JP4946644B2 - 平衡出力装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アナログ平衡入力を一対の増幅器でそれぞれ増幅してアナログ平衡出力を取り出すような平衡出力装置及び方法に関する。
デジタル信号をアナログ平衡出力に変換し増幅して取り出す増幅出力回路として、例えば、デジタルオーディオ信号をアナログ平衡出力に変換し、増幅して、スピーカモニタ出力として取り出すオーディオモニタ出力回路等が知られている。
このような増幅出力回路からのアナログ平衡出力に対して、使用するモニタ機器や使用形態によっては、出力の一端を接地して用いることがある。また、事故等によって、アナログ平衡出力の一端あるいは両端が接地されることがある。
図5は、このようなオーディオモニタ出力回路としての増幅出力回路の一例を示しており、アナログ平衡出力に対応する一方(+側)及び他方(−側)のデジタルオーディオ信号が、端子101,102を介してアナログ出力回路100のD/A変換器103,104にそれぞれ供給されている。D/A変換器103,104は、入力されたデジタルオーディオ信号を、アナログ平衡出力としての+/−の2つのアナログ信号に変換して出力する。D/A変換器103,104からのアナログ平衡出力は、それぞれアンプ105,106で増幅され、抵抗107,108を介して、出力端子109,110よりそれぞれ取り出される。
この図5において、抵抗107からの出力はアンプ106に、抵抗108からの出力はアンプ105にそれぞれフィードバックされるような、いわゆる「たすきがけ」の接続がされている。ここで、出力端子の一端(例えば出力端子110)が接地された場合、アナログ平衡出力の反対側をフィードバックして打ち消すことで出力レベルを下げている。すなわち、出力端子110が接地されてレベルが低下すると、これがアンプ105にフィードバックされてアンプ105の出力レベルが増大し、これがアンプ106にフィードバックされるため、アンプ106の出力レベルがさらに低下し、最終的にはアンプ106の出力レベルが0レベルに近付き、アンプ105の出力レベルが通常時(接地されていないとき)の略々2倍となる。これによって、出力端子が接地されたときの出力保護や出力レベルの保持を実現している。
従来技術として、特許文献1には、電力の大きいオーディオ等の出力信号をミューティングするミューティング回路が記載されている。
特開平9−238029号公報
ところで、アナログ平衡出力を保護するために上述のようなアナログフィードバック構成を用いる場合には、次のような問題点がある。
すなわち、アナログでフィードバックする場合には、位相特性が良好でなく、抵抗107,108等の素子のばらつきにより出力レベルが安定せず、レベルや位相が素子の精度に左右され、平衡出力のバランスや位相差が悪化する、という欠点がある。
また、図5のようなアナログフィードバック構成においては、例えばアンプ105の出力側の抵抗107から、抵抗107→アンプ106→抵抗108→アンプ105のようなループが形成されるため、接地が生じていない通常の平衡出力時で、D/A変換器103,104の出力レベルが均一な場合でも、増幅度や位相補償に用いる部品のばらつきにより、高い周波数になるほど平衡出力間に位相差が生じて平衡度が悪くなる。
ここで、近年において、通常のCDの音質を超える広帯域のオーディオ信号が知られてきており、このような広帯域のオーディオ信号をモニタするためのアナログ平衡出回路の場合には、良好な位相特性や安定した出力レベルが求められる。このため、上述したようなアナログフィードバック構成は、広帯域の平衡出力には向いていないことになる。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、広帯域のオーディオ信号をモニタするための良好な位相特性や安定した出力レベルのアナログ平衡出力が得られると共に、アナログ平衡出力が接地されたときには出力レベルを低下させて出力を保護し熱の発生を抑えることが可能な平衡出力装置及び方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明は、アナログ平衡出力のためのデジタルの平衡出力データを出力するデジタルデータ出力手段と、上記デジタルデータ出力手段からの平衡出力データをそれぞれD/A変換するD/A変換手段と、上記D/A変換手段からの平衡出力をそれぞれ増幅する一対の増幅器と、上記一対の増幅器からのアナログ平衡出力のそれぞれの信号線に直列接続された一対の抵抗と、これらの一対の抵抗の両端電圧をそれぞれA/D変換する一対のA/D変換手段と、これらの一対のA/D変換手段からのデータに基づく各抵抗の両端のレベル差を所定の設定値とそれぞれ比較する一対の判別手段と、これらの一対の判別手段からのそれぞれの判別出力に応じて上記デジタルデータ出力手段の平衡出力データのレベルを制御するレベル制御手段とを有し、上記レベル制御手段は、上記判別手段により上記レベル差が上記所定の設定値を超えたと判別された抵抗に接続された増幅器への入力レベルを所定値だけ減衰させるように上記平衡出力データのレベルを制御し、上記所定の設定値を超えたと判別された当該抵抗の両端のレベル差が上記判別手段により上記所定の設定値以下に戻ったと判別されたとき、当該増幅器への入力レベルを通常の平衡出力時のレベルに戻すように上記平衡出力データのレベルを制御する。
ここで、上記レベル制御手段は、上記判別手段により上記レベル差が上記所定の設定値を超えたと判別された一方の抵抗に対して、上記判別手段により上記レベル差が上記所定の設定値以下であると判別された他方の抵抗に接続された増幅器への入力レベルを所定値だけ増大させるように上記平衡出力データのレベルを制御することが好ましい。
また、本発明は、上記目的を達成するため、アナログ平衡入力をそれぞれ一対の増幅器により増幅してアナログ平衡出力として取り出す平衡出力方法において、上記一対の増幅器からのアナログ平衡出力のそれぞれの信号線に直列接続された一対の抵抗の両端のレベル差をそれぞれ検出する検出工程と、上記一対のレベル検出工程により検出された各抵抗の両端のレベル差を所定の設定値とそれぞれ比較する判別工程と、上記判別工程により判別されたそれぞれの判別出力に応じて上記一対の増幅器のそれぞれの入力レベルを制御するレベル制御工程とを有し、上記レベル制御工程では、上記判別工程により上記レベル差が上記所定の設定値を超えたと判別された抵抗に接続された増幅器への入力レベルを所定値だけ減衰させるように上記平衡出力データのレベルを制御し、上記所定の設定値を超えたと判別された当該抵抗の両端のレベル差が上記判別工程により上記所定の設定値以下に戻ったと判別されたとき、当該増幅器への入力レベルを通常の平衡出力時のレベルに戻すように上記平衡出力データのレベルを制御する。
本発明によれば、一対の増幅器からのアナログ平衡出力のそれぞれの信号線に直列接続された一対の抵抗の両端のレベル差を所定の設定値とそれぞれ比較し、それぞれの比較結果に応じて上記一対の増幅器のそれぞれの入力レベルを制御することにより、アナログ平衡出力が接地されたとき、出力レベルを低下させて出力を保護し熱の発生を抑えると共に、接地されていない通常の平衡出力の位相差や平衡度等の特性を広帯域で良好なものとすることが可能となる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に用いられるオーディオモニタ出力用のアナログ平衡出力装置を概略的に示すブロック図である。
この図1において、例えばいわゆるFPGA(Field Programmable Gate Array)により構成されたデジタルオーディオデータ処理回路1には、スピーカモニタ出力として取り出すためのデジタルのオーディオモニタ出力データを生成するオーディオモニタ出力データ生成部11が設けられている。このオーディオモニタ出力データ生成部11からのオーディオモニタ出力データは、モニタデータ出力部10に送られ、そのまま非反転側(+側)出力データとして、また反転回路12を介して反転側(−側)出力データとして用いられる。オーディオモニタ出力データ生成部11からの非反転側(+側)出力データは、切換スイッチ13の被選択端子aに、また減衰器15を介して切換スイッチ13の被選択端子bに、それぞれ送られる。減衰器15は、入力されたオーディオデータを所定量(例えば−24dB)減衰させるものである。反転回路12からの反転側(−側)出力データは、切換スイッチ14の被選択端子aに、また減衰器16を介して切換スイッチ14の被選択端子bに、それぞれ送られる。
