JP2009172122A - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】任意の視点から容易に針位置や縫製状態を確認することができるミシンを提供する。
【解決手段】ミシンベッド上を撮像可能なイメージセンサと、画像を表示する液晶ディスプレイとが設けられている。そして、ユーザがタッチパネルを操作することにより、画像の視点位置の変更指示が行われると(S25:YES)、操作に応じて視点位置を変更する処理が行われ、変更された視点位置が記憶される(S26)。次いで、実際にイメージセンサによって撮像された実体画像から、ユーザによって変更された視点位置を視点とする仮想画像に視点変換され(S27)、この仮想画像が液晶ディスプレイに表示される(S28)。
【選択図】図6

Description

本発明は、任意の視点から見た画像を表示手段に表示させることができるミシンに関する。
従来、画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段によって撮像された画像を表示する表示手段とを備えたミシンが知られている。例えば、特許文献1に記載のミシンでは、縫針の針落ち点近傍の画像を撮像装置によって撮像し、撮像された画像に針落ち点の位置を示す表示を重ね合わせて表示手段に表示する。これにより、針落ち点近傍に顔を近づけることなく針位置や縫製状態を確認することができる。また、押え足等の部品によって視界が遮られることなく、針位置や縫製状態の確認を容易に行うことができる。
特開平8−71287号公報
しかしながら、特許文献1に記載のミシンでは、ミシンに配設されている撮像装置は所定の位置に配設されており、撮像装置の配設位置とは異なる位置を視点とした画像を表示手段に表示させることができなかった。従って、異なる視点から針位置や縫製状態を確認するためには、ユーザは結局針落ち点近傍に顔を近づけて目視しなければならないという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、任意の視点から容易に針位置や縫製状態を確認することができるミシンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のミシンは、ベッド部と、このベッド部から立設された脚柱部と、前記ベッド部の上方で前記脚柱部から水平に張り出したアーム部とを有し、前記アーム部の先端側に設けられた頭部に、縫針が装着される針棒を上下に往復揺動可能に備えたミシンであって、前記ベッド部上を撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された実体画像を、任意の視点から見た仮想画像に視点変換する画像変換手段と、前記画像変換手段によって視点変換された前記仮想画像を表示させる表示手段とを備えている。
また、本発明の請求項2に記載のミシンは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記仮想画像の視点位置を所定の空間位置に指定する視点位置指定手段を備え、前記画像変換手段は、前記視点位置指定手段によって指定された視点位置から見た仮想画像に前記実体画像を視点変換することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載のミシンは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記撮像手段は、前記針棒の配設位置よりも前方で、且つ前記縫針に上糸を案内するための糸道経路から所定距離離間した前記頭部の所定位置に配設されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載のミシンは、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記仮想画像の視点位置を、前記ベッド部、前記脚柱部、及び前記アーム部に囲まれた空間内の特定位置に指定する特定視点位置指定手段を備えている。
また、本発明の請求項5に記載のミシンは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記撮像手段はCMOSイメージセンサであることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載のミシンによると、撮像手段によって撮像された実体画像を、任意の視点から見た仮想画像に視点変換し、表示手段によって表示させることができる。従って、多数のカメラをミシンに配設しなくても、また、カメラを移動させなくても、針棒近傍を実際に目視することなく、針位置や縫製状態を任意の視点から確認することができる。また、ユーザ自身が視点を変えなくても、視点変更された仮想画像を見ることで、通常では視認できない方向や視認しづらい方向からも針位置や縫製状態を容易に確認することができる。
