JP4952564B2 - 給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷機、複合機等の画像形成装置に用いられる給紙装置に関し、特に、塗工紙等の用紙を確実に1枚ずつ分離して送り出すことができる給紙装置に関する。
上記の画像形成装置には、多数枚積層された用紙束から1枚ずつ給紙ローラ等で送り出す給紙装置が設けられている。このような給紙装置では、複数枚の用紙が重送されると、紙詰まりの原因になる。また、搬送力が小さいとミスフィードとなり易い。そのため、確実に1枚ずつ送り出せる工夫がなされている。即ち、給紙ローラと用紙との間の摩擦係数を大きくして積層された用紙の一番上の1枚を確実に送り出すことで、ミスフィードを防止している。また、用紙が2枚以上送り出されないように、捌きローラやパット捌き又は分離爪等による捌きにより、2板目以降を押し戻すようにして、一番上の1枚だけが送り出されるようにしている。
この方法は、通常の普通紙だけを使用している限りでは効果がある。しかし、最近、複写機やプリンタの用途が拡大し、塗工紙をはじめ多様な紙質の用紙が使用されるようになってきた。これらの用紙の中には、積層した場合の用紙相互間の密着力が強く、上記の給紙装置では、重送を確実に防止することが困難な場合が生じる。
そこで、積層された用紙の送り方向の前方に送風口を設け、この送風口から積層された用紙の上部の複数枚に向かってエアーを吹き付け、サクション吸引する方法が採用されている。前方からのエアーを用紙間に通過させて用紙を分離させ、分離された一番上の用紙をサクション吸引しつつ搬送するものである。また、用紙の前方からのエアーに加えて用紙の側方からエアーを吹き付けるものもある。このような構成によって、多様な紙質の用紙を1枚ずつに分離して給紙することができる。
しかし、用紙がエアーの吹き付けにより1枚ずつに分離しても、エアーの吹き付けを停止すると用紙によっては、再度密着するという問題がある。このような問題に対し、特許文献1(特開2005−96993号)では、用紙給送動作が行われてから所定の待機時間が経過しても用紙の給送が行われない場合は、送風手段で、所定の時間送風を行うことで、再密着を防止している。
また、特許文献2(特開昭60−56739号)では、吸引搬送手段が吸引を開始してから最も上の用紙が吸着されるまでの時間を計測し、この時間が基準時間より長い場合は、側方からのエアーの噴出を多くし、短い場合は、エアーの噴出を少なくする方法を提案している。
特許文献3(特開平5−270676号)には、吸着搬送手段で吸引するタイミングを、記録紙の寸法や厚みに応じて変化させる給紙装置が記載されている。
特許文献4(特開平6−40579号)には、吸着搬送手段と用紙の最上面との距離を、用紙の厚さやサイズに応じて変更することができる給紙装置が記載されている。
特許文献5(特開2001−151363号)には、吸着搬送手段に吸着した用紙を、用紙の先端側からエアーを吹き付けるノズルの直前で停止させ、エアーの吹き付けで確実に分離する給紙装置が記載されている。
特開2005−96993号公報 特開昭60−56739号公報 特開平5−270676号公報 特開平6−40579号公報 特開2001−151363号公報
上記特許文献1から5は、いずれも用紙の吸着状態の安定化についてのものであるが、用紙の分離性の向上については何ら記載がない。すなわち、吸着搬送手段に吸着された用紙が複数枚ある場合に、紙を分離するまでの条件が上記の特許文献1から5では、一律である。同じ紙種においても環境や経時変化等で分離性が変わり、それぞれの分離性に応じて対応しなければ、重送を防止できない、という問題がある。
本発明は、この問題の解決を図ったもので、用紙の分離容易度を考慮して給紙することができる給紙装置と、この給紙装置を備えた画像形成装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明の給紙装置は、複数枚の用紙からなる用紙束を積載する給紙トレイと、前記給紙トレイに積載された前記用紙束の側端にエアーを吹き付ける送風部と、前記給紙トレイに積載された前記用紙束の最上位の用紙を1枚ずつエアーの吸引により吸着して搬送する吸着般送部と、前記送風部からのエアーの送風を遮蔽する遮蔽部材と、前記吸着搬送部に前記用紙が吸着されたことを検知する吸着センサと、前記吸着搬送部から搬送された用紙を受け取って次工程に送る搬送ローラと、前記送風部、吸着般送部及び遮蔽部材を制御する制御部と、前記制御部に設けられた用紙の分離容易度を検知する分離容易度検知手段と、を有し、前記制御部は前記分離容易度検知手段による検知結果に基づいて送風部からのエアーの送風を停止する時間を変更することを特徴としている。
前記用紙搬送方向の先方から前記用紙束の搬送方向の先端にエアーを吹き付ける前方送風部を設けた構成としてもよい。
上記の目的を達成するために本発明の画像形成装置は、像担持体上にトナー像を形成する画像形成部、前記像担持体上のトナー像を用紙に転写する転写部、前記転写部に前記用紙を搬送する給紙装置、トナー像が形成された前記用紙を加熱して定着する定着装置、とを有し、前記給紙装置が、前記のいずれかに記載の給紙装置であることを特徴としている。
以上に説明したように本発明によれば、以下の効果が得られる。
本発明では、用紙の1枚ごとに分離容易度を計測することができる。そして、分離しにくい用紙の場合は、吸着してから搬送するまでの時間を長くして、複数枚を吸着したときの2枚目以降の用紙の分離を確実にするので、重送を防止できる。あるいは、送風部からのエアーの送風を遮蔽する時間を遅くして、2枚目以降の用紙の分離を確実にするので、重送を防止できる。分離し易い用紙の場合は、吸着してから搬送するまでの時間を短くすることができる。あるいは、送風部からのエアーの送風を遮蔽する時間を短くすることができる。また、同じ紙質の用紙でも、使用する環境や、状態によって分離容易度が変化しても、対応することができる。また、各用紙について、最適な時間で給紙することができるので、高速給紙が可能になる。
以下に本発明の実施の形態を図面により説明するが、本発明は以下に説明する実施の形態に限られるものではない。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[画像形成装置]
図1は、画像形成装置本体A、画像読取装置SC、自動原稿送り装置DF、大容量の給紙装置LTから構成された画像形成装置の全体構成図である。
図示の画像形成装置本体Aは、像担持体である感光体1、帯電部2、露光装置3、現像装置4、転写部5、クリーニング部6等を有する画像形成部と、定着装置7及び用紙搬送部と、から構成されている。
用紙搬送部は、給紙カセット10、第1給紙部11、第2給紙部12、排紙部14、搬送路切換部15、循環再給紙部16、反転排紙部17とから構成されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿dは給紙部により搬送され、画像読取装置SCの光学系により原稿dの片面又は両面の画像が露光され、イメージセンサCCDにより読み込まれる。イメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部20において、アナログ処理、A/D変換、シェーデインク補正、画像圧縮処理等を行った後、露光装置3に画像信号を送る。
画像形成部においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。
画像形成部においては、感光体1表面が帯電部2により帯電され、露光装置3からのレーザ光照射により静電潜像が形成され、現像装置4により静電潜像が顕像化されてトナー像となる。次いで、給紙カセット10に収容された用紙Pが第1給紙部11から搬送される。用紙Pは、レジストローラから成る第2給紙部12でトナー像との同期がとられて搬送される。その後、用紙Pは、転写部5でトナー像が転写されてから定着装置7により定着される。
定着後の用紙Pは、排紙部14により装置外に排出される。一方、クリーニング部6により感光体1上の転写残のトナーが除去される。なお、両面コピーの場合は、第1面に画像形成された用紙Pは、循環再給紙部16に送り込まれて反転され、再び画像形成部において第2面に画像形成後、排紙部14により装置外に排出される。反転排紙の場合は、通常の排紙通路から分岐した用紙Pは、反転排紙部17においてスイッチバックして表裏反転された後、排紙部14により装置外に排出される。
本発明の給紙装置である大容量の給紙装置LTは、画像形成装置本体Aに接続されている。給紙装置LTは、給紙装置本体30、送風部40、前方送風部50、吸着搬送部60等を有し、大量の用紙Pを収容して、画像形成装置本体Aに用紙Pを1枚ずつ給送する。
給紙装置本体30は、給紙トレイ31、先端規制部材32、後端規制部材33、ガイドレール34を有する。給紙トレイ31は3段に構成され、各給紙トレイ31は、ガイドレール34により給紙装置LTから引き出し可能に構成されている。給紙装置LTの最大給紙量は約10300枚である。
図2は本発明の給紙装置LTの要部を示す斜視図、図3は給紙装置LTの正面断面図、図4はその平面図、図5は側面図である。
これらの図において、積層された用紙Pは、給紙トレイ31の上に載置され、図示しない機構により昇降可能に収容されている。側部規制部材41は、用紙幅方向に移動自在になっており、積層された用紙Pの用紙幅に対応して、用紙Pの両側に軽く押圧して用紙Pの両側位置を規制する。側部規制部材41は、頂部に段差があり、用紙Pの送り方向の上流側の面41aが高く、下流側の面41bが低くなっている。上流側の面41aには、図示しないが、側部規制部材41の上端を支持する支持部材が取り付けられる。下流側の面41bは、後述する吸着搬送部60と、用紙搬送方向(図2の矢印X方向)上で重なっている。そして、給紙時に給紙トレイ31を図2の矢印Y方向に引き出したとき、下流側の面41bが吸着搬送部60の下を通過できるようにしている。
先端規制部材32は、用紙Pの搬送方向の先端位置を規制している。後端規制部材33は、用紙Pの搬送方向に移動自在で、用紙Pの搬送方向の後端位置を規制している。
また、図3に示すように、後端規制部材33には、最上部の用紙Pの高さを検知する高さ検知センサPS3が配置されている。
給紙トレイ31上に積載された用紙束の高さが、エアーの吹き付け、及び用紙Pの吹き付けを行う最適な高さを維持するために、後述の制御部が、図7に示す高さ検知センサPS3の検知結果に基づいて、図示しない昇降モータを駆動させ、給紙トレイ31を上昇させる制御を行う。
図3に示すように、用紙Pの送り出し方向先端近傍には、吸着搬送部60が配置されている。吸着搬送部60は、駆動源に接続する大ローラ61と2個の小ローラ62を巻回して回動する吸着ベルト63を有する。吸着ベルト63は多数の小径の貫通孔が穿設されている。吸着ベルト63の内方には吸引ダクト64が配置されていて、吸着ベルト63を介して用紙Pを吸引しながら搬送する。
吸着ベルト63が用紙Pを吸引しながら回動すると、給紙トレイ31上に収容された用紙束の最上層の用紙Pが図示の矢印Xの方向に進み、画像形成装置本体Aへ送りだされる。
吸着ベルト63の吸着面の近傍に配置された吸着センサPSlは、用紙Pの最上面が吸着ベルト63に吸着されたことを検知する。
給紙トレイ31の用紙搬送方向下流側の吸着ベルト63の近傍に配置された給紙センサPS2は、給送される用紙Pの通過を検知する。給紙センサPS2を通過した用紙Pは、搬送ローラ65に達し、ここで上下の搬送ローラ65間にニップされる。この後は、吸着ベルト63ではなく、搬送ローラ65により画像形成部へと送り込まれることになる。搬送ローラ65が用紙Pをニップすると、搬送センサPS4が用紙Pを検知する。
給紙トレイ31の用紙搬送方向下流側の吸着ベルト63の先端近傍には、前方送風部50が給紙装置本体30に固定されている。前方送風部50は電動ファン等により構成されている。なお、前方送風部50は、給紙装置本体30に取り付けて、ダクトを介して用紙束の先端部に送風するように構成してもよい。
前方送風部50の電動ファン51は送風口53を上向きにして取り付けられている。上向きに吹き付けられたエアーは、ガイド板52により向きを変えられ、斜め上方に送風口53から吹き出され、吸着搬送部60の吸着ベルト63の近傍に送風する。
前方送風部50は、用紙Pの種類に応じて駆動が制御される。即ち、OHPフイルム、トレース用紙、表面が平滑な塗工紙、ミシン目や筋押し等の加工が施された用紙、オフセット印刷済みの用紙に打ち粉が塗布されている場合などで用紙間にエアーを吹き込んで分離を確実にする。
図2、図5に示すように、用紙Pの搬送方向に直交する側方から給紙トレイ31内に積層された用紙Pの上部にエアーを吹き付ける送風部40を給紙トレイ31の両側面に配置した。送風部40は、用紙Pの撤送方向に直交する両側方の送風口44から用紙Pの上部にエアーを吹き付ける電動ファン42を有する。
送風部40は側部規制部材41内に配置されている。電動ファン42は送風口44を上向きにして取り付けられている。上向きに吹き付けられたエアーは、導風路43により90゜向きを変えられ、水平方向に送風口44から吹き出される。送風口44は側部規制部材41の上端近くに開口している。送風口44の幅は、送風部40の吹出口の幅とほぼ同じになっている。最上層の用紙Pが送風口44の上下端のほぼ中央に来るような位置関係が望ましい。送風部40を側部規制部材41内に取り付けているので、用紙Pのサイズが変更された場合でも、側部規制部材41を移動することによって、送風部40もー諸に移動できることになる。なお、送風部40と送風口44は、この実施例では、用紙Pの両側に設けられているが、片側だけでもよい。
送風部40が駆動されると、送風口44からエアーが排出され、積層された用紙Pの上部にある数枚にエアーが吹き付けられる。エアーは用紙Pの一方の端部から用紙間を通り抜けて他方の端部に向けて吹き付けられる。これによって用紙Pの上部数枚は1枚ずつに分離される。吸着搬送部60は、こうして分離された用紙Pから一番上の用紙Pだけを取り出して確実に下流側に送り出す。
図2、図3に示すように、送風部40の吸気口は、遮蔽部材によって遮蔽され、開閉自在である。即ち、遮蔽部材である板状のシャッタは軸46により軸支され、ソレノイドSOLによって開閉される。制御部は、シャッタ45を開閉自在に制御して送風部40によるエアー吹付の実施と非実施を切り換えるように制御する。
図6は、送風部40と前方送風部50による用紙の吸着搬送過程を示す断面図であ
る。
図6(a)は用紙の吸着過程を示す。送風部40により吹き上げられる第1送風V1(図示の白抜き矢印)によって、給紙トレイ31上に積載された用紙束の上層の少数枚の用紙Pが用紙の自重に抗して持ち上げられ、吸着ベルト63の負圧による吸気V3(図示の白抜き矢印)により吸着される。前方送風部50により吹き上げられる第2送風V2(図示の白抜き矢印)は、吸着ベルト63の前方底部近傍を吹き付けている。
図6(b)は、用紙の分離過程を示す。シャッタ45が送風部40の吸気口を遮蔽して送風を停止すると、前方送風部50のみによる送風が、最上層の用紙P1と、その下方の用紙P2の紙間を通過する。最上層の用紙P1は吸着搬送部60の吸気V3によって吸着され、最上層の用紙P1を除く用紙束の用紙Pから分離される。分離された最上層の用紙P1の下方の用紙P2は、用紙P2の自重によって矢印方向に下降し、用紙Pの上に収容される。
このように送風部40の送風を繰り返すことにより、用紙束の上部の数枚の用紙P2の浮き上がりが送風口44、53のほぼ全面に拡がり、各用紙間の隙間がほぼ同じ間隔になる。そして、この隙間をエアーが通過していく。これによって、用紙P1の分離が良くなり、用紙P1を送り出し易くなる。これにより、用紙P1の浮揚が大きくなりすぎて用紙を傷めたり、複数枚の用紙が密着したまま纏まって浮揚して、分離できなかったりする問題が解消される。
用紙P2からの用紙P1の分離が終了した後、吸着搬送部60の図示しない駆動部が駆動を開始し、吸着ベルト63に吸着された1枚の用紙P1が搬送される。
図7は、給紙装置の制御の構成を示すブロック図、図8は、給紙装置の制御を示すフローチャート、図9は、給紙装置の制御を示すタイミングチャートである。これらの図により給紙の方法を以下に説明する。ただし、以下の給紙方法は一例であり、これに限定されるものではない。
制御手段70より給紙の開始が指示されると、送風部40と前方送風部50が送風を開始する(#101)。ほぼ同時に吸引ダクト64が吸引を開始する(#103)。用紙束の上の数枚の用紙に送風部40のエアーが吹き付けられ、1枚ずつに分離され、一番上の用紙Pが吸着ベルト63に吸着される。すると、吸着センサPS1がONになる(#105)。
吸着センサPS1がONになると、前方送風部50の送風により、一番上の吸着された用紙と2枚目以降の用紙とが分離される。吸着センサPS1がONになって所定の時間(図9に示すdの時間)が経過後(#106)に、吸着ベルト63が用紙の搬送を開始する(#107)。用紙Pは矢印X方向に進行し、先端が給紙センサPS2に達すると(#109)、給紙センサPS2はONとなり、遮蔽部材45を閉じて送風部40からの送風を停止する(#111)。
用紙Pはさらに進み、先端が搬送センサPS4に達して搬送センサPS4に検知され、搬送ローラ65にニップされる(#113)。すると、吸着ベルト63は停止し(#115)、以後、用紙Pは搬送ローラ65により搬送される。吸着ベルト63が停止したら、吸引ダクト64の吸引も停止する。
用紙Pがさらに進み、用紙の後端が給紙センサPS2を通過すると、給紙センサPS2はOFFとなり(#117)、#101に戻り、送風部40が次の用紙Pを吸着させるためにエアーの吹き付けを開始する。以下、給紙が終了するまで繰り返す。
制御手段70には、分離容易度検知手段71が設けられている。この分離容易度検知手段71は、給紙センサPS2が、用紙Pの後端の通過を検知したときから、次の用紙Pを吸着するまでの時間(図9に示すaの時間)を計測する。あるいは、用紙Pの後端が吸着センサPS1を通過して吸着センサPS1がOFFになった時から、次の用紙Pを吸着するまでの時間(図9に示すbの時間)を計測する。