切換スイッチ13からの非反転側(+側)出力データは、アナログ出力回路20のD/A変換器21に送られてアナログ信号に変換され、アンプ23で増幅されて、アナログ平衡出力の非反転側(+側)出力信号となり、さらに抵抗25を介して、出力端子27より取り出される。また、切換スイッチ14からの反転側(−側)出力データは、アナログ出力回路20のD/A変換器22に送られてアナログ信号に変換され、アンプ24で増幅されて、アナログ平衡出力の反転側(−側)出力信号となり、さらに抵抗26を介して、出力端子28より取り出される。ここでアンプ23,24は、例えばラインアウト用のアンプあるいはラインアンプである。
A/D変換器31は、アナログ平衡出力の非反転側(+側)のアンプ23の出力信号線に挿入接続された抵抗25の端子電圧を検出してデジタルデータに変換し、判別器33に送っている。判別器33は、抵抗25の両端子のレベル差(q−p)を所定のレベル設定値(例えば6dB)と比較し、その判別結果に応じて切換スイッチ13を切換接続するものであり、上記レベル差(q−p)が上記所定レベル設定値より大きい(例えばq−p>6dB)とき、アナログ平衡出力の対応する非反転側(+側)の出力端子27が接地されたと判断し、判別器33からの判別出力がアクティブとなって切換スイッチ13を被選択端子b側に切換接続するものである。抵抗25の両端子のレベル差(q−p)が所定レベル設定値(6dB)以下のときには、判別器33からの判別出力はノンアクティブであり、切換スイッチ13は被選択端子a側に接続された状態である。
また同様に、アナログ平衡出力の反転側(−側)のアンプ24の出力信号線に挿入接続された抵抗26の端子間圧をA/D変換器32で検出してデジタルデータに変換して判別器34に送っており、判別器34は、抵抗26の両端子のレベル差(q−p)が所定レベル設定値(6dB)より大きい(q−p>6dB)とき、切換スイッチ14を被選択端子b側に、6dB以下のとき被選択端子a側にそれぞれ切換接続する。
出力端子27,28のいずれもが接地(あるいは短絡)されていない通常の平衡出力時の状態(通常状態)では、抵抗25,26の各両端子のレベル差(q−p)はいずれも6dB以下であり、切換スイッチ13,14は、いずれも被選択端子a側に接続されている。これに対して、図1の例に示すように、アナログ平衡出力の反転側(−側)の出力端子28が接地された(短絡された)場合には、抵抗25の両端子のレベル差が6dBを超え、判別器34は切換スイッチ14を被選択端子b側に切換接続する。このとき、反転回路12から減衰器16を介して例えば24dB減衰された反転側(−側)出力データが、切換スイッチ14の被選択端子bを介してアナログ出力回路20のD/A変換器22に送られる。従って、アナログ出力回路20の反転側(−側)のアンプ24への入力が通常状態に比べて24dB減衰されるため、アンプ24に過電流を流さないようにして保護し熱の発生を抑えることができる。
ここで、アナログ平衡出力の接地された(短絡された)側の出力レベルを0にまで落とさないで、減衰器16により所定量(例えば−24dB)減衰させているのは、アンプ24の入力を減衰させた後に、出力端子28の接地(短絡)状態が解除された場合に、A/D変換器32で抵抗26の端子電圧を検出し、検出されたレベル差(q−p)が6dB以下になったことを検出することにより、切換スイッチ14を被選択端子a側に切換接続して復帰させるためである。減衰器15についても同様である。このように、接地された側のゲインを低下させる場合に、元の通常状態のレベルに戻すことができるように、完全に消音(ミュート)するのではなく、アナログ平衡出力の接地された側のアンプに負荷がかからず、レベル判別が可能な程度に減衰させることが好ましい。この場合、検出されたレベル差(q−p)が所定値(例えば6dB)を閾値として上下に変動することにより頻繁に切換動作が生じないように、判別器33,34における判別の際のレベル差(q−p)として、一定時間におけるレベルの最大値や実効値等を用いることが好ましい。
