JP4948515B2 - プラズマジェット点火プラグ - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマを形成して混合気への点火を行う内燃機関用のプラズマジェット点火プラグに関するものである。
従来、自動車用の内燃機関であるエンジンの点火プラグには、火花放電により混合気への着火を行うスパークプラグが使用されている。近年では、内燃機関の一層の高出力化や低燃費化が求められている。そのため、燃焼の広がりが速く、着火限界空燃比のより高い希薄混合気に対して着火可能なプラズマジェット点火プラグの開発が進められている。
プラズマジェット点火プラグは、中心電極と接地電極との間の火花放電間隙の周囲をセラミックス等の絶縁碍子でとりかこみ、小さな容積の放電空間(キャビティ)を形成した構造を有している。プラズマジェット点火プラグの点火方式の一例を説明すると、混合気への点火の際に、まず、中心電極と接地電極との間に高電圧を印加し、火花放電を行う。このときに生じた絶縁破壊によって、中心電極と接地電極との間には比較的低電圧で電流を流すことができるようになる。そこで更に、中心電極と接地電極との間に電力を供給することで放電状態を遷移させ、キャビティ内でプラズマを形成する。こうして形成されたプラズマが開口(いわゆるオリフィス)を通じて噴出されると、混合気への着火が行われる。
そこで、従来において、例えば、下記の特許文献1に記載のプラズマジェット点火プラグでは、絶縁碍子の内壁を段付き形状にして、キャビティ内に絞りを設けることにより、50〜200mJ程度のエネルギで十分な着火性を得るようにしている。また、下記の特許文献2に記載のプラズマジェット点火プラグでは、キャビティ内の容積を10mm3以下とし、キャビティ内の長さと径との比(長さ/径)を2以上とし、中心電極と接地電極との距離を3mm以下として、プラズマ噴出長さを長くすることで着火性の向上を図っている。
特開2007−287666号公報 特開2006−294257号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載のプラズマジェット点火プラグでは、絶縁碍子の内壁が段付きであるため、チャンネリング(放電等に起因してできる溝)の進展が早まり、継続して使用すると、着火性が著しく低下するという問題がある。
また、上記の特許文献2に記載のプラズマジェット点火プラグでは、中心電極と接地電極との距離が3mm以下であることを考えると、中心電極の径φは1.5mm以下となり、中心電極の形状は細く長くなるため、中心電極の先端の熱引き(熱の低下し易さ)が悪く、耐久性が低いという問題がある。具体的には、中心電極の先端の熱引きが悪いと、先端が削れ、消耗しやすくなると共に、高温のまま火花放電が起きると、先端が酸化しやすくなる。
従って、本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し、チャンネリングの進展を抑え、熱引きの優れたプラズマジェット点火プラグを提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
軸線方向に沿った軸孔を有する筒状の絶縁部材と、該絶縁部材の前記軸孔内に収容される棒状の中心電極と、前記絶縁部材の先端に配置される板状の接地電極と、を備えるプラズマジェット点火プラグにおいて、前記中心電極は、胴体部と、該胴体部の外径よりも小さい外径を有し、前記胴体部よりも先端側に位置する先端部と、前記先端部の外径よりも小さい外径を有し、前記先端部よりも先端側に位置する最先端部と、を有し、前記絶縁部材において、前記軸孔を形成する部分は、前記中心電極の前記胴体部の外径よりも小さい内径を有し、前記中心電極の少なくとも前記先端部を収容する収容部と、前記中心電極の前記先端部の外径よりも小さく前記収容部の内径よりも小さい内径を有し、前記収容部よりも先端側に位置し、前記中心電極の少なくとも前記最先端部が配置される小径部と、を有し、前記中心電極の先端は、前記絶縁部材の前記小径部内において、前記絶縁部材の先端よりも後側に位置して、前記小径部の内周と共に、キャビティ部を形成しており、前記接地電極は、前記キャビティ部が外気と連通するように開口部を有し、前記小径部の前記軸線方向の形状は、直線状であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
このように、適用例1のプラズマジェット点火プラグでは、絶縁部材における小径部の軸線方向の形状は直線状となっている。これにより、キャビティ部内における放電経路が直線となるため、放電経路が曲線もしくはL字型である場合に比較して、絶縁部材内部への電界強度を弱くすることができ、チャンネリングの進展を抑制することができる。
また、中心電極の外径が、最先端部,先端部,胴体部の順に大きくなっているため、中心電極の先端で受けた熱を、最先端部から胴体部に向かって効率よく伝達することができ、中心電極の熱引きを向上させることができる。その結果、中心電極の耐久性を確保することが可能となる。
[適用例2]
前記絶縁部材において、前記軸孔を形成する部分は、前記収容部と前記小径部との間に位置する第1の段差部をさらに有し、
前記接地電極において、前記開口部の内周の径が前記中心電極の前記先端部の外径よりも小さく前記小径部の内径よりも大きい場合には、前記接地電極の前記開口部の内周から前記軸線方向に沿って第1の直線を引いた場合に、前記第1の直線と前記絶縁部材の先端とが交わる第1の交点と、前記第1の直線と前記絶縁部材の前記第1の段差部とが交わる第2の交点と、の間の距離をaとし、
前記接地電極において、前記開口部の内周の径が前記中心電極の前記先端部の外径よりも小さく前記小径部の内径よりも小さい場合には、前記小径部の内周の前記軸線方向の長さをaとし、
前記中心電極の前記先端部の外周から前記軸線方向に沿って第2の直線を引いた場合に、前記第2の直線と前記絶縁部材の前記第1の段差部とが交わる第3の交点と、前記第2の直線と前記絶縁部材の先端とが交わる第4の交点と、の間の距離をbとし、
