JP4906396B2 - 画像転写装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ - Google Patents

画像転写装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP4906396B2
JP4906396B2 JP2006129020A JP2006129020A JP4906396B2 JP 4906396 B2 JP4906396 B2 JP 4906396B2 JP 2006129020 A JP2006129020 A JP 2006129020A JP 2006129020 A JP2006129020 A JP 2006129020A JP 4906396 B2 JP4906396 B2 JP 4906396B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
intermediate transfer
toner
developing
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006129020A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007298922A (ja
Inventor
英世 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006129020A priority Critical patent/JP4906396B2/ja
Publication of JP2007298922A publication Critical patent/JP2007298922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4906396B2 publication Critical patent/JP4906396B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像転写装置、画像形成装置、プロセスカートリッジに係り、特に像担持体の画像を転写する中間転写体を備えた画像転写装置、画像形成装置、プロセスカートリッジに関する。
画像形成装置として、カラー電子写真装置があり、複写機、プリンター、FAXなどに採用されている。このようなカラー電子写真装置は、1ドラム型のものとタンデム型のものがある。1ドラム型のものは、1つの感光体のまわりに複数色の現像装置を備え、それらの現像装置でトナーを付着して感光体上に合成トナー画像を形成し、そのトナー画像を転写して転写材にカラー画像を記録する。一方タンデム型のものは、並べて備える複数の感光体にそれぞれ個別に現像装置を備え、各感光体上にそれぞれ単色トナー画像を形成し、それらの単色トナー画像を順次転写して転写材に合成カラー画像を記録するものである。近年は、フルカラー画像形成装置もモノクロ画像形成装置並みのスピードが望まれることから、タンデム型が注目されてきている。
ところで、近年、環境保護のために工業製品にリサイクル性を持たせることが非常に重要になっている。カラー画像形成装置においても、装置本体の材質・設計・組み立てに関して、すでに高レベルでのリサイクル使用が実現できる技術領域に達しており、近年では、さらに現像剤などのサプライ品に対してもリサイクルの試みがなされている。現像剤のリサイクルは、不要な残留現像剤を装置内で回収し再び現像剤として使用するものであり、単色の現像剤を使用するモノクロ用の画像形成装置ではすでに実用化が進んでいる。
また、中間転写体を用いた画像形成装置においても以下に示す特許文献のように、中間転写体にクリーニング装置が配置されており、リサイクルが提案されているものもある。
特許文献1には、中間転写体上の転写残トナーを除去するための第1のクリーニング手段と、前記第1のクリーニング手段より前記中間転写体の回転方向下流側に配置され、該中間転写体上の転写残トナーを除去するための第2のクリーニング手段と、前記第2のクリーニング手段を前記中間転写体に対して離接させる離接手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特許文献2には、中間転写体上の不要となったトナーを除去するクリーニング手段を有し、前記クリーニング手段は、前記中間転写体に当接する2以上のクリーニング部材を含み、少なくとも2つのクリーニング部材は互いに独立して進退し、前記中間転写体に接離可能となっていることを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特許文献3には、像担持体に付着しているトナー等を取り除くクリーニング手段を有する画像形成装置において、クリーニング手段は、像担持体上の付着物に作用する複数のクリーニング部材と、クリーニング部材により回収されたトナー等に対して複数の搬送経路とを有し、搬送経路のうちの1つ以上は、現像手段へのリサイクルトナー供給経路であり、クリーニング部材毎に経路が選択されており、クリーニング手段は、像担持体の回転方向の上流側から第1のクリーニング部材としてのブラシと、第2のクリーニング部材としてのブレードとからなり、ブラシにより回収されたトナーのみを、トナーのリサイクル経路に供給することを特徴とするものが記載されている。
特許文献4には、像担持体クリーニング手段及び中間転写体クリーニング手段により回収された現像剤を、黒色現像用の現像手段に送り込み再利用する画像形成装置が記載されている。
特許文献5には、中間転写体上に残留する残留トナーをクリーニングするクリーニング装置を備え、前記クリーニング装置が、前記中間転写体の移動方向上流側から順に、
前記中間転写体上の残留トナーをクリーニングする第1のクリーニング手段と、 前記中間転写体上の残留トナーを帯電させる帯電手段と、前記中間転写体上の残留トナーをクリーニングする第2のクリーニング手段とを備えた画像形成装置が記載されている。
特開2005−308991号公報 特開2002−156838号公報 特開2002−287590号公報 特開2004−02066号公報 特開2005−025010号公報
しかしながら、上記特許文献1、特許文献2及び特許文献5のものにあっては、複数のクリーニング装置を備え、高品位な中間転写体のクリーニングが実現できるものの、トナーのリサイクルについては考慮がされていない。また、特許文献3のものにあっては、像担持体のトナーのリサイクルについて記載されているものの中間転写体からのトナーのリサイクルについては考慮されていない。
そして、特許文献4のものにあっては、多色の印刷において中間転写体から回収した各色が混じったトナーをすべて黒の現像手段や、回収したトナーを専用に使用する現像手段に送るものであり、すべての回収トナーをリサイクルできるものの、黒色の印刷品質が劣化するおそれがある。
そこで本発明は、トナーの再利用を促進しつつ、印刷品質を維持することができる、画像転写装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、
複数の像担持体と、
それぞれの像担持体にトナー像を形成する複数台の現像装置と、
これら複数の像担持体に形成されたトナー像転写される中間転写体と、
前記中間転写体の位置を、カラー画像を形成する場合と、単色画像を形成する場合とで異ならせ、前記中間転写体にトナー像を転写される像担持体を異ならせる手段と、
前記中間転写体の前記異なる位置ごとに対応させて配され、前記中間転写体の廃トナーを回収する2台のクリーニング装置と、
を備えことを特徴とする画像転写装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像転写装置において、 前記クリーニング装置のうち少なくとも1台は、回収した廃トナーを前記現像装置に戻すリサイクル装置を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の画像転写装置において、前記リサイクル機構は単色の廃トナーを前記複数台の現像装置のうちの当該単色の現像装置に戻すように構成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2または3のいずれか記載の画像転写装置において、前記中間転写体を、すべての像担持体に接してトナー像が転写され得るカラー画像形成時の位置と、一つの像担持体に接してトナー像が転写され得る単色画像形成位置の間で回動して移動可能とし、前記単色画像形成時に前記中間転写体の廃トナーを前記リサイクル機構で前記単色画像形成に用いる現像装置に戻ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか記載の画像転写装置において、前記現像装置は、像担持体と、該像担持体の表面を帯電する帯電手段と、該像担持体の帯電された表面を露光して潜像を形成する露光手段と、該像担持体上の潜像を現像する像担持体現像手段と、該像担持体の表面をクリーニングする像担持体クリーニング手段とを備えるものであることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項ないし5のいずれか記載の画像転写装置において、前記単色はブラックであることを特徴とする。
請求項7の発明は請求項1ないし6のいずれか記載の画像転写装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項8の発明は、請求項1ないし6のいずれか記載の画像転写装置に配置され、像担持体と、現像装置とを含んで一体に形成され、画像形成装置本体に着脱自在に構成されたことを特徴とするプロセスカートリッジである。
本発明によれば、中間転写体の位置を、カラー画像を形成する場合と、単色画像を形成する場合とで異ならせ、前記中間転写体にトナー像を転写される像担持体を異ならせ、中間転写体の前記異なる位置ごとに対応させて中間転写体の廃トナーを回収する2台のクリーニング装置を配したからトナーの再利用を促進しつつ、印刷品質を維持することができる、画像転写装置、画像形成装置を提供することができるという効果がある。
以下本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
以下、本発明を画像形成装置である電子写真式カラー複写機(以下「カラー複写機」という)に適用したタンデム型間接転写方式のカラー複写機について説明する。
図1は、同カラー複写機の概略構成図である。本例において、カラー複写機は、複写機本体100と、複写機本体100が載置される給紙テーブル200と、複写機本体100上に配置されたスキャナ300とを備える。また、スキャナ300の上部には、原稿自動搬送装置(ADF)400が配置されている。
カラー複写機本体100には、その中央に、無端ベルト状の中間転写体10を設けている。この中間転写体10は、3つの支持ローラ14、15、16に掛け回され、図中時計回りに回転搬送可能となっている。3つの支持ローラのうち第2の支持ローラ15の図中左側には、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置17(170)が設けられている。また、第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15間に張り渡した中間転写体10上側には、その搬送方向に沿って、イエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(BK)の4つの画像形成部18が横に並べて配置されている。
上記タンデム画像形成部20における個々の画像形成部18は、像担持体としての感光体ドラム40のまわりに、帯電装置60、現像装置61、1次転写手段としての1次転写装置62、感光体クリーニング装置63、除電装置64などを備えている(図2参照)。また、タンデム画像形成部20の上には、露光装置21が設けられている。
これらの4つの画像形成部18により、各感光体ドラム40上に互いに異なる色のトナー画像を形成する画像形成手段としてのタンデム画像形成部20が構成されている。
また、中間転写体10を挟んでタンデム画像形成部20と反対の側には、2次転写手段としての2次転写装置22を備えている。この2次転写装置22は、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して構成し、中間転写体10を介して第3の支持ローラ16に押し当てて配置し、中間転写体10上の画像を転写材としての転写紙に転写する。
また、2次転写位置の転写紙搬送方向下流側には、転写紙上の転写画像を定着する定着装置25が設けられている。この定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てた構成となっている。
また、2次転写装置22及び定着装置25の下側には、タンデム画像形成部20と平行に、転写紙の両面に画像を記録すべく転写紙を反転する転写紙反転装置28を備えている。上記構成のカラー複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。又は、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動した後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33及び第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで支持ローラ14、15、16の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間転写体10を回転搬送する。同時に、個々の画像形成部18で像担持体としての感光体ドラム40を回転して各感光体ドラム40上にそれぞれ、イエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの単色画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写体10上に合成カラー画像を形成する。
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから転写紙を繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。又は、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上の転写紙を繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写体10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写体10と2次転写装置22との間に転写紙を送り込み、2次転写装置22で転写して転写紙上にカラー画像を記録する。
画像転写後の転写紙は、2次転写ベルト24で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画が像定着された後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。
一方、画像転写後の中間転写体10は、中間転写体クリーニング装置170で表面に残留する残留トナーが除去され、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。
次に、タンデム画像形成部20の個々の画像形成部について説明する。図2は、画像形成部の概略構成図である。図2では、マゼンタ(M)とブラック(BK)の画像形成部18−M,18B−Kを表示している。各画像形成部18M,18BKは、それぞれ像担持体としてのドラム状の感光体ドラム40のまわりに、帯電手段としての帯電装置60、現像手段としての現像装置61、1次転写装置62、感光体クリーニング装置63、除電装置64などを備えてなる。感光体ドラム40は、図示例では、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材を塗布し、感光層を形成したドラム状であるが、無端ベルト状であってもよい。
なお、画像形成部18は、少なくとも感光体ドラム40と現像装置61とを一体的に支持してプロセスカートリッジを形成し、複写機本体100に対して一括して着脱自在としてメンテナンス性を向上することが望ましい。例えば、図3に示すように、感光体ドラム40と現像装置61と帯電装置60と感光体クリーニング装置63とを一体的に支持してプロセスカートリッジ180を形成することができる。また、複数の画像形成部18又はすべての画像形成部18を一体的に支持してプロセスカートリッジを形成することができる。
