JP4923798B2 - 車線逸脱防止装置 - Google Patents
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Description
また、ヨーモーメントの不足分を補うために、フィードバック制御等で制御量を変更することも考えられるが、車線変更等を行う運転者の意思を反映させて、自車両の横偏位がある程度大きくなると車線逸脱防止制御を解除する車線逸脱防止制御装置では、制御量の変更による効果が出る前に、車線逸脱防止制御が解除されてしまうといった課題がある。
本発明の課題は、自車両の車線逸脱防止に必要なヨーモーメントを確保することである。
(構成)
本実施形態は、本発明に係る車線逸脱防止装置を搭載した後輪駆動車両である。この後輪駆動車両は、自動変速機とコンベンショナルディファレンシャルギヤとを搭載し、前後輪とも左右輪の制動力を独立制御可能な制動装置を搭載している。
図中の符号1はブレーキペダル、2はブースタ、3はマスタシリンダ、4はリザーバであり、通常は運転者によるブレーキペダル1の踏込み量に応じて、マスタシリンダ3で昇圧された制動流体圧を各車輪5FL〜5RRの各ホイールシリンダ6FL〜6RRに供給する。また、マスタシリンダ3と各ホイールシリンダ6FL〜6RRとの間には制動流体圧制御部7が介装されており、制動流体圧制御部7によって、各ホイールシリンダ6FL〜6RRの制動流体圧を個別に制御することも可能となっている。
例えば、制動流体圧制御部7は、液圧供給系にアクチュエータを含んで構成されている。アクチュエータとしては、各ホイールシリンダ液圧を任意の制動液圧に制御可能な比例ソレノイド弁が挙げられる。
また、この車両には、画像処理機能付きの撮像部13が設けられている。撮像部13は、自車両の車線逸脱傾向検出用として、走行車線内の自車両の位置を検出するために備えられている。例えば、撮像部13は、CCD(ChargeCoupled Device)カメラからなる単眼カメラで撮像するように構成されている。撮像部13は車両前部に設置されている。
また、本発明は走行車線を白線に基づいて決定する構成に限定されるものではない。すなわち、走行車線を認識させるための白線(レーンマーカ)が走路上にない場合、画像処理や各種センサによって得られる道路形状や周囲環境等の情報から、自車両が走行に適した走路範囲や、運転者が自車両を走行させるべき走路範囲を推測し、走行車線として決定しても良い。例えば、走路上に白線がなく、道路の両側ががけになっている場合には、走路のアスファルト部分を走行車線として決定する。また、ガードレールや縁石等がある場合は、その情報を考慮して走行車線を決定すれば良い。
また、この車両には、ナビゲーション装置14が設けられている。ナビゲーション装置14は、自車両に発生する前後加速度Yg或いは横加速度Xg、又は自車両に発生するヨーレイトφ´を検出する。ナビゲーション装置14は、検出した前後加速度Yg、横加速度Xg及びヨーレイトφ´(=dφ/dt)を、道路情報とともに、制駆動力コントロールユニット8に出力する。ここで、道路情報としては、車線数、一般道路又は高速道路等の道路種別を示す道路種別情報がある。
また、この車両には、レーザ光を前方に掃射して先行障害物からの反射光を受光することで、自車両と前方障害物との間の距離等を計測するためのレーダ16が設けられている。
そして、レーダ16は、前方障害物の位置の情報を制駆動力コントロールユニット8に出力する。レーダ16による検出結果は、追従走行制御(クルーズコントロール)や追突速度低減ブレーキ装置等における処理のために使用される。
図2は、制駆動力コントロールユニット8で行う演算処理手順を示す。この演算処理は、例えば10msec.毎の所定サンプリング時間ΔT毎にタイマ割込によって実行される。なお、図2に示す処理内には通信処理を設けていないが、演算処理によって得られた情報は随時記憶装置に更新記憶されると共に、必要な情報は随時記憶装置から読出される。
前輪駆動の場合
V=(Vwrl+Vwrr)/2
後輪駆動の場合
V=(Vwfl+Vwfr)/2
・・・(1)
ここで、Vwfl,Vwfrは左右前輪それぞれの車輪速度であり、Vwrl,Vwrrは左右後輪それぞれの車輪速度である。すなわち、この(1)式では、従動輪の車輪速の平均値として車速Vを算出している。なお、本実施形態では、後輪駆動の車両であるので、後者の式、すなわち前輪の車輪速度により車速Vを算出する。
また、下記(2)式に示すように、前回処理時の車速Vを前回車速VPASTに設定する。
VPAST=V(前回処理時の車速) ・・・(2)