前記接地電極と前記中心電極の前記先端部とを、前記軸線方向に投影した場合に、前記接地電極と前記中心電極の前記先端部との重なった面積をcとしたとき、0.2≦(2c)/(a+b)≦4の関係であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
このように、適用例2のプラズマジェット点火プラグでは、上記の如く定義した距離a,b及び面積cが、0.2≦(2c)/(a+b)≦4の関係を満足するように、キャビティ部の周囲を囲む部分の形状を設定するようにしている。このような形状に設定することにより、絶縁部材のうち、中心電極と接地電極との間に挟まれた部分(言い換えれば、キャビティ部の周囲を囲む部分)の静電容量が適度な値とすることができるため、いわゆるプラズマ抜けを防止することができる。
[適用例3]
適用例1または適用例2に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、前記接地電極における前記開口部の内径は、前記絶縁部材における前記小径部先端の内径に対し、75〜120%の範囲にあることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
このように、適用例3のプラズマジェット点火プラグでは、接地電極における開口部の内径が、絶縁部材における小径部先端の内径に対し、75〜120%の範囲となるように設定している。このような範囲に設定することにより、チャンネリングが発生しても、キャビティ部において、小径部の内周上にほぼ均一にチャンネリングが発生することになるため、チャンネリング進展を均一化させ、プラズマジェット点火プラグの耐久性を向上させることができ、着火性を良好のまま保つことができる。
[適用例4]
適用例1ないし適用例3のうちの任意の1つに記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、前記中心電極は、負極として用いられることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
このように、適用例4のプラズマジェット点火プラグでは、中心電極を負極として用いるようにしている。このように用いることによって、チャンネリングにより絶縁部材における小径部の先端部分が削れにくくなる。また、小径部の内周のうち、中心電極の先端近傍が削れやすくなり、そのように削れた場合には、放電経路が外側から内側に向かう形になり、チャンネリングの進展に対する着火性の低下が抑制される。
[適用例5]
適用例1ないし適用例4のうちの任意の1つに記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、前記軸線方向において、前記最先端部と前記小径部との重なり量は、0.5〜3mmであることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
このように、適用例5のプラズマジェット点火プラグでは、中心電極の最先端部と絶縁部材の小径部との重なり量が、0.5〜3mmとなるようにしている。このような範囲となるように設定することにより、放電の形態が沿面放電となるため、放電電圧の増加が抑制される。
[適用例6]
適用例1ないし適用例5のうちの任意の1つに記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、前記中心電極は、前記先端部と前記最先端部との間に位置する第2の段差部をさらに有し、前記第1の段差部と前記収容部とが成す角度をθ1とし、前記第2の段差部と前記先端部とが成す角度をθ2としたとき、θ1<θ2であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
このように、適用例6のプラズマジェット点火プラグでは、絶縁部材における第1の段差部と収容部とが成す角度θ1と、中心電極における第2の段差部と先端部とが成す角度θ2とが、θ1<θ2の関係を満たすようにしている。このようにすることにより、絶縁部材における第1の段差部及び小径部の消耗を抑えることができると共に、中心電極の先端の熱引きの悪化を抑制でき、また、段差部間に燃焼ガスが溜まるのを防止することができる。
[適用例7]
適用例1ないし適用例6のうちの任意の1つに記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、前記キャビティ部の容積をRとし、前記キャビティ部の前記軸線方向に沿った長さをSとし、前記小径部の内径をNとしたとき、前記容積Rは、R≦2.5mm3であり、かつ、前記長さSと前記内径Nとの比は、S/N≧0.3であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
このように、適用例7のプラズマジェット点火プラグでは、キャビティ部の容積RがR≦2.5mm3となり、かつ、キャビティ部の長さSと小径部の内径Nとの比は、S/N≧0.3となるように設定している。このような範囲に設定して、キャビティ部の形状を最適化することにより、着火性を良好することができる。
[適用例8]
適用例1ないし適用例7のうちの任意の1つに記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、前記第1の段差部と前記第2の段差部との間に間隙を有することを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
このように、適用例8のプラズマジェット点火プラグでは、絶縁部材における第1の段差部と中心電極における第2の段差部との間に間隙を設けるようにしている。このような間隙を設けることにより、絶縁部材の先端部分の熱が、中心電極に逃げないようにすることができるので、中心電極の先端における温度上昇を抑制できる。
