JP4949912B2 - 字幕表示領域決定装置及び字幕表示プログラム - Google Patents

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本発明は、映像に字幕を配置する字幕表示領域決定装置及び字幕表示プログラムに関するものである。
従来、ゲーム映像の映像信号と字幕部の信号とを合成して出力する映像信号処理装置があった(例えば、特許文献1)。
しかし、従来の映像信号処理装置は、字幕の輝度と背景映像との輝度が近いと字幕が見えにくくなる場合があった。
一方、ゲーム開発者等が、字幕の縁をつけたり背景映像を暗くしたりして、字幕や映像を加工すれば字幕を見えやすくすることができるが、作業が煩雑となり工数がかかるという問題があった。
特開平7−322159号公報
本発明の課題は、字幕を見えやすくすることができ、字幕表示のための作業を簡便にして工数を削減することができる字幕表示領域決定装置及び字幕表示プログラムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
1の発明は、記憶手段(20)に記憶された字幕情報を読み出して、字幕の輝度情報である字幕輝度情報と、前記字幕を表示する表示手段の前記字幕を表示する複数の字幕表示領域(i1〜i4)の輝度情報である表示領域輝度情報(L1〜L4)とを比較して、前記字幕と前記字幕表示領域との輝度差に基づいて、複数の前記字幕表示領域の中から前記字幕を表示させる前記字幕表示領域を決定する制御手段(30)とを備え、前記複数の字幕表示領域は、予め表示する優先順位が決められており、前記制御手段は、前記優先順位に従って、前記複数の字幕表示領域の前記輝度差を判定し、前記輝度差が規定値以上であると判定した場合には、その判定した前記字幕表示領域を前記字幕の表示領域に決定し、前記輝度差が規定値以上ではないと判定した場合には、次の優先順位の前記字幕表示領域の前記輝度差を判定すること、を特徴とする字幕表示領域決定装置である。
第2の発明は、第1の発明の字幕表示領域決定装置において、制御手段は、全ての字幕表示領域の前記輝度差が規定値以上ではないと判定した場合には、前記輝度差が一番大きい字幕表示領域を、字幕の表示領域に決定すること、を特徴とする字幕表示領域決定装置である。
第3の発明は、第1又は第2の発明の字幕表示領域決定装置において、前記制御手段(30)は、前記字幕輝度情報を形成する各色の輝度情報のうち少なくとも1つと、前記表示領域輝度情報(L1〜L4)を形成する各色の輝度情報のうち少なくとも1つとを比較して、前記輝度差を求めること、を特徴とする字幕表示領域決定装置である。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明の字幕表示領域決定装置において、前記制御手段(30)は、前記字幕輝度情報を形成する透明度の情報と、前記表示領域輝度情報(L1〜L4)を形成する透明度の情報とを比較して、前記輝度差を求めること、を特徴とする字幕表示領域決定装置である。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明の字幕表示領域決定装置において、前記字幕表示領域(i1〜i4)を前記字幕情報に関連付けて記憶する字幕表示位置記憶手段(24)を備え、前記制御手段(30)は、決定した前記字幕表示領域を前記字幕情報に関連付けて前記字幕表示位置記憶手段に記憶させること、を特徴とする字幕表示領域決定装置である。
第6の発明は、第5の発明の字幕表示領域決定装置において、前記制御手段(30)は、前記字幕表示位置記憶手段(24)に記憶された前記字幕表示領域(i1〜i4)を読み出して、読み出した前記字幕表示領域に前記字幕を表示すること、を特徴とする字幕表示領域決定装置である。
