JP4894692B2 - 光送受信モジュール - Google Patents

光送受信モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP4894692B2
JP4894692B2 JP2007245997A JP2007245997A JP4894692B2 JP 4894692 B2 JP4894692 B2 JP 4894692B2 JP 2007245997 A JP2007245997 A JP 2007245997A JP 2007245997 A JP2007245997 A JP 2007245997A JP 4894692 B2 JP4894692 B2 JP 4894692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stem
optical
photodiode
laser diode
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007245997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009075465A (ja
Inventor
学 塩▲崎▼
克久 田和
利彰 木原
宏実 倉島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2007245997A priority Critical patent/JP4894692B2/ja
Priority to US12/233,329 priority patent/US20090080897A1/en
Publication of JP2009075465A publication Critical patent/JP2009075465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4894692B2 publication Critical patent/JP4894692B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/40Transceivers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/30Technical effects
    • H01L2924/301Electrical effects
    • H01L2924/3025Electromagnetic shielding

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Description

本発明は、双方向光通信に用いられる光送受信モジュールに関するものである。
従来から、発光素子としてのレーザダイオード(以下、LDともいう)と受光素子としてのフォトダイオード(以下、PDともいう)とが同一のパッケージ内に収容された双方向光通信モジュールが用いられている。このような光通信モジュールでは、LD駆動用の電気信号の電圧値や電流値がPDで発生する電気信号のそれよりもはるかにおおきいため、LDからの電磁誘導によってPD側に電磁雑音の発生などの悪影響を与えることがある。
このような影響に対処するため、例えば、下記特許文献1に記載されたモジュールは、入力光信号を受光するPDと、出力光信号を生成するLDと、波長分割多重化フィルタを内部に実装する外部キャップと、外部キャップの内部に位置してPDをLDから隔離する内部キャップとを備え、LDの配線から発生する電磁波のPDへの影響を低減している。また、下記特許文献2には、LDとPDとの間に設けられて受信信号光及び送信信号光を選択的に反射又は透過させる光学板に金属薄膜を蒸着することで、PDにおけるノイズを低減する技術が開示されている。
特開2004−133463号公報 特開2003−282896号公報
しかしながら、昨今では光通信モジュールの小型化の要求が強くなっているが、上述した2重キャップを含む構造においては配線等の構成部品のパッケージ内での取り回しがしにくくなり、小型化の要求に応えることが困難である。また、LDとPDとの間に設けられた光学フィルタに金属薄膜を設けた場合は、光学フィルタの波長特性が変化してしまうため、入力光信号及び出力光信号のパワーロスが発生してしまう場合がある。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、光信号のパワーロスを生じさせることなしに受信信号に発生するノイズを低減し、且つモジュール全体の小型化を容易にする光送受信モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の光送受信モジュールは、送信光信号を生成するレーザダイオードと受信光信号を受光するフォトダイオードとが、導電性のステム上に搭載された双方向光通信を行う光送受信モジュールであって、ステムと電気的に接続された状態でステム上に配置され、ステムの表面からの高さが、フォトダイオードのステムの表面側の端面よりも高くされた導体部と、導体部上に配置されたヒートシンクと、ステム上においてフォトダイオードを挟んで対峙するように、ステムと電気的に接続された状態で配置された2つの導体ポストと、レーザダイオードとフォトダイオードとの間において、2つの導体ポストによって支持され、光ファイバからの受信光信号をフォトダイオードに向けて選択的に透過するとともにレーザダイオードから出射された送信光信号を光ファイバに向けて反射することにより、送信光信号と受信光信号を分離する光学フィルタと、ステム上においてフォトダイオードの近傍に設けられたプリアンプと、ステム上においてレーザダイオードの近傍に設けられた光出力モニタ用フォトダイオードと、ステム上の部品実装面を取り囲むように配置され、プリアンプからの信号を外部に出力し、外部からレーザダイオードに駆動信号を供給するためのリードピンと、を備え、レーザダイオードは、導体部及びヒートシンクを挟んでステム上に搭載されており、フォトダイオードの端面の反対側の面は、ヒートシンクのレーザダイオード側の端面よりも低く、かつ、導体部の高さよりも低く設定されておりステムと導体部と2つの導体ポストとは同電位に設定されている
このような光送受信モジュールによれば、ステム上におけるLDとPDとの間の空間には、LDに対してPDの下端面から上部側を遮るような導体部が設けられ、その導体部はステムと接続されて等電位面を形成し、LDは絶縁体であるヒートシンクを挟んでPDの上端面より高くなるように導体部上に搭載されている。これにより、LD用配線に伝達される電気信号によってLD近傍に発生した電磁界がPD側に向けて伝搬しないように十分に遮断することができる。この場合、ステム上に設けられた導体部をノイズ遮断用に用いることにより、容易にモジュール全体の小型化を図ることができる。また、導体部がPDの下端面から上端面にかけて遮るように設けられるので、LD近傍に発生した電磁界がPD側に向けて伝搬しないようにより確実に遮断することができる。また、ステム上においてPDを挟むように設けられた光学フィルタ支持用の2つの導体ポストに沿って等電位面が形成されるので、LD側からPDの両側面に回り込むような電磁界が効果的に遮断される。
本発明の光送受信モジュールによれば、光信号のパワーロスを生じさせることなしに受信信号に発生するノイズを低減し、且つモジュール全体の小型化を容易にすることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る光送受信モジュールの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の好適な一実施形態にかかる光送受信モジュール1aを示す斜視図、図2は、図1の光送受信モジュール1aのII−II線に沿った断面図、図3は、図1の光送受信モジュール1aの回路図である。光送受信モジュール1aは、1GHz以上のデータ伝送速度の双方向光通信用の光トランシーバとして用いられる。
光送受信モジュール1aは、直径5.6mmの略円板状の金属製の導電性ステム10aと、ステム10aの部品実装面(表面)10bを覆うようにステム10aに気密に取り付けられる光透過窓又はレンズ付きのキャップ(図示せず)とを含むパッケージ10を有している。ステム10aの部品実装面10bの中心から2.8mmの範囲にある実装領域Aには、受光用PD12、波長選択フィルタ14、PDキャリア16、LD18、LD用ヒートシンク20、プリアンプ22、及び光出力モニタ用PD30(図1及び図2においては図示を省略)が搭載されている。
パッケージ10には、複数のリードピン24が低融点ガラスなどの絶縁性の封止部材によって固定され、これらの複数のリードピン24はステム10aの部品実装面10b上の実装領域Aを取り囲むように配置されている。これらのリードピン24は、実装領域Aに搭載された各素子の給電又は接地用の端子、及び電気信号の入出力用端子として設けられている。複数のリードピン24と各素子及び配線部材とは、直径30μm程度の金製の細径ボンディングワイヤによって互いに接続されている。
受光用PD12は、パッケージ10に接続された光ファイバ(図示せず)から受信光信号を受光して電流信号に変換する受光素子である。この受光用PD12は、ボンディングワイヤを介してプリアンプ22に接続され、プリアンプ22が受光用PD12から受けた電流信号を所定の変換率で電圧信号に変換し、その電圧信号をリードピン24を介して外部のリミッティングアンプ(LA)回路26に出力する。
ここで、受光用PD12は、部品実装面10b上に固定された略直方体状のPDキャリア16を挟んで部品実装面10b上に搭載され(図1)、受光用PD12のアノード端子及びカソード端子は、PDキャリア16の上面に形成された金属パターン及びボンディングワイヤを介してプリアンプ22に接続される。このPDキャリア16は、受光用PD12とステム10aとを電気的に絶縁するための部材であり、窒化アルミ、アルミナ等の絶縁性材料によって構成されている。
LD18は、外部から供給された相補的な電流パルス信号である差動信号によって駆動されて、差動信号に応じた送信光信号を生成する発光素子である。LD18によって生成された送信光信号は、パッケージ10に接続された光ファイバに向けて出射される。このLD18はLD駆動回路28に接続され、LD駆動回路28からLD18に差動信号が供給される(図3)。また、LD18の近傍に設けられた光出力モニタ用PD30は、リードピン24を介して外部のAPC(Automatic Power Control)回路32に接続され、APC回路32が光出力モニタ用PD30から出力された送信光信号のモニタ信号に基づいてLD駆動回路28から供給される差動信号のレベルを制御する。