図2は、接地(短絡)が生じていない通常の平衡出力時(通常状態)におけるアナログ平衡出力間の位相差を、本発明の図1に示す実施の形態の場合(曲線A,A’)と、従来の図5に示す場合(曲線B,B’)とについて示すものである。従来の図5に示すオーディオモニタ出力回路のようなアナログフィードバック構成を用いる場合には、例えばアンプ105の出力側の抵抗107→アンプ106→抵抗108→アンプ105のようなループが形成されるため、接地が生じていない通常状態において、D/A変換器103,104の出力レベルが均一な場合でも、増幅度や位相補償に用いる部品のばらつきにより、図2の曲線B,B’に示すように、高い周波数になるほど平衡出力間に位相差が生じて、平衡度が悪くなっている。これに対して、図1に示すような本発明の実施の形態では、上述のようなループが存在しないため、平衡度はそれぞれの出力回路の位相精度のみに依存し、図2の曲線A,A’に示すように、高い周波数でも位相差は少なく、良好な平衡度が保たれている。従って、本発明の実施の形態によれば、例えば通常のCDの音質を超えるような広帯域、高品質のオーディオ信号をモニタする場合のアナログ平衡出力を得る用途等に好適である。
ところで、上記実施の形態においては、A/D変換器31,32で各抵抗25,26の両端の端子電圧をデジタルデータに変換し、判別器33,34で電圧に応じたレベルの差(q−p)を求めて所定の設定値(6dB)と比較するようにしているが、A/D変換器31,32においてレベル差(q−p)を求めてそのデジタルデータを判別器33,34に送るようにしてもよい。さらに、上述したように、一定時間におけるレベルの最大値や実効値等を用いたレベル差をA/D変換器31,32で求めてそのデジタルデータを判別器33,34に送るようにしてもよい。また、判別器33,34におけるレベル比較の際の所定の設定値は6dBに限定されず、減衰器15,16における減衰量も−24dBに限定されないことは勿論である。
次に、図3は、本発明の他の実施の形態として、接地(短絡)が生じた場合のアナログ平衡出力レベルを維持する場合を示している。すなわち、上記図1の実施の形態においては、接地が生じた一方の側の出力レベルを減衰させ、他方の側の出力レベルをそのまま変化させていないが、図3の例では、接地が生じてない側の出力レベルを増大させる(例えば2倍にする)ようにして、通常の平衡出力時の出力レベルとの差を低減している。
図3において、上記図1の各部と対応する部分には同じ指示符号を付しており、これらの図1と同様の構成部分に対して、レベル増幅器35,36、切換スイッチ37,38、及び選択制御器39,40が追加されている。すなわち、オーディオモニタ出力データ生成部11からのオーディオモニタ出力データは、減衰器15のみならず、レベル増幅器35及び切換スイッチ37の被選択端子aに送られ、切換スイッチ37からの出力が切換スイッチ13の被選択端子aに送られている。レベル増幅器35からの出力は、切換スイッチ37の被選択端子bに送られ、切換スイッチ37は選択制御器39により切換制御される。選択制御器39には、判別器33からの判別出力が否定(N)入力端子に、判別器34からの判別出力が肯定(Y)入力端子にそれぞれ供給されると共に、端子41からのレベル増幅イネーブル(+6dB Enable)信号が供給されている。また同様に、反転回路12からのデータは、減衰器16、レベル増幅器36及び切換スイッチ38の被選択端子aに送られ、切換スイッチ38からの出力が切換スイッチ14の被選択端子aに送られている。レベル増幅器36からの出力は、切換スイッチ38の被選択端子bに送られ、切換スイッチ38は選択制御器40により切換制御される。選択制御器40には、判別器34からの判別出力が否定(N)入力端子に、判別器33からの判別出力が肯定(Y)入力端子にそれぞれ供給され、端子42からのレベル増幅イネーブル(+6dB Enable)信号が供給されている。
図3の例では、図1と同様に、アナログ平衡出力の反転側(−側)出力側の出力端子28のみが接地された(短絡された)場合を示しており、このとき抵抗26の端子電圧をA/D変換器32で検出して得られるレベル差(q−p)が6dBを超え、判別器34の判別出力がアクティブとなる。この判別器34の判別出力(アクティブ)は、切換スイッチ14に送られて切換スイッチ14が被選択端子b側に切換接続されると共に、判別器39の肯定(Y)入力端子、及び判別器40の否定(N)入力端子にそれぞれ送られる。判別器33の判別出力はノンアクティブであり、切換スイッチ13は被選択端子aに接続されたままである。選択制御器39は、判別器33から否定(N)入力端子に入力される判別出力がノンアクティブ、判別器34から肯定(Y)入力端子に入力される判別出力がアクティブであり、かつ端子41からのレベル増幅イネーブル(+6dB Enable)信号が有効状態のとき、切換スイッチ37を被選択端子b側に切換接続するものであり、これ以外の条件のときには切換スイッチ37は被選択端子a側に接続されている。選択制御器40についても同様に、否定(N)入力端子に入力される判別出力がノンアクティブ、肯定(Y)入力端子に入力される判別出力がアクティブであり、かつ端子42からのレベル増幅イネーブル(+6dB Enable)信号が有効状態のとき、切換スイッチ38を被選択端子b側に切換接続し、これ以外の条件では切換スイッチ38は被選択端子a側に接続される。
ここで図3の例では、端子41,42からのレベル増幅イネーブル(+6dB Enable)信号が有効状態のときを想定しており、選択制御器39は切換スイッチ37を被選択端子b側に切換接続する。従って、レベル増幅器35からの出力が、切換スイッチ37の被選択端子bを介し、切換スイッチ13の被選択端子aを介して、アナログ出力回路20のD/A変換器21に送られてアナログ信号に変換され、アンプ23に入力される。レベル増幅器35の増幅度(ゲイン)を+6dBとすると、アンプ23に入力される入力レベルが通常状態(接地されていない通常の平衡出力時)の2倍となり、出力端子27より取り出されるアナログ平衡出力の非反転側(+側)出力信号のレベルが2倍となる。従って、接地された側の出力レベルが略々0となっても、接地されていない側の出力レベルが2倍となるため、アナログ平衡出力の両端間の出力レベルについては、上記図5に示した従来構成と同様に、接地が生じた場合でも通常状態時と同じ出力レベルを得ることができる。
次に、図4は、本発明の上記図1に示す実施の形態を、ステレオ左右チャンネルのモニタ出力回路に適用した具体例を示す。
この図4において、デジタルオーディオデータ処理回路1には、ステレオ左右チャンネルのスピーカモニタ出力として取り出すためのデジタルのオーディオモニタ出力データを生成する左(L)チャンネル用のオーディオモニタ出力データ生成部11Lと、右(R)チャンネル用のオーディオモニタ出力データ生成部11Rとが設けられている。これらのオーディオモニタ出力データ生成部11L,11Rからの各データは、それぞれステレオ左右チャンネル用のモニタデータ出力部10L,10Rに送られ、これらのモニタデータ出力部10L,10Rからの各出力データが、ステレオ左右チャンネル用のアナログ出力回路20L,20Rにそれぞれ送られている。
ステレオの左(L)チャンネル用のモニタデータ出力部10Lは、左(L)チャンネル用のオーディオモニタ出力データ生成部11Lからのデータが入力されるゲイン制御部45を有し、このゲイン制御部45からの出力が、上記図1と同様な構成の反転回路12、切換スイッチ13,14、減衰器15,16から成る回路部に送られる。切換スイッチ13,14は、それぞれ判別器33,34により切換制御される。これらの反転回路12、切換スイッチ13,14、減衰器15,16、及び判別器33,34については、上記図1の各部と同様であるため説明を省略する。ただし、図4の構成では、切換スイッチ13,14からの一対のデジタル平衡出力データを、マルチプレクサ46で多重化して、シリアルデータとしてステレオの左(L)チャンネル用のアナログ出力回路20Lに送っている。また、判別器33,34からの判別出力は、ゲイン制御部45に送られると共に、ステータス(Status)信号として取り出されている。なお、ゲイン制御部45は、判別器33,34からの判別出力に応じて、オーディオモニタ出力データ生成部11Lからのデータのゲインを制御する。
ステレオの左(L)チャンネル用のアナログ出力回路20Lは、モニタデータ出力部10Lのマルチプレクサ46からのシリアルのデジタル平衡出力データが供給されるD/A変換器29を有し、このD/A変換器29からアナログ平衡出力の非反転側(+側)及び反転側(−側)の各出力が(例えばそれぞれ差動出力として)バッファアンプ51,52に送られている。バッファアンプ51,52からの各出力は、上記図1に示したようなラインアウト用のアンプ23,24にそれぞれ送られると共に、差動アンプ53の差動入力として供給されている。ラインアウト用のアンプ23,24以降の抵抗25,26、A/D変換器31,32は、上記図1の各部と同様であるため、説明を省略する。左(L)チャンネル用のアナログ平衡出力は、出力端子27L,28Lより取り出される。出力端子27Lと28Lとの間には、ミューティング用のリレー54が接続されている。
左(L)チャンネル用のアナログ出力回路20Lの上記差動アンプ53からの出力は、ヘッドホンモニタ出力回路60の左(L)チャンネル用のバッファ61Lを介し、可変抵抗器(いわゆるボリューム)62に送られてヘッドホンの音量調整がなされ、左(L)チャンネル用のバッファ63Lを介し、ヘッドホンドライブ用のアンプ64Lを介して、左(L)チャンネル用のヘッドホン出力端子65Lより取り出される。
ステレオの右(R)チャンネル用のモニタデータ出力部10R及びアナログ出力回路20Rは、上述したステレオの左(L)チャンネル用のモニタデータ出力部10L及びアナログ出力回路20Lと同様の構成を有しているため説明を省略する。ステレオの右(R)チャンネル用のアナログ平衡出力は、右(R)チャンネル用のアナログ出力回路20Rの出力端子27R,28Rより取り出される。また、右(R)チャンネル用のアナログ出力回路20Rの差動アンプからの出力は、ヘッドホンモニタ出力回路60の右(R)チャンネル用のバッファ61Rを介し、可変抵抗器(いわゆるボリューム)62に送られて音量調整され、右(R)チャンネル用のバッファ63Rを介し、ヘッドホンドライブ用のアンプ64Rを介して、右(R)チャンネル用のヘッドホン出力端子65Rより取り出される。
上述したような本発明の実施の形態によれば、アナログ平衡出力が接地されたことを検出し、出力レベルを低下させて出力を保護し熱の発生を抑えると共に、接地されていない通常の平衡出力の位相差や平衡度等の特性を良好なものとすることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、A/D変換器21,22において抵抗25,26の各レベル差を求めたり、一定時間におけるレベルの最大値や実効値等を用いたレベル差求めて、そのデジタルデータを判別器33,34に送るようにしてもよい。また、判別器33,34におけるレベル比較の際の所定の設定値は6dBに限定されず、減衰器15,16における減衰量も−24dBに限定されない。
本発明の実施の形態となるオーディオモニタ出力用のアナログ平衡出力装置の構成例を示すブロック図である。 接地が生じていない通常の平衡出力時におけるアナログ平衡出力間の位相差を、本発明の実施の形態と従来例とについて示すグラフである。 本発明の他の実施の形態のアナログ平衡出力装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の図1の実施の形態のアナログ平衡出力装置をステレオ左右チャンネルのモニタ出力回路に適用した具体例を示すブロック図である。 従来のオーディオモニタ出力回路としてのアナログ平衡増幅出力回路の一例を示すブロック図である。
符号の説明
10,10A,10L,10R モニタデータ出力部、 11,11L,11R オーディオモニタ出力データ生成部、 12 反転回路、 13,14,37,38 切換スイッチ、 15,16 減衰器、 21,22,29 D/A変換器、 23,24 アンプ、 25,26 抵抗、 27,28,27L,28L,27R,28R 出力端子、 31,32 A/D変換器、 33,34 判別器、 35,36 レベル増幅器、 39,40 選択制御器

Claims (6)

  1. アナログ平衡出力のためのデジタルの平衡出力データを出力するデジタルデータ出力手段と、
    上記デジタルデータ出力手段からの平衡出力データをそれぞれD/A変換するD/A変換手段と、
    上記D/A変換手段からの平衡出力をそれぞれ増幅する一対の増幅器と、
    上記一対の増幅器からのアナログ平衡出力のそれぞれの信号線に直列接続された一対の抵抗と、
    これらの一対の抵抗の両端電圧をそれぞれA/D変換する一対のA/D変換手段と、
    これらの一対のA/D変換手段からのデータに基づく各抵抗の両端のレベル差を所定の設定値とそれぞれ比較する一対の判別手段と、
    これらの一対の判別手段からのそれぞれの判別出力に応じて上記デジタルデータ出力手段の平衡出力データのレベルを制御するレベル制御手段とを有し、
    上記レベル制御手段は、上記判別手段により上記レベル差が上記所定の設定値を超えたと判別された抵抗に接続された増幅器への入力レベルを所定値だけ減衰させるように上記平衡出力データのレベルを制御し、上記所定の設定値を超えたと判別された当該抵抗の両端のレベル差が上記判別手段により上記所定の設定値以下に戻ったと判別されたとき、当該増幅器への入力レベルを通常の平衡出力時のレベルに戻すように上記平衡出力データのレベルを制御する
    平衡出力装置。
  2. 上記レベル制御手段は、上記判別手段により上記レベル差が上記所定の設定値を超えたと判別された一方の抵抗に対して、上記判別手段により上記レベル差が上記所定の設定値以下であると判別された他方の抵抗に接続された増幅器への入力レベルを所定値だけ増大させるように上記平衡出力データのレベルを制御す請求項記載の平衡出力装置。
  3. 上記判別手段は、上記抵抗の両端の一定時間におけるレベルの最大値又は実効値に基づくレベル差を上記所定の設定値と比較す請求項記載の平衡出力装置。
  4. アナログ平衡入力をそれぞれ一対の増幅器により増幅してアナログ平衡出力として取り出す平衡出力方法において、
    上記一対の増幅器からのアナログ平衡出力のそれぞれの信号線に直列接続された一対の抵抗の両端のレベル差をそれぞれ検出する検出工程と、
    上記一対のレベル検出工程により検出された各抵抗の両端のレベル差を所定の設定値とそれぞれ比較する判別工程と、
    上記判別工程により判別されたそれぞれの判別出力に応じて上記一対の増幅器のそれぞれの入力レベルを制御するレベル制御工程とを有し、
    上記レベル制御工程では、上記判別工程により上記レベル差が上記所定の設定値を超えたと判別された抵抗に接続された増幅器への入力レベルを所定値だけ減衰させるように上記平衡出力データのレベルを制御し、上記所定の設定値を超えたと判別された当該抵抗の両端のレベル差が上記判別工程により上記所定の設定値以下に戻ったと判別されたとき、当該増幅器への入力レベルを通常の平衡出力時のレベルに戻すように上記平衡出力データのレベルを制御する
    平衡出力方法。
  5. 上記レベル制御工程では、上記判別工程により上記レベル差が上記所定の設定値を超えたと判別された一方の抵抗に対して、上記判別工程により上記レベル差が上記所定の設定値以下であると判別された他方の抵抗に接続された増幅器の入力レベルを所定値だけ増大させるように制御す請求項記載の平衡出力方法。
  6. 上記判別工程では、上記抵抗の両端の一定時間におけるレベルの最大値又は実効値に基づくレベル差を上記所定の設定値と比較する請求項4記載の平衡出力方法。
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