第7の発明は、コンピュータ(10)を、記憶手段(20)に記憶された字幕情報を読み出して、字幕の輝度情報である字幕輝度情報と、前記字幕を表示する表示手段の前記字幕を表示する複数の字幕表示領域(i1〜i4)の輝度情報である表示領域輝度情報(L1〜L4)とを比較して、前記字幕と前記字幕表示領域との輝度差に基づいて、複数の前記字幕表示領域の中から前記字幕を表示させる前記字幕表示領域を決定する制御手段(30)として機能させ、前記複数の字幕表示領域は、予め表示する優先順位が決められており、前記制御手段を、前記優先順位に従って、前記複数の字幕表示領域の前記輝度差を判定させ、前記輝度差が規定値以上であると判定した場合には、その判定した前記字幕表示領域を前記字幕の表示領域に決定させ、前記輝度差が規定値以上ではないと判定した場合には、次の優先順位の前記字幕表示領域の前記輝度差を判定させるように機能させること、を特徴とする字幕表示プログラムである。
第8の発明は、第7の発明の字幕表示領域決定装置において、制御手段を、全ての字幕表示領域の前記輝度差が規定値以上ではないと判定した場合には、前記輝度差が一番大きい字幕表示領域を、字幕の表示領域に決定するように機能させること、を特徴とする字幕表示プログラムである。
第9の発明は、第7又は第8の発明の字幕表示プログラムにおいて、前記制御手段(30)を、前記字幕輝度情報を形成する各色の輝度情報のうち少なくとも1つと、前記表示領域輝度情報(L1〜L4)を形成する各色の輝度情報のうち少なくとも1つとを比較して、前記輝度差を求めるように機能させること、を特徴とする字幕表示プログラムである。
第10の発明は、第7から第9までのいずれかの発明の字幕表示プログラムにおいて、前記制御手段(30)を、前記字幕輝度情報を形成する透明度の情報と、前記表示領域輝度情報を形成する透明度の情報とを比較して、前記輝度差を求めるように機能させること、を特徴とする字幕表示プログラムである。
第11の発明は、第7から第10までのいずれかの発明の字幕表示領域決定装置において、前記コンピュータ(10)を、前記字幕表示領域(i1〜i4)を前記字幕情報に関連付けて記憶する字幕表示位置記憶手段(24)として機能させること、前記制御手段(30)を、決定した前記字幕表示領域を前記字幕情報に関連付けて前記字幕表示位置記憶手段に記憶させるように機能させること、を特徴とする字幕表示プログラムである。
第12の発明は、第11の発明の字幕表示プログラムにおいて、前記制御手段(30)を、前記字幕表示位置記憶手段(24)に記憶された前記字幕表示領域(i1〜i4)を読み出して、読み出した前記字幕表示領域に前記字幕を表示するように機能させること、を特徴とする字幕表示プログラムである。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本発明は、字幕と複数の字幕表示領域との輝度差に基づいて、字幕表示領域を決定するので、輝度差が大きい字幕表示領域に字幕を表示することにより、字幕を見えやすいように表示することができる。また、ゲーム開発者等によって字幕や背景映像を加工する必要がないので、字幕を表示するための作業を簡便にして工数を削減することができる。
(2)本発明は、字幕及び複数の字幕表示領域の各色の輝度情報に基づいて輝度差を求めるので、各色の輝度情報から字幕表示領域を決定することができる。
(3)本発明は、字幕及び複数の字幕表示領域の透明度の情報に基づいて輝度差を求めるので、透明度の情報から字幕表示領域を決定することができる。
(4)本発明は、字幕情報に決定した字幕表示領域を関連付けて字幕表示位置記憶手段に記憶させるので、一度字幕輝度情報と表示領域輝度情報との輝度差を求める処理を行えば、次回からは同様な処理をすることなく字幕を表示することができる。
(5)本発明は、字幕表示位置記憶手段に記憶された字幕表示領域を読み出して、読み出した字幕表示領域に字幕を表示するので、字幕輝度情報と表示領域輝度情報との輝度差を求める処理を省略して、CPU(中央処理装置)等の負担を軽減することができる。
本発明は、字幕を見えやすくすることができ、字幕表示のための作業を簡便にして工数を削減することができる字幕表示領域決定装置及び字幕表示プログラムを提供するという目的を、字幕の輝度情報である字幕輝度情報と、複数の字幕表示領域の輝度情報である表示領域輝度情報との輝度差に基づいて、複数の字幕表示領域の中から字幕を表示させる字幕表示領域を決定することによって実現した。
