JP4946944B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、画像読取部と、その上に配された原稿搬送部と、原稿搬送部の機枠の側方に配された書類を載置可能な平坦な台とを備える画像形成装置における原稿読取時の不都合を解消する技術に関する。
画像形成装置、例えば、複写機は、通常、画像形成部、画像読取部及び原稿搬送部を順番に積設して本体部を構成し、その利便性を図るため、当該本体部側方に、大容量の給紙ユニットや、フィニッシャなどのオプションを付設して使用される場合が多い。
このようなオプションが付設された画像形成装置において、原稿の整理や、出力された用紙の仕分けなどの作業の便のため、オプションの筺体の上面と、画像読取部の筺体の上面がほぼ面一になるように構成し、原稿搬送部を上方に開放したときにそれらの上面を広い作業台として使用できるように構成されたものがある(例えば、特許文献1)
特開2000−131905号公報
しかしながら、このような構成の画像形成装置において原稿搬送部を閉じて画像読取動作を実行する際に、オプションの筺体上面に載置している書類に誤って手が触れたりすると、書類の載置面と画像読取部筺体の上面が同じ高さなので、当該書類の最上面の書類が誤って画像読取部と原稿搬送部との隙間に侵入し、原稿搬送部における読取用の駆動ローラや搬送駆動ベルトなどによる原稿搬送動作に伴って、内部に引き込まれて、ミスコピーや原稿詰まりなどのトラブルが発生するおそれがある。
このような問題は、オプションの筺体の上面を作業台とする場合のみならず、画像形成装置本体の筺体の上面であって、原稿搬送部の機枠の側方に、原稿読取部の上面と同じ平面内にある作業台を設けた場合でも同様に生じ得る。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、原稿搬送部の機枠の側方に画像読取部の筐体上面と略同一平面上に位置する作業台を有する画像形成装置において、当該作業台に置かれた原稿が画像読取部と原稿搬送部との隙間に侵入してトラブルが発生するのを確実に防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、原稿搬送部と、この原稿搬送部により搬送された原稿を読み取る画像読取部を備え、前記原稿搬送部の機枠の少なくとも一方の側方に、書類を載置する平坦な台を有し、当該台の上面と画像読取部の筐体上面とが略同一平面上にある画像形成装置において、少なくとも一方の側方における平坦な台と原稿搬送部の機枠との間に、前記平面から出没自在に配設されたゲート部材と、前記ゲート部材を出没駆動させる駆動手段と、前記画像読取部が閉じられ、かつ、少なくとも前記画像読取部が画像読み取り動作を実行している間は、前記ゲート部材が前記平面よりも上方に突出している状態となるように前記駆動手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
上記構成では、画像読取部が閉じられ、かつ、少なくとも前記画像読取部により画像読み取り動作が実行されている間、ゲート部材が上方に突出して平坦な台と原稿搬送部の機枠との間を仕切るので、平坦な台に置かれた原稿が、画像読取部と原稿搬送部の機枠との隙間に侵入することを確実に防止することができる。
また、原稿搬送部における原稿トレイ上の原稿の有無を検出する検出手段を備え、前記制御手段は、前記検出手段により原稿トレイに原稿があることが検出されたときに、前記ゲート部材を突出させるように駆動手段を制御することが望ましい。
これにより、画像読み取り動作の実行に先行して、平坦な台と原稿搬送部の機枠との間が仕切られるので、画像読取部と原稿搬送部の機枠との隙間に原稿がより侵入しにくい。
また、ユーザによる原稿読取開始の指示を受け付ける受付手段を備え、前記制御手段は、前記検出手段により原稿トレイに原稿があることが検出され、かつ、前記受付手段により原稿読取開始の指示を受け付けたときに、前記ゲート部材を突出させるように駆動手段を制御することが望ましい。
これにより、原稿読取開始の指示が受け付けられるまで、ゲート部材の上面と平坦な台の上面とを合わせた平面を作業台として使用することができる。
また、前記制御手段は、前記画像読取部による原稿読取動作が終了して原稿搬送部の搬送機構が停止したときに、前記ゲート部材が没入するように駆動手段を制御することが望ましい。
これにより、原稿搬送部の搬送機構が停止した直後から、ゲート部材の上面と平坦な台の上面と画像読取部の筐体上面とを合わせた平面を作業台として使用することができる。