本実施形態において、車線逸脱防止制御では、走行車線に対して自車両が逸脱傾向にある場合、自車両に所定のヨーモーメント(所定の車線逸脱防止制御量)を付与して、自車両が走行車線から逸脱するのを回避している。
そして、本実施形態の車線逸脱防止制御では、車線逸脱回避完了までに車線逸脱防止制御の処理ルーチン(該図2の処理ルーチン)を複数回実行することを前提としており、すなわち、ヨーモーメント(具体的には、目標ヨーモーメントMs)を自車両に連続的に逐次付与することで、自車両の車線逸脱を回避することを前提としている。
具体的には、先ず、下記(3)式により、前回の処理で算出した目標ヨーモーメントMs(後述のステップS9で算出)を前回算出目標ヨーモーメントMsbとして設定する。
Msb=Ms ・・・(3)
続いて、前回処理により発生した実ヨーモーメントMsrを車速Vに基づいて算出する。すなわち、実ヨーモーメントMsrは、前回の処理で算出した目標ヨーモーメントMsを車線逸脱防止制御として自車両に付与したときに、該自車両に実際に発生したヨーモーメントとなる。
ΔV=(V−VPAST)/ΔT ・・・(4)
ここで、ΔTは、該図2の処理を実行する1ステップ処理時間である。
続いて、前記(4)式で算出した減速度ΔVを用いて、下記(5)式により車線逸脱防止制御分の減速度ΔVcを算出する。
ΔVc=ΔV−ΔVd ・・・(5)
ここで、ΔVdは、運転者のアクセル操作及びブレーキ操作による減速、車両諸元、並びに走行抵抗に基づく減速度である。ここで、アクセル操作及びブレーキ操作による減速に対応させてマップよりΔVdを得たり、エンジン回転数やアクセル開度に基づいてΔVdを算出したりすることができる。
Msr=A・ΔVc・LTR/2 ・・・(6)
ここで、Aは車重であり、Lはトレッド長である。このように、前回処理により発生した実ヨーモーメントMsrを車速Vに基づいて算出する。
そして、前記(6)により算出した実ヨーモーメントMsrと前記(3)式により前回算出目標ヨーモーメントMsbとの差分値として、下記(7)式により不足分のヨーモーメントΔMsを算出する。
ΔMs=Msb−Msr ・・・(7)
Xs=Tt・V・(φ+Tt・V・β)+X ・・・(8)
ここで、Ttは前方注視距離算出用の車頭時間であり、この車頭時間Ttに自車速Vを乗じると前方注視点距離になる。すなわち、車頭時間Tt後の走行車線中央からの横変位推定値が将来の推定横変位Xsとなる。
この(8)式によれば、推定横変位Xsは、例えばヨー角φに着目した場合、ヨー角φが大きくなるほど、大きくなる。
XL=(L−H)/2 ・・・(9)
ここで、Lは車線幅であり、Hは車両の幅である。車線幅Lについては、撮像部13が撮像画像を処理することで得ている。また、ナビゲーション装置14から車両の位置を得たり、ナビゲーション装置14の地図データから車線幅Lを得たりしても良い。
ここで、下記(10)式が成立すれば、車線逸脱傾向があると判定して、逸脱判断フラグFoutをONにする(Fout=ON)。
|Xs|≧XL ・・・(10)
一方、下記(11)式が成立すれば、車線逸脱傾向がないと判定して、逸脱判断フラグFoutをOFFにする(Fout=OFF)。
|Xs|<XL ・・・(11)
続いてステップS5において、車線逸脱防止制御の制御終了タイミングを設定(変更)しており、具体的には、前記ステップS3で算出した不足分のヨーモーメントΔMsに応じて制御タイミングを設定(変更)する。なお、この処理は、前記ステップS4で設定される(より具体的には後述のステップS6で最終的に設定される)逸脱判断フラグFoutがONの場合に実行される(有効とされる)。
ここでは、制御終了タイミングの指標を、時間(制御終了時間)及び位置(制御終了位置(横位置))とし、その制御終了時間をTENDとおき、制御終了位置をXENDとおく。
図4に示すように、不足分のヨーモーメントΔMsが小さいときには、制御終了時間TENDはある一定の小さい値となり、不足分のヨーモーメントΔMsがある値より大きくなると、不足分のヨーモーメントΔMsに比例して制御終了時間TENDも増加し、不足分のヨーモーメントΔMsがさらに大きくなると、制御終了時間TENDはある一定の大きい値となる。
図5に示すように、不足分のヨーモーメントΔMsが小さいときには、制御終了位置XENDはある一定の小さい値となり、不足分のヨーモーメントΔMsがある値より大きくなると、不足分のヨーモーメントΔMsに比例して制御終了位置XENDも増加し、不足分のヨーモーメントΔMsがさらに大きくなると、制御終了位置XENDはある一定の大きい値となる。