以下、図面等を参照して、本発明の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
図1は、本実施例のゲームシステム1のブロック図である。
図1に示すように、ゲームシステム1は、ゲーム機10(字幕表示領域決定装置)と、ゲーム機10からの出力に応じてゲーム映像及びゲーム音声を出力するモニタ50(表示手段)及びスピーカ60とを備えている。
ゲーム機10は、記憶部20(記憶手段)と、制御部30(制御手段)と、操作部40とを備えている。
なお、本発明でいうコンピュータとは、記憶装置、制御部等を備えた情報処理装置をいい、ゲーム機10は、記憶部20、制御部30等を備えており、本発明のコンピュータの概念に含まれる。また、ゲーム機10は、携帯電話機を含む携帯情報端末等でもよい。
記憶部20は、ゲーム機10の動作に必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。記憶部20は、ゲームプログラム記憶部21と、映像情報記憶部22と、字幕情報記憶部23と、字幕表示位置記憶部24(字幕表示位置記憶手段)とを備えている。
ゲームプログラム記憶部21は、ゲームの進行に必要なメインプログラムであるゲームプログラムを記憶する記憶領域である。
映像情報記憶部22は、モニタ50に表示するゲーム映像の情報を記憶する記憶領域である。
字幕情報記憶部23は、モニタ50に表示する字幕の情報(字幕情報)を記憶する記憶領域である。本実施例で表示される字幕は、プレイ前にゲーム方法を説明するための字幕や、ロールプレイングゲームのようにプレイ進行にともないプレイヤへの指令等を示す字幕である。
字幕表示位置記憶部24は、後述するように、字幕表示領域i1〜i4を字幕情報に関連付けて記憶する記憶領域である。
制御部30は、ゲーム機10を統括的に制御する制御部であり、例えばCPU(中央処理装置)等から構成される。制御部30は、記憶部20に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、前述したハードウェアと協働し、本実施例に係る各種機能を実現している。制御部30は、ゲーム進行制御部31と、字幕表示制御部32と、各制御部の間で情報を伝達するバスラインとを備えている。
ゲーム進行制御部31は、ゲームプログラムによって動作され、ゲームの進行を統括的に制御する制御部である。
字幕表示制御部32は、字幕情報記憶部23に記憶された字幕情報を読み出して、字幕をモニタ50に表示する制御部である。字幕表示制御部32は、字幕を表示する位置を、モニタ50の4つの字幕表示領域i1〜i4(図3参照)の中から決定する。字幕表示領域i1〜i4は、プレイ中の見えやすさやプレイ中の邪魔になりにくさ等を参照して、字幕表示領域i1〜i4の順に、予め優先順位が決められており、通常は、字幕表示制御部32は、プレイヤが見やすい字幕表示領域i1に字幕を表示する。このため、プレイヤは、字幕表示領域i1に目線を移せば字幕を読むことができる。
しかし、例えば、ゲーム映像と字幕との輝度が近い場合、字幕は、ゲーム映像に溶け込むように観察され見えにくくなる。そこで、後述するように、字幕表示制御部32は、字幕情報とゲーム映像の情報とを画像処理して、字幕の輝度情報である字幕輝度情報と、ゲーム映像が出力される場合の字幕表示領域i1〜i4の輝度情報である表示領域輝度情報L1〜L4(図4参照)とを抽出する。そして、字幕表示制御部32は、表示される字幕の輝度と字幕表示領域i1〜i4の輝度との輝度差に基づいて、字幕表示領域i1〜i4の中から字幕を表示させる字幕表示領域を決定する。
操作部40は、プレイヤがプレイをスタートさせたり、プレイを進行するための操作ボタンである。操作部40は、操作されることにより、信号を制御部30に出力する。
図2は、本実施例のゲームシステム1の動作を示すフローチャートである。
図3は、本実施例のプレイ中のゲーム映像を示す図である。
