JP7489091B2 - ジャケット - Google Patents

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本発明は、ジャケットに関するものである。
近年、非常に軽い着心地で着用できる柔らかな風合いのジャケットが提案されており、春や秋の中間シーズンに脱ぎ着して暑さや寒さを調整できる新たなファッションアイテムとして、また、ビジネスシーンにおいても夏場の訪問上着となり得る新たなクールビズ商品として注目されている。
ここで言うところのジャケットとは、アンコン仕立てと称される手法で非構築的に仕立てられたジャケットのことを指しており、「アンコン」とは、「アンコンストラクテッド:unconstructed」の略語であり、アンコン仕立てにおいては、これまでのテーラードジャケットの必須条件とされてきた裏地と芯地とパッドを極力省略し、主として裁断だけでテーラードジャケットのフォルムを構築するようにしている。
尚、この種のジャケットに関連する先行技術文献情報としては下記の特許文献1等がある。
特開平8-134703号公報
しかしながら、前述した如き従来のジャケットでは、軽い着心地と柔らかな風合いを追求する観点から少なくとも左右の前身頃について芯地を省くようにしているが、そのようにした場合、腕を前方に突き出すような動作をすることで左右の前身頃における肩部上端付近に縦じわが生じ易くなり、紳士服として見苦しい印象となってしまうことが課題となっている。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、軽い着心地や柔らかい風合いを良好に保ちつつ左右の前身頃の肩部上端付近の縦じわを効果的に防止して見栄えの良いジャケットを実現することを目的とする。
本発明は、アンコン仕立てのジャケットであって、左右の前身頃における肩部上端に沿い襟ぐりから袖ぐりに亘る芯地を採用したことを特徴とするものである。
而して、このようにすれば、前身頃の肩部上端に沿う襟ぐりから袖ぐりにかけての所要範囲が芯地により補強されて剛性が高められる結果、腕を前方に突き出すような動作をした際にも前記芯地の配置された部分が全体的に大きく撓むことで縦じわが生じ難くなり、また、前記芯地の配置が極めて限定的な範囲に抑えられることで左右の前身頃の大部分が従前通り芯地無しで仕立てられることで軽い着心地や柔らかい風合いが良好に保持されることになる。
尚、左右の前身頃における肩部上端に沿い襟ぐりから袖ぐりに亘る芯地は、ジャケットのショルダーラインを美しく保形する作用もあるため、紳士服として相応しいシルエットを整えたり、良好なフィット感を生んだりすることにも寄与することになる。
また、本発明においては、襟ぐりから袖ぐりにかけて末広がりに下方へ拡張し且つ前記袖ぐりの前方部分を網羅するように芯地が三角形状を成して形成されていることが好ましく、このようにすれば、前記芯地の配置を極力少ない範囲に限定しながらも効果的な縦じわ防止が得られる。
即ち、腕を前方に突き出すような動作に起因して前身頃の上端付近に寄る縦じわは、袖を縫い付けられることで相対的に剛性の増した袖ぐりに対し、該袖ぐりに隣接する前身頃側が柔軟過ぎることで前記袖ぐり近くに集中して生じ易いため、前述の如き三角形状の芯地を採用すれば、該芯地により袖ぐりに近づくにつれ広く補強されることになり、最も縦じわが生じ易い袖ぐり近くが効果的に補強されることになる。
上記した本発明のジャケットによれば、芯地の配置を極力少ない範囲に限定しながらも効果的な縦じわ防止を図ることができ、芯地の配置による着心地や風合いへの悪影響を極めて軽微に抑えることができるので、軽い着心地や柔らかい風合いを良好に保ちつつ左右の前身頃の肩部上端付近の縦じわを効果的に防止して見栄えの良いジャケットを実現することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明を実施する形態の一例を示す正面図である。 図1の要部の詳細を拡大して示す説明図である。 図1のジャケットの広見返しを説明するための展開図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1~図3は本発明を実施する形態の一例を示すもので、ここに図示しているジャケット1は、前述した如きアンコン仕立てとなっており、より具体的には、背中部分を覆う後身頃2を裏地無しで表地のみの一重で構成する一方、左右の前身頃3の裏仕立てを広見返し(大見返し)により裏地無しで表地と同種の生地を重ねて二重で構成したものとなっているが、左右の前身頃3における肩部上端に沿い襟ぐり4から袖ぐり5に亘る芯地6を採用したところが特徴となっていて、この芯地6は、襟ぐり4から袖ぐり5にかけて末広がりに下方へ拡張し且つ前記袖ぐり5の前方部分を網羅するように三角形状(図2参照)を成して形成されている。
更に、図3の後身頃2と前身頃3の展開図を用いて補足説明を加えると、ジャケット1における襟7は、前身頃3と後身頃2に作られた夫々の襟ぐり4に縫着されるカラー7a(上襟)と、左右の前身頃3に一体的に形成されて折り返し襟を成すラペル7b(下襟)とをきざみの切り替えを介し縫い付けて構成されるようになっており、このラペル7bの前身頃3の裏側に回り込んでいる部分を見返しと言うが、この見返しを前身頃3の裏地部分まで広く取って裏地を省略するようにした仕立てが広見返しと称されるものである。
尚、もともと紳士服における裏地は非常に軽い素材であるため、広見返しの採用で前身頃3の裏地が省かれることによる軽量化のメリットは少ないが、前身頃3の裏側が広く裏地で覆われているのは見た目に暑苦しく軽快感に欠けるため、本発明で対象としているようなアンコン仕立てのジャケット1と組み合わせることで涼しげで軽快な印象を持たせることが可能となり、前述した三角形状の芯地6も広見返しにより裏側から全く目立たないように覆うことも可能となる。
また、図3中における符号の8は袖ぐり5に縫い付けられる袖、9はジャケット1の裏側の縫製始末を見た目に美しく処理するためのパイピング、10は背裏の肩口に僅かに残して背中や袖通しの滑りを良くするための裏地を示している。
而して、このようにジャケット1を構成すれば、前身頃3の肩部上端に沿う襟ぐり4から袖ぐり5にかけての所要範囲が芯地6により補強されて剛性が高められる結果、腕を前方に突き出すような動作をした際にも前記芯地6の配置された部分が全体的に大きく撓むことで縦じわが生じ難くなり、また、前記芯地6の配置が極めて限定的な範囲に抑えられることで左右の前身頃3の大部分が従前通り芯地無しで仕立てられることで軽い着心地や柔らかい風合いが良好に保持される。
この際、特に本形態例にあっては、襟ぐり4から袖ぐり5にかけて末広がりに下方へ拡張し且つ前記袖ぐり5の前方部分を網羅するように芯地6が三角形状を成して形成されているので、前記芯地6の配置を極力少ない範囲に限定しながらも効果的な縦じわ防止が得られる。
即ち、腕を前方に突き出すような動作に起因して前身頃3の上端付近に寄る縦じわは、袖8を縫い付けられることで相対的に剛性の増した袖ぐり5に対し、該袖ぐり5に隣接する前身頃3側が柔軟過ぎることで前記袖ぐり5近くに集中して生じ易いため、前述の如き三角形状の芯地6を採用すれば、該芯地6により袖ぐり5に近づくにつれ広く補強されることになり、最も縦じわが生じ易い袖ぐり5近くが効果的に補強されることになる。
尚、左右の前身頃3における肩部上端に沿い襟ぐり4から袖ぐり5に亘る芯地6は、ジャケット1のショルダーラインを美しく保形する作用もあるため、紳士服として相応しいシルエットを整えたり、良好なフィット感を生んだりすることにも寄与することになる。
従って、上記形態例によれば、芯地6の配置を極力少ない範囲に限定しながらも効果的な縦じわ防止を図ることができ、芯地6の配置による着心地や風合いへの悪影響を極めて軽微に抑えることができるので、軽い着心地や柔らかい風合いを良好に保ちつつ左右の前身頃3の肩部上端付近の縦じわを効果的に防止して見栄えの良いジャケット1を実現することができる。
尚、本発明のジャケットは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、広見返しの採用は必須の構成ではないこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
ジャケット
3 前身頃
4 襟ぐり
5 袖ぐり
6 芯地

Claims (2)

  1. アンコン仕立てのジャケットであって、左右の前身頃における肩部上端に沿い襟ぐりから袖ぐりに亘る芯地を採用したことを特徴とするジャケット。
  2. 襟ぐりから袖ぐりにかけて末広がりに下方へ拡張し且つ前記袖ぐりの前方部分を網羅するように芯地が三角形状を成して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のジャケット。
JP2020068800A 2020-04-07 2020-04-07 ジャケット Active JP7489091B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000154410A (ja) 1998-11-17 2000-06-06 Fashikku:Kk 上衣の前身頃、その製造方法、並びにその前身頃を使用した上衣
JP2009024267A (ja) 2007-07-17 2009-02-05 Hisamitsu Sekine アンコンジャケット
JP2015089985A (ja) 2013-11-07 2015-05-11 株式会社オンワードホールディングス 上衣

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