JP4932399B2 - エレベータの救出運転装置 - Google Patents

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Description

この発明は、故障して停止した故障エレベータの乗客を隣接する救出エレベータから救出するためのエレベータの救出運転装置に関するものである。
一般的に、複数機のエレベータのうちのいずれか1機が故障して停止した場合、救出エレベータのかごを故障エレベータのかごの停止位置まで走行させ、各かごの側面に設けられた救出口ドアを戸開する。その次に、救出かごと故障かごとの間に避難用はしごを架け、故障かご内の乗客を救出かごに避難させる。しかしながら、故障エレベータのかごの停止位置によっては、救出エレベータのかごと故障エレベータのかごとの間に建築梁等の建築梁が位置してしまい、避難用はしごを架けることができなかったり、該はしごの固定が不確実になったりする場合がある。このような場合には、避難用はしごでの救出を途中で諦め、他の救出方法に変更せざるを得なくなる。従って、救出時間が長くなり、乗客に不安を与えることになる。
従来装置では、障害物の干渉によって救出時間が長くなることを防ぐために、障害物に対向しない主レールに反射鏡を貼り付けるとともに、反射鏡と対向したときに障害物が無いことを検出する障害物検出器をかご上に設け、かご内に設けられた表示手段に障害物の有無を表示させている(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−40267号公報
上記のような従来のエレベータの救出運転装置では、障害物の有無を検出するためだけの障害物検出器及び反射鏡をかご上及び主レールに追加しなければならないので、例えば展望用エレベータ等、外観がさらされるエレベータにおいて見栄えを悪くしている。また、光学式の検出機器を用いているので、例えばケーブル等の救出に邪魔にならないものでも、障害物検出器と反射鏡との間に位置してしまうと救出に邪魔な障害物として誤検出される可能性がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、外観の悪化を防ぐとともに、誤動作の可能性を低減できるエレベータの救出運転装置を提供することである。
この発明に係るエレベータの救出運転装置は、各エレベータのかご位置を検出するかご位置検出手段と、かご位置検出手段が検出したかご位置に基づいて各エレベータの運転制御を行うとともに、いずれか1機のエレベータが故障した場合に、救出エレベータのかごを故障エレベータのかごの停止位置まで走行させる運転制御手段と、登録運転モードにて上下の最終端階間で各エレベータのかごを通常運転モードよりも低速度で走行させながら、該かごと障害物との位置関係と乗客の安全移動可能なスペースとに基づいて定めた救出不可エリアに対応した登録信号を、利用者の操作に応じて出力する登録手段と、登録運転モードによるかご走行中にかご位置検出手段が検出したかご位置を、登録信号の入力に応じて救出不可エリアとして予め記憶した記憶手段と、いずれか1機のエレベータが故障した場合に、かご位置検出手段が検出した故障エレベータのかご位置と記憶手段が記憶している救出不可エリアとに基づいて、故障エレベータのかごの停止位置が救出不可エリア内であるか否かを判定する判定手段とを備える。
この発明のエレベータの救出運転装置によれば、判定手段は、かご位置検出手段が検出した故障エレベータのかご位置と記憶手段が記憶している救出不可エリアとに基づいて、故障エレベータのかごの停止位置が救出不可エリア内であるか否かを判定するので、かごの運転制御に利用されているかご位置検出手段を利用して、かごが救出不可エリアに位置しているか否かを判定でき、障害物の有無を検出するためのだけの検出機器を追加する必要を無くすことができ、外観の悪化を防ぐことができる。また、障害物の干渉が有るか無いかを検出するのに光学式の検出機器を用いていないので、ケーブル等の救出に邪魔にならないものを障害物として誤検出する可能性を低減でき、誤動作の可能性を低減できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータの救出運転装置を示す構成図である。