JP4598461B2 - クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、像担持体をクリーニングするためのクリーニング装置、またかかるクリーニング装置またはこの一部を備え、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に搭載されるプロセスカートリッジ、またかかるクリーニング装置またはプロセスカートリッジを有するかかる画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置において、感光体等の像担持体をクリーニングするクリーニング装置が、従来より採用されている。クリーニング装置は、像担持体の表面に残留した現像剤や紙粉等の不要物が、画像形成に悪影響を及ぼすため、かかる不要物を除去するために用いられているものである。
たとえば、現像剤が2成分現像剤である場合においては、通常、かかる現像剤に含まれるトナーとキャリアとのうち、現像に使用されるトナーのみが像担持体に付着するが、トナーとともにキャリアまでもが像担持体の表面に付着することがあり、この場合には、キャリアが付着した部分やこの周辺部分において画像に白抜けが発生し、画像品質の低下を生じるという問題がある。そこで、クリーニング装置として、たとえば〔特許文献1〕、〔特許文献2〕等に記載されているように、像担持体の表面に当接してキャリアを除去する部材を備えたクリーニング装置が広く利用されている。
〔特許文献1〕に記載されたクリーニング装置は、かかる部材として、像担持体に当接した回転ブラシと、ブレードとを有している。また、〔特許文献2〕に記載されたクリーニング装置は、かかる部材として、磁力を用いた部材を有している。なお、〔特許文献2〕に記載された、かかる部材を有するクリーニング装置は、現像装置内に配設されており、現像装置と別個に設けられたクリーニング装置と別のクリーニング装置を構成している。
特開2000−259055号公報 特開平7−92810号公報
しかし、〔特許文献1〕に記載されている回転ブラシのように、像担持体に当接した回転ブラシによって像担持体に付着したキャリア等を除去する構成においては、像担持体から除去され回転ブラシに付着したキャリア等が、像担持体に当接するときに像担持体の表面の感光皮膜を削ってしまい、像担持体の寿命を縮めるという問題や、回転ブラシに付着したキャリア等が、像担持体に再付着してしまうという問題がある。
また、〔特許文献1〕に記載されているブレードは、回転ブラシと同様に不要物を像担持体から除去するものであるが、ブレードと像担持体との間にキャリア等が挟まると、かかるキャリア等が、やはり、像担持体に当接するときに像担持体の表面の感光皮膜を削ってしまい、像担持体の寿命を縮めるという問題がある。
また、〔特許文献2〕に記載のクリーニング装置のように、複数のクリーニング装置を配設することは、コストの上昇や装置の大型化を招いてしまうという問題がある。また、スペースが限られている像担持体の周りに複数のクリーニング装置を配設することそのものが困難な場合があるという問題がある。
本発明は、像担持体の傷を防止しつつ像担持体をクリーニングする、コスト上昇、大型化を抑制したクリーニング装置、またかかるクリーニング装置またはこの一部を備え、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に搭載されるプロセスカートリッジ、またかかるクリーニング装置またはプロセスカートリッジを有するかかる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、像担持体をクリーニングする回転ブラシと、この回転ブラシに食い込むように配設されてこの回転ブラシに係合し同回転ブラシに付着した不要物を同回転ブラシから除去するための、少なくとも一部が前記回転ブラシから不要物である現像剤を除去するための磁性体によって構成された除去部材とを有するクリーニング装置にある。
請求項1記載のクリーニング装置において、前記除去部材がローラ状であり回転可能であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のクリーニング装置において、不要物を排出する排出経路を有し、前記除去部材が前記回転ブラシに係合する位置を、前記回転ブラシの回転方向において、同回転ブラシの、像担持体のクリーニング位置より下流側の位置であって、同回転ブラシの、同回転ブラシの回転中心と前記排出経路とを結ぶ位置よりも上流側の位置としたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載のクリーニング装置において、前記除去部材を回転可能に配設したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか1つに記載のクリーニング装置において、前記除去部材を交換可能に配設したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか1つに記載のクリーニング装置において、像担持体の回転方向において、前記回転ブラシよりも下流側の位置で像担持体をクリーニングするブレードを有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか1つに記載のクリーニング装置、または、請求項1ないし6の何れか1つに記載のクリーニング装置に備えられた前記回転ブラシおよび前記除去部材と、像担持体とを有するプロセスカートリッジにある。
請求項8記載の発明は、請求項7記載のプロセスカートリッジにおいて、画像形成装置に着脱可能に配設されることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし6の何れか1つに記載のクリーニング装置、または、請求項7または8記載のプロセスカートリッジを有する画像形成装置にある。