図1に戻って、LD18は、部品実装面10b上に配置された略直方体状の金属ブロック(導体部)34と、この金属ブロック34上に配置された略直方体状のヒートシンク20とを挟んで部品実装面10b上に搭載されている(図1)。このLD18のアノード端子及びカソード端子は、ヒートシンク20の上面に形成された金属パターン、ボンディングワイヤ、及びリードピン24を介してLD駆動回路28に接続されている。
ここで、金属ブロック34は、部品実装面10bにその底面が接合されることによりステム10aと電気的に接続されており、ステム10aと同電位、すなわち接地電位に設定されている。この金属ブロック34上に載置されるヒートシンク20は、LD18の冷却用の部材であり、窒化アルミ等の絶縁性材料によって構成されている。従って、LD18はステム10aに対して電気的に絶縁されることになる。
なお、図2を参照すると、上記の金属ブロック34の上面34aの部品実装面10bからの高さ(すなわち、金属ブロック34の厚さ)Hが、受光用PD12の部品実装面10b側の底面(端面)12aの部品実装面10bからの高さ(すなわち、PDキャリア16の厚さ)Hよりも高くなり、かつ、ヒートシンク20のLD18側の上面(端面)20bが受光用PD12の上面12bよりも高くなるように、金属ブロック34の形状が設定されている。さらに言えば、金属ブロック34は、高さHが受光用PD12の上面12bの部品実装面10bからの高さ(すなわち、PDキャリア16と受光用PD12とを合わせた厚さ)Hよりも高くなるような形状を有し、受光用PD12の上面12bが金属ブロック34の高さよりも低いことが好ましい。
再度図1に戻って、部品実装面10b上における受光用PD12とLD18との間には、送信光信号と受信光信号とを分離する波長選択フィルタ14が配設されている。この波長選択フィルタ14は、所定の波長成分の光を選択的に透過又は反射する光学部材であり、具体的には、光ファイバから受信光信号を選択的に受光用PD12の上面に向けて透過させるとともに、LD18の側面から出射された送信光信号を光ファイバの入射端に向けて反射する。波長選択フィルタ14は、部品実装面10b上において受光用PD12の近傍に立設された金属製の支持部材36によって支持される。
以上説明した光送受信モジュール1aにおいて、LD18を駆動する電流パルス信号の電流値は約10mA程度であるのに対して、LD18に隣接する受光用PD12が発する電流信号の値は数μAであり、両者の比は実に1千〜1万分の1のオーダである。従って、LD駆動時には部品実装面10bの実装領域Aに電磁界が発生し、受信信号に対する影響が推測される。例えば、将来的な実現が望まれる10Gbpsのデータ通信速度においてでさえクロック基本周波数5GHzに相当する電磁波の波長は60mmである。したがって、なんのノイズ対策も施さない場合は、直径φ3mm程度の実装領域Aは、状況次第で全域が近傍電磁界の影響下に晒される。その結果、送信側が発生させる電磁界によるノイズによって微弱な受信信号が埋没してしまう、いわゆるクロストークの問題が顕在化する。
このような問題を解決するためには、近傍電磁界の影響をいかに抑えるか、すなわち、LD駆動時で発生する電磁界を如何に遮断するか、さらにはモジュールのサイズ及びコストを犠牲にせず、如何に効率よくノイズを抑えるかが鍵となる。本実施形態の光送受信モジュール1aには、ステム10aの部品実装面10b上におけるLD18と受光用PD12との間の空間に、LD18に対してPD12の底面12aから上部側を遮るような金属ブロック34が設けられている。その金属ブロック34は、ステム10aと接続されることにより、PD12に対面する側面に沿って接地電位を有する等電位面を形成し、LD18は絶縁体であるヒートシンク20を挟んでPD12の上面12bより高くなるように金属ブロック34上に載置されている。これにより、LD用配線に伝達される電気信号によってLD18の近傍に発生して直線的にPD12に向けて伝搬する電磁界を十分に遮断することができる。この場合、部品実装面10b上に設けられた金属ブロック34をノイズ遮断用に用いることにより、容易にモジュールの小型化及びコストダウン化を図ることができる。
また、PD12の上面12bが金属ブロック34の高さよりも低く設定されている場合は、金属ブロック34がPD12の底面12aから上面12bにかけて遮るように設けられるので、LD18近傍に発生した電磁界がPD12側に向けて伝搬しないようにより確実に遮断することができる。
さらには、波長選択フィルタ14等の送信光信号及び受信光信号を光学的に処理する部材には、ノイズを遮蔽するための加工を必要としないので、光信号におけるパワーロスを防止することができる。
図4には、光送受信モジュール1aの金属ブロック34の厚さを様々変化させた場合の受信信号におけるクロストークの周波数特性、図5には、金属ブロック34が無い場合に対するクロストーク比の周波数特性を示す。このとき、PDキャリア16及び受光用PD12の厚さを、それぞれ、200μmとし、金属ブロック34とヒートシンク20とを合わせた厚さを750μmで一定になるように設定した。これらの結果より、金属ブロック34を厚くするに従って、金属ブロック34が無しの場合に比較したクロストークの低減効果が、広い周波数帯域で大きくなることがわかる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明は図6〜図9、及び図11に示すような変形態様を採ることができる。