図4は、本実施例の字幕の輝度情報と字幕表示領域の輝度情報を示す表である。
最初に、ステップS(以下、「S」という。)1において、プレイヤによって操作部40が操作されることにより信号が制御部30に出力され、ゲーム進行制御部31が、プレイをスタートする。
S2において、プレイ進行に応じて、ゲーム進行制御部31は、ゲームの映像情報を映像情報記憶部22から読み出し、字幕表示制御部32は、字幕情報を字幕情報記憶部23から読み出し、S3に進む。
S3において、字幕表示制御部32は、読み出した映像情報から字幕表示領域i1の表示領域輝度情報L1(図4参照)を抽出する。ここで、字幕表示制御部32は、表示領域輝度情報L1を形成する各色の輝度情報、つまりR(赤)、G(緑)、B(青)の輝度情報を抽出する。各色の輝度は、明るさの度合いが、本実施例では、0(暗い)から100(明るい)までの数値によって定義される。例えば、R=0、G=0、B=0であれば、表示される色彩は、黒色であり、R=100、G=100、B=100であれば、表示される色彩は、白色である。なお、字幕表示領域i1内においても、場所によって輝度が異なるので、字幕表示制御部32は、字幕表示領域i1内の輝度を平均化する(以下の処理においても同様である。)。
同様に、字幕表示制御部32は、読み出した字幕情報から字幕を形成する各色の輝度情報を抽出する。
字幕表示制御部32は、抽出した表示領域輝度情報L1の各色の輝度情報と、字幕の各色の輝度情報とを比較し、輝度差が閾値以上であるか否かを判定する。本実施例では、字幕表示制御部32は、字幕の各色の輝度の和と、表示領域輝度情報L1の各色の輝度の和とを比較する。字幕表示制御部32は、字幕と字幕表示領域i1との輝度差が閾値以内であると判定した場合(S3:NO)、S4に進み、輝度差が閾値以上であると判定した場合(S3:YES)、S31に進んで字幕表示領域i1を選択してからS8に進む。
例えば図4に示すように、字幕の各色の輝度が、R=100、G=100、B=100つまり字幕が白色であれば、字幕の各色の輝度の和は、300である。また、表示領域輝度情報L1の色情報の輝度が、R=90、G=80、B=70であれば、表示領域輝度情報L1の各色の輝度の和は、240である。この場合、字幕と字幕表示領域i1との輝度差は、60である。閾値が150であるとすれば、字幕表示制御部32は、輝度差が閾値以内であると判定して(S3:NO)、S4に進む。
図2に戻り、S4において、字幕表示制御部32は、S3と同様な処理を行って、読み出した映像情報から、字幕表示領域i2の表示領域輝度情報L2を抽出し、表示領域輝度情報L2の各色の輝度の和を算出する。なお、本実施例では、S4以降の処理において、字幕表示制御部32は、S4以降字幕の各色の輝度情報を抽出しない。これは、S4以降の字幕の色が同一であるためである。しかし、字幕の色が変更される仕様の場合には、字幕表示制御部32は、字幕の色が変更されたときに、字幕の各色の輝度情報を抽出すればよい。
そして、字幕表示制御部32は、字幕と字幕表示領域i2との輝度差が閾値以内であると判定した場合(S4:NO)、S5に進み、輝度差が閾値以上であると判定した場合(S4:YES)、S41に進んで字幕表示領域i2を選択してからS8に進む。
例えば図4に示すように、表示領域輝度情報L2の各色の輝度が、R=70、G=70、B=60であれば、表示領域輝度情報L2の各色の輝度の和は、200である。この場合、字幕と字幕表示領域i2との輝度差は、100である。閾値が150であるので、字幕表示制御部32は、輝度差が閾値以内であると判定して(S4:NO)、S5に進む。
図2に戻り、S5において、字幕表示制御部32は、S3と同様な処理を行って、読み出した映像情報から、字幕表示領域i3の表示領域輝度情報L3を抽出し、表示領域輝度情報L3の各色の輝度の和を算出する。そして、字幕表示制御部32は、字幕と字幕表示領域i3との輝度差が閾値以内であると判定した場合(S5:NO)、S6に進み、輝度差が閾値以上であると判定した場合(S5:YES)、S51に進んで字幕表示領域i3を選択してからS8に進む。