続いてステップS6において、運転者の車線変更の意思を判定する。具体的には、前記ステップS1で得た方向スイッチ信号及び操舵角δに基づいて、次のように運転者の車線変更の意思を判定する。
また、方向スイッチ信号が示す方向(ウインカ点灯側)と、前記ステップS4で得た逸脱方向Doutが示す方向とが異なる場合、逸脱判断フラグFoutを維持し、逸脱判断フラグFoutをONのままにする(Fout=ON)。すなわち、車線逸脱傾向ありとの判定結果を維持する。
続いてステップS7において、前記逸脱判断フラグFoutがONの場合、車線逸脱回避のための警報として、音出力又は表示出力をする。
なお、後述するように、逸脱判断フラグFoutがONの場合、車線逸脱防止制御として自車両へのヨーモーメント付与を開始するから、この自車両へのヨーモーメント付与と同時に当該警報出力がされる。しかし、警報の出力タイミングは、これに限定されるものではなく、例えば、前記ヨーモーメント付与の開始タイミングよりも早くしても良い。
ここで、減速制御判定用しきい値Xβは、走行車線曲率βに応じて設定される値であり、その関係は、例えば図6に示すようになる。図6に示すように、走行車線曲率βが小さいときには、減速制御判定用しきい値Xβはある一定の大きい値となり、走行車線曲率βがある値より大きくなると、走行車線曲率βの増加に対して、減速制御判定用しきい値Xβが減少し、走行車線曲率βがさらに大きくなると、減速制御判定用しきい値Xβはある一定の小さい値となる。
具体的には、前記ステップS4で得た推定横変位Xsと横変位限界距離XLとに基づいて下記(12)式により基準の目標ヨーモーメントMs0(不足分を考慮に入れないヨーモーメント)を算出する。
Ms0=K1・K2・(|Xs|−XL) ・・・(12)
ここで、K1は車両諸元から決まる比例ゲインであり、K2は車速Vに応じて変動するゲインである。図7はそのゲインK2の例を示す。図7に示すように、低速域では、ゲインK2は、ある一定の大きい値となり、車速Vがある値よりも大きくなると、車速Vの増加に対してゲインK2は減少し、その後ある車速Vに達するとゲインK2はある一定の小さい値となる。
そして、前記(12)式により算出した基準のヨーモーメントMs0と前記ステップS3(前記(7)式)で算出した不足分のヨーモーメントΔMsとの加算値として、下記(13)式により目標ヨーモーメント(最終的に付与する目標ヨーモーメント)Msを算出する。
Ms=Ms0+ΔMs ・・・(13)
ここで、目標ヨーモーメントMsは、逸脱判断フラグFoutがONの場合に算出され、目標ヨーモーメントMsは、逸脱判断フラグFoutがOFFの場合に0に設定される。
Pgf=Kgv・Kgx・(|Xs|−XL−Xβ) ・・・(14)
このようにステップS10において、車線逸脱防止用減速制御における減速度(具体的には目標制動液圧Pgf,Pgr)を得る。
続いてステップS11において、各車輪の目標制動液圧を算出する。すなわち、車線逸脱防止の制動制御の有無に基づいて最終的な制動液圧を算出する。具体的には次のように算出する。
Psfl=Psfr=Pmf ・・・(15)
Psrl=Psrr=Pmr ・・・(16)
ここで、Pmfは前輪用の制動液圧である。また、Pmrは後輪用の制動液圧であり、前後配分を考慮して前輪用の制動液圧Pmfに基づいて算出した値になる。例えば、運転者がブレーキ操作をしていれば、制動液圧Pmf,Pmrはそのブレーキ操作の操作量に応じた値になる。
|Ms|<Ms1の場合
ΔPsf=0 ・・・(17)
ΔPsr=Kbr・Ms/LTR ・・・(18)
|Ms|≧Ms1の場合
ΔPsf=Kbf・(Ms/|Ms|)・(|Ms|−Ms1)/LTR ・・・(19)
ΔPsr=Kbr・(Ms/|Ms|)・Ms1/LTR ・・・(20)
ここで、Ms1は設定用しきい値を示す。なお、トレッドLTRは、便宜上前後で同じ値にする。また、Kbf,Kbrは、制動力を制動液圧に換算する場合の前輪及び後輪についての換算係数であり、ブレーキ諸元により定まる。
Psfl=Pmf
Psfr=Pmf+ΔPsf
Psrl=Pmr
Psrr=Pmr+ΔPsr
・・・(21)
Psfl=Pmf+Pgf/2
Psfr=Pmf+ΔPsf+Pgf/2
Psrl=Pmr+Pgr/2
Psrr=Pmr+ΔPsr+Pgr/2
・・・(22)
Psfl=Pmf+ΔPsf
Psfr=Pmf
Psrl=Pmr+ΔPsr
Psrr=Pmr
・・・(23)
動作は次のようになる。
車両走行中、各種データを読み込むとともに(前記ステップS1)、車速Vを算出し、前回車速VPASTを設定する(前記ステップS2)。そして、車速V及び前回車速VPAST等を用いて、不足分のヨーモーメントΔMsを算出し(前記ステップS3)、算出した不足分のヨーモーメントΔMsに基づいて、車線逸脱防止制御の制御終了タイミング、具体的には制御終了時間TEND及び制御終了位置XENDを設定(変更)する(前記ステップS5)。
作用及び効果は次のようになる。
前述のように、車線逸脱防止制御の制御量となるヨーモーメントのその不足分(不足量)ΔMsに基づいて、該車線逸脱防止制御の制御終了タイミングを規定する制御終了時間TEND及び制御終了位置XENDを設定している。このとき、不足分のヨーモーメントΔMsが大きくなるほど、制御終了時間TEND及び制御終了位置XENDを大きくしている。
なお、前記実施形態を次のような構成により実現することもできる。
なお、前記実施形態の説明において、制駆動力コントロールユニット8のステップS4及びステップS8の処理は、走行車線に対する自車両の逸脱傾向を判定する車線逸脱傾向判定手段を実現しており、制駆動力コントロールユニット8のステップS9〜ステップS11の処理は、前記車線逸脱傾向判定手段が逸脱傾向があると判定した場合、走行制御により走行車線に対する自車両の逸脱を防止する車線逸脱防止制御を行うとともに、所定の制御終了タイミングになった場合、前記車線逸脱防止制御を終了する制御手段を実現しており、制駆動力コントロールユニット8のステップS3の処理は、前記制御手段による前記車線逸脱防止制御の制御量の不足量を取得する制御不足量取得手段を実現しており、制駆動力コントロールユニット8のステップS5の処理は、前記制御不足量取得手段が取得した前記不足量に基づいて、前記所定の制御終了タイミングを変更する制御タイミング変更手段を実現している。
Claims (4)
- 走行車線に対する自車両の逸脱傾向を判定する車線逸脱傾向判定手段と、
前記車線逸脱傾向判定手段が逸脱傾向があると判定した場合、走行制御により走行車線に対する自車両の逸脱を防止する車線逸脱防止制御を行うとともに、所定の制御終了タイミングになった場合、前記車線逸脱防止制御を終了する制御手段と、
前記制御手段による前記車線逸脱防止制御の制御量の不足量を取得する制御不足量取得手段と、
前記制御不足量取得手段が取得した前記不足量に基づいて、前記所定の制御終了タイミングを変更する制御タイミング変更手段と、
を備え、
前記所定の制御終了タイミングは、前記車線逸脱防止制御の実施継続時間、前記車線逸脱防止制御中における走行車線に対する自車両の横位置、前記車線逸脱防止制御の制御開始時からの制御量積分値及び前記車線逸脱防止制御中における走行車線に対する自車両のヨー角のうちの少なくとも一つを指標として決まるものであり、
前記制御タイミング変更手段は、前記不足量が小さいときには、前記所定の制御終了タイミングの指標を小さい値とし、前記不足量が多くなるほど、前記所定の制御終了タイミングを遅くする変更をすることを特徴とする車線逸脱防止装置。 - 前記車線逸脱防止制御は、自車両にヨーモーメントを付与して走行車線に対する自車両の逸脱を防止するものであり、
前記制御不足量取得手段は、前記制御手段が前記制御量として自車両に付与した目標ヨーモーメントと当該目標ヨーモーメントの付与により実際に自車両に発生したヨーモーメントとの差分から前記制御手段の制御量の不足量を取得することを特徴とする請求項1に記載の車線逸脱防止装置。 - 前記制御不足量取得手段は、自車両の外部走行環境及び自車両状態のうちの少なくとも何れかに基づいて、前記制御手段の前記制御量の不足量を推定することを特徴とする請求項1又は2に記載の車線逸脱防止装置。
- 走行車線に対して自車両が逸脱傾向にあるとき、走行車線に対する自車両の逸脱を防止する車線逸脱防止制御を行うとともに、前記車線逸脱防止制御の制御量の不足量を取得し、この不足量に基づいて、前記車線逸脱防止制御の制御終了タイミングを変更するようになっており、
前記制御終了タイミングは、前記車線逸脱防止制御の実施継続時間、前記車線逸脱防止制御中における走行車線に対する自車両の横位置、前記車線逸脱防止制御の制御開始時からの制御量積分値及び前記車線逸脱防止制御中における走行車線に対する自車両のヨー角のうちの少なくとも一つを指標として決まるものであって、
前記制御終了タイミングの指標は、前記不足量が小さいときには小さな値であり、前記不足量が多くなるほど大きな値となることを特徴とする車線逸脱防止装置。
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