a又はbの値は、複数枚の用紙を吸着した場合、最も上の1枚目の用紙Pと2枚目以降の用紙Pとの分離がし易い場合は、短くなり、分離しにくい場合は長くなる。分離しにくい場合に、吸着ベルト63の搬送を早期に始めると、2枚目以降が離れていないことがあり、重送となる可能性が高くなる。そこで、a又はbの値と、予め設定された標準の数値と比較し、a又はbの値が、標準の数値より大きい場合は、吸着センサPS1が用紙Pの吸着を検知してから、吸着ベルト63で搬送を開始するまでの時間(図9に示すcの時間)を長くする。こうすることで、次の用紙の搬送開始時期を調整することができ、複数枚吸着したときの2枚目以降の用紙が確実に分離してから搬送を開始することができるので、重送を防止できる。
cの時間を調整するのに代えて、送風部40からのエアーの送風を遮蔽する時間を調整してもよい。送風部40からのエアーの吹き付けを停止する時間は、たとえば、図8の#110及び、図9のdに示すように、給紙センサPS2が用紙の先端を検知してからの時間を調整することとしてもよい。dの時間を調整する場合は、cの時間は一定の時間とすることができるが、c、d双方の時間を調整してもよい。図9ではdの時間を、給紙センサPS2が用紙の先端を検知した時間から計測しているが、吸着センサPS1が吸着を検知してから計測したり、吸着ベルト63が搬送を開始した時から計測するなどしてもよい。
このように用紙の側方からのエアーの吹き付け時間を長くすることで、複数枚吸着した場合の2枚目以降の分離を確実なものにすることができる。
なお、本発明の給紙装置は、画像形成装置本体Aに接続した大容量の給紙装置LTについて説明したが、画像形成装置本体A内に配置された給紙カセット10にも適用可能である。
画像形成装置本体、画像読取装置、自動原稿送り装置、大容量の給紙装置から構成された画像形成装置の全体構成図。 本発明の給紙装置の要部を示す斜視図。 給紙装置の正面断面図。 給紙装置の平面図。 給紙装置の側面図。 送風部と前方送風部による用紙の吸着搬送過程を示す断面図。 給紙装置の制御の構成を示すブロック図。 給紙の仕方を示すフローチャート。 給紙装置の制御を示すタイミングチャート。
符号の説明
30 給紙装置本体
31 給紙トレイ
32 先端規制部材
33 後端規制部材
40 送風部
41 側部規制部材
42 電動ファン
43 導風路
44 送風口
45 遮蔽部材(シャッタ)
46 軸
50 前方送風部
51 電動ファン
52 ガイド板
53 送風口
60 吸着搬送部
63 吸着ベルト
65 搬送ローラ
A 画像形成装置本体
LT 給紙装置
P,P1,P2 用紙
PSl 吸着センサ
PS2 給紙センサ
PS4 搬送センサ
SOL ソレノイド
Vl 第1送風
V2 第2送風
V3 吸気

Claims (3)

  1. 複数枚の用紙からなる用紙束を積載する給紙トレイと、
    前記給紙トレイに積載された前記用紙束の側端にエアーを吹き付ける送風部と、
    前記給紙トレイに積載された前記用紙束の最上位の用紙を1枚ずつエアーの吸引により吸着して搬送する吸着般送部と、
    前記送風部からのエアーの送風を遮蔽する遮蔽部材と、
    前記吸着搬送部に前記用紙が吸着されたことを検知する吸着センサと、
    前記吸着搬送部から搬送された用紙を受け取って次工程に送る搬送ローラと、
    前記送風部、吸着般送部及び遮蔽部材を制御する制御部と、
    前記制御部に設けられた用紙の分離容易度を検知する分離容易度検知手段と、
    を有し、前記制御部は前記分離容易度検知手段による検知結果に基づいて送風部からのエアーの送風を遮蔽する時間を変更することを特徴とする給紙装置。
  2. 前記用紙搬送方向の先方から前記用紙束の搬送方向の先端にエアーを吹き付ける前方送風部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 像担持体上にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記像担持体上のトナー像を用紙に転写する転写部と、
    前記転写部に前記用紙を搬送する給紙装置と、
    トナー像が形成された前記用紙を加熱して定着する定着装置と、
    を有し前記給紙装置が請求項1又は2に記載の給紙装置であることを特徴とする画像形成装置。
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