JP4890298B2 - シートベルト装置 - Google Patents
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Description
また、上述のシートベルト装置においては、乗員の着座姿勢が適切であるときに最も効果が得られるように設定されているが、着座した状態で乗員が移動することも想定されるため、乗員の移動状態に応じてモータの駆動制御を行い最適な状態で乗員の拘束を行うシートベルト装置が要望されている。
前記座席は近接センサを備え、該乗員移動判定手段は、前記巻取位置検知手段で検知された巻取位置が所定の基準位置に対して所定値以上オフセットした状態が所定時間以上継続した場合に、座席あるいは乗員腰部が移動したと判定するオフセット判定手段と、前記近接センサにより前記座席と乗員との距離が所定値以上あることが検出され、かつ、前記オフセット判定手段でオフセットしていると判定された場合に、乗員の腰部が移動していると判定する腰部移動判定手段とを備え、
前記制御部は、前記オフセット判定手段でオフセットしていると判定され、かつ、前記腰部移動判定手段で腰部が移動していると判定された場合には、前記巻取位置が前記所定の基準値となるよう前記モータへの通電を行うことを特徴とする。
また、例えば乗員の移動状態に応じてベルトのゆるみが発生した場合にベルトの巻き取りを実施することができるため、無駄なベルトの巻き取りを防止することができる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、オフセット判定手段でオフセットしていると判定され、腰部移動判定手段で腰部が移動していると判定された場合には乗員の着座姿勢が適正ではないため、例えば、エアバッグの作動閾値や緊急時のベルトの巻き取り量など、乗員保護装置の作動条件を、乗員の着座姿勢に応じて変更することができ、したがって、乗員保護装置を最適な状態で作動させることができる効果がある。
図1において、符号1はシートベルトユニットを示している。このシートベルトユニット1はいわゆる3点式のシートベルト装置にて用いられるものであり、車両の運転席、助手席および後部座席などの座席の側方に配置される例えばピラーなどに設けられている。さらに、座席を挟んでシートベルトユニット1の反対側には、シートベルトバックル(図示せず)が設けられており、このシートベルトバックルにベルトBに設けられたスリップガイドのタングプレートを挿入することでシートベルトバックルとタングプレートが結合されて乗員がベルトBによって拘束されるようになっている。なお、この実施の形態ではシートベルトユニット1が座席位置をスライド移動可能な運転席と助手席とに設けられている場合について説明する。
プリテンショナー部3は、前方からの強い衝撃を感知すると、火薬を爆発させるなどしてELR部2のスピンドル5を巻き取り方向に回動させた後に固定するものである。
ステップS03では、上記基準位置に対してベルト巻取位置に変位があるか否かを判定する。ステップS03における判定結果が「YES」(変位あり)である場合はステップS04に進み、判定結果が「NO」(変位なし)である場合はステップS03の処理を繰り返す。
ステップS06では、タイマ値tが所定値t1より大きいか否かを判定する。ステップS06における判定結果が「YES」(t>t1)である場合はステップS07に進み、判定結果が「NO」(t≦t1)である場合はステップS06の処理を繰り返す。ここで、所定値t1とは、ベルトBの巻取り位置の変位量が安定するまでの待機時間を設定するためのものである。
ステップS12では、モータMを駆動してベルトBを巻き取り、乗員をシートバック40側に引き寄せて乗員の腰部をシートバック40側に移動させるか、または乗員保護装置の作動条件などを変更してこの処理を終了する。
また、シートバック40に非接触型のセンサを設けた場合について説明したが、乗員とシートバック40との距離が検出できるものであればよく、例えば、感圧式の接触型のセンサをシートクッションの前後方向に沿って複数箇所に設けて、これら接触型センサの検出結果に基づいてステップS10の判定を行うようにしてもよい。
5 スピンドル(ベルトリール)
M モータ
25 制御部
13 回転角度センサ(巻取位置検知手段)
27 乗員移動判定部(乗員移動判定手段)
ステップS09 オフセット判定手段
ステップS11 腰部移動判定手段
Claims (4)
- ベルトを巻回したベルトリールと、
前記ベルトリールに駆動力を伝達することにより前記ベルトの巻取を行うモータと、
前記モータへの通電量を制御することにより前記モータを駆動する制御部と、
前記ベルトの巻取位置を検知する巻取位置検知手段と、
を備えた車両のシートベルト装置において、
前記制御部は、前記巻取位置検知手段の出力値の変動に基づき乗員の移動状態を検知する乗員移動判定手段を備え、
前記座席は近接センサを備え、
前記乗員移動判定手段は、前記巻取位置検知手段で検知された巻取位置が所定の基準位置に対して所定値以上オフセットした状態が所定時間以上継続した場合に、座席あるいは乗員腰部が移動したと判定するオフセット判定手段と、前記近接センサにより前記座席と乗員との距離が所定値以上あることが検出され、かつ、前記オフセット判定手段でオフセットしていると判定された場合に、乗員の腰部が移動していると判定する腰部移動判定手段とを備え、
前記制御部は、前記オフセット判定手段でオフセットしていると判定され、かつ、腰部移動判定手段で腰部が移動していると判定されていない場合、前記所定の基準値を再設定することを特徴とするシートベルト装置。 - ベルトを巻回したベルトリールと、
前記ベルトリールに駆動力を伝達することにより前記ベルトの巻取を行うモータと、
前記モータへの通電量を制御することにより前記モータを駆動する制御部と、
前記ベルトの巻取位置を検知する巻取位置検知手段と、
を備えた車両のシートベルト装置において、
前記制御部は、前記巻取位置検知手段の出力値の変動に基づき乗員の移動状態を検知する乗員移動判定手段を備え、
前記座席は近接センサを備え、
前記乗員移動判定手段は、前記巻取位置検知手段で検知された巻取位置が所定の基準位置に対して所定値以上オフセットした状態が所定時間以上継続した場合に、座席あるいは乗員腰部が移動したと判定するオフセット判定手段と、前記近接センサにより前記座席と乗員との距離が所定値以上あることが検出され、かつ、前記オフセット判定手段でオフセットしていると判定された場合に、乗員の腰部が移動していると判定する腰部移動判定手段とを備え、
前記制御部は、前記オフセット判定手段でオフセットしていると判定され、かつ、前記腰部移動判定手段で腰部が移動していると判定された場合には、前記巻取位置が前記所定の基準値となるよう前記モータへの通電を行うことを特徴とするシートベルト装置。 - 前記乗員移動判定手段は、前記巻取位置検知手段で検知された巻取位置の変動量が所定値以下のときにのみ前記オフセット判定手段による判定を有効とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のシートベルト装置。
- 前記制御部は、前記オフセット判定手段でオフセットしていると判定され、かつ、腰部移動判定手段で腰部が移動していると判定された場合には、乗員保護装置の作動条件を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載のシートベルト装置。
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JP2007051297A JP4890298B2 (ja) | 2007-03-01 | 2007-03-01 | シートベルト装置 |
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