すなわち、図6に示す本発明の変形例である光送受信モジュール1bのように、ステム10a自体にスタンピング加工を施して、部品実装面10bの実装領域AのうちのLD18及びヒートシンク20側の半円部分を含む領域をカバーするように略半円板状の金属ブロック部34Bが形成されても良い。また、図7に示す光送受信モジュール1cのように、部品実装面10bの実装領域Aのうちの受光用PD12側の半円部分を含む領域をカバーするように略半円状の窪み部34Cが形成されても良い。さらに、図8に示す光送受信モジュール1dのように、部品実装面10bの実装領域Aのうちの受光用PD12を含む領域をカバーするように略長方形状の窪み部34Dが形成されても良い。このような金属ブロック部34B、窪み部34C,34Dによっても、LD18と受光用PD12の間の部品実装面10b上に導電性を有する壁面を有する導体部が配置され、その壁面に沿って等電位面が形成されるので、LD18の近傍から発生した電磁界を十分に遮断することができる。特に、光送受信モジュール1b,1c,1dでは、PD12をシールドする範囲が左右に拡がることからクロストーク低減効果がさらに高まる。
また、金属ブロック34の代わりに、ヒートシンク20の表面をメタライズ加工するとともに、ヒートシンク20を部品実装面10b上にステム10aと電気的に接続された状態で直接載置することにより、ヒートシンク20のPD12側の側面に等電位面を形成することもできる。
金属ブロック34を別部品として実装すると、部品点数ならび、実装コストが増加する。
ヒートシンク20は窒化アルミなどのセラミックスで形成されることが多く、これをダイシングして用いる。したがって事前に、金属とセラミックスを接合させたシート品を作成し、これをダイシング加工し、これにレーザダイオード18を搭載することでステム加工を削減できる。さらにこの場合、薄板ヒートシンクを用いることができるため高さHを大きくすることができ、クロストークの低減と同時に部品点数の削減が図られる。
また、ステム10aにスタンピング加工や切削加工を施すことにより、金属ブロック34をステム10aと一体化して設けることもできる。この場合、部品点数を削減することができるので、モジュールの小型化及び低コスト化がさらに容易となる。
さらに、図9に示す光送受信モジュール1eのように、金属ブロック34に代えて、部品実装面10b上に受光用PD12の左右両側を挟んで対峙するように2つの支持部材(導体ポスト)36A,36Bを配置してもよい。これらの支持部材36A,36Bは導電性を有する金属材料からなる波長選択フィルタ14の支持用部材であり、部品実装面10bに直接載置されることでステム10aに電気的に接続される。このような光送受信モジュール1eでは、LD18の近傍からPD12の左右に回り込んで伝搬するような電磁界を効果的に遮断することができる。さらに、この支持部材36A,36Bをステム10aと一体で加工することにより部品点数の削減を図ることができるだけでなく、波長選択フィルタ14を2ヶ所で支持することで波長選択フィルタ14の実装精度が向上する結果、光学特性が向上する。図10には、支持部材36A,36Bを設けた場合の支持部材36Bが無い場合に対するクロストーク比の周波数特性を示す。これらの結果より、2つの支持部材36A,36Bを設けることによって、クロストークの低減効果が広い周波数帯域で大きくなることがわかる。
なお、図11に示す光送受信モジュール1fのように、金属ブロック部34Bに加えてPD12の両側に支持部材36A,36Bが設けられてもよい。このような光送受信モジュール1fによれば、LD18の近傍からPD12の左右に回り込んで伝搬するような電磁界と、LD18から直線的に伝搬する電磁界とを同時に遮断することができる。さらに、ステム10aを加工することで金属ブロック部34A,34B及び支持部材36A,36Bを同時に加工できるので、部品点数の削減、小型化及び低コスト化に有利となる。図12は、光送受信モジュール1fにおける金属ブロック部34B及び支持部材36Bが無い場合に対するクロストーク比の周波数特性を示す。これらの結果より、金属ブロック部34B及び支持部材36Bを設けることによって、クロストークの低減効果が広い周波数帯域でより一層大きくなることがわかる。
また、金属ブロック34,支持部材36A,36Bは金属部材に限定されるものではなく、表面が導電性を有するものであればセラミックやプラスチック等の絶縁材の表面をメタライズ加工したもの、絶縁材に金属膜等の導電性膜を接合したものを使用してもよい。
本発明の好適な一実施形態にかかる光送受信モジュールを示す斜視図である。 図1の光送受信モジュールのII−II線に沿った断面図である。 図1の光送受信モジュールの回路図である。 図1の光送受信モジュールの金属ブロックの厚さを様々変化させた場合の受信信号におけるクロストークの周波数特性を示すグラフである。 図1の光送受信モジュールにおける金属ブロックが無い場合に対するクロストーク比の周波数特性を示すグラフである。 本発明の変形例にかかる光送受信モジュールを示す斜視図である。 本発明の変形例にかかる光送受信モジュールを示す斜視図である。 本発明の変形例にかかる光送受信モジュールを示す斜視図である。 本発明の変形例にかかる光送受信モジュールを示す斜視図である。 図9の光送受信モジュールにおける支持部材が無い場合に対するクロストーク比の周波数特性を示すグラフである。 本発明の変形例にかかる光送受信モジュールを示す斜視図である。 図11の光送受信モジュールにおける金属ブロック部及び支持部材が無い場合に対するクロストーク比の周波数特性を示すグラフである。
