JP4915118B2 - ミシン - Google Patents

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Description

本発明は、縫針の近くをイメージセンサで撮像した画像データにより、縫針の近くに接近する指等の移動体を検知して、移動体の接近状態に応じて所定の安全動作を行うようにしたものに関する。
従来、ミシンによる縫製作業中に、上下動する縫針に作業者の指等が接近しないように安全カバーを設置したり、縫針に指等が接近した場合には、この接近を光学的に検知して何らかの安全動作を行うように、種々提案されている。
例えば、特許文献1に記載のミシンの付属品は、回動可能に押え棒の下端部に連結されるアーム部と、このアーム部の前端部に一体形成された保護板部と、この保護板部の開口窓に装着されたレンズを有する安全カバーを押え棒の下端部に取付け、針棒の前面側を保護板部で覆う使用位置と、押え棒の回りに回動させて保護板部を後方へ退避させた退避位置とに切換え可能に構成してある。
一方、特許文献2に記載のミシンの布押え装置は、布押え足の上側をカバーする押えホルダの上面に、縫針の上下往復動領域を囲むように2つの受光部を上向きに配置し、それに対峙する上側に、2つの投光部を下向きに配置した2組の光センサを設け、夫々の投光部から投射された光が異物で遮断されたことを受光部で検知すると、制御装置は針振り・針釈放用パルスモータを作動させて、針棒釈放機構を駆動して、針棒の上下動を遮断するようにしてある。
特開平11−267388号公報(第4〜5頁、図2) 特開2002−306878号公報(第5頁、図2)
特許文献1に記載のミシンの付属品においては、安全カバーを着脱するに際して、押え足を押え棒から取り外す必要があり、安全カバーの着脱操作が煩雑であり、その為の作業時間と労力が必要になること、針穴への糸通し時、針交換時や押え足の交換時に、安全カバーを退避位置に回動させたとしても、これらの作業に邪魔になり、作業性が悪い等の問題がある。
一方、特許文献2に記載のミシン及びミシンの布押え装置においては、縫針の上下往復動領域に作業者の指等の異物が受光部への光を遮断した場合に、異物を検知するので、異物を検知する検知範囲が非常に狭いという問題がある。そこで、この検知範囲を拡大させる為には、多数組の光センサを設ける必要があり、コスト的にも、設置スペース的にも不利になる。
本発明の目的は、撮像手段により縫針の近くを広範囲に撮像した画像データに基づいて、縫針の近くに接近する指等の移動体を検知して、作業者に対する安全性を確保できるようにすることである。
請求項1のミシンは、下端に縫針を装着した針棒と、この針棒をミシンモータでミシン主軸を介して上下駆動する針棒上下駆動機構とを備え、更に、少なくとも、縫針と、縫製に供する加工布と、前記加工布を押える押え足と、前記押え足を装着する押え棒と、を含む前記針棒の近傍を撮像範囲として撮像する撮像手段と、撮像手段から受ける画像データに基づいて縫針を検知すると共に、前記撮像範囲内に作業者の手指又は作業者が使用する物品が進入して前記撮像手段により撮像されたとき、前記撮像手段から受ける画像データに基づいて不規則に移動する作業者の手指又は作業者が使用する物品を移動体として検知し、検知された前記縫針前記移動体間の距離を演算する距離演算手段と、距離演算手段で演算された距離が所定距離以下であることを判断する判断手段と、判断手段の判断結果に基づいて所定の安全動作を行うようにミシンを制御する制御手段とを備えたものである。
縫製中に、指等の移動体が縫針の近くに接近すると、縫針とその縫針の近くに接近する移動体とが撮像手段で撮像されるので、この撮像手段から受ける画像データに基づいて、縫針と移動体間の距離が演算され、この演算された距離が所定距離以下の場合には、制御手段により所定の安全動作が実行される。
請求項2のミシンは、下端に縫針を装着した針棒と、この針棒をミシンモータでミシン主軸を介して上下駆動する針棒上下駆動機構とを備え、更に、少なくとも、縫針と、縫製に供する加工布と、前記加工布を押える押え足と、前記押え足を装着する押え棒と、を含む前記針棒の近傍を撮像範囲として撮像する撮像手段と、撮像手段から受ける画像データに基づいて縫針を検知すると共に、前記撮像範囲内に作業者の手指又は作業者が使用する物品が進入して前記撮像手段により撮像されたとき、前記撮像手段から受ける画像データに基づいて不規則に移動する作業者の手指又は作業者が使用する物品を移動体として検知し、検知された前記移動体が前記縫針の上下動移動軌跡に入るまでの時間を演算する時間演算手段と、時間演算手段で演算された時間が所定時間以下であることを判断する判断手段と、判断手段の判断結果に基づいて所定の安全動作を行うようにミシンを制御する制御手段とを備えたものである。
縫製中に、指等の移動体が縫針の近くに接近すると、縫針とその縫針の近くに接近する移動体とが撮像手段で撮像されるので、この撮像手段から受ける画像データに基づいて、移動体が縫針の上下動移動軌跡に入るまでの時間が演算され、この演算された時間が所定時間以下の場合には、制御手段により所定の安全動作が実行される。