本発明は、像担持体をクリーニングする回転ブラシと、この回転ブラシに食い込むように配設されてこの回転ブラシに係合し同回転ブラシに付着した不要物を同回転ブラシから除去するための、少なくとも一部が前記回転ブラシから不要物である現像剤を除去するための磁性体によって構成された除去部材とを有するクリーニング装置にあるので、簡易な構成により、像担持体から除去され回転ブラシに付着したキャリア等の不要物を、磁性体に吸着すること等により除去部材によって除去し、かかる不要物が像担持体に当接するときに像担持体の表面の感光皮膜を削ることがなく、像担持体の寿命を縮めることを防止でき、また回転ブラシに付着したキャリア等が、像担持体に再付着することを防止することができるから、像担持体の傷を防止しつつ像担持体を良好にクリーニングすることができ、長期にわたって像担持体を良好にクリーニングし長期にわたって良好な画像形成を行うことに寄与できる、コスト上昇、大型化を抑制したクリーニング装置を提供することができる。
不要物を排出する排出経路を有し、前記除去部材が前記回転ブラシに係合する位置を、前記回転ブラシの回転方向において、同回転ブラシの、像担持体のクリーニング位置より下流側の位置であって、同回転ブラシの、同回転ブラシの回転中心と前記排出経路とを結ぶ位置よりも上流側の位置としたこととすれば、簡易な構成により、像担持体から除去され回転ブラシに付着したキャリア等の不要物を除去部材によって除去し、かかる不要物が像担持体に当接するときに像担持体の表面の感光皮膜を削ることがなく、像担持体の寿命を縮めることを防止でき、また回転ブラシに付着したキャリア等が、像担持体に再付着することを防止することができるから、像担持体の傷を防止しつつ像担持体を良好にクリーニングすることができ、長期にわたって像担持体を良好にクリーニングし長期にわたって良好な画像形成を行うことに寄与できるとともに、回転ブラシから除去した不要物を排出経路から効率よく排出できる、コスト上昇、大型化を抑制したクリーニング装置を提供することができる。
前記除去部材を回転可能に配設したこととすれば、簡易な構成により、像担持体から除去され回転ブラシに付着したキャリア等の不要物を、回転によって異なる位置において回転ブラシに当接する除去部材によって除去し、かかる不要物が像担持体に当接するときに像担持体の表面の感光皮膜を削ることがなく、像担持体の寿命を縮めることを防止でき、また回転ブラシに付着したキャリア等が、像担持体に再付着することを防止することができるから、像担持体の傷を防止しつつ像担持体を良好にクリーニングすることができるとともに、除去部材の周面全体が偏りなく均一に回転ブラシに当接し、磁性体を有する場合など、不要物の付着を全体で行うことができるから不要物の除去性能を長期にわたって維持することができ、長期にわたって像担持体を良好にクリーニングし長期にわたって良好な画像形成を行うことに寄与できる、コスト上昇、大型化を抑制したクリーニング装置を提供することができる。
前記除去部材を交換可能に配設したこととすれば、簡易な構成により、像担持体から除去され回転ブラシに付着したキャリア等の不要物を除去部材によって除去し、かかる不要物が像担持体に当接するときに像担持体の表面の感光皮膜を削ることがなく、像担持体の寿命を縮めることを防止でき、また回転ブラシに付着したキャリア等が、像担持体に再付着することを防止することができるから、像担持体の傷を防止しつつ像担持体を良好にクリーニングすることができ、長期にわたって像担持体を良好にクリーニングし長期にわたって良好な画像形成を行うことに寄与できるとともに、交換を容易に行うことでメンテナンス性が良好であり、ランニングコストをも含むコスト上昇、大型化を抑制したクリーニング装置を提供することができる。
像担持体の回転方向において、前記回転ブラシよりも下流側の位置で像担持体をクリーニングするブレードを有することとすれば、比較的簡易な構成により、像担持体から除去され回転ブラシに付着したキャリア等の不要物を除去部材によって除去し、かかる不要物が像担持体に当接するときに像担持体の表面の感光皮膜を削ることがなく、像担持体の寿命を縮めることを防止でき、また回転ブラシに付着したキャリア等が、像担持体に再付着することを防止することができるから、ブレードによるクリーニングの際にブレードと像担持体との間にキャリア等の不要物が挟まることを防止することができ、したがって、ブレードによるクリーニングの際にも像担持体の表面の感光皮膜を削ることがなく、像担持体の寿命を縮めることを防止でき、像担持体の傷を防止しつつ、回転ブラシおよびブレードによって像担持体を良好にクリーニングすることができる、コスト上昇、大型化を抑制したクリーニング装置を提供することができる。
本発明は、請求項1ないし6の何れか1つに記載のクリーニング装置、または、請求項1ないし6の何れか1つに記載のクリーニング装置に備えられた前記回転ブラシおよび前記除去部材と、像担持体とを有するプロセスカートリッジにあるので、簡易な構成により、像担持体から除去され回転ブラシに付着したキャリア等の不要物を除去部材によって除去し、かかる不要物が像担持体に当接するときに像担持体の表面の感光皮膜を削ることがなく、像担持体の寿命を縮めることを防止でき、また回転ブラシに付着したキャリア等が、像担持体に再付着することを防止することができるから、像担持体の傷を防止しつつ像担持体を良好にクリーニングすることができ、長期にわたって像担持体を良好にクリーニングし長期にわたって良好な画像形成を行うことに寄与できるとともに、ランニングコストの低減、資源の有効活用の点でも優れた、コスト上昇、大型化を抑制したプロセスカートリッジを提供することができる。
