JP4966037B2 - 人工芝生及び人工芝生の製造方法 - Google Patents

人工芝生及び人工芝生の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4966037B2
JP4966037B2 JP2007021055A JP2007021055A JP4966037B2 JP 4966037 B2 JP4966037 B2 JP 4966037B2 JP 2007021055 A JP2007021055 A JP 2007021055A JP 2007021055 A JP2007021055 A JP 2007021055A JP 4966037 B2 JP4966037 B2 JP 4966037B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turf
leaf
leaves
lawn
artificial lawn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007021055A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008184860A (ja
Inventor
康博 柴田
真也 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
Priority to JP2007021055A priority Critical patent/JP4966037B2/ja
Publication of JP2008184860A publication Critical patent/JP2008184860A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4966037B2 publication Critical patent/JP4966037B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Description

本発明は、合成樹脂製の芝葉を用いて形成された人工芝生及び人工芝生の製造方法に関するものである。
単に合成樹脂製の芝葉を用いた人工芝生では、天然芝生のような風合いを得るのが困難であることから、天然芝生に近い風合いと芝葉の起立性とを両立させるべく、例えばナイロン70〜99重量%とポリエチレン1〜30重量%とからなる樹脂組成物を内層とし、ポリエチレンを外層とした複合ヤーンからなる多目的グラウンド向け人工芝用パイルヤーンが開示されている。
特開2003−342848号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような従来の人工芝生では、複数種類の樹脂からなる芝葉を同時に植設する必要があり、製造条件等が繁雑なものとなる恐れがあった。また一方の合成樹脂からなる芝葉にへたりが生じた場合、他方の合成樹脂からなる芝葉のみが起立した状態となることで、時間の経過と共に自然な風合いが失われるものであった。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、製造条件等が繁雑とならず簡便に形成することができ、また長期に亘って自然な風合いを保持することができる人工芝生及び人工芝生の製造方法を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わる人工芝生は、合成樹脂製の芝葉が基布に植設されて形成され、前記芝葉が、同一種類で且つ熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂から形成され、前記芝葉は、ポリエチレン製の第一及び第二の芝葉を含み、該第一の芝葉及び第二の芝葉とは、ヤーンの成形時における延伸度合いを変更して熱収縮率が異なるようになされて、同一の長さで基布に植設された前記第一及び第二の芝葉の長さが、前記熱収縮によって、第一の芝葉は40〜75mmとなされると共に、第二の芝葉の長さは前記第一の芝葉よりも短くなされていることを特徴とするものである。
本発明に係わる人工芝生によれば、芝葉が熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂から形成されていることで、芝葉を加熱した場合に収縮した芝葉の長さがばらついて簡便に自然な風合いを得ることができる。また同一種類の合成樹脂を用いていることで、へたりなどが生じても全体的にその度合いに大差が生じることがなく、自然な風合いを長期に亘って保持することができる。
ここで同一種類の合成樹脂とは、例えばポリエチレン樹脂は高密度ポリエチレン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂等の種類があり、またグレードやヤーンへの成形条件等によって熱収縮率が異なるが、これらのいずれかを選択してもポリエチレン樹脂として同一種類であるというものである。
また前記芝葉は、熱収縮率の異なる第一及び第二の芝葉を含み、第一の芝葉と第二の芝葉との熱収縮率の差が、合成樹脂の軟化点以下の温度で2〜10%となされていれば、芝葉の過度な変形を起こすことなく長さのばらつきを生じさせることができ好ましい。