請求項3のミシンは、請求項1又は2において、前記制御手段は、ミシンモータを所定速度以下に減速させるか又は停止させるように制御するものである。
請求項4のミシンは、請求項1又は2において、前記ミシンは針棒のミシン主軸との連動を遮断する針棒釈放機構を有し、制御手段は、針棒釈放機構を釈放動作させて針棒の上下動を停止させるものである。
請求項5のミシンは、請求項1〜4の何れかにおいて、警告を報知可能な報知手段を有し、制御手段は警告を報知するように報知手段を制御するものである。
請求項6のミシンは、請求項1において、前記所定距離は段階的に設定されており、制御手段は所定距離のレベルに応じた所定の安全動作を行うようにミシンを制御するものである。
請求項7のミシンは、請求項2において、前記所定時間は段階的に設定されており、制御手段は所定時間のレベルに応じた所定の安全動作を行うようにミシンを制御するものである。
請求項1の発明によれば、下端に縫針を装着した針棒と、この針棒をミシンモータでミシン主軸を介して上下駆動する針棒上下駆動機構とを備え、更に、撮像手段と、距離演算手段と、判断手段と、制御手段とを備えたので、縫製中に、作業者の指等の移動体が縫針の近くに接近すると、この接近した距離が所定距離以下の場合には、例えば、縫製速度が減速されたり、縫製処理が停止される等、何らかの安全動作が実行される為、作業者が、例え、誤って指を縫針に近づけた場合でも、作業者の安全性を確実に確保することができる。
しかも、1つの撮像手段により、縫針の近くを広範囲に撮像することができるので、移動体の検知範囲が拡大され、作業者の安全性を格段に高めることができる。更に、1つの撮像手段を設けるだけなので、コスト的にも設置スペース的にも有利になる。
請求項2の発明によれば、下端に縫針を装着した針棒と、この針棒をミシンモータでミシン主軸を介して上下駆動する針棒上下駆動機構とを備え、更に、撮像手段と、時間演算手段と、判断手段と、制御手段とを備えたので、縫製中に、作業者が誤って指を縫針に近づけた場合に、作業者の指等の移動体が縫針の上下動移動軌跡に入るまでの時間が所定時間以下の場合には、例えば、縫製速度が減速されたり、縫製処理が停止される等、何らかの安全動作が実行される為、作業者の安全性を確実に確保することができる。
しかも、1つの撮像手段により、縫針の近くを広範囲に撮像することができるので、移動体の検知範囲が拡大され、作業者の安全性を格段に高めることができる。更に、1つの撮像手段を設けるだけなので、コスト的にも設置スペース的にも有利になる。
請求項3の発明によれば、前記制御手段は、ミシンモータを所定速度以下に減速させるか又は停止させるように制御するので、移動体の接近状態に応じて、つまり縫針と移動体間の距離が遠い状態では、ミシンモータの駆動を直ぐにでも停止可能にミシンモータを減速した状態で縫製を続行できるとともに、移動体が縫針に非常に接近した状態になると、ミシンモータを緊急停止させて、移動体の安全性を高めることができる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
請求項4の発明によれば、前記ミシンは針棒のミシン主軸との連動を遮断する針棒釈放機構を有し、制御手段は、針棒釈放機構を釈放動作させて針棒の上下動を停止させるので、ミシンモータが惰性で回転している場合でも、針棒の上下動が直ぐに停止される為、移動体が縫針に非常に接近した場合でも、移動体の安全性をより高めることができる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
請求項5の発明によれば、警告を報知可能な報知手段を有し、制御手段は警告を報知するように報知手段を制御するので、作業者はこの報知により移動体が縫針に接近したことを認識することができ、直ぐにこの危険な状態を迅速に回避させることができる。その他請求項1〜4の何れかと同様の効果を奏する。
請求項6の発明によれば、前記所定距離は段階的に設定されており、制御手段は所定距離のレベルに応じた所定の安全動作を行うようにミシンを制御するので、移動体の縫針近くへの接近状態に応じて、安全動作の実行と縫製作業の実行の両立を図ることができる。即ち、縫針と移動体間の距離が、ある程度遠い場合には、安全動作を行う準備をしながら縫製処理を主として実行できる一方、縫針と移動体間の距離が非常に近い場合には、縫製処理を犠牲にして、安全動作を優先させることができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
請求項7の発明によれば、前記所定時間は段階的に設定されており、制御手段は所定時間のレベルに応じた所定の安全動作を行うようにミシンを制御するので、移動体の縫針近くへの到達時間に応じて、安全動作の実行と縫製作業の実行の両立を図ることができる。即ち、縫針近くへの到達時間が、ある程度長い場合には、安全動作を行う準備をしながら縫製処理を主として実行できる一方、縫針近くへの到達時間が非常に短い場合には、縫製処理を犠牲にして、安全動作を優先させることができる。その他請求項2と同様の効果を奏する。
