JP4946945B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関し、特に、大判な原稿や長尺な原稿を手置コピーする際の不都合を解消する技術に関する。
画像形成装置、例えば、複写機は、プリンタなどの画像形成部の筺体上に画像読取部の筺体を配設して本体部を構成し、さらに、当該本体部側方に、大容量の給紙ユニットや、パンチなどを行うフィニッシャ(後処理ユニット)などのオプションを装着してその利便性を高めている。
このようなオプションが装着された画像形成装置には、原稿の整理や、出力された用紙の仕分けなどの作業の便のため、オプションの筺体の上面と画像読取部のプラテンガラスの上面とがほぼ同一平面上に位置するように構成し、それらの上面を作業台として使用可能に構成されたものがある(例えば、特許文献1)
特開2000−131905号公報
しかしながら、新聞やチャート紙のような、大判な原稿もしくは長尺な原稿(以下、これらを「大サイズ原稿」という。)を手置コピーする場合、この大サイズ原稿を作業台と画像読取部のプラテンガラスとに跨った状態で置かざるを得ず、このような状態で大サイズ原稿の下に他の原稿が潜り込んでいると、大サイズ原稿をプラテンガラス側にずらしながら原稿位置を調整する場合、下の原稿が大サイズ原稿に引き摺られ、ユーザが気づかないうちにプラテンガラス上に侵入し、ミスコピーが生じるおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、プラテンガラスの周囲に書類を載置するための平坦な台が設けられ、当該平坦な台の上面と上記プラテンガラス上面とがほぼ同一平面上にある画像形成装置において、大サイズ原稿を手置コピーする際、大サイズ原稿の下に置かれている他の原稿が、当該大サイズ原稿の移動に伴ってプラテンガラス上に移動することを防いで、ミスコピーが生じにくい画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、プラテンガラス上に載置された原稿画像を読み取る画像読取部と、前記プラテンガラスの周囲の少なくとも一部に設けられた、書類を載置するための平坦な台とを備え、当該平坦な台の上面と前記プラテンガラス上面とがほぼ同一平面上にある画像形成装置において、前記平坦な台と前記プラテンガラスとの間に配設され、前記平面から出没自在なゲート部材と、前記ゲート部材を出没駆動させる駆動手段と、前記ゲート上面を覆うものがあるか否かを検出するゲート上面検出手段と、前記ゲート上面検出手段により前記ゲート部材の上面を覆うものがあることが検出された場合に、前記ゲート部材が前記平面から第1の高さだけ突出するように前記駆動手段を制御する駆動制御手段とを備えることを特徴とする。
上記構成では、大判な原稿もしくは長尺な原稿(大サイズ原稿)をプラテンガラスと平坦な台とに跨った状態でずらしながらコピー位置を調整しようとした場合、ゲート部材の上面が覆われていることが検出される。これによりゲート部材が前記平面から第1の高さだけ突出されるので、大サイズ原稿の移動に伴い、その下にある他の原稿が引き摺られてプラテンガラス側に移動しようとしても、突出しているゲート部材に当接して移動が規制され、プラテンガラス上に侵入できないので、原稿読取りのミスが防止される。
また、さらに原稿を前記原稿読取部の読み取り位置に搬送する原稿搬送部を備えており、当該原稿搬送部の機枠が前記原稿読取部の機枠に開閉可能に配置され、閉じられた状態でプラテンガラス上の原稿を押さえる原稿押さえ板を兼ねると共に、前記第1の高さは、原稿搬送部の機枠が閉じられたとき、当該原稿搬送部の機枠の下端と前記プラテンガラス上面が含まれる平面との間に生じる隙間の高さとほぼ同じ高さか、それよりも低い高さであることが望ましい。
これにより、突出状態のゲート部材の高さは、原稿搬送部の機枠とプラテンガラスとの間に生じている隙間の高さとほぼ同じ高さか、それよりも低い高さとなるので、大サイズ原稿がゲート部材を乗り越えている状態で原稿搬送部を閉じても、当該大サイズ原稿が、ゲート部材と原稿搬送部の機枠とに挟まれて、折り曲げられたり、疵つけられたりすることがない。
また、前記駆動制御手段は、前記ゲート上面を覆うものが検出されない場合において、前記原稿搬送部の機枠が閉じられ、かつ、少なくとも当該原稿搬送部により原稿が搬送されている間は、前記ゲート部材の高さが前記第1の高さよりも高い第2の高さとなるように前記駆動手段を制御することが望ましい。