図において、建物内には、第1及び第2のエレベータ(1号機及び2号機)が互いに併設されている。まず、第1及び第2のエレベータの全体としての構成を説明する。昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2には、第1及び第2の巻上機10,20と、第1及び第2の制御盤11,21と、第1及び第2の調速機12,22と、機械室表示部4とが配置されている。巻上機10,20には、第1及び第2の主ロープ13,23が巻き掛けられている。昇降路1内には、主ロープ13,23によって、第1及び第2のかご14,24と第1及び第2の釣合重り15,25とが吊り下げられている。巻上機10,20の動作は、制御盤11,21によって制御される。即ち、制御盤11,21は、かご14,24の運転を制御する。なお、制御盤11,21は、プログラム等の情報を格納している情報格納部(RAM及びROM)と、該情報格納部の情報に基づいて演算処理を行う処理部(CPU)とを有するコンピュータである。
昇降路1の下部(ピット部)には、第1及び第2の張り車16,26が配置されている。調速機12,22と張り車16,26とには、第1及び第2のガバナロープ17,27が巻き付けられている。かご14,24は、ガバナロープ17,27に連結されている。即ち、ガバナロープ17,27は、かご14,24の走行に連動して循環される。調速機12,22は、かご14,24の走行に連動して回転動作を行う。調速機12,22には、調速機12,22の回転動作、即ちかご14,24の走行に応じた信号を出力する第1及び第2のエンコーダ12a,22aが取り付けられている。エンコーダ12a,22aとしては、例えばインクリメンタル形のロータリエンコーダ等、かご14,24の移動量及び移動方向に応じた信号を出力するものが用いられる。制御盤11,21は、エンコーダ12a,22aの出力に基づいて、昇降路1内でのかご14,24の位置(かご位置)を算出する。
ここで、図1に示すように、第1及び第2のエレベータ(1号機及び2号機)には、停止階と非停止階(通過階)とが設けられている。なお、図1では、○が停止階を示し、×が非停止階を示している。即ち、1階から4階までの下層ゾーン、及び13階から15階までの上層ゾーンが停止階とされ、5階から12階までの中層ゾーンが10m以上連続する非停止階(以下、急行ゾーンと称す)とされている。
例えば建物内の防災センタ等の監視室には、監視盤5が配置されている。監視盤5は、第1及び第2のエレベータに故障が発生しているか否かを監視している。ここで、急行ゾーン内である8階で第1のエレベータが故障し緊急停止したとする。緊急停止した第1のエレベータの乗客を救出する方法としては、第1の巻上機10のブレーキを開放して、第1のかご14を最寄りの乗場階まで走行させる方法がある。また、別の方法として、第1の制御盤11に運転操作端末を接続し、該端末の操作により手動運転を行う方法もある。さらに、別の方法として、第1のエレベータ(故障エレベータ)に隣接する第2のエレベータ(救出エレベータ)の第2のかご24を、第1のかご14の停止位置まで走行させ、それらかご14,24に設けられた救出口ドア3を戸開させるとともに、該かご14,24間に避難用はしごを架け、第1のかご14内の乗客を第2のかご24に避難させる方法がある。この説明のように、かご14の停止位置が急行ゾーンの中間部であり、停止階まで距離がある位置の場合には、第2のかご24を第1のかご14の停止位置まで走行させて、第1のかご14内の乗客を第2のかご24に避難させる救出方法が採用される。これは、第1の巻上機10のブレーキを開放して第1のかご14を走行させる場合、及び手動運転で第1のかご14を走行させる場合では、第1のかご14を低速度でしか走行させることができず、第1のかご14を最寄りの停止階まで走行させるのに時間がかかってしまうためである。しかしながら、第1のかご14の停止位置によっては、第2のかご24との間に建築梁6(障害物)が位置し、該建築梁6によって救出が妨げられる場合がある。
