する発振器と、
    軽負荷時に前記発振周波数信号を間引いて間引き信号を発生させる間引き手段と、
    前記間引き信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御するPWM制御手段とを備え、
    前記間引き手段は、
    電源電圧に基づいて負荷の状態を検出して結果信号を出力する検知回路と、
    前記結果信号に基づいて、負荷が重くなるに従い短周期の周期信号を出力するタイマー回路とを備え、
    前記周期信号に応じて前記発振周波数信号に同期したパルス信号を間引き信号として出力する
    を備えることを特徴とする電源電圧供給システム。
  6. 軽負荷時にPFM制御を行って電源電圧を生成するDC−DCコンバータと、第1の電源電圧に基づいて動作する第1の内部回路と第2の電源電圧に基づいて動作する第2の内部回路とを備えた電源電圧供給システムにおいて、
    前記DC−DCコンバータは、
    発振周波数信号を出力する発振器と、
    前記第1の電源電圧について、
    軽負荷時に前記発振周波数信号を間引いて第1の間引き信号を発生させる第1の間引き手段と、
    前記第1の電源電圧を出力するために、前記第1の間引き信号に基づいて第1トランジスタと第2トランジスタのオンとオフとを制御する第1のPWM制御手段とを備え
    前記第2の電源電圧について、
    軽負荷時に前記発振周波数信号を間引いて第2の間引き信号を発生させる第2の間引き手段と、
    前記第2の電源電圧を出力するために、前記第2の間引き信号に基づいて第3トランジスタと第4トランジスタのオンとオフとを制御する第2のPWM制御手段とを備え、
    前記第1の間引き手段は、
    前記第1の電源電圧に基づいて負荷の状態を検出して第1の結果信号を出力する第1の検知回路と、
    前記第1の結果信号に基づいて、負荷が重くなるに従い短周期の第1の周期信号を出力する第1のタイマー回路とを備え、
    前記第1の周期信号に応じて前記発振周波数信号に同期した第1のパルス信号を前記第1の間引き信号として出力し、
    前記第2の間引き手段は、
    前記第2の電源電圧に基づいて負荷の状態を検出して第2の結果信号を出力する第2の検知回路と、
    前記第2の結果信号に基づいて、負荷が重くなるに従い短周期の第2の周期信号を出力する第2のタイマー回路とを備え、
    前記第2の周期信号に応じて前記発振周波数信号に同期した第2のパルス信号を前記第2の間引き信号として出力する
    ことを特徴とする電源電圧供給システム。
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