JP4886353B2 - 抵抗変化型ヒューズ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリシリコンヒューズに電流を流して抵抗変化を生じさせる抵抗変化型ヒューズ回路に関する。
近年、チップ上に多数のSRAMやDRAMなどのメモリを混載したシステムLSIが普及している。これらオンチップのSRAMやDRAMなどは微細化して大容量化が進んでいるため100%の歩留まりを達成することは困難である。
そのため、冗長なセルを搭載しておき、テストで不良になったセルを冗長セルで置き換えて歩留まりの向上を図っている。どのセルを冗長セルで置き換えるかという情報は、一度だけプログラムが可能なOTP(One Time Programmable)素子にプログラムされるのが一般的である。
また、チップが製造された工場名、ライン番号、ロット番号、ウェファー番号、ウェファー上のX,Y座標などチップ固有のID情報(chip ID)をOTP素子にプログラムしておき、市場で不良が起きてそのチップが戻されたときに、chip IDを読み出して製造工程に異常がなかったかを確認するという工程管理に利用することも行われている。
上述のようなオンチップのSRAMやDRAMなどのリダンダンシ情報やChip IDをプログラムするOTP素子としては、レーザーなどの光を使ってプログラムする光学的プログラマブルヒューズと、電気的にプログラムする電気的プログラマブルヒューズがある。
光学的プログラマブルヒューズは構造が単純で、未プログラム素子の抵抗と既プログラム素子の抵抗比が大きいなどの利点があり、広く使用されている。その反面、チップをパッケージングした後はプログラムできないという欠点がある。一方、電気的プログラマブルヒューズは、チップをパッケージングした後でもプログラムできるという利点があり、最近では広く使われるようになってきている(特許文献1参照)。
電気的プログラマブルヒューズの一種として、ゲート材料として使用されるサリサイド化ポリシリコンに大電流を流して、ポリシリコン上のサリサイド部分の金属原子をエレクトロマイグレーション現象によって電流と同じ方向に移動させ、結果としてポリシリコンの抵抗を上げてプログラムするポリシリコン抵抗変化型ヒューズ(以下、ポリシリコンヒューズと表記)が存在する。
しかしながら、従来のポリシリコン抵抗変化型ヒューズには以下のような問題がある。
1)ポリシリコンヒューズに流れる電流は、同ヒューズの一端に印加される電圧VPGMと、同ヒューズに電流を流すか否かを切替制御するトランジスタ(プログラム用トランジスタ)のゲートに印加される電圧VGATEとによって制御されるが、これら電圧VPGM,VGATEの最適値は、ポリシリコンヒューズやプログラム用トランジスタの特性に依存する。
製造プロセスの変動によってプログラム用トランジスタの特性が変化すると、そのゲートに一定の電圧をかけても同トランジスタのドレイン電流Idsが変動してしまい、所望の電流範囲から外れてしまうおそれがある。所望の電流範囲から外れると、ポリシリコンヒューズのプログラムに失敗する可能性がある。プログラムに失敗する原因としては、電流が少なすぎてヒューズの抵抗値が変化しないことや、電流が多すぎてヒューズが高抵抗になってしまうことなどが考えられる。
2)製造プロセスの変動に伴って、ポリシリコンヒューズの厚さや幅が微妙に変化し、同ヒューズのプログラム前の抵抗値が変動する。ポリシリコンヒューズのプログラム前の抵抗値が変動すると、プログラム用トランジスタのドレイン電圧Vdsが変化し、それにより、プログラム用トランジスタのドレイン電流Idsが変動して所望の電流範囲から外れてしまうおそれがある。この場合も、ポリシリコンヒューズのプログラムに失敗する可能性がある。
3)同一チップ上に、試し切り用ポリシリコンヒューズとプログラム用トランジスタを組として何組か用意しておき、各組の電圧を順々に供給して電流を流してみることも可能ではあるが、一般的な半導体テスターでは、電圧を変化させながら電流を測定するという動作には長い時間がかかる。それを複数回繰り返して最適値を求めなくてはならず、さらに時間がかかるので、テスト効率が低下し、結果としてテストコストが上昇する。
4)ポリシリコンヒューズをプログラムする行為は不可逆なので、一度電流を流してしまうとそのヒューズには二度とプログラムできない。電圧VPGM,VGATEの最適な組み合わせを見つけるために電圧VPGM,VGATEを変化させる場合、その組み合わせの数分だけ試し切り用ポリシリコンヒューズとプログラム用NMOSトランジスタの組を用意しておく必要があり、チップ面積が増大し、結果としてチップコストが上昇する。
米国特許公報6,525,397
本発明は、ポリシリコンヒューズに常に最適な電流を流してプログラムすることができるヒューズ制御回路を提供するものである。
本発明の一態様によれば、ポリシリコンを材料として形成され、電流を流すことで不可逆的な抵抗変化を生じさせる複数のポリシリコンヒューズと、
前記複数のヒューズのそれぞれに対応して設けられ、対応するヒューズに電流を流して抵抗変化を生じさせるか否かを切替制御する複数のプログラム用トランジスタと、
前記ポリシリコンヒューズと同一の電気的特性を有する複数のダミーヒューズからなり、前記ポリシリコンヒューズの抵抗値のn倍の抵抗値を有するダミーヒューズ群と、
それぞれが前記プログラム用トランジスタの1/nのコンダクタンスを持ち、ゲートおよびドレインが相互接続された少なくとも一つのダミートランジスタからなるダミートランジスタ回路と、
前記プログラム用トランジスタと前記ダミートランジスタとを含んで構成され、前記ダミーヒューズ群に流れる電流のn倍の電流を前記ポリシリコンヒューズに流すカレントミラー回路と、を備えることを特徴とする抵抗変化型ヒューズ回路が提供される。
また、本発明の一態様によれば、ポリシリコンを材料として形成され、電流を流すことで不可逆的な抵抗変化を生じさせる複数のポリシリコンヒューズと、前記複数のヒューズのそれぞれに対応して設けられ、対応するヒューズに電流を流して抵抗変化を生じさせるか否かを切替制御する複数のプログラム用トランジスタと、前記複数のポリシリコンヒューズと同一の電気的特性を有する複数の試し切り用ヒューズと、前記複数の試し切り用ヒューズのそれぞれに対して異なる電流を流す電流供給部と、前記電流供給部により前記複数の試し切り用ヒューズに電流を流した後に、前記複数の試し切り用ヒューズの抵抗値を評価する抵抗評価部と、を備えることを特徴とする抵抗変化型ヒューズ回路が提供される。
本発明によれば、ポリシリコンヒューズに常に最適な電流を流してプログラムすることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一態様について説明する。
まず、本発明の抵抗変化型ヒューズ回路により制御されるポリシリコンヒューズについて説明する。