また、本発明の請求項2に記載のミシンは、請求項1に記載の発明の効果に加え、仮想画像の視点位置が視点位置指定手段によって指定されると、指定された視点位置から見た仮想画像に実体画像を視点変換することができる。従って、ユーザは希望する視点から安全且つ容易に針位置や縫製状態を確認することができる。
また、本発明の請求項3に記載のミシンは、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、撮像手段が針棒の配設位置よりも前側で、且つ上糸を案内するための糸道経路から所定距離離間した位置に配設されている。従って、上糸を案内するための糸道経路に干渉することなく、ユーザの視点により近い針棒の前方側から実体画像を撮像することができる。
また、本発明の請求項4に記載のミシンは、請求項3に記載の発明の効果に加え、ユーザ特定視点位置指定手段によって、仮想画像の視点位置をベッド部、脚柱部、及びアーム部に囲まれた空間内の特定位置に指定することができる。従って、加工布の布縁にかがり縫いを行う場合等、縫製状態を針落ち位置の右側から確認したい場合に、ユーザはベッド部、脚柱部、及びアーム部に囲まれた空間内を視点とした画像を用いて縫製状態を確認することができる。
また、本発明の請求項5に記載のミシンは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加え、撮像手段に小型且つ安価なCMOSイメージセンサを用いることで、撮像手段をミシンに設置するスペースが小さくて済むと共に、撮像手段のコストを低く抑えることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1乃至図3を参照して、ミシン1の物理的構成及び電気的構成について説明する。図1は、ミシン1の上側からの斜視図であり、図2は、イメージセンサ50を示す模式図である。また、図3は、上糸22の糸道経路とイメージセンサ50との位置関係を示す図であり、図4は、ミシン1の電気的構成を示す模式図である。尚、図1における紙面手前側、図2における左側、図3における紙面右下側をミシン1の正面側とする。
まず、図1を参照して、本実施の形態におけるミシン1の物理的構成について説明する。図1に示すように、ミシン1は、左右方向に長いミシンベッド2と、ミシンベッド2の右端部から上方へ立設された脚柱部3と、脚柱部3の上端から左方へ延びるアーム部4と、アーム部4の左先端部に設けられた頭部5とを有する。脚柱部3の正面部には、表面にタッチパネル16を備えた液晶ディスプレイ10が設けられている。液晶ディスプレイ10には、縫製模様や縫製条件の入力キー等が表示され、タッチパネル16においてこれらの入力キー等に対応した位置がユーザによって触れられることにより、縫製模様や縫製条件等が選択される。さらに、イメージセンサ50(図2及び図3参照)によって撮像された実体画像を、ユーザが希望する視点から見た仮想画像に視点変換して表示する場合に、ユーザによる視点位置の入力を受け付けるための視点指定画面が液晶ディスプレイ10に表示される。この詳細は、図9を参照して後述する。尚、ミシンベッド2が本発明の「ベッド部」に相当する。
また、ミシン1の内部には、ミシンモータ79(図4参照)、主軸(図示せず)、下端部に縫針7を装着した針棒6(図2及び図3参照)、この針棒6を上下動させる針棒上下動機構(図示せず)、針棒6を左右方向に針振りさせる針振り機構(図示せず)等が収納されている。さらに、アーム部4の上部には、縫製に用いられる糸駒21を装着する糸駒装着部20が形成されている。
また、ミシンベッド2の上部には針板80が配設されている。この針板80の下側の内部には、送り歯(図示せず)を駆動する送り歯前後動機構(図示せず)及び送り歯上下動機構(図示せず)、送り歯による加工布の送り量を調整する送り量調整用パルスモータ78(図4参照)、下糸を巻回したボビンを格納した釜(図示せず)等が収納されている。また、ミシンベッド2の左方には補助テーブル8が嵌め込まれている。この補助テーブル8は取り外しが可能であり、補助テーブル8が取り外されたミシンベッド2には、刺繍装置(図示せず)を装着することができる。
また、ミシン1の右側面には、手動で主軸を回転させ、前記針棒6を上下動させるプーリ(図示せず)が設けられている。また、頭部5及びアーム部4の正面に設けられている正面カバー59には、ミシンモータ79の駆動を開始させて縫製を開始させる又はミシンモータ79の駆動を停止させて縫製を停止させる縫製開始・停止スイッチ41、加工布を通常とは逆方向である後方から前方へ送るための返し縫いスイッチ42、及びその他の操作スイッチが設けられている。さらに、縫製速度(主軸の回転速度)を調整する速度調整摘み43が設けられている。ここで、縫製開始・停止スイッチ41は、ミシン1の停止中に押圧操作されると運転が開始され、ミシン1の運転中に押圧操作されると運転が停止するようになっている。さらに、正面カバー59の内部における下端部60、正面視にて、縫針7から右斜め上方の位置には、イメージセンサ50(図2及び図3参照)が設置されており、ミシンベッド2上の針板80近傍を撮像することができる。
