JP4885670B2 - アブソリュート型リニアエンコーダ - Google Patents

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Description

本発明は、絶対位置を検出するためのアブソリュート型リニアエンコーダに係る。特に、測長範囲が長く、しかも、取扱いが容易なアブソリュート型リニアエンコーダに関する。
リニアスケールにより長い測長範囲の測定を可能とするためには、長いスケールを製作する必要がある。しかし、例えば光電式スケールの場合、スケール上に目盛を形成するための露光装置の長さに制限があるため、長尺の1本物のスケールを製作することは困難である。
そこで、相対変位を検出するための目盛パターンに繰返し連続性があるインクリメンタルスケールでは、特許文献1〜5に記載されているように、複数のインクリメンタルスケールを検出方向に一列に配置し、スケール接続部において、不連続な目盛にも拘らず、連続した正弦波(A、B相のアナログ信号)を出力できるようにすることが提案されている。
又、前記のインクリメンタルスケールに対して、絶対位置を検出可能なアブソリュートスケールも実用化されている。このアブソリュートスケールは、インクリメンタルスケールのような電源立ち上げ時の原点位置または参照位置を取得するための初期動作が不要であり、特に、1本のスケールに多数の検出ヘッドを取付けたマルチヘッドに有利である。又、磁極位置を知るための別体のモータ側ホールセンサの替わりにアブソリュートスケールを利用することも可能であり、リニアモータのフィードバック制御に用いるにも有利である。
特開2004−233346号公報 特開平10−18791号公報 特開平6−137899号公報 特開平6−194186号公報 特開2000−55647号公報
しかしながら、絶対位置を検出するためのアブソリュートスケールの場合、例えば3mを超える長い1本物のアブソリュートスケールを製作することは、例えば複数の定ピッチ連続パターンを並列に組み合わせた目盛での各位置における、それぞれの位相関係が異なるため、目盛パターンに繰返し連続性が無く、容易ではない。又、例え長いスケールが製作できたとしても、1本物であると、輸送や取付作業が容易ではないという問題点を有していた。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、長い測長範囲を実現可能で、しかも、輸送や取付作業が容易な、安価で使い易い長尺のアブソリュート型リニアエンコーダを提供することを課題とする。
本発明は、絶対位置を検出するためのアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、検出方向に一列に配置された、絶対位置を検出するためのアブソリュート目盛を持つ複数のアブソリュートスケールと、該アブソリュートスケール上の目盛を検出するための、スケール接続部では隣り合う2つのアブソリュートスケールの目盛を同時に検出できる間隔で連結固定された複数の検出器と、各検出器毎に絶対位置データを生成するスケール毎の絶対位置データ生成部と、前記各検出器毎の絶対位置データ及び検出器間のオフセット値に基づいて、接続された全アブソリュートスケールの全長における絶対位置を出力する演算器とを備え、前記複数のアブソリュートスケールが、互いに異なる絶対位置データからなるアブソリュート目盛を持つことにより、前記課題を解決したものである。
前記複数の検出器を切替るための、該切替時にヒステリシス処理を行う判定器を更に備えることができる。
前記複数の検出器による絶対位置データを用いて、出力する絶対位置を判定することことができる。
本発明は、又、絶対位置を検出するためのアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、検出方向に一列に配置された、絶対位置を検出するためのアブソリュート目盛を持つ複数のアブソリュートスケールと、該アブソリュートスケール上の目盛を検出するための、スケール接続部では隣り合う2つのアブソリュートスケールの目盛を同時に検出できる間隔で連結固定された複数の検出器と、各検出器毎に絶対位置データを生成するスケール毎の絶対位置データ生成部と、前記各検出器毎の絶対位置データ及び検出器間のオフセット値に基づいて、接続された全アブソリュートスケールの全長における絶対位置を出力する演算器と、を備え、前記複数のアブソリュートスケールは、同じアブソリュート目盛を持ち、互いに上下逆向きに配置することにより、前記課題を解決したものである。
