JP4958046B2 - アンコンジャケット - Google Patents

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本発明は、アンコンジャケット、さらに詳しくは、芯地と肩パッドを一切使用することなく良好な外形と外観体裁を保持するアンコンジャケットに関する。
背広など折り返し襟を備えたジャケット型の上着は、前身頃を中心に表布の裏面側に多数の芯地を縫着もしくは接着すると共に、肩の部分にパッドを埋設することによって、着用時にはもちろんのこと、脱衣時にも美麗な外形(主に、下襟の折り返し部を中心とする襟のライン・肩のライン・袖付け部のライン)と外観体裁(主に、肩や胸の立体的な曲面部に皺を伴うことなく形成される自然な丸み)を保持している。
図5は、これまで一般的に提供され着用されてきたジャケット型の上着の代表的な例(テーラードジャケット型の上着)であって、左前身頃10とこれに縫着或いは一体に連設されて折り返し襟(下襟)を形成した見返し11を中心に切り欠きを施し、標準的な芯地と肩パッドの装着例を示したものである。
図示の通り、この種の上着においては、前身頃10と、その合わせ側端縁に連設され折り返して下襟を形成する見返し11の裏面のほぼ全域に芯地10a、11aが設けられていると共に、前身頃10の肩から胸の部分には胸増芯10b・フェルト芯10c・肩バス芯10dが順次積層され、さらに前身頃10の袖ぐり部に肩パッド10eを埋設すると共に、襟ぐり部に縫着される上襟12にも襟芯12aが設けられている。
このように、従来のジャケット型の上着は、多用された芯地と肩パッドによって美麗な外形と外観体裁が与えられ保持される反面、これら芯地と肩パッドの存在が上着の重量の少なくとも半ば近くを占めると共に通気性を阻害し、制作・製造の手間とコストを大きく押し上げているほか、水に浸した場合の表裏の布地と間に挟まれて位置する芯地の縮率が異なることから丸洗いを困難にする上に、水に濡れる可能性の高い場面で着用される制服類などへの普及も妨げてきた。
このため、上着に対する軽量化と通気性の要請が強い夏着を中心に、芯地や肩パッドの一部または全部を除いたアンコンジャケットも従来から提案されている(アンコンジャケットは、un-constructed jacketの略である)。
特開平7−82602号公報 特開平8−134703号公報
しかしながら、ジャケット型の上着から芯地や肩パッドを除くと、上着の基本的な外形を保持することさえできず、肩のラインがだらしなく曲がり落ち、下襟の折り返し位置が定まらない上に、下襟表面に皺や捩れが生じて端部が不体裁に垂れるなど、脱衣時はもちろん、着用時にもジャケット型の上着と呼ぶに値する外形と外観体裁を確保できなかった。
このため、従来のアンコンジャケットの提案例においても、芯地や肩パッドを完全に除くことは事実上断念されており、芯地や肩パッドを維持したまま、或いは使用する素材に軽量化や通気性を求め(特許文献1)、或いは裏地の面積を極限まで縮小して軽量化や通気性を確保しようとする(特許文献2)に止まっていた。
しかし、芯地や肩パッドが上着重量の半ば近くを占め、また通気性を損なう最大の要因である以上、芯地や肩パッドを維持したまま、効果的な軽量化や通気性の改善を実現することができる筈もない。
その他、芯地や肩パッドを完全に除いたアンコンジャケットを実現する上で利用できる有効な従来技術を見出すことは困難であり、僅かに芯地の形態を簡素化するものが散見されるが、上記特許文献1並びに2と同様に、芯地や肩パッドを維持しなければならないから、アンコンジャケットに寄せられてきた多くの要請に応えることはできず、アンコンジャケットと呼ぶこと自体が困難である。
本発明は、従来から寄せられながら叶えられることのなかった要請に応え、芯地や肩パッドを一切用いることなく良好な外形と外観体裁を保持するアンコンジャケットの提供を課題とし目的とするものである。
本発明の第1の特徴は、芯地と肩パッドを一切使用しないアンコンジャケットであって、前身頃が、通常外形の表布と、見返しを連設する合わせ側の端縁部において重ね合わせた表布の外形端縁から外側へはみ出す膨出部を設けた裏布とからなり、前記見返しを連設する合わせ側の端縁部において外形を異にする前記表布と前記裏布の外形端縁を揃えた状態で縫着されてなることを特徴とするアンコンジャケットである。
本発明の第2の特徴は、前記前身頃の前記裏布が、襟ぐり部において重ね合わせた前記表布の外形端縁から外側へはみ出す膨出部を設けられてなり、該襟ぐり部において外形を異にする前記表布と外形端縁を揃えた状態で縫着されてなることを特徴とする。