ゲート部材を上記第1の高さよりも高い第2の高さまで突出させるので、平坦な台に載置された書類が誤って当該隙間に侵入して、原稿搬送部による原稿搬送動作に支障が生じたり、誤って読み取られたりするおそれがより少なくなる。
また、前記制御手段は、前記ゲート上面を覆うものが検出されない場合において、前記画像読取部による原稿読取動作が終了して原稿搬送部の搬送動作が停止したときに、前記ゲート部材が没入するように駆動手段を制御することが望ましい。
これにより、画像読取部による原稿読取動作が実行されない間は、ゲート部材の上面と平坦な台の上面と画像読取部の筐体上面とを合わせた平面を作業台として使用することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、デジタル式複写機に適用した場合を例にして説明する。
図1は、当該デジタル式複写機(以下、単に「複写機」と言う。)1の外観斜視図である。
同図に示すように、複写機1は、画像形成装置本体2の左右に、オプション装備品である大容量給紙ユニット3、フィニッシャ(後処理ユニット)4を装着してなる。
画像形成装置本体2は、プリンタ部7上に、画像読取部8と原稿搬送部9とを順に重ねて配設することにより構成される。
<原稿搬送部>
原稿搬送部9は、原稿を搬送しながらその画像を読み取る、いわゆるシートスルー方式の画像読取りを実行する際に使用されるものである。
図2は、当該原稿搬送部9の構成を示す一部切り欠き図である。
同図に示すように原稿搬送部9は、原稿給紙トレイ9aと、この原稿給紙トレイ9aにセットされた原稿束の最上のものから1枚ずつ繰り出して画像読取部8のプラテンガラス8bの位置(原稿読取位置)まで搬送するためのピックアップローラ90、搬送ローラ対91、読取用ローラ92と、当該原稿読取位置を通過した原稿を原稿排紙トレイ9b上に排出する排出ローラ対93などからなる。
もっとも、原稿搬送部9は、このような構成のものに限らず、読取り位置への原稿の搬送が可能なものであれば、どのようなものであってもよく、特に、原稿を読取位置まで通過させた後、表裏を反転させて再び読取位置まで搬送して両面読取りが可能なものであっても構わない。
この原稿搬送部9には、原稿給紙トレイ9aに原稿がセットされているかどうかを検出する公知の原稿センサ94が設けられている。
本実施の形態では、原稿センサ94として、原稿の前端部に当接するとONの状態になるリミットスイッチを用いているが、これに限定されない。
原稿搬送部9の機枠は、複写機1の背面側に設けられた揺動軸(不図示)によって画像読取部8に軸支されて、揺動軸を中心に揺動することにより原稿搬送部9の開閉が可能となっている。
原稿搬送部9を開放してプラテンガラス8a上に原稿を載置して、画像読取部8のスキャナ8cを図のX方向に移動させながら原稿画像を読み取る方式(スキャナ移動方式)が実行される。
なお、上述のシートスルー方式では、原稿搬送部9は閉じられた状態で駆動されるが、このような閉状態であっても、設計上、原稿搬送部9と画像読取部8との間に、どうしても1mm〜2.5mm程度の隙間Dが生じる。
<画像読取部>
画像読取部8は、光源と折り返しミラーを保持するスキャナ8cを備え、当該折り返しミラーにより反射された原稿画像を、光学レンズを介してCCDセンサに受光させて、画像データを生成する公知の構成を有する。
スキャナ8cは、スキャナ移動方式の読取動作を実行する場合には、不図示の移動機構によりプラテンガラス8aの下方を往復移動され、シートスルー方式の読取動作の場合には、プラテンガラス8bの下方の所定位置に保持される。
<プリンタ部>
プリンタ部7は、公知の電子写真式のものであって、感光体ドラムの露光、現像、一次転写、二次転写及び定着などの一連の動作を実施して、画像読取部8から出力された画像データを大容量給紙ユニット3から供給された用紙に印刷してフィニッシャ4に搬送するものである。
このプリンタ部7の内部には、複写機1全体の動作を統括的に制御する制御部22が設けられている。
<操作パネル部>
操作パネル部10は、例えば、テンキー及び液晶ディスプレイなどを有し、ユーザに対して情報を表示すると共に、ユーザからの指示を受け付けるものである。
<大容量給紙ユニット及びフィニッシャ>
大容量給紙ユニット3は、大量の用紙を収容し、プリンタ部7に必要なサイズの用紙を供給するものである。
また、フィニッシャ4は、操作パネル部10で受け付けたユーザの指示に基づいて、プリンタ部7で印刷された用紙にステープルやパンチ等の後処理を実行し、その後、排紙トレイ41に排出するものである。
上記大容量給紙ユニット3およびフィニッシャ4は、公知の構成なので、これ以上の説明は省略する。
<ゲート装置>
大容量給紙ユニット3とフィニッシャ4の上部には、画像形成装置本体2と隣接する側にそれぞれゲート装置139、149が設けられている。
ゲート装置139、149はそれぞれ、横断面が矩形であって長尺なゲート部材136、146と、これを昇降駆動するゲート昇降機構130、140を備える。
これらゲート部材136、146は、降下した状態における上面が、それぞれ大容量給紙ユニット3の平坦部32aとフィニッシャ4の平坦部42aの上面とが、ほぼ同一平面上にある。
本明細書において、「ほぼ同一平面上にある」とは、2以上の面同士が、完全に同一の平面上にあるか、もしくはユーザがこれらの面を一つの作業台として使用した場合に作業に支障のない程度の微少な段差が生じている状態を含む概念である。
もっとも、平坦部32a、42aが、プラテンガラス8a上面よりも低い位置にあるとき、場合によっては、大サイズ原稿に引き摺られてその下にある他の原稿が、ユーザが気づかないうちにプラテンガラス8a上に侵入するという課題が生じない場合があるので、本実施の形態において、経験的に「ほぼ同一平面上にある」とは、両者の段差がせいぜい0.5mm以内であるものとする。
また、これらゲート部材136、146の上部には、それぞれ、その上面に書類等に覆われているか否かを検出するゲート上面検出部136a、146aが5つずつ設けられている。
ゲート上面検出部136a、146aは、公知の反射型フォトセンサであり、当該フォトセンサ上が、もので覆われたか否かを検出する。
より具体的には、同じゲート部材に設けられた5つのフォトセンサのうち1つでも上記検出が行われると、そのゲート部材の上面が、もので覆われていることを示す信号を制御部22に出力する。
プラテンガラス8a、プラテンガラス8b、平坦部32a及び平坦部42aの上面がほぼ同一平面上にあるので、ゲート部材136、146が降下している状態において、ゲート部材136、146の上面もほぼ上記水平面上に位置するので、原稿搬送部9を開放したときに広い作業スペースを確保できる。
なお、図ではゲート上面検出部136a、146aは、誇張して描かれているため、ゲート部材136、146の上面に大きな凹凸があるように見えるが、実際にはかなり小さく、没入したときに作業台の一部として使用する際に支障は生じない。場合によっては、センサ面を透明なカバーで覆って、より平坦性を確保するようにしても構わない。
また、ゲート部材136、146が上昇すると、平坦部32a、42aから上方に突出して、画像読取部8と原稿搬送部9間の隙間と、平坦部32a、42aとを遮る。
ゲート装置139、140は、いずれも同一の構成なので、ここでは、ゲート装置149についてのみ説明し、ゲート装置139については説明を省略する。
図3(a)は、ゲート装置149におけるゲート昇降機構140の構成を示す斜視図である。
同図に示すように、ゲート昇降機構140は、フレーム141と、アクチュエータ142と、昇降板143と、ゲート部材146に接合された2本のロッド145などからなる。
フレーム141は、一対の垂直部141d(手前側は図示を省略)を有し、その対向面には、昇降板143の両端部に形成された溝部143aに係合して、これを垂直方向(Z方向)に移動可能に案内するレール141eが設けられている。
フレーム141の底面部の中央には凹部141aが設けられ、この部分にアクチュエータ142が配設されている。
本実施の形態では、アクチュエータ142として、公知のリニアモータを用いているが、これに限定されない。
アクチュエータ142の可動ロッド142aの先端は、昇降板143の中央に結合されており、当該昇降板143は、2本のロッド145を介して、ゲート部材146を支持する。
アクチュエータ142は、制御部22の指示に基づき、可動ロッド142aを介して、ゲート部材146を次の(1)〜(3)の3つの位置に昇降駆動するようになっている。
(1)ゲート部材146の上面が平坦部42aの上面とほぼ面一となる位置
(2)ゲート部材146において、平坦部42aよりも上方に突出している部分の高さがH1となる位置
(3)ゲート部材146において、平坦部42aよりも上方に突出している部分の高さがH2となる位置
ここで、高さH1は、図4(a),(b)に示すように、隙間Dとほぼ同じ高さに設定されており、また、高さH2は、図4(c)に示すように、高さH1より高く設定されている。
ここで、本実施の形態における「隙間Dとほぼ同じ高さ」とは、ゲート部材136、146を突出させ、これを跨いだ状態で大サイズ原稿をコピーする際、図4(b)に示すように、原稿搬送部9の筐体が閉じられても、大サイズ原稿に折り目やしわが生じない高さをいい、閉じられた状態の原稿搬送部9の機枠と、各ゲート部材136、146との最小離間距離などによって、設計的に決められるものである。
(制御部)
図5は、複写機1の制御部22の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部22は、主な構成要素として、CPU61、RAM63、ROM64、EEPROM65を備えている。
RAM(Random Access Memory)62は、揮発性のメモリであって、CPU61におけるプログラム実行時のワークエリアとなる。
ROM(Read Only Memory)63には、画像形成部20におけるプリント処理に関するプログラムや、画像安定化処理に関するプログラム等、各種プログラムが格納されている。
EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)65は、不揮発性のメモリであって、CPU61のデータ保存エリアとなる。
制御部22は、複写機1のプリンタ部7、大容量給紙ユニット3、フィニッシャ4、画像読取部8、原稿搬送部9及び操作パネル部10を統括的に制御する。
このうち、大容量給紙ユニット3及びフィニッシャ4の制御では、それぞれゲート装置139、140の制御(以下、「ゲート昇降制御」という。)を含む。
本実施の形態の複写機1では、制御部22のゲート昇降制御に特徴があるため、以下、この制御について説明する。
図6は、上記ゲート昇降制御の内容を示すフローチャートであり、一定の周期で実行される装置全体の制御に係るメインルーチン(不図示)のサブルーチンとして実行される。
まず、制御部22は、EEPROM65内のフラグF1の値を取得し(ステップS101)、ゲート部材136及びゲート部材146の現状における高さを把握する。
つまり、このフラグF1は、ゲート部材136及びゲート部材146の現状における高さを示すものであり、より具体的には、F1が0のときは高さが0(没入状態)、F1が1のときは高さがH1、F1が2のとき高さがH2であることを示す。
なお、このように1つのフラグで2つのゲート部材の高さを示すことができるのは、ゲート部材136とゲート部材146とが共に同じ位置となるように昇降が制御されているためである。
次に、ゲート上面検出部136a、146aから信号を取得して、ゲート部材136、146の上面が、原稿等で覆われているか否かを把握し、これらゲート部材の1つでも覆われている場合には(ステップS102:YES)、EEPROM65内のフラグF2の値を1にして(ステップS103)、ゲート部材136、146の目標高さを設定する。
つまり、フラグF2は、制御部22が設定したいゲート部材136、146の高さを示すものであり、より具体的には、F2が0のときは、目標高さが0(没入状態)、F2が1のときは、目標高さがH1、F2が2のときは、目標高さがH2であることを示す。
一方、ゲート部材136、146のいずれの上面も、原稿等で覆われていない場合(ステップS102:NO)、原稿センサ94の出力から原稿搬送装置の原稿給紙トレイ9a上に原稿があるかどうかを把握し、原稿給紙トレイ9a上に原稿がある場合(ステップS104:YES)、EEPROM65内のフラグF2の値を2にする(ステップS105)。
一方、原稿給紙トレイ9a上に原稿がない場合(ステップS104:NO)が、EEPROM65内のフラグF2の値を0にする(ステップS106)、
このように、フラグF2の値が決められると、制御部22は、フラグF1とF2の値同士が一致するかどうかを判断し、一致する場合には(ステップS107:YES)、現状におけるゲート部材136及びゲート部材146の高さは、既に目標の高さとなっているので、このサブルーチンを終了して、不図示のメインルーチンに戻る。
一方、フラグF1とF2の値同士が一致しない場合には(ステップS107:NO)、フラグF2が示す高さに合わせるようにゲート部材136及び146を昇降し(ステップS108)、EEPROM65内のフラグF1の値をフラグF2の値と同じにして(ステップS108)、このサブルーチンを終了し、不図示のメインルーチンに戻る。
以上のように、本実施の形態の複写機では、大サイズ原稿を手置コピーする際に、図4(a)に示すように、ゲート部材上を跨ぐ状態で原稿をずらしながら位置調整を行う場合であっても、ゲート部材136、146がH1の高さに突出するので、大サイズ原稿G1の下に他の原稿G2が潜り込み、大サイズ原稿G1の移動に伴って、他の原稿G2がプラテンガラス8a上に移動しようとしても、例えば、ゲート部材146の場合、他の原稿G2がゲート部材146の側面に当接し、他の原稿G2の移動が規制される。
しかも、高さH1は、原稿搬送部9の機枠とプラテンガラス8aとの隙間Dとほぼ同じ高さとなっているので、大サイズ原稿G1がゲート部材146を跨いでいる状態で原稿搬送部9の機枠が閉じられた場合であっても、図4(b)に示すように、大サイズ原稿を折り曲げたり、疵つけたりすることがない。
さらに、ゲート部材136及びゲート部材146の上面が、原稿等で覆われていない状態で、原稿搬送部9の原稿給紙トレイ9aに原稿がセットされると、図4(c)に示すように、ゲート部材136及びゲート部材146がH1よりも高いH2の高さに突出するので、この隙間に原稿G3が侵入しようとしても、例えば、ゲート部材146では、より一層ゲート部材146の側面に当接し易くなり、原稿の隙間への侵入が防止される。
また、原稿の読み取りが終了すると、ゲート部材136及びゲート部材146が没入し、平坦部32a、ゲート部材136、プラテンガラス8a、プラテンガラス8b、ゲート部材146及び平坦部42aの上面全てがほぼ面一となるため、これら上面全てが広い作業台として利用できる。
<変形例>
本発明は上述のような実施の形態に限られるものではなく、次のような変形例も実施することができる。
(1)上記実施の形態において、高さH1は、原稿搬送部9と画像読取部8との間に生じた隙間Dとほぼ同じ高さに設定されているとしたが、必ずしも隙間Dとほぼ同じ高さに設定する必要はなく、大サイズ原稿G1の下に潜り込んだ他の原稿G2が、大サイズ原稿の移動に伴ってプラテンガラス8a上に引き摺り込まれようとした際に、ゲート部材の側面に当接して、移動が規制される程度の高さでありさえすればよく、高さH1を隙間Dよりも小さく設定しても構わない。
しかしながら、H1の値があまりにも小さくなると、ゲート部材の役目を果たさなくなるので、少なくとも1mm以上であることが望ましい。載置されている原稿が1、2枚であれば、その程度の高さでも移動を規制できるからである。
(2)また、上記実施の形態においては、ゲート部材136、146の横断面は、矩形としたが、ゲート部材の横断面を必ずしも矩形にする必要はなく、例えば、ゲート部材146では、図7(a)に示すように、その上面のプラテンガラスがある側とは反対側の縁部に、ひさし部146bを設けることが望ましい。
このようなゲート部材が設けられたオプション装備品、例えば、フィニッシャ4では、その筐体上部であって、ひさし部146bの下方に存する位置に凹部42bを設け、ゲート部材没入時に、ゲート上面と上記筐体上面とをほぼ面一に構成することが望ましい。
これにより、大サイズ原稿をコピーする際、ゲート部材を跨いだ状態で大サイズ原稿をプラテンガラス8b側にずらした場合に、当該大サイズ原稿の下にある他の原稿がプラテンガラス8b側に引き摺られたとしても、図7(b)に示すように、他の原稿G2が、高さH1で突出しているゲート部材のひさし部146bの下側に潜り込むので、確実にプラテンガラス8b上面への侵入を阻止することができる。
(3)また、上記実施の形態では、原稿搬送部9のX軸方向の両側、即ち、原稿の搬送方向と平行な方向にある2つの側にゲート部材を配していたが、必ずしもこのように原稿搬送部9の両側にゲート部材を設ける必要はなく、どちらか一方の側方のみにゲート部材を設けてもよい。
このように一方だけにゲート部材を設けたとしても、従来のように全くゲート装置を設けていなかった場合よりも、画像読取部8と原稿搬送部9間に生じた隙間に原稿が誤って侵入するトラブルの発生が抑制される。
(4)また、上記実施の形態では、ゲート部材136及びゲート部材146を昇降させる際、どちらも同じタイミング、同じ高さで昇降させていたが、それぞれ別個に昇降制御して、ゲート上面検出部が、ゲート部材の上面がもので覆われていることを検出した場合、検出した側のゲート部材のみを、高さH1で上昇させてもよい。
この場合、F1及びF2に相当するフラグを、ゲート部材136、146に対応させて設けておき、図6のチャートに示すゲート昇降制御を、ゲート昇降機構130、140ごとに、独立して実行させればよい。
(5)また、上記実施の形態では、原稿搬送部9は、原稿をプラテンガラス8b上に搬送しながら画像を読み取るシートスルー方式を採用していたが、これ以外にも、例えば、特開平9-289569に開示されている画像読取装置のように、搬送ベルトにより原稿をプラテンガラス8aまで搬送して一端停止し、これをスキャナ移動方式で画像を読み取り、その後、原稿排紙トレイ9bに排出するといった方式を採用してもよい。
このような方式においては、プラテンガラス8aを覆うようにして搬送ベルトが回動するので、隙間Dから侵入した書類がより巻き込まれやすく、原稿詰まりなどのトラブルが発しやすいので、本発明による効果はより大きい。
(6)また、上記実施の形態では、制御部22は、ゲート部材136及びゲート部材146のいずれの上面も、原稿等で覆われていない場合、原稿が原稿給紙トレイ9aにセットさていることを判定してゲート部材を上昇させていたが、少なくとも原稿搬送部9が駆動されて原稿束の原稿読取動作が実行されている間にゲート部材が突出しておれば、書類の隙間Dへの侵入に伴うトラブルは回避されるので、例えば、原稿搬送部9が閉じられた状態で原稿給紙トレイ9aに原稿が載置され、ユーザにより操作パネル部10のスタートボタンなどが操作されて、原稿読取動作を伴うジョブ(スキャンジョブ、コピージョブ、ファックス送信ジョブ)の開示指示を受け付けたときにゲート部材136、146を上昇させるように制御するようにしても構わない。
通常、複写機1には原稿搬送部9の開閉状態を検出するセンサが設けられているので、原稿搬送部9の開閉状態の検出には、このセンサを流用すればよい。
さらには、原稿搬送部9の駆動モータ(不図示)のドライバへの駆動開始指示が制御部22から発せられたときから、原稿給紙トレイ9a上の原稿がなくなったことが原稿センサ94により検出され、かつ、所定の時間の経過後(最後の原稿が原稿排紙トレイ9bに排出されるまでの時間経過後)に、ゲート部材を下降するように制御しても構わないであろう。
このようにすることで、原稿が原稿給紙トレイ9aにセットされた後であっても、実際に原稿読み取り動作が実行されるまでは、ゲート部材の上面部も作業台として活用することができる。
(7)また、上記実施の形態では、ゲート上面検出部は、反射型フォトセンサとしたが、これに限定されず、例えば、図8に示すように、ほぼU字状の透過型フォトセンサ247に回動軸247eを介して、上下方向に揺動自在に長尺な振子部247dが軸支されるものを採用しても構わない。
より具体的には、同図のゲート上面検出部は、通常の状態において、振子部247dの先端部247cがゲート部材246上面に配された透孔246aから上方に突出しており、この先端部247cに原稿などが接触することによって、先端部247cが押し下げられて振子部247dが揺動し、この振子部247d一部が、透過型フォトセンサ247の光路を遮る位置から離脱することによって、スイッチがONするしくみとなっている。
(8)上記実施の形態においては、本発明を、大容量給紙ユニットやフィニッシャの装着された複写機について説明したが、このようなオプションが装着されていなくても、装置本体上面であって、原稿搬送部の側方に書類を載置することができる平坦な台となるスペースがあるものについても適用可能である。
さらには、原稿搬送部と画像読取部さえあれば、複写機に限定されるものではなく、FAX専用機、スキャナ専用機などについても適用される場合もありうる。
本発明は、画像読取装置と、これに配されているプラテンガラスの周囲に設けられた書類を載置するための平坦な台とを備える画像形成装置に広く適用することができる。
本発明の実施の形態に係るデジタル式カラー複写機の外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る原稿搬送部の一部切り欠き図である。 本発明の実施の形態に係るゲート部材及びゲート昇降機構の斜視図である。 (a),(b),(c)は、それぞれ本発明の実施の形態に係るゲート部材の昇降状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御部のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御部の動作を示すフローチャートである。 (a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る変形例におけるゲート部材及びゲート昇降機構の部分断面図である。 本発明の実施の形態に係るゲート上面検出部の変形例を示す図である。
符号の説明
1 複写機
2 画像形成装置本体
3 大容量給紙ユニット
4 フィニッシャ
7 プリンタ部
8 画像読取部
8a プラテンガラス
8b プラテンガラス
8c スキャナ
9 原稿搬送部
9a 原稿給紙トレイ
9b 原稿排紙トレイ
10 操作パネル部
20 画像形成部
22 制御部
32a 平坦部
41 排紙トレイ
42a 平坦部
42b 凹部
61 CPU
63 RAM
64 ROM
65 EEPROM
90 ピックアップローラ
91 搬送ローラ対
92 読取用ローラ
93 排出ローラ対
94 原稿センサ
130 ゲート昇降機構
136 ゲート部材
136a ゲート上面検出部
139 ゲート装置
140 ゲート昇降機構
140 ゲート装置
141 フレーム
141a 凹部
141d 垂直部
141e レール
142 アクチュエータ
142a 可動ロッド
143 昇降板
143a 溝部
145 ロッド
146 ゲート部材
146a ゲート上面検出部
146b ひさし部
149 ゲート装置
246 ゲート部材
246a 透孔
247 透過型フォトセンサ
247c 先端部
247d 振子部
247e 回動軸
G1 大サイズ原稿
G2 他の原稿

Claims (5)

  1. プラテンガラス上に載置された原稿画像を読み取る画像読取部と、前記プラテンガラスの周囲の少なくとも一部に設けられた、書類を載置するための平坦な台とを備え、当該平坦な台の上面と前記プラテンガラス上面とがほぼ同一平面上にある画像形成装置において、
    前記平坦な台と前記プラテンガラスとの間に配設され、前記平面から出没自在なゲート部材と、
    前記ゲート部材を出没駆動させる駆動手段と、
    前記ゲート上面を覆うものがあるか否かを検出するゲート上面検出手段と、
    前記ゲート上面検出手段により前記ゲート部材の上面を覆うものがあることが検出された場合に、前記ゲート部材が前記平面から第1の高さだけ突出するように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. さらに原稿を前記原稿読取部の読み取り位置に搬送する原稿搬送部を備えており、
    当該原稿搬送部の機枠が前記原稿読取部の機枠に開閉可能に配置され、閉じられた状態でプラテンガラス上の原稿を押さえる原稿押さえ板を兼ねると共に、
    前記第1の高さは、原稿搬送部の機枠が閉じられたとき、当該原稿搬送部の機枠の下端と前記プラテンガラス上面が含まれる平面との間に生じる隙間の高さとほぼ同じ高さか、それよりも低い高さであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動制御手段は、
    前記ゲート上面を覆うものが検出されない場合において、前記原稿搬送部の機枠が閉じられ、かつ、少なくとも当該原稿搬送部により原稿が搬送されている間は、前記ゲート部材の高さが前記第1の高さよりも高い第2の高さとなるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記ゲート上面を覆うものが検出されない場合において、前記画像読取部による原稿読取動作が終了して原稿搬送部の搬送動作が停止したときに、前記ゲート部材が没入するように駆動手段を制御することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記平坦な台は、画像形成装置本体の側方にオプションとして装着された給紙装置及び/または、後処理装置の筐体上面の少なくとも一部からなることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
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