図1はポリシリコンヒューズの構造を模式的に示した斜視図である。図1のポリシリコンヒューズは、ポリシリコン層1の上に形成されるサリサイド層2と、このサリサイド層2の上に形成されるメタルからなる電極(陽極電極3と陰極電極4)とを備えている。
図1のポリシリコン層1は、通常のトランジスタのゲート電極として用いられるポリシリコンと同じ材質で形成され、断面構造も同じである。したがって、図1のポリシリコン層1は通常のトランジスタのゲート電極を形成する工程の中で形成可能であり、特別な工程を要しない。図1のポリシリコン層1は、電極部分は幅広に、電極間の中央部は幅狭に形成されている。
図2はポリシリコンヒューズ5とプログラム用NMOSトランジスタ6との接続関係を示す図である。ポリシリコンヒューズ5の陽極側には外部パッドの電位VPGMが供給され、陰極側はプログラム用NMOSトランジスタ6のドレイン電極に接続されている。
プログラム用NMOSトランジスタ6のゲート電極には電位VGATEが供給される。電位VPGMに高電位(例えば2.5V)を供給し、電位VGATEに電位VPGMより低い高電位(例えば1.5V)を供給すると、プログラム用NMOSトランジスタ6は導通し、ポリシリコンヒューズ5の陽極側から陰極側に大電流が流れる。
図3はポリシリコンヒューズ5に流す電流とプログラム後のポリシリコンヒューズ5の抵抗値との関係を示す図である。プログラム用NMOSトランジスタ6を導通させて、ポリシリコンヒューズ5に所定量以上の大電流を流すと、ポリシリコンヒューズ5には不可逆的な変化が起こって抵抗値が変化し、大電流を遮断した後もその抵抗値が保持される。
大電流を流した後のポリシリコンヒューズ5の抵抗値は、ポリシリコンに流す電流に応じて以下に説明する二種類のいずれかの値になる。
非常に多くの電流(図3ではIa以上)を流すと、ポリシリコンは電流抵抗積により非常に高い温度にまで発熱し、ポリシリコン自体が溶断する。溶断後の抵抗値は高抵抗Raとなる。以下、この場合を高抵抗領域と呼ぶ。
一方、ポリシリコンヒューズ5に中程度の電流(図3ではIb〜Ia)を流すと、電子は電流とは逆向きの陰極側から陽極側に流れる。すると、ポリシリコン上のサリサイド層に含まれるサリサイド層がエレクトロマイグレーション現象を起こして、電子の流れに押されて陰極側から陽極側に移動する。以下、この場合を中抵抗領域と呼ぶ。
ポリシリコンヒューズ5のポリシリコン層は、中央部分が電極部分よりも幅が狭くて抵抗値が大きいため、中央部分は電極部分よりも発熱量が多くて温度が高くなりやすい。したがって、中央部分は電極部分よりもエレクトロマイグレーションが速く進む。このため、陰極側からの金属原子の供給が追いつかなくなり、中央部分の陰極側の近傍には、金属原子がない領域が形成され、結果として抵抗値が高くなる。この場合の抵抗値を中抵抗Rbとする。
ポリシリコンヒューズ5の目的は、ポリシリコンヒューズ5に電流を流して不可逆的な抵抗変化を起こすことにあるため、図3の高抵抗領域と中抵抗領域のどちらでも、プログラムをするという目的は果たせる。ところが、ポリシリコンヒューズ5にIa以上の大電流を流すと、より大きな発熱が起きて、ポリシリコンヒューズ5だけでなく周囲にまでダメージが及び、結果として半導体チップの信頼性を落としてしまう。
一方、ポリシリコンヒューズ5に中程度の電流を流すと、エレクトロマイグレーションという比較的ゆっくりとした現象を利用してプログラムが行われるため、周囲へのダメージが軽微であり、プログラム後の半導体チップの信頼性が損なわれるおそれはない。
このような理由で、ポリシリコンヒューズ5にプログラムを行う際には、中程度の電流を流して、ポリシリコンヒューズ5の抵抗が中程度になる現象(以下、中抵抗モードと呼ぶ)を利用する。中抵抗モードには、プログラム後の半導体チップの信頼性を保障できるという利点がある反面、ポリシリコンヒューズ5を流れる電流を精度よく制御するのが難しいという欠点がある。
ポリシリコンヒューズ5を流れる電流を制御するには2つの方法がある。一つは、ポリシリコンヒューズ5の一端に供給される電位VPGMを変化させる方法である。もう一つは、プログラム用NMOSトランジスタ6のゲート電位VGATEを変化させる方法である。
これら2つの電位を組み合わせてプログラム用NMOSトランジスタ6の動作点を変えることで、ポリシリコンヒューズ5を流れる電流Iprogを制御することができる。
(第1の実施形態)
以下に説明する第1の実施形態は、プログラム用NMOSトランジスタ6のゲート電位VGATEが一定になるようにして、ポリシリコンヒューズ5のプログラム時の電流変動を抑制ものである。
図4は本発明の第1の実施形態による抵抗変化型ヒューズ回路の全体構成を示すブロック図である。図4の抵抗変化型ヒューズ回路は、プログラムするべきポリシリコンヒューズ5を指定するプログラム用シフトレジスタ11と、基準電位を発生するVREF発生器12と、ポリシリコンヒューズ5を流れる電流に応じた電位を発生する複数のヒューズプログラム・センス回路13と、各ヒューズプログラム・センス回路13の出力電位をシリアル変換して出力する読み出し用シフトレジスタ14と、ポリシリコンヒューズ5をプログラムするのに用いる電位VGATEを発生するVGATE発生器15とを備えている。
プログラムすべきポリシリコンヒューズ5は、ヒューズプログラム・センス回路13の内部に設けられている。ポリシリコンヒューズ5に対するプログラムは、半導体チップ製造後のテストの際に一度だけ行われる。一方、プログラムされたデータの読み出しは、半導体チップ出荷後でも、電源投入時とチップリセット時に行われる。
図5はヒューズプログラム・センス回路13の内部構成の一例を示す回路図である。図5のヒューズプログラム・センス回路13は、端子VPGMと接地端子の間に直列接続されるプログラム用のポリシリコンヒューズ5およびプログラム用NMOSトランジスタ6と、プログラム用NMOSトランジスタ6のゲート電位を発生するレベルシフタ16と、ポリシリコンヒューズ5の状態を読み出す制御を行う読み出し用NMOSトランジスタ17と、ポリシリコンヒューズ5を流れる電流に応じた電位を発生するセンスアンプ18とを有する。
レベルシフタ16は、図4のプログラム用シフトレジスタ11から出力された信号PRGp(=1)を電位VGATEまでレベルシフトする。本実施形態では、電位VPGM=2.5V、電位VGATE=1.5Vにしたが、他の電位を採用してもよい。
図6はレベルシフタ16の内部構成の一例を示す回路図である。図6のレベルシフタ16は、端子VBPと接地端子との間に直列接続されるPMOSトランジスタ21およびNMOSトランジスタ22と、同じく端子VBPと接地端子との間に直列接続されるPMOSトランジスタ23およびNMOSトランジスタ24と、同じく端子VBPと接地端子との間に直列接続されるPMOSトランジスタ25およびNMOSトランジスタ26とを有する。