[適用例9]
適用例1ないし適用例8のうちの任意の1つに記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、前記中心電極は、少なくともその先端が、融点2400℃以上の純金属または合金から成ることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
このように、適用例9のプラズマジェット点火プラグでは、中心電極の少なくとも先端を融点2400℃以上の純金属または合金で構成するようにしている。こうすることにより、プラズマジェット点火プラグにプラズマ電流を流し込んだ際にも、中心電極の先端を溶けにくくすることができる。
[適用例10]
適用例9に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、前記中心電極は、少なくともその先端が、タングステンまたはタングステン合金から成ることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
このように、適用例10のプラズマジェット点火プラグでは、中心電極の少なくとも先端をタングステンまたはタングステン合金で構成するようにしている。
なお、上述した種々の形態または適用例は、適宜組み合わせたり、構成の一部省略したりすることが可能である。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.プラズマジェット点火プラグの構造:
B.プラズマジェット点火プラグの駆動:
C.実施例の特徴点:
C−1.絶縁碍子小径部の形状:
C−2.中心電極の形状:
C−3.キャビティ周囲の静電容量:
C−4.接地電極及び小径部の内径:
C−5.中心電極の極性:
C−6.絶縁碍子小径部と中心電極最先端部との重なり:
C−7.段差部の角度:
C−8.キャビティの形状:
C−9.段差部間の間隙:
C−10.中心電極先端の材質:
D.変形例:
A.プラズマジェット点火プラグの構造:
図1は本発明の一実施例としてのプラズマジェット点火プラグ100を一部破断して示した断面図である。また、図2は図1のプラズマジェット点火プラグ100の先端部分の中心近傍を拡大して示した断面図である。なお、図1において、プラズマジェット点火プラグ100の軸線O方向を図面における上下方向とし、下側をプラズマジェット点火プラグ100の先端側、上側を後端側として説明する。
図2に示すように、プラズマジェット点火プラグ100は、軸線O方向に沿った軸孔12を有する筒状の絶縁碍子10と、この絶縁碍子10の軸孔12内に収容される中心電極20と、絶縁碍子10の先端に配置される板状の接地電極30と、絶縁碍子10の後端に設けられる端子金具40と、絶縁碍子10を保持する主体金具50と、から構成されている。
絶縁碍子10は、周知のようにアルミナ等を焼成して形成される絶縁部材であって、その誘電率は8〜11である。絶縁碍子10は、その外形において、軸線O方向の略中央が鍔状になっており、その鍔状の部分を境として、後端側と先端側に分かれている。そして、鍔状部分より先端側は、途中が段状となっていて、先端部分は外径がさらに小さくなっている。
中心電極20は、インコネル(商標名)600または601等のNi系合金等で形成された円柱状の電極棒で、内部に熱伝導性に優れる銅等からなる金属芯(図示せず)を有している。そして、先端には、タングステンまたはタングステン合金から成る円盤状の電極チップ(図示せず)が溶接により取り付けられている。中心電極20は、胴体部21と、その胴体部21よりも先端側に位置する先端部22と、その先端部22よりも先端側に位置する最先端部23と、それら先端部22と最先端部23と間に位置する段差部24と、に分かれている。先端部22の外径は、胴体部21の外径よりも小さくなっており、最先端部23の外径は、先端部22の外径よりも小さくなっている。胴体部21と先端部22との間は鍔状になっており、その鍔状の部分が、絶縁碍子10の軸孔12内において、段状の部位に当接することにより、軸孔12内で中心電極20が位置決めされる。
また、絶縁碍子10の軸孔12を形成する部分において、上記の段状の部位より先端側は、中心電極20の先端部22を収容する収容部14と、その収容部14よりも先端側に位置し、中心電極20の最先端部23が配置される小径部15と、それら収容部14と小径部15との間に位置する段差部16と、に分かれている。小径部15の内径は、中心電極20の先端部22の外径より小さく、収容部14の内径よりも小さくなっている。中心電極20の先端は、絶縁碍子10の小径部15内において、絶縁碍子10の先端よりも後側に位置しており、中心電極20の先端と小径部15の内周とで包囲される容積の小さな空間は、放電空間と成り得るキャビティ60を形成している。
また、接地電極30は、耐火花消耗性に優れた金属で形成されており、一例としてIr系合金が用いられる。接地電極30は、厚さが0.3〜1mmの円盤状を成しており、その中央には、キャビティ60が外気と連通するように開口部31を有している。接地電極30は、絶縁碍子10の先端に当接した状態で、主体金具50の先端の内周面に形成された係合部58に係合されている。そして、接地電極30の外周縁が一周にわたって係合部58とレーザ溶接され、接地電極30は主体金具50と一体に接合されている。
中心電極20は、軸孔12の内部に設けられた金属とガラスの混合物からなる導電性のシール体4を経由して、後端側の端子金具40に電気的に接続されている。このシール体4により、中心電極20および端子金具40は、軸孔12内で固定されると共に導通される。なお、シール体4は、熱によって溶けるのを防ぐために、中心電極20の先端部から必要な限り離れた位置に配置されている。また、端子金具40にはプラグキャップ(図示せず)を介して高圧ケーブル(図示せず)が接続される。
主体金具50は、内燃機関(図示せず)のエンジンヘッドにプラズマジェット点火プラグ100を固定するための円筒状の金具であり、絶縁碍子10を取り囲むようにして保持している。主体金具50は鉄系の材料より形成され、プラグレンチ(図示せず)が嵌合する工具係合部51と、内燃機関の上部に設けられたエンジンヘッドに螺合するねじ部52とを備えている。
主体金具50の工具係合部51より後端側には加締部53が設けられている。工具係合部51から加締部53にかけての主体金具50と、絶縁碍子10の後端側との間には円環状のリング部材6,7が介在されており、更に両リング部材6,7の間にタルク(滑石)9の粉末が充填されている。そして、加締部53を加締めることにより、リング部材6,7およびタルク9を介して絶縁碍子10が主体金具50内で先端側に向け押圧される。これにより、絶縁碍子10外周の段状の部位が、主体金具50の内周面に段状に形成された係止部56に環状のパッキン80を介して支持されて、主体金具50と絶縁碍子10とが一体にされる。このパッキン80によって、主体金具50と絶縁碍子10との間の気密は保持され、燃焼ガスの流出が防止される。また、工具係合部51とねじ部52との間には鍔部54が形成されており、ねじ部52の後端側近傍、すなわち鍔部54の座面55にはガスケット5が嵌挿されている。
B.プラズマジェット点火プラグの駆動:
図3は図1のプラズマジェット点火プラグ100の駆動するための点火装置の概略構成を示すブロック図である。
プラズマジェット点火プラグ100は、上記した高圧ケーブルを介して、点火装置200に接続される。点火装置200は、互いに異なる系統である、トリガ電源210とプラズマ電源220とを備えている。なお、プラズマ電源220としては、10〜120mJの出力を有するものを使用している。
まず、トリガ電源210からコイル212を介して所望の電力が出力され、その電力が、上記した高圧ケーブルを介してプラズマジェット点火プラグ100に供給されると、プラズマジェット点火プラグ100において、その電力は、上記高圧ケーブルの接続された端子金具40からシール体4を介して中心電極20に供給される。これにより、中心電極20と接地電極30との間の火花放電間隙において、火花放電(ブレイクダウン)が起き、その火花放電はキャビティ60内の空間や壁面を通過する。こうして、火花放電によって絶縁破壊されると、その直後、中心電極20の電圧として、放電維持電圧が低下する。その低下したタイミングで、別系統であるプラズマ電源220からプラズマ電流を流し込むと、そのときに供給されるエネルギによって、キャビティ60内でプラズマが形成される。こうして形成されたプラズマが、接地電極30の開口部31から噴出されると、内燃機関において、混合気への着火が行われる。なお、図3において、C1は、一般的にプラズマジェット点火プラグ100が保持している静電容量である。C2については、後ほど説明する。
C.実施例の特徴点:
C−1.絶縁碍子小径部の形状:
本実施例においては、図2に示すように、絶縁碍子10の小径部15のうち、軸線O方向の形状は、直線状になっている。
このように、小径部15の軸線O方向の形状を直線状とすることにより、キャビティ60内における放電経路が直線となるため、放電経路が曲線もしくはL字型である場合に比較して、絶縁碍子10内部への電界強度を弱くすることができ、チャンネリングの進展を抑制することができる。
C−2.中心電極の形状:
本実施例においては、図2に示すように、中心電極20の外径が、最先端部23,段差部24,先端部22,胴体部21の順に大きくなっているため、中心電極20の先端で受けた熱を、最先端部23から胴体部21に向かって効率よく伝達することができ、中心電極20の熱引きを向上させることができる。その結果、中心電極20の耐久性を確保することが可能となる。
C−3.キャビティ周囲の静電容量:
本実施例においては、絶縁碍子10のうち、中心電極20と接地電極30との間に挟まれた部分、言い換えれば、キャビティ60の周囲を囲む部分(小径部15,段差部16など)の静電容量C2が適度な値となるように、その部分の形状、中心電極20と接地電極30と位置関係等を考慮して、以下の如く設定するようにしている。但し、絶縁碍子10の誘電率は、前述したとおり、8〜11であるものとする。
図4は図2における絶縁碍子10のうち、中心電極20と接地電極30との間に挟まれた部分を拡大して示した断面図である。すなわち、図4に示すように、例えば、接地電極30において、開口部31の内周の径が中心電極20の先端部22の外径よりも小さく絶縁碍子10の小径部15の内径よりも大きい場合に、接地電極30の開口部31の内周から軸線O方向に沿って直線K1を引いた際、その直線K1と絶縁碍子10の先端とが交わる交点P1と、その直線K1と絶縁碍子10の段差部16とが交わる交点P2と、の間の距離をaとする。そして、中心電極20の先端部22の外周から軸線O方向に沿って直線K2を引いた場合に、その直線K2と絶縁碍子10の段差部16とが交わる交点P3と、その直線K2と絶縁碍子10の先端とが交わる交点P4と、の間の距離をbとする。さらに、接地電極30と中心電極20の先端部22とを、軸線O方向に投影した場合に、接地電極30と中心電極20の先端部22との重なった面積をcとする。そして、このように定義した距離a,b及び面積cが、0.2≦(2c)/(a+b)≦4の関係を満足するように、キャビティ60の周囲を囲む部分の形状を設定するようにする。なお、接地電極30において、開口部31の内周の径が中心電極20の先端部22の外径よりも小さく絶縁碍子10の小径部15の内径よりも小さい場合には、上記距離aは、小径部15の内周の軸線O方向の長さとする。また、接地電極30において、開口部31の内周の径が、内周方向における位置によって変化する場合(例えば、後述する図9(d)に示すように、開口部31の内周に複数の突起を有するような場合)には、内周方向における各位置において、上記距離aを求め、それらの平均値を上記式に適用するようにする。
このような形状に設定することにより、キャビティ60の周囲を囲む部分(小径部15,段差部16など)の静電容量C2を、適度な値とすることができるため、いわゆるプラズマ抜けを防止することができる。
それでは、図3及び図5を用いて、本実施例におけるプラズマ抜け防止の原理について説明する。
図3において、点火装置200のプラズマ電源220からプラズマジェット点火プラグ100にプラズマ電流を流し込む場合、一般には、前述したとおり、先に、トリガ電源210によって、中心電極20と接地電極30との間(プラグギャップ間)に放電現象を発生させ、それらの間を導通状態にした上で、接地電極30に対する中心電極20の電圧として、放電維持電圧が例えば−500V以上になることで、プラズマ電源220が、その内部に備えるコンデンサ(図示せず)に蓄えられた電荷を一気にプラズマ電流として流し込むことができる。なお、図3において、C2は、前述したとおり、キャビティ60の周囲を囲む部分の静電容量である。
図5は放電前後における接地電極に対する中心電極の電圧の波形を比較して示した波形図である。図5において、(a)は従来のプラズマジェット点火プラグについての波形を、(b)は本実施例のプラズマジェット点火プラグ100についての波形を、(c)は、キャビティ60の周囲を囲む部分の静電容量C2が、大きな値になり過ぎている場合の波形を、それぞれ示している。
従来のプラズマジェット点火プラグにおいては、図5(a)に示すように、使用条件によって、放電維持電圧が高くなりすぎる場合があり、そのような場合には、プラズマ電流を流し込むことができず、プラズマ抜けが発生する。これに対し、本実施例のプラズマジェット点火プラグ100においては、前述したとおり、キャビティ60の周囲を囲む部分の静電容量C2が適度な値となっているので、図5(b)に示すように、放電維持電圧を低下させることができ、プラズマ電流を流し込みやすくすることができる。また、火花放電(ブレイクダウン)時に放出された電荷が、再び、そのキャビティ60の周囲を囲む部分の静電容量C2に蓄積され、中心電極20の電圧が逆方向(プラス側)に大きく振れるため、プラズマ電流の流し込みを促すことができる。
なお、上記した距離a,b及び面積cが、a<bかつ0.2≦(2c)/(a+b)≦4の関係を満足せず、キャビティ60の周囲を囲む部分の静電容量C2が、大きな値になり過ぎている場合には、図5(c)に示すようにトリガ電源210側のコイル212のインダクタより、誘導電流が流れ込むことで、中心電極20の電圧として、放電維持電圧が−500V以下となり、プラズマ電流が流し込めなくなる。
そこで、本実施例に係るプラズマ抜け評価結果の一例を、図6を用いて説明する。図6は本実施例に係るプラズマ抜け評価結果の一例を示す説明図である。図6において、縦軸はプラズマ抜け発生率(%)を示し、横軸は、上記した距離a,b及び面積cに基づく(2c)/(a+b)の値を示している。なお、評価条件は、チャンバー圧を1.0MPaとした上で、プラズマ抜け発生率3%を判定ラインとした。
図6から明らかなように、(2c)/(a+b)≧0.2以上で、プラズマ抜け発生率が3%以下となり、プラズマ抜けが大幅に減少する。また、1.0≦(2c)/(a+b)≦2.0は、プラズマ抜け発生率が0%であり、良好である。(2c)/(a+b)>4では、キャビティ60の周囲を囲む部分の静電容量C2が、大きな値になりすぎるため、火花放電(ブレイクダウン)後の放電維持電圧が高くなり、プラズマ抜けが発生している。
C−4.接地電極及び小径部の内径:
図7は図2における接地電極30の開口部31及び絶縁碍子10の小径部15先端を拡大して示した断面図である。本実施例においては、図7に示す接地電極30における開口部31の内径mは、絶縁碍子10における小径部15先端の内径nに対し、75〜120%の範囲となるように設定している。
このように、小径部15先端の内径n、すなわち、言い換えれば、キャビティ60の内径に対する、開口部31の内径mの比率を上記範囲に設定して最適化することにより、チャンネリングが発生しても、キャビティ60内において、小径部15の内周上にほぼ均一にチャンネリングが発生することになるため、チャンネリング進展を均一化させ、プラズマジェット点火プラグ100の耐久性を向上させることができ、着火性を良好のまま保つことができる。
これに対し、キャビティ60の内径に対する開口部31の内径の比率が上記範囲から外れ、キャビティ60の内径に対して開口部31の内径が小さすぎると、開口部31からのプラズマフレームの噴出を遮断してしまい、着火性が低下するおそれがある。反対に、キャビティ60の内径に対して開口部31の内径が大きすぎると、放電経路がL字型になってしまうため、チャンネリングが進展すると同時に、チャンネリングの発生した部分では、接地電極30と中心電極20との距離が最短となるため、放電経路がその部分に集中して、チャネリングの進展がその部分に偏ってしまい、着火性が低下するおそれがある。
そこで、本実施例に係る着火性評価結果の一例を、図8を用いて説明する。図8は本実施例に係る着火性評価結果の一例を示す説明図である。図8において、縦軸は、着火性を表す指標として、内燃機関をノーロード(N/L)状態で駆動して(回転数820rpm)、失火が1%発生した時のA/F(空気/燃料)値を示し、横軸は、上記した小径部15先端の内径n(すなわち、キャビティ60の内径)に対する開口部31の内径mの比率(m/n)(%)を示している。なお、評価条件は、A/F=15を着火性限界ラインとして、A/F値がその値以上である場合を合格とした。評価対象としては、新品の製品と、チャンネリング耐久1,000時間(耐久1,000Hr)の製品を用いた。チャンネリング耐久1,000時間の製品について、チャンネリング耐久条件は、圧力0.4MPaのチャンバー内において、周波数60Hzで火花放電(トリガ放電)させることとした。
図8から明らかなように、キャビティ60の内径に対する開口部31の内径の比率が、75%以上で、良好な着火性を得られる。但し、チャンネリング耐久1,000時間の製品においては、上記比率が120%より大きくなると急激に着火性が低下する。よって、上記比率が75%〜120%の場合に、着火性が良好である。
なお、本実施例において、キャビティ60に対する接地電極30の開口部31の形態としては、図9に示すような種々の形態を採ることができる。図9は図2における接地電極30の開口部31及び絶縁碍子10の小径部15先端を、プラズマジェット点火プラグ100の先端側から見て示した説明図である。
図9において、(a)は、接地電極30における開口部31の内径mを、絶縁碍子10における小径部15先端の内径n(すなわち、キャビティ60の内径)よりも大きくした場合の形態を示している。反対に、(b)は、接地電極30における開口部31の内径mを、絶縁碍子10における小径部15先端の内径nより小さくした場合の形態を示している。また、(c)は、接地電極30における開口部31の内周の一部が接地電極30の外周とつながり、開口部31が開放された形態を示し、(d)は、接地電極30における開口部31の内周に複数の突起を有する形態を示している。
C−5.中心電極の極性:
本実施例においては、接地電極30に対して、中心電極20を負極として用いるようにしている。
図10は図2における中心電極20の極性の違いに起因するチャンネリングの進展の仕方の違いを示す説明図である。図10において、(a)は中心電極20を負極として用いた場合を示し、(b)は正極として用いた場合を示している。
一般に、チャンネリングの進展は、負極側の方が大きいため、図10(b)に示すように、接地電極30に対して、中心電極20を正極として用いた場合、絶縁碍子10において、小径部15の先端部分がチャンネリングによって削れやすくなり、放電経路が接地電極30の底面側に潜り込むようになるため、着火性が低下するおそれがある。これに対し、図10(a)に示すように、本実施例の如く、接地電極30に対して、中心電極20を負極として用いるようにした場合には、小径部15の先端部分が削れるようなことはなく、小径部15の内周のうち、中心電極20の先端近傍が削れやすくなり、そのように削れた場合には、放電経路が外側から内側に向かう形になり、チャンネリングの進展に対する着火性の低下が抑制される。
そこで、中心電極20の極性の違いによって着火性レベル維持の程度がどのように違うかについて、図11を用いて説明する。図11は中心電極20の極性の違いによる着火性レベル維持時間の違いを示す説明図である。図11において、縦軸は、チャンネリング耐久条件の下での耐久時間を示している。具体的には、内燃機関をノーロード(N/L)状態で駆動して(回転数820rpm)、失火が1%発生した時のA/F(空気/燃料)値が15を下回るまでの時間としている。なお、チャンネリング耐久条件は、図8の場合と同様に、圧力0.4MPaのチャンバー内において、周波数60Hzで火花放電(トリガ放電)させることとした。
図11から明らかなように、接地電極30に対し、中心電極20を負極として用いることにより、着火性レベル維持の時間が大幅に改善される。
C−6.絶縁碍子小径部と中心電極最先端部との重なり:
図12は図2における絶縁碍子10の小径部15と中心電極20の最先端部23との重なり具合を示す説明図である。本実施例においては、図12に示すように、軸線O方向において、絶縁碍子10の小径部15と中心電極20の最先端部23との重なり量dが、0.5〜3mmとなるようにしている。
図13は絶縁碍子10の小径部15と中心電極20の最先端部23との重なり量の違いによる放電電圧増加率を示す説明図である。図13において、縦軸は、プラズマ耐久後の放電案圧増加率(%)を示し、横路は、絶縁碍子10の小径部15と中心電極20の最先端部23との重なり量dを示している。なお、プラズマ耐久条件は、周波数60Hzで100時間(60Hz×100Hr)、118mJ、チャンバー圧力0.4mPaとした上で、放電電圧の増加率50%を判定ラインとした。
重なり量dが0.5mmより小さい場合には、中心電極20の最先端部23に対し電極消耗が起きると、絶縁碍子10の小径部15と重なっていない部分まで電極消耗が進み、放電の形態が気中放電+沿面放電となるため、図13に示すように、放電電圧が大幅に増加する。
重なり量dが3mmより大きい場合には、中心電極20の熱引きが悪化して、20の酸化が著しく進行し、放電電圧が大幅に増加する。
これに対し、重なり量dが0.5〜3mmの範囲内の場合には、放電の形態が沿面放電となるため、放電電圧の増加が抑制される。
C−7.段差部の角度:
図14は図2における絶縁碍子10の段差部16及び中心電極20の段差部24の近傍を拡大して示した断面図である。本実施例においては、図14(a)に示すように、絶縁碍子10において、段差部16と収容部14とが成す角度をθ1とし、中心電極20において、段差部24と先端部22とが成す角度をθ2とした場合に、それらの角度がθ1<θ2の関係を満たすように設定している。
これに対し、例えば、図14(b)に示すように、段差部16と収容部14とが成す角度θ1と、段差部24と先端部22とが成す角度θ2と、の関係を、上記とは反対に、θ1>θ2とした場合、中心電極20の最先端部23の軸線O方向の長さが、図14(a)の場合と同じであるとすると、中心電極20の最先端部23が消耗したとき、接地電極30との間での点eに電界が集中し、放電の基点となりやすくなるため、絶縁碍子10の段差部16及び小径部15が消耗しやすくなる。
また、例えば、図14(c)に示すように、角度θ1と角度θ2との関係をθ1>θ2とすると共に、中心電極20の最先端部23の軸線O方向の長さを、図14(a)の場合よりも長くすると、中心電極20の23の消耗による影響は緩和されるものの、最先端部23の長さが長くなった分、中心電極20の先端の熱引きが悪化し、中心電極20の先端が消耗しやすくなると共に、段差部16と段差部24との間の空間が広くなるため、その部分に燃焼ガスが溜まりやすくなる。
C−8.キャビティの形状:
、図15は図2におけるキャビティ60を拡大して示した断面図である。本実施例においては、図15に示すように、キャビティ60の容積をRとし、キャビティ60における軸線O方向に沿った長さをSとし、キャビティ60の内径(すなわち、言い換えれば、絶縁碍子10の小径部15の内径)をNとしたとき、容積Rは、R≦2.5mm3となり、かつ、長さSと内径Nとの比は、S/N≧0.3となるように設定している。
キャビティ60の容積R,長さS,内径Nをこのような範囲に設定して、キャビティ60の形状を最適化することにより、着火性を良好することができる。
図16は図2におけるキャビティ60の形状の違いによる着火性の評価結果を示す説明図である。図16において、縦軸は、図8の場合と同様に、着火性を表す指標として、内燃機関をノーロード(N/L)状態で駆動して(回転数820rpm)、失火が1%発生した時のA/F値を示し、横軸は、上記したキャビティ60の容積R(mm3)を示している。そして、キャビティ60の内径N(mm)が、φ0.5,φ1.0,φ1.3,φ1.5,φ2.0の5つの場合についてそれぞれ示している。なお、評価条件は、図8の場合と同様に、A/F=15を着火性限界ラインとして、A/F値がその値以上である場合を合格とした。
図16から明らかなように、キャビティ60の容積Rが、2.5mm3を超えると、急激に着火性が低下する。また、キャビティ60の内径Nがφ2.0mmの場合には、容積Rが2mm3以下になっても、着火性が低下する。理由としては、キャビティ60の内径Nが大きくなると、キャビティ60の長さSとの比率が影響してくるものと考えられる。
また、図16に示す全データについて、キャビティ60の長さSと内径Nとの比を求めた場合、キャビティ60の容積Rが2.5mm3以下の製品について、着火性が低下しているものは、上記比が0.25以下のものであり、着火性が低下していないものは、上記比が0.3以上のものである。
従って、キャビティ60の容積Rが2.5mm3以下であり、かつ、キャビティ60の長さSと内径Nとの比が0.3以上である場合に、着火性が良好である。
C−9.段差部間の間隙:
本実施例においては、図2に示すように、絶縁碍子10における段差部16と中心電極20における段差部24との間に、間隙を設けるにようにしている。これにより、絶縁碍子10の先端部分の熱が、中心電極20に逃げないようにすることができるので、中心電極20の先端における温度上昇を抑制できる。
C−10.中心電極先端の材質:
本実施例においては、前述したとおり、中心電極20の先端が、タングステンまたはタングステン合金から成っているので、プラズマジェット点火プラグ100にプラズマ電流を流し込んだ際にも、中心電極20の先端を溶けにくくすることができる。なお、中心電極20の先端は、タングステンやタングステン合金以外に、融点2400℃以上の純金属または合金で構成するようにしてもよい。
D.変形例:
なお、本発明は上記した実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
上記した実施例では、特徴点として、C−1〜C−10に記載の各特徴点を有していたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、少なくとも、C−1,C−2に記載の特徴点を有していればよく、その他の特徴点については有していなくてもよい。また、有する場合も、それら特徴点を任意に組み合わせてよい。
本発明の一実施例としてのプラズマジェット点火プラグ100を一部破断して示した断面図である。 図1のプラズマジェット点火プラグ100の先端部分の中心近傍を拡大して示した断面図である。 図1のプラズマジェット点火プラグの駆動するための点火装置の概略構成を示すブロック図である。 図2における絶縁碍子10のうち、中心電極20と接地電極30との間に挟まれた部分を拡大して示した断面図である。 放電前後における接地電極に対する中心電極の電圧の波形を比較して示した波形図である。 本発明の一実施例に係るプラズマ抜け評価結果の一例を示す説明図である。 図2における接地電極30の開口部31及び絶縁碍子10の小径部15先端を拡大して示した断面図である。 本発明の一実施例に係る着火性評価結果の一例を示す説明図である。 図2における接地電極30の開口部31及び絶縁碍子10の小径部15先端を、プラズマジェット点火プラグ100の先端側から見て示した説明図である。 図2における中心電極20の極性の違いに起因するチャンネリングの進展の仕方の違いを示す説明図である。 中心電極20の極性の違いによる着火性レベル維持時間の違いを示す説明図である。 図2における絶縁碍子10の小径部15と中心電極20の最先端部23との重なり具合を示す説明図である。 絶縁碍子10の小径部15と中心電極20の最先端部23との重なり量の違いによる放電電圧増加率を示す説明図である。 図2における絶縁碍子10の段差部16及び中心電極20の段差部24の近傍を拡大して示した断面図である。 図2におけるキャビティ60を拡大して示した断面図である。 図2におけるキャビティ60の形状の違いによる着火性の評価結果を示す説明図である。
符号の説明
4…シール体
5…ガスケット
6,7…リング部材
9…タルク
10…絶縁碍子
12…軸孔
14…収容部
15…小径部
16…段差部
20…中心電極
21…胴体部
22…先端部
23…最先端部
24…段差部
30…接地電極
31…開口部
40…端子金具
50…主体金具
51…工具係合部
52…ねじ部
53…加締部
54…鍔部
55…座面
56…係止部
58…係合部
60…キャビティ
80…パッキン
100…プラズマジェット点火プラグ
200…点火装置
210…トリガ電源
212…コイル
220…プラズマ電源

Claims (10)

  1. 軸線方向に沿った軸孔を有する筒状の絶縁部材と、
    該絶縁部材の前記軸孔内に収容される棒状の中心電極と、
    前記絶縁部材の先端に配置される板状の接地電極と、
    を備えるプラズマジェット点火プラグにおいて、
    前記中心電極は、胴体部と、該胴体部の外径よりも小さい外径を有し、前記胴体部よりも先端側に位置する先端部と、前記先端部の外径よりも小さい外径を有し、前記先端部よりも先端側に位置する最先端部と、を有し、
    前記絶縁部材において、前記軸孔を形成する部分は、前記中心電極の前記胴体部の外径よりも小さい内径を有し、前記中心電極の少なくとも前記先端部を収容する収容部と、前記中心電極の前記先端部の外径よりも小さく前記収容部の内径よりも小さい内径を有し、前記収容部よりも先端側に位置し、前記中心電極の少なくとも前記最先端部が配置される小径部と、を有し、
    前記中心電極の先端は、前記絶縁部材の前記小径部内において、前記絶縁部材の先端よりも後側に位置して、前記小径部の内周と共に、キャビティ部を形成しており、
    前記接地電極は、前記キャビティ部と外気とを連通するための開口部を有し、
    前記小径部の前記軸線方向の形状は、直線状であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
  2. 請求項1に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
    前記絶縁部材において、前記軸孔を形成する部分は、前記収容部と前記小径部との間に位置する第1の段差部をさらに有し、
    前記接地電極において、前記開口部の内周の径が前記中心電極の前記先端部の外径よりも小さく前記小径部の内径よりも大きい場合には、前記接地電極の前記開口部の内周から前記軸線方向に沿って第1の直線を引いた場合に、前記第1の直線と前記絶縁部材の先端とが交わる第1の交点と、前記第1の直線と前記絶縁部材の前記第1の段差部とが交わる第2の交点と、の間の距離をaとし、
    前記接地電極において、前記開口部の内周の径が前記中心電極の前記先端部の外径よりも小さく前記小径部の内径よりも小さい場合には、前記小径部の内周の前記軸線方向の長さをaとし、
    前記中心電極の前記先端部の外周から前記軸線方向に沿って第2の直線を引いた場合に、前記第2の直線と前記絶縁部材の前記第1の段差部とが交わる第3の交点と、前記第2の直線と前記絶縁部材の先端とが交わる第4の交点と、の間の距離をbとし、
    前記接地電極と前記中心電極の前記先端部とを、前記軸線方向に投影した場合に、前記接地電極と前記中心電極の前記先端部との重なった面積をcとしたとき、0.2≦(2c)/(a+b)≦4の関係であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
    前記接地電極における前記開口部の内径は、前記絶縁部材における前記小径部先端の内径に対し、75〜120%の範囲にあることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちの任意の1つに記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
    前記中心電極は、負極として用いられることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちの任意の1つに記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
    前記軸線方向において、前記最先端部と前記小径部との重なり量は、0.5〜3mmであることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちの任意の1つに記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
    前記中心電極は、前記先端部と前記最先端部との間に位置する第2の段差部をさらに有し、
    前記第1の段差部と前記収容部とが成す角度をθ1とし、前記第2の段差部と前記先端部とが成す角度をθ2としたとき、θ1<θ2であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちの任意の1つに記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
    前記キャビティ部の容積をRとし、前記キャビティ部の前記軸線方向に沿った長さをSとし、前記小径部の内径をNとしたとき、前記容積Rは、R≦2.5mm3であり、かつ、前記長さSと前記内径Nとの比は、S/N≧0.3であることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
  8. 請求項1ないし請求項7のうちの任意の1つに記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
    前記第1の段差部と前記第2の段差部との間に間隙を有することを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
  9. 請求項1ないし請求項8のうちの任意の1つに記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
    前記中心電極は、少なくともその先端が、融点2400℃以上の純金属または合金から成ることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
  10. 請求項9に記載のプラズマジェット点火プラグにおいて、
    前記中心電極は、少なくともその先端が、タングステンまたはタングステン合金から成ることを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
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