符号の説明
1a,1b,1c,1d,1e,1f…光送受信モジュール、10…パッケージ、10a…ステム、12…受光用PD(フォトダイオード)、12a…底面(端面)、14…波長選択フィルタ(光学フィルタ)、16…PDキャリア、18…LD(レーザダイオード)、20…ヒートシンク、34…金属ブロック(導体部)、34B…金属ブロック部(導体部)、36,36A,36B…支持部材(導体ポスト)。

Claims (2)

  1. 送信光信号を生成するレーザダイオードと受信光信号を受光するフォトダイオードとが、導電性のステム上に搭載された双方向光通信を行う光送受信モジュールであって、
    前記ステムと電気的に接続された状態で前記ステム上に配置され、前記ステムの表面からの高さが、前記フォトダイオードの前記ステムの表面側の端面よりも高くされた導体部と、
    前記導体部上に配置されたヒートシンクと
    前記ステム上においてフォトダイオードを挟んで対峙するように、前記ステムと電気的に接続された状態で配置された2つの導体ポストと、
    前記レーザダイオードと前記フォトダイオードとの間において、前記2つの導体ポストによって支持され、光ファイバからの前記受信光信号を前記フォトダイオードに向けて選択的に透過するとともに前記レーザダイオードから出射された前記送信光信号を前記光ファイバに向けて反射することにより、前記送信光信号と前記受信光信号を分離する光学フィルタと、
    前記ステム上において前記フォトダイオードの近傍に設けられたプリアンプと、
    前記ステム上において前記レーザダイオードの近傍に設けられた光出力モニタ用フォトダイオードと、
    前記ステム上の部品実装面を取り囲むように配置され、前記プリアンプからの信号を外部に出力し、外部から前記レーザダイオードに駆動信号を供給するためのリードピンと、
    を備え、
    前記レーザダイオードは、前記導体部及び前記ヒートシンクを挟んで前記ステム上に搭載されており、
    前記フォトダイオードの前記端面の反対側の面は、前記ヒートシンクの前記レーザダイオード側の端面よりも低く、かつ、前記導体部の高さよりも低く設定されており
    前記ステムと前記導体部と前記2つの導体ポストとは同電位に設定されている、
    ことを特徴とする光送受信モジュール。
  2. 前記フォトダイオード及び前記プリアンプは、前記ステム上に形成された窪み部の底面に搭載されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の光送受信モジュール。
JP2007245997A 2007-09-21 2007-09-21 光送受信モジュール Expired - Fee Related JP4894692B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007245997A JP4894692B2 (ja) 2007-09-21 2007-09-21 光送受信モジュール
US12/233,329 US20090080897A1 (en) 2007-09-21 2008-09-18 Bi-directional optical module communicating with single fiber

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007245997A JP4894692B2 (ja) 2007-09-21 2007-09-21 光送受信モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009075465A JP2009075465A (ja) 2009-04-09
JP4894692B2 true JP4894692B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=40471756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007245997A Expired - Fee Related JP4894692B2 (ja) 2007-09-21 2007-09-21 光送受信モジュール

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20090080897A1 (ja)
JP (1) JP4894692B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8145061B2 (en) * 2009-01-13 2012-03-27 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical module implementing a light-receiving device and a light-transmitting device within a common housing