上記画像形成部18を構成する部分のうち、帯電装置60はローラ状であり、感光体ドラム40に接触して電圧を印加することによりその感光体ドラム40の帯電を行う。もちろん、非接触のスコロトロンチャージャで帯電を行うこともできる。
上記現像装置61は、磁性キャリアと非磁性のトナーとを含む二成分現像剤を使用し、攪拌部66と現像部67とを備えている。
攪拌部66には、平行な2本のスクリュー68が設けられ、2本のスクリュー68の間は、両端部を除いて仕切り板69で仕切られている。また、現像ケース70にはトナー濃度センサ71が取り付けられている。現像部67は、現像スリーブ65に付着した二成分現像剤のうちのトナーを感光体ドラム40に転移させるものであり、現像ケース70の開口を通して感光体ドラム40と対向する像担持体としての現像スリーブ65が設けられている。また、現像スリーブ65の表面に対して一定距離で離間した隙間をもって保持された現像剤規制部材73が設けられている。
上記現像スリーブ65は、非磁性の回転可能なスリーブ状の形状を持ち、内部には複数のマグネット72が配設されている。マグネット72は、固定されているために現像剤が所定の場所を通過するときに磁力を作用させられるようになっている。マグネット72は、例えば、現像剤規制部材73の箇所から現像スリーブ65の回転方向にN1、S1、N2、S2、S3の5磁極を有する。現像剤は、マグネット72により磁気ブラシを形成され、現像スリーブ65上に担持される
上記構成の現像装置61において、2成分現像剤を2本のスクリュー68で攪拌しながら搬送循環し、現像スリーブ65に供給する。現像スリーブ65に供給された現像剤は、マグネット72により汲み上げて保持され、現像スリーブ65上に磁気ブラシを形成する。磁気ブラシは、現像スリーブ65の回転とともに、現像剤規制部材73によって適正な量に穂切りされる。切り落とされた現像剤は、攪拌部66に戻される。
他方、現像スリーブ65上の現像剤のトナーは、現像スリーブ65に印加された現像バイアス電圧により感光体ドラム40に転移して感光体ドラム40上の静電潜像を可視像化する。可視像化後、現像スリーブ65上に残った現像剤は、マグネット72の磁力がないところで現像スリーブ65から離れて攪拌部66に戻る。この繰り返しにより、攪拌部66内のトナー濃度が薄くなると、それをトナー濃度センサ71で検知して攪拌部66にトナーが補給される。
感光体クリーニング装置63は、先端が感光体ドラム40に押し当てられる例えばポリウレタンゴム製のクリーニングブレード75と、接触導電性のファーブラシ76を矢印方向に回転自在に備える。また、ファーブラシ76にバイアスを印加する金属製の電界ローラ77を矢印方向に回転自在に備え、その電界ローラ77にはスクレーパ78の先端が押し当てられている。さらに、感光体クリーニング装置63には、感光体ドラム40から除去したトナーを回収する回収スクリュー79が設けられている。
上記構成の画像形成部18において、感光体ドラム40の回転とともに、まず帯電装置60で感光体ドラム40の表面が一様に帯電され、次いでスキャナ300の読み取り内容に応じて上述した露光装置21からレーザやLED等による書込み光Lが照射され、感光体ドラム40上に静電潜像が形成される。
その後、現像装置61によりトナーが付着され静電潜像が可視像化され、その可視像が1次転写装置62で中間転写体10上に転写される。画像転写後の感光体ドラム40の表面は、感光体クリーニング装置63で残留トナーが除去されて清掃され、除電装置64で除電されて再度の画像形成に備える。
次に、本発明の特徴部に係る中間転写装置の構成について説明する。図4は本発明に係る中間転写装置を示す機構説明図である。本例では、中間転写装置はカラー複写機がフルカラーで印刷を行うときと、ブラックで印刷を行うときでその配置を変更するものとしている。また、本例では、フルカラー印刷時における中間転写体クリーニング装置170と、ブラックでの印刷時における中間転写体クリーニング装置270を配置している。
即ち、本例では、複写機本体100に固定されたブラック1次転写ホルダ112に1次転写ホルダ111を回転軸113を軸として回動可能に配置し、カム110で駆動するようにしている。また、1次転写ホルダ111には、支持ローラ14及び1次転写装置62BKが支持され、ブラック1次転写ホルダ112には、イエロー、シアン、マゼンタの1次転写装置62−Y、62−C、62−M及び第2の支持ローラ15が支持されている。
そして、フルカラー印刷時には中間転写体10及び1次転写装置62−Y、62−C、62−M、62−BKがそれぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの感光体ドラム40−Y,40−C,40−M,40−BKに接触し、中間転写体10は第1の中間転写体クリーニング装置170にのみ接触するものとしている(図4中実線で示した)。
また、ブラックの印刷時には、カム110が半回転して、1次転写ホルダ111が回転軸113を中心に動して、中間転写体10及び1次転写装置62−BKがそれぞれ、ブラックの感光体ドラム40−BKだけに接触し、中間転写体10は第2の中間転写体クリーニング装置270にのみ接触するものとしている(図4中仮線で示した)。即ち、このとき、中間転写体10及びイエロー、シアン、マゼンタの1次転写装置62−Y、62−C、62−Mは、イエロー、シアン、マゼンタ、の感光体ドラム40−Y,40−C,40−Mと離間するよう配置される。
従って、本例では、フルカラー印刷時には、中間転写体10には第1の中間転写体クリーニング装置170が接触して中間転写体10の残トナーを回収する一方、ブラック印刷時には、中間転写体10には第2の中間転写体クリーニング装置270が接触してブラックの残トナーを回収してトナーリサイクル装置800を介してブラックの現像装置61に回収したトナーをリサイクルする。本例では、このトナーリサイクル装置800はスクリュー801(図2参照)を用いてトナーを搬送するものとしている。なお、このリサイクル装置には、モーノポンプを用いることができる。
このように、本例に係る中間転写装置では、フルカラー印刷の場合には、各色の感光体ドラム40−Y,40−C,40−M,40−BKに形成された顕像を中間転写体10に色を重ね、さらに転写紙に転写される。この際、中間転写体10に接する第1の中間転写体クリーニング装置170は、複数の色のトナーが雑多な割合で混ざるため色を特定することができずリサイクルトナーとしては利用しない。
一方、ブラック印刷の場合、即ち、一般に使用頻度の高いモノクロ印刷においては、ブラック感光体ドラム40−BKのみが中間転写体10に接し、中間転写体10は、第1の中間転写体クリーニング装置170から離れ、第2の中間転写体クリーニング装置270だけに接するようになり、二次転写残のブラックトナーのみをクリーニングして回収できる。そして、中間転写体クリーニング装置270の回収したトナーを回収スクリュー272で中間転写体クリーニング装置270の片側に寄せ、トナーリサイクル装置800で現像装置61のブラック現像の攪拌部66に戻され、安定して再利用できる。
なお、図4中ブラックの感光体ドラム40−BK以外の感光体ドラム40−Y,40−C,40−Mの構成は、トナーリサイクル装置800を除きブラックの感光体ドラム40−BKと同様である。また、カラー複写機がイエロー、シアン、マゼンタのシングルカラーモードを使用できるようにするときには、各色に対応した第3、第4、第5の中間転写体クリーニング装置を設け、対応した感光体現像装置にトナーをリサイクルすることができる。
本発明に係るカラー複写機を示す概略構成図である。 図1に示したカラー複写機の画像形成部を示す拡大構成図である。 図1に示したカラー複写機に使用するプロセスカートリッジを示す断面図である。 図1に示したカラー複写機の機構説明図である
符号の説明
10 中間転写体
14、15,16 支持ローラ
17 中間転写体クリーニング装置
18 画像形成部
20 タンデム画像形成部
21 露光装置
22 2次転写装置
23 ローラ
24 2次転写ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 転写紙反転装置
30 原稿台
32 コンタクトガラス
33 第1走行体
34 第2走行体
35 結像レンズ
36 読み取りセンサ
40 感光体ドラム
42 給紙ローラ
43 ペーパーバンク
44 給紙カセット
45 分離ローラ
46 給紙路
47 搬送ローラ
48 給紙路
49 レジストローラ
50 給紙ローラ
51 手差しトレイ
52 分離ローラ
53 給紙路
55 切換爪
56 排出ローラ
57 排紙トレイ
60 帯電装置
61 現像装置
62 1次転写装置
63 感光体クリーニング装置
64 除電装置
65 現像スリーブ
66 攪拌部
67 現像部
68 スクリュー
69 仕切り板
70 現像ケース
71 トナー濃度センサ
72 マグネット
73 現像剤規制部材
75 クリーニングブレード
76 ファーブラシ
77 電界ローラ
78 スクレーパ
79 回収スクリュー
100 複写機本体
110 カム
111 1次転写ホルダ
112 ブラック1次転写ホルダ
113 回転軸
170 第1の中間転写体クリーニング装置
200 給紙テーブル
270 第2の中間転写体クリーニング装置
272 回収スクリュー
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置(ADF)
800 トナーリサイクル装置
801 スクリュー

Claims (8)

  1. 複数の像担持体と、
    それぞれの像担持体にトナー像を形成する複数台の現像装置と、
    これら複数の像担持体に形成されたトナー像転写される中間転写体と、
    前記中間転写体の位置を、カラー画像を形成する場合と、単色画像を形成する場合とで異ならせ、前記中間転写体にトナー像を転写される像担持体を異ならせる手段と、
    前記中間転写体の前記異なる位置ごとに対応させて配され、前記中間転写体の廃トナーを回収する2台のクリーニング装置と、
    を備えことを特徴とする画像転写装置。
  2. 前記クリーニング装置のうち少なくとも1台は、回収した廃トナーを前記現像装置に戻すリサイクル装置を備えることを特徴とする請求項1記載の画像転写装置。
  3. 記リサイクル機構は単色の廃トナーを前記複数台の現像装置のうちの当該単色の現像装置に戻すように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像転写装置。
  4. 前記中間転写体を、すべての像担持体に接してトナー像が転写され得るカラー画像形成時の位置と、一つの像担持体に接してトナー像が転写され得る単色画像形成位置の間で回動して移動可能とし、前記単色画像形成時に前記中間転写体の廃トナーを前記リサイクル機構で前記単色画像形成に用いる現像装置に戻ことを特徴とする請求項2または3のいずれか記載の画像転写装置
  5. 前記現像装置は、像担持体と、該像担持体の表面を帯電する帯電手段と、該像担持体の帯電された表面を露光して潜像を形成する露光手段と、該像担持体上の潜像を現像する像担持体現像手段と、該像担持体の表面をクリーニングする像担持体クリーニング手段とを備えるものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の画像転写装置。
  6. 前記単色はブラックであることを特徴とする請求項ないし5のいずれか記載の画像転写装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか記載の画像転写装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし6のいずれか記載の画像転写装置に配置され、像担持体と、現像装置とを含んで一体に形成され、画像形成装置本体に着脱自在に構成されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
JP2006129020A 2006-05-08 2006-05-08 画像転写装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ Expired - Fee Related JP4906396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006129020A JP4906396B2 (ja) 2006-05-08 2006-05-08 画像転写装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006129020A JP4906396B2 (ja) 2006-05-08 2006-05-08 画像転写装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007298922A JP2007298922A (ja) 2007-11-15
JP4906396B2 true JP4906396B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=38768432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006129020A Expired - Fee Related JP4906396B2 (ja) 2006-05-08 2006-05-08 画像転写装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4906396B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3902381B2 (ja) * 2000-05-22 2007-04-04 株式会社リコー 画像形成装置
JP2001356570A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Canon Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007298922A (ja) 2007-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008191514A (ja) 画像形成装置
JP2008310293A (ja) 画像形成装置
JP2009042445A (ja) 画像形成装置及びこれに用いられるプロセスカートリッジ
JP2006145819A (ja) カラー画像形成装置
JP4342752B2 (ja) 画像形成装置
JP2008170510A (ja) 画像形成装置
JP2006126709A (ja) 画像形成装置とプロセスカートリッジ
JP4906396B2 (ja) 画像転写装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ
JP5950874B2 (ja) 画像形成装置
JP6955698B2 (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2004020661A (ja) 画像形成装置
JP2008090015A (ja) 画像形成装置
JP2004045923A (ja) 画像形成装置
JP2009093099A (ja) 画像形成装置及びユニット交換方法
JP2009210933A (ja) クリーニング機構、および画像形成装置
JP7358855B2 (ja) 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ
JP2009134153A (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP2009181115A (ja) 画像形成装置
JP4832992B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2003215885A (ja) 画像形成装置
JP2008020820A (ja) プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP4598461B2 (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2003215879A (ja) タンデム型中間転写装置
JP4340406B2 (ja) 画像形成装置
JP5404884B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4906396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees