JP4953904B2 - ケーブル用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブル用コネクタに関するものである。
従来、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)等と称される平板状可撓(とう)性ケーブルを接続するためにケーブル用コネクタが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
図13は従来のケーブル用コネクタの斜視図である。
図に示されるように、ケーブル用コネクタは、合成樹脂等の絶縁性材料から成るハウジング801と、金属等の導電性材料から成り、ハウジング801に保持される複数の端子802と、合成樹脂等の絶縁性材料から成り、スライド可能に取付けられたスライダ803とを有する。そして、前記ケーブル用コネクタは、回路基板等の図示されない基板上に実装され、ハウジング801の挿入口から挿入された平板状ケーブル810が接続されるようになっている。また、前記ハウジング801は、一体に形成されたロック爪(つめ)804を備え、該ロック爪804は平板状ケーブル810の先端部の両側に形成された凸部811と係合するようになっている。
そして、ハウジング801に平板状ケーブル810を挿入する場合、まず、スライダ803をハウジング801からある程度引出しておき、次に、平板状ケーブル810をハウジング801の所定位置にまで挿入し、最後に、スライダ803をハウジング801に押込んでスライダ803の係止用突起805をハウジング801に係止させる。これにより、ハウジング801のロック爪804が平板状ケーブル810の凸部811と係合し、平板状ケーブル810が固定され抜止めされる。
特開平8−180940号公報
しかしながら、前記従来のケーブル用コネクタにおいては、ロック爪804がハウジング801の上面よりも下方に位置するので、特に、サイズが小さな場合、ロック爪804の動作状態を外方から視認することが困難である。そのため、オペレータは、平板状ケーブル810をハウジング801に挿入する作業の際にロック爪804と凸部811とが完全に係合したのか、それとも、ロック爪804が凸部811の上に位置した状態、すなわち、ロック爪804と凸部811とが完全に係合していない状態にあるのかを判別することができず、ロック爪804と凸部811とが完全に係合していない状態のままで、平板状ケーブル810をハウジング801に挿入する作業を途中で停止してしまうことがある。この場合、平板状ケーブル810がハウジング801に完全には挿入されていないので、平板状ケーブル810の導電線と端子802との接触が十分でなく、接触不良が発生する可能性がある。また、ロック爪804と凸部811とが完全に係合していないので、平板状ケーブル810がハウジング801から抜けてしまう可能性もある。
本発明は、前記従来のケーブル用コネクタの問題点を解決して、ハウジングに取付けられる取付用補助金具に一体的に形成されたケーブルロック用腕部材が、平板状ケーブルをロックする動作の途中でハウジングの上部より上方に突出するようにして、ケーブルロック用腕部材の動作状態を外方から容易に視認することができ、平板状ケーブルが完全に挿入されたか否かを確実に判別することができ、接触不良の発生及び平板状ケーブルがハウジングから外れることを防止することができ、操作性が良好なケーブル用コネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明のケーブル用コネクタにおいては、平板状ケーブルを挿入する挿入口、該挿入口の上側を画定する上部、及び前記挿入口の両側を確定する側部を備えるハウジングと、該ハウジングに装填(てん)され、前記平板状ケーブルの導電線と電気的に接続する端子と、係合部材とを有するケーブル用コネクタであって、前記平板状ケーブルは、係止用凸部を備え、前記係合部材は、前記係止用凸部と係合するロック用突起部を備え、前記係止用凸部の上面に当接しているときは上部の上面より上方に突出し、ロック用突起部が係止用凸部と係合しているときは上部の上面以下に位置する。
本発明の他のケーブル用コネクタにおいては、平板状ケーブルを挿入する挿入口、該挿入口の上側を画定する上部、及び、前記挿入口の両側を画定する側部を備えるハウジングと、該ハウジングに装填され、前記平板状ケーブルの導電線と電気的に接続する端子と、前記側部に取付けられた係合部材とを有するケーブル用コネクタであって、前記平板状ケーブルは、その先端の両側に配設された係止用凸部を備え、前記係合部材は、平板状ケーブルの挿抜方向に延在するケーブルロック用腕部材、該ケーブルロック用腕部材の基端に接続された本体部、及び、前記ケーブルロック用腕部材の先端に形成され、前記係止用凸部と係合するロック用突起部を備え、前記ロック用突起部の最下部から、前記ケーブルロック用腕部材の上端面までの距離が、前記平板状ケーブルをコネクタに挿入した状態における、前記平板状ケーブルの上面から、前記上部の上面までの距離よりも長く、前記ケーブルロック用腕部材の上端面の少なくとも一部は、ロック用突起部が係止用凸部の上面に当接しているときは上部の上面より上方に突出し、ロック用突起部が係止用凸部と係合しているときは上部の上面以下に位置する。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記ケーブルロック用腕部材は、ロック用突起部が係止用凸部と係合することによって、挿入口に挿入された平板状ケーブルを保持する。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記係合部材は、平板状ケーブルの挿抜方向に延在する固定用腕部材を備え、該固定用腕部材は、基端が本体部に接続され、下端が基板に固着される取付部が先端に形成されている。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記ロック用突起部は、挿入口内に突出し、該挿入口に挿入された平板状ケーブルの先端と当接することによって押上げられる。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記平板状ケーブルを挿入可能な第1位置と挿入された平板状ケーブルの導電線及び端子を電気的に接続させる第2位置との間を姿勢変化可能にハウジングに取付けられるアクチュエータを更に有し、前記係合部材の本体部は、前記アクチュエータの両側の軸部を収容する軸受凹部を備える。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記係合部材は、取付用補助金具である。
本発明によれば、ケーブル用コネクタにおいては、ハウジングに取付けられる取付用補助金具に一体的に形成されたケーブルロック用腕部材が、平板状ケーブルをロックする動作の途中でハウジングの上部の上面より上方に突出するようになっている。そして、ケーブルロック用腕部材の動作状態を外方から容易に視認することができ、平板状ケーブルが完全に挿入されたか否かを確実に判別することができ、接触不良の発生及び平板状ケーブルがハウジングから外れることを防止することができる。したがって、操作性が良好となる。
また、平板状ケーブルの不適切な挿入操作、つまりケーブルにこじり等が生じた状態で挿入操作をし、取付用補助金具に負荷がかかった場合にも、前記補助金具が基板から剥(は)がれにくくなる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの斜視図、図2は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの正面図、図3は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの断面図であり図2におけるA−A矢視断面図、図4は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの断面図であり図2におけるB−B矢視断面図、図5は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの取付用補助金具の斜視図、図6は本発明の実施の形態におけるアクチュエータの斜視図、図7は本発明の実施の形態における平板状ケーブルの斜視図である。
図において、1は本実施の形態におけるケーブル用コネクタとしてのコネクタであり、図示されない回路基板等の基板の面に実装され、フレキシブル回路基板、フレキシブルフラットケーブル等と称される平板状ケーブル101(図7参照)を電気的に接続するために使用される。該平板状ケーブル101は、例えば、FPC、FFC等と称される平板状可撓性ケーブルであるが、導電線を備える平板状のケーブルであれば、いかなる種類のものであってもよい。なお、本実施の形態において、コネクタ1の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、コネクタ1が図に示される姿勢である場合に適切であるが、コネクタ1の姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
ここで、前記コネクタ1は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成されたハウジング11と、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成され、前記ハウジング11に姿勢変化可能に取付けられたアクチュエータ21とを有する。すなわち、該アクチュエータ21は、姿勢変化して第1位置としての開位置及び第2位置としての閉位置になるように前記ハウジング11に取付けられている。
そして、該ハウジング11は、下部12、上部15、左右の側部16、並びに、前記下部12、上部15及び側部16の間に形成された前方(図1における左斜め下方)から平板状ケーブル101の端部を挿入するための開口部である挿入口13を有し、該挿入口13には金属製の端子が装填される端子受入溝が複数形成されている。
本実施の形態において、前記端子は複数種類の端子から成り、その種類の数はいくつであってもよいが、ここでは、説明の都合上、2種類であるものとして説明する。すなわち、前記端子は第1端子51及び第2端子61から成り、前記端子受入溝は第1端子51が装填される第1端子受入溝14a及び第2端子61が装填される第2端子受入溝14bから成る。なお、前記第1端子51及び第2端子61は、好ましくは、金属板に打抜き加工を施すことによって成形される。
そして、前記第1端子受入溝14a及び第2端子受入溝14bは、例えば、ピッチ約0.3〔mm〕で合計15本が形成されている。なお、前記端子受入溝のピッチ及び数は適宜変更することができる。また、前記第1端子受入溝14a及び第2端子受入溝14bは、相互に隣合せとなるように交互に配設され、図に示される例においては、第1端子受入溝14aが端から奇数番目となり、第2端子受入溝14bが端から偶数番目となっている。なお、必ずしもすべての第1端子受入溝14a及び第2端子受入溝14bに第1端子51及び第2端子61が装填される必要はなく、平板状ケーブル101が備える導電線151の配列に対応させて、第1端子51及び第2端子61を適宜省略することができる。
ここで、平板状ケーブル101は、図7に示されるように、細長い帯状の形状を備える絶縁性の薄板部材である基板部111、及び、該基板部111の一面(図における上面)に配設された複数本、例えば、15本の導電線151を有する。なお、図7においては、平板状ケーブル101におけるコネクタ1の挿入口13に挿入される先端101aの近傍部分のみが示されており、他の部分は省略されている。また、前記導電線151は、例えば、銅等の導電性金属から成る箔(はく)状の線状体であり、所定のピッチ、例えば、0.3〔mm〕程度で並列に配設される。なお、前記導電線151の数及びピッチは、必要に応じて適宜変更することができる。
そして、前記導電線151の上側は絶縁層121によって覆われている。なお、平板状ケーブル101における先端101aから所定の長さに亘(わた)る範囲では、前記絶縁層121が除去され、導電線151の上面が露出している。また、前記範囲においては、基板部111の両側に係止用凹部112が形成され、該係止用凹部112の先端101a寄りの部分が係止用凸部113となっている。平板状ケーブル101がコネクタ1の挿入口13に挿入されると、ハウジング11の側部16に取付けられた係合部材である金属製の取付用補助金具としてのネイル81(図5参照)のロック用突起部83aが前記係止用凹部112に進入して係止用凸部113と係合し、平板状ケーブル101を係止する。これにより、挿入口13に挿入されてコネクタ1に接続された平板状ケーブル101がコネクタ1から外れて簡単に離脱してしまうことが防止される。
また、前記ハウジング11の左右両側のの側部16には、図1に示されるように、平板状ケーブル101の挿入又は抜取方向、すなわち、挿抜方向に延在する第1ネイル収容溝17a及び第2ネイル収容溝17bから成る取付用補助金具収容溝としてのネイル収容溝が形成され、該ネイル収容溝内にネイル81が収容されている。なお、左右両ハウジング側部16に形成される第1ネイル収容溝17aは、ハウジング側部16の外側寄りに設けられ、第2ネイル収容溝17bはハウジング側部16の内側寄りに設けられる。そして、左右の側部16に設けられた第1ネイル収容溝17a、第2ネイル収容溝17bはそれぞれ相互に左右対称の形状をしている。
該ネイル81は、図5に示されるように、半円筒形状のネイル本体部84、該ネイル本体部84から前方に向けて突出し、平板状ケーブル101の挿抜方向に延在する固定用腕部材としての外側ビーム部82及びケーブルロック用腕部材としての内側ビーム部83、前記ネイル本体部84の下端に形成された軸受凹部85、前記外側ビーム部82の先端から下方に延出する取付部86、並びに、前記内側ビーム部83の先端から下方に延出するロック用突起部83aを備える。該ロック用突起部83aは、図3及び4に示されるように、挿入口13内に突出している。
なお、該ネイル81の本体部84は、平板状ケーブル101の挿入によって弾性的に変位するケーブルロック用腕部材としての内側ビーム部83と、コネクタを基板へ固定するための固定用部材としての外側ビーム部82とを結合することができるものであれば良い。したがって、半円筒形でなく平板形状等であっても良い。
図5に示されるネイル81は、左側ネイル収容溝内挿入されるものであり、右側ネイル収容溝内に挿入されるネイルは、図5に示されるネイル81と左右対称の形状をしている。
そして、前記ネイル81は、ハウジング11の上面側から左右のネイル収容溝内に各々挿入されて装填される。この場合、基端がネイル本体部84に接続された外側ビーム部82が第1ネイル収容溝17a内に挿入され、基端がネイル本体部84に接続された内側ビーム部83が第2ネイル収容溝17b内に挿入される。なお、前記内側ビーム部83は、図1に示されるように、平板状ケーブル101が挿入されていない状態においては、第2ネイル収容溝17b内に収容されており、その上端面83cがハウジング11の上部15の上面15aより上方に突出していない。また、取付部86が第1ネイル収容溝17a内の下方に圧入され、前記取付部86の両側から外方に突出する突起86aが第1ネイル収容溝17aの内側面に喰(くい)込むことによって、前記ネイル81とハウジング11との結合状態が強化されている。さらに、前記取付部86の下端86bが基板の面上に形成された取付用パッドにはんだ付等の固着手段を使用して固着される。これにより、コネクタ1の基板への取付が強固となり、コネクタ1が基板から離脱することが防止される。
なお、本実施の形態においては、前記ロック用突起部83aの最下部83bから内側ビーム部の上端面83cまでの距離は、ハウジングに平板状ケーブル101を挿入した状態における、平板状ケーブル101の上面から、ハウジング上部15の上面15aまでの距離よりも長い構成となっている。
また、前記軸受凹部85内には、アクチュエータ21の両側に位置する軸部としての後述される第1軸部27aが収容される。なお、該第1軸部27aは、ほぼ円形の断面形状を備える。これにより、第1軸部27aは、軸受凹部85内に位置決めされた状態で回転する。そのため、アクチュエータ21は、ハウジング11から離脱することなく、姿勢変化することができる。すなわち、前記ネイル81は、アクチュエータ21の支持及び抜止部材としても機能する。
そして、前記アクチュエータ21は、図6に示されるように、略方形の厚板状の部材であるアクチュエータ本体部25、該アクチュエータ本体部25に形成された複数の端子収容孔(こう)22、及び、該端子収容孔22内に形成された軸部としての第2軸部27bを有する。図3及び4に示されるように、前記端子収容孔22には、第1端子51の上腕部54の作動レバー部54b、及び、第2端子61の上腕部64の作動レバー部64bが収容され、第2軸部27bは作動レバー部54b及び作動レバー部64bと係合する。
また、第1端子51は、図3に示されるように、略H字状の形状を有し、平板状ケーブル101の挿抜方向に延在する2本の腕部、すなわち、第1腕部としての下腕部53及び第2腕部としての上腕部54、並びに、前記下腕部53と上腕部54とを連結する細長い帯状の連結部55を備える。該連結部55は、前記下腕部53における長手方向両端の間の位置に接続され、かつ、上腕部54における長手方向両端の間の位置に接続されている。なお、上腕部54は下腕部53の上方に配設されている。
ここで、該下腕部53は、その先端(図3における左端)には、下方に突出して基板の面上に形成される接続パッドにはんだ付等によって接続される基板用接続部としてのテール部52が接続されている。また、先端と連結部55に接続された部位との間には上方に突出するように形成されたケーブル支持部53aを備えるとともに、連結部55に接続された部位より後方(図3における右方)に延出して、アクチュエータ21の第2軸部27bを下方から支持する軸受部53bを備える。なお、該軸受部53bの上端部は、第2軸部27bに当接して支持する平坦(たん)な軸支持部53cとして機能し、該軸支持部53cの後端には、上方に突出する突起53dが形成されている。
そして、第1端子51は、ハウジング11の前面側(図3における左側)から第1端子受入溝14aに挿入されて装填される。この場合、下腕部53のほぼ直線状の下端部が第1端子受入溝14aの床面に当接し、テール部52の突起52aがハウジング11の下部12における前端面の下端に喰込むことによって、第1端子51がハウジング11に固定される。
また、上腕部54は、平板状ケーブル101の導電線151と電気的に接続するコンタクト片として機能するものであり、その先端と連結部55に接続された部位との間には下方に突出するコンタクト部54aが形成されている。さらに、前記上腕部54は、連結部55に接続された部位より後方に延在し、アクチュエータ21の端子収容孔22内に進入して第2軸部27bの上方への移動を規制する作動レバー部54bを備える。なお、該作動レバー部54bの下端部は第2軸部27bに当接する軸当接部54cとして機能する。これにより、前記上腕部54は、アクチュエータ21によって作動させられる。
前記第2軸部27bは、略楕(だ)円形状の断面を備え、軸受部53bと作動レバー部54bとの間に位置し、アクチュエータ21の姿勢変化に伴って回転することによってカムとして機能し、軸当接部54cに当接しながら回転して作動レバー部54bを上方に押上げるようになっている。そして、作動レバー部54bが上方に押上げられると、連結部55並びに下腕部53及び上腕部54における連結部55に接続された部位の周辺が弾性的に変形し、上腕部54全体が回動して上腕部54と下腕部53との相対的角度が変化し、上腕部54の先端が下方に移動する。これにより、コンタクト部54aがケーブル支持部53aに接近するように移動して、平板状ケーブル101の導電線151に押付けられる。
なお、図3に示されるように、アクチュエータ21が開位置にあるときは、第2軸部27bが水平に近い角度になっている。すなわち、略楕円形状である第2軸部27bの断面の長軸が水平に近い角度になっている。そのため、作動レバー部54bは上方に押上げられておらず、上腕部54の先端が下方に移動していない。そのため、コンタクト部54aとケーブル支持部53aとの間隔が十分に広いので、挿入口13から挿入された平板状ケーブル101は、コンタクト部54a及びケーブル支持部53aから接触圧を受けずに、又は、わずかな接触圧しか受けずに挿入されるので、実質的にZIF(Zero Insertion Force)構造が実現されている。
また、第2端子61は、図4に示されるように、略H字状の形状を有し、平板状ケーブル101の挿抜方向に延在する2本の腕部、すなわち、第1腕部としての下腕部63及び第2腕部としての上腕部64、並びに、前記下腕部63と上腕部64とを連結する細長い帯状の連結部65を備える。該連結部65は、前記下腕部63における長手方向両端の間の位置に接続され、かつ、上腕部64における長手方向両端の間の位置に接続されている。なお、上腕部64は下腕部63の上方に配設されている。
ここで、前記下腕部63は、先端近傍から上方に突出するケーブル支持部63a、及び、連結部65に接続された部位より後方(図4における右方)に延在し、アクチュエータ21の第2軸部27bを下方から支持する軸受部63bを備える。なお、該軸受部63bの上端部は、第2軸部27bに当接して支持する平坦な軸支持部63cとして機能し、該軸支持部63cの後端には、上方に突出する突起63dが形成されている。また、前記軸受部63bの後端には、下方に突出して基板の面上に形成される接続パッドにはんだ付等によって接続される基板用接続部としてのテール部62が接続されている。なお、前記下腕部63の下端部には下方に突出する突起63eが形成されている。
そして、第2端子61は、ハウジング11の背面側(図4における右側)から第2端子受入溝14bに挿入されて装填される。この場合、下腕部63のほぼ直線状の下端部が第2端子受入溝14bの床面に当接し、下腕部63の突起63eが第2端子受入溝14bの床面に喰込み、テール部62の突起62aがハウジング11の下部12における後端面の下端に喰込むことによって、第2端子61がハウジング11に固定される。
また、上腕部64は、平板状ケーブル101の導電線151と電気的に接続するコンタクト片として機能するものであり、その先端近傍には下方に突出するコンタクト部64aが形成されている。さらに、前記上腕部64は、連結部65に接続された部位より後方に延在し、アクチュエータ21の端子収容孔22内に進入して第2軸部27bの上方への移動を規制する作動レバー部64bを備える。なお、該作動レバー部64bの下端部は第2軸部27bに当接する軸当接部64cとして機能する。これにより、前記上腕部64は、アクチュエータ21によって作動させられる。
そして、前記第2軸部27bは、略楕円形状の断面を備え、軸受部63bと作動レバー部64bとの間に位置し、アクチュエータ21の姿勢変化に伴って回転することによってカムとして機能し、作動レバー部64bを上方に押上げるようになっている。
ここで、第2端子61の軸当接部64cにはタイミング調整凹部64dが形成されている。該タイミング調整凹部64dは、第2端子61の作動レバー部64bがアクチュエータ21によって作動させられるタイミングが、前記第1端子51の作動レバー部54bがアクチュエータ21によって作動させられるタイミングと相違するように機能する。
図4に示される例において、前記タイミング調整凹部64dは、アクチュエータ21が開位置から閉位置への姿勢変化を開始し、第2軸部27bが第1端子51の作動レバー部54bの軸当接部54cに当接した時点では、第2端子61の作動レバー部64bに当接せず、アクチェータ21が更に回転し、前記第1端子51の作動レバー部54bを上方に押上げ始めた後で、前記第2端子61の作動レバー部64bに当接するような位置に形成されている。
タイミング調整凹部64dの部位又は大きさを調整することによって、第2端子受入溝14b内の第2軸部27bが第2端子61の作動レバー部64bに当接を開始するタイミングを適宜調整することができる。
なお、図4に示されるように、アクチュエータ21が開位置にあるときは、略楕円形状である第2軸部27bの断面の長軸が水平に近い角度になっている。そのため、作動レバー部64bは上方に押上げられておらず、上腕部64の先端が下方に移動していない。そのため、コンタクト部64aとケーブル支持部63aとの間隔が十分に広いので、挿入口13から挿入された平板状ケーブル101は、コンタクト部64a及びケーブル支持部63aから接触圧を受けずに、又は、わずかな接触圧しか受けずに挿入されるので、実質的にZIF構造が実現されている。
さらに、平板状ケーブル101の挿抜方向に関する第1端子51のコンタクト部54aとケーブル支持部53aとの位置関係は同一である、すなわち、コンタクト部54aとケーブル支持部53aとが対向する位置にあることが望ましい。また、第2端子61のコンタクト部64aとケーブル支持部63aとの位置関係も同様に対向する位置にあることが望ましい。なお、平板状ケーブル101の挿抜方向に関するコンタクト部54a及びケーブル支持部53aの位置、並びに、コンタクト部64a及びケーブル支持部63aの位置は、図3及び4に示される例に限定されることなく、必要に応じて挿入口寄りに設けたり、あるいはコネクタの奥側寄りに設けたり、その設置位置を適宜変更することができる。
次に、前記コネクタ1に平板状ケーブル101を接続する動作について説明する。まず、ネイル81が平板状ケーブル101を係止する動作について説明する。
図8は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの平板状ケーブルを挿入する際の断面図、図9は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの平板状ケーブルを挿入する際の内側ビーム部の変位を示す図である。なお、図8において、(a)は平板状ケーブルを挿入する途中の状態を示し、(b)は平板状ケーブルの挿入が終了した状態を示している。また、図9においては、説明の都合上、ハウジングが省略されている。
コネクタ1に平板状ケーブル101を接続する場合、まず、該平板状ケーブル101の先端101aからハウジング11の挿入口13に挿入する。この場合、図8及び9に示されるように、アクチュエータ21はあらかじめ開位置にされている。また、平板状ケーブル101は、導電線151の露出した面が上を向くようにして挿入される。
そして、オペレータは手指等によって平板状ケーブル101を挿入口13に挿入して、ハウジング11の背面側に向けて、すなわち、挿入口13の奥側に向けて移動させると、先端101aにおける両側の係止用凸部113に対応する部分が挿入口13内に突出しているネイル81のロック用突起部83aに当接する。該ロック用突起部83aにおける挿入口13の入口側が緩やかに傾斜しているので、オペレータが平板状ケーブル101を挿入口13の奥側に向けて更に移動させると、ロック用突起部83aは係止用凸部113から上向きの力を受ける。そのため、ネイル81の本体部84に接続された内側ビーム部83が弾性的に変形し、図8(a)及び9に示されるように、内側ビーム部83が傾斜して該内側ビーム部83の先端のロック用突起部83aが上昇する。すなわち、該ロック用突起部83aは平板状ケーブル101の係止用凸部113によって押上げられる。これにより、係止用凸部113がロック用突起部83aの最下部83bを摺(しゅう)接しながら通過し、平板状ケーブル101は挿入口13の奥側に更に移動することができる。
なお、前述のようにロック用突起部83aの最下部83bから内側ビーム部の上端面83cまでの距離が、ハウジング11に挿入された平板状ケーブル101の上面からハウジング11の上部15の上面15aまでの距離よりも長いため、ロック用突起部83aの下面を平板状ケーブル101の係止用凸部113が通過する際には、前記内側ビーム部83の上端面83cは、ハウジング11の上部15の上面15aよりも上方に突出する。そのため、オペレータは、コネクタ1の外方から内側ビーム部83の先端が上昇したことを視認することができ、それにより、平板状ケーブル101の係止用凸部113がロック用突起部83aの下に位置すること、すなわち、平板状ケーブル101の挿入が完了していないことを把握することができる。なお、図8(a)に示される例においては、内側ビーム部83の上端面83cの半分程度がハウジング11の上部15の上面15aよりも上方に突出しているが、内側ビーム部83の上端面83cの少なくとも一部がハウジング11の上部15の上面15aよりも上方に突出すればよい。
また、前記内側ビーム部83は、全長が長く、基端が接続されたネイル本体部84がアクチュエータ21の第1軸部27aに対応する位置にあり、先端が第1端子51及び第2端子61の先端に対応する位置にある。そのため、ロック用突起部83aが平板状ケーブル101の係止用凸部113によって押上げられる際に弾性的に変形する内側ビーム部83のばね長が長くなっている。したがって、内側ビーム部83の柔軟性が高く、平板状ケーブル101を挿入する際にロック用突起部83aから受ける反力が小さいので、オペレータは平板状ケーブル101を容易に挿入することができる。また、ロック用突起部83aが平板状ケーブル101の係止用凸部113から受ける力が取付部86にほとんど伝達されないので、該取付部86の下端86bが基板の面上に形成された取付用パッドから剥がれてしまうことがない。
これにより、平板状ケーブル101を不適切な状態、例えば、よれたり、こじれたりした状態で挿入し、取付用補助金具81に負荷がかかった場合にも、ロック用突起部83aが受ける力は取付部86にほとんど伝達されないため、コネクタ1が取付用パッドから剥がれにくくなる。
続いて、平板状ケーブル101が挿入口13の奥側に更に移動して係止用凹部112がロック用突起部83aの位置に到達すると、上昇させられていた内側ビーム部83の先端のロック用突起部83aが下降して係止用凹部112内に進入する。これにより、図8(b)に示されるように、係止用凸部113とロック用突起部83aとが係合し、平板状ケーブル101が係止される。なお、係止用凸部83aにおける挿入口13の奥側は、図8(a)及び(b)で示されるように、平板状ケーブル101の挿抜方向に対して垂直に近い傾斜角を有していることから、平板状ケーブル101を引抜く方向への抵抗となる。そのため、平板状ケーブル101は、引抜き方向へ移動しにくくなる。したがって、平板状ケーブル101は、ロックされて反対方向に移動することが阻止され、挿入口13から抜出てしまうことがない。また、先端101aが挿入口13の奥壁13aに当接することによって、挿抜方向に関する平板状ケーブル101の位置決めがなされる。これにより、平板状ケーブル101の挿入が完了する。
また、上昇させられていた内側ビーム部83の先端のロック用突起部83aが下降して係止用凹部112内に進入することによって、内側ビーム部83は、再び第2ネイル収容溝17b内に収容され、その上端面83cがハウジング11の上部15の上面15aより上方に突出していない状態、すなわち、上面15a以下に位置する状態に復帰する。そのため、オペレータは、コネクタ1の外方から内側ビーム部83の先端が下降したことを視認することができ、それにより、平板状ケーブル101の係止用凸部113がロック用突起部83aと係合したこと、すなわち、平板状ケーブル101の挿入が完了したことを把握することができる。
次に、アクチュエータ21を姿勢変化させる動作について説明する。
図10は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの断面図であり図2におけるA−A矢視断面図に対応する部分、図11本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの断面図であり図2におけるB−B矢視断面図に対応する部分、図12は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの斜視図である。
図3及び図4に示されるような開位置にあるアクチュエータ21を、図10から図12に示されるような閉位置にある状態とするために、オペレータはアクチュエータ21を手指等によって操作し、時計回り方向に姿勢変化させる。
まず、アクチュエータ21の姿勢変化が開始されると、第2軸部27bが時計回り方向に回転し、略楕円形状である第2軸部27bの断面の長軸が、図3及び4に示されるような水平、すなわち、平板状ケーブル101の挿抜方向に近い角度から、図10及び11に示されるような、挿抜方向に対して垂直に近い角度となる方向に向けて変化を開始する。
続いて、アクチュエータ21の姿勢が更に変化して第2軸部27bが時計回り方向に更に回転し、図10〜12に示されるように、アクチュエータが閉位置になる。これにより、アクチュエータ21の本体部25は、平板状ケーブル101の挿抜方向とほぼ平行な状態になる。また、第2軸部27bの断面の長軸は、平板状ケーブル101の挿抜方向に対して垂直になった状態よりも更に少しだけ時計回り方向に回転した角度となる。
そのため、第1端子51については、図10に示されるように、前記第2軸部27bが軸受部53bと作動レバー部54bとの間隔を押広げ、該作動レバー部54bを上方に押上げるので、上腕部54全体が回動して該上腕部54と下腕部53との相対的角度が変化し、上腕部54の先端が下方に移動する。そして、コンタクト部54aがケーブル支持部53aに接近するように移動して、平板状ケーブル101の上側の表面において露出している導電線151に押付けられる。そのため、該導電線151がコンタクト部54aに当接して電気的接続部が形成され、前記導電線151が第1端子51と電気的に接続され、テール部52が接続されている基板の面上の接続パッドを介して、基板の導電トレースと導通する。
なお、上腕部54は、ある程度のばね性を有し、平板状ケーブル101に押付けられることによって弾性的に変形するので、導電線151とコンタクト部54aとの接続が良好に維持される。また、下腕部53のケーブル支持部53aがコンタクト部54aと対向する位置にあるので、平板状ケーブル101がケーブル支持部53aによって確実に支持され、導電線151とコンタクト部54aとの接続が確実に維持される。
また、第2端子61についても同様に、図11に示されるように、前記第2軸部27bが軸受部63bと作動レバー部64bとの間隔を押広げ、該作動レバー部64bを上方に押上げるので、上腕部64全体が回動して該上腕部64と下腕部63との相対的角度が変化し、上腕部64の先端が下方に移動する。そして、コンタクト部64aがケーブル支持部63aに接近するように移動して、平板状ケーブル101の上側の表面において露出している導電線151に押付けられる。そのため、該導電線151がコンタクト部64aに当接して電気的接続部が形成され、前記導電線151が第2端子61と電気的に接続され、テール部62が接続されている基板の面上の接続パッドを介して、基板の導電トレースと導通する。
なお、上腕部64は、ある程度のばね性を有し、平板状ケーブル101に押付けられることによって弾性的に変形するので、導電線151とコンタクト部64aとの接続が良好に維持される。また、下腕部63のケーブル支持部63aがコンタクト部64aと対向する位置にあるので、平板状ケーブル101がケーブル支持部63aによって確実に支持され、導電線151とコンタクト部64aとの接続が確実に維持される。
ここでは、平板状ケーブル101を導電線151の露出した面が上を向くようにして挿入口13に挿入した場合について説明したが、導電線151の露出した面が下を向くようにして挿入口13に挿入することもできる。この場合、第1端子51については下腕部53のケーブル支持部53aがコンタクト部54aと対向する位置にあり、第2端子61については下腕部63のケーブル支持部63aがコンタクト部64aと対向する位置にあるので、導電線151は、ケーブル支持部53a及び63aに押付けられて当接し、第1端子51及び第2端子61と電気的に接続される。すなわち、下腕部53及び63がコンタクト片として機能する。
したがって、平板状ケーブル101を上下逆向きにしてもコネクタ1に接続することができ、接続作業の自由度が高くなっている。
さらに、ケーブル支持部53a及び63aに、ケーブル支持部と、コンタクト部の両方の機能をもたせることもできる。これにより、裏表両面に導電線を有する平板状ケーブルを使用することもできる。
また、アクチュエータ21の姿勢変化によって上腕部54及び64が作動させられる場合について説明したが、下腕部53及び63が作動させられるようにしてもよい。この場合、第2端子61のタイミング調整凹部64dは、作動レバー部64bの軸当接部64cでなく、軸受部63bの軸支持部63cに形成される。
このように、本実施の形態において、ネイル81は、平板状ケーブル101の挿抜方向に延在する内側ビーム部83、該内側ビーム部83の基端に接続されたネイル本体部84、及び、内側ビーム部83の先端に形成され、平板状ケーブル101の係止用凸部113と係合するロック用突起部83aを備え、内側ビーム部83の上端面83cの少なくとも一部は、ロック用突起部83aが係止用凸部113の上面に当接しているときはハウジング11の上部15の上面15aより上方に突出し、ロック用突起部83aが係止用凸部113と係合しているときは上部15の上面15a以下に位置する。
これにより、オペレータは、内側ビーム部83の動作状態を外方から容易に視認することができ、平板状ケーブル101がハウジング11に完全に挿入されたか否かを確実に判別することができる。そのため、平板状ケーブル101がハウジング11に完全に挿入されていないにも係わらず、平板状ケーブル101がハウジング11に完全に挿入されたものと誤認してしまうことがない。したがって、このような誤認の結果として生じる接触不良の発生や、平板状ケーブル101がハウジング11から外れたりすることを確実に防止することができ、コネクタ1の操作性が向上する。
また、ネイル81は、平板状ケーブル101の挿抜方向に延在する外側ビーム部82を備え、該外側ビーム部82は、基端がネイル本体部84に接続され、下端86bが基板に固着される取付部86が先端に形成されている。これにより、ロック用突起部83aが平板状ケーブル101の係止用凸部113から受ける力が取付部86にほとんど伝達されないので、該取付部86の下端86bが基板から剥がれてしまうことがない。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの正面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの断面図であり図2におけるA−A矢視断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの断面図であり図2におけるB−B矢視断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの取付用補助金具の斜視図である。 本発明の実施の形態におけるアクチュエータの斜視図である。 本発明の実施の形態における平板状ケーブルの斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの平板状ケーブルを挿入する際の断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの平板状ケーブルを挿入する際の内側ビーム部の変位を示す図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの断面図であり図2におけるA−A矢視断面図に対応する部分である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの断面図であり図2におけるB−B矢視断面図に対応する部分である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの斜視図である。 従来のケーブル用コネクタの斜視図である。
符号の説明
1 コネクタ
11、801 ハウジング
12 下部
13 挿入口
13a 奥壁
14a 第1端子受入溝
14b 第2端子受入溝
15 上部
15a 上面
16 側部
17a 第1ネイル収容溝
17b 第2ネイル収容溝
21 アクチュエータ
22 端子収容孔
25 アクチュエータ本体部
27a 第1軸部
27b 第2軸部
51 第1端子
52、62 テール部
52a、53d、62a、63d、63e、86a 突起
53、63 下腕部
53a、63a ケーブル支持部
53b、63b 軸受部
53c、63c 軸支持部
54、64 上腕部
54a、64a コンタクト部
54b、64b 作動レバー部
54c、64c 軸当接部
55、65 連結部
61 第2端子
64d タイミング調整凹部
81 ネイル
82 外側ビーム部
83 内側ビーム部
83a ロック用突起部
83b 最下部
83c 上端面
84 ネイル本体部
85 軸受凹部
86 取付部
86b 下端
101、810 平板状ケーブル
101a 先端
111 基板部
112 係止用凹部
113 係止用凸部
121 絶縁層
151 導電線
802 端子
803 スライダ
804 ロック爪
805 係止用突起
811 凸部

Claims (7)

  1. (a)平板状ケーブルを挿入する挿入口、該挿入口の上側を画定する上部、及び、前記挿入口の両側を画定する側部を備えるハウジングと
    (b)該ハウジングに装填され、前記平板状ケーブルの導電線と電気的に接続する端子と、係合部材とを有するケーブル用コネクタであって、
    (c)前記平板状ケーブルは、係止用凸部を備え、
    (d)前記係合部材は、前記係止用凸部と係合するロック用突起部を備え、
    (e)前記係合部材の上端面の少なくとも一部は、ロック用突起部が係止用凸部の上面に当接しているときは上部の面より上方に突出し、ロック用突起部が係止用凸部と係合しているときは上部の面以下に位置することを特徴とするケーブル用コネクタ。
  2. (a)平板状ケーブルを挿入する挿入口、該挿入口の上側を画定する上部、及び、前記挿入口の両側を画定する側部を備えるハウジングと
    (b)該ハウジングに装填され、前記平板状ケーブルの導電線と電気的に接続する端子と
    (c)前記側部に取付けられた係合部材とを有するケーブル用コネクタであって、
    (d)前記平板状ケーブルは、その先端の両側に配設された係止用凸部を備え、
    (e)前記係合部材は、平板状ケーブルの挿抜方向に延在するケーブルロック用腕部材、該ケーブルロック用腕部材の基端に接続された本体部、及び、前記ケーブルロック用腕部材の先端に形成され、前記係止用凸部と係合するロック用突起部を備え、
    (f)前記ロック用突起部の最下部から、前記ケーブルロック用腕部材の上端面までの距離が、前記平板状ケーブルをコネクタに挿入した状態における、前記平板状ケーブルの上面から、前記上部の面までの距離よりも長く、
    (g)前記ケーブルロック用腕部材の上端面の少なくとも一部は、ロック用突起部が係止用凸部の上面に当接しているときは上部の面より上方に突出し、ロック用突起部が係止用凸部と係合しているときは上部の面以下に位置することを特徴とするケーブル用コネクタ。
  3. 前記ケーブルロック用腕部材は、ロック用突起部が係止用凸部と係合することによって、挿入口に挿入された平板状ケーブルを保持する請求項2に記載のケーブル用コネクタ。
  4. (a)前記係合部材は、平板状ケーブルの挿抜方向に延在する固定用腕部材を備え、
    (b)該固定用腕部材は、基端が本体部に接続され、下端が基板に固着される取付部が先端に形成されている請求項1又は2に記載のケーブル用コネクタ。
  5. 前記ロック用突起部は、挿入口内に突出し、該挿入口に挿入された平板状ケーブルの端と当接することによって押上げられる請求項1又は2に記載のケーブル用コネクタ。
  6. (a)前記平板状ケーブルを挿入可能な第1位置と挿入された平板状ケーブルの導電線及び端子を電気的に接続させる第2位置との間を姿勢変化可能にハウジングに取付けられるアクチュエータを更に有し、
    (b)前記係合部材の本体部は、前記アクチュエータの両側の軸部を収容する軸受凹部を備える請求項1又は2に記載のケーブル用コネクタ。
  7. 前記係合部材は、取付用補助金具である請求項1〜6のいずれか1項に記載のケーブル用コネクタ。
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