JP2011085623A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Qd Laser Inc 光送受信装置
JP5609164B2 (ja) * 2010-03-04 2014-10-22 住友電気工業株式会社 光レシーバ装置
JP2011203458A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 発光モジュール

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5416624A (en) * 1993-05-17 1995-05-16 Siemens Aktiengesellschaft Bidirectional optical transmission and reception arrangement
JPH09318853A (ja) * 1996-03-29 1997-12-12 Sony Corp 光送受信装置および光通信ネットワーク
JP4074419B2 (ja) * 2000-03-14 2008-04-09 シャープ株式会社 半導体レーザ装置のワイヤボンディング方法
JP3794561B2 (ja) * 2000-12-15 2006-07-05 古河電気工業株式会社 半導体レーザモジュール及び光増幅器
JP4006249B2 (ja) * 2002-03-19 2007-11-14 松下電器産業株式会社 光送受信モジュール及びその実装方法、並びに光送受信装置
JP2003282896A (ja) * 2002-03-25 2003-10-03 Rohm Co Ltd 光送受信モジュール
KR100480252B1 (ko) * 2002-10-10 2005-04-07 삼성전자주식회사 이중 캡 구조의 양방향 광송수신기 모듈
JP2004271921A (ja) * 2003-03-10 2004-09-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 双方向光モジュール及び光伝送装置
JP2006345474A (ja) * 2005-05-10 2006-12-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光トランシーバモジュール
JP4759380B2 (ja) * 2005-12-12 2011-08-31 株式会社日立製作所 光通信用光学プリズム及び光送受信モジュール
JP2008193002A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Mitsubishi Electric Corp 光送受信モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009075465A (ja) 2009-04-09
US20090080897A1 (en) 2009-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101929465B1 (ko) 광학모듈
US8777496B2 (en) Optical device
JP6988322B2 (ja) 光受信モジュール用パッケージ
US20190238236A1 (en) Package for optical receiver module
JP4894692B2 (ja) 光送受信モジュール
JP2008226988A (ja) 光電変換モジュール
JP2011100785A (ja) To−can形光モジュール用パッケージおよびto−can形光モジュール
KR100400081B1 (ko) 광전 모듈용 서브마운트 및 이를 이용한 실장 방법
JP4828103B2 (ja) 光送受信モジュール
JP2008193002A (ja) 光送受信モジュール
JP5117419B2 (ja) 並列伝送モジュール
JP2019129287A (ja) 光受信モジュール用パッケージ
JP7392501B2 (ja) 光受信モジュール用パッケージ
JP7132073B2 (ja) 光デバイス
JP4454233B2 (ja) 光パッケージ及びそれを用いた光モジュール
JP2009026826A (ja) 光送受信モジュール
JP4914775B2 (ja) 光モジュール
JP2019186455A (ja) 光受信モジュール用パッケージ
JP2009071001A (ja) 光送受信モジュール
JP5042122B2 (ja) 光送受信器
KR100440431B1 (ko) 고속 광전 모듈의 광전소자 서브마운트
WO2020137682A1 (ja) 光半導体装置
JP2001267591A (ja) 光通信用光学ユニットのシールド構造
US7300211B2 (en) Device for sending or receiving optical signals
JP2004172194A (ja) 光伝送モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees