JP4915108B2 - 刺繍縫製可能なミシン - Google Patents

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    • D05B21/00Sewing machines with devices for automatically controlling movement of work-carrier relative to stitch-forming mechanism in order to obtain particular configuration of seam, e.g. programme-controlled for sewing collars, for attaching pockets
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Description

本発明は、刺繍縫製可能なミシンに関し、特に刺繍枠の取り外しの際に、キャリッジに装着された刺繍枠が特定種類の刺繍枠である場合には操作入力手段からの指令に基づいて所定の着脱可能位置に刺繍枠を自動的に移動させるように構成した刺繍縫製可能なミシンに関するものである。
従来の一般的な刺繍縫製可能なミシンにおいては、加工布を挟持する内枠と外枠からなる刺繍枠をミシン本体に対して手前から後方に向かって水平方向に移動させて枠移動装置のキャリッジに装着し、枠移動装置によりキャリッジを水平面内で交差する2方向に移動させて加工布に刺繍模様を縫製する。
ところで、近年、刺繍縫製に供する加工布を下枠と上枠とでクランプ機構により挟持するように構成された刺繍枠が提案され、実用化されている。
例えば、特許文献1に記載のクランプ式被縫製布保持枠には、枠状のベース枠と、被縫製布をベース枠に押える為の押え枠と、1対のクランプ機構と、ベース枠に連結され縫製布枠を水平面内で交差する2方向に移動駆動する可動枠が設けられている。押え枠には連結部材が外嵌固着され、連結部材は支持部材の前端部に枢支され、支持部材はクランプ機構のクランプレバーに固定されており、押え枠は1対のクランプ機構によりベース枠に固定解除可能に押圧固定されるように構成されている。
一方、近年、小型の刺繍枠に布を取付けてワッペンとしての刺繍縫製布を作成する小型の縫製装置が提案され、実用化されている。例えば、特許文献2に記載の縫製装置は、布に刺繍縫製を施す縫製装置本体と、この縫製装置本体の上部に前後方向へスライド可能に装着される安全カバーと、縫製装置本体に着脱可能に装着される刺繍枠及び縫製用の中空針が装備された縫製用カートリッジで構成されている。
特開平8−252387号公報(第4頁、図3) 特開2002−18166号公報(第4頁、図2)
従来の一般的な内枠と外枠からなる刺繍枠においては、夫々の枠の高さはほぼ同一であり、内枠外周面と外枠内周面とで加工布を挟持する構成のため、上下方向の高さはそれ程高くしなくても必要な剛性が保証できる。このため、下糸の交換時や刺繍縫製終了後に刺繍枠をキャリッジに着脱する際に、刺繍枠が刺繍押え足の下面と針板上面との間の隙間を通過できるので、刺繍枠は任意の位置で着脱可能である。
しかし、特許文献1のクランプ式被縫製布保持枠では、支持部材が連結部材を介して押え枠よりも高く突出しているので、被縫製布保持枠の停止位置によっては、被縫製布保持枠を可動枠(キャリッジに相当する)に着脱する際、その支持部材が刺繍押え足と干渉して、支持部材や刺繍押え足が損傷する虞がある。
一方、特許文献2の縫製装置では、縫製装置本体が安全カバーで覆われている構造のため、刺繍縫製終了後に刺繍枠を取り出すために、刺繍枠を所定の取り出し位置に移動させるように構成されている。しかし、複数種類の刺繍枠が装着可能な刺繍位置に所定の取り出し位置に刺繍枠を移動させるという構成を採用すると、任意の位置で着脱可能な刺繍枠については余分な動作が増えるので、作業能率が低下するという問題がある。
本発明の目的は、キャリッジから刺繍枠を取り外す際に、キャリッジに装着された刺繍枠が特定種類の刺繍枠であるとき、操作入力手段からの指令に応じて各刺繍枠に応じた所定の着脱可能位置まで自動的に移動可能な刺繍縫製可能なミシンを提供することである。
請求項1の刺繍縫製可能なミシンは、加工布を保持する刺繍枠を所定方向へ移動させることにより着脱自在に保持するキャリッジと、このキャリッジを水平面内で交差する2方向に移動駆動する枠移動装置と、この枠移動装置を制御する制御手段とを備えた刺繍縫製可能なミシンに関し、特に、前記キャリッジに装着された刺繍枠の種類を検出する検出手段と、前記刺繍枠の種類別に設定された所定の着脱可能位置に前記刺繍枠を移動させる移動指令を前記制御手段に入力する操作入力手段と、前記キャリッジに特定種類の刺繍枠が装着されているとき、前記検出手段の検出信号に基づいて前記操作入力手段を有効化する有効化手段とを備え、前記特定種類の刺繍枠は、加工布を上下方向より挟持する上枠及び下枠と、前記上枠を前記下枠に押圧保持する為のクランプ手段とを備えたクランプ式刺繍枠であり、前記着脱可能位置は、前記クランプ式刺繍枠を前記キャリッジから前記所定方向に移動させて取り外す際、前記クランプ式刺繍枠の所定部分が、押え棒の下端部に装着される刺繍押え足の下面と針板上面との間の隙間を通過可能な位置であることを特徴としている
この刺繍縫製可能なミシンにおいては、検出手段によりキャリッジに装着された刺繍枠の種類が検出され、特定種類の刺繍枠がキャリッジに装着されているとき、検出手段の検出信号に基づいて、有効化手段により操作入力手段が有効化され、操作入力手段が操作されると、操作入力手段から制御手段に所定の着脱可能位置に刺繍枠を移動させる移動指令が入力されて枠移動装置が移動駆動され、刺繍繍枠が所定の着脱可能位置に移動する。
請求項2の刺繍縫製可能なミシンは、請求項1の発明において、前記検出手段は、前記キャリッジに設けられた複数の検出スイッチと、前記刺繍枠に形成された1又は複数のスイッチ作動部とを有するものである。
請求項3の刺繍縫製可能なミシンは、請求項1又は2の発明において、前記操作入力手段は、縫製情報を表示するための液晶ディスプレイと、この液晶ディスプレイの前面に設けられた複数のタッチキーを備えた透明タッチパネルとを有するものである。
請求項4の刺繍縫製可能なミシンは、請求項3の発明において、前記有効化手段は、前記液晶ディスプレイに操作キーを表示させる表示制御部を有するものである。
請求項5の刺繍縫製可能なミシンは、請求項1〜4の何れか1項の発明において、前記着脱可能位置は、前記クランプ式刺繍枠がミシン本体に対して手前側に移動した位置である
請求項6の刺繍縫製可能なミシンは、請求項1〜5の何れか1項の発明において、前記刺繍縫製可能なミシンは、針棒の下端部に装着される縫針の目孔から下方へ延びる上糸と下糸を針板の下側で切断する糸切り機構を有し、前記制御手段は、前記特定種類の刺繍枠が前記キャリッジに装着されているとき、刺繍縫製終了後に前記糸切り機構により前記上糸と前記下糸を切断した後、前記操作入力手段の入力操作が無い場合においても、前記特定種類の刺繍枠を前記着脱可能位置に移動させるように前記枠移動装置を制御するものである
請求項7の刺繍縫製可能なミシンは、請求項1〜6の何れか1項の発明において、前記刺繍縫製可能なミシンは、前記キャリッジ又は前記刺繍枠の位置を検出する位置検出手段を有し、前記有効化手段は、前記特定種類の刺繍枠が前記キャリッジに装着されているとき、前記位置検出手段からの位置情報に基づき、前記特定種類の刺繍枠が前記着脱可能位置にあるときには、前記操作入力手段を有効化しないものである
請求項8の刺繍縫製可能なミシンは、加工布を保持する刺繍枠を所定方向へ移動させることにより着脱自在に保持するキャリッジと、このキャリッジを水平面内で交差する2方向に移動駆動する枠移動装置と、この枠移動装置を制御する制御手段とを備えた刺繍縫製可能なミシンにおいて、前記キャリッジに装着された刺繍枠の種類を検出する検出手段と、前記刺繍枠の種類別に設定された所定の着脱可能位置に前記刺繍枠を移動させる移動指令を前記制御手段に入力する操作入力手段と、前記キャリッジに特定種類の刺繍枠が装着されているとき、前記検出手段の検出信号に基づいて前記操作入力手段を有効化する有効化手段と、針棒の下端部に装着される縫針の目孔から下方へ延びる上糸と下糸を針板の下側で切断する糸切り機構を有し、前記制御手段は、前記特定種類の刺繍枠が前記キャリッジに装着されているとき、刺繍縫製終了後に前記糸切り機構により前記上糸と前記下糸を切断した後、前記操作入力手段の入力操作が無い場合においても、前記特定種類の刺繍枠を前記着脱可能位置に移動させるように前記枠移動装置を制御するものである。
請求項9の刺繍縫製可能なミシンは、請求項8の発明において、前記検出手段は、前記キャリッジに設けられた複数の検出スイッチと、前記刺繍枠に形成された1又は複数のスイッチ作動部とを有するものである。
請求項10の刺繍縫製可能なミシンは、請求項8又は9の発明において、前記操作入力手段は、縫製情報を表示するための液晶ディスプレイと、この液晶ディスプレイの前面に設けられた複数のタッチキーを備えた透明タッチパネルとを有するものである。
請求項11の刺繍縫製可能なミシンは、請求項10の発明において、前記有効化手段は、前記液晶ディスプレイに操作キーを表示させる表示制御部を有するものである。
請求項12の刺繍縫製可能なミシンは、請求項8〜11の何れか1項の発明において、前記特定種類の刺繍枠は、加工布を上下方向より挟持する上枠及び下枠と、前記上枠を前記下枠に押圧保持する為のクランプ手段とを備えたクランプ式刺繍枠である。
請求項13の刺繍縫製可能なミシンは、請求項12の発明において、前記着脱可能位置は、前記クランプ式刺繍枠を前記キャリッジから前記所定方向に移動させて取り外す際、前記クランプ式刺繍枠の所定部分が、押え棒の下端部に装着される刺繍押え足の下面と針板上面との間の隙間を通過可能な位置である。
請求項14の刺繍縫製可能なミシンは、請求項13の発明において、前記着脱可能位置は、前記クランプ式刺繍枠がミシン本体に対して手前側に移動した位置である。
請求項15の刺繍縫製可能なミシンは、請求項8〜14の何れか1項の発明において、前記刺繍縫製可能なミシンは、前記キャリッジ又は前記刺繍枠の位置を検出する位置検出手段を有し、前記有効化手段は、前記特定種類の刺繍枠が前記キャリッジに装着されているとき、前記位置検出手段からの位置情報に基づき、前記特定種類の刺繍枠が前記着脱可能位置にあるときには、前記操作入力手段を有効化しないものである。
請求項1の発明によれば、キャリッジに装着された刺繍枠の種類を検出する検出手段と、刺繍枠の種類別に設定された所定の着脱可能位置に刺繍枠を移動させる移動指令を制御手段に入力する操作入力手段と、特定種類の刺繍枠が装着されているとき、検出手段の検出信号に基づいて操作入力手段を有効化する有効化手段を設けたので、特定種類の刺繍枠をキャリッジから取り外す際に、操作入力手段から移動指令を入力するだけで、刺繍枠を着脱可能位置に自動的に移動させることができるので、刺繍枠の取り外し時に刺繍押え足や刺繍枠の損傷を防止することができる。しかも、操作入力手段から移動指令を入力するだけで、特定種類の刺繍枠が自動的に所定の着脱可能位置に移動するので、刺繍枠の取り外し作業の能率を高めることができる。
また、特定種類の刺繍枠が装着されている場合にのみ操作入力手段が有効化されるので、作業者は、刺繍枠の種類毎に任意の位置で取り外しが可能か否かを覚えておく必要がなくなり、操作が簡単になって誤操作が防止できる。特定種類の刺繍枠は、加工布を上下方向より挟持する上枠及び下枠と、上枠を下枠に押圧保持する為のクランプ手段とを備えたので、通常の刺繍枠よりも枠の高さが高くなるクランプ式の刺繍枠でもキャリッジから簡単に取り外すことができる。着脱可能位置は、前記クランプ式刺繍枠を前記キャリッジから前記所定方向に移動させて取り外す際、前記クランプ式刺繍枠の所定部分が、押え棒の下端部に装着される刺繍押え足と針板上面との間の隙間を通過可能な位置であるので、クランプ式刺繍枠を取り外す際、刺繍枠と刺繍押え足が干渉することなく、刺繍枠を容易に取り外すことができる。
請求項2の発明によれば、検出手段は、キャリッジに設けられた複数の検出スイッチと、刺繍枠に形成された1又は複数のスイッチ作動部とを有するので、簡単な構成により、刺繍枠の種類を検出することができる。