画像形成装置に着脱可能に配設されることとすれば、 簡易な構成により、像担持体から除去され回転ブラシに付着したキャリア等の不要物を除去部材によって除去し、かかる不要物が像担持体に当接するときに像担持体の表面の感光皮膜を削ることがなく、像担持体の寿命を縮めることを防止でき、また回転ブラシに付着したキャリア等が、像担持体に再付着することを防止することができるから、像担持体の傷を防止しつつ像担持体を良好にクリーニングすることができ、長期にわたって像担持体を良好にクリーニングし長期にわたって良好な画像形成を行うことに寄与できるとともに、ランニングコストの低減、資源の有効活用の点、交換が容易でメンテナンス性が良好である点でも優れた、コスト上昇、大型化を抑制したプロセスカートリッジを提供することができる。
本発明は、請求項1ないし6の何れか1つに記載のクリーニング装置、または、請求項7または8記載のプロセスカートリッジを有する画像形成装置にあるので、簡易な構成により、像担持体から除去され回転ブラシに付着したキャリア等の不要物を除去部材によって除去し、かかる不要物が像担持体に当接するときに像担持体の表面の感光皮膜を削ることがなく、像担持体の寿命を縮めることを防止でき、また回転ブラシに付着したキャリア等が、像担持体に再付着することを防止することができるから、像担持体の傷を防止しつつ像担持体を良好にクリーニングすることができ、長期にわたって像担持体を良好にクリーニングし長期にわたって良好な画像形成を行うことができる、コスト上昇、大型化を抑制した画像形成装置を提供することができる。
図1に本発明を適用した、カラー画像を形成可能な画像形成装置の概略を示す。画像形成装置100は、カラーレーザプリンタであるが、他のタイプのプリンタ、ファクシミリ、複写機、複写機とプリンタとの複合機等、他の画像形成装置であっても良い。画像形成装置100は、外部から受信した画像情報に対応する画像信号に基づき画像形成処理を行なう。画像形成装置100は、一般にコピー等に用いられる普通紙の他、OHPシートや、カード、ハガキ等の厚紙や、封筒等の何れをもシート状の記録媒体として画像形成を行なうことが可能である。
画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に色分解された色にそれぞれ対応する像としての画像を形成可能な像担持体としての感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKを並設したタンデム構造を採用している。感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKは、画像形成装置100の本体99の内部のほぼ中央部に配設された無端のベルトである中間転写体としての転写ベルト11の外周面側すなわち作像面側に位置している。図1に示す状態においては、感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKは何れも、転写ベルト11に当接する位置を占めている。
転写ベルト11は、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに対峙しながら矢印A1方向に移動可能となっている。各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに形成された可視像すなわちトナー像は、矢印A1方向に移動する転写ベルト11に対しそれぞれ重畳転写され、その後、記録媒体である転写紙Sに一括転写されるようになっている。転写ベルト11は、その下側の部分が各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに対向しており、この対向した部分が、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BK上のトナー像を転写ベルト11に転写する転写部98を形成している。
転写ベルト11に対する重畳転写は、転写ベルト11がA1方向に移動する過程において、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに形成されたトナー像が、転写ベルト11の同じ位置に重ねて転写されるよう、転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに対向する位置に配設された1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKによる電圧印加によって、A1方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして行われる。
転写ベルト11は、その全層をゴム剤等の弾性部材を用いて構成した弾性ベルトである。転写ベルト11は、単層の弾性ベルトであっても良いし、その一部を弾性部材とした弾性ベルトであっても良いし、従来から用いられている、フッ素系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂等を用いても良く、非弾性ベルト等であっても良い。
転写ベルト11は、その縁部にそれぞれ、寄り止め部材としての図示しない寄り止めガイドを有している。寄り止めガイドは、転写ベルト11がA1方向に回転するときに、図1における紙面と垂直な何れかの方向に偏倚することを防止するために配設されている。寄り止めガイドは、ウレタンゴム製であるが、その他、シリコンゴムなど各種ゴム材料により構成することができる。寄り止めガイドは、厚さが1mmとされているが、厚さは0.3〜2mm程度の範囲で適宜選択される。寄り止めガイドは転写ベルト11本体部分より厚く、剛性が高い。
各感光体ドラム感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKは、A1方向の上流側からこの順で並んでいる。各感光体ドラム感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKはそれぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像を形成するための、画像形成部としてのトナー像形成部たる画像ステーション60Y、60C、60M、60BKに備えられている。
画像形成装置100は、本体99内に、4つの画像ステーション60Y、60C、60M、60BKと、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKの上方に対向して配設され、転写ベルト11を備えたユニットとしての転写ベルトユニット10と、転写ベルト11に対向して配設され転写ベルト11に従動し、連れ回りする転写部材としての2次転写ローラ5と、画像ステーション60Y、60C、60M、60BKの下方に対向して配設された光書き込み装置としての光走査装置8とを有している。
画像形成装置100はまた、本体99内に、感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKと転写ベルト11との間に向けて搬送される転写紙Sを積載した給紙カセットとしてのシート給送装置61と、シート給送装置61から搬送されてきた記録紙Sを、画像ステーション60Y、60C、60M、60BKによるトナー像の形成タイミングに合わせた所定のタイミングで、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKと転写ベルト11との間の転写部98に向けて繰り出すレジストローラ対4と、転写紙Sの先端がレジストローラ対4に到達したことを検知する図示しないセンサとを有している。
画像形成装置100はまた、本体99内に、トナー像を転写された転写紙Sに同トナー像を定着させるためのローラ定着方式の定着ユニットとしての定着装置6と、定着済みの転写紙Sを本体99の外部に排出する排紙ローラ7と、転写ベルトユニット10の上方に配設され、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーを充填されたトナーボトル9Y、9C、9M、9BKと、転写ベルトユニット10を本体99に着脱するときに転写ベルトユニット10をガイドするガイド部としての図示しないレールとを有している。
画像形成装置100はまた、本体99の上側に配設され排出ローラ7により本体99の外部に排出された転写紙Sを積載する排紙トレイ17と、本体99の前面側すなわち図1における紙面手前側に、開閉可能であってその開放時に本体99の内部を露出させる図示しない前面パネルとを有している。
転写ベルトユニット10は、転写ベルト11の他に、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKと、転写ベルト11を巻き掛けられた、駆動部材である駆動ローラ72と、転写入口ローラ73と、クリーニング対向ローラ74と、クリーニング対向ローラ74を転写ベルト11の張力を増加する方向に付勢する付勢手段としてのばね75とを有している。
転写ベルトユニット10はまた、本体99に着脱自在に支持され、駆動ローラ72、転写入口ローラ73、クリーニング対向ローラ74、ばね75及び後述の離間手段等を保持し、転写ベルトユニット10の筐体をなす中間転写ベルトケース14と、中間転写ベルトケース14と一体をなし、転写ベルト11に対向して配設され転写ベルト11上をクリーニングする中間転写ベルトクリーニング装置としてのクリーニング装置13と、転写ベルト11を各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKの全てから離間させるための、図示しないレバーを備えた離間手段とを有している。
クリーニング対向ローラ74は、ばね75の作用により、転写ベルト11に、転写に適した所定の張力を与える加圧部材としてのテンションローラたる機能を有している。
クリーニング装置13は、詳細な図示を省略するが、転写ベルト11に対向、当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有しており、転写ベルト11上の残留トナー等の異物をクリーニングブラシとクリーニングブレードとにより掻き取り、除去して、転写ベルト11をクリーニングするようになっている。
転写ベルトユニット10は、本体99に対し、レールに沿ってスライドさせることなどにより、図1における紙面手前側に離脱可能であることによって本体99に対して着脱可能である。転写ベルトユニット10は、後述する第3の状態において本体99に対し着脱自在となるようになっている。
シート給送装置61は、本体99の下部に配設されており、最上位の転写紙Sの上面に当接する給紙ローラとしての給送ローラ3を有しており、給送ローラ3が反時計回り方向に回転駆動されることにより、最上位の転写紙Sをレジストローラ対4に向けて給送するようになっている。
定着装置6は、熱源を内部に有する定着ローラ62と、定着ローラ62に圧接された加圧ローラ63とを有しており、トナー像を担持した転写紙Sを定着ローラ62と加圧ローラ63との圧接部である定着部に通すことで、熱と圧力との作用により、担持したトナー像を転写紙Sの表面に定着するようになっている。
トナーボトル9Y、9C、9M、9BK内のイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーは、図示しない搬送経路を経て、所定の補給量だけ、画像ステーション60Y、60C、60M、60BKにそれぞれ備えられた図2に示す現像装置50Y等に補給される。
1次転写ローラ12Y、12C、12Mは、図示しないブラケットにより一体化されている。このブラケットは、転写入口ローラ73を中心に搖動可能であり、画像形成装置100は、かかるブラケットの位置を選択することにより、図1に示すように、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKをそれぞれ感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに近接させ、転写ベルト11と感光体ドラム20Y、20C、20M、2BKとが当接した状態とする第1の状態と、図示しないが、1次転写ローラ12Y、12C、12Mをそれぞれ感光体ドラム20Y、20C、20Mから離間させ、転写ベルト11と感光体ドラム20Y、20C、20Mとを離間した状態とする第2の状態とを設定することが可能となっている。