本発明の第3の特徴は、前記前身頃の前記裏布が、袖ぐり部において重ね合わせた前記表布の外形端縁から外側へはみ出す膨出部を設けられてなり、該袖ぐり部において外形を異にする前記表布と外形端縁を揃えた状態で縫着されてなることを特徴とする。
本発明の第4の特徴は、前記前身頃の前記裏布が、肩の後方位置から袖ぐり部の上端部に至る部分において重ね合わせた前記表布の外形端縁より内側に位置する後退部を設けられてなり、該肩の後方位置から袖ぐり部上端にわたる部分において外形を異にする前記表布と外形端縁を揃えた状態で縫着されてなることを特徴とする。
本発明によれば、前身頃を構成する裏布に通常の外形の表布とはその形状が全く異なる特定の外形を与え、これによって曲面部や屈曲部における表布と裏布の内外径差が生み出す不安定な負荷を解消しているから、この前身頃を用いることによって、芯地や肩パッドを一切使用することなく良好な外形と外観体裁を保持するアンコンジャケットを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明者は、被服制作者としての長年にわたる経験と研究によって、芯地と肩パッドを取り除いたアンコンジャケットから良好な外形と外観体裁を奪う原因を見出し特定した。
即ち、本発明者の研究によれば、従来のジャケット型の上着においては、外形と外観体裁の形成並びに保持を芯地と肩パッドが全面的に担っており、前身頃を構成するために裁断される表布と裏布の形状やこれらの縫製方法は、上着の外形や外観体裁の形成・保持に資するところがなく、逆に芯地や肩パッドを除いた場合に上着の外形や外観体裁を損なうものでしかない。
しかるに、従来のアンコンジャケットでは、外形や外観体裁を支える芯地や肩パッドを取り除いた場合にも、前身頃を構成する表布と裏布の形状と縫製を、芯地や肩パッドに依存した従来方法のまま踏襲してきたため、上着の良好な外形と外観体裁を形成し保持することができないばかりか、却ってこれらを阻み損なってしまっていたのである。
即ち、従来のジャケット型の上着においては、芯地を挟んで縫着される前身頃の表布と裏布が同形・同寸に裁断され、それぞれの外形端縁を揃えて縫い合わせることを鉄則としていた(ただし、正確に外形を一致させ、端縁を揃えて縫着すべきとされていたのは、上着の主要な外形ラインを画すると考えられた、肩・襟ぐり・袖ぐりの部分と、見返しを連設し折り返して下襟を形成する合わせ側の端縁部分であって、ボタンホール部から裾に向かう合わせ側部分や、脇を介しダーツをとって後身頃に縫着する袖ぐり終端部から裾に向かう部分の裏布の外形は、使用する芯地との関係で制作者の自由に委ねられている)。
ここで、同形・同寸の外形を与え、外形端縁を揃えて縫い合わせた表布と裏布は、両者を重ねた平面状態では、所望の平面外形と外観体裁を形成して保持することができるが、両者を重ねたまま曲面を形成し或いは屈曲させた場合、その外形は崩され、表面に不体裁な皺や捩れを生じることが避けられない。
その理由は、図3に示す通り、同形・同寸の2枚の布を重ねた状態で曲面を形成し(図3のa)、或いは屈曲させた場合(図3のb)、上下の布の間には少なくとも下に位置する布Lの厚さ分の内外径差が生まれることとなり、この内外径差のために、終端部では下に位置する布Lに対して上に位置する布Uの長さもしくは幅が不足してズレGが生じるからである。
従来のアンコンジャケットにおいては、曲面を形成させまたは屈曲させた2枚の布が終端部で内外径差に基づくズレGを生じているにも拘わらず、両者のズレた外形端縁を揃えて縫着しているから、図4に示すように、両者の表面と縫着部分にはこのズレに基づく不安定な負荷が加わり、この負荷が縫着された2枚の布によって形成され保持されるべき外形と表面体裁を阻み損なってしまうのである。
なお、図4では、終端部を揃えて縫着した上下2枚の布に対する内外径差の影響を模式的に示すため、上に位置する布Uの張った状態と下に位置する布Lの弛んだ状態を誇張して示したが、この状態が保持される訳ではなく、長さや幅が足りず張った状態に置かれた上に位置する布Uが下に位置する布Lに対して引っ張る負荷を加える結果、上に位置する布Uの張った形状も大きく崩され、重ねられた上下の布の双方ともに或いは弛み或いは歪んだ外形と外観を呈することになる。
例えば、上着の前身頃を構成する表布と裏布において、見返しを連設し折り返して下襟を形成すべき合わせ側端縁の外形を同形・同寸とし、両者の端縁を揃えた状態で縫着し、この部分から連設される見返しを前身頃の表側に折り返した場合、連設され折り返された前身頃と見返しの全体を通じた屈曲領域で上に位置する布と下に位置する布の内外径差が生まれ、屈曲領域の上に位置する前身頃の裏布が下に位置する表布に対して折り返し位置と逆方向へ引き付ける負荷を加え、折り返し位置自体が安定的に定められなくなる上に、表面側に折り返された下襟も屈曲領域全体の内外径差によって折り返し位置の方向へ引き付ける負荷を受けることとなり、折り返し襟部分の外形と外観体裁を形成することも保持することもできなくなる。
このように、従来のアンコンジャケットにおいて、芯地や肩パッドを取り除いた場合に、良好な外形や外観体裁を形成・保持することができなかった原因は、屈曲部や曲面部で前身頃を構成する表布と裏布の間に生まれる内外径差と、内外径差が生み出すズレ並びに不安定な負荷を考慮していなかったためであることになる。
図1は、本発明に係るアンコンジャケットの一例を示すもので、アンコンジャケットJの前身頃10、下襟として折り返された見返し11、上襟12に設けた切り欠きが示すように、芯地や肩パッドは一切用いておらず、にも拘わらず良好な外形と外観体裁を形成し保持することを可能にしているのは、以下に説明する通り、前身頃を構成する裏布の所定位置に表布とは異なる外形を与えることで、曲面部や屈曲部におかれた表布と裏布の内外径差が生み出すズレとこれに基づく不安定な負荷を解消したことによる。
図2のaは、本実施形態に係るアンコンジャケットに用いられている左前身頃の表布1を示すもので、その外形は従来のジャケットと同様に通常一般のものであるが、図2のbに示すごとく、この表布1と外形端縁を揃えて縫着し前身頃を構成すべき裏布2の所定位置に、表布1とは異なる外形を与えて裁断している。
即ち、表布1と裏布2を重ね合わせた図2のcが示すように、折り返して下襟を形成すべき見返しを連設する前身頃の合わせ側の端縁部(1a−2a)と、襟ぐり部(1b−2b)と、袖ぐり部(1d−2d)とについて、表布1と裏布2の外形を比較すると、裏布2の外形端縁には、重ね合わせた場合の表布1の外形端縁から外側へはみ出す合計3個所の膨出部Pが設けられ、この膨出部Pを有する裏布2の外形端縁と表布1の外形端縁を揃えた状態で縫着して前身頃を形成するよう構成している。なお、図示の裏布2は、袖ぐり2dの終端部から裾にかけて大きく切り欠かれ、表布1の外形と明らかに異なる形状を呈しているが、この部分はアンコンジャケットの外形や外観体裁と直接関わるところのない部分で、従来のジャケット型の上着においても制作者・製造者の自由に委ねられており、もちろん表布1と外形端縁を揃えて縫着する必要もない。
このように、本実施形態に係るアンコンジャケットにおいては、前身頃を構成する裏布2の上記所定位置に合計3個所の膨出部Pを設け、重ね合わせて縫着すべき表布1とは異なる外形を与えた上で、表布1と裏布2の異なる外形端縁を揃えた状態で縫着するため、縫着された表布1と裏布2を重ねた平面状態のままで安定した外形と外観が形成される訳ではないが、前身頃に欠かせない曲面部や屈曲部を与えた場合には、裏布2の所定位置に加えられた膨出部Pの存在が表布1と裏布2の内外径差によって生み出されるズレとこれに基づく不安定な負荷を解消し、上着の良好な外形や外観体裁の形成と保持を可能なものにする。
即ち、本実施形態に係るアンコンジャケットは、折り返して下襟を形成すべき見返しを連設する前身頃の合わせ側の端縁部分2aにおいて、裏布2に重ねた表布1の端縁からはみ出る膨出部Pを与えた上で両者の外形端縁を揃えて縫着するため、この部分に見返しを連設し折り返して下襟を形成した場合、折り返し領域に位置する表布1と裏布2の内外径差が生み出すズレを裏布2の上記膨出部Pが相殺することとなり、下襟の折り返し位置に対しても下襟の表面や縫着端部に対しても、内外径差に起因する不安定な負荷が加わることがなく、下襟の形状と折り返しラインを良好に形成し保持することができる。
特に、図示実施形態では、裏布2の袖ぐり部2dの下部にも膨出部Pを設けているから、下襟の折り返し位置から袖付け位置にわたる前身頃の全体において、その外形や外観体裁を損なう横方向の不安定な負荷が加わることはないから、折り返された下襟の外形と外観体裁が良好に形成・保持されるばかりでなく、前身頃の胸部を中心とする自然な立体感や袖付け部のラインも良好に形成・保持されることになる。
また、裏布2の襟ぐり部2bにも重ね合わせた表布1の外形端縁を超え出る膨出部Pを与えた上で、表布1と裏布2の外形端縁を揃えた状態で縫着しており、この膨出部Pが前身頃の胸や肩の部分に形成された立体的な曲面が生み出す内外径差によるズレを相殺するので、該部に縫着された上襟と前身頃に対して縦方向の不安定な負荷が加わることはなく、上襟から下襟にわたる襟全体の美麗なラインが形成され保持されることになる。
さらに、図示実施形態では、裏布2の肩の後方位置(2c)から袖ぐり部(2d)の上端部にわたる部分において、裏布2と表布1を重ね合わせた場合に、裏布2の外形端縁を表布1の外形端縁より内側に位置するようにした後退部Rを設けた上で、表布1と裏布2の外形端縁を揃えた状態で縫着しており、この後退部Rの存在によって表布1と裏布2の間に内外径差を生じさせ或いは増大させる構成をとっているが、敢えて生み出されたこの内外径差に基づく負荷を肩の部分に加えることで、より美麗な曲面とラインが得られる。
即ち、裏布2の前記所定位置に設けられた膨出部Pの存在によって、表布1と裏布2の内外径差に起因する不自然・不安定な負荷が解消されたことで、この前身頃と後身頃を縫着して形成される肩の自然な丸みと良好なラインは既に確保されているが、裏布2の肩の後方位置(2c)から袖ぐり(2d)の上端部にわたる後退部Rによって意図的に生み出された内外径差に基づく限られた負荷を肩の部分に加えれば、形成されている自然な丸みとラインを適度に引き締める効果を奏し、皺の発生も防ぐことができるから、肩部の外形と外観体裁がより美麗なものになる。
この点で、前身頃部分における良好な外形と外観体裁は、基本的には、表布1と裏布2の内外径差が生み出すズレとこれに基づく不安定な負荷を解消することで確保されるが、意図的に生み出された内外径差とこれに基づく計算された負荷を利用することで、良好に形成され保持された外形と外観体裁をさらに美麗に仕上げることも可能なのである。
このように、通常外形の表布と、所定位置に膨出部や後退部を設けて表布と異なる外形を与えた裏布を縫着して前見頃を構成することで、良好な外形と外観体裁を確保した前身頃を形成することができるから、この前身頃と後身頃や袖を縫着し、ポケット部を形成するなど、公知もしくは周知な方法でジャケット型の上着を制作すれば、芯地や肩パッドを一切使用することなく良好な外形と外観体裁を保持するアンコンジャケットを容易に実現し提供することができる。
しかも、本発明に係るアンコンジャケットの制作は、前身頃を構成する裏布の所定位置に膨出部や後退部を設け、通常外形の表布と異なる外形を与えるだけで足りるから、オーダーメイドの注文制作ばかりでなく、既製服として量産することも容易であり、芯地や肩パッドを完全に排したことで製造工程の工数もコストも大きく低減できることを考え合わせれば、既製服としての量産実施に適しているとも言える。
なお、上記実施形態では、左前身頃の構成と縫製方法について説明したが、右前身頃についても同様に構成すべきことは、言うまでもないところである。
本発明に係るアンコンジャケットの一例を示す一部切り欠き正面図である。 本発明に係るアンコンジャケットにおいて用いる前身頃の表布と裏布の一例を示す正面図である。 曲面部もしくは屈曲部において上下に位置する布の間に生じる内外径差を模式的に示す正面図である。 内外径差に基づく不安定な負荷を模式的に示す正面図である。 従来のジャケット型上着の一例を示す一部切り欠き正面図である。
1 前身頃の表布
2 前身頃の裏布
10 前身頃
11 見返し(下襟)
12 上襟
J アンコンジャケット
P 膨出部
R 後退部
L 下に位置する布
U 上に位置する布
G 内外径差に基づくズレ

Claims (1)

  1. 芯地と肩パッドを一切使用しないアンコンジャケットであって、前身頃が、通常外形の表布と、見返しを連設した合わせ側の端縁部において重ね合わせた表布の外形端縁から外側へはみ出す膨出部を設けた裏布とからなり、該前身頃の上記裏布の襟ぐり部において重ね合わせた上記表布の外形端縁から外側へはみ出す膨出部が設けられると共に、該裏布の袖ぐり部において重ね合わせた上記表布の外形端縁から外側へはみ出す膨出部がそれぞれ設けられ、さらに前身頃の上記裏布には、肩の後方位置から袖ぐり部の上端部にわたる部分において裏布と表布を重ね合わせた場合に裏布の外形端縁が表布の外形端縁より内側に位置するようにした後退部が設けられてなり、外形を異にする上記表布と上記裏布の外形端縁を揃えた状態で縫着されてなることを特徴とするアンコンジャケット。
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