JP4877549B2 - ピンチグリップ式ボトル型容器 - Google Patents

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Description

本発明は、胴部の上半部分の一部に、グリップ用凹部を陥没設した、合成樹脂製の2軸延伸ブロー成形されたピンチグリップ式ボトル型容器に関するものである。
グリップ機能付きの比較的大型(0.75リットル〜2リットル程度)の合成樹脂製の2軸延伸ブロー成形されたボトル型容器の従来技術として、胴部の上半部分の壁部分に、指先嵌入用の凹部を対向形成することにより、グリップ機能部分を一体に形成したピンチグリップ式ボトル型容器がある。
この上記した従来技術は、片手の親指を一方の凹部に、また他の指を他方の凹部にそれぞれ嵌入させた状態で、両凹部間の胴部部分をグリップして、ボトル型容器の把持を達成するのであるが、成形が簡単で安価に得ることができ、またグリップ状態を強力にかつ安定したものとすることができる、と云う利点がある。
特開2006−008190号公報
しかしながら、上記した従来技術にあっては、強力で安定したグリップ状態を得ることができるように、両凹部の陥没深さを大きくして、指先の引っ掛かりを良くしているが、このため両凹部間の部分であるクリップ機能部分は、回り込みながら延伸成形される部分となって、局部延伸が発生し易くなり、これによりグリップ機能部分の剛性不足とか、成形不良の恐れがある、と云う問題があった。
また、従来技術にあっては、凹部を胴部の中央高さ位置に配置していたので、表示面積の大きいラベルを使用することができず、このためラベルによる好ましい装飾効果を、充分に得ることができない、と云う問題があった。
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、凹部成形により、グリップ機能部分に、不都合な局部延伸が発生しないようにすることを技術的課題とし、もってグリップ機能部分の安定した機械的強度を得ることを目的とする。
本発明によるピンチグリップ式ボトル型容器は、合成樹脂製の2軸延伸ブロー成形されたもので、胴部の上半部分の一部に、この胴部の上半部分の横幅を、片手でグリップできる値とする凹部を、左右および後方に開放した形態で陥没形成して構成されている。
凹部の凹部底面の中央部には、縦突条状に膨出した縦膨出部が形成されており、この縦膨出部の膨出端面には、胴部をグリップする指の腹が嵌り込む、複数の係合溝が平行に横設されている。
凹部は、胴部の上半部分の一部だけに設けられているので、グリップ機能部分を形成する縦膨出部は、回り込みながら延伸成形される部分を有することなく形成されることになる。
凹部の中央に形成される縦膨出部は、胴部の他の部分に比べて、延伸中心軸心からの距離が短いので延伸量が少なく、その分、肉厚が大きくなるので、高い剛性を発揮する部分となる。
ボトル型容器の片手でのグリップは、胴部の上半部分の凹部に、人差し指、中指、薬指そして小指の内の複数を、胴部の上半部分の凹部とは反対側のに親指を位置させ、この人差し指、中指、薬指そして小指の内の複数指先の腹を、係合溝に嵌り込ませて達成する。
係合溝に対する指先の腹の嵌り込みにより、容器に対する指先の縦方向の滑りが強力に阻止されることになる。
本発明の別の構成は、凹部底面を、凹部の周端から縦膨出部に向って傾斜する形状とした、ことにある。
凹部底面を、凹部の周端から縦膨出部に向って傾斜する形状としたものにあっては、縦膨出部が、凹部内でやや突出した状態となり、これにより係合溝に嵌り込んだ指先の先端が、縦膨出部の側端縁に引っ掛り易いものとなる。
また、本発明の別の構成は、胴部の上半部分の凹部とは反対側の中央に、縦突条状の縦角部を形成した、ことにある。
胴部の上半部分の凹部とは反対側の中央に縦角部を形成したものにあっては、グリップした親指の指先の腹が、この縦角部に引っ掛ることになる。
また、本発明の別の構成は、胴部の中央に中央周溝を設けると共に、下端に下端周溝を周設し、この中央周溝と下端周溝との間の胴部の下半部分に、ラベルを外装した、ことにある。
胴部の下半部分にラベルを外装したものにあっては、胴部の下半部分の全域を表示および装飾域とすることができ、またラベルとしてシュリンクラベルを使用した場合には、シュリンクラベルの上端縁を中央周溝に、そして下端縁を下端周溝に、それぞれ引っ掛けた状態で、装着することができる。
また、本発明の別の構成は、胴部を、一つの稜線を縦角部として位置させる、正多角筒形状とした、ことにある。
胴部を、一つの稜線を縦角部として位置させた正多角筒形状としたものにあては、正多角筒形状の一つの稜線を、そのまま縦角部とするので、縦角部を、外観上、無理なく形成することができる。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明にあっては、グリップ機能部分を形成する縦膨出部を、回り込み延伸成形による極端に肉薄な部分を形成することなく、肉厚で高い剛性を有する部分として成形できるので、安定して良好なグリップ機能を発揮することができる。
また、ボトル型容器の片手でのグリップは、複数本の指先の腹を、係合溝に嵌り込ませて達成するので、容器に対する指先の縦方向の滑りが阻止され、これにより安定した容器のグリップを得ることができる。
本発明の別の構成の、凹部底面を、凹部の周端から縦膨出部に向って傾斜する形状としたものにあっては、係合溝に嵌り込んだ指先の先端が、縦膨出部の側端縁に引っ掛り易いものとなるので、把持した指先の抜け出し方向の滑りが阻止され、これによりグリップの安定性がさらに高められる。
また、本発明の別の構成の、胴部の上半部分の凹部とは反対側の中央に縦角部を形成したものにあっては、グリップした親指の指先の腹が、この縦角部に引っ掛るので、容器に対する親指側のグリップ性を高めることができる。
また、本発明の別の構成の、胴部の下半部分にラベルを外装したものにあっては、ラベルを、胴部の下半部分全域に対して装着することができるので、ラベルが有する優れた装飾効果を、充分に発揮させることができる。
また、本発明の別の構成の、胴部を、一つの稜線を縦角部として位置させた正多角筒形状としたものにあては、正多角筒形状の一つの稜線をそのまま縦角部とするので、縦角部を、外観上、バランス良く形成することができ、これにより縦角部の形成により、容器の外観体裁が劣化する、と云う不都合の発生がない。
以下、本発明の一実施形態例を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態例の正面図、図2は、その側面図、そして図3は、背面図で、PETにより2軸延伸ブロー成形されたボトル型容器である容器本体1は、正八角筒形状をした胴部2の下端を、脚部を形成する底部で塞ぎ、胴部2の上端に、肩部を介して口筒を連設して構成されている。
胴部2の中央には、この胴部2を上半部分と下半部分とに区画する状態で周溝状の中央周溝3が陥没周設されており、同様に胴部2の下端の底部との境界部分には、下端周溝4が周設されている。
胴部2の上半部分の一部である後側には、左右および後方に開放した形態で凹部6が陥没形成されており、この凹部6の凹部底面7は、その中央部に縦突条状の縦膨出部8を形成する形態で、周端縁から縦膨出部8に向って単純に傾斜した形状(図4参照)となっている。
そして、縦膨出部8の表面には、人差し指と中指と薬指と小指の指先の腹部分が浅く嵌り込む、四つの横溝状の係合溝9が、平行に横設されている。
胴部2の正八角形は、その稜線の一つを胴部2の前側中央に位置させる姿勢に設定されており、胴部2の上半部分にあっては、この前側中央に位置した稜線を縦角部5としており、これにより縦角部5と縦膨出部8とが前後に対向位置してグリップ機能部分を構成することになる。
このように、横から、親指を縦角部に、そして他の指を縦膨出部8に当接させて、片手による容器のグリップを達成するので、容器をグリップしての内容液の注出は、容器を前後に傾動させて行うことにより、安定した達成される。
縦膨出部8が形成される凹部6の陥没深さは、容器本体1の胴部2の径寸法、すなわち容器本体1の大きさに従って決定されるもので、縦角部5と縦膨出部8との間隔を、グリップが行い易い値、例えば10cm程度となるように設定される。
また、この凹部6の陥没深さを設定するに際して、傾斜した凹部底面7部分の傾斜角度を、図4に示すように、凹部底面7部分が縦膨出部8よりも延伸中心軸心に近づかないように設定するのがよく、これにより縦膨出部8の肉厚成形を確実に得ることができる。
胴部2の下半部分には、上端縁を中央周溝3の、そして下端縁を下端周溝4に係止させた状態で、装飾模様とか商品および説明表示を施した紙ラベルとかシュリンクラベル等のラベル10が外装されている。
このラベル10による表示は、胴部2の下半部分全域で可能となっており、これにより優れて充分な表示効果を、確実に得ることができる。
ラベル10としてシュリンクラベルを使用した場合には、このシュリンクラベルを、上端縁を中央周溝3に、そして下端縁を下端周溝4に、それぞれ引っ掛けた状態で装着することにより、シュリンクラベルの容器本体に対する装着が、強固で安定したものとなる。
本発明の一実施形態例を示す、全体正面図である。 図1に示した実施形態例の、全体側面図である。 図1に示した実施形態例の、全体背面図である。 図2中、A−A線に沿って切断矢視した、拡大平断面図である。
符号の説明
1 ;容器本体
2 ;胴部
3 ;中央周溝
4 ;下端周溝
5 ;縦角部
6 ;凹部
7 ;凹部底面
8 ;縦膨出部
9 ;係合溝
10;ラベル

Claims (5)

  1. 胴部の上半部分の一部に、該胴部の上半部分の横幅を、片手でグリップできる値とする凹部を、左右および後方に開放した形態で陥没形成し、該凹部の凹部底面の中央部に、縦突条状に膨出した縦膨出部を形成し、該縦膨出部の膨出端面に、指の腹が嵌り込む複数の係合溝を平行に横設した、合成樹脂製の2軸延伸ブロー成形されたピンチグリップ式ボトル型容器。
  2. 凹部底面を、凹部の周端から縦膨出部に向って傾斜する形状とした請求項1に記載のピンチグリップ式ボトル型容器。
  3. 胴部の上半部分の凹部とは反対側の中央に、縦突条状の縦角部を形成した請求項1または2に記載のピンチグリップ式ボトル型容器。
  4. 胴部の中央に中央周溝を設けると共に、下端に下端周溝を周設し、該中央周溝と下端周溝との間の前記胴部の下半部分に、ラベルを外装した請求項1〜3のいずれか1項に記載のピンチグリップ式ボトル型容器。
  5. 胴部を、一つの稜線を縦角部として位置させる、正多角筒形状とした請求項1〜4のいずれか1項に記載のピンチグリップ式ボトル型容器。
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