ブラケットの搖動は図示しないカムを含む図示しないモータ等の駆動手段により図示しないCPUを含む制御手段による制御に基づいて行われる。画像形成装置100は、第1の状態において、フルカラーの画像を形成し、第2の状態において、モノカラーすなわち白黒の画像を形成する。制御手段は、フルカラーモードであるか、モノカラーモードであるかに応じて、ブラケットを搖動させる。
第1の状態と第2の状態との切り換えの際に、1次転写ローラ12BKは移動せず、転写ベルト11を感光体ドラム20BKに当接させる位置を占める。一方、1次転写ローラ12BKは、レバーを回動することで、離間手段により、1次転写ローラ12Y、12C、12Mと独立して、感光体ドラム20BKに対して接離する方向に変位されるようになっている。
そして、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKをそれぞれ感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKから離間させ、転写ベルト11と感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKとを離間すると、画像形成装置100は第3の状態となる。転写ベルトユニット10は、上述の動作により画像形成装置100が第3の状態となったときにのみ、本体99に対して着脱自在となる。言い換えると、第3の状態以外の状態では、転写ベルトユニット10は、本体99からの離脱が禁止される。
画像ステーション60Y、60C、60M、60BKについて、そのうちの一つの、感光体ドラム20Yを備えた画像ステーション60Yの構成を代表して構成を説明する。なお、他の画像ステーションの構成に関しても実質的に同一であるので、以下の説明においては、便宜上、感光体ドラム20Yを備えた画像ステーションの構成に付した符号に対応する符号を、他の画像ステーションの構成に付し、詳細な説明については適宜省略することとし、符号の末尾にY、C、M、Kが付されたものはそれぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像形成を行うための構成であることを示すこととする。
図2に示すように、感光体ドラム20Yを備えた画像ステーション60Yは、感光体ドラム20Yの周囲に、図中時計方向であるその回転方向B1に沿って、1次転写ローラ12Yと、クリーニング手段としてのクリーニング装置40Yと、帯電手段である帯電装置としての帯電装置30Yと、現像手段としての現像ユニットである現像装置50Yとを有している。
帯電装置30Yは、感光体ドラム20Yの表面に当接して従動回転する帯電ローラ31Yと、帯電ローラ31Yに当接し従動回転するクリーニングローラ32Yとを有している。帯電ローラ31Yには、直流に交流成分のバイアスを重畳印加する図示しない電圧印加手段が接続されており、感光体ドラム20Yと対向する帯電領域において、感光体ドラム20Yの表面を除電すると同時に、所定の極性に帯電するようになっている。
クリーニングローラ32Yは帯電ローラ31Yに従動回転することで帯電ローラ31Yをクリーニングするようになっている。
このように、本形態では、接触ローラを用いた帯電システムを採用しているが、帯電システムは、近接ローラを用いたものであっても良いし、コロトロン方式を採用したものであっても良い。
現像装置50Yは、感光体ドラム20Yに対向する部分に開口部を有する現像ケース55Yと、かかる開口部から感光体ドラム20Yに臨むよう感光体ドラム20Yに近接対向して配設された現像ローラ51Yと、現像ローラ51Y上の現像剤を一定の高さに規制する現像ブレード52Yと、現像ケース55Yの下部に互いに対向するように配設され、現像剤を攪拌するとともに現像ローラ51Yに現像剤を供給するための第1搬送スクリュ53Y及び第2攪拌スクリュ54Yと、直流成分の現像バイアスを印加する図示しないバイアス印加手段等とを有している。
現像装置50Yにおいては、現像ブレード52Yによって現像剤の担持量を規制された現像ローラ51Yが、その矢印C1方向への回転及びバイアス印加手段による現像バイアスにより、現像ローラ51Yと感光体ドラム20Yとの間の現像領域に、現像ブレード52Yによって量を適量とされた現像剤を運び、現像剤中のイエロートナーが感光体ドラム20Yの表面に形成された静電潜像に静電的に移行して、静電潜像をイエロートナー像として可視像化するようになっている。
現像ケース55Y内の現像剤には、トナーボトル9Yからイエロートナーが補給、供給され、第1搬送スクリュ53Y及び第2攪拌スクリュ54Yによって供給されたイエロートナーと現像剤とが攪拌混合され、攪拌混合された現像剤が現像ローラ51Yに供給される。
本形態では、バイアス印加手段により直流成分の現像バイアスを印加しているが、現像バイアスは、交流成分であっても良いし、直流成分に交流成分を重畳したものであっても良い。
1次転写ローラ12Yには、図示しない電源を備えたバイアス印加手段とバイアス制御手段とによって1次転写に適した所定の電圧が印加されるようになっている。
図1に示した光走査装置8は、図3に示すように、感光体ドラム20Yにおける帯電領域と現像領域との間の領域に、光変調されたレーザー光Lを照射して帯電ローラ31Yにより帯電された後の感光体ドラム20Yの表面を露光し、現像装置50Yによってイエロートナー像として可視像化される静電潜像を形成するようになっている。
クリーニング装置40Yは、感光体ドラム20Yに対向する部分に開口部を有するクリーニングケース43Yと、感光体ドラム20Yに当接し感光体ドラム20Y上の残留トナー、キャリア、紙粉等の不要物を掻き取ってクリーニングする回転ブラシとしてのブラシローラ45Yと、感光体ドラム20Yの回転方向B1において、ブラシローラ45Yよりも下流側の位置で感光体ドラム20Yに当接し感光体ドラム20Y上の不要物を掻き取ってクリーニングするためのブレードとしてのクリーニングブレード41Yとを有している。
クリーニング装置40Yはまた、ブラシローラ45Yに当接しブラシローラ45Yに付着した不要物をブラシローラ45Yから除去するための除去部材としてのローラ状のフリッカ46Yと、クリーニングケース43Yに回転自在に支持され、ブラシローラ45Y、フリッカ46Y、クリーニングブレード41Yによって掻き取られ、また除去された不要物を図示しない廃トナーボトルに向けて搬送するための図示しない排出経路の一部を構成する排出スクリュ42Yとを有している。
図3に示すように、ブラシローラ45Yは、回転中心をなす軸47Yと、軸47Yに植設されたブラシによって構成されたブラシ部44Yとを有しており、軸47Yをクリーニングケース43Yに回転自在に支持され、ブラシ部47Yを構成するブラシの先端が感光体ドラム20Yの表面を摺擦するよう、感光体ドラム20Yと対向する位置において方向B1と同じ方向であるD1方向に、図示しない駆動手段によって回転駆動される。ブラシ部47Yを構成するブラシの先端が感光体ドラム20Yの表面を摺擦することで、感光体ドラム20Yの表面に付着した不要物を掻き取り、不要物の一部はブラシ部44Yの回転に伴って落下し、他の一部はブラシ部44Yに付着する。
排出スクリュ42Yは、その回転中心をなす軸66Yをクリーニングケース43Yに回転自在に支持され、クリーニングケース43Yの底部に配設されており、図示しない駆動手段によりF1方向に回転駆動され、回転により不要物を廃トナーボトルに向けて、クリーニングケース43Yの外部、言い換えるとクリーニング装置40Yの外部に排出するようになっている。
クリーニングケース43Yの形状は、ブラシローラ45Y、フリッカ46Y、クリーニングブレード41Yによって感光体ドラム20Yから掻き取られ、除去された不要物が、底部に集まる形状、本形態においてはすり鉢状の形状となっており、底部に集まった不要物が排出スクリュ42Yによって効率よく排出されるようになっている。
クリーニングブレード41Yは、その基端部がクリーニングケース43Yに固定され、先端部が感光体ドラム20Yに当接するようになっている。クリーニングブレード41Yは、その基端部側が排出スクリュ42Yに向いた態様で傾斜し、感光体ドラム20Yから除去された不要物を排出スクリュ42Yに導いて排出スクリュ42Yによって効率よく排出されるようになっている。
フリッカ46Yは、回転中心をなす軸48Yと、軸48Yと一体をなしブラシ部44Yに摺接するローラ部49Yとを有しており、軸48Yをクリーニングケース43Yに回転自在に支持され、ローラ部49Yがブラシ部44Yに食い込むように配設されている。よって、フリッカ46Yは、ブラシローラ45Yが回転することにより、ブラシ部44Yに当接し、ブラシ部44Yはフリッカ46Yに擦られ、また叩き付けられる状態となるので、ブラシ部44Yに付着した不要物が除去される。
フリッカ46Yは、不要物を、ブラシ部44Yから叩き落して落下させる態様で除去するとともに、ブラシ部44Yから吸着する態様で除去するようにもなっている。すなわち、フリッカ46Yは、図4(a)に示すように、ローラ部49Yの全体が、磁性体としての永久磁石65Yによって構成されており、ブラシ部44Yに付着した不要物中に含まれる現像剤、特に磁性を有するキャリアを吸着して除去するようになっている。磁性体を永久磁石65Yとすることで、フリッカ46Yは安価で提供される。
永久磁石65Yは、ブラシ部44Yに付着した不要物中に含まれる現像剤、特にキャリアを除去するために配設されるものであって、フリッカ46Yまたはローラ部49Yの少なくとも一部に配設されれば良く、その配設位置は、キャリア等のブラシ部44Yへの付着が顕著となる位置に応じて決定することができ、たとえば、ブラシ部44Yの端部でのキャリア等の付着が顕著である場合には、図4(b)に示すように、永久磁石65Yをローラ部49Yの端部のみに配設しても良い。
このように、フリッカ46Yは、ブラシ部44Yから不要物を叩き落すことで除去するのみならず、吸着することでも除去するため、ローラ部49Yにはキャリア等の不要物が付着していく。よって、ローラ部49Yの同じ位置がブラシ部44Yに当接するならば、ローラ部49Yの、ブラシ部44Yへの当接位置に主に不要物が付着していくこととなり、吸着による不要物の除去性能が低下し易い。そこで、フリッカ46Yは、軸48Yをクリーニングケース43Yに回転自在に支持され、回転可能に配設され、ローラ部49Yの周面全体が偏りなく均一にブラシ部44Yに当接し、不要物を吸着するようになっている。
フリッカ46Yは、本形態においては、ブラシ部44Yと対向する位置において方向D1と同じ方向であるE1方向に、図示しないギア等を含む駆動手段によって適宜回転駆動されるようになっており、これにより回転可能とされているが、ブラシ部44Yへの連れ回りにより、ローラ部49Yの周面全体が偏りなく均一にブラシ部44Yに当接し、不要物を吸着することができるのであれば、回転駆動する構成を省き、単に軸48Yをクリーニングケース43Yに回転自在に支持して回転可能としてもよい。
また、ローラ部49Yの周面全体が偏りなく均一にブラシ部44Yに当接し、不要物を吸着しても、経時的には吸着によるクリーニング性能が低下するので、フリッカ46Yは、クリーニングケース43Yに着脱自在とされ交換可能とされており、メンテナンスが容易に行われるようになっているとともに、ブラシローラ45Y、クリーニングブレード41Yなどの他の部品を交換することなくフリッカ46Yだけを交換することができるためメンテナンスが安価で行われるようになっている。
フリッカ46Yによってブラシ部44Yから除去された不要物は、その一部がローラ部49Yに吸着されるが、その他は落下する。落下した不要物は排出スクリュ42Yによってクリーニング装置40Yの外部に排出されるが、排出スクリュ42Yによる不要物の排出効率を高めるべく、フリッカ46Yの配設位置は、方向D1において、ブラシ部44Yの、感光体ドラム20Yのクリーニング位置すなわち摺接位置より下流側の位置であって、ブラシ部44Yの、軸47Yの中心と軸66Yの中心とを結ぶ位置よりも上流側の位置となるように配設されている。
よって、フリッカ46Yによってブラシ部44Yから除去され、落下した不要物は、効率よく排出スクリュ42Yに向けて集められ、排出スクリュ42Yによって排出される。
このようにして、ブラシローラ45Y、ブラシローラ45Yに当接したフリッカ46Y、排出スクリュ42Yに向けて傾斜したクリーニングブレード41Yによって、感光体ドラム20Yから除去された不要物は、不要物が底部に集まる形状とされたクリーニングケース43Yの機能と相俟って、効率よく排出スクリュ42Yに向けて集められ、集められた不要物が排出スクリュ42Yによって効率よく排出される。
また、ブラシローラ45Yによってキャリアを含む不要物が感光体ドラム20Yから除去され、ブラシローラ45Yに付着した不要物がフリッカ46Yによって除去されることで、ブラシローラ45Yが感光体ドラム20Yをクリーニングする際において、感光体ドラム20Y表面の感光皮膜を削ることがなく、感光体ドラム20Yの寿命を縮めることもない。
さらに、ブラシローラ45Yに付着した不要物がフリッカ46Yによって除去されることで、ブラシローラ45Yに付着した不要物が感光体ドラム20Yに再付着することが防止されるため、クリーニングブレード41Yが感光体ドラム20Yをクリーニングする際において、クリーニングブレード41Yと感光体ドラム20Yとの間に不要物、特にキャリアが挟まることが防止され、感光体ドラム20Y表面の感光皮膜を削ることがなく、感光体ドラム20Yの寿命を縮めることもない。
画像ステーション60Yを構成する、感光体ドラム20Yと、1次転写ローラ12Yと、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yとのうち、1次転写ローラ12Yを除くもの、すなわち感光体ドラム20Yと、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yとは、ユニットとしての作像ユニットたるプロセスカートリッジ95Yを構成しており、プロセスカートリッジ95Yは一体で、本体99に対し、図1における紙面手前側に離脱自在であって、着脱自在である。
また、感光体ドラム20Yは、単独で、本体99に対し、図1における紙面手前側に離脱自在であって、着脱自在であるとともに、プロセスカートリッジ95Yを構成する、感光体ドラム20Yと、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yとのうち、感光体ドラム20Yを除くもの、すなわち、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yとは、ユニットを構成しており、このユニットは一体で、本体99に対し、図1における紙面手前側に離脱自在であって、着脱自在である。
また、現像装置50Yは、単独で、本体99に対し、図1における紙面手前側に離脱自在であって、着脱自在であるとともに、プロセスカートリッジ95Yを構成する、感光体ドラム20Yと、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yとのうち、現像装置50Yを除くもの、すなわち、感光体ドラム20Y、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yとは、ユニットを構成しており、このユニットは一体で、本体99に対し、図1における紙面手前側に離脱自在であって、着脱自在である。
感光体ドラム20Yは、B1方向への回転に伴い、帯電ローラ31Yにより表面を一様に帯電され、光走査装置8からのレーザー光Lの露光走査によりイエロー色に対応した静電潜像を形成され、この静電潜像を現像装置50Yによりイエロー色のトナーにより現像され、現像により得られたイエロー色のトナー像を1次転写ローラ12YによりA1方向に移動する転写ベルト11に1次転写され、転写後に残留したトナーを含む不要物をクリーニング装置40Yにより良好に除去されて帯電ローラ31Yによる次の除電、帯電に供される。
他の感光体ドラム20C、20M、20BKにおいても同様に各色のトナー像が形成等され、形成された各色のトナー像は、1次転写ローラ12C、12M、12BKにより、A1方向に移動する転写ベルト11上の同じ位置に順次1次転写される。転写ベルト11上に重ね合わされたトナー像は、転写ベルト11のA1方向の回転に伴い、2次転写ローラ5との対向位置である2次転写部である転写部98まで移動し、転写部98において転写紙Sに2次転写される。
転写ベルト11と2次転写ローラ5との間に搬送されてきた転写紙Sは、シート給送装置61から給送ローラ3によって繰り出されてフィードされ、レジストローラ対4によって、センサによる検出信号に基づいて、転写ベルト11上のトナー像の先端部が2次転写ローラ5に対向するタイミングで送り出されたものである。
転写紙Sは、すべての色のトナー像を転写され、担持すると、定着装置6に進入し、定着ローラ62と加圧ローラ63との間の定着部を通過する際、熱と圧力との作用により、担持したトナー像を定着され、転写紙S上にカラー画像が形成される。定着装置6を通過した定着済みの転写紙Sは、排紙ローラ7を経て、本体99の上部の排紙トレイ17上にスタックされる。一方、2次転写を終えた転写ベルト11は、クリーニング装置13に備えられたクリーニングブラシ及びクリーニングブレードによってクリーニングされ、次の現像工程に備える。