請求項3の発明によれば、操作入力手段は、縫製情報を表示するための液晶ディスプレイと、この液晶ディスプレイの前面に設けられた複数のタッチキーを備えた透明タッチパネルとを有するので、操作入力手段の構成を簡単化できる。
請求項4の発明によれば、有効化手段は、液晶ディスプレイに操作キーを表示させる表示制御部を有するので、刺繍枠を移動させる移動指令をディスプレイに表示されるタッチキーを介して簡単な操作で入力することができる。
請求項5の発明によれば、着脱可能位置は、前記クランプ式刺繍枠がミシン本体に対して手前側に移動した位置であるので、刺繍枠の取り外し作業を一層容易に行うことができる
請求項6の発明によれば、制御手段は、特定種類の刺繍枠がキャリッジに装着されているとき、刺繍縫製終了後に糸切り機構により上糸と下糸を切断した後、前記操作入力手段の入力操作が無い場合においても、特定種類の刺繍枠を前記着脱可能位置に移動させるように枠移動装置を制御するので、刺繍枠が自動的に所定の着脱可能な位置に移動するから、刺繍枠の取り外し作業の能率を高めることができる
請求項7の発明によれば、刺繍縫製可能なミシンは、キャリッジ又は刺繍枠の位置を検出する位置検出手段を有し、有効化手段は、特定種類の刺繍枠がキャリッジに装着されているとき、位置検出手段からの位置情報に基づき、特定種類の刺繍枠が着脱可能位置にあるときには、操作入力手段を有効化しないので、何らかの操作をすることなく、特定種類の刺繍枠をキャリッジから取り外すことができ、刺繍枠の取り外し作業の能率を高めることができる
請求項8の発明によれば、刺繍枠の取り外し時に刺繍押え足や刺繍枠の損傷を防止することができる。しかも、操作入力手段から移動指令を入力するだけで、特定種類の刺繍枠が自動的に所定の着脱可能位置に移動するので、刺繍枠の取り外し作業の能率を高めることができる。また、特定種類の刺繍枠が装着されている場合にのみ操作入力手段が有効化されるので、作業者は、刺繍枠の種類毎に任意の位置で取り外しが可能か否かを覚えておく必要がなくなり、操作が簡単になって誤操作が防止できる。制御手段は、特定種類の刺繍枠がキャリッジに装着されているとき、刺繍縫製終了後に糸切り機構により上糸と下糸を切断した後、前記操作入力手段の入力操作が無い場合においても、特定種類の刺繍枠を前記着脱可能位置に移動させるように枠移動装置を制御するので、刺繍枠が自動的に所定の着脱可能な位置に移動するから、刺繍枠の取り外し作業の能率を高めることができる。
請求項9の発明によれば、請求項8の発明の効果に加え、請求項2の発明と同様の効果を奏することができる
請求項10の発明によれば、請求項8又は9の発明の効果に加え、請求項3の発明と同様の効果を奏することができる。
請求項11の発明によれば、請求項10の発明の効果に加え、請求項4の発明と同様の効果を奏することができる。
請求項12の発明によれば、請求項8〜11のいずれかの発明の効果に加え、特定種類の刺繍枠は、加工布を上下方向より挟持する上枠及び下枠と、上枠を下枠に押圧保持する為のクランプ手段とを備えたクランプ式刺繍枠なので、通常の刺繍枠よりも枠の高さが高くなるクランプ式の刺繍枠でもキャリッジから簡単に取り外すことができる。
請求項13の発明によれば、請求項12の発明の効果に加え、着脱可能位置は、前記クランプ式刺繍枠を前記キャリッジから前記所定方向に移動させて取り外す際、前記クランプ式刺繍枠の所定部分が、押え棒の下端部に装着される刺繍押え足と針板上面との間の隙間を通過可能な位置であるので、クランプ式刺繍枠を取り外す際、刺繍枠と刺繍押え足が干渉することなく、刺繍枠を容易に取り外すことができる。
請求項14の発明によれば、請求項13の発明の効果に加え、請求項5の発明と同様の効果を奏することができる。
請求項15の発明によれば、請求項8〜14のいずれかの発明の効果に加え、請求項7の発明と同様の効果を奏することができる。
本発明に係る刺繍縫製可能なミシンは、加工布を保持する刺繍枠を所定方向へ移動させることにより着脱自在に保持するキャリッジと、このキャリッジを水平面内で交差する2方向に移動駆動する枠移動装置と、この枠移動装置を制御する制御手段とを備え、キャリッジに装着された刺繍枠の種類を検出する検出手段と、刺繍枠の種類別に設定された所定の着脱可能位置に刺繍枠を移動させる移動指令を前記制御手段に入力する操作入力手段と、キャリッジに特定種類の刺繍枠が装着されているとき、検出手段の検出信号に基づいて前記操作入力手段を有効化する有効化手段とを備えたものである。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
先ず、刺繍縫製可能な電子ミシンMについて説明する。図1に示すように、この電子ミシンMは、家庭用の電子制御ミシンであり、ベッド部1と、ベッド部1の右端部から立設された脚柱部2と、脚柱部2の上端から左方へ延びてミシンベッド部1に対向するアーム部3を有する。尚、以下、図1に図示した前後左右方向を前後左右方向として説明する。
ベッド部1の上面には針板1aが装着され、針板1aの下側には、送り歯58(図7参照)を上下動させる送り歯上下動機構(図示略)及び前後動させる送り歯前後動機構(図示略)に加えて、下糸用ボビン44を収容し縫針7と協働して縫目を形成する水平釜4(図6参照)、糸切り機構5(図7参照)等が設けられている。
アーム部3には、ミシンモータ72で回転駆動されるミシン主軸(図示略)と、このミシン主軸を作業者により手動操作で回転させるハンドプーリ6と、縫針7が下端部に装着された針棒(図示略)を上下動させる針棒駆動機構(図示略)と、針棒を布送り方向と直交する方向に揺動させる針棒揺動機構(図示略)と、天秤(図示略)を針棒の上下動に調時して上下動させる天秤駆動機構(図示略)と、ミシン機枠に昇降可能に支持された押え棒8をミシン機枠に装備されたステッピングモータ74(図9参照)により上昇位置と下降位置とに亙って昇降駆動する昇降機構(図示略)などが設けられている。押え棒8の下端部には、針棒の上下運動に同期して加工布を間欠的に押える刺繍押え足9がビスで固定されている。
アーム部3の前面側には、刺繍縫製作業の起動と停止を指令する起動停止スイッチ10や糸切り指令スイッチ11等が設けられている。脚柱部2の前面には、大型でカラーの液晶ディスプレイ12が設けられ、この液晶ディスプレイ12には、複数の実用模様や刺繍模様等の種々の縫目模様、縫製作業に必要な各種の機能を実行させる機能名、各種縫製関連情報が表示される。その液晶ディスプレイ12の前面には、複数の実用模様や刺繍模様の模様名や各種の機能の機能名、各種の縫製パラメータ(送り量や針振り量等)の数値設定等の表示の各々に対応する位置に複数のタッチキーを備えたタッチパネル13が設けられ、これらのタッチキーを介して、縫製に供する刺繍模様の選択や機能の指示や数値設定が可能となっている。
刺繍縫製に際しては、刺繍対象の加工布を保持した刺繍枠14を、水平面内で図1に示す直交する2方向(X方向とY方向)へ移動させる枠移動装置15がミシン本体のフリーアーム形のベッド部1に左端側から着脱可能に装着される。枠移動装置15は、刺繍枠14を着脱可能に装着するキャリッジ15aと、枠移動装置15の本体部15dの上部に設けられキャリッジ15aをY方向に移動させるY方向移動機構(図示略)と、枠移動装置15の本体部15dに内蔵されY方向移動機構をX方向に移動させるX方向移動機構(図示略)と、Y方向移動機構全体の外側を覆うカバー15bとを有し、このキャリッジ15aに刺繍枠14の左端部に設けられ連結枠部16(図2参照)が着脱可能に装着され、移動可能に保持される。
枠移動装置15がベッド部1に装着されると、ミシンMの制御装置17(制御手段に相当する)(図9参照)が通常縫いモードから刺繍縫いモードに切り換えられ、枠移動装置15に設けられたX方向移動機構を駆動するX方向駆動モータ18とY方向移動機構を駆動するY方向駆動モータ19とがコネクタを介して制御装置17に電気的に接続される。制御装置17により縫製対象の刺繍模様の模様データに基づいて前記の駆動モータ18,19が夫々独立に駆動制御され、キャリッジ15aを介して刺繍枠14がX方向とY方向に夫々独立に移動駆動される。この枠移動装置15のキャリッジ15aには、大きさと形状の異なる複数種類の刺繍枠が択一的に着脱可能である。
次に、刺繍枠14について説明する。
図2に示す刺繍枠14は、刺繍枠14として、内枠と外枠とからなる刺繍枠ではなく、上枠20と下枠21とクランプ機構22を備え、上枠20をクランプ機構22で下枠21に押圧することにより加工布を挟持して保持する構成のクランプ式刺繍枠である。
次に、このクランプ式刺繍枠14の上枠20と下枠21について説明する。
図2に示すように、下枠21は金属製であり、加工布を下側から保持する矩形枠状の保持板部21aと、この保持板部21aの外周を囲む外周部21bとが一体的に固定して構成されている。この保持板部21aの中央部には、刺繍縫製可能な刺繍領域を包含する矩形状の開口部21cが形成されている。上枠20と対向する保持板部21aの上面には、加工布の滑り止めの為の発泡ゴムテープ25が貼着されている。下枠21の左端部には、枠移動装置15のキャリッジ15aに連結する為の合成樹脂製の連結枠部16がビス止めされている。
上枠20は平面視にて矩形枠状の合成樹脂製の成形品である。但し、この上枠20の下面には、加工布の滑り止めの為のゴム製のスポンジテープ26が貼着されている。この上枠20は、前後1対のクランプ機構22の連結部材27の左端部に夫々回動可能に連結され、加工布を下枠21に押える保持位置(図1参照)と、図2,3に示す開放位置とに亙って揺動可能に構成されている。
次に、クランプ機構22について説明する。
クランプ式刺繍枠14は、上枠20を下枠21に押圧保持する為の前後1対のクランプ機構22A,22Bとを有する。クランプ機構22A,22Bは、前後に対称な構造であるので、前側のクランプ機構22Aについて説明する。クランプ機構22Aは、上枠20の前側部分に沿って左右方向に延びた連結部材27と、上枠20を加工布を押える保持位置でロックするロック機構(図示略)と、上枠20のロック状態を解除するロック解除ボタン34とを有する。
図3に示すように、連結部材27の右端部は下枠21の右端部に立設された支持部材28に固着された支持ピン29を介して回動可能に支持され、連結部材27の左端部は上枠20の左右方向の中間部に支持ピン30で回動可能に連結されている。このため、連結部材27が支持ピン29を回動中心として上下揺動するのに伴い上枠20も上下方向に移動する。
操作レバー31は、連結部材27の上側において左右方向に延びる合成樹脂製の操作レバーであり、その左端側部分に操作部31aが形成され、操作部31aの下側には下方に突出する突出部31bが一体的に形成されている。操作レバー31の左右方向の途中部は、支持部材28に固着された支持ピン32により回動可能に支持されている。この支持ピン32は、支持ピン29よりも高い位置に固着されている。また、連結部材27は、支持ピン29に外装された巻きバネからなる開放付勢バネ33aにより、図3において時計回り方向へ弾性付勢されている。これにより、連結部材27と操作レバー31及び上枠20は常に上方位置、即ち開放位置に保持される。
連結部材27の内部には、細長い板バネ材からなる押圧付勢バネ33bが設けられ、この押圧付勢バネ33bの左端部は支持ピン30に巻き込んで連結され、右端部は支持ピン29と支持ピン32の間に嵌め込まれている。操作レバー31の操作部31aを作業者が手動で下方へ回動させると、突出部31bにより押圧付勢バネ33bの途中部が下方へ押圧されて弾性変形し、その弾性力を介して上枠20が加工布を押圧する保持位置に移動して下枠21に押圧される。このとき、操作レバー31の右端部が後述するロック機構によりロックされることにより、上枠20を下枠21に押圧する押圧状態が保持される。