本実施例のミシンは、イメージセンサで、縫針とこの縫針の近くに接近する移動体とを撮像し、撮像された画像データに基づいて、縫針と移動体間の距離が所定距離以下の場合に、所定の安全動作を行うようにしてある。
本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本縫いミシンMは、別体の刺繍装置12(図2参照)を装着することで刺繍縫い可能であり、刺繍装置12を着脱可能に装着するフリーアーム部(図示略)を有するベッド部1と、ベッド部1の右端部から立設された脚柱部2と、脚柱部2の上端からベッド部1に対向するように左方へ延びるアーム部3を有する。そこで、刺繍装置12が取外された本縫いミシンMを図1に示し、刺繍装置12が装着された刺繍縫い可能な本縫いミシンMを図2に示す。
ベッド部1には、送り歯(図示略)を上下動させる送り歯上下動機構(図示略)及び送り歯を前後動させる送り歯前後動機構(図示略)とを有する布送り機構と、下糸ボビン(図示略)を収容し縫針6と協働する糸輪捕捉器(例えば、水平釜)(図示略)と、上糸と下糸とを切断する糸切断機構(図示略)等が設けられている。
アーム部3の前面に縫製の開始及び停止を指令する起動停止スイッチ7が設けられている。脚柱部2の前面にカラーの液晶ディスプレイ(これが報知手段に相当する)8が設けられ、この液晶ディスプレイ8には、種々の通常模様の縫目模様、各種の機能名や模様名や種々のメッセージ等が表示される。尚、この液晶ディスプレイ8の前面に透明電極からなるタッチキー(図示略)が設けられ、そのタッチキーを適宜操作することにより、縫製に供する模様の選択操作や実行させる機能の選択操作が可能になっているが、ここではその詳細な説明を省略する。
ところで、図1に示すように、ベッド部1の上面に載置される加工布に対しほぼ上方から撮像するように、頭部4の下面部位のうち、針棒5よりも前側に、カラーのイメージセンサ(これが撮像手段に相当する)9が下向きに配設されている。このイメージセンサ9は、CCD型の撮像素子で構成されている。
そこで、縫製に供する加工布がベッド部1の上面に載置されると、図10に示すように、この加工布だけでなく、針棒5の下端に装着された縫針6及び押え棒10の下端に装着された押え足11と、縫針6の近くに接近する移動体73がほぼ矩形状の撮像範囲において、イメージセンサ9により撮像できるようになっている。
図3に示すように、本縫いミシンMの頭部4には、針棒5を上下に駆動する針棒上下駆動機構15と、針棒5を布送り方向と直交する左右方向に揺動させる針棒揺動機構(図示略)と、針棒5の上下駆動を遮断する針棒釈放機構30(図4参照)と、糸駒(図示略)から針棒5の下端に装着された縫針6に至る上糸経路中の上糸に張力を付与する糸調子機構(図示略)とが設けられ、これら針棒揺動機構と針棒釈放機構30とが共通の1つの駆動モータ40の駆動力で駆動されるように構成されている。
先ず、針棒上下駆動機構15について、図3〜図5に基づいて説明する。
前記ミシン頭部4の略中央部には上下方向向きの針棒台16が配置され、この針棒台16はその上端部において枢支ピン17により、フレームFに揺動可能に枢着されている。この針棒台16には針棒5が上下動可能に支持され、その下端部に縫針6が着脱可能に装着されている。
一方、図示外のミシンモータ56(図7参照)で回転駆動されるミシン主軸18の先端部に天秤クランク19が固着され、この天秤クランク19の一端部に針棒クランクロッド20の上端部が回動可能に連結され、針棒5はこの針棒クランクロッド20の下端部に連結された針棒抱き21と連結機構22とを介して上下動するように連結されている。
この連結機構22について簡単に説明すると、針棒抱き21は針棒5に摺動可能に支持され、針棒5に固着した固定部材23に上下向きの揺動部材24の上端部が回動可能に枢支されている。この揺動部材24の下端部の係合凸部24aが針棒抱き21の係合凹部21aに係合するように、巻きバネ25で弾性付勢されている。
即ち、ミシンモータ56でミシン主軸18が回転されると、天秤クランク19と針棒クランクロッド20とを介して針棒抱き21が上下動するときに、連結機構22を介して針棒5が上下に往復駆動される。
次に、針棒5のミシン主軸18との連動を遮断する針棒釈放機構30について説明する。
図4,図5に示すように、針棒台16の左側の略下半部分には、上下方向向きの回動軸31が固定され、この回動軸31には針棒台16の略左半分で且つ略下半部分に対応する大きさを有する板状の作動板33と駆動レバー34とを一体形成した遮断板32が回動可能に枢支されている。
駆動レバー34の先端部には係合ピン35が固着され、この係合ピン35が後述する第1カム部材44の遮断用カム44bに後方から当接可能になっている。また、その遮断板32はコイルバネ36のバネ力により平面視にて反時計回りに付勢され、作動板33は前記揺動部材24の係合突出部24bに後方から係合可能になっている。
即ち、第1カム部材44が時計回りに回転され、係合ピン35が遮断用カム44bで後方に移動されるときに遮断板32が平面視にて時計回りに回動されるので、作動板33に係合する係合突出部24bを介して揺動部材24の係合凸部24aが針棒抱き21の係合凹部21aから離脱して、針棒5の上下駆動が遮断される。
その結果、針棒5は、針棒台16に取付けたバネ受け板37に引っ掛けられた引っ張りコイルバネ38のバネ力により、その最上位置に摺動して保持される。ところで、針棒5の上下駆動が遮断された後に、遮断板32が図4、図5に示す待機位置に復帰しているときに、針棒抱き21が上昇してくることにより、係合凸部24aは針棒抱き21の傾斜案内面21bを経て係合凹部21aに自動的に係合、針棒5はミシン主軸18との連動動作が復帰され、上下駆動されるようになっている。
ところで、頭部4の高さ方向中段部に、ステッピングモータからなる駆動モータ40が配設され、この駆動モータ40の駆動軸に駆動ギヤ41が固着されている。図6に示すように、この駆動軸の下側に前後方向向きの第1枢支軸42の後端部が補助フレーム43に固着され、この第1枢支軸42に第1カム部材44が回転自在に枢支されている。そして、この第1カム部材44には、偏心状の揺動用カム44aと、後方突出状の遮断用カム44bとが形成されている。
そこで、この本縫いミシンMに電源が投入された直後には、初期化の為に駆動モータ40が駆動されて初期状態が設定された後、この状態で縫製処理が実行されたときには、針棒5は上下駆動されるとともに、揺動幅に応じて駆動モータ40が駆動されて揺動駆動され、最適な張力が付与された上糸により加工布に縫目が形成される。
そして、駆動モータ40の駆動により、第1カム部材44が所定の位相角に到達して遮断期間を経たときには、係合ピン35が遮断用カム44bで後方に移動されて遮断板32が平面視にて時計回りに回動され、揺動部材24の係合凸部24aが針棒抱き21の係合凹部21aから離脱して針棒5のミシン主軸18との連動が遮断され、針棒5が引っ張りコイルバネ38により、その最上位置に摺動して保持される。
ここで、図2に示すように、前述した刺繍装置12は、その本体フレーム12aと、加工布を着脱自在に装着する刺繍枠13と、刺繍枠13をY方向(前後方向)へ駆動するY方向駆動機構(図示略)を内蔵したY方向駆動部14と、このY方向駆動部14をX方向(左右方向)へ駆動する本体フレーム12a内に収容されたX方向駆動機構(図示略)とを備えている。
ここで、Y方向駆動部14にキャリッジ(図示略)が設けられ、刺繍枠13は連結部を介してキャリッジに着脱可能に装着されている。それ故、X方向駆動機構はX軸駆動モータ60による駆動を介してキャリッジを含むY方向駆動機構をX方向に移動し、Y方向駆動機構はY軸駆動モータ61による駆動を介してキャリッジをY方向に移動する。
刺繍装置12がフリーアーム部に装着されると、X,Y軸駆動モータ60,61が本縫いミシンMの制御装置50に電気的に接続される。そこで、刺繍枠13をキャリッジに連結すると、制御装置50によりX,Y軸駆動モータ60,61が夫々駆動制御され、加工布をセットした刺繍枠13がX方向とY方向とに夫々独立に移動駆動され、加工布に刺繍模様が形成される。
次に、本縫いミシンMの制御系について説明する。
図7に示すように、制御装置50は、CPU51とROM52とRAM53及び電気的に書換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ(F/M)54とを含むコンピュータから構成されている。
この制御装置50には、起動停止スイッチ7と、ミシン主軸18の回転位置を検出するタイミング信号発生器55と、イメージセンサ9と、ミシンモータ56の為の駆動回路62と、駆動モータ40の為の駆動回路63と、針棒揺動機構を駆動させる針振りモータ57の為の駆動回路64と、糸切断機構を駆動させる糸切りモータ58の為の駆動回路65と、液晶ディスプレイ8の為の表示駆動回路66と、警告ブザー(これが報知手段に相当する)59の為の駆動回路67と、2つの駆動回路68,69とが夫々接続されている。但し、刺繍装置12が本縫いミシンMに装着された場合に、駆動回路68にX軸駆動モータ60が接続され、駆動回路69にY軸駆動モータ61が接続される。
前記ROM52には、種々の通常模様や刺繍模様を縫製する縫製制御プログラムや表示制御の一般的な制御プログラムに加えて、後述する本願特有の安全確認制御の制御プログラム等が予め格納されている。RAM53には、各種の制御を実行するに際して必要なメモリ類(フラグやポインタやカウンタ等のメモリ、レジスタやバッファ等)が必要に応じて設けられている。
次に、本縫いミシンMの制御装置50により実行される安全確認制御について、図8−1,図8−2のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中符号Si(i=11、12、13・・・)は各ステップである。
本縫いミシンMに電源が投入されるとこの制御が開始され、先ず、イメージセンサ9により、縫針6のやや後方から前側において、矩形状の撮像範囲で加工布の一部と、押え足11と、縫針6の一部と、移動体73とが撮像される(S11)。起動停止スイッチ7が起動操作されない場合には(S12:No)、S11とS12が繰返して実行される。起動停止スイッチ7が起動操作された場合には(S12:Yes)、縫製が開始される直前の画像データがフラッシュメモリ54に記憶される(S13)。或いは、この画像データはフラッシュメモリ54ではなくRAM53に記憶されるようにしてもよい。
次に、ミシンモータ56が駆動されて、縫製処理が実行される(S14)。次に、起動停止スイッチ7が停止操作されない場合には(S15:No)、縫製処理が実行中に、イメージセンサ9による撮像処理が実行され(S16)、撮像された画像データに基づいて移動体73を検知する検知処理が実行される(S17)。この移動体検知処理においては、縫製開始直前に撮像された、何れの移動体73が撮像されていない画像データと、縫製開始後にS16において撮像された画像データとを照合することにより、移動体73の有無が検知される。
即ち、この移動体検知処理においては、周知のように、先ず、撮像されている押え足11や押え棒10、縫針6等のミシン側の物体と、これ以外の移動体73を識別可能にできる「しきい値」により2値化処理され、ノイズ除去処理等が施されてから、最終的に、押え足11、押え棒10、縫針6と、移動体73を夫々求める輪郭線抽出処理が実行され、イメージセンサ9から受ける画像データに基づいて縫針6を検知すると共に、撮像範囲内に移動体73の有無が検知される。
そこで、縫製開始直前の画像データに含まれる物体で、縫針6のように規則正しく上下動するもの、布送り動作に伴って規則正しく縫製方向に移動する加工布については移動体73の対象から外される。撮像範囲内に移動体73が進入してイメージセンサ9により撮像されたとき、イメージセンサ9から受ける画像データに基づいて作業者の指や手、更には、作業者が使用するハサミ等の種々の物品の動きは、規則性が無いので、これらの物品は縫針6と衝突すると危険性が高い移動体73として検知される。ここで、縫針6の加工布上における針落ち位置Nについては、画像データにおいて所定位置に決められている。
次に、移動体73が検知されない場合には(S18:No)、S15以降が繰返して実行される。しかし、縫針6と衝突すると危険性が高い移動体73が検知された場合には(S18:Yes)、縫針6と移動体73間の水平方向における接近距離Dが演算される(S19)。次に、縫製開始に際して、刺繍装置12が装着されておらず、しかも通常模様が選択されているので、刺繍モードでない場合に(S21:No)、S30において、接近距離Dが段階的に判定され、この接近距離Dのレベルに応じて所定の安全動作が実行される(S31〜S38)。
即ち、この接近距離Dが、D>50mmの場合、つまり移動体73が縫針6と干渉する危険性がない場合には(S30)、S15以降が繰返して実行される。接近距離Dが、50mm≧D>30mmの場合には(S30)、作業者に注意を促すように警告ブザー59が鳴動される(S31)。また、接近距離Dが、30mm≧D>10mmの場合には(S30)、ミシンモータ56の回転速度を所定速度に減速させる減速処理が実行され(S32)、作業者に警告を促すように警告ブザー59が鳴動され(S33)、更に、液晶ディスプレイ8に警告を促すメッセージで警告表示される(S34)。
ところで、接近距離Dが、D≦10mmの場合、つまり移動体73が縫針6に非常に接近している場合には(S30)、駆動モータ40の駆動により針棒釈放機構30を介して針棒5の釈放動作が実行される(S35)、ミシンモータ56の駆動が緊急停止され(S36)、作業者に緊急停止を促すように警告ブザー59が鳴動され(S37)、更に、液晶ディスプレイ8に警告を促すメッセージで警告表示され(S38)、S11以降が繰返して実行される。
一方、縫製開始に際して、刺繍装置12が装着されており、しかも刺繍模様が選択されているので、刺繍モードの場合に(S21:Yes)、S22において、接近距離Dが段階的に判定され、この接近距離Dのレベルに応じて所定の安全動作が実行される(S23〜S29)。但し、このように刺繍モードにおいては、刺繍モード以外の場合に比べて、接近距離は比較的大きく設定されている。
即ち、この接近距離Dが、D>100mmの場合、つまり移動体73が縫針6と干渉する危険性がない場合には(S22)、S15以降が繰返して実行される。接近距離Dが、100mm≧D>50mmの場合には(S22)、ミシンモータ56の回転速度を所定速度に減速させる減速処理が実行され(S23)、作業者に警告を促すように警告ブザー59が鳴動され(S24)、更に、液晶ディスプレイ8に警告を促すメッセージで警告表示される(S25)。
ところで、接近距離Dが、D≦50mmの場合、つまり移動体73が縫針6に非常に接近している場合には(S22)、駆動モータ40の駆動により針棒釈放機構30を介して針棒5の釈放動作が実行され(S26)、ミシンモータ56の駆動が緊急停止され(S27)、作業者に緊急停止を促すように警告ブザー59が鳴動され(S28)、更に、液晶ディスプレイ8に警告を促すメッセージで警告表示され(S29)、S11以降が繰返して実行される。
縫製処理を終了する為に、起動停止スイッチ7が停止操作されされた場合には(S15:Yes)、ミシンモータ56の駆動が停止される(S20)。
ここで、安全確認制御のS19を実行する制御装置50が距離演算手段に相当し、安全確認制御のS22,S30を実行する制御装置50が判断手段に相当する。
次に、安全確認動作の作動について説明する。
作業者により起動停止スイッチ7が起動操作される直前に撮像された画像データGD0には、図9に示すように、作業者の指等の移動体73が一切含まれず、加工布Wの一部と、押え足11と、縫針6及び押え棒10の一部だけが含まれており、この画像データGD0がフラッシュメモリ54に記憶される。或いは、この画像データGD0はフラッシュメモリ54ではなくRAM53に記憶されるようにしてもよい。
作業者により起動停止スイッチ7が起動操作されて、縫製が開始され、撮像された画像データGD1には、図10に示すように、加工布Wの一部と、押え足11と、縫針6及び押え棒10の一部以外に、作業者の指である移動体73が含まれるようになった。ここで、押え足11は常にほぼ定位置にあり、加工布Wは間欠的に縫製方向に水平移動し、押え棒10と縫針6は規則的に上下動するので、これら加工布Wの一部と、押え足11と、縫針6及び押え棒10の一部は、移動体検知処理の対象から外される。
しかし、作業者の指や手等の動きには規則性が無いので、これらの物品は縫針6と衝突すると危険性が高い移動体73として検知される。しかし、縫針6の針落ち位置Nと移動体73間の水平方向における接近距離L1は、50mmよりも大きいので、危険性が無いとして、何ら警告されることはない。
一方、図11に示すように、その後、縫製中に撮像された画像データGD2には、移動体検知処理対象以外に、作業者の指が移動体73として含まれている。しかも、この移動体73と縫針6の針落ち位置N間の水平方向における接近距離L2は、約15mmまで接近しているので、危険性が高くなり、ミシンモータ56の回転速度が減速処理され、警告ブザー59が鳴動し、液晶ディスプレイ8に警告表示される。それ故、作業者は、これらブザーの鳴動に加えて、警告表示により、危険を感じて、指を引っ込めるようになり、安全性が高まる。
作業者の指が縫針6の針落ち位置Nに非常に接近した場合、例えば、数mmにまで接近した場合(図示を省略)には、ミシンモータ56が緊急停止され、ミシンの緊急停止を促すように警告ブザー59が鳴動され、しかも液晶ディスプレイ8に警告表示されるので、作業者はこの警告に驚いて、指を早急に引っ込めるようになり、安全性が高まる。
このように、下端に縫針6を装着した針棒5と、この針棒5をミシンモータ56でミシン主軸18を介して上下駆動する針棒上下駆動機構15とを備え、更に、CCD型イメージセンサ9と、距離演算ステップ(S19)と、判断ステップ(S22,S30)と、制御装置50とを備えたので、縫製中に、作業者の指等の移動体73が縫針6の近くに接近すると、この接近した距離が所定距離以下の場合には、縫製速度が減速されたり、縫製処理が停止される等、何らかの安全動作が実行される為、作業者が、例え、誤って指を縫針6に近づけた場合でも、作業者の安全性を確実に確保することができる。
しかも、1つのイメージセンサ9により、縫針6の近くを広範囲に撮像することができるので、移動体73の検知範囲が拡大され、作業者の安全性を格段に高めることができる。更に、1つのイメージセンサ9を設けるだけなので、コスト的にも設置スペース的にも有利になる。
また、縫針6の針落ち位置Nと移動体73間の接近距離Dが所定距離以下の場合には、制御装置50は、ミシンモータ56を所定速度以下に減速させたり、ミシンモータ56を停止させるように制御するので、移動体73の接近状態に応じて、つまり縫針6と移動体73間の距離が遠い状態では、ミシンモータ56の駆動を直ぐにでも停止可能にミシンモータ56を減速した状態で縫製を続行できるとともに、移動体73が縫針に非常に接近した状態になると、ミシンモータ56を緊急停止させて、移動体73の安全性を高めることができる。
また、本縫いミシンMは針棒5のミシン主軸18との連動を遮断する針棒釈放機構30を有し、制御装置50は、針棒釈放機構30を釈放動作させて針棒5の上下動を停止させるので、ミシンモータ56が惰性で回転している場合でも、針棒5の上下動が直ぐに停止される為、移動体73が縫針6に非常に接近した場合でも、移動体73の安全性をより高めることができる。
また、警告を報知可能な警告ブザー59や液晶ディスプレイ8を有し、制御装置50は警告を報知するように、警告ブザー59を鳴動させたり、液晶ディスプレイ8に警告表示を行うので、作業者はこの報知により移動体73の接近を感知することができ、直ぐにこの危険な状態を迅速に回避させることができる。
更に、所定距離は段階的に設定されており、制御装置50は所定距離のレベルに応じた所定の安全動作を行うように本縫いミシンMを制御するので、移動体73の縫針6近くへの接近状態に応じて、安全動作の実行と縫製作業の実行の両立を図ることができる。即ち、縫針6と移動体73間の距離Dがある程度遠い場合には、安全動作を行う準備をしながら縫製処理を主として実行できる一方、縫針6と移動体73間の距離が非常に近い場合には、縫製処理を犠牲にして、安全動作を優先させることができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更形態について説明する。
1)前述した安全確認制御(図8−1,図8−2)を部分的に変更し、移動体73が縫針6の上下動移動軌跡に入るまでの時間、つまり移動体73が縫針6の針落ち位置Nに到達する時間が短い場合に警告するようにしてもよい。即ち、図12に示すように、この制御が開始されると、先ず、S41〜S48が、前述した実施例のS11〜S18と同様に実行される。
そして、移動体73が検知された場合には(S48:Yes)、移動体73の移動速度と、移動体73の位置と縫針6の針落ち位置Nとの距離とに基づいて、移動体73が針落ち位置Nに到達する到達時間Tが演算される(S49)。即ち、移動体73の移動速度は、S46において複数回に亙って撮像される撮像間隔の時間と、この撮像間隔で移動する移動体73の移動距離とに基づいて求められる。
そこで、次のS50において、到達時間Tが段階的に判定され、この到達時間Tのレベルに応じて所定の安全動作が実行される(S51〜S58)。即ち、到達時間Tが、T>2秒の場合、つまり移動体73が縫針6と干渉するまでに時間がある場合には(S50)、S45以降が繰返して実行される。到達時間Tが、2秒≧T>1秒の場合には(S50)、作業者に注意を促すように警告ブザー59が鳴動される(S51)。
また、到達時間Tが、1秒≧T>0.1秒の場合には(S50)、ミシンモータ56の回転速度を所定速度に減速させる減速処理が実行され(S52)、作業者に警告を促すように警告ブザー59が鳴動され(S53)、更に、液晶ディスプレイ8に警告を促すメッセージで警告表示される(S54)。
ところで、到達時間Tが、T≦0.1秒の場合、つまり移動体73が縫針6の近くに微小時間以内で到達する場合には(S50)、駆動モータ40の駆動により針棒遮断機構を介して針棒5の釈放動作が実行される(S55)、ミシンモータ56の駆動が緊急停止され(S56)、作業者に緊急停止を促すように警告ブザー59が鳴動され(S57)、更に、液晶ディスプレイ8に警告を促すメッセージで警告表示され(S58)、S41以降が繰返して実行される。
ここで、安全確認制御のS49を実行する制御装置50が時間演算手段に相当し、安全確認制御のS50を実行する制御装置50が判断手段に相当する。
このように、下端に縫針6を装着した針棒5と、この針棒5をミシンモータ56でミシン主軸18を介して上下駆動する針棒上下駆動機構15とを備え、更に、CCD型イメージセンサ9と、時間演算ステップ(S49)と、判断ステップ(S50)と、制御装置50とを備えたので、縫製中に、作業者が誤って指を縫針6に近づけた場合に、作業者の指等の移動体73が縫針6の上下動移動軌跡に入るまでの時間、つまり到達時間Tが所定時間以下の場合には、縫製速度が減速されたり、縫製処理が停止される等、何らかの安全動作が実行される為、作業者の安全性を確実に確保することができる。
しかも、1つのイメージセンサ9により、縫針6の近くを広範囲に撮像することができるので、移動体73の検知範囲が拡大され、作業者の安全性を格段に高めることができる。更に、1つのイメージセンサ9を設けるだけなので、コスト的にも設置スペース的にも有利になる。これ以外に、前記実施例と同様の効果を奏することができる。
2)図8−1,図8−2に示す安全確認制御において、起動停止スイッチ7が起動操作されたときに(S12:Yes)、S11で撮像した画像データに基づいて、移動体73が所定の危険領域に進入しているかを検知し、危険領域に進入する移動体73が検知された場合には、警告ブザー59を鳴動させたり、液晶ディスプレイ8に警告表示する等、所定の安全動作を行うようしてもよい。
3)イメージセンサ9は、CCD型以外に、CMOS型のイメージセンサ等、種々の撮像素子であってもよい。
4)本発明は以上説明した実施例に限定されるものではなく、当業者でれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施例に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更形態をも包含するものである。
本発明の実施例に係る本縫いミシンの全体正面図(刺繍装置なし)である。 本発明の実施例に係る本縫いミシンの全体正面図(刺繍装置付き)である。 本発明の実施例に係る本縫いミシンの頭部の部分正面図である。 針棒上下駆動機構と針棒釈放機構を示す要部部分正面図である。 針棒上下駆動機構と針棒釈放機構を示す要部部分側面図である。 第1カム部材の要部縦断正面図である。 本縫いミシンの制御系のブロック図である。 安全確認制御のフローチャートの一部である。 安全確認制御のフローチャートの残部である。 縫製開始直前に撮像された画像データを説明する説明図である。 縫製開始後に撮像された画像データを説明する説明図である。 縫製開始後に撮像された画像データを説明する説明図である。 変更形態に係る図8−1,図8−2相当図である。
M 本縫いミシン
5 針棒
6 縫針
8 液晶ディスプレイ
9 CCD型イメージセンサ(撮像手段)
15 針棒上下駆動機構
18 ミシン主軸
30 針棒釈放機構
50 制御装置
56 ミシンモータ
59 警告ブザー
73 移動体

Claims (7)

  1. 下端に縫針を装着した針棒と、この針棒をミシンモータでミシン主軸を介して上下駆動する針棒上下駆動機構とを備えたミシンにおいて、
    少なくとも、前記縫針と、縫製に供する加工布と、前記加工布を押える押え足と、前記押え足を装着する押え棒と、を含む前記針棒の近傍を撮像範囲として撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段から受ける画像データに基づいて前記縫針を検知すると共に、前記撮像範囲内に作業者の手指又は作業者が使用する物品が進入して前記撮像手段により撮像されたとき、前記撮像手段から受ける画像データに基づいて不規則に移動する作業者の手指又は作業者が使用する物品を移動体として検知し、検知された前記縫針前記移動体間の距離を演算する距離演算手段と、
    前記距離演算手段で演算された前記距離が所定距離以下であることを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果に基づいて所定の安全動作を行うようにミシンを制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 下端に縫針を装着した針棒と、この針棒をミシンモータでミシン主軸を介して上下駆動する針棒上下駆動機構とを備えたミシンにおいて、
    少なくとも、前記縫針と、縫製に供する加工布と、前記加工布を押える押え足と、前記押え足を装着する押え棒と、を含む前記針棒の近傍を撮像範囲として撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段から受ける画像データに基づいて前記縫針を検知すると共に、前記撮像範囲内に作業者の手指又は作業者が使用する物品が進入して前記撮像手段により撮像されたとき、前記撮像手段から受ける画像データに基づいて不規則に移動する作業者の手指又は作業者が使用する物品を移動体として検知し、検知された前記移動体が前記縫針の上下動移動軌跡に入るまでの時間を演算する時間演算手段と、
    前記時間演算手段で演算された前記時間が所定時間以下であることを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果に基づいて所定の安全動作を行うようにミシンを制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするミシン。
  3. 前記制御手段は、前記ミシンモータを所定速度以下に減速させるか又は停止させるように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
  4. 前記ミシンは針棒のミシン主軸との連動を遮断する針棒釈放機構を有し、
    前記制御手段は、前記針棒釈放機構を釈放動作させて針棒の上下動を停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
  5. 警告を報知可能な報知手段を有し、前記制御手段は警告を報知するように前記報知手段を制御することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のミシン。
  6. 前記所定距離は段階的に設定されており、前記制御手段は前記所定距離のレベルに応じた所定の安全動作を行うようにミシンを制御することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  7. 前記所定時間は段階的に設定されており、前記制御手段は前記所定時間のレベルに応じた所定の安全動作を行うようにミシンを制御することを特徴とする請求項2に記載のミシン。
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