JP4984244B2 - 交差点安全運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交差点において対向車線を横切って進行方向を転換するタイミングを知らせる交差点安全運転支援装置に関するものである。
車両の走行に伴ってGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)等により現在位置を検出し、その現在位置を表示装置上に道路地図と共に表示して、出発地から目的地までの適切な経路を設定し、表示装置や音声出力装置などによって案内する車両用ナビゲーション装置は、ユーザの効率的で安全な運転に貢献している。
GPS機能は、車両用ナビゲーション装置以外の車載機器にも用いられている。例えば、交差点において、道路の形状や対向車のかげ等によって、対向直進車を把握し損なったり、対向車の速度がドライバが判断した速度よりも早くても、右折が可能かどうかを正確に判断することができ、右折した場合衝突の発生を未然に防止するために、車両を停止させることができる右折衝突防止システムにもGPS機能が用いられている(特許文献1参照)。
特開2001−126199号公報
特許文献1の構成では、対向車線が渋滞していて交差点手前で停車していても右折許可が出ない、右折先の渋滞状況が考慮されていない(右折先が渋滞していても右折許可が出る)、歩行者への配慮がされていない(右折先の横断歩道に横断者がいても右折許可が出る)といった問題がある。
上記問題を背景として、本発明の課題は、右折先の交通状況や歩行者への配慮がなされた交差点安全運転支援装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための交差点安全運転支援装置は、自車両の現在位置を検出する位置検出手段と、自車両が交差点において対向車線を横切って進行方向を転換しようとしているか否かを判定する進行方向転換判定手段と、対向車線における対向車両の走行状況および対向車両の種別を識別する識別情報を含む対向車両走行状況情報を取得する対向車両走行状況情報取得手段と、自車両の進行方向転換先の交通状態を反映した交通状態反映情報を取得する交通状態反映情報取得手段と、取得した対向車両走行状況情報,交通状態反映情報,自車両の現在位置,および進行方向転換判定手段の判定結果に基づいて、自車両の進行方向転換タイミングが到来したか否かを判定する進行方向転換タイミング到来判定手段と、進行方向転換タイミングが到来したことを示す進行方向転換タイミング到来情報を含む、自車両の進行方向転換支援情報を生成・出力する進行方向転換支援情報生成出力手段と、を備えることを特徴とする。
進行方向転換として左側通行道路の右折が挙げられるが、右折先の交通状態によっては、対向車両がなくても右折できない場合もある。従来技術には、右折先の交通状態に対応することについての開示・示唆はない。一方、上記構成によって、運転者にとってより有用な進行方向転換支援情報を生成・出力することが可能となる。また、運転者に適切な進行方向転換タイミングを出力することができる。
また、本発明の交差点安全運転支援装置における対向車両走行状況情報は、当該対向車線を走行する対向車両の有無,対向車両の速度,対向車両の走行間隔,対向車両の予測進路および予測位置,対向車両の識別情報,および当該対向車線を撮影した画像情報のうち少なくとも一つを含むように構成することもできる。
上記構成によって、対向車線を走行する対向車両の走行状況を把握することができる。
また、本発明の交差点安全運転支援装置における交通状態反映情報は、自車両の進行方向転換先の渋滞状況を示す交通渋滞状況情報、あるいは自車両の進行方向転換先の交通規制状況を示す交通規制状況情報を含むように構成することもできる。
例えば、右折時に、右折先の道路が交通集中あるいは工事等で車線規制等が原因で渋滞している場合、無理に右折すれば、交差点内で立往生してしまい、交差点を通過する前に信号が変わって、交差する車線の車両の通行を妨げてしまうこともある。しかし、上記構成によって、右折先の交通渋滞状況情報、あるいは交通規制状況情報に基づいて進行方向転換支援情報を生成・出力するため、交差点内で立往生するような事態は発生しない。
また、本発明の交差点安全運転支援装置における交通状態反映情報は、自車両の進行方向転換先における歩行者の到来状況を示す歩行者到来状況情報を含むように構成することもできる。
例えば、右折時に、右折先の横断歩道を歩行者が横断中の場合、歩行者の人数や横断のタイミングによっては車両が交差点内に取り残されてしまい、交差点を通過する前に信号が変わって、交差する車線の車両の通行を妨げてしまうこともある。また、横断中の歩行者を考慮せずに横断歩道を通過することは法規違反となる(道路交通法の「横断歩行者等妨害等」に相当)。上記構成によって、交差点内で立往生したり、横断中の歩行者を脅かすような事態は発生しない。
また、本発明の交差点安全運転支援装置は、運転者の設定操作入力によって、自車両の進行方向転換タイミングが到来したか否かを判定するための条件を設定する進行方向転換タイミング条件設定手段を備えるように構成することもできる。
運転技量は運転者により異なり、特に、右折について苦手意識を持つ運転者は少なくない。上記構成によって、運転者の運転技量に応じた進行方向転換タイミングを出力することができる。
また、本発明の交差点安全運転支援装置における進行方向転換タイミング到来判定手段は、対向車両走行状況情報に対向車線が渋滞中かつ対向車両が停止している状況が含まれている場合、自車両の進行方向転換タイミングが到来したと判定するように構成することもできる。
対向車線が渋滞中かつ対向車両が停止している場合は、右折することが可能な場合もあるが、従来技術では対向車線の渋滞に対応することについての開示・示唆はない。上記構成によって、機会を逃すことなく進行方向転換タイミングを運転者に出力することができる。
以下、本発明の構成例を、図面を参照しながら説明する。まず、図1を用いて交差点安全運転支援装置の構成を説明する。交差点安全運転支援装置は、車両(101等)に搭載された車載器(車両用ナビゲーション装置,図2参照),路上機111〜115,および歩行者検出機116を含んで構成される。
路上機は、交差点の略中央あるいは右折車両の走行経路上(111),交差点の直前(112),交差点の手前の予め定められた距離だけ離れた位置(113),横断歩道から予め定められた距離だけ離れた位置(114),交差点を通過した直後(115)に、支柱(図示せず)を用いて設置される。また、歩行者検出機116は、横断歩道の近傍の、横断者および横断が予測される歩行者を撮影可能な位置に設置される。
図2を用いて、車載器として用いられる車両用ナビゲーション装置100の構成について説明する。車載器は、独立した構成としてもよいし、他の車載機器の一部として構成としてもよい。
車両用ナビゲーション装置(以下、ナビゲーション装置と略称)100は、位置検出器1,地図データ入力器6,操作スイッチ群7,リモートコントロール(以下リモコンと称する)センサ11,音声案内などを行う音声合成回路24,スピーカ15,メモリ9,表示器10,送受信機13,ハードディスク装置(HDD)21,LAN(Local Area Network) I/F(インターフェース)26,これらの接続された制御回路8,リモコン端末12等を備えている。
位置検出器1は、周知の地磁気センサ2,車両101の回転角速度を検出するジャイロスコープ3,車両101の走行距離を検出する距離センサ4,およびGPS衛星104からの電波に基づいて車両101の位置を検出するGPS受信機5を有している。これらのセンサ2,3,4,5は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては前述したうちの一部のセンサで構成してもよく、さらに、ステアリングの回転センサ(図示せず)や各転動輪の車輪センサ例えば車速センサ23等を用いてもよい。なお、位置検出器1が本発明の位置検出手段に相当する。
操作スイッチ群7は、例えば表示器10と一体になった周知のタッチパネル22もしくはメカニカルなスイッチが用いられる。メカニカルスイッチの他に、マウスやカーソル等のポインティングデバイスを用いてもよい。
また、マイク31および音声認識ユニット30を用いて種々の指示を入力することも可能である。これは、マイク31から入力された音声信号を、音声認識ユニット30において周知の隠れマルコフモデル等の音声認識技術により処理を行い、その結果に応じた操作コマンドに変換するものである。これら、本発明の進行方向転換タイミング条件設定手段に相当する、操作スイッチ群7,リモコン端末12,タッチパネル22,およびマイク31により、種々の指示を入力することが可能である。
制御回路8は通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU81,ROM82,RAM83,入出力回路であるI/O84,A/D変換部86,描画部87,時計IC88,およびこれらの構成を接続するバスライン85が備えられている。CPU81は、HDD21に記憶されたナビプログラム21pおよびデータにより制御を行う。また、CPU81からHDD21に対してデータの読み書きの制御ができなくなった場合のために、ROM82にナビゲーション装置100として必要最低限の動作を行うためのプログラムを記憶しておいてもよい。なお、制御回路8が本発明の進行方向転換判定手段,進行方向転換支援情報生成出力手段,進行方向転換タイミング到来判定手段に相当する。
A/D変換部86は周知のA/D(アナログ/デジタル)変換回路を含み、例えば位置検出器1などから制御回路8に入力されるアナログデータをCPU81で演算可能なデジタルデータに変換するものである。
描画部87は、HDD21等に記憶された道路地図データ21m(後述),表示用のデータや表示色のデータから表示器10に表示させるための表示画面データを生成する。
時計IC88はリアルタイムクロックICとも呼ばれ、CPU81からの要求に応じて時計・カレンダーのデータを送出あるいは設定するものである。CPU81は時計IC88から日時情報を取得する。また、GPS受信機5で受信したGPS信号に含まれる日時情報を用いてもよい。また、CPU81に含まれるリアルタイムカウンタを基にして日時情報を生成してもよい。取得された日時情報は、例えば走行履歴管理に用いられる。
HDD21には、ナビプログラム21pの他に位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、道路の接続を表した道路データを含む道路地図データベースである道路地図データ21mが記憶される。道路地図データ21mは、表示用となる所定の地図画像情報を記憶するとともに、リンク情報やノード情報等を含む道路網情報を記憶する。リンク情報は、各道路を構成する所定の区間情報であって、位置座標,距離,所要時間,幅員,車線数,制限速度等がリンク属性に含まれる。また、ノード情報は、交差点(分岐路)等を規定する情報であって、位置座標,右左折車線数,接続先道路リンク,距離コスト等から構成される。また、リンク間接続情報には、通行の可不可を示すデータなどが設定されている。
HDD21には経路案内の補助情報や娯楽情報、その他にユーザが独自にデータを書き込むことができ、ユーザデータ21uとして記憶される。また、ナビゲーション装置100の動作に必要なデータや各種情報はデータベース21dとしても記憶される。
ナビプログラム21p,道路地図データ21m,ユーザデータ21u,およびデータベース21dは、地図データ入力器6を介して記憶媒体20からそのデータの追加・更新を行うことが可能である。記憶媒体20は、そのデータ量からCD−ROMやDVDを用いるのが一般的であるが、例えばメモリカード等の他の媒体を用いてもよい。また、外部ネットワークを介してデータをダウンロードする構成を用いてもよい。
メモリ9はEEPROM(Electrically Erasable & Programmable Read Only Memory:電気的消去・プログラム可能・読出し専用メモリ)やフラッシュメモリ等の書き換え可能なデバイスによって構成され、ナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータが記憶されている。なお、メモリ9は、ナビゲーション装置100がオフ状態になっても記憶内容が保持されるようになっている。また、メモリ9の代わりにナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータをHDD21に記憶してもよい。さらに、ナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータをメモリ9とHDD21に分けて記憶してもよい。
表示器10は周知のカラー液晶表示器で構成され、ドット・マトリックスLCD(Liquid Crystal Display)およびLCD表示制御を行うための図示しないドライバ回路を含んで構成されている。ドライバ回路は、例えば、周知のアクティブマトリックス駆動方式が用いられ、制御回路8(描画部87)から送られる表示指令および表示画面データに基づいて表示を行う。また、表示器10として有機EL(ElectroLuminescence:電界発光)表示器,プラズマ表示器を用いてもよい。なお、表示器10が本発明の進行方向転換支援情報生成出力手段に相当する。
送受信機13は、例えば道路に沿って設けられた送信機(図示せず)から出力される光ビーコン、または電波ビーコンによってVICS(Vehicle Information and Communication System:道路交通情報通信システム,登録商標)センタ14から道路交通情報を受信、あるいはFM多重放送を受信するための装置である。また、送受信機13を用いてインターネット等の外部ネットワークに接続可能な構成としてもよい。
スピーカ15は周知の音声合成回路24に接続され、ナビプログラム21pの指令によってメモリ9あるいはHDD21に記憶されるデジタル音声データが音声合成回路24においてアナログ音声に変換されたものが送出される。なお、音声合成の方法には、音声波形をそのままあるいは符号化して蓄積しておき必要に応じて繋ぎ合わせる録音編集方式、文字入力情報からそれに対応する音声を合成するテキスト合成方式などがある。なお、スピーカが15本発明の進行方向転換支援情報生成出力手段に相当する。
車速センサ23は周知のロータリエンコーダ等の回転検出部を含み、例えば車輪取り付け部付近に設置されて車輪の回転を検出してパルス信号として制御回路8に送るものである。制御回路8では、その車輪の回転数を車両101の速度に換算して、車両101の現在位置から所定の場所までの予想到達時間を算出したり、車両101の走行区間毎の平均車速を算出する。
通信ユニット25は周知の無線通信機(アンテナを含む)として構成され、路上機(111〜115)との通信を行うために用いられる。通信ユニット25と路上機との通信は、例えば、ノンストップ料金自動支払システム(ETC)に使われている、周知のDSRC(Dedicated Short Range Communication:専用狭域通信)技術が用いられる。DSRCでは、5.8GHz帯の電波を使用し、数m〜30mの限定されたスポットにおいて最大4Mbpsの転送速度で双方向通信を行うことができる。DSRCを用いることで、通信対象を路上機近傍の車両に限定でき、隣接する車線を走行する車両への混信を防止することもできる。なお、通信ユニット25が本発明の対向車両走行状況情報取得手段,交通状態反映情報取得手段に相当する。
LAN I/F26は車内LAN27を介して他の車載機器やセンサとのデータの遣り取りを行うためのインターフェース回路である。また、LAN I/F26を介して車速センサ23からのデータ取り込みを行ってもよい。
このような構成を持つことにより、ナビゲーション装置100は、制御回路8のCPU81によりナビプログラム21pが起動されると、ユーザが操作スイッチ群7,タッチパネル22,リモコン端末12の操作、あるいはマイク31からの音声入力によって、表示器10上に表示されるメニュー(図示せず)から目的地経路を表示器10に表示させるための経路案内処理を選択した場合、次のような処理を実施する。
すなわち、まず、ユーザは目的地を探索する。目的地の探索方法は、例えば、地図上の任意の地点を指定する方法,目的地の所在する地域から探索する方法,目的地の電話番号から探索する方法,五十音表から目的地の名称を入力して探索する方法,あるいはユーザがよく利用する施設としてメモリ9に記憶されているものから探索する方法などがある。目的地が設定されると、位置検出器1により車両の現在位置が求められ、該現在位置を出発地として目的地までの最適な案内経路を求める処理が行われる。そして、表示器10の画面上の道路地図に案内経路を重ねて表示し、ユーザに適切な経路を案内する。このような自動的に最適な案内経路を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。また、表示器10およびスピーカ15の少なくとも一方によって、操作時のガイダンスや動作状態に応じたメッセージの報知を行う。
ブレーキセンサ33は、ブレーキペダル(図示せず)の踏み込み量を検出するもので、周知のポテンショメータを含んで構成される。ブレーキペダルを踏むと、ブレーキペダルの位置によりポテンショメータの抵抗値が変化して、その抵抗値に応じて発生する電圧値が制御回路8に送られる。制御回路8では、その電圧値に基づいてブレーキの作動状態を検出する。
Gセンサ34は、車両(101等)の前後方向の加速度を検出するためのもので、例えば、慣性力を受けると電荷を生じる圧電素子を含む圧電型加速度センサを含んで構成される。圧電型加速度センサは、圧電素子を一定の質量を有するベースで挟んだ構造になっている。発生した加速度と圧電素子に加わる慣性力との関係はニュートンの第2法則で表され、加速度に対して発生電荷は一次比例する。よって、発生した電荷を電圧値として取得し、その電圧値をA/D変換すれば加速度を算出することができる。
方向指示器スイッチ35は、車両(101等)が走行方向変更を行う際に周囲の車両・歩行者に知らせるための周知の方向指示器を作動させるためのスイッチである。方向指示器スイッチ35は、ウィンカーレバーとも呼ばれ、例えば車両のステアリングコラムに取り付けられている。
図3に路上機111の構成を示す。他の路上機(112〜115)の構成も同様である。路上機111は、路車間通信機111a,道路状況取得装置111b,情報処理装置111cを含んで構成される。
路車間通信機111aは、ナビゲーション装置100の通信ユニット25との間で通信を行う周知の無線通信機で、車両からの情報(詳細は後述)の取得および車両への情報送信を行う。
道路状況取得装置111bは、周知のレーダ,カメラ等を含み、対向車両走行状況や交通状態反映情報を取得する。カメラを用いる場合には周知の画像処理回路が含まれる。画像処理回路は、カメラにより撮影された映像信号に一般的な2値化処理を施すことにより、ピクセル毎のデジタル多値画像データに変換する。そして、得られた多値画像データから、一般的な画像処理手法を用いて車両等の所望の画像部分を抽出する。
情報処理装置111cは、例えば、ナビゲーション装置100の制御回路8あるいは路上機を統括する情報処理装置141(後述)と同様の構成をとる。また、情報処理装置141とのデータ通信を行うための通信I/Fも備えている。情報処理装置111cは、路車間通信機111aおよび道路状況取得装置111bから取得した対向車両走行状況や交通状態反映情報を、情報処理装置141へ送ったり、情報処理装置141から取得した情報を、路車間通信機111aを介して車両(ナビゲーション装置100)へ送信する。
歩行者検出機116は、歩行者検出部116a,情報処理装置116bを含んで構成される。歩行者検出部116aは、歩行者を検出するためのカメラや人感センサが含まれる。人感センサは、レーダ(電波,超音波等),赤外センサ,温度センサ(サーモグラフィ等),光電センサ等が用いられる。人感センサによる人(歩行者)の検出については周知であるので、詳細な説明は割愛する。
情報処理装置116bは、路上機111の情報処理装置111cと同様の構成をとり、歩行者検出部116aの検出結果に基づいて歩行者到来状況情報を取得し、情報処理装置141へ送る。
図4に情報処理装置141の構成を示す。情報処理装置141は、周知のパーソナルコンピュータあるいはワークステーションとして構成され、HDD143,通信I/F(Interface)144,表示部145,操作部146,およびこれらが接続された制御回路142を備えている。
HDD143には、情報処理装置141を作動させるオペレーティングシステム(OS)として機能するOSプログラム143Sと、OS上で稼動するアプリケーションとして機能するアプリケーションプログラム143Pと、データベース(DBと称することもある)143D等が記憶されている。
通信I/F144は、通信ネットワークを介して各路上機(111〜115),歩行者検出機116,および信号機制御装置150とのデータ通信を行うためのインターフェース機能を有するネットワークアダプタ等を含んで構成される。
表示部145は、液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等の表示器により構成される。操作部146は、マウス等のポインティングデバイスやキーボードなどの操作手段により構成される。
制御回路142は、CPU142a,ROM142b,RAM142c,入出力インターフェース(I/O)142d,ナビゲーション装置100の時計IC88と同様の構成をとる時計IC142f,およびこれらの構成を接続するバスライン142eを備えている。CPU142aは、HDD143に記憶されたOSプログラム143Sに基づいて制御を行う。OSプログラム143Sは、RAM142c上にてOS用ワークメモリ142Sを作業領域とする形で実行される。また、アプリケーションプログラム143Pは、RAM142c上においてアプリケーション用ワークメモリ142Pを作業領域とする形で実行される。
また、情報処理装置141は、信号機制御装置150から、交差点に設置された信号機(151,152等)からの信号機情報を取得する。信号機は少なくとも1台は交差点に設置されている周知の信号機制御装置150により、青・黄・赤の各信号の表示状態が制御されている。
以上の構成により、情報処理装置141は、交差点およびその周辺に設置された路上機(111〜115)からの対向車両走行状況や交通状態反映情報,歩行者検出機116からの歩行者到来状況情報,および信号機制御装置150からの信号機情報を取得し、これら情報を解析した後、その情報の内容に応じた路上機に情報を送る。各情報の詳細については後述する。
図5を用いて、情報処理装置141における情報解析処理について説明する。なお、本処理はアプリケーションプログラム143Pに含まれ、アプリケーションプログラム143Pの他の処理とともに繰り返し実行される。まず、信号機制御装置150から信号機情報を取得する(S11)。
次に、取得した信号機情報に基づいて、対向車両走行状況情報および交通状態反映情報を取得する路上機、進行方向転換支援情報を出力する路上機、および歩行者到来状況情報を取得する歩行者検出機を選択する(S12)。図1の例で車両101が右折する場合、交差点の略中央に設置された路上機111、車両101が走行してきた道路の対向車線上に設置された路上機112,113,115、車両101の右折先の道路上に設置された路上機114、および車両101の右折先の道路の横断歩道近傍に設置された歩行者検出機116が選択される。同じ符号が付与されていても、○(白丸印)で示される路上機は選択されない。つまり、青信号表示の路線の路上機と、青信号表示の路線の右折先の路上機(ハッチングのあるものと◎(二重丸のもの))のみが選択される。これにより、処理対象の路上機が限定されるため、情報処理装置141の処理負荷を軽減させることができる。以降、右折車両(車両と略記することもある)101を対象に説明を行うので、路上機はハッチングのあるものを指している。
各路上機は以下のようなデータを走行中の車両から受信する。
・路上機111:車両種別(大型車/普通車/小型車/2輪車など),方向指示器による右折表示の有無。
・路上機112:車両種別(大型車/普通車/小型車/2輪車など),車両のユニークコード(車両番号等),車速。
また、路上機112は、道路状況取得装置に含まれるカメラにより道路状況を撮影する。
・路上機113:車両種別(大型車/普通車/小型車/2輪車など),車両のユニークコード(車両番号等),車速。
・路上機114:車両種別(大型車/普通車/小型車/2輪車など),車両のユニークコード(車両番号等),車速。
また、路上機114は、道路状況取得装置に含まれるカメラにより道路状況を撮影する。
・路上機115:車両種別(大型車/普通車/小型車/2輪車など),車速。
路上機114,115は、交差点における設置場所は同じであるが、信号機(151)の状態によって役割が変わるので、分かりやすくするために符号を変えている。
・歩行者検出機116:横断歩道上および横断歩道近傍の歩行者の有無。
車両種別,車両のユニークコード(車両番号等)は、車両毎にメモリ9あるいはデータベースに予め記憶されている。また、車速は車速センサ23により検出されたものが用いられる。これらのデータは、路上機からの送信要求に応じて車両から送信される。
次に、上記で選択された路上機(111〜115)および歩行者検出機116から、進行方向転換支援情報を生成するために必要なデータを取得する(S13)。例えば、路上機で取得された全データを取得する。路上機111から取得したデータにより、右折車両の有無を特定できる。
路上機112,113,115から取得したデータにより、以下のような対向車両走行状況情報を取得できる。
・対向車両の有無:路上機において車両からの情報を取得できない場合、あるいは対向車線を撮影した画像情報に車両が写っていない場合は、対向車線を車両が走行していないため右折車両101が右折可能と判定できる。
・対向車両の速度:対向車両の速度と路上機113の交差点からの距離とに基づいて、該対向車両が交差点に進入するまでの時間を推定演算できるので、右折車両101が右折可能か否かを判定できる。また、該対向車両から加速度情報,ブレーキ情報を取得できれば、該対向車両が加速中か減速中かを判定できるので、推定演算の精度がよくなる。
・対向車両の走行間隔:対向車線を撮影した画像情報あるいは、対向車両からの情報の取得間隔および車速に基づいて、対向車両の走行間隔を求めることができ、右折車両101がその走行間隔内で右折可能か否かを判定できる。
・対向車両の予測進路および予測位置:対向車線を撮影した画像情報に車両が写っている場合、その車両の方向指示器の点滅状態を特定することで、予測進路を推定できる。例えば、図1において、路上機112で撮影された車両105の画像で、車両105の走行方向左側の方向指示器が点滅していれば、車両105が交差点を左折しようとしていることが分かるので、右折車両(101)は、車両103,104の走行方向によっては、交差点を右折可能でないと判定できる。また、路上機112で撮影された車両102の画像で、車両102の走行方向右側の方向指示器が点滅していれば、車両102が交差点を右折しようとしていることが分かるので、右折車両(101)は車両105が左折後に交差点を右折可能であると判定できる。
また、図1において、路上機113で撮影された車両106の画像で、車両106の走行方向右側の方向指示器が点滅していれば、車両106は車線変更を行っていることが分かる。よって、車両106の進路を予測することができる。
・対向車両の識別情報:識別情報(例えばナンバープレート)からも車両種別を特定できる。車両種別により加速・減速等の走行特性は異なる。また、2輪車は小さく見えても実際には交差点に接近していることが多く、大型車は遠くにいるのに大きく見えるので、右折できるにもかかわらず右折をためらうこともある。しかし、車両種別を考慮することより、対向車両が交差点に進入するまでの時間を推定演算する精度を向上させることができる。また、右折車両101からの見え方によらず、右折可能か否かの判定を正確に行うことができる。
また、路上機114から取得したデータにより、右折先の交通渋滞状況情報、あるいは交通規制状況を取得できる。
そして、上記で取得したデータに基づいて、路上機111に出力する送信用データ(進行方向転換支援情報あるいはその基となるもの)を生成する(S14)。送信用データには、以下のうちの少なくとも一つが含まれる。
・対向車線から車両が接近している場合は、その車両のユニークコード,速度および前車両との間隔。
・交差点から見た対向車線の状態(カメラ画像若しくはデータ処理された画像)。
・右折後の横断歩道に人が通っているか若しくは横断歩道に進入しようとしている歩行者の存在の有無。
・右折後の車線の込み具合の状態(カメラ画像若しくはデータ処理された画像)。
・対向車線を直進してくる車両の速度や予想位置。
最後に路上機111へデータ(進行方向転換支援情報あるいはその基となるもの)を送信する(S15)。
また、路上機113へは、右折車の有無,右折車がある場合にはその車両種別(大型車/普通車/小型車/2輪車など)を含むデータが送信され、路上機113から、近傍の車両(106)に対して、これらのデータが送信される。このデータを受信した車両の運転者は、前方の交差点に右折車両が存在することを事前に知ることができ、それに応じた運転を行うことができる。
そして、路上機111は受信したデータを車両111へ送信する。
なお、交差点については、車線数、道路の制限速度などを考慮して種類が分別されていて、これらの情報は情報処理装置141のデータベース143Dに交差点情報として記憶されている。そして、各路上機からその交差点情報が車両(101等)に対して送信されている。
図6を用いて、ナビゲーション装置100における、路上機111から受信したデータに基づく進行方向転換支援処理について説明する。なお、本処理はナビプログラム21pに含まれ、ナビプログラム21pの他の処理とともに繰り返し実行される。まず、車両101の現在位置情報を取得する(S31)。そして、道路地図データ21mを参照し、車両の現在位置が交差点内であるか否かを判定する。
車両の現在位置が交差点内である場合(S32:Yes)、方向指示器スイッチ35から方向指示器情報を取得する(S33)。方向指示器の状態が右折を示している場合(S34:Yes)、路上機111からデータを受信できるか否かを判定する(S35)。予め定められた時間内に路上機111からの電波を受信できなければ、データを受信できないと判定する。
路上機111からデータを受信できた場合(S36:Yes)、そのデータに基づいて、進行方向転換支援情報を作成・出力する進行方向転換支援情報作成出力処理を実行する(S37,後述)。
図7を用いて、図6のステップS37に相当する進行方向転換支援情報作成出力処理について説明する。本処理は、車両101が交差点内で右折待機していることが前提条件となる(S51)。路上機111から受信したデータ(以下、受信データと称する)に、路上機113より手前(交差点側)に対向車両が存在する情報が含まれているか否かを判定する。
図1の103,104のような対向車両が存在する場合(S52:No)、路上機113より手前に存在する対向車両が、交差点に到達する予想時間を算出し、その予想時間が予め定められた予想時間閾値より大きいか否かを判定する。
予想時間は対向車両の車速と、路上機113の交差点からの距離とによって算出することができる。予想時間を情報処理装置141で算出して、路上機111に送信してもよい。路上機113あるいは情報処理装置141が、対向車両の現在位置情報あるいは路上機113の通過時刻を取得できれば、予想時間の精度はよくなる。
対向車両が存在しない場合(S52:Yes)、あるいは予想時間が予め定められた予想時間閾値より大きい場合(S53:Yes)、受信データに含まれる右折先の交通渋滞状況情報あるいは交通規制状況情報(路上機114により取得されたもの)を参照し、路上機114の前方に余裕があるか否か、すなわち右折先が渋滞していないか否かを判定する。
また、対向車両が路上機113を通過した時刻を情報処理装置141,路上機111を介して車両101に送信するようにすれば、対向車両の車速と路上機113の交差点からの距離とによって、対向車両の交差点への到達予想時刻を算出できる。ステップS53での判定において、この到達予想時刻が、例えば、現在時刻に右折に要する時間を加えたものよりも遅い場合に、ステップS54の処理を実行してもよい。
右折先が渋滞していると判定された場合(S54:No)、路上機114の前方の車両(例えば107)がいなくなるか、すなわち右折余地が生じるか否かの判定を行う。路上機114では通過車両の車速情報を取得しているので、その車速情報を用いる。通過車両が発進・停止を繰り返している場合は、平均車速を用いる。そして、路上機114がカメラあるいはレーダにより検出している車両が検出されなくなるまでの予想時間を、車両あるいは車列の長さと、車速あるいは平均車速とにより算出する。
そして、右折先が渋滞していないと判定された場合(S54:Yes)、あるいは上記予想時間が、例えば、信号機の右折可能時間(青信号と右折信号表示時間の残り時間)のような予め定められた時間よりも小さい場合(S55:Yes)、歩行者到来状況情報を参照して、横断歩道上およびその近傍における歩行者の存在の有無を判定する。
信号機の青信号表示時間、右折信号表示時間は、情報処理装置141が信号機制御装置150から信号機情報として取得し、各路上機に送信する。信号機情報には、各信号の表示時間,現在の信号機の状態,信号機の表示が遷移した時刻,信号機制御装置150のもつ現在時刻情報が含まれる。
横断歩道上およびその近傍に歩行者が存在する場合(S56:No)、歩行者が横断中の場合(S57:No)、ステップS51へ戻り右折待機を継続する。横断歩道の近傍に歩行者が存在する場合は、その歩行者が横断歩道を横断することを想定して、歩行者が横断歩道へ到達する予想時間である横断歩道到達予想時間を算出する。歩行者検出機116の設置位置は既知であるため、歩行者と横断歩道との間の距離は、情報処理装置141および車両101のいずれにおいても算出可能である。歩行者の歩行速度の標準値は4km/hといわれているが、老人や子供等のいわゆる交通弱者を考慮して2km/hとしてもよい。
横断歩道上およびその近傍に歩行者が存在しない場合(S56:Yes)、あるいは横断歩道到達予想時間が、例えば車両が右折して横断歩道を通過するために要する時間のような予め定められた横断歩道到達予想時間閾値よりも大きい場合(S57:Yes)、受信データを参照して路上機112の近傍に直進車両の存在の有無を判定する。
路上機112の近傍に直進車両が存在する場合(S58:No)、対向する直進車線が渋滞中か否かを判定する。すなわち、路上機112および路上機115の近傍に車両が存在し、それら車両の車速が0km/hである場合に、対向する直進車線が渋滞中であると判定する。
路上機112の近傍に直進車両が存在しない場合(S58:Yes)、あるいは対向する直進車線が渋滞中である場合(S59:Yes)、車両101が右折可能すなわち進行方向転換タイミングが到来したと判定し、例えば「右折可能です」,「周りに注意して右折して下さい」のような、その旨のメッセージ(進行方向転換支援情報)を表示器10あるいはスピーカ15に出力する(S60)。
以下に、図1における実際の動作の概要を述べる。車両101が右折しようとしていて交差点内で待機しているときに、路上機111から、交差点の種類や形状,対向車両の有無,対向車線の車両の種別,車速,前車両との間隔,交差点映像,歩行者の有無,右折後の車線状況(対向車両走行状況情報,交通状態反映情報)が送られてくる。このデータを基に、右折タイミング(進行方向転換支援情報)を決定して運転手に出力する。
右折タイミングは交差点の種類、運転者の技量によって変化するので、ユーザが設定した条件の下、タイミングを報知するようにする。これは、操作スイッチ群7,タッチパネル22,リモコン端末12の操作、あるいはマイク31からの音声入力によって設定操作が行われ、設定内容は、例えば、基準タイミングよりも早くする/遅くするといったもので、設定番号やユーザID等のユーザを特定する情報と関連付けて、データベース21dあるいはメモリ9に記憶される。また、交差点の種類による関連付けは、例えば交差点の規模(大きさ)をパラメータとして行われる。
具体的には、交差点を右折するために要する右折所要時間、すなわち路上機111〜路上機114間の所要時間をT1、対向車両が交差点に進入する予想時間をT2とすると、まず、交差点の規模に応じてT1を補正する。例えば、データベース21dあるいはメモリ9に記憶される補正係数K1をT1に乗ずる。交差点の規模が大きくなるにつれてK1の値も大きくなる。そして、K1×T1とT2との差Tdを求める。例えばTd=2(秒)となるときを標準タイミングとし、運転者の技量に応じて0.5(秒)刻みでTdに加算する。データベース21dあるいはメモリ9には、Tdの値を記憶する。
また、複数車線ある場合、路上機113を通過後に車線変更をする車両もあるため、路上機112により撮影された映像を情報処理装置141を介してリアルタイムに路上機111から送信し、それを受信した右折車両の表示器10に表示する。若しくは画像処理をして、車線変更を行う車両がいるかどうかを判定して右折タイミングを報知するためのデータとする。
また右折車両101の表示器10には対向車線の直進車両(102〜106)の画像もしくは模式図を動画もしくは一定の時間間隔で表示することにより、直進車両の位置を確認することができる。
対向車線の直進車両(102〜106)については、路上機113を通過する際に右折車両101が存在することを受信するので、これら車両の表示器に、右折車両101が存在することを示す。
上記説明は、左側通行における右折を例に挙げたものであるが、右側通行における左折の場合にも適用することが可能である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
交差点安全運転支援装置の構成を示す図。 車両用ナビゲーション装置の構成を示す図。 路上機の構成を示す図。 情報処理装置の構成を示す図。 路上機における情報解析処理を説明するフロー図。 進行方向転換支援処理を説明するフロー図。 進行方向転換支援情報作成出力処理を説明するフロー図。
符号の説明
1 位置検出器(位置検出手段)
7 操作スイッチ群(進行方向転換タイミング条件設定手段)
8 制御回路(進行方向転換判定手段,進行方向転換支援情報生成出力手段,進行方向転換タイミング到来判定手段)
9 メモリ
10 表示器(進行方向転換支援情報生成出力手段)
15 スピーカ(進行方向転換支援情報生成出力手段)
21 ハードディスク装置(HDD)
21d データベース
21m 道路地図データ
22 タッチパネル(進行方向転換タイミング条件設定手段)
25 通信ユニット(対向車両走行状況情報取得手段,交通状態反映情報取得手段)
30 音声認識ユニット
31 マイク(進行方向転換タイミング条件設定手段)
100 車両用ナビゲーション装置
101 (右折)車両
102〜107 車両
111〜115 路上機
111c 情報処理装置
116 歩行者検出機
141 情報処理装置
150 信号機制御装置

Claims (6)

  1. 自車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
    前記自車両が交差点において対向車線を横切って進行方向を転換しようとしているか否かを判定する進行方向転換判定手段と、
    前記対向車線における対向車両の走行状況および該対向車両の種別を識別する識別情報を含む対向車両走行状況情報を取得する対向車両走行状況情報取得手段と、
    前記自車両の進行方向転換先の交通状態を反映した交通状態反映情報を取得する交通状態反映情報取得手段と、
    取得した前記対向車両走行状況情報,前記交通状態反映情報,前記自車両の現在位置,および前記進行方向転換判定手段の判定結果に基づいて、前記自車両の進行方向転換タイミングが到来したか否かを判定する進行方向転換タイミング到来判定手段と、
    前記進行方向転換タイミングが到来したことを示す進行方向転換タイミング到来情報を含む、前記自車両の進行方向転換支援情報を生成・出力する進行方向転換支援情報生成出力手段と、
    を備えることを特徴とする交差点安全運転支援装置。
  2. 前記対向車両走行状況情報は、当該対向車線を走行する対向車両の有無,前記対向車両の速度,前記対向車両の走行間隔,前記対向車両の予測進路および予測位置,および当該対向車線を撮影した画像情報のうち少なくとも一つを含む請求項1に記載の交差点安全運転支援装置。
  3. 前記交通状態反映情報は、前記自車両の進行方向転換先の渋滞状況を示す交通渋滞状況情報、あるいは前記自車両の進行方向転換先の交通規制状況を示す交通規制状況情報を含む請求項1または請求項2に記載の交差点安全運転支援装置。
  4. 前記交通状態反映情報は、前記自車両の進行方向転換先における歩行者の到来状況を示す歩行者到来状況情報を含む請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の交差点安全運転支援装置。
  5. 運転者の設定操作入力によって、前記自車両の進行方向転換タイミングが到来したか否かを判定するための条件を設定する進行方向転換タイミング条件設定手段を備える請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の交差点安全運転支援装置。
  6. 前記進行方向転換タイミング到来判定手段は、前記対向車両走行状況情報に前記対向車線が渋滞中かつ前記対向車両が停止している状況が含まれている場合、前記自車両の進行方向転換タイミングが到来したと判定する請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の交差点安全運転支援装置。
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