以下、エレベータの救出運転装置の構成をより詳細に説明する。図2は、図1のエレベータの救出運転装置を示すブロック図である。図において、監視盤5は、異常ブザー5aと、第1及び第2の緊急呼び戻しスイッチ5b,5cと、第1及び第2の監視盤表示器5d,5e(監視室表示器)とを含んでいる。監視盤5は、昇降路1内及び機械室2内に設けられたセンサの出力により制御盤11,12の判定部11d,21dの判定結果を示す異常ブザー5aや各種故障情報の報知に基づいて、第1及び第2のエレベータに故障が発生しているか否かを監視する。第1及び第2の緊急呼び戻しスイッチ5b,5cと、第1及び第2の監視盤表示器5d,5eとは、第1及び第2のエレベータにそれぞれ対応している。ここで、前述したように第1のエレベータが故障した場合、第1の制御盤11は監視盤5に故障検出信号を出力する。これに応じて、異常ブザー5aが鳴動され、第1のエレベータの故障が報知される。異常ブザー5aの鳴動は、保守員によって停止される。
第1及び第2の制御盤11,21は、第1及び第2の位置算出部11a,21aと、第1及び第2の運転制御部11b,21bと、第1及び第2の記憶部11c,21cと、第1及び第2の判定部11d,21dとを含んでいる。位置算出部11a,21aは、エンコーダ12a,22aの出力に基づいて、かご14,15の位置をそれぞれ求める。具体的には、位置算出部11a,21aは、エンコーダ12a,22aが出力するパルスをカウントするとともに、該パルス数に所定の係数を乗算することで、かご14,15の位置を求める。運転制御部11b,21bは、位置算出部11a,21aが求めたかご位置に基づいて、かご14,15の運転を制御する。運転制御部11b,21bの運転モードには、通常運転モードと、呼び戻し運転モードと、救出運転モード(ドッキング運転モード)と、独立運転モードと、手動運転モード(登録運転モード)とが含まれている。ここで、各種運転モードはその運転内容から優先順が設定されており、通常、優先度の高い方から手動、救出、呼び戻し、独立、通常運転の順である。
第2の判定部21dは、第1のエレベータの故障を示す第1の制御盤11からの故障検出信号を検出した場合、第1の位置算出部11aに停止位置要求信号を入力する。第1の位置算出部11aは、停止位置要求信号を検出した場合、第1のかご14の停止位置を示す停止位置情報を第2の制御盤21に入力する。第1及び第2の記憶部11c,21cは、第1のかご14と第2のかご24との間に建築梁6が位置し、該建築梁6によって救出が妨げられる昇降路1内の救出不可エリアを記憶している。救出不可エリアについては、後に詳しく説明する。第2の判定部21dは、停止位置情報を検出した場合、停止位置情報(第1の位置算出部11aによって求められた第1のかごの停止位置)と、第2の記憶部21cが記憶している救出不可エリアとに基づいて、第1のかご14の停止位置が救出不可エリア内であるか否かを判定する。具体的には、第2の判定部21dは、停止位置情報と、第2の記憶部21cの救出不可エリアとのアンドをとり、該演算結果のデータがオン(FF)の場合は、救出不可エリア内であると判定し、オフ(00)の場合は、救出不可エリア外であると判定する。なお、このデータのオン及びオフの条件は逆でもよい。即ち、救出不可エリアを逆転して、建築梁6による救出の妨げが無いエリアの情報として利用してもよい。
第2の判定部21dは、第1の監視盤表示器5dに該判定結果を表示させる。具体的には、第1のかご14の停止位置が救出不可エリア外であると判定した場合、第1の監視盤表示器5dの救出可能ランプを点灯させる。管理人は、異常ブザー5aを停止した際に、第1の監視盤表示器5dの救出可能ランプの点灯及び消灯を確認し、点灯していれば第2の緊急呼び戻しスイッチ5bをオンするとともに、保守員にロビー階に移動するように連絡する。第2の緊急呼び戻しスイッチ5bは、オンされた際に、呼び戻し指令を運転制御部21bに入力する。運転制御部21bは、呼び戻し指令を検出した場合、第2のエレベータは呼び戻し運転モードでの運転制御を行う。