次に、クランプ機構22のロック機構について説明すると、操作レバー31の右端近傍部には、圧縮バネ(図示略)で前側方向に付勢されたピン部材23が装着されており、操作レバー31の操作部31aを下方へ押圧して回動させたとき、ピン部材23が支持部材28に形成された係合穴(図示略)に係合して操作レバー31は回動不能にロックされる。このロックを解除する為のロック解除ボタン34は、支持部材28にビスにて固定された上下方向に長いホルダ部材35の上端部に内嵌状に保持され、圧縮バネ(図示略)で前方へ突出するよう付勢されている。このロック解除ボタン34を押動操作すると、上記のピン部材23が係合穴から離脱してロックが解除され、開放付勢バネ33aのバネ力により、連結部材27と操作レバー31が上昇して上枠20は加工布を押圧する保持位置から開放位置に切り換わる。
図4,図5に示すように、キャリッジ15aには、刺繍枠14の連結枠部16の連結部16aを前後方向へスライドさせて係脱可能に係合させる係合機構15bの係合溝15cが設けられている。この係合機構15bは、キャリッジ15aの取付け台の張出し部15dに形成された前後方向に長い係合溝15cと、連結部16aの下端部に形成された前後方向に長い係合部16bを有し、この係合部16bが係合溝15cにスライド可能に係合するように構成されている。そこで、係合部16bが係合溝15cに係合した状態で、刺繍枠14を連結部16aの長さ方向にスライドさせて、それらの長さ方向中央位置がほぼ一致すると、後述のロック機構により刺繍枠14が枠装着位置にロックされる。即ち、刺繍枠14はキャリッジ15aに前方側からしか取付け及び取り外しができないようになっている。
ところで、ロック機構には、刺繍枠14の連結部16aをキャリッジ15aに押圧する押圧位置と、この押圧を解除する解除位置とに亙って位置切り換え可能に左右方向へ移動自在にキャリッジ15aにガイド支持されたロック部材15eが設けられている。
次に、図5に示すキャリッジ15aに支持されたロック部材15eに取付けられる検出スイッチ36と、刺繍枠の連結枠部16に形成されたスイッチ作動部37について説明する。図2,図4に示すように、連結枠部16には、枠移動装置15のキャリッジ15aに前後に並べて装備された3つの検出スイッチ36により検出可能な1又は複数のスイッチ作動部37が設けられている。スイッチ作動部37は、3つの検出スイッチ36に対応するように、最大3つのスイッチ作動部37を前後方向に並べて設けることができ、刺繍枠14の種類別に1〜3つのスイッチ作動部37が固有の配置パターンで形成されている。例えば、図2、図4の刺繍枠14には、刺繍枠装着時の進入側の際に上流側に位置する検出スイッチ36に対応する1つのスイッチ作動部37が設けられている。
図4に示すように、キャリッジ15aに対して刺繍枠14を手前から後方に向かって移動させて装着したとき、前記の3つの検出スイッチ36で刺繍枠14の1又は複数のスイッチ作動部37を検出可能に構成してある。各検出スイッチ36(マイクロスイッチ)は、スイッチ作動部37に接触可能な検出レバー36aを有するオンオフスイッチで構成され、検出レバー36aがスイッチ作動部37で押されると、検出スイッチ36がオン状態となり、電子基板38を介して検出信号(例えば、図4の状態では、1,0,0の検出信号)がミシンMの制御装置17に出力される。図6に示すように、制御装置17には、刺繍枠の種類別の枠種類別スイッチデータが設定スイッチデータメモリ61aに予め格納されており、この枠種類別スイッチデータと、検出スイッチ36から出力される検出信号に基づいてキャリッジ15aに装着された刺繍枠14の種類が検出されるようになっている。
次に、針棒に装着された縫針7の目孔から下方へ延びる上糸と下糸を針板1aの下側で切断する糸切り機構5について説明する。図7,8に示すように、針板1aの下方においてベッド部1の機枠39には水平釜4が設けられている。水平釜4は鉛直軸線の周りに回転する外釜41と、その外釜41内に釜止め42により静止状態に保持される中釜43と、中釜43内に回転可能に収容される下糸用ボビン44とを有する。ベッド部1内にはミシンモータ72(図9参照)の回転力を水平釜4に伝達する下軸45が設けられている。
支持ブラケット46の後部上面には、水平釜4に近接した刃部47aを有する固定刃47が取付けられている。支持ブラケット46の上面には平行にほぼ左右方向に延びる1対のガイドレール48が設けられ、これらガイドレール48に沿って、図7,図8の実線位置と2点鎖線位置とに亙って往復移動可能な可動刃49が設けられている。この可動刃49は固定刃47の上下両側を一体的に移動する1対の板材50を備え、両板材50の先端部が合成樹脂製の小片51で連結されている。
この小片51には、可動刃49の右方への往動時に上糸ループ内に進入する糸捌き部52が形成されると共に、可動刃49の復動の際に上糸と下糸とを引っ掛ける為の糸掛け部53が形成されている。この糸掛け部53よりも先端側において、下側の板材50には上糸と下糸の切断後の糸残り量を確保するための引出し部57が形成されると共に、上側の板材50には固定刃47の刃部47aとの協働によって上糸と下糸を切断する刃部49aが形成されている。
支持ブラケット46の下側には可動刃作動レバー(図示略)が配設され、可動刃作動レバーの前端部が回動可能に支持され、可動刃作動レバーの後端部には、支持ブラケット46の円弧状逃げ孔54を貫通して支持ブラケット46の上方に突出する連結ピン55が設けられている。この連結ピン55は可動刃49の基端部の長孔56に係合されている。
糸切り機構5を作動させるソレノイドアクチュエータ75(図9参照)がベッド部1内に装備されており、糸切り指令により制御装置17がソレノイドアクチュエータ75を駆動すると、前記可動刃作動レバーが右方へ揺動駆動されてから左方へ揺動駆動され、その1往復動作に同期して可動刃49が左右に往復運動して上糸と下糸の切断が行われる。
次に、電子ミシンMの制御系について説明する。
図9に示すように、制御装置17は、入力インターフェース59と、CPU60とROM61とRAM62と書換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ63とを含むコンピュータと、出力インターフェース64と、これらを相互に接続するバス65と、駆動回路66〜70等を有する。
入力インターフェース59には、起動停止スイッチ10と、複数のタッチキーを備えたタッチパネル13と、ミシン主軸の回転位置を検出する回転位置検出センサ69と、3つの検出スイッチ36などが接続されている。出力インターフェース64には、モータ72〜74の為の駆動回路66,67,76と、糸切り用ソレノイドアクチュエータ75の為の駆動回路70と、液晶ディスプレイ(LCD)12の為の液晶ディスプレイコントローラ(LCDC)71と、枠移動装置15のX方向駆動モータ18とY方向駆動モータ19の為の駆動回路68などが接続されている。
ROM61には、刺繍縫製でない通常の縫製に供する複数の実用模様の模様データ、文字模様やキャラクターなどに分類された複数の刺繍模様の刺繍模様データ、実用模様や刺繍模様を選択する模様選択制御プログラム、刺繍縫製する刺繍縫製制御プログラム、本願特有の後述の刺繍枠移動制御プログラム等が予め格納されている。
図6に示すように、ROM61の設定スイッチデータメモリ61aには、キャリッジ15aに装着される複数種類(例えば7種類)の刺繍枠14の種類と3つの検出スイッチ36の検出信号(スイッチデータ)のデータ群を対応付けた枠種類別スイッチデータが予め格納されている。
図10に示すように、ROM61の特定種類刺繍枠メモリ61bには、刺繍枠14の取り外しの際に所定の取り外し可能位置(これが、所定の着脱可能位置に相当する)に移動させることが必要な特定種類の刺繍枠(例えば、A,E,Gの3種類の刺繍枠)における、3つの検出スイッチ36の検出信号(スイッチデータ)のデータ群と、取り外し設定位置(Xi,Yi)(但し、i=1,2,3)とが予め格納されている。
ここで、図11において、例えば種類Aの刺繍枠14の場合、刺繍押え足9が、図11に示す取り外し可能領域A(点P1,P2,P3,P4内領域)にある状態では、取り外し可能領域Aの後方にはクランプ機構22Bがなく、刺繍押え足9の下面と針板1aの上面との間を刺繍枠14が通過可能であるので、刺繍枠14の取り外しの際にキャリッジ15aに対して刺繍枠14を前方へ取り外しても、クランプ機構22Bの操作レバー31が刺繍押え足9と干渉しない。また、種類E,Gの刺繍枠14についても、刺繍押え足9の下面と針板1aの上面との間を刺繍枠14が通過可能である取り外し可能領域Aを個別に設定してある。
そのため、前記取り外し設定位置(Xi,Yi)のXiは点P1(又はP4)のX座標値〜点P2(又はP3)のX座標値の範囲の任意の値に設定されている。取り外し設定位置(Xi,Yi)のYiは点P1(又はP2)のY座標値〜点P3(又はP4)のY座標値の範囲の任意の値に設定されている。
但し、刺繍枠14を作業者に近い位置に移動させた状態で刺繍枠14を取り外す方が作業性が向上するため、前記の取り外し設定位置(Xi,Yi)のYiは点P5(又はP6)のY座標値〜点P3(又はP4)のY座標値の範囲の任意の値に設定することが望ましい。ここで、点P5,P6は点P4,P3の前方近くに設定された点である。尚、座標の原点Gは、例えば、刺繍可能領域を包含する開口21cの中央に針棒軸心が位置する位置である。
RAM62には、ROM61から読出した刺繍縫製に供する刺繍模様の刺繍模様データを記憶する縫製データメモリ62aと、検出スイッチ36から読み込んだ検出信号を記憶するメモリ62bと、特定種類刺繍枠メモリ61bから読出したデータを記憶するメモリ62cと、種々のワークメモリなどが設けられている。
次に、制御装置17で実行される刺繍枠移動制御について図12に基づいて説明する。但し、図中の符号Si(i=1,2,・・)は各ステップである。
図12のフローチャートに示すように、ミシンMの制御装置17への電源投入によりこの刺繍枠移動制御が開始されると、必要な初期設定や各種信号の読み込みの実行後に、S1において、3つの検出スイッチ36の検出信号を読み込んで、その検出信号(スイッチデータ群)を設定スイッチデータメモリ61aの枠種類別スイッチデータと比較することで、キャリッジ15aに装着されている刺繍枠14の種類が検出され、そのスイッチデータ群がRAM62のメモリ62bに記憶させる刺繍枠検出処理が実行される。
その後、縫製対象の刺繍模様の選択、その刺繍模様データの読み込みなどの処理を経て刺繍縫製が開始され(S2)、S3では縫製が継続され、S4では縫製停止か否か判定され、停止でない場合はS3へ戻り、停止の場合は、S5において縫製途中か縫製終了かが判定される。下糸用ボビン44の交換等の際に縫製途中で停止した場合は、S6において、糸切り設定スイッチ11の操作に応答して糸切り用ソレノイドアクチュエータ75を駆動して、糸切り機構5により上糸と下糸を切断する糸切り処理が実行される。
次に、S7においてS1で検出された刺繍枠14が特定種類の刺繍枠か否か判定される。この判定は、S1で検出されたスイッチデータ群が、特定種類刺繍枠メモリ61bに格納されているか否か検索することで判定される。
特定種類の刺繍枠14である場合にはS8へ移行し、特定種類の刺繍枠14でない場合にはS12へ移行する。次に、液晶ディスプレイ12の画面に、図13に示すように、取り外しキー13aが表示され(S8)、その取り外しキー13aが押下されると(S9:Yes)、特定種類刺繍枠メモリ61bから対応する刺繍枠14に関する取り外し設定位置データ(Xi,Yi)が読み込まれてRAM62のメモリ62cに格納され(S10)、次のS11では、前記の取り外し設定位置データに基づいてキャリッジ15aが駆動されて、刺繍枠14が取り外し設定位置に移動され、その後縫製再開指令が入力されるとS3へ移行する。
このように、刺繍枠14が、図14に示すように、取り外し設定位置に移動されると、刺繍押え足9が図11に示す取り外し可能領域A内に入った状態となるので、作業者は刺繍枠14を手で握ってキャリッジ15aに対して前方へ移動させて刺繍枠14をキャリッジ15aから取り外す際に、刺繍枠14が刺繍押え足9と干渉することがない。
S5において縫製終了と判定された場合はS13へ移行し、前記S6〜S11と同様のS13〜S18が実行されて終了する。S14の判定の結果、特定種類の刺繍枠14でない場合は、S15〜S18を実行することなく終了する。このように、刺繍縫製が終了した場合にも、特定種類の刺繍枠14である場合にのみ、取り外しキー13aを操作すると、刺繍枠14が取り外し設定位置に移動するため、刺繍枠14をキャリッジ15aから取り外す際に、刺繍枠14が刺繍押え足9と干渉することがない。
次に、刺繍縫製可能なミシンMの作用、効果について説明する。
キャリッジ15aから刺繍枠14を取り外す場合に、特定種類の刺繍枠14である場合に限って、取り外しキー13aが液晶ディスプレイ12に表示されて有効化され、この取り外しキー13aを操作して刺繍枠14を取り外し設定位置へ移動させる移動指令を入力し、刺繍枠14を自動的に取り外し設定位置へ移動させることができる。
そのため、クランプ式刺繍枠14を取り外す際に、取り外しキー13aを操作するだけで、刺繍枠14を取り外し可能な取り外し設定位置に移動させることができるから、刺繍枠14をキャリッジ15aに対して前方へ取り外す場合に、刺繍押え足9と刺繍枠14とが干渉することなく、刺繍枠14を容易に取り外すことができる。また、特定種類の刺繍枠14以外の刺繍枠を取り外す際には、取り外しキー13aが表示されず有効化されないので、作業者は、刺繍枠の種類毎に任意の位置で取り外しが可能か否かを覚えておく必要がなくなり、操作が簡単になって誤操作を防止できる。
尚、前記実施例において、検出スイッチ36と制御装置17(特に、特定種類刺繍枠メモリなど)が「検出手段」に相当し、タッチパネル13付きの液晶ディスプレイ12に表示される「取り外しキー」13aと制御装置17が「操作入力手段」に相当し、図11においてS6の判定がYesであることを条件としてS8において取り外しキー13aを表示させる構成が、「有効化手段」に相当し、取り外し設定位置が「着脱可能位置」に相当する。
次に、刺繍枠移動制御を部分的に変更する例について説明する。
1]図12のフローチャートのS7〜S11を、図15に示すフローチャートに変更してもよい。すなわち、S5において、縫製途中で停止した場合、S20においてはS7と同様にして装着されている刺繍枠14が特定種類の刺繍枠14か否か判定され、特定種類の刺繍枠14である場合に(S20:Yes)、S21においてS10と同様に、特定種類刺繍枠メモリ61bから取り外し設定位置データが読み込まれ、次にS22においてS11(S18)と同様に、取り外し設定位置へ刺繍枠14を移動させ、その後終了する。尚、S20の判定がNoの場合は終了する。S5において、縫製終了と判定された場合についても、前記S20〜S22と同様の処理が実行される。
この刺繍枠移動制御によれば、特定種類の刺繍枠14が装着されている場合に、縫製終了後に糸切り処理が実行されると、刺繍枠14が取り外し設定位置に自動的に移動されるため、刺繍枠14の移動を指令する移動指令を入力する必要がなく、刺繍枠14の取り外しの作業能率を高めることできる。
2]図12のフローチャートのS7〜S11を、図16のS30〜S34のように変更してもよい。但し、この刺繍枠移動制御を採用する場合には、制御装置17のRAM62に、刺繍縫製中に刺繍枠14の現在位置(つまり、キャリッジ15aの現在位置)を更新しながら記憶していく現在位置メモリが設けられている。
図16のフローチャートにおいて、S5において、縫製途中で停止した場合、S30ではS7と同様に装着されている刺繍枠14が特定種類の刺繍枠か否か判定され、その判定がYesの場合は、S31において、刺繍縫製制御の現在位置メモリから刺繍の現在位置の座標が読み込まれて、RAM62のメモリに格納される。
次にS32において、刺繍枠14の現在位置の座標が、図11の取り外し可能領域A(点P1,P2,P3,P4の内部領域)に入っているか否か判定し、その判定がNoの場合は、S33においてS10と同様に、特定種類刺繍枠メモリ61bから取り外し設定位置データが読み込まれ、次にS34においてS11と同様に、刺繍枠14が取り外し設定位置に移動される。尚、S32の判定Yesの場合は、刺繍枠14が取り外し可能領域にあるので、刺繍枠を移動させることなく、取り外すことができるため、S30からS12へ移行する。S5において、縫製終了と判定された場合についても、前記S30〜S34と同様の処理が実行される。
この刺繍枠移動制御では、刺繍枠14が取り外し可能領域でない場合にも、取り外しキー13aを表示することなく、刺繍枠14を自動的に取り外し設定位置に移動させるため、何ら移動指令を入力することなく、刺繍枠14を自動的に取り外し設定位置に移動させることができ、刺繍枠14の取り外し作業能率を高めることができる。
3]本発明は以上説明した実施例に限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施例に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更形態をも包含するものである。
本発明の実施例に係る電子ミシンにクランプ式刺繍枠を装着した状態を示す斜視図である。 クランプ式刺繍枠の斜視図である。 電子ミシンとクランプ式刺繍枠(解放位置)の部分拡大正面図である。 キャリッジの連結部と刺繍枠の連結枠部の部分拡大平面図である。 キャリッジの平面図である。 設定スイッチデータメモリの内容を示す説明図である。 ベッド部と糸切り機構の要部横断平面図である。 糸切り機構の部分斜視図である。 電子制御ミシンの制御係系のブロック図である。 特定種類刺繍枠メモリの内容を示す説明図である。 刺繍枠とその着脱可能領域を示す平面図である。 刺繍枠移動制御のフローチャートである。 ディスプレイに取り外しキーを表示した表示例を示す説明図である。 刺繍枠を取り外し可能位置に移動させた状態の斜視図である。 変更形態に係る刺繍枠移動制御の要部のフローチャートである。 変更形態に係る刺繍枠移動制御の要部のフローチャートである。
M 電子ミシン
1a 針板
5 糸切り機構
7 縫針
8 押え棒
9 刺繍押え足
12 液晶パネル
13 タッチパネル
14 刺繍枠
15 枠移動装置
15a キャリッジ
17 制御手段
20 上枠
21 下枠
22,22A,22B クランプ機構
36 検出スイッチ
37 スイッチ作動部

Claims (15)

  1. 加工布を保持する刺繍枠を所定方向へ移動させることにより着脱自在に保持するキャリッジと、このキャリッジを水平面内で交差する2方向に移動駆動する枠移動装置と、この枠移動装置を制御する制御手段とを備えた刺繍縫製可能なミシンにおいて、
    前記キャリッジに装着された刺繍枠の種類を検出する検出手段と、
    前記刺繍枠の種類別に設定された所定の着脱可能位置に前記刺繍枠を移動させる移動指令を前記制御手段に入力する操作入力手段と、
    前記キャリッジに特定種類の刺繍枠が装着されているとき、前記検出手段の検出信号に基づいて前記操作入力手段を有効化する有効化手段とを備え
    前記特定種類の刺繍枠は、加工布を上下方向より挟持する上枠及び下枠と、前記上枠を前記下枠に押圧保持する為のクランプ手段とを備えたクランプ式刺繍枠であり、
    前記着脱可能位置は、前記クランプ式刺繍枠を前記キャリッジから前記所定方向に移動させて取り外す際、前記クランプ式刺繍枠の所定部分が、押え棒の下端部に装着される刺繍押え足の下面と針板上面との間の隙間を通過可能な位置であることを特徴とする刺繍縫製可能なミシン。
  2. 前記検出手段は、前記キャリッジに設けられた複数の検出スイッチと、前記刺繍枠に形成された1又は複数のスイッチ作動部とを有することを特徴とする請求項1に記載の刺繍縫製可能なミシン。
  3. 前記操作入力手段は、縫製情報を表示するための液晶ディスプレイと、この液晶ディスプレイの前面に設けられた複数のタッチキーを備えた透明タッチパネルとを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の刺繍縫製可能なミシン。
  4. 前記有効化手段は、前記液晶ディスプレイに操作キーを表示させる表示制御部を有することを特徴とする請求項3に記載の刺繍縫製可能なミシン。
  5. 前記着脱可能位置は、前記クランプ式刺繍枠がミシン本体に対して手前側に移動した位置であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の刺繍縫製可能なミシン。
  6. 前記刺繍縫製可能なミシンは、針棒の下端部に装着される縫針の目孔から下方へ延びる上糸と下糸を針板の下側で切断する糸切り機構を有し、前記制御手段は、前記特定種類の刺繍枠が前記キャリッジに装着されているとき、刺繍縫製終了後に前記糸切り機構により前記上糸と前記下糸を切断した後、前記操作入力手段の入力操作が無い場合においても、前記特定種類の刺繍枠を前記着脱可能位置に移動させるように前記枠移動装置を制御することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の刺繍縫製可能なミシン。
  7. 前記刺繍縫製可能なミシンは、前記キャリッジ又は前記刺繍枠の位置を検出する位置検出手段を有し、前記有効化手段は、前記特定種類の刺繍枠が前記キャリッジに装着されているとき、前記位置検出手段からの位置情報に基づき、前記特定種類の刺繍枠が前記着脱可能位置にあるときには、前記操作入力手段を有効化しないことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の刺繍縫製可能なミシン。
  8. 加工布を保持する刺繍枠を所定方向へ移動させることにより着脱自在に保持するキャリッジと、このキャリッジを水平面内で交差する2方向に移動駆動する枠移動装置と、この枠移動装置を制御する制御手段とを備えた刺繍縫製可能なミシンにおいて、
    前記キャリッジに装着された刺繍枠の種類を検出する検出手段と、
    前記刺繍枠の種類別に設定された所定の着脱可能位置に前記刺繍枠を移動させる移動指令を前記制御手段に入力する操作入力手段と、
    前記キャリッジに特定種類の刺繍枠が装着されているとき、前記検出手段の検出信号に基づいて前記操作入力手段を有効化する有効化手段と、
    針棒の下端部に装着される縫針の目孔から下方へ延びる上糸と下糸を針板の下側で切断する糸切り機構を有し、前記制御手段は、前記特定種類の刺繍枠が前記キャリッジに装着されているとき、刺繍縫製終了後に前記糸切り機構により前記上糸と前記下糸を切断した後、前記操作入力手段の入力操作が無い場合においても、前記特定種類の刺繍枠を前記着脱可能位置に移動させるように前記枠移動装置を制御することを特徴とする刺繍縫製可能なミシン。
  9. 前記検出手段は、前記キャリッジに設けられた複数の検出スイッチと、前記刺繍枠に形成された1又は複数のスイッチ作動部とを有することを特徴とする請求項に記載の刺繍縫製可能なミシン。
  10. 前記操作入力手段は、縫製情報を表示するための液晶ディスプレイと、この液晶ディスプレイの前面に設けられた複数のタッチキーを備えた透明タッチパネルとを有することを特徴とする請求項8又は9に記載の刺繍縫製可能なミシン。
  11. 前記有効化手段は、前記液晶ディスプレイに操作キーを表示させる表示制御部を有することを特徴とする請求項10に記載の刺繍縫製可能なミシン。
  12. 前記特定種類の刺繍枠は、加工布を上下方向より挟持する上枠及び下枠と、前記上枠を前記下枠に押圧保持する為のクランプ手段とを備えたクランプ式刺繍枠であることを特徴とする請求項8〜11の何れか1項に記載の刺繍縫製可能なミシン。
  13. 前記着脱可能位置は、前記クランプ式刺繍枠を前記キャリッジから前記所定方向に移動させて取り外す際、前記クランプ式刺繍枠の所定部分が、押え棒の下端部に装着される刺繍押え足の下面と針板上面との間の隙間を通過可能な位置であることを特徴とする請求項12に記載の刺繍縫製可能なミシン。
  14. 前記着脱可能位置は、前記クランプ式刺繍枠がミシン本体に対して手前側に移動した位置であることを特徴とする請求項13に記載の刺繍縫製可能なミシン。
  15. 前記刺繍縫製可能なミシンは、前記キャリッジ又は前記刺繍枠の位置を検出する位置検出手段を有し、前記有効化手段は、前記特定種類の刺繍枠が前記キャリッジに装着されているとき、前記位置検出手段からの位置情報に基づき、前記特定種類の刺繍枠が前記着脱可能位置にあるときには、前記操作入力手段を有効化しないことを特徴とする請求項8〜14の何れか1項に記載の刺繍縫製可能なミシン。
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