JP4868523B2 - エンジンにおけるオートチョーク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スタータモータをオンしたとき、エンジンの温度に基づいてチョーク弁の開弁動作が制御されるようにしたエンジンにおけるオートチョーク装置に関するものである。
上記エンジンにおけるオートチョーク装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、上記オートチョーク装置は、エンジンの吸気通路の開度を可変とするチョーク弁と、上記エンジンを始動可能とするスタータモータとを備えている。そして、エンジンの始動時には、このエンジンの温度などに基づいて上記チョーク弁の開弁動作が制御される。これにより、エンジンは良好な始動ができることとされている。
特開昭60−222547号公報
ところで、エンジンの始動の態様は、エンジンの周囲の温度、湿度、および気圧に基づく環境と、季節によっても変化しがちな燃料の質と、燃料の経時的な劣化の程度などとの各種始動条件によって変化するものである。このため、上記エンジンの始動時におけるチョーク弁の開弁動作が、エンジンの温度など限られた条件に基づき定められているとすると、始動時に、上記チョーク弁に適正な開度が得られないことがある。そして、この場合には、エンジンがストールしがちになるなど、始動不良が生じるおそれがある。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、エンジンの始動時における各種始動条件が複雑に関連するとしても、このエンジンに良好な始動がより確実に得られるようにすることである。
請求項1の発明は、エンジン9の吸気通路38の開度(O)を可変とするチョーク弁42と、上記エンジン9を始動可能とするスタータモータ65とを備えたエンジンにおけるオートチョーク装置において、
上記スタータモータ65をオンしたとき、上記チョーク弁42が全閉状態から開弁動作を開始し(S6)、上記エンジン9の温度(T)に基づいて決定された始動開度(O1)に到達するまで(S12)、所定の開弁速度(V)で開弁動作するようにし
記エンジン9の回転数(N)が一旦所定の始動回転数(N1)以上になった(S8)後において、上記チョーク弁42が上記始動開度(O1)に向かって開弁動作をしている途中で、上記エンジン9の回転数(N)が上記始動回転数(N1)未満になったとき(S8)、上記チョーク弁42がその時点での途中開度(O2)に保持されるようにし(S14)、その後、上記エンジン9の回転数(N)が上記始動回転数(N1)以上になったとき(S15)、上記チョーク弁42が上記途中開度(O2)から上記始動開度(O1)に向かって開弁動作するようにしたことを特徴とするエンジンにおけるオートチョーク装置である。
請求項の発明は、上記エンジン9の温度(T)の値に応じた互いに異なる第1、第2特性のマップデータ(図4,5)を記憶したメモリを備え、上記エンジン9の回転数(N)が所定の完爆回転数(N2)未満のとき(図2:「エンジン完爆前状態」)は、上記第1特性のマップデータに基づいて上記チョーク弁42が制御され、上記完爆回転数(N2)以上のとき(図3:「エンジン完爆後状態」)は、上記第2特性のマップデータに基づいて上記チョーク弁42が制御されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンにおけるオートチョーク装置である。
請求項の発明は、上記第1特性のマップデータ(図4)に基づく制御により、上記エンジン9の温度(T)が高い程、上記チョーク弁42の上記開弁速度(V)が速くなるようにしたことを特徴とする請求項に記載のエンジンにおけるオートチョーク装置である。
請求項の発明は、上記第2特性のマップデータ(図5)に基づく制御により、上記チョーク弁42の開度(O)が予め設定されている所定途中開度(O4)に到達したとき、この所定途中開度(O4)が所定時間(t)保持されるようにし、かつ、この所定時間(t)の経過後、上記チョーク弁42が全開に到達する(S23)まで所定の開弁速度(V)で開弁動作するようにしたことを特徴とする請求項、もしくはに記載のエンジンにおけるオートチョーク装置である。
請求項の発明は、上記エンジン9の温度(T)が高い程、上記所定時間(t)が短くなるようにしたことを特徴とする請求項に記載のエンジンにおけるオートチョーク装置である。
請求項の発明は、上記第2特性のマップデータ(図5)に基づく制御により、上記チョーク弁42が上記所定途中開度(O4)に到達するまでの前段の開弁動作と、上記所定途中開度(O4)から全開に到達するまでの後段の開弁動作とのうち、少なくとも上記後段の開弁動作の開弁速度(V)が、上記エンジン9の温度(T)が高い程、速くなるようにしたことを特徴とする請求項、もしくはに記載のエンジンにおけるオートチョーク装置である。
請求項の発明は、上記エンジン9の回転数(N)が一旦上記完爆回転数(N2)以上になった(S13)後において、上記チョーク弁42が上記所定途中開度(O4)から全開に向かって開弁動作をしている途中で、上記エンジン9の回転数(N)が上記完爆回転数(N2)未満になったとき、上記チョーク弁42がその時点での完爆後途中開度(O5:このO5は図示していない)に保持されるようにし、その後、上記エンジン9の回転数(N)が上記完爆回転数(N2)以上になったとき、上記チョーク弁42が上記完爆後途中開度(O5)から全開に向かって開弁動作するようにしたことを特徴とする請求項からのうちいずれか1つに記載のエンジンにおけるオートチョーク装置である。
請求項の発明は、上記チョーク弁42が上記所定途中開度(O4)に到達するまでの前段の開弁動作と、上記所定途中開度(O4)から全開に到達するまでの後段の開弁動作とのうち、少なくとも後段の開弁動作の途中で、上記エンジン9の温度(T)が変化したときには、そのときのエンジン9の温度(T)に応じた第2特性のマップデータに基づいて(S17)上記チョーク弁42が制御される(S18)ようにしたことを特徴とする請求項からのうちいずれか1つに記載のエンジンにおけるオートチョーク装置である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、エンジンの吸気通路の開度を可変とするチョーク弁と、上記エンジンを始動可能とするスタータモータとを備えたエンジンにおけるオートチョーク装置において、
上記スタータモータをオンしたとき、上記チョーク弁が全閉状態から開弁動作を開始し、上記エンジンの温度に基づいて決定された始動開度に到達するまで、所定の開弁速度で開弁動作するようにしている。
このため、上記スタータモータのオンによるエンジンの始動開始時には、上記エンジンの温度に関わらずチョーク弁は全閉状態にある。そして、このチョーク弁はこの全閉状態から上記始動開度に到達するまで開弁動作を続けることとなる。この場合、この始動開度を予めある程度大きく設定しておけば、上記チョーク弁の開弁動作は、その途中で最適開度の領域を上記した所定の開弁速度で確実に通過することとなる。よって、この通過の際には、エンジンの始動にとって適正な始動条件が確実に得られる。この結果、このエンジンに良好な始動がより確実に得られる。
また、上記エンジンの回転数が一旦所定の始動回転数以上になった後において、上記チョーク弁が上記始動開度に向かって開弁動作をしている途中で、上記エンジンの回転数が上記始動回転数未満になったとき、上記チョーク弁がその時点での途中開度に保持されるようにし、その後、上記エンジンの回転数が上記始動回転数以上になったとき、上記チョーク弁が上記途中開度から上記始動開度に向かって開弁動作するようにしている。
このため、上記エンジンの始動時に、何らかの理由で、このエンジンが一旦停止した後、再始動させられた場合、上記チョーク弁は、上記途中開度から始動開度に向かって開弁動作させられる。よって、上記停止時に上記チョーク弁が一旦全閉状態になることに比べて、再始動を迅速にさせることができる。
請求項の発明は、上記エンジンの温度の値に応じた互いに異なる第1、第2特性のマップデータを記憶したメモリを備え、上記エンジンの回転数が所定の完爆回転数未満のときは、上記第1特性のマップデータに基づいて上記チョーク弁が制御され、上記完爆回転数以上のときは、上記第2特性のマップデータに基づいて上記チョーク弁が制御されるようにしている。
このため、上記エンジンの完爆回転数の前後におけるそれぞれのエンジンの回転数に適した上記2種のマップデータを使い分けることができる。よって、エンジンの始動がより確実に達成されると共に、この始動の開始から始動が完了して通常運転に到達するまでの駆動を円滑にさせることができる。
請求項の発明は、上記第1特性のマップデータに基づく制御により、上記エンジンの温度が高い程、上記チョーク弁の上記開弁速度が速くなるようにしている。
ここで、エンジンはその温度が高い程、より始動させ易い。そこで、上記のようにチョーク弁の開弁速度をエンジンの温度が高い程、速くしている。このため、このエンジンの始動が円滑かつ迅速にできる。
請求項の発明は、上記第2特性のマップデータに基づく制御により、上記チョーク弁の開度が予め設定されている所定途中開度に到達したとき、この所定途中開度が所定時間保持されるようにし、かつ、この所定時間の経過後、上記チョーク弁が全開に到達するまで所定の開弁速度で開弁動作するようにしている。
このため、上記したように、チョーク弁がその開弁動作の途中で、一旦、所定途中開度を所定時間保持する分、上記エンジンの始動状態と出力状態とが安定させられる。よって、上記エンジンの始動中に何らかの負荷が与えられた場合でも、この負荷に対抗できて、エンジンがストールしがちになることが防止される。この結果、エンジンの良好な始動がより確実に達成される。
請求項の発明は、上記エンジンの温度が高い程、上記所定時間が短くなるようにしている。
ここで、エンジンはその温度が高い程、より始動させ易い。そこで、上記のように、チョーク弁を上記所定途中開度に保持する所定時間を、エンジンの温度が高い程、短くさせたのである。このため、このエンジンの始動がより円滑かつ迅速にできる。
請求項の発明は、上記第2特性のマップデータに基づく制御により、上記チョーク弁が上記所定途中開度に到達するまでの前段の開弁動作と、上記所定途中開度から全開に到達するまでの後段の開弁動作とのうち、少なくとも上記後段の開弁動作の開弁速度が、上記エンジンの温度が高い程、速くなるようにしている。
ここで、エンジンはその温度が高い程、より始動させ易い。そこで、上記のように、チョーク弁が全開に到達するまでの開弁速度を、エンジンの温度が高い程、速くしたのである。このため、このエンジンの始動が更に円滑かつ迅速にできる。
請求項の発明は、上記エンジンの回転数が一旦上記完爆回転数以上になった後において、上記チョーク弁が上記所定途中開度から全開に向かって開弁動作をしている途中で、上記エンジンの回転数が上記完爆回転数未満になったとき、上記チョーク弁がその時点での完爆後途中開度に保持されるようにし、その後、上記エンジンの回転数が上記完爆回転数以上になったとき、上記チョーク弁が上記完爆後途中開度から全開に向かって開弁動作するようにしている。
つまり、エンジンの始動中にこのエンジンが何らかの負荷などによりその回転数が一旦完爆回転数未満に低下したとしても、チョーク弁の開度は、その時点の完爆後途中開度に保持されて、開弁動作が一旦停止させられる。そして、その後、上記エンジンが上記完爆回転数以上になったときには、上記チョーク弁は上記完爆後途中開度から全開に向かって開弁動作させられる。
このため、上記エンジンの回転数が一旦完爆回転数未満となった後、この完爆回転数以上に回復するまでの間は、上記チョーク弁の開弁動作は一旦停止させられる。そして、この間は、上記開弁動作が続けられることに比べ、より濃い混合気がエンジンに供給される。よって、上記のように回転数が一旦低下したとしても、エンジンがストールしがちになることは防止される。この結果、エンジンの良好な始動がより確実に得られる。
請求項の発明は、上記チョーク弁が上記所定途中開度に到達するまでの前段の開弁動作と、上記所定途中開度から全開に到達するまでの後段の開弁動作とのうち、少なくとも後段の開弁動作の途中で、上記エンジンの温度が変化したときには、そのときのエンジンの温度に応じた第2特性のマップデータに基づいて上記チョーク弁が制御されるようにしている。
このため、最新のエンジンの温度に合致した最適な特性によりチョーク弁が全開に到達するまで制御される。よって、エンジンの始動が更に円滑かつ迅速にできる。
本発明のエンジンにおけるオートチョーク装置に関し、エンジンの始動時における各種始動条件が複雑に関連するとしても、このエンジンに良好な始動がより確実に得られるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、エンジンにおけるオートチョーク装置は、エンジンの吸気通路の開度を可変とするチョーク弁と、上記エンジンを始動可能とするスタータモータとを備えている。上記スタータモータをオンしたとき、上記チョーク弁が全閉状態から開弁動作を開始する。そして、上記チョーク弁は、上記エンジンの温度に基づいて決定された始動開度に到達するまで、所定の開弁速度で開弁動作する。また、上記エンジンの回転数が一旦所定の始動回転数以上になった後において、上記チョーク弁が上記始動開度に向かって開弁動作をしている途中で、上記エンジンの回転数が上記始動回転数未満になったとき、上記チョーク弁がその時点での途中開度に保持されるようにし、その後、上記エンジンの回転数が上記始動回転数以上になったとき、上記チョーク弁が上記途中開度から上記始動開度に向かって開弁動作するようにしている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図1において、符号1は、持ち運び可能な発電装置である。
上記発電装置1は地面や床面など作業面上に設置され、かつ、この作業面上を移動可能とされる台車を備えている。この台車には、三相の交流発電機8を駆動する4サイクルのエンジン9が支持されている。このエンジン9は、動力を出力するエンジン本体10と、このエンジン本体10に空気11と燃料12とによる混合気13を供給する吸気系部材14と、上記混合気13がエンジン本体10で燃焼させられた後の燃焼ガスを排気15として外部に排出する排気系部材16とを備えている。
上記エンジン本体10は、クランク軸19を支持するクランクケース20と、このクランクケース20に突設されるシリンダ21と、このシリンダ21に軸方向に摺動可能に嵌入されるピストン22と、上記クランク軸19とピストン22とを互いに連動連結させる連接棒23と、上記シリンダ21の突出端部に形成された吸、排気通路24,25を開閉可能とする吸、排気弁26,27と、上記シリンダ21の突出端部に形成された動弁室28に収容された上記吸、排気弁26,27を適宜開閉弁動作させる不図示の動弁機構とを備えている。また、上記シリンダ21内の燃焼室30に放電部が臨む点火プラグ31が設けられている。
上記吸気系部材14は、上記吸気通路24に連通するよう連接される気化器35、吸気管36、およびエアクリーナ37を備え、これら35〜37の内部は上記吸気通路24に連通する他の吸気通路38とされている。上記気化器35は、上記他の吸気通路38の開度を可変とするスロットル弁40と、このスロットル弁40を駆動するステップモータであるアクチュエータ41と、上記スロットル弁40よりも上流側で、上記他の吸気通路38の開度を可変とするチョーク弁42と、このチョーク弁42を駆動するステップモータであるアクチュエータ43とを備えている。
上記排気系部材16は、上記排気通路25に連通するよう連接される排気管45およびマフラー46を備え、これら45,46の内部は上記排気通路25に連通する他の排気通路47とされている。
上記気化器35を通して上記エンジン9に供給される燃料12を貯留する燃料タンク50が上記エンジン9の上方に設けられている。上記燃料タンク50内の燃料12から生じる蒸発燃料51を吸着する吸着剤52と、この吸着剤52を収容するキャニスタ53とが設けられている。上記吸着剤52は活性炭とされる。上記キャニスタ53の底部に、このキャニスタ53内を大気側と連通させる連通孔54が形成されている。
上記燃料タンク50内の上端部を上記キャニスタ53の上端部内に連通させる連通路57が設けられている。また、上記キャニスタ53の上端部内を上記吸気系部材14のエアクリーナ37内に連通させる他の連通路58が設けられている。また、上記動弁室28を上記吸気系部材14のエアクリーナ37内に連通させるブローバイガス通路59が設けられている。上記各通路57〜59はそれぞれ可撓性のゴムチューブにより形成されている。
上記エンジン9を始動可能とするスタータモータ65、上記点火プラグ31を適宜放電させる点火装置66、上記エンジン9のエンジン本体10の温度を検出する温度センサー67、上記エンジン9のエンジン本体10のクランク軸19の回転数を検出する回転数センサー68が設けられている。具体的には、上記温度センサー67はエンジン本体10のヘッドカバー内の雰囲気温度を検出するものである。また、上記回転数センサー68は、上記制御装置69において、上記発電機8から出力される電力の電圧波形が繰り返される時間を計測することにより、上記エンジン9の回転数(N)を検出するというものである。
また、上記温度センサー67と回転数センサー68との各検出信号を入力して、上記各アクチュエータ41,43や点火装置66を電子的に制御する制御装置69と、上記発電機8による発電電力の一部を上記制御装置69を通し入力して充電する一方、上記制御装置69を介し上記各アクチュエータ41,43や点火装置66等に電力を供給するバッテリ70と、このバッテリ70からスタータモータ65や制御装置69等への電力供給を断接(オン、オフ)するメインスイッチ71と、上記バッテリ70から上記メインスイッチ71を通し上記スタータモータ65への電力供給を断接(オン、オフ)するスタータスイッチ72とが設けられている。また、上記制御装置69には、上記発電機8による発電電力の他部を外部の負荷73に対し出力する出力部74が設けられている。
上記メインスイッチ71とスタータスイッチ72とはキースイッチとして一体的に形成されている。そして、このキーをオフ位置から所定角度回動すれば、まず、上記メインスイッチ71がオン(ON)する。また、このキーを更に所定角度回動すれば、上記スタータスイッチ72がオン(ON)し、これによりスタータモータ65がオン(ON)して駆動させられる。上記キーから手を離せば、上記スタータスイッチ72は自動的にオフ(OFF)されて、スタータモータ65も自動的にオフ(OFF)される。この場合、上記メインスイッチ71はオン状態に保持される。
上記制御装置69の制御によりエンジン9が駆動すると、外部の空気11が上記吸気系部材14を通してエンジン9内に向かうよう吸入される。また、上記気化器35により燃料12が上記吸入空気11に供給されて混合気13が生成され、上記エンジン9にて燃焼に供される。これにより、上記エンジン9が上記発電機8を駆動し、この発電機8により発電電力が出力される。そして、この電力は、上記制御装置69の出力部74を通して負荷73に対し出力可能とされる。上記エンジン9の燃焼で生じた燃焼ガスは排気15として上記排気系部材16を通り外部に排出される。
図1〜5において、上記発電装置1を駆動させようとして、上記スタータモータ65のオンにより上記エンジン9を始動させるとき、上記チョーク弁42の開弁動作を制御して、上記エンジン9に良好な始動が得られるようにするオートチョーク装置80が設けられる。このオートチョーク装置80も上記制御装置69により制御されるようになっている。以下、このオートチョーク装置80につき説明する。
図2,3は、上記オートチョーク装置80の制御装置69によるチョーク弁42の開弁動作の制御についてのフローチャートを示している。また、図中Sは、プログラムの各ステップを示している。また、図2,3中、A,Bの符号は、同じ符号同士が互いに接続されることを意味している。
また、上記制御装置69は、上記エンジン9の温度(T)の値に応じた互いに異なる第1特性のマップデータ(図4)と、第2特性のマップデータ(図5)とを記憶したメモリを備えている。
図2において、エンジン1の運転開始に際し(S1)、まず、キースイッチの回転操作によりメインスイッチ71がオン(ON)される(S2)。これにより、上記バッテリ70から制御装置69に電力が供給され、制御電源が確立される(S3)。すると、上記アクチュエータ43がオンされて正転駆動し、上記チョーク弁42の開度(O)が全開させられる。そして、このチョーク弁42の全開状態で、上記アクチュエータ43のカウンターの初期化が行われる(S4)。次に、上記アクチュエータ43が逆転駆動させられて、開度(O)が全閉状態とされる(S5)。
上記状態において、キースイッチの更なる回動操作により、スタータスイッチ72をオンさせて、スタータモータ65をオン(ON)させる(S6)。すると、上記エンジン9のクランキングが開始されると共に、上記チョーク弁42が上記全閉状態から開弁動作を開始する(S6)。この場合、上記チョーク弁42は、上記第1特性のマップデータに基づいて制御される。そして、まず、上記温度センサー67の検出信号により、上記エンジン9の温度(T)が制御装置69に読み込まれる(S7)。
上記回転数センサー68の検出信号により、エンジン9の回転数(N)が一旦所定の始動回転数(N1)(例えば、600rpm)以上になったと判断されれば(S8)、次に、上記S7において読み込まれた上記エンジン9の温度(T)に基づいて、上記チョーク弁42の始動開度(O1)が決定される(S9)。この始動開度(O1)は、例えば、エンジン9の温度(T)が−10℃であれば、0°であり、エンジン9の温度(T)が40℃であれば、70°となるよう上記温度(T)と比例関係とされる。そして、上記始動開度(O1)に到達するまで、上記チョーク弁42は所定の開弁速度(V)で開弁動作することとされている。
S10で、上記チョーク弁42の開度(O)が50°以上であると判断されれば、エンジン9の温度(T)が読み込まれる(S11)。
S12で、上記チョーク弁42が上記始動開度(O1)に到達していないと判断されれば、次に、エンジン9の回転数(N)が所定の完爆回転数(N2)(例えば、2000rpm)以上であるか否かが判断される(S13)。この完爆回転数(N2)とは、エンジン9がスタータモータ65によらずにほぼ自立して駆動を続行可能な最低回転数(N)とされるが、厳密に定義されるものではない。
上記S13で、上記エンジン9の回転数(N)が上記完爆回転数(N2)未満であると判断されれば、上記エンジン9は「エンジン完爆前状態」と判断されて、上記S7に戻る。次に、上記S8で、エンジン9の回転数(N)が始動回転数(N1)未満になったと判断されたときには、上記チョーク弁42の開弁動作が一旦停止させられて、このチョーク弁42がその時点での途中開度(O2)に保持される(S14)。
上記チョーク弁42の途中開度(O2)への保持は、上記エンジン9の回転数(N)が上記始動回転数(N1)以上になる(S15)まで続けられる。そして、上記回転数(N)が、上記始動回転数(N1)以上になったと判断されれば(S15)、上記S9に戻り、上記チョーク弁42は上記途中開度(O2)から上記始動開度(O1)に向かって再び開弁動作させられる。そして、上記チョーク弁42が上記始動開度(O1)に到達すれば(S12)、このチョーク弁42の開弁動作が停止させられて、このチョーク弁42が上記始動開度(O1)に保持される(S16)。
上記第1特性のマップデータ(図4)は、上記エンジン9の回転数(N)が上記完爆回転数(N2)未満である上記「エンジン完爆前状態」(図2)において適用される。そして、上記第1特性のマップデータ(図4)に基づく制御により、上記エンジン9の温度(T)が高い程、上記チョーク弁42の上記開弁速度(V)(開度/時間)は、より早くなることとされている(特に図4の経過時間における略0〜10秒の範囲)。
図2において、上記S13で、エンジン9が完爆回転数(N2)以上であると判断されれば、このエンジン9は「エンジン完爆後状態」にあると判断されて、図3で示すように、上記エンジン9の温度(T)が改めて読み込まれる(S17)。この場合、上記チョーク弁42は、前記第1特性のマップデータに基づく制御に代えて、前記第2マップデータ(図5)に基づく制御に切り替えられる(S18)。
次に、S19で、上記チョーク弁42の開度(O)が50°以上でないと判断されれば、S20で、上記チョーク弁42の開度(O)が50°になるまで上記アクチュエータ43により上記チョーク弁42が開弁動作させられる。そして、このチョーク弁42の開度(O)が50°に到達すれば(S21)、S22が実行される。
上記S22で、上記エンジン9の回転数(N)が完爆回転数(N2)以上であると判断されれば、上記チョーク弁42の開弁動作が続けられる。このチョーク弁42の開度(O)が全開に到達しないとすれば(S23)、S17に戻される。一方、このチョーク弁42が全開に到達すれば(S23)、このチョーク弁42がオートチョーク装置80の制御装置69により制御されることによるエンジン9の始動が完了する。そして、エンジン9は通常の運転状態となる。
上記S22で、エンジン9の回転数(N)が完爆回転数(N2)未満になった場合には、チョーク弁42がその時点での他の途中開度(O3)に保持される(S24)。このチョーク弁42の他の途中開度(O3)への保持は、その後、上記エンジン9の回転数(N)が上記完爆回転数(N2)以上になるまで続けられる。そして、上記回転数(N)が上記完爆回転数(N2)以上になったと判断されれば(S25)、上記S23に戻り、上記チョーク弁42は上記他の途中開度(O3)から全開に向かって再び開弁動作させられる。
一方、上記S25で、エンジン9の回転数(N)が完爆回転数(N2)未満とされ、かつ、S26で、0回転ではないと判断されたときには、S24に戻る。一方、上記S26で0回転と判断されたときには、エンジン9は停止状態にあるとして、上記S4に戻る。そして、エンジン9は、その再始動が可能な状態とされる。
上記第2特性のマップデータ(図5)は、上記エンジン9の回転数(N)が上記完爆回転数(N2)以上である「エンジン完爆後状態」(図3)において適用される。そして、上記第2特性のマップデータ(図5)に基づく制御により、上記チョーク弁42の開度(O)が予め設定されている所定途中開度(O4)に到達したとき、この所定途中開度(O4)が所定時間(t)保持されることとされている。また、この所定時間(t)の経過後には、上記チョーク弁42が全開に到達するまで所定の開弁速度(V)(開度/時間)で開弁動作することとされている。また、上記エンジン9の温度(T)が高い程、上記所定時間(t)が短くなることとされている。
また、上記「エンジン完爆後状態」(図3)において適用される上記第2特性のマップデータ(図5)に基づく制御により、上記チョーク弁42が上記所定途中開度(O4)に到達するまでの前段の開弁動作と、上記所定途中開度(O4)から全開に到達するまでの後段の開弁動作とにおける各開弁速度(V)は、それぞれ上記エンジン9の温度(T)が高い程、より速くなることとされている。なお、上記前、後段の開弁動作のうち、後段の開弁動作の開弁速度(V)のみを、上記したように、エンジン9の温度(T)が高い程、より速くなるようにしてもよい。
上記構成によれば、スタータモータ65をオンしたとき、上記チョーク弁42が全閉状態から開弁動作を開始し(S6)、上記エンジン9の温度(T)に基づいて決定された始動開度(O1)に到達するまで(S12)、所定の開弁速度(V)で開弁動作するようにしている。
このため、上記スタータモータ65のオンによるエンジン9の始動開始時にはチョーク弁42は全閉状態にある。そして、このチョーク弁はこの全閉状態から上記始動開度(O1)に到達するまで開弁動作を続けることとなる。この場合、この始動開度(O1)を予めある程度大きく設定しておけば、上記チョーク弁42の開弁動作は、その途中で最適開度の領域を上記した所定の開弁速度(V)で確実に通過することとなる。よって、この通過の際には、エンジン9の始動にとって適正な始動条件が確実に得られる。この結果、このエンジン9に良好な始動がより確実に得られる。
また、前記したように、エンジン9の回転数(N)が一旦所定の始動回転数(N1)以上になった(S8)後において、上記チョーク弁42が上記始動開度(O1)に向かって開弁動作をしている途中で、上記エンジン9の回転数(N)が上記始動回転数(N1)未満になったとき(S8)、上記チョーク弁42がその時点での途中開度(O2)に保持されるようにし(S14)、その後、上記エンジン9の回転数(N)が上記始動回転数(N1)以上になったとき(S15)、上記チョーク弁42が上記途中開度(O2)から上記始動開度(O1)に向かって開弁動作するようにしている。
このため、上記エンジン9の始動時に、何らかの理由で、このエンジン9が一旦停止した後、再始動させられた場合、上記チョーク弁42は、上記途中開度(O2)から始動開度(O1)に向かって開弁動作させられる。よって、上記停止時に上記チョーク弁42が一旦全閉状態になることに比べて、再始動を迅速にさせることができる。
また、前記したように、エンジン9の温度(T)の値に応じた互いに異なる第1、第2特性のマップデータ(図4,5)を記憶したメモリを備え、上記エンジン9の回転数(N)が所定の完爆回転数(N2)未満のとき(図2)は、上記第1特性のマップデータ(図4)に基づいて上記チョーク弁42が制御され、上記完爆回転数(N2)以上のとき(図3)は、上記第2特性のマップデータ(図5)に基づいて上記チョーク弁42が制御されるようにしている。
このため、上記エンジン9の完爆回転数(N2)の前後におけるそれぞれのエンジン9の回転数(N)に適した上記2種のマップデータを使い分けることができる。よって、エンジン9の始動がより確実に達成されると共に、この始動の開始から始動が完了して通常運転に到達するまでの駆動を円滑にさせることができる。
また、前記したように、第1特性のマップデータ(図4)に基づく制御により、上記エンジン9の温度(T)が高い程、上記チョーク弁42の上記開弁速度(V)が速くなるようにしている。
ここで、エンジン9はその温度(T)が高い程、より始動させ易い。そこで、上記のようにチョーク弁42の開弁速度(V)をエンジン9の温度(T)が高い程、速くしている。このため、このエンジン9の始動が円滑かつ迅速にできる。
また、前記したように、第2特性のマップデータ(図5)に基づく制御により、上記チョーク弁42の開度(O)が予め設定されている所定途中開度(O4)に到達したとき、この所定途中開度(O4)が所定時間(t)保持されるようにし、かつ、この所定時間(t)の経過後、上記チョーク弁42が全開に到達する(S23)まで所定の開弁速度(V)で開弁動作するようにしている。
このため、上記したように、チョーク弁42がその開弁動作の途中で、一旦、所定途中開度(O4)を所定時間(t)保持する分、上記エンジン9の始動状態と出力状態とが安定させられる。よって、上記エンジン9の始動中に何らかの負荷が与えられた場合でも、この負荷に対抗できて、エンジン9がストールしがちになることが防止される。この結果、エンジン9の良好な始動がより確実に達成される。
また、前記したように、エンジン9の温度(T)が高い程、上記所定時間が短くなるようにしている。
ここで、エンジン9はその温度(T)が高い程、より始動させ易い。そこで、上記のように、チョーク弁42を上記所定途中開度(O4)に保持する所定時間(t)を、エンジン9の温度(T)が高い程、短くさせたのである。このため、このエンジン9の始動がより円滑かつ迅速にできる。
また、前記したように、第2特性のマップデータ(図5)に基づく制御により、上記チョーク弁42が上記所定途中開度(O4)に到達するまでの前段の開弁動作と、上記所定途中開度(O4)から全開に到達するまでの後段の開弁動作とのうち、少なくとも上記後段の開弁動作の開弁速度(V)が、上記エンジン9の温度(T)が高い程、速くなるようにしている。
ここで、エンジン9はその温度(T)が高い程、より始動させ易い。そこで、上記のように、チョーク弁42が全開に到達するまでの開弁速度(V)を、エンジン9の温度(T)が高い程、速くしたのである。このため、このエンジン9の始動が更に円滑かつ迅速にできる。
また、上記構成において、エンジン9の回転数(N)が一旦上記完爆回転数(N2)以上になった(S13)後において、上記チョーク弁42が上記所定途中開度(O4)から全開に向かって開弁動作をしている途中で、上記エンジン9の回転数(N)が上記完爆回転数(N2)未満になったとき、上記チョーク弁42がその時点での完爆後途中開度(O5:このO5は図示していない)に保持されるようにし、その後、上記エンジン9の回転数(N)が上記完爆回転数(N2)以上になったとき、上記チョーク弁42が上記完爆後途中開度(O5)から全開に向かって開弁動作するようにしている。
つまり、エンジン9の始動中にこのエンジン9が何らかの負荷などによりその回転数(N)が一旦完爆回転数(N2)未満に低下したとしても、チョーク弁42の開度(O)は、その時点の完爆後途中開度(O5)に保持されて、開弁動作が一旦停止させられる。そして、その後、上記エンジン9が上記完爆回転数(N2)以上になったときには、上記チョーク弁42は上記完爆後途中開度(O5)から全開に向かって開弁動作させられる。
このため、上記エンジン9の回転数(N)が一旦完爆回転数(N2)未満となった後、この完爆回転数(N2)以上に回復するまでの間は、上記チョーク弁42の開弁動作は一旦停止させられる。そして、この間は、上記開弁動作が続けられることに比べ、より濃い混合気13がエンジン9に供給される。よって、上記のように回転数(N)が一旦低下したとしても、エンジン9がストールしがちになることは防止される。この結果、エンジン9の良好な始動がより確実に得られる。
また、上記構成において、チョーク弁42が上記所定途中開度(O4)に到達するまでの前段の開弁動作と、上記所定途中開度(O4)から全開に到達するまでの後段の開弁動作とのうち、少なくとも後段の開弁動作の途中で、上記エンジン9の温度(T)が変化したときには、そのときのエンジン9の温度(T)に応じた第2特性のマップデータに基づく制御により(S17)、上記チョーク弁42が制御される(S18)ようにしている。なお、上記前、後段の開弁動作のうち、後段の開弁動作の途中のみで、上記したように、チョーク弁42が制御されるようにしてもよい。
