JP4950647B2 - プリント配線板の単板接続装置及びその方法 - Google Patents

プリント配線板の単板接続装置及びその方法 Download PDF

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Description

この発明は、プリント配線板の単板接続装置及びその方法に関し、特にプリント配線板を製造する工程の途中で、プリント配線板の素材としての例えば所定の幅を具備した長いシート状の銅張積層板(通常、「CCL」という)から所定の長さに切断された単板同士を互いに重ね合わせて同時に穿孔した後に、各単板同士を互いにつなげて次工程の回路形成加工を施すために、前記各単板同士を互いに接続用テープで貼り合わせるプリント配線板の単板接続装置及びその方法に関する。
近年、プリント配線板、例えばFPC(Flexible Printed Circuit)は生産量が急増している。従来、プリント配線板の製造方法としては、プリント配線板の素材としての例えば所定の幅を具備したシート状の銅張積層板(CCL)からなる薄い板状の部材の両面に回路を形成するものであり、長いシート状のCCL(ポリイミド等の薄い板状のベース部材の両面に薄い導体膜が形成されている部材)を所定の長さの単板に切断し、この切断された各単板を互いに重ね合わせて貫通孔を同時にあけ、この貫通孔にスルーホールメッキを施し、このスルーホールメッキが施された各単板の両面の導体膜に、エッチング等によって回路を形成する方法が知られている。
なお、上記のスルーホールメッキは、前記プリント配線板の両面に形成された回路同士を互いに電気的に接続するために行われるものである。
また、前記従来の方法では、前記スルーホールメッキが施された各単板に対して回路を設ける際に、1枚ずつ離されている各単板ごとに回路を形成している。
一方、前記従来の他の方法では、前記スルーホールメッキが施された各単板を接続用テープなどを用いて互いに接続して長く形成してロール状に巻かれる。この長く接続された各単板がロールから繰り出されてその進む方向に送られつつ、前記各単板の両面に回路を形成し、別のロールに巻き取られるロール・ツゥ・ロール(R−R)方式が採られる。この方法のメリットは、「生産コストの低減」、「厚みが薄い高付加価値製品の生産が可能となる」などである。しかし、全ての工程をロール処理することはコスト面で最善ではないため、生産工程の途中で枚葉をロール化する工程が必要となる。
ここで、前記複数の単板を接続する単板接続装置としては、搬送装置で所定の位置まで搬送された前側の単板の後端部と、次の後側の単板の前端部とを互いに突き合わせて、接続用テープで前記前側の単板と前記次の後側の単板とを互いに接続し、前記搬送装置で前記次の後側の単板を前記所定の位置まで搬送する動作を繰り返し、複数の単板が長くつながるように接続する装置が知られている。
なお、上記の単板接続装置では、互いに対向しているローラで前記単板を挟み込み、前記各ローラを回転して前記単板を搬送する構成である。また、接続用テープで前記前側の単板と前記次の後側の単板とが、作業者の手作業によって互いに接続されている。
ところが、前記単板を接続する単板接続装置では、作業者の手作業によって接続用テープを各単板の突き合わせ部に貼ることにより、各単板同士が接続されているので、効率良く接続することができないという問題があった。
そこで、本出願人は、上記の問題を解消するために、特許文献1に示されているように、部材(上記の単板に該当)の進む方向の後端部に、次の部材の進む方向の前端部が接近して対向するように、前記次の部材を位置決め可能な部材位置決め手段と、前記部材と前記次の部材とを互いに接続するために、前記部材の後端部と前記次の部材の前端部とに接続用テープを貼り付けるテープ貼り付け手段と、前記部材の厚さ方向の一方の面を真空吸着しつつ前記部材を前記進む方向の一方向であって前記部材で次の部材を引く方向に搬送することにより、前記部材と前記次の部材とを搬送することを特徴とする部材の接続装置を開発している。
これにより、上記のテープ貼り付け手段を用いて各単板同士を効率良く接続することができるようになった。しかし、上記の部材同士の突き合わせ部が、その進む方向での間隔が「広がり」すぎたり、部材の厚み方向で「重なり」が生じたり、また、複数の各部材の側端部の不揃いによる「側端部の凹凸」などが生じることがあり、その結果、ロール処理の生産性及び部材の品質に悪影響を与えるなど、次工程で不具合が生じる原因となる。
そこで、本出願人は、上記の問題を解消するために、図10に示されているように、複数の単板を効率よく接続する単板接続装置101を開発している。
すなわち、単板接続装置101の図示しない基台には、図10に示されているように前側の単板103Aの進む方向の後端部103ARに、次の後側の単板103Bの進む方向の前端部103BFが近接して対向するように前記次の後側の単板103Bを位置決めして接続用テープ105を貼り付けるためのテープ貼付領域107が設けられている。
上記のテープ貼付領域107には、前記前側の単板103Aの後端部103ARと前記次の後側の単板103Bの前端部103BFとを位置決めするための貼合せテーブル109が設けられ、この貼合せテーブル109で位置決めされた前側の単板103Aと次の後側の単板103Bとを互いに接続するための接続用テープ105を収納したテープ貼付装置111が貼合せテーブル109の上方に設けられている。
また、上記のテープ貼付領域107に対して前記搬送方向の前方側には、前記前側の単板103Aを真空吸着しつつ図10に示す矢印の搬送方向の前方側へ移動せしめるためのサクションコンベアなどの単板固定搬送装置113が設けられている。したがって、前記前側の単板103Aとこの前側の単板103Aに接続された前記次の後側の単板103Bが搬送される。
また、上記の単板固定搬送装置113に対して前記搬送方向の前方側(図10において右側)には、前記テープ貼付装置111で接続されてから前記単板固定搬送装置113で搬送される接続された複数枚の単板103をリール115(ボビン)に巻き取る単板巻取装置117が設けられている。
また、上記のテープ貼付領域107に対して前記搬送方向の後方側(図10において左側)には、前記前側の単板103Aの後端部103ARの位置、あるいは前記次の後側の単板103Bの前端部103BFの位置を検出するための端部位置センサ119が設けられている。
上記の端部位置センサ119は、図10に示されているように前記搬送方向に対して直交する幅方向で単板103の両側端部が通過する位置付近の上下に投光側センサ119Aと受光側センサ119Bとからなる透過型光電センサが配置されている。あるいは、投光部と受光部を反射ミラーと反射型光電センサの組合せのセンサを下方に配置する場合もある。なお、前記端部位置センサ119は、前記前側の単板103Aの後端部103ARの位置、あるいは前記次の後側の単板103Bの前端部103BFの位置を検出した検出データを送るように図示しない制御装置に接続されている。
また、上記のテープ貼付領域107並びに端部位置センサ119に対して前記搬送方向の後方側(図10において左側)には、前記次の後側の単板103Bを載置可能な平面状の部位を備えた可動テーブル121が前記搬送方向でテープ貼付領域107の貼合せテーブル109へ接近及び離反するように往復動自在に設けられている。
なお、前記可動テーブル121は、前記搬送方向の往復移動位置(あるいは移動距離)を正確に作動できるように構成されており、図示しない制御装置に接続されている。さらに、上記の可動テーブル121の上面には、前記単板103A、103Bに設けられた位置決め用の基準穴103Hに挿入して係合される突起123が前記単板103A、103Bの位置決めのために可動テーブル121の上面から上方へ出没自在に設けられている。
また、前記可動テーブル121の上面には複数の小さな貫通孔125が設けられており、これらの各貫通孔125を介して可動テーブル121の上面で前側の単板103Aを真空吸着したり、あるいは前側の単板103Aをエアーフロートしたりすることができるように構成されている。
上記の図10の単板接続装置101における単板接続工程としては、前側の単板103Aが単板固定搬送装置113のサクションコンベアにより搬送方向の前方へ搬送される際に、図10の2点鎖線で示されているように前側の単板103Aの進む方向の後端部103ARの位置が端部位置センサ119で検出され、この検出されたデータが制御装置に送られる。制御装置では前側の単板103Aの後端部103ARの位置のデータに基づいて計算し、前記前側の単板103Aの後端部103ARをテープ貼付領域107の所定の位置で停止するように単板固定搬送装置113に指令が与えられる。
これにより、前記前側の単板103Aが図10の矢印で示されているように前記搬送方向の前方へ搬送され、かつ、単板巻取装置117も同期して回転駆動され、接続された複数の単板103が前方側のリール115に巻き取られ、前記前側の単板103Aの後端部103ARがテープ貼付領域107の所定の位置、すなわち、貼合わせ中央位置TCLで停止する。
次いで、図10の2点鎖線で示されている次の後側の単板103Bは、後側の単板103Bに設けられた位置決め用の基準穴103Hに可動テーブル121の上面に突出した突起123が挿入されて可動テーブル121の上面に位置決めされ、可動テーブル121の上面で真空吸着される。
その後、作動スイッチONにより、可動テーブル121が図10の矢印で示されているように前方へ前進し、図11に示されているように前記次の後側の単板103Bの前端部103BFの位置が端部位置センサ119で検出され、この検出されたデータが制御装置に送られる。制御装置では前記後側の単板103Bの前端部103BFの位置のデータと、すでに停止している前記前側の単板103Aの後端部103ARの位置のデータに基づいて計算し、前記前側の単板103Aの後端部103ARと適正な間隔を介して近接する位置で停止するように可動テーブル121に指令が与えられる。
可動テーブル121は、前記前側の単板103Aの後端部103ARと前記後側の単板103Bの前端部103BFとの間隔が適正な位置で停止する。
次いで、テープ貼付装置111により、接続用テープ105が前記各単板103A、103Bの端部103AR、103BFを覆うように貼り付けられて前記各単板103A、103Bが接続される。
制御装置からの指令により、突起123が可動テーブル121の上面より下方へ没入し、可動テーブル121の上面の複数の小さな貫通孔125からエアが吹き出して前記後側の単板103Bがエアーフロートされるように切り替えられる。一方、単板固定搬送装置113が再び駆動して前側の単板103Aとこの前側の単板103Aに接続された後側の単板103Bが前記搬送方向の前方へ搬送されて、前述したように、前記後側の単板103Bの後端部103BRの位置が端部位置センサ119で検出され、前記後側の単板103Bの後端部103BRがテープ貼付領域107の貼合わせ中央位置TCLで停止する。これと同時に、前記可動テーブル121は後退して原位置へ復帰する。
以上のような動作が繰り返されることによって、複数枚の各単板103A、103Bが接続用テープ105で長く接続されることになる。
特開2006−222172号公報
ところで、図10に示されている単板接続装置101は、単板103が貼合わせ中央位置TCLに移動する過程で、単板103の端面(後端部103AR又は前端部103BF)を端部位置センサ119で検知し、この端部位置センサ119から貼合わせ中央位置TCLまでの移動量が予め決められている。しかし、この場合では、可動テーブル121を前進させるために使用しているサーボモータの送り精度や端部位置センサ119の検出精度のばらつきにより、単板103の端面(後端部103AR又は前端部103BF)が貼合わせ中央位置TCLで停止する精度にばらつきがあるという問題点があった。例えば、単板103の端面停止位置は、貼合わせ中央位置TCL(規定の停止位置)に対して±0.5mm程度ずれるというものであった。
したがって、上述したように単板103の端面停止位置に大きなばらつきが生じるために、前側の単板103Aの後端部103ARと次の後側の単板103Bの前端部103BFとの間隔(以下、単に「基板間隔」という)に大きなばらつきが生じることになる。
しかし、単板接続装置101の連続動作中は、単板103同士がどれ位の基板間隔で貼り合わされているのか分からない。また、各単板103の端面の状態を確認することができない。そのために、各単板103の後端部103AR又は前端部103BFに、折れ、返り、異物の付着等の異常があっても、前記基板間隔に問題がなければ接続用テープ105を貼って次の動作へ移ってしまうことになる。
実際、端面に異常がある単板103が接続用テープ105で貼り合わされてから、整面や現像、エッチング等の薬液処理装置に投入された場合は、薬液が接続用テープ105の内側に浸入してしまうために、せっかく貼り合わせた単板103が薬液処理中に分離してしまうという問題点があった。
一方、接続用テープ105を貼りつけた後に、この貼り付けた部分に上述した異常があることを発見した場合は、作業者が接続用テープ105を剥がす必要があり、この接続用テープ105を剥がす作業で単板103に折れやシワを発生させて、単板103が不良品となってしまう場合があるという問題点があった。
上記発明が解決しようとする課題を達成するために、この発明のプリント配線板の単板接続装置は、所定の長さと幅とを備えた板状の単板同士が接続されるときの前側の単板の進む方向の後端部に、次の後側の単板の進む方向の前端部が近接して対向するようにテープ貼付領域に間隔を設けて位置決めされた前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部とに接続用テープを貼り付けて接続するテープ貼付装置と、前記テープ貼付領域における前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部の位置を撮像する撮像手段と、この撮像手段で撮像された画像から前記前側の単板の後端部の位置、あるいは前記次の後側の単板の前端部の位置を判断するために画像処理する画像処理装置と、この画像処理装置の画像処理データに基づいて、前記前側の単板の後端部が前記テープ貼付領域に予め設定した後端部規定位置で停止するように、前記前側の単板を前記進む方向の前方に搬送すべく、前記テープ貼付領域の前方側に設けられた単板固定搬送装置と、前記画像処理装置の画像処理データに基づいて、前記次の後側の単板の前端部が前記テープ貼付領域に予め設定した前端部規定位置で停止するように、前記次の後側の単板を前記進む方向の前方に移動せしめて位置決めすべく、前記テープ貼付領域の後方側に設けられた単板移動搬送装置と、前記テープ貼付領域に設けられる貼合せテーブルと、を備え、前記テープ貼付装置は、前記貼合せテーブルの上方に設けられており、前記撮像手段は、前記貼合せテーブルの下方に設けられると共に、前記後端部規定位置と前記前端部規定位置とを同時に撮像する位置に設けられており、前記貼合せテーブルは、前記撮像手段で撮像するための切欠き窓を有していることを特徴とするものである。
また、この発明のプリント配線板の単板接続装置は、前記プリント配線板の単板接続装置において、前記撮像手段は、前記前側の単板もしくは前記次の後側の単板が前進速度の減速を開始する前進速度減速開始位置を、前記後端部規定位置及び前記前端部規定位置と同時に撮像する位置に設けられており、前記画像処理装置の画像処理データを確認しながら、前記前側の単板の後端部が前記テープ貼付領域の前記前進速度減速開始位置から前記後端部規定位置に近づくにつれて進行速度を減速させて前記後端部規定位置で停止すべく前記単板固定搬送装置に移動及び停止の指令を与えると共に、前記画像処理データを確認しながら、前記次の後側の単板の前端部が前記テープ貼付領域の前記前進速度減速開始位置から前記前端部規定位置に近づくにつれて進行速度を減速させて前記前端部規定位置で停止すべく前記単板移動搬送装置に移動及び停止の指令を与える第1指令部を備えた制御装置が設けられていることが好ましい。
また、この発明のプリント配線板の単板接続装置は、前記プリント配線板の単板接続装置において、前記制御装置に、前記撮像手段で撮像した前側の単板の後端部の状態が異常であることを確認したとき、前記単板固定搬送装置の動作を停止し、前記異常状態を通知する指令を与える第2指令部が備えられていることが好ましい。
また、この発明のプリント配線板の単板接続装置は、前記プリント配線板の単板接続装置において、前記制御装置に、前記撮像手段で撮像した次の後側の単板の前端部の状態が異常であることを確認したとき、前記次の後側の単板を後退させるべく前記単板移動搬送装置に指令を与える第3指令部が備えられていることが好ましい。
また、この発明のプリント配線板の単板接続装置は、前記プリント配線板の単板接続装置において、前記制御装置に、前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部を突き合わせたときの基板間隔を計測する演算装置が備えられていることが好ましい。
また、この発明のプリント配線板の単板接続装置は、前記プリント配線板の単板接続装置において、前記制御装置に、前記演算装置で計測した基板間隔を記憶するメモリが備えられていることが好ましい。
また、この発明のプリント配線板の単板接続装置は、前記プリント配線板の単板接続装置において、前記制御装置に、前記演算装置で計測した基板間隔が異常であることを確認したとき、前記次の後側の単板を後退させるべく前記単板移動搬送装置に指令を与える第4指令部が備えられていることが好ましい。
この発明のプリント配線板の単板接続方法は、所定の長さと幅とを備えた板状の前側の単板の進む方向の後端部に、次の後側の単板の進む方向の前端部が近接して対向するようにテープ貼付領域に間隔を設けて位置決めされた前記前側の単板と前記次の後側の単板とを互いに接続する単板接続方法において、前記テープ貼付領域に貼合せテーブルを設け、前記貼合せテーブルの下方に撮像手段を設けると共に、前記撮像手段を、前記前側の単板の後端部を停止させるために前記テープ貼付領域に予め設定した後端部規定位置と、前記次の後側の単板の前端部を停止させるために前記テープ貼付領域に予め設定した前端部規定位置とを同時に撮像する位置に設け、前記貼合せテーブルに前記撮像手段で撮像するための切欠き窓を形成し、前記前側の単板及び前記次の後側の単板を前進移動する際に、前記テープ貼付領域における前記前側の単板の後端部の位置並びに前記次の後側の単板の前端部の位置を前記撮像手段で撮像し、この撮像した前記前側の単板の後端部の位置を確認しながら前記前側の単板を移動し、前記前側の単板の後端部を前記後端部規定位置で停止せしめ、前記撮像した前記次の後側の単板の前端部の位置を確認しながら前記次の後側の単板を移動し、前記次の後側の単板の前端部を前記前端部規定位置で停止せしめ、前記撮像手段で、前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部を突き合わせたときの前記間隔を撮像すると共に、前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部とにおける異常の有無を確認し、その後、前記撮像手段で撮像しながら前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部とに、前記前側の単板及び前記次の後側の単板の上方から接続用テープを貼り付けて接続することを特徴とするものである。
また、この発明のプリント配線板の単板接続方法は、前記プリント配線板の単板接続方法において、前記撮像手段は、前記前側の単板もしくは前記次の後側の単板が前進速度の減速を開始する前進速度減速開始位置を、前記後端部規定位置及び前記前端部規定位置と同時に撮像する位置に設けられており、前記前側の単板の後端部が前記テープ貼付領域の前記前進速度減速開始位置から前記後端部規定位置に近づくにつれて前記前側の単板の進行速度を減速させると共に、前記次の後側の単板の前端部が前記テープ貼付領域の前記前進速度減速開始位置から前記前端部規定位置に近づくにつれて前記次の後側の単板の進行速度を減速させることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明のプリント配線板の単板接続装置によれば、前記テープ貼付領域における前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部の位置を撮像する撮像手段及びこの撮像手段で撮像された画像を処理する画像処理装置を設けたので、前記撮像手段で撮像された画像から前側の単板の後端部の位置を確認できることから、前記前側の単板の後端部をテープ貼付領域の後端部規定位置で高精度に停止することができる。また、前記次の後側の単板の前端部の位置を確認できることから、前記次の後側の単板の前端部をテープ貼付領域の前端部規定位置で高精度に停止することができる。その結果、単板固定搬送装置や単板移動搬送装置の駆動装置の精度のばらつきにかかわらず、前記単板同士の基板間隔を高精度に一定にすることができる。
しかも、前記撮像手段で撮像された画像から前記単板同士の基板間隔を測定することができるので、単板接続装置の運転中であっても、前記基板間隔を確認することができる。
また、接続用テープを貼りつける前に、前側の単板の後端部や次の後側の単板の前端部の状態を確認して前側の単板の後端部や次の後側の単板の前端部の異常を検出できる。したがって、接続用テープを貼りつける前に上記の異常を検出できるので、例えば異常であっても接続用テープを貼りつけたために後工程の製造途中で貼り合わせた部分が分離してしまうというトラブルを無くすことができ、また、不具合による接続用テープを剥がす作業がなくなる。
また、この発明のプリント配線板の単板接続方法によれば、上記のプリント配線板の単板接続装置の効果とほぼ同様に、前記テープ貼付領域における前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部の位置を撮像手段で撮像した画像処理データに基づいて、前側の単板の後端部の位置あるいは前記次の後側の単板の前端部の位置を確認できるので、前記前側の単板の後端部あるいは前記次の後側の単板の前端部を前記テープ貼付領域のそれぞれの該当する規定位置で高精度に停止させることができる。したがって、単板固定搬送装置や単板移動搬送装置の駆動装置の精度のばらつきにかかわらず、前記単板同士の基板間隔を高精度に一定にすることができる。
しかも、前記撮像手段で撮像された画像から前記単板同士の基板間隔を測定することができるので、単板接続装置の運転中であっても、前記基板間隔を確認することができる。
また、接続用テープを貼りつける前に、前側の単板の後端部や次の後側の単板の前端部の状態を確認して前側の単板の後端部や次の後側の単板の前端部の異常を検出できる。したがって、接続用テープを貼りつける前に異常を検出できるので、例えば異常であっても接続用テープを貼りつけたために後工程の製造途中で貼り合わせた部分が分離してしまうというトラブルを無くすことができ、また、不具合による接続用テープを剥がす作業がなくなる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
この実施の形態に係るプリント配線板(プリント基板)は、薄い板状の部材の表面と裏面の両面に薄い導電膜(たとえば銅箔で形成されている導電膜)が予め設けられており、前記導電膜を加工して製造されるものである。前記薄い板状の部材(素材)は、例えば可撓性を備えているシート状の銅張積層板(通常、「CCL」という)であり、ポリイミド製ベースフィルムの両面に導電膜が密着して形成されている。
ここで、前記プリント配線板の製造方法について概略的に説明する。
図9を参照するに、まず、所定の幅を具備した長いシート状のCCLが前記幅方向に伸びた切断線で所定の長さに切断されて単板とされる。なお、上記のCCLの所定の幅は、通常、250〜500mmである(ステップS1)。
上記の複数枚の単板(10枚程度)が各端面を互いに一致するように重ね合わされてから、パンチやドリルを用いて前記複数枚の単板にほぼ同時に貫通孔があけられる。この貫通孔は両面の回路の導通をとるための穴である。このように複数枚の単板をまとめて穿孔することにより作業効率が向上する(ステップS2)。
次いで、前記貫通孔をあけた各単板はスルーホールメッキが施されて両面の回路の導通がとれる(ステップS3)。
次に、前記スルーホールメッキを施した各単板同士を互いに接続する単板接続工程が行われる。すなわち、前記各単板が厚さ方向で互いに重ならないように各単板の端部同士を互いに近接して(接触させてもしくは僅かに離して)互いに対向させて配置される。この近接している各単板の端部が所定の幅を備えた接続用テープにより前記各単板の厚さ方向の一方の面から前記互いに近接している端面の部位を覆うように貼り付けられて互いに接続されて長く形成され、例えばリール(ボビン)にロール状に巻かれる(ステップS4)。
次に、各単板の両面に回路を形成する回路形成工程が行われる。上記のように長く形成されてロール状に巻かれた各単板は、そのロールから繰り出しながら加工装置内に送り込まれ、各単板に加工した後の印刷配線板が別のロールに巻き取られるロール・ツゥ・ロール(R−R)方式が採られる。このとき、上記のロール状の単板が別のロールへ送られる際に、各単板の両面に薄い回路が形成される。すなわち、各単板の導電膜の表面をきれいにする整面処理、ドライフィルムラミネート、露光、現像、エッチング及び回路研磨等の工程を経て印刷回路が形成される。
より詳しく説明すると、まず、前記単板の両面(表面と裏面)に設けられている薄い導電膜の表面の酸化被膜を除去して油膜や微細なゴミを除去するための整面処理が行われる。
この整面処理された導電膜の表面にはドライフィルムが貼り付けられ、前記単板の両面に回路を形成するためのマスクが前記ドライフィルムに設置された状態で露光が行われる。
前記パターン基板(マスク)を取り除いて現像処理が行われ、前記ドライフィルムに前記パターン基板の回路形態が転写される。
続いて、エッチング処理によって上記の導電膜の一部が除去され、前記パターン基板の回路と同じ形態の回路が前記単板の両面に形成される。この後、前記基板の両面に残存している前記ドライフィルムが除去される。
以上のように、複数枚の単板が互いに重ね合わせて貫通孔があけられるので、スルーホールメッキのための貫通孔を効率よく形成できる。さらに、スルーホールメッキが施された各単板を接続してロール状に巻かれた後に、このロール状の各単板が繰り出されて別のロールへ送られる際に、各単板の両面に回路が形成されるので、ほぼ連続的に回路を効率良く形成することができる(ステップS5)。
続いて、上記の接続された各単板が分離され(ステップS6)、この分離後に、各単板の両面に薄いカバーレイが貼り付けられてから型抜きをして(ステップS7)、プリント配線板が製造される。
以上のように、製造されたプリント配線板は、両面に回路を備えていると共に、前記両面の各回路を互いに電気的に接続するためのスルーホールを有するものであり、このプリント配線板を従来よりも効率よく製造することができる。
また、上記のプリント配線板の製造方法によれば、単板同士の接続に接続用テープが使用されているので、単板に与える影響を少なくして(たとえば、接続部位で単板を傷つけることなく)、単板の接続を速やかに容易に行うことができ、接続された単板を分離することも容易になっている。
次に、上記プリント基板の製造方法のうちの単板接続装置1について図面を参照して説明する。この単板接続装置1は上述したステップS4の単板接続工程で用いられるものである。
図1を参照するに、単板接続装置1は、所定の幅と所定の長さとを備えて四角形状に形成され可撓性を具備した薄い板伏の単板3(たとえば、プリント配線板の素材)同士を接続するための装置である。
なお、上記のステップS1、S2及びS3で形成された単板3は、図5(A)の2点鎖線で示されているように、単板3の4隅に設けた4個の露光機用のアライメント穴3Eと、単板3の進む方向のほぼ中央で両側部に設けた2個の露光機のシート送り用穴3Sと、が形成されている。
単板接続装置1の図示しない基台には、図1に示されているように前側の単板3Aの進む方向の後端部3ARに、次の後側の単板3Bの進む方向の前端部3BFが近接して対向するように前記次の後側の単板3Bを位置決めして接続用テープ5を貼り付けるためのテープ貼付領域7が設けられている。
上記のテープ貼付領域7には、前記前側の単板3Aの後端部3ARと前記次の後側の単板3Bの前端部3BFとを位置決めするための貼合せテーブル9が設けられており、この貼合せテーブル9で位置決めされた前側の単板3Aと次の後側の単板3Bとを互いに接続するための接続用テープ5を備えたテープ貼付装置11が貼合せテーブル9から離隔した上方に上下動自在に設けられている。
詳しく説明すると、テープ貼付装置11の本体部であるフレーム13の内部には、所定の幅を備えた接続用テープ5がリールに巻かれて格納されており、接続用テープ5が前記各単板3A,3Bの突き合わせ部と互いにほぼ一致する方向に繰り出され、フレーム13の下面より下方へ出た接続用テープ5の先端側がフレーム13内に備えた押し付けローラにより上から貼合せテーブル9へ押し付けられる構成である。なお、引き出された接続用テープ5の下面側に接着剤層が設けられている。
さらに、フレーム13が走行して接続用テープ5を各単板3A,3Bの端部3AR,3BFの突き合わせ方向に延伸せしめて前記端部3AR,3BFを覆うように貼り付けられると、この接続用テープ5がフレーム13内に備えたカッターなどからなるテープ切断部により切断される構成である。
また、上記のテープ貼付領域7に対して前記搬送方向の前方側には、前記前側の単板3Aを前記搬送方向の前方側へ移動せしめるための単板固定搬送装置15が設けられている。
この単板固定搬送装置15は、前記前側の単板3Aの厚さ方向の一方の面を真空吸着しつつ前記前側の単板3Aを進む方向の一方向(図1及び図2に示す矢印の搬送方向)に引いて搬送することにより、前記前側の単板3Aとこの前側の単板3Aに接続された前記次の後側の単板3Bとを搬送せしめるものである。
上記の単板固定搬送装置15について詳しく説明すると、単板固定搬送装置15はこの実施の形態ではベルトコンベヤ17で構成されており、ベルトコンベヤ17の無端環状に回転するベルト19には前側の単板3Aの搬送方向に並んだ複数の貫通孔21が複数列具備されている。さらに、上方側を走行するベルト19の内側には平板状のガイド部材23が設けられている。このガイド部材23には前記ベルト19の各貫通孔21に対応する位置で前記搬送方向に長く伸びて形成された図示しない複数の溝が複数列具備されている。
前記ガイド部材23の各溝を形成した面がベルト19の内側の面に近接又は接触しており、前記ベルト19におけるガイド部材23とは反対側の面で、ガイド部材23の溝とベルト19の各貫通孔21とを介してベルト19の上面にある前側の単板3Aを真空吸着できるように構成されている。
なお、単板固定搬送装置15は、ベルト19がサーボモータなど駆動装置により正逆回転駆動されて正確な位置で停止できるように構成されており、前側の単板3Aの後端部3ARが規定位置に来るように調整するためにベルトコンベヤ17は前進と後進できるようにされている。さらに、前記駆動装置は詳しくは後述する制御装置25(図3及び図4を参照)に接続されている。
また、上記の単板固定搬送装置15に対して前記搬送方向の前方側(図1、図2において右側)には、前記テープ貼付装置11で接続されてから前記単板固定搬送装置15で搬送される接続された複数枚の単板3をリール27(ボビン)に巻き取る単板巻取装置29が設けられている。なお、前記リール27は図示しない前記基台に対して回転自在に設けられており、図示しない電気モータ等のアクチュエータで前記接続された複数の単板3を巻き取るために回転駆動される構成である。
図3を併せて参照するに、上記のテープ貼付領域7において前記搬送方向の後部、すなわち、貼合せテーブル9の後部には、次の後側の単板3Bの前端部3BFの垂れ下がり部分を貼合せテーブル9のテープ貼付高さ位置で載置する単板前端部載置領域31が設けられている。
また、上記のテープ貼付領域7において貼合せテーブル9の上方側には、前記前側の単板3Aの後端部3ARの位置、あるいは前記次の後側の単板3Bの前端部3BFの位置を撮像するための撮像手段としてのCCD、CMOSカメラ等のうち例えばCCDカメラ33が設けられており、CCDカメラ33は撮像された画像を処理するための画像処理手段としての例えば画像処理装置35を介して制御装置25に接続されている。なお、上記のCCDカメラ33は、スポット的な範囲を撮像するのではなく、テープ貼付領域7の貼合わせ中央位置TCLの全長に亘る範囲で撮像するものである。
なお、前述したCCDカメラ33はテープ貼付領域7の下方側に設けられても良い。例えば、テープ貼付領域7に位置して貼合せテーブル9にCCDカメラ用切欠き窓を設け、このCCDカメラ用切欠き窓の内部にCCDカメラ33を設けることができる。
また、上記の画像処理装置35は、CCDカメラ33で撮像された画像から上記の後端部3ARの位置及び前端部3BFの位置を判断するために画像処理するものである。
また、上記のテープ貼付領域7、すなわち貼合せテーブル9に対して前記搬送方向の後方側(図1、図2において左斜め下側)には、前記次の後側の単板3Bを載置可能な平面状の部位(前記テープ貼付領域7の貼合せテーブル9及び単板固定搬送装置15のベルト19の上面とほぼ同一平面上に配置された部位)を備えた単板移動搬送装置としての例えば可動テーブル37が前記搬送方向で貼合せテーブル9の単板前端部載置領域31へ接近及び離反するように往復動自在に設けられている。
また、可動テーブル37は、前記次の後側の単板3Bを設置する際の待機位置が前記後側の単板3Bの前端部3BFを前記貼合せテーブル9の単板前端部載置領域31に載置可能な位置とする構成である。
なお、前記可動テーブル37は、例えばボールねじとナット部材、前記ボールねじを回転駆動するサーボモータなどで構成される図示しないテーブル駆動装置により可動テーブル37の前記搬送方向の往復移動位置(あるいは移動距離)を正確に作動できるように構成されている。また、テーブル駆動装置は詳しくは後述する制御装置25に接続されている。
さらに、上記の可動テーブル37の上面には、前記単板3A、3Bに設けられた位置決め用の基準穴3Hに挿入して係合される単板位置決め部材としての例えば突起39が前記単板3A、3Bの位置決めのために可動テーブル37の上面から上方へ出没自在に設けられている。なお、前記基準穴3Hは可動テーブル37の上面に位置決めするために単板3A、3Bに設けられたものであり、例えば前記スルーホールメッキのための貫通孔をあけるために各単板3A、3Bを互いに重ね合わせたときにあけられたものである。
また、前記可動テーブル37の上面には複数の小さな貫通孔41が設けられており、これらの各貫通孔41を介して可動テーブル37の上面で前側の単板3Aを真空吸着したり、あるいは前側の単板3Aをエアーフロートしたりすることができるように構成されている。
前記次の後側の単板3Bが上記の可動テーブル37の上面に位置決めされるときは、前記突起39を突出させてこの突起39に前記次の後側の単板3Bの基準穴3Hを係合させる。また、前記テープ貼付装置11で各単板3A,3Bを互いに接続する際には、可動テーブル37で前記次の後側の単板3Bを真空吸着すると共に、単板固定搬送装置15で前側の単板3Aを真空吸着するように構成されている。
また、前記各単板3A,3Bが接続された後に単板固定搬送装置15で前側の単板3Aと共に接続された後側の単板3Bを搬送するときは、突起39が可動テーブル37の上面より下方へ没入し、可動テーブル37の上面でエアーフロートされるように構成されている。
なお、この実施の形態では突起39が可動テーブル37の上面に出没可能に設けられているが、他の実施の形態としては、上記の可動テーブル37の上面に、前記次の後側の単板3Bの側縁部を位置決めするための側縁部位置合わせ部材を設けても良い。
例えば、上記の側縁部位置合わせ部材には側縁部位置合わせのための基準面を備え、且つ可動テーブル37の上面にその幅方向に長く設けた2列のガイド溝に沿って可動テーブル37の幅方向へ移動自在に設け、例えばボールねじ及びこのボールねじを回転するモータなどで構成される駆動装置で、可動テーブル37の幅方向に移動位置決め可能に構成することができる。この場合は、前記次の後側の単板3Bの側縁部を側縁部位置合わせ部材の基準面に突き当てるだけでその幅方向の位置決めができる。
図4を参照するに、制御装置25は、中央処理装置としてのCPU43が備えられており、このCPU43には、種々のデータやプログラム等を入力するキーボードやタッチパネルなどの入力装置45と、CRTや液晶などの表示装置47と、入力装置45から入力されたプログラムやCCDカメラ33で撮像されて画像処理装置35で画像処理された画像処理データなどを記憶するメモリ49とが備えられている。
さらに、前記CPU43には、上記の画像処理データに基づいて、前側の単板3Aの後端部3ARの位置、あるいは前記次の後側の単板3Bの前端部3BFの位置の位置座標を計算する演算装置51が接続されている。
さらに、前記CPU43には、前記演算装置51で計算された前記位置座標に基づいて、例えば、前側の単板3Aの後端部3ARの位置を確認しながら前記前側の単板3Aの後端部3ARが前記テープ貼付領域7の後端部規定位置RPL(図6、7、8参照)に近づくにつれて、進行速度を減速させて詳しくは後述する後端部規定位置RPLで停止するように前記単板固定搬送装置15に移動及び停止の指令を与えると共に、前記撮像した前記次の後側の単板3Bの前端部3BFの位置を確認しながら前記次の後側の単板3Bの前端部3BFが前記テープ貼付領域7の前端部規定位置FPL(図6、7、8参照)に近づくにつれて、進行速度を減速させて詳しくは後述する前端部規定位置FPLで停止するように前記可動テーブル37に移動及び停止の指令を与える第1指令部53と、が接続されている。
なお、上記のテープ貼付領域7の貼合わせテーブル9には、図6に示されているように、貼合わせ中央位置TCLの前後に複数の位置判断基準線が例えば線間距離10μmの間隔で設けられている。
また、貼合わせ中央位置TCLの1つ前の位置判断基準線が前側の単板3Aの後端部3ARが停止すべき後端部規定位置RPLとされており、貼合わせ中央位置TCLの1つ後の位置判断基準線が次の後側の単板3Bの前端部3BFが停止すべき前端部規定位置FPLとされている。
さらに、貼合わせ中央位置TCLの4つ後の位置判断基準線が、前記前側の単板3Aもしくは前記次の後側の単板3Bの前進速度が減速を開始する前進速度減速開始位置RSLとされている。
また、前記CPU43には、CCDカメラ33で撮像した前側の単板3Aの後端部3ARの状態が異常であることを確認したとき、単板固定搬送装置15の動作を停止し、前記異常状態を例えばアラームなどの警報装置を介して通知する指令を与える第2指令部55が接続されている。
さらに、前記CPU43には、CCDカメラ33で撮像した次の後側の単板3Bの前端部3BFの状態が異常であることを確認したとき、前記次の後側の単板3Bを後退させるべく可動テーブル37に指令を与える第3指令部57が備えられている。
また、上記の演算装置51には、前記前側の単板3Aの後端部3ARと前記次の後側の単板3Bの前端部3BFを突き合わせたときの基板間隔WSを計測する機能が備えられている。
また、上記のメモリ49には前記演算装置51で計測した基板間隔WS(図6参照)がその都度記憶される構成である。
また、前記CPU43には、前記演算装置51で計測した基板間隔WSが異常であることを確認したとき、前記次の後側の単板3Bを後退させるべく前記可動テーブル37に指令を与える第4指令部59が備えられている。
なお、この実施の形態では、前記演算装置51により上記の画像処理データに基づいて前記基板間隔WSを計測しているが、他の実施の形態としては、貼合わせ中央位置TCLの位置の上部又は下部に、レーザセンサ等の端部検出装置を設けることで、例えばレーザセンサで前記前側の単板3Aの後端部3ARと前記次の後側の単板3Bの前端部3BFの位置を検出し、この検出データに基づいて前記基板間隔WSを計算することもできる。
次に、上記の単板接続装置1の動作について説明する。
単板接続装置1の単板接続工程としては、前側の単板3Aが単板固定搬送装置15のベルト19の上面で真空吸着された状態で搬送方向の前方へ搬送される際に、前記前側の単板3Aが図1及び図5(A)の矢印で示されているように貼合せテーブル9を通過すると、前側の単板3Aの進む方向の後端部3ARの位置がCCDカメラ33で撮像され、この撮像された画像から画像処理装置35で画像処理された前記後端部3ARの画像処理データが制御装置25に送られる。
制御装置25では、前記前側の単板3Aの後端部3ARの画像処理データに基づいて、前側の単板3Aの後端部3ARの位置座標が演算装置51で計算される。前記前側の単板3Aは図7(A)に示されているように貼合わせテーブル9の上を前進するが、第1指令部53から単板固定搬送装置15へ与えられる指令により、前記演算装置51で計算された前記位置座標に基づいて、前記前側の単板3Aの後端部3ARの位置を確認しながら、図7(B)に示されているように、前記前側の単板3Aの後端部3ARの位置が前進速度減速開始位置RSLにかかったときに前記前側の単板3Aの前進速度が減速を開始する。
さらに、前記前側の単板3Aの後端部3ARが前記テープ貼付領域7の後端部規定位置RPLに近づくにつれて、さらに進行速度を減速させて前記後端部規定位置RPLで停止することになる。
したがって、前記前側の単板3Aを前進させるために使用している前記単板固定搬送装置15のベルトコンベヤ17の送り精度のばらつきに関わりなく、図7(C)に示されているように、前記前側の単板3Aの後端部3ARが貼合わせ中央位置TCLより10μmだけ前に位置する後端部規定位置RPLに高精度で停止することになる。
なお、前記ベルト19が回転駆動されるときは単板巻取装置29も同期して回転駆動され、接続された複数の単板3が前方側のリール27に巻き取られる。
次いで、図5(A)の2点鎖線で示されている次の後側の単板3Bは、後側の単板3Bに設けられた位置決め用の基準穴3Hに可動テーブル37の上面に突出した突起39が挿入されることにより、図1及び図5(B)に示されているように可動テーブル37の上面に位置決めされる。このとき、後側の単板3Bの前端部3BFは必然的に貼合せテーブル9の単板前端部載置領域31に載置されることになり、前記後側の単板3Bの前端部3BFが貼合せテーブル9のテープ貼付高さ位置に位置する。そして、前記次の後側の単板3Bは可動テーブル37の上面で真空吸着される。
その後、作業者が可動テーブル37を作動するスイッチをONすることにより、可動テーブル37が図1及び図5(B)の矢印で示されているように前記次の後側の単板3Bの搬送方向の前方へ前進する。貼合せテーブル9では、前記次の後側の単板3Bの進む方向の前端部3BFの位置がCCDカメラ33で撮像され、この撮像された画像から画像処理装置35で画像処理された前記前端部3BF画像処理データが制御装置25に送られる。
制御装置25では、前記次の後側の単板3Bの前端部3BFの画像処理データに基づいて、次の後側の単板3Bの前端部3BFの位置座標が演算装置51で計算される。前記次の後側の単板3Bは図8(A)に示されているように貼合わせテーブル9の上を前進するが、第1指令部53から可動テーブル37へ与えられる指令により、前記演算装置51で計算された前記位置座標に基づいて、前記次の後側の単板3Bの前端部3BFの位置を確認しながら、図8(B)に示されているように、前記次の後側の単板3Bの前端部3BFの位置が前進速度減速開始位置RSLにかかったときに前記次の後側の単板3Bの前進速度が減速を開始する。
さらに、前記次の後側の単板3Bの前端部3BFが前記テープ貼付領域7の前端部規定位置FPLに近づくにつれて、さらに進行速度を減速させて前記前端部規定位置FPLで停止することになる。
したがって、前記次の後側の単板3Bを前進させるために使用している前記可動テーブル37の駆動装置の送り精度のばらつきに関わりなく、図8(C)に示されているように、前記次の後側の単板3Bの前端部3BFが貼合わせ中央位置TCLより10μmだけ後に位置する前端部規定位置FPLに高精度で停止することになる。
その結果、前記前側の単板3Aの後端部3ARと前記次の後側の単板3Bの前端部3BFとの基板間隔WSが、高精度で確実に20μmとなる。
また、CCDカメラ33で撮像した前側の単板3Aの後端部3ARの状態が異常であることを確認したときは、第2指令部55から与えられる指令により、単板固定搬送装置15の動作が停止すると共に、上記の異常状態が作業者に、例えばアラームなどの警報装置で通知される。したがって、作業者は、上記の異常状態の前側の単板3Aが次の後側の単板3Bに接続用テープ5で貼り合わされる前に、容易に取り除くことができる。
また、CCDカメラ33で撮像した次の後側の単板3Bの前端部3BFの状態が異常であることを確認したときは、第3指令部57から与えられる指令により可動テーブル37を後退させることで、上記の異常状態の次の後側の単板3Bを容易に取り除くことができる。なお、このとき、次の後側の単板3Bを可動テーブル37にセットするのを作業者が行うのではなく、ロボットなどの機械で行うように構成すれば、上記のように後退した可動テーブル37から異常状態の次の後側の単板3Bをロボットで自動的に取り除くことができる。
また、演算装置51では、前記前側の単板3Aの後端部3ARと前記次の後側の単板3Bの前端部3BFを突き合わせたときの基板間隔WSを計測することで、常に基板間隔WSを確認することができるので、この基板間隔WSに異常があったときは、第4指令部59から与えられる指令により可動テーブル37を後退させることで、異常状態の単板を容易に取り除くことができる。
また、前記演算装置51で計測した基板間隔WSがメモリ49に記憶されることで、それぞれの単板3A,3B同士の基板間隔WSをいつでも確認できる。
次いで、テープ貼付装置11のフレーム13が下降すると、予めフレーム13の内部のリールから繰り出された接続用テープ5の先端側がフレーム13の下面側に引き出されているので、接続用テープ5の先端側が押し付けローラにより上から前記貼合せテーブル9上の前記単板3A,3Bの各端部3AR,3BFの図2において左端側へ押し付けられて貼り付けられる。それからテープ貼付装置11のフレーム13が図2において右方へ移動することにより、接続用テープ5がリールから引き出されつつ押し付けローラにより押し付けられるので、接続用テープ5が前記各単板3A,3Bの端部3AR,3BFを覆うように貼り付けられて前記各単板3A,3Bが接続される。その後、接続用テープ5が図2において右端側でテープ切断部により切断される。前記フレーム13は原位置へ復帰する。
制御装置25からの指令により、突起39が可動テーブル37の上面より下方へ没入し、可動テーブル37の上面の複数の小さな貫通孔41からエアが吹き出して前記後側の単板3Bがエアーフロートされるように切り替えられる。一方、単板固定搬送装置15のベルト19が再び駆動して前側の単板3Aが前記搬送方向の前方へ搬送されるので、前側の単板3Aに接続された後側の単板3Bも共に前方へ搬送される。これと同時に、前記可動テーブル37は後退して原位置へ復帰すると共に複数の小さな貫通孔41からのエア吹き出しは停止し、突起39が可動テーブル37の上面より上方へ突出する。
また、上記の前側の単板3Aと後側の単板3Bが搬送方向の前方へ搬送される際に、前述したように、前記後側の単板3Bの後端部3BRの位置がCCDカメラ33で撮像され、この撮像された画像が画像処理装置35で処理された画像処理データに基づいて、前記後側の単板3Bの後端部3BRがテープ貼付領域7の後端部規定位置RPLに高精度で停止し、図1及び図5(A)に示されるような初期状態になる。
以上のような動作が繰り返されることによって、複数枚の各単板3A、3Bが接続用テープ5で長く接続されることになる。
以上のことから、この実施の形態の単板接続装置1によれば、前記テープ貼付領域7における前記前側の単板3Aの後端部3ARと前記次の後側の単板3Bの前端部3BFの位置を撮像する撮像手段としての例えばCCDカメラ33及びこのCCDカメラ33で撮像された画像を処理する画像処理装置35を設けたので、前側の単板3Aの後端部3ARの位置を確認しながら、前記前側の単板3Aの後端部3ARが前記テープ貼付領域7の後端部規定位置RPLに近づくにつれて前記前側の単板3Aの進行速度を減速させて前記後端部規定位置RPLで高精度に停止することができる。
また、上記と同じようにして、前記CCDカメラ33で撮像した前記次の後側の単板3Bの前端部3BFの位置を確認しながら前記次の後側の単板3Bの前端部3BFが前記テープ貼付領域7の前端部規定位置FPLに近づくにつれて、前記次の後側の単板3Bの進行速度を減速させて前記前端部規定位置FPLで高精度に停止することができる。
したがって、単板固定搬送装置15や可動テーブル37の駆動装置の精度のばらつきに関わらず、前記単板3A,3B同士の基板間隔WSを高精度に一定にすることができる。ちなみに、従来では貼合わせ中央位置TCL(規定の停止位置)に対して±0.5mm程度ずれるが、この実施の形態の停止精度は規定の停止位置に対して±0.1mm以下である。
しかも、前記CCDカメラ33で撮像された画像から前記単板3A,3B同士の基板間隔WSを測定することができるので、単板接続装置1の運転中であっても、前記基板間隔WSを確認することができる。
また、接続用テープ5を貼り付ける前に、前側の単板3Aの後端部3ARや次の後側の単板3Bの前端部3BFの状態を確認して前側の単板3Aの後端部3ARや次の後側の単板3Bの前端部3BFの異常を検出できる。したがって、接続用テープ5を貼りつける前に異常を検出できるので、異常であっても接続用テープ5を貼り付けるために後工程の製造途中で貼り合わせた部分が分離してしまうというトラブルを無くすことができ、また、不具合による接続用テープ5を剥がす作業がなくなる。
したがって、単板3A、3B同士を良好な状態で接続用テープ5を貼り付けて接続できるので、この接続された複数枚の単板3がロール状に巻かれてもしわや膨らみが生じないし、後工程で接続用テープ5の剥離作業が良好になるので、歩留まりを向上させることができる。
また、上記の各動作が自動的に行われることにより、複数枚の各単板3A、3Bの接続作業を効率よく行うことができる。
この発明の実施の形態の単板接続装置を概略的に示す斜視図である。 図1の動作を説明する斜視図である。 図1の単板接続装置の動作を概略的に示す正面図である。 制御装置の構成ブロック図である。 (A)〜(C)は、図1の単板接続装置を平面的な動作で概略的に示す平面図である。 テーブル貼付領域の各規定位置を示す平面図である。 (A)〜(C)は、前側の単板の進行・停止動作を概略的に示す平面図である。 (A)〜(C)は、次の後側の単板の進行・停止動作を概略的に示す平面図である。 プリント配線板の製造を示すフローチャート図である。 従来の単板接続装置を概略的に示す斜視図である。 従来の単板接続装置の動作を概略的に示す正面図である。
符号の説明
1 単板接続装置
3、3A,3B 単板
5 接続用テープ
7 テープ貼付領域
9 貼合せテーブル
11 テープ貼付装置
13 フレーム
15 単板固定搬送装置
17 ベルトコンベヤ
25 制御装置
27 リール
29 単板巻取装置
31 単板前端部載置領域
33 CCDカメラ(撮像手段)
35 画像処理装置
37 可動テーブル(単板移動搬送装置)
43 CPU
45 入力装置
47 表示装置
49 メモリ
51 演算装置
53 第1指令部
55 第2指令部
57 第3指令部
59 第4指令部
TCL 貼合わせ中央位置
RPL 後端部規定位置
FPL 前端部規定位置
RSL 前進速度減速開始位置
WS 基板間隔

Claims (9)

  1. 所定の長さと幅とを備えた板状の単板同士が接続されるときの前側の単板の進む方向の後端部に、次の後側の単板の進む方向の前端部が近接して対向するようにテープ貼付領域に間隔を設けて位置決めされた前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部とに接続用テープを貼り付けて接続するテープ貼付装置と、
    前記テープ貼付領域における前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部の位置を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段で撮像された画像から前記前側の単板の後端部の位置、あるいは前記次の後側の単板の前端部の位置を判断するために画像処理する画像処理装置と、
    この画像処理装置の画像処理データに基づいて、前記前側の単板の後端部が前記テープ貼付領域に予め設定した後端部規定位置で停止するように、前記前側の単板を前記進む方向の前方に搬送すべく、前記テープ貼付領域の前方側に設けられた単板固定搬送装置と、
    前記画像処理装置の画像処理データに基づいて、前記次の後側の単板の前端部が前記テープ貼付領域に予め設定した前端部規定位置で停止するように、前記次の後側の単板を前記進む方向の前方に移動せしめて位置決めすべく、前記テープ貼付領域の後方側に設けられた単板移動搬送装置と
    前記テープ貼付領域に設けられる貼合せテーブルと、
    を備え、
    前記テープ貼付装置は、前記貼合せテーブルの上方に設けられており、
    前記撮像手段は、前記貼合せテーブルの下方に設けられると共に、前記後端部規定位置と前記前端部規定位置とを同時に撮像する位置に設けられており、
    前記貼合せテーブルは、前記撮像手段で撮像するための切欠き窓を有していることを特徴とするプリント配線板の単板接続装置。
  2. 前記撮像手段は、前記前側の単板もしくは前記次の後側の単板が前進速度の減速を開始する前進速度減速開始位置を、前記後端部規定位置及び前記前端部規定位置と同時に撮像する位置に設けられており、
    前記画像処理装置の画像処理データを確認しながら、前記前側の単板の後端部が前記テープ貼付領域の前記前進速度減速開始位置から前記後端部規定位置に近づくにつれて進行速度を減速させて前記後端部規定位置で停止すべく前記単板固定搬送装置に移動及び停止の指令を与えると共に、前記画像処理データを確認しながら、前記次の後側の単板の前端部が前記テープ貼付領域の前記前進速度減速開始位置から前記前端部規定位置に近づくにつれて進行速度を減速させて前記前端部規定位置で停止すべく前記単板移動搬送装置に移動及び停止の指令を与える第1指令部を備えた制御装置が設けられていることを特徴とする請求項1記載のプリント配線板の単板接続装置。
  3. 前記制御装置に、前記撮像手段で撮像した前側の単板の後端部の状態が異常であることを確認したとき、前記単板固定搬送装置の動作を停止し、前記異常状態を通知する指令を与える第2指令部が備えられていることを特徴とする請求項2記載のプリント配線板の単板接続装置。
  4. 前記制御装置に、前記撮像手段で撮像した次の後側の単板の前端部の状態が異常であることを確認したとき、前記次の後側の単板を後退させるべく前記単板移動搬送装置に指令を与える第3指令部が備えられていることを特徴とする請求項2又は3記載のプリント配線板の単板接続装置。
  5. 前記制御装置に、前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部を突き合わせたときの基板間隔を計測する演算装置が備えられていることを特徴とする請求項2、3又は4記載のプリント配線板の単板接続装置。
  6. 前記制御装置に、前記演算装置で計測した基板間隔を記憶するメモリが備えられていることを特徴とする請求項5記載のプリント配線板の単板接続装置。
  7. 前記制御装置に、前記演算装置で計測した基板間隔が異常であることを確認したとき、前記次の後側の単板を後退させるべく前記単板移動搬送装置に指令を与える第4指令部が備えられていることを特徴とする請求項5又は6記載のプリント配線板の単板接続装置。
  8. 所定の長さと幅とを備えた板状の前側の単板の進む方向の後端部に、次の後側の単板の進む方向の前端部が近接して対向するようにテープ貼付領域に間隔を設けて位置決めされた前記前側の単板と前記次の後側の単板とを互いに接続する単板接続方法において、
    前記テープ貼付領域に貼合せテーブルを設け、前記貼合せテーブルの下方に撮像手段を設けると共に、前記撮像手段を、前記前側の単板の後端部を停止させるために前記テープ貼付領域に予め設定した後端部規定位置と、前記次の後側の単板の前端部を停止させるために前記テープ貼付領域に予め設定した前端部規定位置とを同時に撮像する位置に設け、前記貼合せテーブルに前記撮像手段で撮像するための切欠き窓を形成し、
    前記前側の単板及び前記次の後側の単板を前進移動する際に、前記テープ貼付領域における前記前側の単板の後端部の位置並びに前記次の後側の単板の前端部の位置を前記撮像手段で撮像し、
    この撮像した前記前側の単板の後端部の位置を確認しながら前記前側の単板を移動し、前記前側の単板の後端部を前記後端部規定位置で停止せしめ、
    前記撮像した前記次の後側の単板の前端部の位置を確認しながら前記次の後側の単板を移動し、前記次の後側の単板の前端部を前記前端部規定位置で停止せしめ、
    前記撮像手段で、前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部を突き合わせたときの前記間隔を撮像すると共に、前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部とにおける異常の有無を確認し、
    その後、前記撮像手段で撮像しながら前記前側の単板の後端部と前記次の後側の単板の前端部とに、前記前側の単板及び前記次の後側の単板の上方から接続用テープを貼り付けて接続することを特徴とするプリント配線板の単板接続方法。
  9. 前記撮像手段は、前記前側の単板もしくは前記次の後側の単板が前進速度の減速を開始する前進速度減速開始位置を、前記後端部規定位置及び前記前端部規定位置と同時に撮像する位置に設けられており、
    前記前側の単板の後端部が前記テープ貼付領域の前記前進速度減速開始位置から前記後端部規定位置に近づくにつれて前記前側の単板の進行速度を減速させると共に、前記次の後側の単板の前端部が前記テープ貼付領域の前記前進速度減速開始位置から前記前端部規定位置に近づくにつれて前記次の後側の単板の進行速度を減速させることを特徴とする請求項8記載のプリント配線板の単板接続方法。
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