JP4914869B2 - 自動車用フード - Google Patents
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Description
図7は従来の自動車用フードを示す断面図であり、アウタパネル101の内側にインナフレーム102が取付けられ、このインナフレーム102の前部の上面にベースプレート103が取付けられ、このベースプレート103にインナフレーム102から下方に突出するようにストライカ104が取付けられ、ベースプレート103の上方を覆うように、インナフレーム102の前部の上面に補強板106が取付けられている。
本発明の目的は、衝撃吸収、インナフレーム補強に加えてコスト削減が図れる自動車用フードを提供することにある。
インナフレームは、***部が設けられることで前部の剛性が高くなり、従来のような特別な補強材が不要になる。
剛性の高い***部の***部後部に穴部を設け、***部の剛性を下げることで、菱形断面でフード開閉時のストライカに作用する荷重を支持する支持剛性を確保するとともに、フードの前部上面に衝突物があった場合に菱形断面で衝突エネルギーを吸収することが可能になる。
***部のうちで最も剛性の高いコーナ部に穴部を設けることで、***部の剛性が大きく下げられ、ストライカに作用する荷重を支える支持剛性が確保されるとともに、衝突物が受ける衝撃がより一層緩和される。
このように、ベースプレートの剛性を高めても、ベースプレートは菱形断面の下部を構成するから、菱形断面の衝撃吸収性に与える影響は小さい。
また、一方では、菱形断面部の衝撃吸収性を維持しながら、ストライカの支持剛性を確保しつつベースプレートの板厚を小さくして軽量化を図ることができる。
図1は本発明に係る自動車用フードを示す断面図(図中の矢印(FRONT)は自動車前方を示している。)であり、フード10は、車体前部に設けられたエンジンルームの上方を覆うために車体側に開閉自在に取付けられる部品であり、外観面を形成するアウタパネル11と、このアウタパネル11の内側に取付けられてアウタパネル11を支持するインナフレーム12と、このインナフレーム12の前部下部に取付けられたストライカ組立体13とからなる。
環状凸部27,28は、穴部22,23の内方に突出する複数の突起部31,32を備え、これらの突起部31,32でアウタパネル11(図1参照)の内面を支持している。
例えば、***部14のコーナ部14c,14dを除いた部分に穴部を開けた場合には、***部14を部分的に低剛性とすることは可能であるが、高剛性のままのコーナ部14c,14dが残り、例えば、フード10の上面に衝突物があった場合、アウタパネル11を介して***部14に外力が作用した際に、コーナ部14c,14dに発生する反力が大きくなって、衝突物が受ける衝撃が大きくなる。
凸形ビード56,57は、インナフレーム12側に突出する平行に設けられた部分であり、ベースプレート15の前部の剛性を高める部分である。
ベースプレート15のストライカ取付部53には凸形ビードが設けられていないが、ストライカ取付部53は、ストライカ16が取付けられることで剛性が高められている。
図6(a),(b)は本発明に係るフードの作用を示す作用図である。
(a)は衝突物65がフード10に衝突する前の状態を示している。
(b)において、衝突物65が、白抜き矢印で示すように、フード10の前部上面に衝突し、フード10のアウタパネル11を介して菱形断面部55に衝突の荷重が作用すると、菱形断面部55は、2点鎖線で示される初期の状態から上下に潰されるように変形し、衝突時のエネルギーを吸収する。
このような菱形断面部55の変形によって、衝突物65が受ける衝突荷重を小さくすることができ、衝撃を緩和することができる。
また、一方では、菱形断面部55の衝撃吸収性を維持しながら、ストライカ16の支持剛性を確保しつつベースプレート15の板厚を小さくして軽量化を図ることができる。
Claims (4)
- アウタパネル(11)の内側にインナフレーム(12)が配置され、このインナフレームの前部下部に車体側に設けられたロック装置に係合されるストライカ(13)が取付けられた自動車用フードにおいて、
前記インナフレーム(12)の前部に前記アウタパネル(11)側へ突出して後上がりに形成された***部前部(45)を備えた***部(14)が設けられ、この***部(14)と、前記ストライカを支持するために前記***部に前後に渡されたベースプレート(15)と、で菱形断面部(55)を形成し、
前記ベースプレート(15)は、後下がりに形成された前傾斜部(52)と、この前傾斜部(52)につながり、その後端から後上がりに延びて形成され、前記ストライカ(13)を取付けるためのストライカ取付部(53)とからなり、
前記ストライカ取付部(53)は、前記菱形断面部(55)において前記***部前部(45)と略平行である、
ことを特徴とする自動車用フード。 - 前記***部(14)は、前記***部前部(45)の後端から後下がりに形成された***部後部(46)と、この***部後部(46)の後方に位置する***部屈曲部(47)とを備え、前記***部後部(46)に穴部(35〜38)を開けることで***部後部(46)に前記***部前部(45)と前記***部屈曲部(47)とを繋ぐ連結帯(41〜43)が形成され、前記***部前部(45)及び前記連結帯(41〜43)が前記菱形断面の上部を形成することを特徴とする請求項1記載の自動車用フード。
- 前記***部(14)は、平面視でコーナ部(14c,14d)を有する形状に形成され、このコーナ部(14c,14d)まで前記穴部(35,38)が設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動車用フード。
- 前記前傾斜部(52)に剛性を高める凸形ビード(57,57)が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の自動車用フード。
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