呼び戻し運転モードで動作する場合、2台マルチカーの場合は他に応答できるエレベータがなくなるので、登録済みの乗場呼び及びかご呼びをキャンセルするとともに、新規の乗場呼び及びかご呼びを無効とする。また、第1のエレベータが故障している場合、第1の運転制御部21bは、第1のかご14を静止保持する。また、第1のエレベータが故障している場合、第2の運転制御部21bは、第2のかご24をロビー階まで走行させるとともに、例えば「ドアが開いたらエレベータから降りてください」等のアナウンス内容をかご内報知器(図示せず)に放送させ、救出運転が開始されることを乗客に報知する。また、第2の運転制御部21bは、第2のかご24をロビー階に着床させた後に、第2のかご24を戸開待機させる。なお、異常ブザー5aを停止した際に第1の監視盤表示器5dの救出可能ランプが消灯している場合には、例えば保守員に機械室2に移動するように連絡する等の対処を行う。
第2のかご24には、運転モード切替操作部24aと、かご内表示器24bと、登録操作部24cとが配置されている。なお、図示はしないが、第1のかご14には、運転モード切替操作部と、かご内表示器と、登録操作部とが配置されている。運転モード切替操作部24aは、かご操作盤(図示せず)の引き戸内に収められている。また、運転モード切替操作部24aには、救出運転スイッチ(図示せず)と、独立運転スイッチ(図示せず)と、手動運転スイッチ(図示せず)とが設けられている。
第1のエレベータの故障発生を受けた保守員は、ロビー階で戸開待機している第2のかご24に乗り込み、救出運転スイッチをオンする。運転モード切替操作部24aは、救出運転スイッチがオンされた場合に、第2の制御盤21に救出運転指令を入力する。第2の運転制御部21bは、救出運転開始信号を検出した場合、救出運転モードでの運転制御を行う。救出運転モードで運転制御を行う場合、第2の運転制御部21bは、第1の制御盤11に救出運転開始信号を入力する。第1の運転制御部11bは、救出運転開始信号を検出した場合、救出運転中に第1のかご14が故障復帰し動き出すことを防ぐために、第1のかご14の安全回路を動作させ起動不可能にする。第1の位置算出部11aは、救出運転開始信号を検出した場合、第1のかご14の停止位置を示す停止位置情報を第2の制御盤21に再び入力する。
機械室表示部4には、第1及び第2のエレベータにそれぞれ対応する第1及び第2の機械室表示器4a,4bが含まれている。第2の判定部21dは、第1のかご14の停止位置が救出不可エリア内であるかどうか再び判定し、救出不可エリア外であると判定した場合、第1の機械室表示器4a、第1の監視盤表示器5d、及び第2のかご24内のかご内表示器24bの救出可能ランプを点灯する。また、第2の判定部21dは、第1のかご14の停止位置が救出不可エリア外であると判定した場合、第2の運転制御部21bに救出運転許可信号を入力する。第2のかご21に乗り込んでいる保守員は、救出可能ランプが点灯されている場合に、かご操作盤の戸閉釦を押す。第2の運転制御部21bは、救出運転許可信号を検出するとともに、第2のかご24の戸閉動作の完了を検出した場合、第2のかご24を第1のかご14の停止位置まで走行させる。
また、保守員は、救出可能ランプが消灯されている場合、運転モード切替操作部24aの独立運転スイッチをオンするとともに、救出運転スイッチをオフし、さらに監視室の管理人にインターホン等で連絡し第2の緊急呼び戻しスイッチ5cをオフする。運転モード切替操作部24aは、独立運転スイッチがオンされた場合、第2の制御盤21に独立運転指令を入力する。第2の運転制御部21bは、独立運転指令を検出するとともに、救出運転スイッチ及び第2の緊急呼び戻しスイッチ5cのオフを検出した場合、独立運転モードでの運転制御を行う。即ち、呼び戻し運転モード及び救出運転モードは、独立運転モードよりも優先度が高い運転モードである。
独立運転モードでは、第2の運転制御部21bは、第2のかごのかご操作盤で登録された行先呼びに応じて第2のかご24を配車する。保守員は、独立運転スイッチをオンした後に、エレベータで最上階まで移動する。また、保守員は、最上階から機械室2に移動し、建築梁6の干渉が無い位置まで第1のかご14を走行させる。即ち、保守員は、第1の機械室表示器4aの表示を確認しつつ、第1の巻上機10のブレーキを開放して第1のかご14を移動させるか、第1の制御盤11に運転操作端末を接続し、該運転操作端末を操作して第1のかご14を移動させる。また、保守員は、建築梁6の干渉が無い位置まで第1のかご14を移動させた後に、第2のかごの救出運転スイッチをオンして、救出運転での救出を行う。
登録操作部24cは、第1及び第2の記憶部11c,21cに救出不可エリアの記憶させるためのものである。保守員は、例えば据付調整等の段階で、第2のかご24に乗り込み、運転モード切替操作部24aの手動運転スイッチをオンする。運転モード切替操作部24aは、手動運転スイッチがオンされた際に、手動運転指令を第2の制御盤21に入力する。第2の運転制御部21bは、手動運転指令検出した場合に、手動運転モードでの運転制御を行う。手動運転モードで運転制御を行う場合、第2の運転制御部21bは、保守員によるかご操作盤の操作に応じて、上下の最終端階間で第2のかご24を低速度で走行させる。保守員は、第2のかご24を低速度で走行させながら、建築梁6との位置関係を監視し、該位置関係に応じて登録操作部24cを操作する。登録操作部24cは、保守員によって操作されているときに、登録信号を第2の記憶部21cに入力する。第2の記憶部21cは、登録信号を検出しているときに第2の位置算出部21aが求めたかご位置を救出不可エリアとして記憶する。
次に、図3は、図1の建築梁6とかご24とを示す側面図であり、救出不可エリアを説明するための説明図である。図において、かご24は、救出口ドア3の下端(かご24の下端)が建築梁6の上端と干渉する場所に位置している。また、図において二点鎖線で示すように、かご24が下方に走行されると、救出口ドア3の上端が建築梁6の下端と干渉する。保守員は、救出口ドア3の下端が建築梁6の上端と干渉した場所から、救出口ドア3の上端が建築梁6の下端と干渉する場所までの間のかご位置を救出不可エリアとして記憶部21cに記憶させる。即ち、図中の領域Aにかご24の下端が位置する場所が救出不可エリアであり、領域Bに位置する場所が非救出不可エリアである。ここで、第1のかご14の救出不可エリアと、第2のかご24の救出不可エリアとは同じである。第2の記憶部21cは、保守員の操作に応じて、記憶している救出不可エリアを第1の記憶部11cに転送する。第1の記憶部11cは、転送された救出不可エリアを記憶する。なお、上記の説明では、保守員は第2のかご24に乗り込み、最初に第2の記憶部21cに救出不可エリアを記憶させると説明したが、第1のかご14に乗り込み、最初に第1の記憶部11cに救出不可エリアを記憶させてもよい。
なお、この実施の形態では、かご位置検出手段は、第1及び第2の位置算出部11a,21aと第1及び第2のエンコーダ12a,22aとを含んでいる。運転制御手段は、第1及び第2の運転制御部11b,21bを含んでいる。記憶手段は、第1及び第2の記憶部11c,21cを含んでいる。判定手段は、第1及び第2の判定部11d,21dを含んでいる。表示手段は、第1及び第2の機械室表示器4a,4bと、第1及び第2の監視盤表示器5d,5eと、かご内表示器24bと、第1のかご14に搭載されたかご内表示器とを含んでいる。登録手段は、登録操作部24cを含んでいる。
次に、図4は、図2の第2の制御盤21が行う停止位置判定動作を示すフローチャートである。図において、第1のエレベータの故障検出信号が第2の判定部21dによって検出されると、第2の判定部21dから第1の位置算出部11aに停止位置要求信号が入力され、第1のかご14の停止位置が第2の判定部21dに入力される(ステップS10)。このとき、入力された第1のかご14の停止位置と第2の記憶部21cに記憶されている救出不可エリアとに基づいて、第1のかご14の停止位置が救出不可エリア内であるか否かが第2の判定部21dによって判定され(ステップS11)、救出不可エリア外であると判定された場合、第1の監視盤表示器5dの救出可能ランプが点灯される(ステップS12)。これに対して、第1のかご14の停止位置が救出不可エリア内であると判定された場合、第1の監視盤表示器5dの救出可能ランプが消灯される(ステップS13)。
次に、図5は、図2の第2の制御盤21が行う救出運転モードでの運転制御を示すフローチャートである。図において、運転モードが救出運転モードに切り替えられると、第2の運転制御部21bから第1の制御盤11に救出運転開始信号が入力され、第1のエレベータの安全回路が作動されるとともに(ステップS20)、第1のかご14の停止位置が第2の判定部21dに入力される(ステップS21)。
このとき、入力された第1のかご14の停止位置と第2の記憶部21cに記憶されている救出不可エリアとに基づいて、第1のかご14の停止位置が救出不可エリア内であるか否かが第2の判定部21dによって判定され(ステップS22)、救出不可エリア外であると判定された場合、第1の機械室表示器4a、第1の監視盤表示器5d、及び第2のかご24内のかご内表示器24bの救出可能ランプが点灯されるとともに(ステップS23)、第2の判定部21dから第2の運転制御部21bに救出運転許可信号が入力される。その次に、第2のかご24の戸閉動作が完了したか否かが第2の運転制御部21bによって判定され(ステップS24)、戸閉動作が完了したと判定された場合、第2のかご24が第1のかご14の停止位置まで走行される(ステップS25)。これに対して、戸閉動作が完了していないと判定された場合には、この救出運転モードでの運転制御が終了される。この運転制御は、運転モードが救出運転モードにされている間は繰り返し行われる。即ち、戸閉動作が完了したか否かの判定は、運転モードが救出運転モードのままであり、第1のかご14の停止位置が救出不可エリア外である場合に、戸閉動作が完了するまで繰り返し行われる。一方、第1のかご14の停止位置が救出不可エリア内であると判定された場合、第1の機械室表示器4a、第1の監視盤表示器5d、及び第2のかご24内のかご内表示器24bの救出可能ランプが消灯される(ステップS26)。
次に、図6は、図2のエレベータの救出運転装置を用いての乗客救出方法を示すフローチャートである。ここでは、第1のエレベータが故障した場合について説明する。図において、第1のエレベータの故障が制御盤11の判定部11dによって検出され、監視盤5の異常ブザー5aが鳴動された場合に、異常ブザー5aの鳴動をリセットするとともに、第1の監視盤表示器5dの救出可能ランプが点灯しているか否かを確認し、緊急呼び戻しスイッチ5cをオンする(ステップS30)。これによって、運転モードを緊急呼び戻しモードに切り替えるとともに、第2のかご24をロビー階に着床させる。
その次に、第2のかご24に乗り込み、運転モード切替操作部24aの救出運転スイッチをオンする(ステップS31)。これによって、救出運転モードは呼び戻しモードより優先度が高いので運転モードが救出運転モードに切り替わり、第1のかご14の停止位置が救出不可エリア内であるか否かを第2の判定部21dに判定させる。
その次に、かご内表示器24bの救出可能ランプが点灯しているか否かを確認し(ステップS32)、点灯している場合、かごドアを戸閉させ、第2のかご24を第1のかご14の停止位置まで走行させる(ステップS33)。第2のかご24が第1のかご14の停止位置に到着した場合、第1及び第2のかご14,24の救出口ドア3を戸開するとともに、第1及び第2のかご14,24間に避難用はしごを架け、第1のかご14の乗客を避難させる(ステップS34)。
乗客の避難が終了した場合、避難用はしごを外すとともに(ステップS35)、救出口ドア3を戸閉させ(ステップS36)、救出運転スイッチをオフする(ステップS37)。これによって、再び運転モードを緊急呼び戻しモードに切り替え、第2のかご24をロビー階まで走行させる。第2のかご24がロビー階に到着した後、乗客を降ろす(ステップS38)。その後、監視室に移動して、緊急呼び戻しスイッチ5cをオフする。これによって、運転モードを通常モードに切り替える。
一方、かご内表示器24bの救出可能ランプが点灯しているか否かを確認した際に、該救出可能ランプが消灯している場合、運転モード切替操作部24aの独立運転スイッチをオンするとともに(ステップS39)、救出運転スイッチをオフし、さらに監視室の管理人にインターホン等で連絡し第2の緊急呼び戻しスイッチ5cをオフする(ステップS40)。これによって、運転モードを独立運転モードに切り替える。なお、救出運転スイッチ及び第2の緊急呼び戻しスイッチ5cをオフする前に独立運転スイッチをオンするのは、救出運転スイッチ及び第2の緊急呼び戻しスイッチ5cをオフした際に通常運転モードに切り替わることを防ぐためである。
独立運転スイッチをオンした後、第2のかご24を最上階に移動させるとともに、機械室2に移動し、第1のかご14を移動させる(ステップS41)。具体的には、第1の巻上機10のブレーキを開放するか、第1の制御盤11に運転操作端末を接続し、該運転操作端末を操作することで、第1のかご14を移動させる。なお、第1のエレベータの故障が重故障である場合には、第1の巻上機10のブレーキを開放して第1のかご14を移動させる方法を選択する。このとき、第1のかご14を移動させながら、第1の機械室表示器4aの救出可能ランプが点灯するか否かを確認し(ステップS42)、救出可能ランプが点灯した場合に第1のかご14の移動を終了させる。その次に、第2のかご24に戻り、救出運転スイッチをオンし(ステップS43)、救出運転モードに切り替える。この後、かごドアを戸閉して、第2のかご24を第1のかご14の停止位置まで走行させ、第1のかご14内の乗客を第2のかご24に避難させる。
このようなエレベータの救出運転装置では、第1及び第2の判定部11d,21dは、第1及び第2の位置算出部11a,21aが算出した故障エレベータのかごの停止位置と第1及び第2の記憶部11c,21cが記憶している救出不可エリアとに基づいて、故障エレベータのかご14,24の停止位置が救出不可エリア内であるか否かを判定するので、かご14,24の運転制御に利用されているエンコーダ12a,22aを利用して、かご14,24が救出不可エリアに位置しているか否かを判定でき、障害物の干渉を検出するためのだけの検出機器をかご上や昇降路内に追加する必要を無くすことができ、外観の悪化を防ぐことができる。また、障害物の干渉が有るか無いかを検出するのに光学式の検出機器を用いていないので、その機器コストや据付調整にかかるコストを削減でき、またケーブル等の救出に邪魔にならないものを障害物として誤検出する可能性も低減でき、誤動作の可能性を低減できる。
また、故障エレベータのかご14,24の停止位置が救出不可エリア内であるか否かを表示する第1及び第2の監視盤表示器5d,5eとかご内表示器24bとは、監視室及びかご14,24内にそれぞれ配置されているので、救出エレベータのかご24を故障エレベータのかご14に横付けすることなく、救出運転による救出の可否を判断でき、救出時間を短縮できる。
さらに、第1及び第2の機械室表示器4a,4bは、機械室2に配置されているので、故障エレベータのかご14が救出不可エリア内に位置し、機械室2での操作によってかご14を移動させる際に、該操作によってかご14が救出不可エリア外に移動したかどうかを確認でき、保守員の利便性を向上させることができる。
さらにまた、登録操作部24cは、保守員の操作に応じて、位置算出部11a,21aによって求められたかご位置を救出不可エリアとして記憶部11c,21cに記憶させるので、エレベータを据え付けた後に現場の状況に応じた救出不可エリアを記憶部11c,21cに記憶させることができ、かご14,24の停止位置が救出不可エリア内であるか否かを判定する精度を向上させることができる。
なお、実施の形態1では、2機のエレベータが併設されている場合について説明したが、3機以上のエレベータが併設されているマルチカーの場合でも、この発明を適用できる。例えば1〜3号機のエレベータが順に設置されており、1号機が故障した場合、1号機に隣接する2号機が救出エレベータとして利用され、3号機は通常運転を行う。このとき、緊急呼び戻し運転モードに切り替えられた場合でも、登録済みの呼びの割当が3号機に変更されるとともに、新規の呼び登録も3号機に割り当てられる。
また、実施の形態1では、巻上機10,20は、機械室2に配置されていると説明したが、昇降路内に配置されていてもよい。巻上機が昇降路内に配置されている場合、故障エレベータのかごの停止位置が救出不可エリア内であるか否かを表示する表示器を、巻上機をリモート操作可能な昇降路外に配置してもよい。即ち、表示手段は、昇降路外(乗場)表示器を含んでいてもよい。
さらに、実施の形態1では、救出不可エリアは、救出口ドア3の下端が建築梁6の上端と干渉した場所から、救出口ドア3の上端が建築梁6の下端と干渉する場所までの間のかご位置であると説明したが、保守員は、障害物、救出口ドア、及び避難用はしごの位置関係を観るだけでなく、乗客が安全に移動できるスペースが確保されているかの条件を考慮して救出不可エリアを適宜決定してもよい。
この発明の実施の形態1によるエレベータの救出運転装置を示す構成図である。 図1のエレベータの救出運転装置を示すブロック図である。 図1の建築梁とかごとを示す側面図である。 図2の第2の制御盤が行う停止位置判定動作を示すフローチャートである。 図2の第2の制御盤が行う救出運転モードでの運転制御を示すフローチャートである。 図2のエレベータの救出運転装置を用いての乗客救出方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 昇降路、2 機械室、4a,4b 機械室表示器(表示手段)、5d,5e 第1及び第2の監視盤表示器(表示手段)、6 建築梁(障害物)、11a,21a 位置算出部(かご位置検出手段)、11b,21b 運転制御部(運転制御手段)、11c,21c 記憶部(記憶手段)、11d,21d 判定部(判定手段)、12a,22a エンコーダ(かご位置検出手段)、24c 登録操作部、24b かご内表示器(表示手段)。

Claims (3)

  1. 互いに隣接して配置された複数機の通常運転モードにあるエレベータのうちのいずれか1機が故障した場合に、故障して停止した故障エレベータに隣接する他のエレベータを救出エレベータとして用いて該故障エレベータのかご内の乗客を救出する救出運転モードを有し、該故障エレベータのかご側面の対向位置にある障害物によって該乗客の救出が妨げられる昇降路内の救出不可エリアを回避するためのエレベータの救出運転装置であって、
    上記各エレベータのかご位置を検出するかご位置検出手段と、
    上記かご位置検出手段が検出したかご位置に基づいて上記各エレベータの運転制御を行うとともに、いずれか1機のエレベータが故障した場合に、上記救出エレベータのかごを上記故障エレベータのかごの停止位置まで走行させる運転制御手段と、
    登録運転モードにて上下の最終端階間で上記各エレベータのかごを上記通常運転モードよりも低速度で走行させながら、該かごと上記障害物との位置関係と乗客の安全移動可能なスペースとに基づいて定めた上記救出不可エリアに対応した登録信号を、利用者の操作に応じて出力する登録手段と、
    上記登録運転モードによるかご走行中に上記かご位置検出手段が検出したかご位置を、上記登録信号の入力に応じて上記救出不可エリアとして予め記憶した記憶手段と、
    いずれか1機のエレベータが故障した場合に、上記かご位置検出手段が検出した上記故障エレベータのかご位置と上記記憶手段が記憶している救出不可エリアとに基づいて、上記故障エレベータのかごの停止位置が上記救出不可エリア内であるか否かを判定する判定手段と
    を備えていることを特徴とするエレベータの救出運転装置。
  2. 上記各エレベータのかご内に配置されたかご内表示器、及び監視室に配置された監視室表示器の少なくとも一方を含み、上記判定手段からの指令に基づいて、上記故障エレベータのかごの停止位置が上記救出不可エリア内であるか否かを表示する表示手段
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載のエレベータの救出運転装置。
  3. 上記運転制御手段は、機械室に配置されており、
    上記表示手段は、上記機械室に配置された機械室表示器をさらに含むことを特徴とする請求項2記載のエレベータの救出運転装置。
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