このような構成において、転写ベルトユニット10を本体99から離脱させるときは、前面パネルを開放し、レバーを操作して第3の状態としたうえで、レールに沿ってスライドさせながら引き出す。
転写ベルトユニット10は、第3の状態で本体99に着脱されるため、着脱の際の転写ベルト11と感光体ドラム20BKとの摺擦による転写ベルト11や感光体ドラム20BKの劣化が防止される。また、ユニットとして着脱を行うため、位置決め精度を担保しつつ、ユーザーが容易に着脱できるようになっている。
本体99に対しては、転写ベルトユニット10のみならず、上述のように、プロセスカートリッジ95Y、95C、95M、95BK等をも着脱可能である。これらのユニットを着脱する際にも、離間手段等により、画像形成装置100を第2の状態、第3の状態とし、着脱しようとするユニットにおける感光体ドラムと、転写ベルト11とを離間させることで、摺擦による転写ベルト11や着脱するその感光体ドラムの劣化が防止される。また、ユニットで着脱を行うため、位置決め精度を担保しつつ、ユーザーが容易に着脱できるようになっている。
プロセスカートリッジ95Y、95C、95M、95BKや、転写ベルトユニット10等を必要に応じて着脱することは、ランニングコストの低減、資源の有効活用からの観点からも有効である。すなわち、本体寿命とユニット寿命とが異なる等、各構成の寿命は一般的に異なるが、寿命に合わせて交換周期を設定する等することで最長寿命部品の寿命まで装置を使用することができるため、ランニングコストの低減、資源の有効活用の観点から優れている。また交換を伴わないメンテナンス時にも、必要な部分のみを取り外してメンテナンスを行うことで、メンテナンスが容易である。
以上、本発明を実施するための形態として、本発明を適用したクリーニング装置40Y、40C、40M、40BK、プロセスカートリッジ95Y、95C、95M、95BK、画像形成装置100について説明したが、プロセスカートリッジは、少なくとも像担持体とクリーニング装置とを備えていればよく、また、クリーニング装置の全体を備えていなくとも、少なくとも像担持体とブラシローラとフリッカとを備えていれば良い。
本発明は、上述の形態におけるクリーニング装置13のように、他の像担持体からトナー像を転写される、上述の形態における転写ベルト11のような像担持体に対して配設されたクリーニング装置に適用しても良い。かかる像担持体も、他の像担持体からトナー像を転写されるときにキャリア等の不要物を転写されることがあるためである。
また、上述のクリーニング装置は、ブレードを用いてクリーニングを行うクリーニング方式を採用しているが、ブラシのみを用いてクリーニングを行うブレードレスクリーニング方式を採用しても良い。
本発明の適用は、上述の説明において特に限定を行っていない限り、上述の形態に限られるものではない。
本発明を適用した画像形成装置の概略正面図である。 図1に示した画像形成装置に備えられたプロセスカートリッジを示す概略正面図である。 図1に示した画像形成装置、図2に示したプロセスカートリッジに備えられたクリーニング装置を示す概略正面図である。 図3に示したクリーニング装置に備えられた除去部材を示す斜視図である。
符号の説明
20Y、20C、20M、20BK 像担持体
40Y、40C、40M、40BK クリーニング装置
41Y ブレード
42Y 排出経路
45Y 回転ブラシ
46Y 除去部材
65Y 磁性体
95Y、95C、95M、95BK プロセスカートリッジ
100 画像形成装置
D1 回転ブラシの回転方向

Claims (9)

  1. 像担持体をクリーニングする回転ブラシと、この回転ブラシに食い込むように配設されてこの回転ブラシに係合し同回転ブラシに付着した不要物を同回転ブラシから除去するための、少なくとも一部が前記回転ブラシから不要物である現像剤を除去するための磁性体によって構成された除去部材とを有するクリーニング装置。
  2. 請求項1記載のクリーニング装置において、前記除去部材がローラ状であり回転可能であることを特徴とするクリーニング装置。
  3. 請求項1または2記載のクリーニング装置において、不要物を排出する排出経路を有し、前記除去部材が前記回転ブラシに係合する位置を、前記回転ブラシの回転方向において、同回転ブラシの、像担持体のクリーニング位置より下流側の位置であって、同回転ブラシの、同回転ブラシの回転中心と前記排出経路とを結ぶ位置よりも上流側の位置としたことを特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記載のクリーニング装置において、前記除去部材を回転可能に配設したことを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1つに記載のクリーニング装置において、前記除去部材を交換可能に配設したことを特徴とするクリーニング装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1つに記載のクリーニング装置において、像担持体の回転方向において、前記回転ブラシよりも下流側の位置で像担持体をクリーニングするブレードを有することを特徴とするクリーニング装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか1つに記載のクリーニング装置、または、請求項1ないし6の何れか1つに記載のクリーニング装置に備えられた前記回転ブラシおよび前記除去部材と、像担持体とを有するプロセスカートリッジ。
  8. 請求項7記載のプロセスカートリッジにおいて、画像形成装置に着脱可能に配設されることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 請求項1ないし6の何れか1つに記載のクリーニング装置、または、請求項7または8記載のプロセスカートリッジを有する画像形成装置。
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