例えば図4に示すように、表示領域輝度情報L3の各色の輝度が、R=30、G=30、B=30であれば、表示領域輝度情報L3の各色の輝度の和は、90である。この場合、字幕と字幕表示領域i3との輝度差は、210である。閾値が150であるので、字幕表示制御部32は、輝度差が閾値以上であると判定して(S5:YES)、S33に進んで字幕表示領域i3を選択してからS8に進む。
図2に戻り、S6において、字幕表示制御部32は、S3と同様な処理を行って、読み出した映像情報から、字幕表示領域i4の表示領域輝度情報L4を抽出し、表示領域輝度情報L4の各色の輝度の和を算出する。そして、字幕表示制御部32は、字幕と字幕表示領域i4との輝度差が閾値以内であると判定した場合(S6:NO)、S7に進み、輝度差が閾値以上であると判定した場合(S6:YES)、S61に進んで字幕表示領域i4を選択してからS8に進む。
図4に示す例では、このS6は、実行されないが、例えば表示領域輝度情報L4の各色の輝度が、R=50、G=50、B=60であれば、表示領域輝度情報L4の各色の輝度の和は、160である。この場合、字幕と字幕表示領域i4との輝度差は、140である。閾値が150であるので、字幕表示制御部32は、両者の輝度差が閾値以内であると判定して(S6:NO)、S7に進む。
図2に戻り、S7に進む場合は、以上のS3〜S6の処理において、輝度差が閾値以上にならなかった場合(S3〜S6:NO)である。そこで、字幕表示制御部32は、字幕をできるだけ見えやすく表示するために、表示領域輝度情報L1〜L4のうち、輝度差が大きい字幕表示領域i1〜i4を選択して、S8に進む。
S8において、字幕表示制御部32は、映像情報と字幕情報とを合成してモニタ50に出力する。字幕表示制御部32は、映像情報をS3〜S6に処理によって、閾値以上であると判定された字幕表示領域i1〜i4あるいはS7の処理において選択された字幕表示領域i1〜i4を、字幕を表示させる字幕表示領域として決定して字幕を配置する。
以上の処理により、ゲームシステム1は、ゲーム映像との輝度差が大きい字幕表示領域i1〜i4に字幕を表示することができ、字幕を見えやすいように表示することができる。また、ゲームシステム1は、従来からゲームの開発者等が行っていた字幕の縁付けや背景映像の加工等の作業が不要であるので、ゲーム開発における開発工数を削減することができる。
字幕表示制御部32は、字幕を配置した後、S9に進む。
S9において、字幕表示制御部32は、以上の処理によって決定された字幕表示領域i1〜i4の情報を、字幕情報に関連付けて字幕表示位置記憶部24に記憶する。そして、字幕表示制御部32は、プレイが繰り返し行われる場合、字幕表示位置記憶部24に記憶された字幕表示領域i1〜i4の情報を読み出して、読み出した字幕表示領域i1〜i4に字幕を表示する。これにより、字幕表示制御部32は、前述した輝度の比較処理をする必要がないので、CPU等の負担を軽減することができる。
S10において、ゲーム進行制御部31は、プレイが終了したか否かを判定する。ゲーム進行制御部31は、プレイが継続すると判定した場合(S10:NO)、S2からの処理を繰り返し、プレイが終了した判定した場合(S10:YES)、S11に進んで一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施例のゲームシステム1は、字幕を見えやすいように表示することができ、また、ゲーム開発者時における開発工数を削減することができる。
さらに、ゲームシステム1は、プレイが繰り返し行われ、次回以降字幕を表示する場合、CPU等の負担を軽減することができる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)本実施例において、字幕は、ゲーム映像に配置される例を示したが、これに限定されない。例えば、字幕は、映画の映像に配置されるものでもよい。
(2)本実施例において、字幕表示制御部は、各色(R、G、B)の輝度情報の和から輝度差を求める例を示したが、これに限定されない。例えば、字幕表示制御部は、各色のうち1色の輝度情報を比較してもよい。また、字幕表示制御部は、各色の輝度情報に他の演算処理(例えば1色を重み付けする等)をして、輝度差を求めてもよい。
(3)本実施例において、字幕表示制御部は、各色(R、G、B)の輝度情報に基づいて、輝度差を求める例を示したが、これに限定されない。例えば、字幕輝度情報を形成する透明度の情報(いわゆるα値等)と、表示領域輝度情報を形成する透明度の情報とを比較して輝度差を求めてよい。この場合、字幕が背景映像に溶け込んで見えてしまうことを防止することができる。また、色の輝度情報と透明度の情報との両方の情報に基づいて輝度差を求めてよい。
(4)本実施例において、字幕表示制御部は、全ての表示領域輝度情報が閾値以下であった場合、一番輝度差が大きい字幕表示領域を選択する例を示したが、これに限定されない。例えば、字幕表示制御部は、字幕の色を変化させて、輝度差が閾値以上になるようすることにより、字幕を見えやすくしてもよい。
(5)本実施例において、記憶部は、ハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である例を示したが、これに限定しない。例えば、記憶部は、ゲームプログラム、字幕を配置するためのプログラム等が記録されたコンピュータにより読み取り可能なCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の記憶媒体でもよい。この場合、ゲームソフトの流通業者等は、これらの記憶媒体に、字幕が見えやすいという効果を有するゲームを記憶させて引き渡し等することができる。
また、開発工程において前述した処理をすることにより、既に字幕の表示位置が決定されている場合には、記憶媒体に、字幕の表示位置が記録された字幕表示位置記憶部を設ければよい。これにより、プレイヤがプレイする場合に、ゲーム機は、前述した処理をする必要がないので、CPU等の負担を軽減することができる。
本実施例のゲームシステム1のブロック図である。 本実施例のゲームシステム1の動作を示すフローチャートである。 本実施例のプレイ中のゲーム映像を示す図である。 本実施例の字幕の輝度情報と字幕表示領域の輝度情報を示す表である。
符号の説明
1 ゲームシステム
10 ゲーム機
20 記憶部
21 ゲームプログラム記憶部
22 映像情報記憶部
23 字幕情報記憶部
24 字幕表示位置記憶部
30 制御部
31 ゲーム進行制御部
32 字幕表示制御部
50 モニタ
i1〜i4 字幕表示領域
L1〜L4 表示領域輝度情報

Claims (12)

  1. 記憶手段に記憶された字幕情報を読み出して、字幕の輝度情報である字幕輝度情報と、前記字幕を表示する表示手段の前記字幕を表示する複数の字幕表示領域の輝度情報である表示領域輝度情報とを比較して、前記字幕と前記字幕表示領域との輝度差に基づいて、複数の前記字幕表示領域の中から前記字幕を表示させる前記字幕表示領域を決定する制御手段とを備え、
    前記複数の字幕表示領域は、予め表示する優先順位が決められており、
    前記制御手段は、
    前記優先順位に従って、前記複数の字幕表示領域の前記輝度差を判定し、
    前記輝度差が規定値以上であると判定した場合には、その判定した前記字幕表示領域を前記字幕の表示領域に決定し、
    前記輝度差が規定値以上ではないと判定した場合には、次の優先順位の前記字幕表示領域の前記輝度差を判定すること、
    を特徴とする字幕表示領域決定装置。
  2. 請求項1に記載の字幕表示領域決定装置において、
    制御手段は、全ての字幕表示領域の輝度差が規定値以上ではないと判定した場合には、輝度差が一番大きい字幕表示領域を、字幕の表示領域に決定すること、
    を特徴とする字幕表示領域決定装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の字幕表示領域決定装置において、
    前記制御手段は、前記字幕輝度情報を形成する各色の輝度情報のうち少なくとも1つと、前記表示領域輝度情報を形成する各色の輝度情報のうち少なくとも1つとを比較して、前記輝度差を求めること、
    を特徴とする字幕表示領域決定装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の字幕表示領域決定装置において、
    前記制御手段は、前記字幕輝度情報を形成する透明度の情報と、前記表示領域輝度情報を形成する透明度の情報とを比較して、前記輝度差を求めること、
    を特徴とする字幕表示領域決定装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の字幕表示領域決定装置において、
    前記字幕表示領域を前記字幕情報に関連付けて記憶する字幕表示位置記憶手段を備え、
    前記制御手段は、決定した前記字幕表示領域を前記字幕情報に関連付けて前記字幕表示位置記憶手段に記憶させること、
    を特徴とする字幕表示領域決定装置。
  6. 請求項5に記載の字幕表示領域決定装置において、
    前記制御手段は、前記字幕表示位置記憶手段に記憶された前記字幕表示領域を読み出して、読み出した前記字幕表示領域に前記字幕を表示すること、
    を特徴とする字幕表示領域決定装置。
  7. コンピュータを、
    記憶手段に記憶された字幕情報を読み出して、字幕の輝度情報である字幕輝度情報と、前記字幕を表示する表示手段の前記字幕を表示する複数の字幕表示領域の輝度情報である表示領域輝度情報とを比較して、前記字幕と前記字幕表示領域との輝度差に基づいて、複数の前記字幕表示領域の中から前記字幕を表示させる前記字幕表示領域を決定する制御手段として機能させ
    前記複数の字幕表示領域は、予め表示する優先順位が決められており、
    前記制御手段を、
    前記優先順位に従って、前記複数の字幕表示領域の前記輝度差を判定させ、
    前記輝度差が規定値以上であると判定した場合には、その判定した前記字幕表示領域を前記字幕の表示領域に決定させ、
    前記輝度差が規定値以上ではないと判定した場合には、次の優先順位の前記字幕表示領域の前記輝度差を判定させるように機能させること、
    を特徴とする字幕表示プログラム。
  8. 請求項7に記載の字幕表示領域決定装置において、
    制御手段を、全ての字幕表示領域の輝度差が規定値以上ではないと判定した場合には、輝度差が一番大きい字幕表示領域を、字幕の表示領域に決定するように機能させること、
    を特徴とする字幕表示プログラム。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の字幕表示プログラムにおいて、
    前記制御手段を、前記字幕輝度情報を形成する各色の輝度情報のうち少なくとも1つと、前記表示領域輝度情報を形成する各色の輝度情報のうち少なくとも1つとを比較して、前記輝度差を求めるように機能させること、
    を特徴とする字幕表示プログラム。
  10. 請求項7から請求項9までのいずれか1項に記載の字幕表示プログラムにおいて、
    前記制御手段を、前記字幕輝度情報を形成する透明度の情報と、前記表示領域輝度情報を形成する透明度の情報とを比較して、前記輝度差を求めるように機能させること、
    を特徴とする字幕表示プログラム。
  11. 請求項7から請求項10までのいずれか1項に記載の字幕表示領域決定装置において、
    前記コンピュータを、前記字幕表示領域を前記字幕情報に関連付けて記憶する字幕表示位置記憶手段として機能させること、
    前記制御手段を、決定した前記字幕表示領域を前記字幕情報に関連付けて前記字幕表示位置記憶手段に記憶させるように機能させること、
    を特徴とする字幕表示プログラム。
  12. 請求項11に記載の字幕表示プログラムにおいて、
    前記制御手段を、前記字幕表示位置記憶手段に記憶された前記字幕表示領域を読み出して、読み出した前記字幕表示領域に前記字幕を表示するように機能させること、
    を特徴とする字幕表示プログラム。
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