次に、図2及び図3を参照して、イメージセンサ50について説明する。イメージセンサ50は周知のCMOSイメージセンサであり、画像を撮像する。本実施の形態では、図2及び図3に示すように、正面カバー59の内部における下端部60に支持フレーム51が取り付けられており、この支持フレーム51に、イメージセンサ50がミシンベッド2上を撮像できるように下方へ向けて取り付けられている。ここで、縫製時には、図3に示すように、糸駒21(図1参照)から延びる上糸22は、針棒糸案内24に案内されて縫針7の目孔9に挿通される。そして、イメージセンサ50は、この上糸22の糸道経路から所定距離Dだけ離間した位置であり、且つ針棒6よりも前方に配設される。従って、上糸22の糸道経路に干渉することなく、ユーザの視点により近い針棒6の前方側から画像を撮像することができるため、ユーザは違和感を抱くことなく、表示された画像内の物体の位置関係を容易に把握することができる。以下、イメージセンサ50によって撮像された画像を「実体画像」という。尚、針落ち点とは、縫針7が針棒上下動機構により下方に移動され、加工布に刺さった点を指している。そして、加工布を抑える押え足47は、押え棒45の下端部に固定される押えホルダ46に装着されている。また、本実施の形態では、イメージセンサ50に小型且つ安価なCMOSイメージセンサを用いることで、設置スペースが小さくて済むと共に、製造コストを低く抑えることが可能となる。しかし、これに限定されることなく、イメージセンサ50はCCDカメラであってもよいし、他の撮像素子であってもよい。また、イメージセンサ50が本発明の「撮像手段」に相当する。
次に、図4を参照して、ミシン1の主な電気的構成について説明する。図4に示すように、ミシン1は、CPU61、ROM62、RAM63、EEPROM64、カードスロット17、外部アクセスRAM68、入力インターフェイス65、出力インターフェイス66等を有し、これらはバス67により相互に接続されている。そして、入力インターフェイス65には、縫製開始・停止スイッチ41、返し縫いスイッチ42、速度調整摘み43、タッチパネル16、イメージセンサ50等が接続されている。一方、出力インターフェイス66には、送り量調整用パルスモータ78を駆動させる駆動回路71、主軸を回転駆動させるためのミシンモータ79を駆動させる駆動回路72、液晶ディスプレイ10を駆動させる駆動回路75が電気的に接続されている。また、カードスロット17には、メモリカード18を接続することができる。このメモリカード18には、ミシン1で刺繍縫製を行うための刺繍データを記憶する刺繍データ記憶エリア181が設けられている。
CPU61は、ミシン1の主制御を司り、読み出し専用の記憶素子であるROM62の制御プログラム記憶領域に記憶された制御プログラムに従って、各種演算及び処理を実行する。RAM63は、任意に読み書き可能な記憶素子であり、イメージセンサ50で撮像された実体画像が記憶される実体画像記憶エリア、ユーザによって変更された画像の視点の座標を記憶する変更視点座標記憶エリア、CPU61が演算処理した演算結果を収容する各種記憶領域が必要に応じて設けられている。
次に、図5を参照して、EEPROM64に設けられている記憶エリアについて説明する。図5は、EEPROM64に設けられている記憶エリアの構成を示す模式図である。EEPROM64には、特徴点三次元座標記憶エリア641、内部パラメータ記憶エリア642及び外部パラメータ記憶エリア643が設けられている。
特徴点三次元座標記憶エリア641には、後述する各種パラメータをミシン1自身で算出するために、予め算出されている針板80上の特徴点のワールド座標系における三次元座標が記憶されている。ワールド座標系とは、主に三次元グラフィックスの分野で用いられる三次元の座標系であり、空間全体を示す座標系である。対象物の重心等の影響を受けることのない座標系である。よって、空間内での物体の位置を示したり、異なる物体に対する座標を比較したりする際に用いられる。本実施の形態では、図1に示すように、ミシンベッド2の上面をXY平面とし、針板80上の特定の点を原点(0,0,0)としてワールド座標系が設定されている。そして、ミシン1の上下方向にZ軸、左右方向にX軸、前後方向にY軸を取っている。
内部パラメータ記憶エリア642には、X軸焦点距離記憶エリア6421、Y軸焦点距離記憶エリア6422、X軸主点座標記憶エリア6423、Y軸主点座標記憶エリア6424、第一歪み係数記憶エリア6425、第二歪み係数記憶エリア6426が設けられている。外部パラメータ記憶エリア643には、X軸回転ベクトル記憶エリア6431、Y軸回転ベクトル記憶エリア6432、Z軸回転ベクトル記憶エリア6433、X軸並進ベクトル記憶エリア6434、Y軸並進ベクトル記憶エリア6435、Z軸並進ベクトル記憶エリア6436が設けられている。
ここで、パラメータについて説明する。EEPROM64に記憶されているパラメータは、イメージセンサ50で撮像された実体画像を任意の視点から見た仮想画像に視点変換したり、三次元座標を二次元座標に変換したり、二次元座標を三次元座標に変換したりするのに用いられる。そして、パラメータは、撮像された針板80の画像から算出される特徴点の二次元座標と、特徴点三次元座標記憶エリア641に記憶されている特徴点の三次元座標との組み合わせに基づいて、周知のカメラキャリブレーションのパラメータの算出方法により算出される。パラメータの算出方法は、三次元座標が既知である点(特徴点)を含む対象物(本実施の形態では、針板80)をカメラで撮像し、撮像された画像における特徴点の二次元座標を算出して、既知の三次元座標と算出された二次元座標とに基づいて射影行列を求め、射影行列からパラメータを求めるものである。この算出方法については、種々の研究、提案がなされている(例えば、特許第3138080号公報参照)。本発明においては、いずれの算出方法を用いてもよい。また、本実施の形態では、ミシン1自身でパラメータが算出されてEEPROM64に記憶されるが、ミシン1の製造時にあらかじめパラメータを算出し、記憶させておいてもよい。
内部パラメータは、イメージセンサ50の特性により生じる焦点距離のずれ、主点座標のずれ、撮像した画像の歪みを補正するためのパラメータである。本実施の形態では、X軸焦点距離、Y軸焦点距離、X軸主点座標、Y軸主点座標、第一歪み係数、第二歪み係数の6つの内部パラメータが用いられる。ここで、イメージセンサ50により撮像された実体画像を考える場合、次のような問題点がある。画像の中心がどこにあるか不明である。イメージセンサ50の画素が正方形でない場合、画像の2つの座標軸のスケールが異なる。画像の2つの座標軸は必ずしも直交しない。そこで、2つの座標軸のスケールが同じであり、且つ、2つの座標軸が直交しており、且つ、焦点から単位長の所に画像が撮像される「正規化カメラ」の概念を導入する。そして、イメージセンサ50で撮像された画像を、この正規化カメラで撮像した画像(正規化画像)に変換する。この正規化画像に変換する際に内部パラメータが用いられる。
X軸焦点距離は、イメージセンサ50のX軸方向の焦点距離のずれを示す内部パラメータであり、Y軸焦点距離は、Y軸方向の焦点距離のずれを示す内部パラメータである。X軸主点座標は、イメージセンサ50のX軸方向の主点のずれを示す内部パラメータであり、Y軸主点座標は、Y軸方向の主点のずれを示す内部パラメータである。第一歪み係数及び第二歪み係数は、イメージセンサ50のレンズの傾きによる歪みを示す内部パラメータである。
また、外部パラメータは、ワールド座標系に対するイメージセンサ50の設置状態(位置や向き)を示すパラメータである。つまり、イメージセンサ50における三次元座標系(以下、「カメラ座標系」という。)と、ワールド座標系とのずれを示すパラメータである。本実施の形態では、X軸回転ベクトル、Y軸回転ベクトル、Z軸回転ベクトル、X軸並進ベクトル、Y軸並進ベクトル、Z軸並進ベクトルの6つの外部パラメータを算出する。これらの外部パラメータを用いることにより、イメージセンサ50のカメラ座標系をワールド座標系に変換することができる。X軸回転ベクトルは、カメラ座標系のワールド座標系に対するX軸周りの回転を示し、Y軸回転ベクトルは、Y軸周りの回転を示し、Z軸回転ベクトルは、Z軸周りの回転を示している。そして、ワールド座標系からカメラ座標系へ変換する転換行列や、カメラ座標系からワールド座標系へ変換する転換行列を決定する際に使用される。X軸並進ベクトルはワールド座標系に対するカメラ座標系のX軸方向のずれを示し、Y軸並進ベクトルはY軸方向のずれを示し、Z軸並進ベクトルはZ軸方向のずれを示している。そして、X軸並進ベクトル、Y軸並進ベクトル、Z軸並進ベクトルは、ワールド座標系からカメラ座標系へ変換する並進ベクトルや、カメラ座標系からワールド座標系へ変換する並進ベクトルを決定する際に使用される。
次に、図6乃至図10を参照して、本発明の特徴である画像表示処理について説明する。図6は、ミシン1で行われる画像表示処理のフローチャートであり、図7は、液晶ディスプレイ10に表示される画像取り込み指示受付画面の一具体例を示す図である。また、図8は、液晶ディスプレイ10に表示される視点変更指示受付画面の一具体例を示す図であり、図9は、液晶ディスプレイ10に表示される視点位置変更受付画面の一具体例を示す図であり、図10は、本実施の形態における視点位置の移動を示す説明図である。以下、フローチャートの各ステップについて「S」と略記する。
本実施形態のミシン1では、イメージセンサ50によって撮像された画像を、そのまま実体画像として液晶ディスプレイ10に表示させることができる。さらに、この実体画像を、ユーザが希望する任意の視点から見た仮想画像に視点変換して表示させることもできる。これにより、多数のイメージセンサ50をミシン1に配設することなく、針位置や縫製状態を液晶ディスプレイ10を用いて任意の視点から確認することを可能にしている。
ユーザがタッチパネル16を操作することにより、「カメラによる画像データの取り込み」機能が選択されると、図6のフローチャートに示す画像表示処理が開始される。この処理は、ROM62の制御プログラム記憶エリアに記憶されている制御プログラムにより行われ、CPU61において実行される。まず、ユーザの希望するタイミングで画像を撮像するために、画像取り込み指示受付画面が液晶ディスプレイ10に表示される(S11)。図7に示すように、画像取り込み指示受付画面では、ユーザが画像の取り込みを指示するための画像取り込みボタン101、及び画像表示処理を終了させるための終了ボタン102が表示される。
次いで、終了ボタン102が操作されたか否かが判断される(S12)。タッチパネル16内の終了ボタン102に対応する部分がユーザによって触れられて、終了ボタン102が操作されると(S12:YES)、画像表示処理を終了する。一方で、終了ボタン102が操作されなかった場合には(S12:NO)、画像取り込みボタン101が操作されたか否かが判断され(S13)、操作されていなければ(S13:NO)、S12の判断へ戻る。
そして、画像取り込みボタン101が操作された場合には(S13:YES)、イメージセンサ50により画像が撮像され、実体画像としてRAM63の実体画像記憶エリアに記憶される(S14)。次いで、撮像された実体画像が、液晶ディスプレイ10の略上半分に形成される画像表示領域104(図8参照)に表示される(S15)。さらに、視点変換を行うか否かをユーザに選択させるための視点変更指示受付画面が、液晶ディスプレイ10に表示される(S16)。図8に示すように、視点変更指示受付画面では、ユーザが視点変換の実行を指示するための視点指定ボタン105、及び画像の表示を終了するための終了ボタン106が表示される。
次いで、終了ボタン106が操作されたか否かが判断され(S21)、操作された場合には(S21:YES)、S11の処理へ戻る。終了ボタン106が操作されなかった場合には(S21:NO)、視点指定ボタン105が操作されたか否かが判断され(S22)、いずれのボタンも操作されていなければ(S22:NO)、S21の判断へ戻る。そして、視点指定ボタン105が操作された場合には(S22:YES)、ユーザによる画像の視点位置の変更を受け付けるための視点位置変更受付画面が液晶ディスプレイ10に表示される(S23)。
図9に、視点位置変更受付画面の一例を示す。液晶ディスプレイ10には、視点移動ボタン110、視点位置表示領域120、ズームインボタン131、ズームアウトボタン132、特定視点位置指定ボタン133、終了ボタン134が表示される。視点移動ボタン110は、ユーザが視点位置を移動させるためのボタンであり、上ボタン111、下ボタン112、左ボタン113、右ボタン114、及び視点位置を元に戻す、即ち、表示されている画像を仮想画像から実体画像へ戻すためのリセットボタン115からなる。ユーザが、上ボタン111、下ボタン112、左ボタン113、右ボタン114の何れかのボタンを押下すると、その方向に視点位置が移動する。また、上ボタン111と下ボタン112のいずれか一方と、左ボタン113と右ボタン114のいずれか一方とを同時に押下することにより、斜め45度方向への移動も可能としてもよい。また、図示はしないが、斜め45度方向への移動ボタンを4つ付加した所謂8方向ボタンであってもよい。
そして、視点位置表示領域120には、針落ち点を中心とする複数の同心円121が表示され、視点マーク122により視点位置が示されると共に、カメラマーク123によりイメージセンサ50の配設位置が示される。また、ズームインボタン131は、視点位置を針落ち点に近づけるためのボタンであり、ズームアウトボタン132は、視点位置を針落ち点から遠ざけるためのボタンである。ここで、ズームインボタン131が押下されると、視点位置が近づいたことを示すために、視点位置表示領域120の同心円121の間隔を大きくすると共に、画像表示領域104にはズームイン画像を表示する。一方、ズームアウトボタン132が押下されると、視点位置が遠ざかったことを示すために、視点位置表示領域120の同心円121の間隔を小さくすると共に、画像表示領域104にはズームアウト画像を表示する。そして、特定視点位置指定ボタン133は、針落ち点よりも右側の特定位置へ視点位置を指定するためのボタンであり、終了ボタン134は、視点変換を終了するためのボタンである。
次いで、終了ボタン134が操作されたか否かが判断され(S24)、操作された場合には(S24:YES)、S11の処理へ戻る。終了ボタン134が操作されなかった場合には(S24:NO)、ユーザからの視点変更の指示があったか否かが判断され(S25)、指示がなければ(S25:NO)、S24の判断へ戻る。
そして、視点変更の指示があった場合には(S25:YES)、視点位置変更処理が行われる(S26)。この処理では、上ボタン111、下ボタン112、左ボタン113、及び右ボタン114の少なくともいずれかが操作されると、図10に示すように、針落ち点81を中心とする仮想球面140上で視点位置142を移動させる処理が行われる(図中、矢印「K」)。これに伴い、視点位置表示領域120(図9参照)内の視点マーク122が移動されると共に、移動後の視点位置の座標がRAM63の変更視点座標記憶エリアに記憶される。また、リセットボタン115が操作されると、画像表示領域104に表示される画像は仮想画像から実体画像に戻されて、視点位置表示領域120内の視点マーク122はカメラマーク123へ移動される。
また、ズームインボタン131が操作された場合には、図10に示すように、針落ち点81と視点位置142との間の距離を近づける処理が行われる(図中、矢印「L」)。これに伴い、視点位置表示領域120(図9参照)の同心円121の間隔を大きくすると共に、移動後の視点位置の座標がRAM63の変更視点座標記憶エリアに記憶される。一方で、ズームアウトボタン132が操作されると、視点位置142を針落ち点81から遠ざけて、視点位置表示領域120の同心円121の間隔を小さくする。
また、特定視点位置指定ボタン133が操作された場合には、ミシンベッド2、脚柱部3、及びアーム部4に囲まれた空間内(所謂ふところ部)の特定位置85(図1参照)に視点位置が変更され、カメラマーク123の移動及びRAM63への座標の記憶が行われる。この特定位置85は、脚柱部3の左側における略中央部であって、針落ち点の右側が見えるような視点位置である。これにより、ユーザは、加工布の布縁にかがり縫いを行う場合等、縫製状態を針落ち点の右側から確認したい場合に、目視では視認できない画像を簡単な操作で画像表示領域104に表示させて、縫製状態を確認することができる。本実施の形態では、脚柱部3の左側における略中央部が特定位置85に設定されているが、特定位置は適宜設定することができる。そして、視点位置変更処理(S26)が終了すると、画像データ変換処理が行われる(S27)。
ここで、画像データ変換処理(S27)について説明する。この画像データ変換処理では、イメージセンサ50によって撮像された実体画像を、ユーザによって指定された視点位置から見た仮想画像に視点変換する処理が行われる。まず、空間全体を示す、先述したワールド座標系上の点の三次元座標をM(X,Y,Z)、イメージセンサ50のカメラ座標系上の点の三次元座標をM(X,Y,Z)、移動させた視点の座標系(移動視点座標系)上の点の三次元座標をM(X,Y,Z)とする。そして、カメラ座標系の実体画像平面上の点の二次元座標を(u,v)、移動視点座標系の仮想画像平面上の点の二次元座標を(u,v)とする。さらに、「R」は外部パラメータであるX軸回転ベクトルr、Y軸回転ベクトルr、及びZ軸回転ベクトルrに基づいて決定される3×3の回転行列、「t」は、外部パラメータであるX軸並進ベクトルt、Y軸並進ベクトルt、及びZ軸並進ベクトルtに基づいて決定される3×1の並進ベクトルである。つまり、R、tは、ワールド座標系の三次元座標M(X,Y,Z)をカメラ座標系の三次元座標M(X,Y,Z)に変換する際に利用される。そして、ワールド座標系の三次元座標M(X,Y,Z)を移動視点座標系の三次元座標M(X,Y,Z)に変換する際には、Rw2(3×3の回転行列)、tw2(3×1の並進ベクトル)が用いられる。これらの行列式は、移動先の視点がワールド座標系のどの点に該当するかにより決定される。そして、移動視点座標系の三次元座標M(X,Y,Z)を、カメラ座標系の三次元座標M(X,Y,Z)に変換する行列式を、R21(3×3の回転行列)、t21(3×1の並進ベクトル)とする。
まず、移動視点座標系の三次元座標M(X,Y,Z)を、カメラ座標系の三次元座標M(X,Y,Z)に変換する行列式R21、t21を算出する。R,Rw2,R21,t,tw2,t21には、次のような関係が成り立つ。「M=R×M+t(ワールド座標系からカメラ座標系へ)」,「M=Rw2×M+tw2(ワールド座標系から移動視点座標系へ)」,「M=R21×M+t21(移動視点座標系からカメラ座標系へ)」である。これらをR21,t21について解くと、「R21=R×Rw2 」,「t21=R×Rw2 ×tw2+t」となる。R,Rw2,t,tw2はすでに算出された固定値であるので、R21,t21は一意的に決定される。
次に、仮想画像上の点の二次元座標(u,v)が、実体画像上のどの二次元座標(u,v)となるかを算出することで、仮想画像を作成する。そのために、仮想画像上の二次元座標(u,v)が、視点変更座標系の正規化画像上の二次元座標(x",y")へ変換される。この値は、EEPROM64の内部パラメータ記憶エリア642に記憶されているX軸焦点距離fx、Y軸焦点距離fy、X軸主点座標cx、及びY軸主点座標cyが用いられて、「x"=(u−cx)/fx」、「y"=(v−cy)/fy」により算出される。次いで、正規化画像上の二次元座標(x",y")にレンズの歪みを加味した座標(x',y')が算出される。この値は、内部パラメータである第一歪み係数k及び第二歪み係数kが用いられて、「x'=x"−x"×(1+k×r+k×r)」、「y'=y"−y"×(1+k×r+k×r)」により算出される。尚、「r=x'+y'」である。
次いで、視点変更座標系の正規化画像上の二次元座標(x',y')から、視点変更座標系の三次元座標M(X,Y,Z)が算出される。ここで、「X=x'×Z」、「Y=y'×Z」である。さらに、ミシンベッド2の上面をワールド座標系のXY平面としているので、「M=Rw2×M+tw2」においてZ=0とする。そして、連立方程式を解くことにより、視点変更座標系の三次元座標(X,Y,Z)が算出される。
そして、移動視点座標系の三次元座標M(X,Y,Z)を、カメラ座標系の三次元座標M(X,Y,Z)に変換する。ここでは、式「M=R21×M+t21」にM(X,Y,Z)が代入され、M(X,Y,Z)が算出される。次いで、カメラ座標系の三次元座標M(X,Y,Z)からカメラ座標系の正規化画像上の二次元座標(x',y')へ変換される。ここで、「x'=x/z」、「y'=y/z」である。さらに、レンズの歪みが加味された二次元座標(x",y")が算出される。この値は、「x"=x'×(1+k×r+k×r)」、「y"=y'×(1+k×r+k×r)」により算出される。尚、「r=x'+y'」である。次いで、正規化画像上の二次元座標(x",y")からカメラ座標系の二次元座標(u,v)へ変換される。この座標は「u=fx×x"+cx」、「v=fy×y"+cy」で算出される。
このような処理を、仮想画像の全ての画素について実施すれば、実体画像のどの画素(u,v)が仮想画像のどの画素(u,v)に対応するかが分かるため、ユーザによって指定された視点位置から見た仮想画像を実体画像から作成することができる。そして、図6のフローチャートの説明に戻り、画像データ変換処理(S27)が終了すると、視点変換された仮想画像が画像表示領域104に表示されて(S28)、S24の判断へ戻る。
次に、図11及び図12を参照して、本実施の形態のイメージセンサ50によって撮像された実体画像、及びこの実体画像から視点変換された仮想画像について説明する。図11は、イメージセンサ50によって針板80が撮像された実体画像の一例を示す図であり、この実体画像は、針板80を斜め上方から見た画像である。図12は、図11に示す実体画像から視点変換された仮想画像の一例を示す図である。まず、画像表示処理において最初に画像を表示させる処理(S15、図6参照)では、イメージセンサ50によって撮像された実体画像がそのまま表示される(図11参照)。そして、ユーザによって視点位置が変更されると(S26)、変更された視点位置から見た仮想画像に実体画像が視点変換されて(S27)、画像を表示させる処理が行われる(S28)。すると、図12に示すように、ユーザによって指定された視点位置から見た画像が画像表示領域104に表示されることとなる。このように視点変換された仮想画像は、針板80のほぼ真上から見た画像となる。
以上説明したように、本実施の形態のミシン1によると、イメージセンサ50によって撮像された実体画像を、ユーザが希望する視点位置から見た仮想画像に視点変換し、液晶ディスプレイ10に表示させることができる。従って、多数のイメージセンサ50をミシンに配設しなくても、また、イメージセンサ50を移動させなくても、針棒6近傍を実際に目視することなく、針位置や縫製状態を任意の視点から確認することができる。また、ユーザ自身が視点を変えなくても、視点変更された仮想画像を見ることで、通常では視認できない方向や視認しづらい方向からも針位置や縫製状態を容易に確認することができる。
尚、図6に示すS15及びS28において、液晶ディスプレイ10に実体画像及び仮想画像を表示させるCPU61が本発明の「表示手段」に相当し、S27において実体画像を仮想画像に視点変換する処理を行うCPU61が「画像変換手段」として機能する。また、図6に示すS26において、ユーザが希望する仮想画像の視点位置を、タッチパネル16の操作に応じて所定の空間位置に指定するCPU61が「視点位置指定手段」として機能する。
尚、本発明のミシンは上記実施の形態に限られず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることは勿論である。まず、本実施の形態では、ミシンベッド2上を撮像するために、正面カバー59の下端部60(図2及び図3参照)にイメージセンサ50が1つ配設されている。しかし、イメージセンサ50の配設位置や配設個数は適宜変更が可能であり、例えば、2つのイメージセンサ50によって撮像された画像を用いて仮想画像を作成し、液晶ディスプレイ10に表示させる構成としてもよい。
また、ユーザによる仮想画像の視点位置の入力を受け付けるための構成は、変更が可能である。図9に示すように、本実施の形態では、ユーザが希望する方向へ視点位置を移動させるための矢印ボタン111〜114と、表示されている画像を仮想画像から実体画像へ戻すためのリセットボタン115と、視点位置を特定位置に移動させるための特定視点位置指定ボタン133とが設けられている。しかし、矢印ボタン111〜114を設けずに、あらかじめ定められた所定位置に視点位置を移動させるための視点位置指定ボタンを複数設けておき(例えば、「後方」、「左方」、「右方」、「前方」等)、複数の視点位置の中から1つをユーザに選択させるようにしてもよい。また、特定視点位置指定ボタン133を2種類以上設けてもよいし、リセットボタン115を省いてもよい。また、タッチパネル16でなく、視点位置の入力を受け付けるための専用の入力部を新たに設けてもよい。また、マウス、トラックパッド、トラックボール、ジョイスティック等のポインティングデバイスをミシン1に接続して、このポインティングデバイスの操作により視点位置を移動させるように構成してもよい。
また、本実施の形態では、所定の位置をより大きく画像表示領域104に表示させる場合、画像を拡大するのではなく、視点位置を近づけることで画像を大きく表示させている。すなわち、拡大・縮小でなく、パラメータを利用したズームイン・ズームアウトを採用している。しかし、実体画像、又は仮想画像を拡大・縮小して画像表示領域104に表示させる構成とすることも可能である。
ミシン1の上側からの斜視図である。 イメージセンサ50を示す模式図である。 上糸22の糸道経路とイメージセンサ50との位置関係を示す模式図である。 ミシン1の電気的構成を示す模式図である。 EEPROM64に設けられている記憶エリアの構成を示す模式図である。 ミシン1で行われる画像表示処理のフローチャートである。 液晶ディスプレイ10に表示される画像取り込み指示受付画面の一具体例を示す図である。 液晶ディスプレイ10に表示される視点変更指示受付画面の一具体例を示す図である。 液晶ディスプレイ10に表示される視点位置変更受付画面の一具体例を示す図である。 本実施の形態における視点位置の移動を示す説明図である。 イメージセンサ50によって針板80が撮像された実体画像の一例を示す図である。 図11に示す実体画像から視点変換された仮想画像の一例を示す図である。
符号の説明
1 ミシン
2 ミシンベッド
3 脚柱部
4 アーム部
5 頭部
6 針棒
7 縫針
10 液晶ディスプレイ
16 タッチパネル
50 イメージセンサ
61 CPU
62 ROM
63 RAM
64 EEPROM
85 特定位置
642 内部パラメータ記憶エリア
643 外部パラメータ記憶エリア

Claims (5)

  1. ベッド部と、このベッド部から立設された脚柱部と、前記ベッド部の上方で前記脚柱部から水平に張り出したアーム部とを有し、前記アーム部の先端側に設けられた頭部に、縫針が装着される針棒を上下に往復揺動可能に備えたミシンであって、
    前記ベッド部上を撮像可能な撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された実体画像を、任意の視点から見た仮想画像に視点変換する画像変換手段と、
    前記画像変換手段によって視点変換された前記仮想画像を表示させる表示手段とを備えたことを特徴とするミシン。
  2. 前記仮想画像の視点位置を所定の空間位置に指定する視点位置指定手段を備え、
    前記画像変換手段は、前記視点位置指定手段によって指定された視点位置から見た仮想画像に前記実体画像を視点変換することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記撮像手段は、前記針棒の配設位置よりも前方で、且つ前記縫針に上糸を案内するための糸道経路から所定距離離間した前記頭部の所定位置に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
  4. 前記仮想画像の視点位置を、前記ベッド部、前記脚柱部、及び前記アーム部に囲まれた空間内の特定位置に指定する特定視点位置指定手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のミシン。
  5. 前記撮像手段はCMOSイメージセンサであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のミシン。
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