このため、最新のエンジン9の温度(T)に合致した最適な特性によりチョーク弁42が全開に到達するまで制御される。よって、エンジン9の始動が更に円滑かつ迅速にできる。
なお、以上は図示の例によるが、エンジン9は乗り物など他の機器に適用されるものであってもよい。また、上記制御装置69のプログラムにおけるS8,S14,S15はなくてもよく、また、S10,S11,S19〜S21はなくてもよい。
発電装置の全体線図である。 制御装置による制御のフローチャートの一部を示す図である。 制御装置による制御のフローチャートの他部を示す図である。 第1特性のマップデータを示す図である。 第2特性のマップデータを示す図である。
9 エンジン
38 吸気通路
42 チョーク弁
65 スタータモータ
67 温度センサー
68 回転数センサー
69 制御装置
72 スタータスイッチ
80 オートチョーク装置
N 回転数
N1 始動回転数
N2 完爆回転数
O 開度
O1 始動開度
O2 途中開度
O3 他の途中開度
O4 所定途中開度
O5 完爆後途中開度
T 温度
t 所定時間
V 開弁速度

Claims (8)

  1. エンジンの吸気通路の開度を可変とするチョーク弁と、上記エンジンを始動可能とするスタータモータとを備えたエンジンにおけるオートチョーク装置において、
    上記スタータモータをオンしたとき、上記チョーク弁が全閉状態から開弁動作を開始し、上記エンジンの温度に基づいて決定された始動開度に到達するまで、所定の開弁速度で開弁動作するようにし
    記エンジンの回転数が一旦所定の始動回転数以上になった後において、上記チョーク弁が上記始動開度に向かって開弁動作をしている途中で、上記エンジンの回転数が上記始動回転数未満になったとき、上記チョーク弁がその時点での途中開度に保持されるようにし、その後、上記エンジンの回転数が上記始動回転数以上になったとき、上記チョーク弁が上記途中開度から上記始動開度に向かって開弁動作するようにしたことを特徴とするエンジンにおけるオートチョーク装置。
  2. 上記エンジンの温度の値に応じた互いに異なる第1、第2特性のマップデータを記憶したメモリを備え、上記エンジンの回転数が所定の完爆回転数未満のときは、上記第1特性のマップデータに基づいて上記チョーク弁が制御され、上記完爆回転数以上のときは、上記第2特性のマップデータに基づいて上記チョーク弁が制御されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンにおけるオートチョーク装置。
  3. 上記第1特性のマップデータに基づく制御により、上記エンジンの温度が高い程、上記チョーク弁の上記開弁速度が速くなるようにしたことを特徴とする請求項に記載のエンジンにおけるオートチョーク装置。
  4. 上記第2特性のマップデータに基づく制御により、上記チョーク弁の開度が予め設定されている所定途中開度に到達したとき、この所定途中開度が所定時間保持されるようにし、かつ、この所定時間の経過後、上記チョーク弁が全開に到達するまで所定の開弁速度で開弁動作するようにしたことを特徴とする請求項、もしくはに記載のエンジンにおけるオートチョーク装置。
  5. 上記エンジンの温度が高い程、上記所定時間が短くなるようにしたことを特徴とする請求項に記載のエンジンにおけるオートチョーク装置。
  6. 上記第2特性のマップデータに基づく制御により、上記チョーク弁が上記所定途中開度に到達するまでの前段の開弁動作と、上記所定途中開度から全開に到達するまでの後段の開弁動作とのうち、少なくとも上記後段の開弁動作の開弁速度が、上記エンジンの温度が高い程、速くなるようにしたことを特徴とする請求項、もしくはに記載のエンジンにおけるオートチョーク装置。
  7. 上記エンジンの回転数が一旦上記完爆回転数以上になった後において、上記チョーク弁が上記所定途中開度から全開に向かって開弁動作をしている途中で、上記エンジンの回転数が上記完爆回転数未満になったとき、上記チョーク弁がその時点での完爆後途中開度に保持されるようにし、その後、上記エンジンの回転数が上記完爆回転数以上になったとき、上記チョーク弁が上記完爆後途中開度から全開に向かって開弁動作するようにしたことを特徴とする請求項からのうちいずれか1つに記載のエンジンにおけるオートチョーク装置。
  8. 上記チョーク弁が上記所定途中開度に到達するまでの前段の開弁動作と、上記所定途中開度から全開に到達するまでの後段の開弁動作とのうち、少なくとも後段の開弁動作の途中で、上記エンジンの温度が変化したときには、そのときのエンジンの温度に応じた第2特性のマップデータに基づいて上記チョーク弁が制御されるようにしたことを特徴とする請求項からのうちいずれか1つに記載のエンジンにおけるオートチョーク装置。
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