本発明によれば、最終的なアブソリュートエンコーダの測長範囲に対して、スケールを複数に分割することで、一本当たりのスケールの長さを小さく(例えば6mの側長範囲に対して3mのスケール2本で構成)できるため、長尺用の製造設備が不要となり、スケール製造が容易であり、製作コストも安くできる。又、輸送コストや保管コストも有利である。
更に、1本物の場合、輸送や保管だけでなく取付作業における取扱いも容易でないが、分割されたスケールであれば、短いスケール毎に取付けることができ、取付けも容易である。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
2本のアブソリュートスケールを接続した本発明の第1実施形態は、図1(要部斜視図)及び図2(信号処理回路のブロック図)に示す如く、検出方向(図の左右方向)に一列に配置された、絶対位置を検出するための異なるアブソリュート目盛(以下、単に目盛とも称する)12A、12Bを持つ2本のアブソリュートスケール(以下、単にスケールとも称する)10A、10Bと、該アブソリュートスケール10A、10B上の目盛12A、12Bを検出するための、スケール接続部14では隣り合う2つのスケール10A、10Bの目盛12A、12Bを同時に検出できる任意の中心間隔Dで連結板(ユーザのブラケットでも可)24により固定され、連結ケーブル26で電気的に接続された検出器22A、22Bを有する検出ヘッド20と、図2に示す如く、各検出器22A、22B毎の絶対位置データを生成する絶対位置データ生成部32A、32B、各検出器22A、22Bの絶対位置データ生成部32A、32Bの出力値を切替えるための位置設定値、及び、異なるスケール10A、10B間の絶対位置データのオフセット値(検出器22A、22B間の絶対位置データ)を保存するメモリ34、前記絶対位置データ生成部32A、32Bの出力及びメモリ34に保存された位置設定値に応じて、絶対位置データ生成部32A、32Bを切替える判定器36、該判定器36の出力により、必要に応じてメモリ34に記憶されたオフセット値を加算して出力する演算器38を有する信号処理回路30とを備えている。
図1において、16は、スケール10A、10Bを測定対象の一方に固定するためのスケール固定ねじ、28は、検出ヘッド20と信号処理回路30を電気的に接続するケーブルである。
前記スケール10A、10Bは、検出方向に一列に配置された全アブソリュートスケールの全測定長さにおいて、一意の絶対位置を検出するアブソリュート目盛12A、12Bを持っている。従って、アブソリュート目盛12Aと12Bで同じ絶対位置を示す絶対位置データは存在しない。
以下動作を説明する。
まず測定対象にスケール10A、10Bをスケール固定ねじ16で固定する際には、従来のインクリメンタルスケールを検出器1つで検出する場合に必要であった目盛周期の厳密な連続性は必要ない。従って、厳密に位置合わせを行なう必要は無く、相対位置が変化しない程度に強固に固定し、検出器22Aと22B間の位置検出データの差、即ち距離は、オフセット値としてメモリ34に記憶する。
そして、図3に示す如く、例えば検出器22Aが、基準とすべきスケール10Aの目盛12Aを正常に検出している、出力切替え点より左側の範囲では、検出器22Aの出力YAをそのまま、スケールシステムとして出力される絶対位置データの出力値Yとする。
一方、検出器22Aが、該検出器22Aの絶対位置データ生成部32Aから、もう一方の検出器22Bの絶対値データ生成部32Bへの出力切替え点よりも右側にあると判断されるときには、右側の検出器22Bの出力値YBから、両検出器間のオフセット値(負の値)bを加えた値Y=YB+bを出力値Yとする。
このようにして、複数のスケールの接続部分において不連続な目盛であっても、2つの検出器22A、22Bの絶対検出位置を判断して、連続した位置検出が可能である。
なお、検出器22Aと22Bの絶対位置データを切替える際には、判定器68における処理にヒステリシスを設けて、計数方向で出力切替え点の位置を変え、頻繁な切替えを避けることもできる。
本実施形態においては、2つの検出器22A、22Bによる絶対位置データを用いて、出力する絶対位置データを判定できるため、判定器36による判定及び切替えが容易である。これに対して、インクリメンタルスケールでは、電源起動直後に検出器22A、22Bがどのインクリメンタルスケール上に位置しているか検出することができない。従って、検出器がどのインクリメンタルスケール上に位置しているかを検出するセンサが別途必要になる。また、このセンサが検出するパターンをインクリメンタルスケールに別途備える必要もある。そのため、検出ユニット、スケール目盛の構成が複雑となる。
又、スケールの取付けでは、目盛の位置合わせが不要であり、2つの検出器22A、22Bの一方が検出可能であれば、スケール接続部14でスケール目盛12A、12B間に欠落部があっても、連続出力が可能である。
更に、スケール間のオフセット値bは、スケール取付後、スケール接続部14を挟んで2つの検出器22A、22Bをそれぞれに対向させた状態で求めることができる。
又、検出器22A、22Bの絶対位置データの差D(または2つの検出器の中心間隔D)は、各検出器が同一スケールに対向している状態で求めることができる。
又、スケール間の距離が経時的に変化した場合は、その変化量を検出して再補正のアラームを出力したり、自動的にオフセット値の修正を行なうことができる。例えば周期的にチェックし、オフセット値を修正したり、2つの検出器22A、22BがYA、YBを検出するチェック位置を予め設定し、それをトリガとして、自動的にチェックし、オフセット値を修正することもできる。
又、2つの検出器22A、22Bは、同一筐体に内蔵しても良い。
スケールがn本の第2実施形態の要部構成及び動作を図4に示す。n=3の例を示す図において、10Cは3本目のスケール、14Aは、スケール10Aと10B間の繋ぎ部1、14Bは、スケール10Bと10C間の繋ぎ部2である。
本実施形態では、スケールA、スケールB、スケールCは、それぞれ一意の位置検出値(つまり同じ位置検出値は存在しない、それぞれがユニークな位置検出値を出力するスケールの組み合わせになっている)を持ったスケールである。
また、スケールA、B、Cが接続された全体のスケールのアブソリュート値であるYは、検出器Aの中心位置のアブソリュート値と定義している。
繋ぎ部1、繋ぎ部2における切換えポイントでは、検出器A及び検出器BによりスケールAとスケールB、またはスケールBとスケールCに対する絶対位置データを同時に検出する。
各オフセット値b、b、b、bは、マスタースケールにより実測されて決定することができる。その際、検出器間距離Dは、このオフセット値b、b、b、bに含められることになる。
なお、前記第1、第2実施形態では、各スケールが一意に絶対位値を確定できる必要があるため、全長にわたる一意のアブソリュート目盛が必要である。
次に、同じ目盛を持つアブソリュートスケールを用いることが可能で、コスト的に有利であり、最大測定長さにも限界が無い、参考形態を詳細に説明する。
第1の参考形態は、図5(要部斜視図)及び図6(信号処理回路のブロック図)に示す如く、検出方向に一列に配置された、同じアブソリュート目盛を主目盛42A、42Bとして持つアブソリュートスケール40A、40Bと、一方のスケール(図では右側のスケール40B)の側面に配設された、識別コードとしてのスチールテープ46と、前記アブソリュートスケール40A、40B上の主目盛42A、42Bを検出するための、スケール接続部44では隣り合う2つのアブソリュートスケール40A、40Bの主目盛42A、42Bを同時に検出できる中心間隔Dで固定された2つの主位置検出器52A、52B、及び、前記スチールテープ46の有無を検出するための、コード識別センサとしての磁気センサ54を有する検出ヘッド50と、図6に示す如く、各主位置検出器52A、52B毎に設けられた絶対位置データ生成部62A、62B、前記磁気センサ54の出力に基づいてスケールを識別するためのスケール識別判定器64、各絶対位置データ生成部62A、62Bの出力値を切替える位置設定値、及び、異なるスケール間の絶対位置データのオフセット値を保存するメモリ66、前記スケール識別判定器64の出力から絶対位置データ生成部62A、62Bの出力のいずれを用いるか判定する判定器68、該判定器68の出力により、必要に応じてメモリ66に記憶されたオフセット値を加算して出力する演算器70を有する信号処理回路60とを備えたものである。
前記スケール40A、40Bは、1本内で一意である絶対位置検出用の主目盛42A、42Bを持っている。
参考形態の動作は、後出図10に示す第2の参考形態と同様であるので、説明は省略する。
スケールが2本の本参考形態においては、1ビットの識別コードとしてスチールテープ46を右側のスケール40Bの側面に配設しているので、これを検出するための識別コードセンサも1つの磁気センサ54で良い。なお、スチールテープ以外の磁性金属テープを貼り付けたり、あるいは、磁性体のスケールベースに段差を設けても良い。又、スケールの一方の側面だけでなく、他方の側面にも設けて、2以上のnビットとしても良い。
又、図7(要部斜視図)及び図8(スケールの横断面図)に示す3本のスケール40A、40B、40Cを接続した第2の参考形態の如く、スケール主目盛面以外で厚さ方向に配置した面に、スケールを識別するコードを設けても良い。
参考形態においては、図8に示す如く、銅箔パターンでなる電磁誘導式の主目盛42上の保護膜43上に、光学式検出用のnビットの明暗パターン48を印刷し、これを検出ヘッド50に搭載した、コード識別センサとしてのフォトリフレクタ等の光電式センサ72A、72Bで検出するようにしている。図8において、40は、例えばステンレス製のスケールベース、41は絶縁板である。
参考形態における信号処理回路を図9に示す。図6と同じ物には同じ符号を付け、説明は省略する。
この第2の参考形態においては、主位置用のアブソリュート目盛(主目盛)42A、42B、42Cを持つn(図ではn=3)本のスケール40A、40B、40Cに対向し、当該主目盛を2つの検出器52A、52Bで検出し、2つのスケール識別センサ72A、72Bをもって、スケール上の位置に応じて、どちらの検出器の絶対位置データを出力すべきかを判定し、所定のオフセット値を加算して出力する。この場合、スケール取付時は、スケール間の位置合わせは厳密でなくても良く、スケール間の絶対位置データの差はオフセット値として記憶する。
そして、図10に示す如く、n本のスケールのうち、基準とすべきスケール(例えば40A)に対し、他のスケール(例えば40B、40C)の検出位置に当該オフセット値を加えて、出力絶対位置データを決定する。
参考形態では、スケールA、スケールB、スケールCは同じ絶対位置検出値を持ったスケールである。また、スケールA、B、Cが接続された全体のスケールのアブソリュート値であるYは、検出器Aの中心位置のアブソリュート値と定義している。
繋ぎ部1、繋ぎ部2における切り替えポイントでは、検出器A及び検出器BによりスケールAとスケールB、またはスケールBとスケールCに対する絶対位置データを同時に検出する。
各オフセット値b、b、b、bは、マスタースケールにより実測されて決定することができる。その際、検出器間距離Dは、このオフセット値b、b、b、bに含められることになる。
電源起動立上げ時に、検出器A、Bがどのスケール上にいるのか識別するために、別途スケール識別センサが必要である。このセンサは、例えば各スケール上に識別パターンを備えておいて、そのパターンを検出するセンサを検出器A、Bのどちらか又は両方に備えておくようにして構成することができる。
即ち、本参考形態において、電源立ち上げ時は、センサ72A、72Bの信号レベルで境界領域を判定し、採用する検出器、必要なオフセット値を選択し、絶対位値を演算する。電源立ち上げ後は、検出器の切替え点、対応するオフセット値を、絶対位値をもって判断する。
参考形態によれば、スケール識別コードにより、限定されたアブソリュート範囲のスケールを複数本使用し、長尺の絶対位置検出が可能となる。又、2つの検出器によるアブソリュート値及び粗い精度で十分なスケール識別コードを用いて、出力する絶対位値を判定できるため、切替えが容易である。
更に、アブソリュート位置目盛とスケール識別パターンが同一面にないため、目盛の配置が容易である。これに対して、同一面であると、目盛幅が広がったり、検出器が複雑になる。
次に、本発明の第実施形態を図11に示す。
本実施形態は、同じアブソリュートスケール40を、一方(図では左側の40A)を正配置し、他方(図では右側の40B)を180°回転させて上下逆向きに配置(回転配置と称する)したものである。これに対応して、左側の検出器52Aは正配置し、右側の検出器52Bは回転配置する。
本実施形態では、スケールと検出器が両方とも正配置、または、スケールと検出器が両方とも回転配置の組み合わせのときのみABS検出信号が出力され、それ以外の組合せではエラー信号が出力される。つまり、ヘッド50が左側のスケール40A上にいる時は検出器52AがABS検出信号を出力して、検出器52Bはエラーを出力する。逆に、ヘッド50が右側のスケール40B上にいる時は、検出器52BがABS検出信号を出力して、検出器52Aはエラーを出力する。
従って、全測定範囲におけるABS位置Yは、
検出器52A→Yで検出器52B→エラー出力のとき、Y=Y
検出器52A→Yで検出器52B→Yのとき、Y=Y
検出器52A→エラー出力で検出器52B→Yのとき、Y=Y+bとなる。
本実施形態によれば、(1)ヘッド50の位置を検出するセンサが不要で、(2)同じABSスケールが2本、同じ検出器が2個あれば簡単に構成できるという利点がある。
上記のエラー出力を利用する方法に替えて、検出器Aと検出器Bの検出信号のどちらを採用するかを切り替える位置を、検出器Aと検出器Bの両方ともエラーではなく検出信号を出力する範囲内の所定位置に設定することもできる。更にこの切り替える位置には、ヒステリシスを設けることもできる。
なお、前記実施形態においては、アブソリュート目盛が電磁誘導式とされていたが、主アブソリュート目盛の構成はこれに限定されず、例えば光電式あるいは静電容量式とすることもできる。
本発明の第1実施形態の要部構成を示す斜視図 同じく信号処理回路を示すブロック図 同じく動作を示す図 本発明の第2実施形態の要部構成及び動作を示す図 第1の参考形態の要部構成を示す斜視図 同じく信号処理回路を示すブロック図 第2の参考形態の要部構成を示す斜視図 同じく横断面図 同じく信号処理回路を示すブロック図 参考形態の動作を示す図 本発明の第実施形態の構成を示す正面図
符号の説明
10A、10B、40A、40B…アブソリュートスケール
12A、12B、42A、42B…アブソリュート目盛
14、14A、14B、44…スケール接続部
20、50…検出ヘッド
22A、22B、52A、52B…検出器
24…連結板
30、60…信号処理回路
32A、32B、62A、62B…絶対位置データ生成部
34、66…メモリ
36、68…判定器
38、70…演算器
54…磁気センサ(コード識別センサ)
64…スケール識別判定器
72A、72B…光電式センサ(コード識別センサ)

Claims (4)

  1. 絶対位置を検出するためのアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、
    検出方向に一列に配置された、絶対位置を検出するためのアブソリュート目盛を持つ複数のアブソリュートスケールと、
    該アブソリュートスケール上の目盛を検出するための、スケール接続部では隣り合う2つのアブソリュートスケールの目盛を同時に検出できる間隔で連結固定された複数の検出器と、
    各検出器毎に絶対位置データを生成するスケール毎の絶対位置データ生成部と、
    前記各検出器毎の絶対位置データ及び検出器間のオフセット値に基づいて、接続された全アブソリュートスケールの全長における絶対位置を出力する演算器と、
    を備え
    前記複数のアブソリュートスケールが、互いに異なる絶対位置データからなるアブソリュート目盛を持つことを特徴とするアブソリュート型リニアエンコーダ。
  2. 前記複数の検出器を切替るための、該切替時にヒステリシス処理を行う判定器を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のアブソリュート型リニアエンコーダ。
  3. 前記複数の検出器による絶対位置データを用いて、出力する絶対位置を判定することを特徴とする請求項に記載のアブソリュート型リニアエンコーダ。
  4. 絶対位置を検出するためのアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、
    検出方向に一列に配置された、絶対位置を検出するためのアブソリュート目盛を持つ複数のアブソリュートスケールと、
    該アブソリュートスケール上の目盛を検出するための、スケール接続部では隣り合う2つのアブソリュートスケールの目盛を同時に検出できる間隔で連結固定された複数の検出器と、
    各検出器毎に絶対位置データを生成するスケール毎の絶対位置データ生成部と、
    前記各検出器毎の絶対位置データ及び検出器間のオフセット値に基づいて、接続された全アブソリュートスケールの全長における絶対位置を出力する演算器と、
    を備え、
    前記複数のアブソリュートスケールが、同じアブソリュート目盛を持ち、互いに上下逆向きに配置されていることを特徴とするアブソリュート型リニアエンコーダ。
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