PMOSトランジスタ21,23とNMOSトランジスタ22,24は差動増幅器を構成しており、PMOSトランジスタ25とNMOSトランジスタ26はインバータを構成している。
図4に示したプログラム用シフトレジスタ11からの信号PRGpは、インバータ27を介して、あるいは介さずにNMOSトランジスタ22,24のゲートに入力され、PMOSトランジスタ23とNMOSトランジスタ24との接続ノードからレベルシフトされた電位が出力される。
信号PRGpがロウであれば、NMOSトランジスタ24がオフし、差動増幅器の出力はハイになり、PMOSトランジスタ25とNMOSトランジスタ26からなるインバータの出力すなわちレベルシフタ16の出力は0電位になる。一方、信号PRGpがハイであれば、NMOSトランジスタ24がオンし、差動増幅器の出力はロウになり、インバータの出力すなわちレベルシフタ16の出力は電位VGATEになる。
図7は図5に示したセンスアンプ18の内部構成の一例を示す回路図である。図7のセンスアンプ18は、PMOSトランジスタ31,32とNMOSトランジスタ33〜37からなる差動増幅器38を有する。この差動増幅器38は、入力電位INを基準電位VREFと比較して、その電位差に応じた電位を出力する。
図8は図1に示したVGATE発生器15の内部構成の一例を示す回路図である。図8のVGATE発生器15は、外部IPGMIN端子と接地端子の間に直列接続されるダミーヒューズ群41とダミーNMOSトランジスタ42とを備えており、ダミーヒューズ群41とダミーNMOSトランジスタ42の接続ノードから電位VGATEが出力される。
ダミーヒューズ群41は、直列接続される複数のポリシリコンヒューズ43を有する。なお、後述するように、ダミーヒューズ群41を構成する複数のポリシリコンヒューズ43の数や接続形態は、図8に示したものに限定されない。
ダミーNMOSトランジスタ42のゲート幅は、プログラム用NMOSトランジスタ6のゲート幅の1/10に設定されている。
図9は図1に示したプログラム用シフトレジスタ11内の各レジスタ45の内部構成の一例を示す回路図である。図9のレジスタは、クロックドインバータ46〜48と、インバータ49〜54と、トランスファゲート55と、NANDゲート56とを有する。
プログラム用シフトレジスタ11のSIp端子には、プログラムすべきシリアルデータが順に入力される。このシリアルデータは、クロック信号CLKtで順にシフトされて、各レジスタ45内に保持される。
プログラム用シフトレジスタ11は、プログラム許可PRGENp信号がハイのときに、SIp端子に入力されたデータをクロック信号CLKtの立ち上がりエッジでラッチして、PRGp端子から出力する。
図10は図1に示した読み出し用シフトレジスタ14内の各レジスタ40の内部構成の一例を示す回路図である。図10のレジスタは、NANDゲート57〜59と、クロックドインバータ60〜62と、インバータ63〜65と、トランスファゲート66とを有する。
読み出し用シフトレジスタ14内の各レジスタ40には、図1に示したヒューズプログラム・センス回路13の出力データSAOUT<0:3>が入力される。ロードLOADp信号がハイのとき、クロック信号CLKtの立ち上がりエッジで初期データSAOUT<0:3>をラッチし、SOp端子から出力する。
また、シフトSHIFTp信号がハイであれば、クロック信号CLKtの立ち上がりエッジで前段のレジスタ40の出力SOpをSIp端子に入力してラッチする。
ロードLOADp信号をハイにした状態で、ヒューズプログラム・センス回路13からの出力データSAOUT<0:3>をクロック信号CLKtの立ち上がりエッジで各レジスタ40内に取り込む。その後、ロードLOADp信号をロウで、シフト信号SHIFTをハイにした状態で、クロック信号CLKtの立ち上がりエッジが3つ来ると、データSAOUT<0:3>がシリアルデータとして読み出しシフトレジスタの出力端子RSOUTから出力される。
図11は図1に示したVREF発生器12の内部構成の一例を示す回路図である。図11のVREF発生器12は、端子VPGMと接地端子の間に直列接続される抵抗群71とNMOSトランジスタ72とを有する。抵抗群71は、直列接続される複数(例えば5つ)のポリシリコンヒューズ73で構成される。
NMOSトランジスタ72のサイズは、図5に示した読み出し用NMOSトランジスタ17のサイズと同じである。読み出し時に、読み出し許可信号READpがハイになると、読み出し用NMOSトランジスタ17が導通状態になり、ポリシリコンヒューズ5に電流が流れる。
例えば、抵抗群71とNMOSトランジスタ72に流れる電流が0.5mA、未プログラム状態のポリシリコンヒューズ5一つ当たりの抵抗は100オームとすると、基準電位VREFは以下の式で表される。
VREF=VPG−5×R×I
=1.2V−5×100×0.5mA
=0.95V
VREF発生器12で生成された基準電位VREFは、図5に示したヒューズプログラム・センス回路13内のセンスアンプ18に入力される。
次に、ポリシリコンヒューズ5にプログラムする際の動作を説明する。以下では、10個のポリシリコンヒューズ5を直列接続してダミーヒューズ群41を構成した場合を例に取って説明する。
図5に示したヒューズプログラム・センス回路13と図8に示したVGATE発生器15は、カレントミラー回路を構成している。図12はこのカレントミラー回路75の等価回路図である。図12では、プログラム用シフトレジスタ11を等価的にスイッチで表している。
ダミーヒューズ群41を構成する各ポリシリコンヒューズ5の抵抗値が100オームとすると、10個直列接続されているため、計1kオームになる。上述したように、ダミーNMOSトランジスタ42のゲート幅は、プログラム用NMOSトランジスタ6のゲート幅の1/10である。したがって、ダミーNMOSトランジスタ42を流れる電流の10倍の電流がプログラム用NMOSトランジスタ6に流れる。
プログラムに先立って、不図示のロジックテスタなどから、図1に示したIPGMIN端子に定電流(=1mA)を流し込み、そのときにIPGMIN端子に現れる電位を測定する。ダミーヒューズ群41の直列接続されたポリシリコンヒューズ5には1mAの電流が流れるため、IPGMIN端子に現れる電位VIPGMINは、以下の式で表される。
VIPGMIN=VGATE+1mA×1kオーム
=VGATE+1V
例えば、電位VGATE=1.5Vであると仮定する。この場合、IPGMIN端子の電位は2.5Vになる。VPGM端子には、IPGMIN端子以上の電位を(例えば2.5V)を印加する。図3のPSIN端子には、クロックPCLKt信号に同期させて、プログラムすべきシリアルデータ列が供給される。例えば、PSIN端子に、シリアルデータ列"0100"を供給するものとする。このとき、プログラム用シフトレジスタ11内の4つのレジスタのうち、下から2つ目のレジスタの出力信号PRGpのみがハイになり、他の信号PRGpはロウになる。
信号PRGpがハイの場合の電位は、電源電位VDDにより生成されるため、信号PRGpがハイの場合、PRGp端子はVDD(例えば1.2V)になる。
PRGp端子の電位はレベルシフタ16に入力されて、電位VGATEにレベルシフトされる。
プログラム用NMOSトランジスタ6のゲート端子には、レベルシフタ16の出力端子が接続されているため、信号PRGpがハイの場合には、対応するプログラム用NMOSトランジスタ6のゲート電位もVGATEになる。
端子VPGMは2.5V以上の電位が印加されるが、仮に電位VPGM=2.5Vだとすると、プログラム用NMOSトランジスタ6のゲート幅はダミーNMOSトランジスタ42のゲート幅の10倍であるため、プログラム用NMOSトランジスタ6は、ダミーNMOSトランジスタ42の10倍の電流(=10mA)を流そうとする。
ポリシリコンヒューズ5の抵抗が100オームで、プログラム用のポリシリコンヒューズ5に10mA流れたとすると、電位降下は100オーム×10mA=1Vとなる。
電位VPGM=VIPGMIN=VGATE+1Vの関係が成り立つため、ポリシリコンヒューズ5とプログラム用NMOSトランジスタ6との接続ノードFUSENODEの電位は、電位VGATEに等しくなる。
図13はVGATE発生器15内のダミーNMOSトランジスタ42とプログラム用NMOSトランジスタ6のバイアス電位関係をまとめた図である。
図13に示すように、ダミーNMOSトランジスタ42とプログラム用NMOSトランジスタ6のゲート電位が等しい場合、これらトランジスタに流れる電流の比は両者のゲート幅の比に等しい。プログラム用NMOSトランジスタ6のゲート幅はダミーNMOSトランジスタ42のゲート幅の10倍であるため、プログラム用NMOSトランジスタ6にはダミーNMOSトランジスタ42の10倍の電流が流れる。
仮に端子VPGMに2.5V以上の電位を印加した場合でも、プログラム用NMOSトランジスタ6は飽和領域で動作することが保証されており、プログラム用NMOSトランジスタ6を流れる電流は電位VPGMにそれほど依存しないため、ほぼ10mAの電流が流れると考えてよい。
このように、第1の実施形態では、プログラム用NMOSトランジスタ6のゲート電位VGATEを発生するVGATE発生器15として、ダミーヒューズ群41とダミーNMOSトランジスタ42を設け、常にダミーNMOSトランジスタ42に流れる電流のn倍(例えば10倍)の電流がプログラム用NMOSトランジスタ6に流れるようにする。これにより、プログラム用NMOSトランジスタ6を流れる電流が変動しなくなり、常に最適な電流でポリシリコンヒューズ5をプログラムすることができる。
このような動作を実現するために、本実施形態では、ダミーヒューズ群41、ダミーNMOSトランジスタ42、プログラム用ポリシリコンヒューズ5およびプログラム用NMOSトランジスタ6でカレントミラー回路75を構成して、ダミーNMOSトランジスタ42を流れる電流のn倍の電流がプログラム用トランジスタを流れるようにしている。
このようなカレントミラー回路75では、プログラム用のポリシリコンヒューズ5には、プログラムに必要な大電流が流れるが、ダミーヒューズ群41にはその1/nの電流しか流れないため、ダミーヒューズ群41に抵抗値が変化するほどの電流が流れるおそれはなく、VGATE発生器15を再利用できる。
これにより、第1の実施形態によれば、試し切り用のポリシリコンヒューズを設ける必要がなくなり、抵抗変化型ヒューズ回路全体のサイズを縮小できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、VGATE発生器15の内部構成が第1の実施形態と異なることを特徴とする。
図14は第2の実施形態によるVGATE発生器15の内部構成を示す回路図である。図14のVGATE発生器15は、ダミーヒューズ群41aの内部構成が図8とは異なっている。図14のダミーヒューズ群41aは、2つのポリシリコンヒューズ5を並列接続した並列ヒューズ列を20個直列接続したものである。
ダミーヒューズ群41aを構成する各ポリシリコンヒューズ5の抵抗値が100オームとすると、2つ並列接続した並列ヒューズ列の抵抗値は50オームである。したがって、ダミーヒューズ群41aの全体では、等価的に1kオームの抵抗値になる。
図14のVGATE発生器15は、図8のVGATE発生器15と比べて、必要なポリシリコンヒューズ5の数が4倍になるが、ダミーヒューズ群41aとダミーNMOSトランジスタ42に流れる電流は半分になる。したがって、プログラム用ポリシリコンにプログラムを行う際に、ダミーヒューズ群41aの各ダミーNMOSトランジスタ42の抵抗が不可逆変化を起こすおそれがさらに低くなり、ダミーヒューズ群41aの信頼性がよりいっそう向上する。
このように、第2の実施形態では、VGATE発生器15内のダミーヒューズ群41aに流れる電流をさらに減らせるため、プログラム時にダミーヒューズ列が抵抗変化を起こす可能性をより低くできる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第1および第2の実施形態とは異なる内部構成のVGATE発生回路を有することを特徴とする。
図15は第3の実施形態によるVGATE発生器15の内部構成を示す回路図である。図15のVGATE発生器15は、複数のダミーNMOSトランジスタ42からなるダミートランジスタ群77を有する点で、図8および図14とは異なっている。ダミートランジスタ群77は、端子VGATEと接地端子の間に直列接続される2つのNMOSトランジスタ42a,42bと、同じく端子VGATEと接地端子の間に直列接続される2つのNMOSトランジスタ42c、42dとを有する。
これら4つのNMOSトランジスタのゲート幅はいずれも、プログラム用NMOSトランジスタ6のゲート幅の1/10である。したがって、ダミートランジスタ群77の等価的なゲート幅は図8と図15のダミーNMOSトランジスタ42のゲート幅と同じである。
第1の実施形態と比較すると、図15のダミートランジスタ群77は、ダミーNMOSトランジスタ42の数が4倍になるが、ダミートランジスタ群77に流れる電流のばらつきは図8のダミーNMOSトランジスタ42よりも少なくなる。その理由は、トランジスタのばらつきはトランジスタのゲート面積の逆数に比例するためである。すなわち、ゲート面積が4倍になれば、ばらつきは半分になる。
このように、第3の実施形態では、ダミーヒューズ群41にダミートランジスタ群77を接続するため、ダミーヒューズ群41に流れる電流のばらつきを抑制でき、したがって、プログラム用ポリシリコンヒューズ5に流れるプログラム電流のばらつきも少なくなる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、VGATE発生器15内にボルテージフォロワ回路を設けたことを特徴とする。
図16は第4の実施形態によるVGATE発生器15の内部構成を示す回路図である。図16のVGATE発生器15は、ダミーヒューズ群41とダミーNMOSトランジスタ42との間の接続ノードにボルテージフォロワ回路78が接続されている点で図8と異なっている。このボルテージフォロワ回路78の出力電位がVGATEとなる。
ボルテージフォロワ回路78は、入力インピーダンスを上げて、出力インピーダンスを下げる作用を行う。図17はボルテージフォロワ回路78の内部構成の一例を示す回路図である。図17のボルテージフォロワ回路78は、PMOSトランジスタ79,80とNMOSトランジスタ81〜83を有する差動増幅器で構成されている。
ボルテージフォロワ回路78を設けることで、VGATE発生器15の出力端子に接続される負荷が多少変動しても電位VGATEが変動しにくくなる。したがって、プログラム用のポリシリコンヒューズ5に流れる電流変動も抑制できる。
(第5の実施形態)
図18は上述した第1〜第4の実施形態のいずれかの抵抗変化型ヒューズ回路を内蔵するLSIチップ85の概略構成を示すブロック図である。図18のLSIチップ85は、SRAM部86と、図4に示した抵抗変化型ヒューズ回路87と、SRAM部86および抵抗変化型ヒューズ回路87を制御する各種信号を生成するヒューズ制御回路88と、他の処理を行うロジック回路89とを備えている。
なお、図18では、メモリとしてSRAMを内蔵する例を示したが、DRAMやフラッシュメモリなど他の種類のメモリを内蔵してもよいし、あるいはメモリを内蔵しなくてもよい。
図19はSRAM部86の内部構成の一例を示すブロック図である。SRAM部86は、冗長セルアレイを内蔵したSRAMセルアレイ91と、リダンダンシ情報格納用シフトレジスタ92とを有する。
図19の例では、SRAMセルアレイ91のリダンダンシ情報が4ビットのデータで制御されるものと仮定しており、その4ビットのリダンダンシデータを4ビットのシフトレジスタで保持する。
図20はリダンダンシ情報格納用シフトレジスタ92内のレジスタ1ビット分93の内部構成の一例を示す回路図である。図20のレジスタ93は、クロックドインバータ94〜96と、インバータ97〜102と、NANDゲート103と、トランスファゲート104とを有し、クロック信号CLKtの立ち上がりエッジごとに1ビットずつデータをシフトする。イネーブル信号ENpがハイのときに、シフトレジスタ内に格納されているデータが端子RDDATApから出力される。
第1〜第4の実施形態で説明した抵抗変化型ヒューズ回路87は、図18に示したヒューズ制御回路88により制御される。ヒューズ制御回路88は、抵抗変化型ヒューズ回路87が適切なタイミングで動作するように各種制御信号を生成するが、その内部構成は特に問わないため、ここでは詳しい説明を省略する。
図21および図22はヒューズ制御回路88で生成される各種制御信号の動作波形図であり、図21はポリシリコンヒューズ5をプログラムする場合の動作波形図、図22は通常起動時すなわちポリシリコンヒューズ5の状態を読み出す場合の動作波形図である。
図21において、PSIN信号は、ポリシリコンヒューズ5にプログラムするデータをPCLKt信号の立ち上がりエッジに同期してシリアル入力する端子である。上述のように、SRAMのリダンダンシ情報は4ビットなので、PCLKt信号を4クロック分入力し、PCLKt信号の立ち上がりに同期して4ビットのデータをPSIN端子からシリアル入力する。
IPGMIN信号は電位VGATEを生成するために必要な定電流信号である。本実施形態では、1mAの電流を流し込む。
電位VPGMは、ポリシリコンヒューズ5にプログラム電流を流すのに用いられる電源電位である。IPGMIN信号により1mAを流し込んだときの電位IPGMINを記録しておき、その電位と等しい電位を端子VPGMから供給する。
以上の制御により、ポリシリコンヒューズ5のプログラム時に正確に1mAの電流を流し込むことができる。
本実施形態では、1mAのIPGMIN信号を流し込んだときに、IPGMIN端子に現れる電位が2.5Vになると仮定し、電位VPGM=2.5Vを印加している。IPGMIN端子に流し込む電流と端子VPGMに印加する電位が安定した後、PRGENp信号をハイにする。これにより、PSIN端子から「1」を入力したビットに対応するポリシリコンヒューズ5がプログラムされる。
一方、ポリシリコンヒューズ5の状態を読み出す際は、図22に示すように、プログラムに使用するPRGENp信号、PSNI信号、PCLKt信号はロウ固定にしておく。IPGMIN信号も接地して電流が流れ込まないようにする。
電位VPGMは、ポリシリコンヒューズ5の読み出し時には、ポリシリコンヒューズ5にプログラムされない程度の弱電流を流し込むための電源として使用されるので、電源電位と等しい1.2Vを与えておく。
電源投入後にREADENp信号をハイにすると、ポリシリコンヒューズ5とVREF発生器12に電流が流れる。この電流値は、ヒューズがプログラムされない程度の電流値にしておく。例えば、電位VPGMを1.2Vにして、0.5mAの電流がポリシリコンヒューズ5とVREF発生器12に流れ込むと仮定する。
図11に示したように、VREF発生器12にはヒューズと同じ材料およびサイズのダミーヒューズが5個直列接続されている。このダミーヒューズは抵抗として作用する。ダミーヒューズの抵抗値をRcとすると、VREF端子には、以下の電位が現れる。
VREF=VPGM−5×R×I=1.2V−5×Rc×0.5mA
したがって、ポリシリコンヒューズ5側にも同じく0.5mAの電流が流れる。プログラムされていないヒューズはRc、プログラムされているヒューズはRb(>5Rc)の抵抗値である。このため、プログラムされていないヒューズのFUSENODE端子には、1.2V−Rc×0.5mA(>VREF)、プログラムされているヒューズのFUSENODE端子には、1.2V−Rb×0.5mA(<VREF)の電位が現れる。
この電位を上述の電位VREFと比較する。SAEn信号がロウになると、読み出し用センスアンプ18が活性化され、FUSENODE端子とVREF端子の比較結果が図5に示したヒューズプログラム・センス回路13の出力端子SAOUTに出力される。
SAOUT信号は、LOADp信号がハイのときに図4に示した読み出し用シフトレジスタ14に取り込まれる。SHIFTp信号はシフトレジスタのシフト動作許可信号であり、SHIFTp信号がハイの期間にRCLKt信号のクロックパルスが入るたびに、読み出し用シフトレジスタ14が1ビットシフトする。RCLKt信号の7パルスで、ポリシリコンヒューズ5の読み出し結果がすべてSRAM部86内のリダンダンシ情報格納レジスタに転送される。転送が完了した後、RDENp信号をハイとすることで、リダンダンシ情報がSRAMセルアレイ91に供給される。
このように、第5の実施形態では、第1〜第4の実施形態の抵抗変化型ヒューズ回路87とSRAM部86を混載するため、不良のSRAMセルを簡易かつ確実に冗長セルに置き換えることができる。
(第6の実施形態)
以下に説明する第6の実施形態は、プログラム用のポリシリコンヒューズ5に最適なプログラム電流を供給することを特徴とする。
図23は本発明の第6の実施形態による抵抗変化型ヒューズ回路87の全体構成を示すブロック図である。図23では、図4と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図23の抵抗変化型ヒューズ回路87aは、図4にはなかった構成要素としてVGATE選択回路111を備えている。このVGATE選択回路111は、異なる複数の電位の中から最適な電位をVGATEとして選択するものである。
図24は図23に示したVGATE選択回路111の内部構成の一例を示すブロック図である。図24のVGATE選択回路111は、5個の試し切り用ポリシリコンヒューズのそれぞれに異なる電位VGATEを与えてプログラムを行い、プログラムされた後の試し切り用ポリシリコンヒューズの抵抗が中抵抗領域Rb±Rdにあるか否かをチェックし、プログラム用ポリシリコンヒューズ5をプログラムするための最適な電位VGATEを選択する。
図24のVGATE選択回路111は、5ビットからなる試し切り用シフトレジスタ112と、試し切り用ポリシリコンヒューズを選択するための選択制御信号を生成する選択制御回路113と、試し切り用ヒューズ回路114と、試し切り用ヒューズ回路114の出力信号をセンスする試し切り用センスアンプ115と、5種類の異なる電位VGATEを生成するVGATE発生器116と、試し切り用センスアンプ115に供給する基準電位VREFを生成する試し切り用VREF発生器117とを有する。選択制御回路113、試し切り用ヒューズ回路114および試し切り用センスアンプ115は、試し切り用シフトレジスタ112の各レジスタごとに設けられており、図24の例では5個ずつ設けられている。
図25は試し切り用ヒューズ回路114の内部構成の一例を示す回路図である。図25の試し切り用ヒューズ回路114は、端子VPGMと接地端子の間に直列接続される試し切り用ポリシリコンヒューズ121およびプログラム用NMOSトランジスタ122と、プログラム用NMOSトランジスタ122にゲート電位を供給するレベルシフタ123と、出力端子と接地端子の間に接続される読み出し用NMOSトランジスタ124とを有する。
図26はVGATE発生器116の内部構成の一例を示す回路図である。図26のVGATE発生器116は、端子VHVOLと接地端子との間に20個直列接続される抵抗126からなる抵抗列127と、この抵抗列127から出力された5種類の電位のいずれかを信号PRCpに基づいて選択するセレクタ128と、セレクタ128の出力信号に対してインピーダンス変換を行うボルテージフォロワ回路129とを有する。
図27は図26に示したボルテージフォロワ回路129の内部構成の一例を示す回路図である。このボルテージフォロワ回路129の内部構成は、図17で説明したものと基本的には同じである。
以下、試し切り用ポリシリコンヒューズ121のプログラムを行う処理手順を説明する。まず、試し切りに先立って、外部ロジックテスタから、電位VPGM=2.5V、電位VHVOL=2.0Vを供給する。また、試し切りしたいデータ列をPSIN端子からクロックPCLKt信号に同期させて、試し切り用シフトレジスタ112にシリアル転送する。
試し切りは、5ビット分の試し切り用ポリシリコンヒューズ121に対して1ビットずつ順に行う。まず、0番目のレジスタ(図24の一番下のレジスタ)に「1」を書き込み、それ以外のレジスタには「0」を書き込んでおく。プログラム許可PRGENp信号をハイにすると、試し切り用シフトレジスタ112内に保持されているデータが「1」の場合、プログラムを行うことを示しており、レジスタの出力信号PRGp<0>がハイになる。その後、試し切り許可信号PROGTESTpをハイにすると、0番目の試し切り用ポリシリコンヒューズ121の入力端子PRGpがハイになる。
端子PRGpがハイになると、プログラム用NMOSトランジスタ122のゲート電位がVGATEレベルになり、プログラム用NMOSトランジスタ122が導通して、試し切り用ポリシリコンヒューズ121に電流が流れる。
図26に示したVGATE発生器116は、端子VHVOL(=2.0V)と接地端子の間を20個の抵抗126で抵抗分割しているため、各抵抗間のタップには0.1V刻みの電位が現れる。より具体的には、1.3V、1.4V、1.5V、1.6V、1.7Vの5種類の電位をセレクタ128に入力している。このセレクタ128は、信号PRGp<4:0>の論理に従って、これら5種類の電位のうち一つを選択し、端子VGATEpreから出力する。
電圧VGATEpreはボルテージフォロワ回路129でインピーダンス変換されて、VGATEとして出力される。
シフトレジスタ112の出力信号PRGp<4:0>と、選択出力される電位VGATEとの関係は図28のようになる。
VGATE発生器116から出力される電位VGATEは、図24に示した5つの試し切り用ヒューズ回路114のそれぞれの端子VGATEに供給される。したがって、5つの試し切り用ポリシリコンヒューズ121は、それぞれ異なる電位VGATEで試し切りされることになる。
図29は、シフトレジスタ112の出力信号PRGp<4:0>、試し切りされるポリシリコンヒューズ5および試し切りされるときの電位VGATEの対応関係を示す図である。
ここで、ポリシリコンヒューズ5にとって最適な電位VGATEが1.5Vであると仮定する。電位VGATE=1.5Vがプログラム用NMOSトランジスタ122のゲートに与えられると、試し切り用ポリシリコンヒューズ121に最適な電流であるIcが流れ、プログラム後の抵抗がRbになるものとする。
電位VGATEが1.5Vより0.1V低い1.4Vの場合、試し切り用ポリシリコンヒューズ121にはIbの電流が流れ、プログラム後の抵抗はかろうじてRbになるものとする。
逆に、電位VGATEが1.5Vより0.1V高い1.6Vの場合、試し切り用ポリシリコンヒューズ121にはIaの電流が流れ、プログラム後の抵抗はかろうじてRbになるものとする。
電位VGATEが1.3Vの場合、試し切り用ポリシリコンヒューズ121に流れる電流はIb未満になり、プログラム後の抵抗は初期値と変わらずRcになる。また、電位VGATEが1.7Vの場合、試し切り用ポリシリコンヒューズ121に流れる電流はIa以上になり、プログラム後の抵抗はRa以上になる。
図30は図24に示したVREF発生器117の内部構成の一例を示す回路図である。図30のVREF発生器117は、外部端子VPGMと接地端子との間に直列接続される試し切り用ヒューズ群131およびダミー読み出しNMOSトランジスタ132を有する。
試し切り用ヒューズ群131は、直列接続される12個の試し切り用ポリシリコンヒューズ5を有する。ダミー読み出しNMOSトランジスタ132は、読み出し用NMOSトランジスタ124と同一サイズである。
ダミー読み出しNMOSトランジスタ132が導通すると、外部端子VPGMから接地端子に向かって電流が流れる。外部端子VPGMからRb−Rd分下がったタップから分圧電位VREF1が出力され、外部端子VPGMからRb+Rd下がったタップから分圧電位VREF2が出力される。
電位VREF1は試し切り用ポリシリコンヒューズ121の抵抗がRb−RdになったときにFUSENODE端子に現れる電位に等しく、電位VREF2は試し切り用ポリシリコンヒューズ121の抵抗がRb+RdになったときにFUSENODE端子に現れる電位に等しい。
5ビット分の試し切り用ポリシリコンヒューズ121の試し切りが完了すると、試し切り後の各ヒューズの抵抗値をチェックするために、図24に示したREADTESTp信号をハイにする。すると、VREF発生器117から電位VREF1と電位VREF2が発生され、これら電位が読み出し用センスアンプ18の参照電位としてVREF発生器117から出力される。
試し切り用センスアンプ115は、試し切り用ポリシリコンヒューズ121のそれぞれごとに二個ずつ設けられ、これら二つのうち一つは信号FUSENODEと電位VREF1とを比較し、もう一つは信号FUSENODEと電位VREF2とを比較する。
センスアンプ18活性化SAEn信号をロウにすると、試し切り用センスアンプ115が動作し、比較結果が端子SAOUT1<4:0>と端子SAOUT2<4:0>に現れる。
図24の場合、FUSENODE端子<4:0>に現れる電位がVREF1<FUSENODE<VREF2の関係になる場合に、VGATE選択回路111の出力信号WINOUT<4:0>がハイになることがわかる。この関係を試し切り後のポリシリコンヒューズ5の抵抗値にあてはめると、Rb−Rd<プログラム後のポリシリコンヒューズ5の抵抗値<Rb+Rdの場合にWINOUT<4:0>がハイになる。
図31は試し切りを行う際の電位VGATEと試し切り後のポリシリコンヒューズ5の抵抗値との対応関係を示す図である。VGATE選択回路111の出力信号WINOUT<4:0>を外部テスタで読み出し、その値が例えば"01110"であれば、これらビット値の中心値であるVGATE=1.5Vが最適な電圧VGATEであると判断できる。
プログラム用のポリシリコンヒューズ5をプログラムする際には、VGATE選択回路111内のシフトレジスタ112の出力PRGp<2>がハイになるようにすれば、電位VGATE=1.5Vになり、この電位VGATEを用いてプログラムを行えばよい。
このように、第6の実施形態では、それぞれ異なる電位VGATEでプログラムされる複数の試し切り用ポリシリコンヒューズ121を設けて、プログラムされた後の試し切り用ポリシリコンヒューズの抵抗をチェックし、プログラム用ポリシリコンヒューズ5をプログラムするための最適な電位VGATEを選択するため、常に最適な電流でプログラム用のポリシリコンヒューズ5をプログラムすることができる。
(第7の実施形態)
図32は上述した第6の実施形態による抵抗変化型ヒューズ回路87aを内蔵するLSIチップ85の概略構成を示すブロック図である。図32のLSIチップ85は、基本的な構成は図18と同じであるが、上述したように抵抗変化型ヒューズ回路87aの内部構成とヒューズ制御回路88aの動作タイミングが異なっている。図32のLSIチップ85内のSRAM部86は図19に示した内部構成を有する。
図33は試し切り用ポリシリコンヒューズ121を試し切りするときの動作波形図である。この例では、同ヒューズ121が5本あり、それぞれのプログラム用NMOSトランジスタ122のゲートに少しずつ異なる電位VGATEを与えてプログラムを行った後、最適な電位VGATEを選択する。
まず、PSIN端子から、PCLKt信号に同期させて"10000"をシリアル入力する。これら5ビットデータのシリアル入力が完了すると、端子VPGMに2.5V、端子VHVOLpに2Vを印加して、端子PROGTESTpをハイにする。
これにより、図24に示したVGATE発生器116から電位VGATE=1.3Vが出力されて試し切り用ポリシリコンヒューズ121に供給される。図24に示したプログラム用シフトレジスタ112の一番下のレジスタには「1」が、その他のレジスタには「0」が保持されているため、一番下のレジスタの出力PROGp<0>がハイになり、対応する試し切り用ポリシリコンヒューズ121がプログラムされる。
同様なシーケンスを、PSIN端子に入力するシリアルデータを、"10000"→"010000"→"00100"のように、「1」のビットを一つずつずらして5回繰り返すと、5つの試し切り用ポリシリコンヒューズ121は上から順にVGATE=1.3V、1.4V、1.5V、1.6V、1.7Vでプログラムされる。
図34は電位VGATE決定時の動作波形図である。図24に示したREADTESTp信号をハイにすると、VREF発生器117の出力であるVREF1端子とVREF2端子はそれぞれ以下の電位になる。
VREF1=VPGM−8×R×I
VREF2=VPGM−12×R×I
ここで、VPGM=1.2V、図30に示した試し切り用ヒューズ群131の抵抗R=100オーム、試し切り用ヒューズ群131を流れる電流I=0.5mAとすると、電位VREF1=0.8V、VREF2=0.6Vになる。
一方、試し切り用ポリシリコンヒューズ121にも同様に0.5mAの電流が流れるため、試し切りヒューズ回路87aの出力FUSEOUTは、FUSEOUT=VPGM−R×Iとなる。
ここでは、VPGM=1.2V、I=0.5mAと仮定する。SAEn信号がロウになると、各試し切りヒューズ回路87aの出力電位FUSEOUTをVREF1およびVREF2と比較した結果がVGATE選択回路111の出力端子WINOUT<4:0>から出力される。
ポリシリコンヒューズ5の抵抗値がRb−Rd〜Rb+Rdの範囲内に入っていれば、WINOUTpは「1」になり、入っていなければ「0」になる。
例えば、WINOUT<4:0>="01110"の場合を仮定する。この場合、VGATE=1.4V〜1.6Vの範囲内では、試し切り後のポリシリコンヒューズ5の抵抗値がRb−Rd〜Rb+Rdの範囲内に入っており、最も適したVGATEは1.5Vと判断できる。これは、プログラム用シフトレジスタ112に"00100"を書き込んだ場合に相当する。
図35は試し切り用ポリシリコンヒューズ121にリダンダンシデータをプログラムする場合の動作波形図である。PSIN端子は、試し切り用ポリシリコンヒューズ121にプログラムするデータを、クロックPCLKt信号の立ち上がりに同期させてシリアル入力する端子である。
SRAMのリダンダンシ情報は4ビットであるため、PCLKt信号のクロックパルスを4つ入力して、PCLKt信号の立ち上がりに同期させて、4ビットのデータをPSIN端子にシリアル入力する。
試し切り用ポリシリコンヒューズ121にプログラム電流を流すための端子VPGMの電位が安定した後、信号PGENpをハイにすると、PSIN端子から「1」データを入力したビットに対応するヒューズがプログラムされる。
図36は、通常起動時すなわち試し切り用ポリシリコンヒューズ121にプログラムされている情報をLSIチップ85内のSRAM部に転送する場合の動作波形図である。プログラムに使用するPRGENp信号、PSIN信号、PCLKt信号はロウ固定にし、IPGMIN信号も接地レベルして電流が流れ込まないようにする。
電位VPGMは、試し切り用ポリシリコンヒューズ121の読み出し時には、同ヒューズにプログラムされない程度の弱電流を流し込むための電源として用いられるため、電源電圧と同じ1.2Vにしておく。
通常起動時の動作タイミングは、図22に示したものと同じであるため、詳しい説明を省略する。
このように、第7の実施形態では、第6の実施形態の抵抗変化型ヒューズ回路87aをSRAM部86と混載するため、不良のSRAMセルを簡易かつ確実に冗長セルに置き換えることができる。
ポリシリコンヒューズの構造を模式的に示した斜視図。 ポリシリコンヒューズ5とプログラム用NMOSトランジスタ6との接続関係を示す図。 ポリシリコンヒューズ5に流す電流とプログラム後のポリシリコンヒューズ5の抵抗値との関係を示す図。 本発明の第1の実施形態による抵抗変化型ヒューズ回路の全体構成を示すブロック図。 ヒューズプログラム・センス回路13の内部構成の一例を示す回路図。 レベルシフタ16の内部構成の一例を示す回路図。 図5に示したセンスアンプ18の内部構成の一例を示す回路図。 図1に示したVGATE発生器15の内部構成の一例を示す回路図。 図1に示したプログラム用シフトレジスタ11内の各レジスタ45の内部構成の一例を示す回路図。 図1に示した読み出し用シフトレジスタ14内の各レジスタ40の内部構成の一例を示す回路図。 図1に示したVREF発生器12の内部構成の一例を示す回路図。 カレントミラー回路75の等価回路図。 VGATE発生器15内のダミーNMOSトランジスタ42とプログラム用NMOSトランジスタ6のバイアス電位関係をまとめた図。 第2の実施形態によるVGATE発生器15の内部構成を示す回路図。 第3の実施形態によるVGATE発生器15の内部構成を示す回路図。 第4の実施形態によるVGATE発生器15の内部構成を示す回路図。 ボルテージフォロワ回路78の内部構成の一例を示す回路図。 第1〜第4の実施形態のいずれかの抵抗変化型ヒューズ回路を内蔵するLSIチップ85の概略構成を示すブロック図。 SRAM部86の内部構成の一例を示すブロック図。 リダンダンシ情報格納用シフトレジスタ92内のレジスタ1ビット分93の内部構成の一例を示す回路図。 ポリシリコンヒューズ5をプログラムする場合の動作波形図。 通常起動時すなわちポリシリコンヒューズ5の状態を読み出す場合の動作波形図。 本発明の第6の実施形態による抵抗変化型ヒューズ回路87の全体構成を示すブロック図。 図23に示したVGATE選択回路111の内部構成の一例を示すブロック図。 試し切り用ヒューズ回路114の内部構成の一例を示す回路図。 VGATE発生器116の内部構成の一例を示す回路図。 図26に示したボルテージフォロワ回路129の内部構成の一例を示す回路図。 シフトレジスタ112の出力信号PRGp<4:0>と、選択出力される電位VGATEとの関係を示す図。 シフトレジスタ112の出力信号PRGp<4:0>、試し切りされるポリシリコンヒューズ5および試し切りされるときの電位VGATEの対応関係を示す図。 図24に示したVREF発生器117の内部構成の一例を示す回路図。 試し切りを行う際の電位VGATEと試し切り後のポリシリコンヒューズ5の抵抗値との対応関係を示す図。 第6の実施形態による抵抗変化型ヒューズ回路87aを内蔵するLSIチップ85の概略構成を示すブロック図。 試し切り用ポリシリコンヒューズ121を試し切りするときの動作波形図。 電位VGATE決定時の動作波形図。 試し切り用ポリシリコンヒューズ121にリダンダンシデータをプログラムする場合の動作波形図。 通常起動時すなわち試し切り用ポリシリコンヒューズ121にプログラムされている情報をLSIチップ85内のSRAM部に転送する場合の動作波形図。
符号の説明
5 プログラム用ポリシリコンヒューズ
6 プログラム用NMOSトランジスタ
11 プログラム用シフトレジスタ
12 VREF発生器
13 ヒューズプログラム・センス回路
14 読み出し用シフトレジスタ
15 VGATE発生器
16 プログラム用NMOSトランジスタ
17 読み出し用NMOSトランジスタ
18 センスアンプ
111 VGATE選択回路
112 試し切り用シフトレジスタ
113 選択制御回路
114 試し切り用ヒューズ回路
115 試し切り用センスアンプ
116 VGATE発生器
117 VREF発生器
121 試し切り用ポリシリコンヒューズ
122 プログラム用NMOSトランジスタ
123 レベルシフタ
124 読み出し用NMOSトランジスタ

Claims (2)

  1. ポリシリコンを材料として形成され、電流を流すことで不可逆的な抵抗変化を生じさせる複数のポリシリコンヒューズと、
    前記複数のヒューズのそれぞれに対応して設けられ、対応するヒューズに電流を流して抵抗変化を生じさせるか否かを切替制御する複数のプログラム用トランジスタと、
    前記ポリシリコンヒューズと同一の電気的特性を有する複数のダミーヒューズからなり、前記ポリシリコンヒューズの抵抗値のn倍の抵抗値を有するダミーヒューズ群と、
    それぞれが前記プログラム用トランジスタの1/nのコンダクタンスを持ち、ゲートおよびドレインが相互接続された少なくとも一つのダミートランジスタからなるダミートランジスタ回路と、
    前記プログラム用トランジスタと前記ダミートランジスタとを含んで構成され、前記ダミーヒューズ群に流れる電流のn倍の電流を前記ポリシリコンヒューズに流すカレントミラー回路と、を備えることを特徴とする抵抗変化型ヒューズ回路。
  2. 前記ダミーヒューズ群は、直列および並列接続された前記複数のダミーヒューズを有することを特徴とする請求項1に記載の抵抗変化型ヒューズ回路。
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