また、前記ゲート部材は、弾性部材を介して前記ゲート部材に駆動手段の駆動力が伝達されるように構成されており、突出状態において前記ゲート部材に所定以上の下向きの力が加わると、前記弾性部材が弾性変形してゲート部材が没入することが望ましい。
これにより、ゲート部材に下向きの力が加わっても、弾性部材が変形して、駆動手段に直接過大な負荷が加わらないため、駆動手段に故障などが生じ難い。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、デジタル式複写機に適用した場合を例にして説明する。
図1は、当該デジタル式複写機(以下、単に「複写機」と言う。)1の外観斜視図である。
同図に示すように、複写機1は、画像形成装置本体2の左右に、オプション装備品である大容量給紙ユニット3、フィニッシャ(後処理ユニット)4を付設してなる。画像形成装置本体2は、プリンタ部7、画像読取部8、原稿搬送部9をこの順番に積設して構成される。
<原稿搬送部>
原稿搬送部9は、原稿を搬送しながらその画像を読み取る、いわゆるシートスルー方式の画像読取りを実行する際に使用されるものである。
図2は、当該原稿搬送部9の構成を示す一部切り欠き図である。
同図に示すように原稿搬送部9は、原稿給紙トレイ9aと、この原稿給紙トレイ9aにセットされた原稿束の最上のものから1枚ずつ繰り出して画像読取部8のプラテンガラス8bの位置(原稿読取位置)まで搬送するためのピックアップローラ90、搬送ローラ対91、読取用ローラ92と、当該原稿読取位置を通過した原稿を原稿排紙トレイ9b上に排出する排出ローラ対93などからなる。
もっとも、原稿搬送部9は、このような構成のものに限らず、読取り位置への原稿の搬送が可能なものであれば、どのようなものであってもよく、特に、原稿を読取位置まで通過させた後、表裏を反転させて再び読取位置まで搬送して両面読取りが可能なものでああっても構わない。
この原稿搬送部9には、原稿給紙トレイ9aに原稿がセットされているかどうかを検出する公知の原稿センサ91が設けられている。
本実施の形態では、原稿センサ91として、原稿の前端部に当接するとONの状態になるリミットスイッチを用いているが、これに限定されない。
原稿搬送部9の機枠は、複写機1の背面側に設けられた揺動軸(不図示)によって画像読取部8に軸支されて、揺動軸を中心に揺動することにより原稿搬送部9の開閉が可能となっている。
原稿搬送部9を開放してプラテンガラス8a上に原稿を載置して、画像読取部8のスキャナ8cを図のX方向に移動させながら原稿画像を読み取る方式(スキャナ移動方式)が実行される。
なお、上述のシートスルー方式では、原稿搬送部9は閉じられた状態で駆動されるが、このような閉状態であっても、設計上、原稿搬送部9と画像読取部8との間に、どうしても1mm〜2.5mm程度の隙間Dが生じる。
<画像読取部>
画像読取部8は、光源と折り返しミラーを保持するスキャナ8cを備え、当該折り返しミラーにより反射された原稿画像を、光学レンズを介してCCDセンサに受光させて、画像データを生成する公知の構成を有する。
スキャナ8cは、スキャナ移動方式の読取動作を実行する場合には、不図示の移動機構によりプラテンガラス8aの下方を往復移動され、シートスルー方式の読取動作の場合には、プラテンガラス8bの下方の所定位置に保持される。
<プリンタ部>
プリンタ部7は、公知の電子写真式のものであって、感光体ドラムの露光、現像、一次転写、二次転写及び定着などの一連の動作を実施して、画像読取部8から出力された画像データを大容量給紙ユニット3から供給された用紙に印刷してフィニッシャ4に搬送するものである。
このプリンタ部7の内部には、複写機1全体の動作を統括的に制御する制御部22が設けられている。
<操作パネル部>
操作パネル部10は、例えば、テンキー及び液晶ディスプレイなどを有し、ユーザに対して情報を表示すると共に、ユーザからの指示を受け付けるものである。
<大容量給紙ユニット及びフィニッシャ>
大容量給紙ユニット3は、大量の用紙を収容し、プリンタ部7に必要なサイズの用紙を供給するものである。
また、フィニッシャ4は、操作パネル部10で受け付けたユーザの指示に基づいて、プリンタ部7で印刷された用紙にステープルやパンチ等の後処理を実行し、その後、排紙トレイ41に排出するものである。
上記大容量給紙ユニット3およびフィニッシャ4は、公知の構成なので、これ以上の説明は省略する。
<ゲート装置>
大容量給紙ユニット3およびフィニッシャ4の各上部の画像形成装置本体2と隣接する側には、それぞれ、ゲート装置139、149が設けられている。
ゲート装置139、149はそれぞれ、横断面が矩形であって長尺のゲート部材136、146と、これを昇降駆動するゲート昇降機構130、140を備える。
このゲート部材136、146は、それぞれ降下した状態では、その上面が大容量給紙ユニット3の筐体32上面の平坦部32a、フィニッシャ4の筐体42上面の平坦部42aと面一となる。
プラテンガラス8a、プラテンガラス8b、平坦部32a、平坦部42aの上面同士は、全てが同じ高さとなっているため、平坦部32a及び平坦部42aが降下している状態では、これら全の上面が面一となり、原稿搬送部9を開放したときに広い作業スペースを確保できる。
また、ゲート部材136、146が上昇すると、平坦部32a、42aから上方に突出して、画像読取部8と原稿搬送部9間の隙間と、平坦部32a、42aとを遮る。
ゲート装置139、140は、いずれも同一の構成なので、ここでは、ゲート装置149についてのみ説明し、ゲート装置139については説明を省略する。
図3(a)は、ゲート装置149におけるゲート昇降機構140の構成を示す斜視図である。
同図に示すように、ゲート昇降機構140は、フレーム141と、アクチュエータ142と、昇降板143と、ゲート部材146に接合された2本のロッド145と、2個の圧縮ばね147などからなる。
フレーム141は、一対の垂直部141d(手前側は図示を省略)を有し、その対向面には、昇降板143の両端部に形成された溝部143aに係合して、これを垂直方向(Z方向)に移動可能に案内するレール141eが設けられている。
フレーム141の底面部の中央には凹部141aが設けられ、この部分にアクチュエータ142が配設されている。
このアクチュエータ142は、例えば、電磁ソレノイドからなり、その可動ロッド142aの先端が昇降板143の中央に接合されている。
一方、昇降板143には、Z軸方向に貫通する2つの貫通孔143b(図3(b)参照)を有し、この貫通孔143bに、ゲート部材146の下面に接合された2本のロッド145がそれぞれ摺動可能に挿入されている。
また、各ロッド145の昇降板143とゲート部材146との間には、圧縮バネ147が外挿されており、これによりゲート部材146が昇降板143に対して常に上方に付勢される。
各ロッド145の下端部には大径部145bが設けられ、ロッド145が昇降板143の貫通孔143bから抜けるのを防止すると共に、昇降板143とゲート部材146間の最大距離が規制される。
アクチュエータ142が駆動して可動ロッド142aが上方に延び、図3(c)に示すように、ゲート部材146が、平坦部42aよりも上方に突出しているときに、ゲート部材146に下向きの力が加わった場合、この圧縮ばね147が収縮して、ゲート部材146がZ’方向に後退することで、アクチュエータ142に直接大きな力が加わらないようにするためのもので、アクチュエータ142の耐久性向上のために設けられたものである。
そのため、圧縮ばね147の付勢力は、ゲート部材146に、少なくとも1N程度の下向きの力が加わったときに、ゲート部材146が後退して平坦部42aと面一となるように、適当なばね定数のものが使用されている。
また、ユーザがゲート部材146上に指を置いた状態で、ゲート部材146が突出しようとしても、この圧縮ばね147の存在によって、指などに大きな力が作用することを避けることができ、安全性にも優れる。
(制御部)
ここで、図4のブロック図を参照しながら複写機1の制御部22の構成について説明する。
同図に示すように、制御部22は、主な構成要素として、CPU61、RAM63、ROM64、EEPROM65を備えている。
RAM(Random Access Memory)62は、揮発性のメモリであって、CPU61におけるプログラム実行時のワークエリアとなる。
ROM(Read Only Memory)63には、画像形成部20におけるプリント処理に関するプログラムや、画像安定化処理に関するプログラム等、各種プログラムが格納されている。
EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)65は、不揮発性のメモリであって、CPU61のデータ保存エリアとなる。
制御部22は、複写機1のプリンタ部7、大容量給紙ユニット3、フィニッシャ4、画像読取部8、原稿搬送部9及び操作パネル部10を統括的に制御する。
このうち、大容量給紙ユニット3及びフィニッシャ4の制御では、それぞれゲート装置139、140の制御(以下、「ゲート昇降制御」という。)を含む。
本実施の形態の複写機1では、制御部22のゲート昇降制御に特徴があるため、以下、この制御について説明する。
図5は、上記ゲート昇降制御の内容を示すフローチャートであり、一定の周期で実行される装置全体の制御に係るメインルーチン(不図示)のサブルーチンとして実行される。
まず、原稿搬送部9の原稿センサ91から信号を取得して、原稿給紙トレイ9aにおける原稿の有無を把握し、原稿がある場合には(ステップS100:YES)、ゲート部材136、146が、図3(b)に示すように、降下した状態(以下、「没入状態」という。)であるかどうかを判定し、没入状態でない場合には(ステップS101:NO)、このサブルーチンを終了して、不図示のメインルーチンに戻る。
また、ゲート部材136、146が、それぞれ没入状態である場合には(ステップS101:YES)、ゲート昇降機構130、140に対して、それぞれ、図3(c)に示すようにゲート部材136、146を上昇させて平坦部32a、42aよりも上方に突出させるように指示し(ステップS102)、このサブルーチンを終了してメインルーチンに戻る。
ステップS101において実行する没入状態であるかどうかの判定は、例えば、ゲート部材136及びゲート部材146の状態を示すフラグをそれぞれRAM63内に格納しておき、それぞれゲート部材136及びゲート部材146の昇降をさせる度に、これらのフラグの値を更新しておき、必要なときにこのフラグを参照することで実現できる。
また、原稿給紙トレイ9aに原稿がない場合には(ステップS100:NO)、ゲート部材136及びゲート部材146が、図3(c)に示すように、ゲート部材136、146を、それぞれ平坦部32a、42aよりも上方に突出した状態(突出状態)であるかどうかを判断し、突出状態にあるときには(ステップS103:YES)、直近のゲート部材136、146の突出後に原稿読み取り動作が開始されているかどうかを判定し、原稿読み取り動作が開始されている場合には(ステップS104:YES)、原稿読み取り動作が終了したかどうかを判定し、終了している場合には(ステップS105:YES)、ゲート昇降機構130及びゲート昇降機構140に、それぞれ、ゲート部材136、146を下降させて没入状態にするように指示した後(ステップS106)、このサブルーチンを終了して、不図示のメインルーチンに戻る。
そして、原稿読み取り動作が終了していない場合には(ステップS105:NO)、このサブルーチンを終了して、不図示のメインルーチンに戻る。
また、直近のゲート部材136及びゲート部材146の突出後に、原稿読み取り動作が開始されていない場合には(ステップS104:NO)、ユーザによって原稿が原稿給紙トレイ9aにセットされた後に、原稿読み取り動作を実施しないうちに原稿を抜き取ったことに他ならないので、ゲート昇降機構130、140に、それぞれ、ゲート部材136、146を下降させて没入状態にするように指示した後(ステップS106)、メインルーチンにリターンする。
以上のように、本実施の形態の複写機では、原稿給紙トレイ9aに原稿をセットすると、ゲート部材136、146が、それぞれ平坦部32a、42aよりも上方に突出し、原稿搬送部9と縁部にある隙間Dと平坦部32aとの間、及びこの隙間Dと平坦部42aとの間を仕切るので、平坦部32a、42aに載置した原稿が誤って、隙間Dに入り込むことがない。
また、原稿の読み取りが終了すると、ゲート部材136及びゲート部材146が没入し、平坦部32a、ゲート部材136、プラテンガラス8a、プラテンガラス8b、ゲート部材146及び平坦部42aの上面全てが面一となるため、これら上面全てが広い作業台として利用できる。
<変形例>
本発明は上述のような実施の形態に限られるものではなく、次のような変形例も実施することができる。
(1)上記実施の形態では、原稿搬送部9の両側、即ち、原稿の搬送方向と平行な方向にある2つの側にゲート部材を配していたが、必ずしもこのように原稿搬送部9の両側にゲート部材を設ける必要はなく、どちらか一方の側方にのみ設けてもよい。
このように一方だけであったとしても、従来のように全くゲート装置を設けていなかった場合よりも、原稿の原稿搬送部9方向への流入によるトラブルの発生が抑制されるからである。
なお、一方の側のみ設ける場合には、シートスルー方式で原稿を読み取る際、プラテンガラス8bに近い側の隙間Dから原稿が侵入した方が、読取用ローラ92に巻き込まれてトラブルが発生しやすいので、こちら側に優先的にゲート装置を優先して設けることが望ましい。
(2)また、上記実施の形態では、オプションとして付設された大容量給紙ユニット3における平坦部32a、フィニッシャ4における平坦部42aが、作業台として兼用される構成のものについて説明したが、例えば、大型の画像形成装置では、給紙ユニットやフィニッシャの機能を本体に内包するものがあり、このような画像形成装置では、本体の上面であって、原稿搬送部により覆われていない部分が書類などを載置するための平坦な作業台として使用されることになるので、当該書類を載置する平坦部分と原稿搬送装置の機枠との間に上記ゲート装置を設けるようにすればよい。
(3)上記実施の形態では、原稿搬送部9は、原稿をプラテンガラス8b上に搬送しながら画像を読み取るシートスルー方式を採用していたが、これ以外にも、例えば、特開平9-289569に開示されている画像読取装置のように、搬送ベルトにより原稿をプラテンガラス8aまで搬送して一端停止し、これをスキャナ移動方式で画像を読み取り、その後、原稿排紙トレイ9bに排出するといった方式を採用してもよい。
このような方式においては、プラテンガラス8aを覆うようにして搬送ベルトが回動するので、隙間Dから侵入した書類がより巻き込まれやすく、原稿詰まりなどのトラブルが発しやすいので、本発明による効果はより大きい。
(4)また、上記実施の形態では、制御部22は、原稿が原稿給紙トレイ9aにセットさていることを判定してゲート部材を上昇させていたが、少なくとも原稿搬送部9が駆動されて原稿束の原稿読取動作が実行されている間にゲート部材が突出しておれば、書類の隙間Dへの侵入に伴うトラブルは回避されるので、例えば、原稿搬送部9が閉じられた状態で原稿給紙トレイ9aに原稿が載置され、ユーザにより操作パネル部10のスタートボタンなどが操作されて、原稿読取動作を伴うジョブ(スキャンジョブ、コピージョブ、ファックス送信ジョブ)の開示指示を受け付けたときにゲート部材136、146を上昇させるように制御するようにしても構わない。
通常、複写機1には原稿搬送部9の開閉状態を検出するセンサが設けられているので、原稿搬送部9の開閉状態の検出には、このセンサを流用すればよい。
さらには、原稿搬送部9の駆動モータ(不図示)のドライバへの駆動開始指示が制御部22から発せられたときから、原稿給紙トレイ9a上の原稿がなくなったことが原稿センサ94により検出され、かつ、所定の時間の経過後(最後の原稿が原稿排紙トレイ9bに排出されるまでの時間経過後)に、ゲート部材を下降するように制御しても構わないであろう。
このようにすることで、原稿が原稿給紙トレイ9aにセットされた後であっても、実際に原稿読み取り動作が実行されるまでは、ゲート部材の上面部も作業台として活用することができる。
(5) また、ゲート部材136、146は、図1に示すように、原稿の搬送方向と直交する方向(図1:Y軸方向)に長尺な部材であったが、Y軸方向の長さおよび形状は、これに限定するものではなく、原稿搬送部9側方の作業台に載置された書類が、隙間Dへ侵入するのを阻止できる形状であれば、どのようなものであっても構わない。
例えば、原稿の搬送方向と直交する方向に平行に並んだ複数のピンの上部が、それぞれ作業台面から上方に突出するように構成しても構わない。
(6)さらに、上記実施の形態のようにゲート部材を鉛直方向に昇降駆動する代わりに、図6に示すように、ゲート部材546を、仮想線Wが回動中心になるように配された不図示の支軸により揺動自在に軸支し、アクチュエータ142により揺動させて、フィニッシャの筐体542の上面部524aと面一となっている状態から起き上がって突出するように構成してもよい。
この場合でも、装置の耐久性及び安全上の観点から、アクチュエータ142の駆動力が、弾性部材を介してゲート部材546に伝達されて揺動駆動するように構成することが望ましい。
本変形例では、第1のロッド342aと第2のロッド342bを圧縮ばね547が介挿されたリンク機構548で連結して、この部分で緩衝作用を持たせるようにしている。
(7)上記実施の形態においては、本発明を、大容量給紙ユニットやフィニッシャの付設された複写機について説明したが、このようなオプションが付設されていなくても、装置本体上面であって、原稿搬送部の側方に書類を載置することができる平坦な台となるスペースがあるものについても適用可能である。さらには、原稿搬送部と画像読取部さえあれば、複写機に限定されるものではなく、FAX専用機、スキャナ専用機などについても適用される場合もありうる。
本発明は、画像読取装置と、その上に配された原稿搬送装置と、その側方に配された平坦な作業台とを備えた画像形成装置に広く適用することができる。
本発明の実施の形態に係るデジタル式カラー複写機の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る複写機の部分断面図である。 本発明の実施の形態に係るゲート部材及びゲート昇降機構の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る制御部22のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御部22の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る変形例におけるゲート部材及びゲート昇降機構の斜視図である。
符号の説明
1 複写機
2 画像形成装置本体
3 大容量給紙ユニット
4 フィニッシャ
7 プリンタ部
8 画像読取部
8a プラテンガラス
8b プラテンガラス
8c スキャナ
9 原稿搬送部
9a 原稿給紙トレイ
9b 原稿排紙トレイ
10 操作パネル部
20 画像形成部
22 制御部
32 筐体
32a 平坦部
41 排紙トレイ
42 筐体
42a 平坦部
61 CPU
63 RAM
64 ROM
65 EEPROM
90 ピックアップローラ
91 原稿センサ
91 搬送ローラ対
92 読取用ローラ
93 排出ローラ対
94 原稿センサ
130 ゲート昇降機構
136 ゲート部材
139 ゲート装置
140 ゲート昇降機構
141 フレーム
141a 凹部
141d 垂直部
141e レール
142 アクチュエータ
142a 可動ロッド
143 昇降板
143a 溝部
143b 貫通孔
145 ロッド
145b 大径部
146 ゲート部材
147 圧縮バネ
149 ゲート装置
342a ロッド
342b ロッド
524a 上面部
542 筐体
546 ゲート部材
548 リンク機構

Claims (6)

  1. 原稿搬送部と、この原稿搬送部により搬送された原稿を読み取る画像読取部を備え、前記原稿搬送部の機枠の少なくとも一方の側方に、書類を載置する平坦な台を有し、当該台の上面と画像読取部の筐体上面とが略同一平面上にある画像形成装置において、
    少なくとも一方の側方における平坦な台と原稿搬送部の機枠との間に、前記平面から出没自在に配設されたゲート部材と、
    前記ゲート部材を出没駆動させる駆動手段と、
    前記画像読取部が閉じられ、かつ、少なくとも前記画像読取部が画像読み取り動作を実行している間は、前記ゲート部材が前記平面よりも上方に突出している状態となるように前記駆動手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 原稿搬送部における原稿トレイ上の原稿の有無を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記検出手段により原稿トレイに原稿があることが検出されたときに、前記ゲート部材を突出させるように駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. ユーザによる原稿読取開始の指示を受け付ける受付手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記検出手段により原稿トレイに原稿があることが検出され、かつ、前記受付手段により原稿読取開始の指示を受け付けたときに、前記ゲート部材を突出させるように駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記画像読取部による原稿読取動作が終了して原稿搬送部の搬送機構が停止したときに、前記ゲート部材が没入するように駆動手段を制御することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ゲート部材は、弾性部材を介して前記ゲート部材に駆動手段の駆動力が伝達されるように構成されており、突出状態において前記ゲート部材に所定以上の下向きの力が加わると、前記弾性部材が弾性変形してゲート部材が没入することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記平坦な台は、画像形成装置本体の側方にオプションとして付設された給紙装置及び/または、後処理装置の筐体上面の少なくとも一部からなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
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