また本発明に係わる人工芝生の製造方法は、同一種類で且つ熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂を用いて形成した芝葉を基布に植設し、前記合成樹脂の軟化点以下の温度に加熱すると共に、前記芝葉は、ポリエチレン製の第一及び第二の芝葉を含み、該第一の芝葉と第二の芝葉とは、ヤーンの成形時における延伸度合いを変更して熱収縮率が異なるようになされて、同一の長さで基布に植設された前記第一及び第二の芝葉の長さが、前記熱収縮によって、第一の芝葉は40〜75mmとなされると共に、第二の芝葉の長さは前記第一の芝葉よりも短くなされていることを特徴とするものである。
本発明に係わる人工芝生の製造方法によれば、芝葉を熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂から形成していることで、芝葉を加熱した場合に収縮した芝葉の長さがばらついて簡便な工程により自然な風合いの人工芝生を得ることができる。また同一種類の合成樹脂を用いていることで、へたりなどが生じても全体的にその度合いに大差が生じることがなく、自然な風合いを長期に亘って保持する人工芝生を得ることができる。
また前記芝葉が植設された基布の裏面には、芝葉の抜け止め用のバッキング材が設けられ、該バッキング材の加熱硬化時に芝葉の収縮を図るようにすれば、バッキング材の硬化と芝葉の収縮を同時に行って更に工程を簡便なものとでき好ましい。
本発明に係わる人工芝生によれば、芝葉が熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂から形成されていることで、芝葉を加熱した場合に収縮した芝葉の長さがばらついて簡便に自然な風合いを得ることができる。また同一種類の合成樹脂を用いていることで、へたりなどが生じても全体的にその度合いに大差が生じることがなく、自然な風合いを長期に亘って保持することができる。
また本発明に係わる人工芝生の製造方法によれば、芝葉を熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂から形成していることで、芝葉を加熱した場合に収縮した芝葉の長さがばらついて簡便な工程により自然な風合いの人工芝生を得ることができる。また同一種類の合成樹脂を用いていることで、へたりなどが生じても全体的にその度合いに大差が生じることがなく、自然な風合いを長期に亘って保持する人工芝生を得ることができる。
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1は、本発明に係わる人工芝生の、実施の一形態を示す縦断面図である。人工芝生10は、ポリプロピレン樹脂製の基布2に、ポリエチレン樹脂製の芝葉1が植設され、芝葉1が植設された基布2の裏面には、芝葉1の抜け止めを図るポリウレタン系樹脂製のバッキング材3が設けられている。芝葉1は、第一の芝葉11と第二の芝葉12とからなるもので、60℃〜90℃の加熱による熱収縮率は、第二の芝葉12のほうが約5%大きくなされている。熱収縮率は、芝葉1として用いるヤーンを1mの長さに切断し、所定温度(例えば80℃)にて10分間加熱した場合の寸法の減少割合にて求めることができる。本実施形態における人工芝生10は、基布2上に充填材を充填するロングパイルタイプのものであり、第一の芝葉11の長さは40〜75mmとなされている。例えば80℃で第一の芝葉11の熱収縮率が3%、第二の芝葉12の熱収縮率が8%である場合、同一の長さで第一及び第二の芝葉1を植設し、80℃に加熱すると、第一の芝葉11と第二の芝葉12は先端付近で2〜4mmの差が生じ、この先端付近における長さのばらつきによって人工芝生10に自然な風合いを生じさせることができる。
バッキング材3は、液状のポリウレタン系樹脂を基布2の裏面に塗布し、60〜100℃にて5〜15分間加熱して硬化させるものであるが、このバッキング材3の硬化温度及び時間と、複数種類の芝葉1に生じさせる所望の長さの差に合わせて、第一の芝葉11及び第二の芝葉12の熱収縮率を設定することで、芝葉1を収縮させるのに別途加熱を行う必要がなくなり、形成に係わる工程は更に簡便なものとできる。
芝葉1に異なる熱収縮率を具備させるには、ポリエチレン樹脂を用いた場合には、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン及び直鎖状低密度ポリエチレンといった、同一種類でありながら物性の異なるポリエチレン樹脂を選択して用いたり、合成樹脂中に炭酸カルシウムや木粉等の充填材を配合したり、ヤーンの成形時における延伸度合いを変更したり、これらの手段を組み合わせたりして異なる熱収縮率とすることができる。また熱収縮率の異なる芝葉1は、同一種類の合成樹脂を用いていれば二種類の熱収縮率のものに限定されず、三種類以上の熱収縮率を備えた芝葉1を用いてもよい。
本発明に係わる人工芝生の、実施の一形態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 芝葉
11 第一の芝葉
12 第二の芝葉
2 基布
3 バッキング材
10 人工芝生

Claims (4)

  1. 合成樹脂製の芝葉が基布に植設されて形成され、前記芝葉が、同一種類で且つ熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂から形成され、
    前記芝葉は、ポリエチレン製の第一及び第二の芝葉を含み、該第一の芝葉及び第二の芝葉とは、ヤーンの成形時における延伸度合いを変更して熱収縮率が異なるようになされて、同一の長さで基布に植設された前記第一及び第二の芝葉の長さが、前記熱収縮によって、第一の芝葉は40〜75mmとなされると共に、第二の芝葉の長さは前記第一の芝葉よりも短くなされていることを特徴とする人工芝生。
  2. 前記芝葉は、前記第一の芝葉と第二の芝葉との熱収縮率の差が、合成樹脂の軟化点以下の温度で2〜10%となされていることを特徴とする請求項1に記載の人工芝生。
  3. 同一種類で且つ熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂を用いて形成した芝葉を基布に植設し、前記合成樹脂の軟化点以下の温度に加熱すると共に、
    前記芝葉は、ポリエチレン製の第一及び第二の芝葉を含み、該第一の芝葉と第二の芝葉とは、ヤーンの成形時における延伸度合いを変更して熱収縮率が異なるようになされて、同一の長さで基布に植設された前記第一及び第二の芝葉の長さが、前記熱収縮によって、第一の芝葉は40〜75mmとなされると共に、第二の芝葉の長さは前記第一の芝葉よりも短くなされていることを特徴とする人工芝生の製造方法。
  4. 前記芝葉が植設された基布の裏面には、芝葉の抜け止め用のバッキング材が設けられ、該バッキング材の加熱硬化時に芝葉の収縮を図るようにすることを特徴とする請求項3に記載の人工芝生の製造方法。
JP2007021055A 2007-01-31 2007-01-31 人工芝生及び人工芝生の製造方法 Expired - Fee Related JP4966037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007021055A JP4966037B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 人工芝生及び人工芝生の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007021055A JP4966037B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 人工芝生及び人工芝生の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008184860A JP2008184860A (ja) 2008-08-14
JP4966037B2 true JP4966037B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=39728092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007021055A Expired - Fee Related JP4966037B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 人工芝生及び人工芝生の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4966037B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6772552B2 (ja) * 2016-05-25 2020-10-21 住友ゴム工業株式会社 人工芝
JP6838301B2 (ja) * 2016-06-27 2021-03-03 住友ゴム工業株式会社 人工芝
JP7073660B2 (ja) * 2017-09-26 2022-05-24 住友ゴム工業株式会社 人工芝
CN111472079B (zh) * 2020-04-14 2022-03-11 江苏共创人造草坪股份有限公司 一种低收缩机织布、低收缩铺地材料及其制备方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3292897B2 (ja) * 1993-10-07 2002-06-17 大塚化学株式会社 人工芝生
JP3036336B2 (ja) * 1993-12-14 2000-04-24 東レ株式会社 人工芝
JP3480543B2 (ja) * 1996-02-20 2003-12-22 ダイヤテックス株式会社 人工芝生
JP3874901B2 (ja) * 1997-08-18 2007-01-31 住友ゴム工業株式会社 人工芝生
JP3924061B2 (ja) * 1998-02-24 2007-06-06 萩原工業株式会社 競技場等に用いる人工芝生およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008184860A (ja) 2008-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4966037B2 (ja) 人工芝生及び人工芝生の製造方法
KR101398802B1 (ko) 열차단 기능의 인조잔디 조성물 및 이를 이용한 인조잔디 구조체
JP6944112B2 (ja) フィラメント、構造体及びその製造方法
EP1129731A3 (en) Compositions, processes and methods of improving the wear resistance of prosthetic medical devices
DE60134352D1 (de) Methode zur Herstellung von bioabbaubaren Polyhydroxyalkanoat-copolymeren mit verbesserten Kristallisationseigenschaften
CN101135066A (zh) 人工草皮用的线,人工草皮及生产该线的模具和应用
KR20150105146A (ko) 인조잔디 및 그 제조방법
US7712252B2 (en) Method of manufacturing a growth substrate
KR102114551B1 (ko) 항균지속성 고무제품 및 그 제조방법
JP2017160731A (ja) 人工芝
KR100927100B1 (ko) 인조 잔디 제조 방법
WO2019238906A3 (en) Toothbrush handle, toothbrush and methods of manufacturing
CN104411886A (zh) 人工草坪
KR20110033971A (ko) 인조잔디용 직립성 파일
EP2899301B1 (en) Method for producing an artificial fiber, artificial fiber produced and use thereof
US20080085382A1 (en) Landscape Fabric
KR102612289B1 (ko) 형상기억 인조 잔디 및 그 제조 방법
KR101977179B1 (ko) 3중 구조의 파일원사를 이용한 골프장 티 꽂이 매트 제조방법
JP6838301B2 (ja) 人工芝
JP2007020508A (ja) 水耕栽培資材
WO2007077193A1 (en) A composition for lawns comprising cork and lawns employing said composition
US753287A (en) Tile and tile-setting
KR20110032986A (ko) 통공이 형성된 인조잔디 구조물용 탄성칩
WO2023014220A1 (en) Artificial turf, method for manufacturing artificial turf and method for recycling an artificial turf into polyester granules
USD46481S (en) Design for a tibe-casing

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees