JP4866032B2 - 緑化構造 - Google Patents

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Description

本発明は、緑化構造に関する。
近年、景観みどり三法の施行などにより、都市緑化の気運が高まっている。しかしながら、市街地には空地は少なく、密集した住宅地において広々とした緑の空間を敷地内に確保するのは非常に困難である。その結果、緑化の場所として、建物およびその周辺が注目されている。
従来、建物の屋上などに緑地を形成するには、土壌を一面に敷き均して、その土壌に植物の種を蒔いたり、芝を貼り付けたりするのが一般的であった。しかし、建物の屋上も面積は大きくなく、広い面積の緑地を形成するのは困難であった。ここで、狭い場所により多くの緑地面積を確保するには、傾斜する勾配面に緑地面を形成することが考えられる。
勾配面の緑化構造としては、例えば、特許文献1に示すようなものがあった。かかる緑化構造は、天然繊維の不織布などからなる板状の基体51(図5参照)に、肥料、保水剤、人工土壌52などを一体化し、その表面を天然繊維織布からなる表皮53で被覆した植生マット54を、コンクリート法面に敷設し、この植生マット54上に金網(図示せず)を張り巡らして客土(図示せず)を吹き付け、そこに植物(図示せず)を生育するようになっていた。
前記緑化構造によれば、緑化すべき勾配面がコンクリート面などの無土壌法面であっても、草木の生育に必要な植生基盤を確保できる。
特開平10−338934号公報(図2)
しかしながら、前記した従来の緑化構造では以下に示すような問題があった。
前記の一般的な緑化構造では、例えば、45度を超えるような勾配角度を有する急勾配面を緑化する場合には、土壌が下方にずれて施工性が悪い。また、勾配面、平面に拘わらず、灌水配管を設けて自動灌水を行ったとき、均一な給水が行えず、多くの給水吐出口が必要となる。さらに、勾配面では、給水のたびに土壌が流れて徐々に土壌が薄くなり、植物の生育に悪影響を及ぼしてしまう。
一方、特許文献1に記載の緑化構造では、勾配面でも緑化ができるものの、植生マットの製造に多くの手間と時間を要し、マット状であるので運搬が大変であるといった問題があった。また、施工時に、作業員が植生マットに乗ると変形してしまい、補修しなければならず、施工性が悪かった。この問題は、勾配面、水平面に拘わらず発生する。
そこで、本発明は前記の問題を解決すべく案出されたものであって、植物が良く生育する環境を保持することが可能で、均一な給水を行え、かつ施工性が良好な緑化構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、緑化すべき被緑化施工面を植物で覆って緑化する緑化構造において、前記被緑化施工面は、傾斜した勾配面であり、不織布により形成された筒状の土のう袋に人工土壌を詰め込んで形成された基盤袋を、その長手方向が前記勾配面の傾斜方向に沿うように複数並列配置し、前記被緑化施工面に設けられ前記基盤袋の長手方向と直交する方向に延びるズレ止めバーを複数の前記基盤袋の底面に食い込ませることで、複数の前記基盤袋を係止し、並列配置された複数の前記基盤袋上に、前記基盤袋の長手方向と直交する方向に延びる灌水配管を設け、並列配置された複数の前記基盤袋上に、植生体を敷設したことを特徴とする緑化構造である。
前記構成によれば、筒状の土のう袋に人工土壌を詰め込んだ基盤袋を利用しているので、土壌が流出することがなく植物が良く生育する環境を保持できるとともに、給水された水は不織布に沿って広がるので、緑化面全体に均一な給水を行える。さらに、基盤袋は、人工土壌を土のう袋に詰め込むだけで容易に形成でき、また自由に湾曲させることができ運搬も容易に行えるので、施工性が良好となる。また、基盤袋と直交する方向に延びる灌水配管から給水された水は、基盤袋の長手方向に広がるので、緑化面全体に均一な給水を行える。さらに、同一の敷地面積内で、広い緑地を確保することができるとともに、勾配面では平地よりも基盤袋のズレ止めの効果が大きく発揮される。さらに、施工時に基盤袋を踏んでもずれることがなく、また、被緑化施工面が傾斜した勾配面であっても基盤袋がずれることはない。
請求項に係る発明は、前記基盤袋が、前記ズレ止めバーにワイヤーなどの線状部材で巻き付けられて固定されることを特徴とする。
前記構成によれば、基盤袋が確実に固定され、所定の位置からずれるのを確実に防止できる。
請求項に係る発明は、前記不織布が、ポリエステル系繊維などの合成繊維で構成され、3〜5デニールの長繊維で形成されたことを特徴とする。
前記構成によれば、基盤袋の表面を構成する不織布が通気性、通水性および植物根の通過性に優れるので、植物に必要な水分および養分は、人工土壌に容易に供給できるとともに、植物を早く根付かせて、生育を促進することができる。
請求項に係る発明は、前記人工土壌が、有機分を含んだ湿潤比重0.6〜1.0、PH(HO)6.0〜7.0、粒径2〜5mmの湿性多孔質軽量人口土壌であることを特徴とする。
前記構成によれば、人工土壌は、通常の土壌よりも大径であるので、土壌の沈み込みや片寄りを防止できるとともに、給水されても土のう袋内で粒子の移動が少なく、安定した形状を保持することができる。
請求項に係る発明は、前記植生体が、予め圃場で生育された芝をマット状に切り取って形成した貼り芝であることを特徴とする。
前記構成によれば、種子を蒔いて発芽を待つ場合と比較して、芝の根付きが早く、根茎の基盤袋への定着が早期に行われるので、配列配置された基盤袋および植生体が早く安定化する。
請求項に係る発明は、前記勾配面は、鉄骨あるいは木材を組み付けて人工的に形成されたことを特徴とする。
前記構成によれば、市街地などの建物間の狭い平坦な敷地でも勾配面を確保して緑地面積を大きく確保することができる。また、緑化する場所を任意に選択できるので、窓の外などに勾配面を形成して緑化すれば、室内からの景観を良好にすることができる。
本発明によれば、植物が良く生育する緑地環境を保持できるとともに、緑化面全体に均一な給水を行えるといった優れた効果を発揮する。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る緑化構造を実施するための最良の形態を示した断面斜視図、図2は本発明に係る緑化構造を実施するための最良の形態を示した断面図、図3は本発明に係る緑化構造の基盤袋を示した斜視図、図4は本発明に係る緑化構造の構築方法を説明するための工程説明図である。なお、本実施の形態では、勾配面に緑地を形成した形態を例に挙げて説明する。まず、本実施の形態に係る緑化構造の構成を説明する。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る緑化構造1は、緑化すべき被緑化施工面2を植物3で覆って緑化する構造である。被緑化施工面2は、勾配面4にて構成されている。
かかる緑化構造1は、不織布16により形成された筒状の土のう袋17に人工土壌18を詰め込んで形成された基盤袋14(図3参照)を、被緑化施工面2に複数並列配置することを特徴としている。特に、本実施の形態のように被緑化施工面2が勾配面4である場合では、基盤袋14は、勾配面4の傾斜方向に沿って縦に延びて複数並列配置されていることを特徴とする。
勾配面4は、建物の屋上や建物間の土地に形成されている。勾配面4は、例えばリップ溝型鋼などの軽量鉄骨からなる鉄骨5を縦横に組み付けることで人工的に形成されている。鉄骨5は、傾斜方向に延びて、横方向に所定の間隔を隔てて配置される傾斜材5aと、この傾斜材5aと直交する方向(水平方向)に延びて、傾斜方向に所定の間隔を隔てて配置される水平材5bとで構成されている。傾斜材5aと水平材5bとは、溶接あるいはボルト・ナットなどの締結部材によって互いに連結されている。鉄骨5には、亜鉛メッキなどの防錆加工が施されている。なお、鉄骨5は、アルミニウムやステンレスなどの防錆性能を備えた軽量の材料のものを用いてもよい。また、鉄骨5の種類は、リップ溝型鋼に限られるものではなく、他の形状であってもよい。また、勾配面4の規模によっては、重量鉄骨が用いられる場合もある。さらに、勾配面4は、木材を組み付けることで形成してもよい。
鉄骨5の表面には、ワイヤーを格子状に組み付けて構成されたワイヤーメッシュ6が敷設されている。ワイヤーメッシュ6は、目の大きさが100mm程度のものが用いられている。ワイヤーメッシュ6は、鉄骨5に溶接などにより固定されている。
ワイヤーメッシュ6の表面には、プラスティック製の角目ネット7が敷設されている。この角目ネット7は、押出成形によって形成されたものであり、目の大きさが、25mm程度で、ワイヤーメッシュ6よりも目の小さいものが採用されている。図2に示すように、角目ネット7は、フック状の固定金具8で、表面側からワイヤーメッシュ6のワイヤーと角目ネット7の線状部とを一体的に挟み込むことで、ワイヤーメッシュ6に固定されている。フック状の固定金具8は、表面側に突出する立上プレート部9を有している。立上プレート部9は、勾配面4に対して直交する方向で上側に向かって延出している。図1に示すように、この固定金具8は、縦横に所定ピッチで格子状に設けられており、傾斜方向に見て同じ高さで、複数列形成するように配設されている。
角目ネット7の表面には、透水フィルター11が敷設されている。固定金具8の立上プレート部9は、透水フィルター11を貫通して、上方に突出している。透水フィルター11は、後記する植生体23の土砂が勾配面4の裏側に落下するのを防止する。透水フィルター11は、勾配面4の傾斜方向長さに応じて上下に一段あるいは複数段に敷設されている。本実施の形態では、透水フィルター11は、上下二段に敷設されているが、この場合、上側の透水フィルター11の下端部が、下側の透水フィルター11の上端部を覆うように配置されている。
透水フィルター11の表面には、基盤袋14の勾配面4上でのズレを防止するためのズレ止めバー12が設けられている。ズレ止めバー12は、勾配面4に対して直交する方向に立設されており、その上に配置される基盤袋14の底面に食い込んで、基盤袋14を係止することで、そのズレを防止する。ズレ止めバー12は、勾配面4の傾斜方向に直交する方向(勾配面4の等高線に沿う方向)に延びるように配置されている。すなわち、ズレ止めバー12は、基盤袋14の長手方向と直交する方向に延びるように配置されている。ズレ止めバー12は、縦に延びて配置される基盤袋14を少なくともその上端側で一箇所は係止するように配置されている。本実施の形態では、ズレ止めバー12は、基盤袋14の上端側近傍と下端側近傍の二箇所に設けられており、基盤袋14の係止性能を高めている。ズレ止めバー12は、所定幅のプレートにて構成されており、透水フィルター11を貫通した固定金具8の立上プレート部9のうち、同じ高さに位置する立上プレート部9間に掛け渡されている。ズレ止めバー12の幅(立設高さ)は、基盤袋14の厚さの略半分となっている。ズレ止めバー12は、固定金具8の立上プレート部9に、溶接によって固定されている。なお、ズレ止めバー12の固定は、溶接に限られるものではなく、施工時や緑化構造1の完成後に、ズレ止めバー12が固定金具8から離れない固定強度を有するのであれば、ボルトやネジを用いてもよく、あるいは接着剤で接着するようにしてもよい。ズレ止めバー12は、透水フィルター11を固定金具8とで挟み込むことで、透水フィルター11を固定する役目も果たす。
透水フィルター11およびズレ止めバー12の表面には、基盤袋14が設けられている。基盤袋14は、不織布16により形成された筒状の土のう袋17に人工土壌18を詰め込んで形成されている。基盤袋14は、勾配面4の傾斜方向に沿って縦に延びて配置されている。そして、基盤袋14は、勾配面4の幅方向に広がって複数並列されている。
基盤袋14の外装材たる土のう袋17を構成する不織布16は、ポリエステル系繊維などの合成繊維で構成されており、3〜5デニール(3以上5以下)の長繊維を編んで形成されている。本実施の形態では、不織布16は、5デニールの長繊維を編んで形成したものが用いられている。前記構成の不織布16は、細かい網目を有しており、優れた通気性、通水性および植物根の透過性を備えている。また、後記する人口土壌18の粒径よりも、網目が細かいので、人口土壌18の土のう袋17からの流出を防止できる。なお、不織布16の構成は、前記のものに限られるものではなく、同等の通気性、通水性、植物根の透過性および目の細かさを備えるものであれば、他の構成であってもよい。
土のう袋17に詰め込まれる人工土壌18は、有機分を含んだ湿潤比重が0.6〜1.0(0.6以上1.0以下)で、PH(H2O)が6.0〜7.0(6.0以上7.0以下)で、粒径2mm〜5mm(2mm以上5mm以下)である湿性多孔質軽量人口土壌で構成されている。本実施の形態では、湿潤比重が0.8の人工土壌18が用いられている。前記構成の人工土壌18は、その粒径が不織布16の網目の大きさより大きくなっており、土のう袋17から流出することはない。また、前期構成の人口土壌18は、植物3の生育に適度な湿潤状態を保つことができる。
図3に示すように、土のう袋17は、外周長が620mm程度の筒状で、長さが1500mm程度に形成されている。土のう袋17の一端を、紐で結ぶか、あるいは折り畳んでクリップ状部材で挟むなどして閉じた後に、他端の開放端から人工土壌18を密に詰め込んで、他端を閉じることで、基盤袋14が形成される。基盤袋14の長さは、勾配面4の傾斜方向長さに応じて決定される。具体的には、勾配面4の傾斜方向長さが、例えば2500mmの場合、一方の基盤袋14の長さが1500mmを越えないように、1500mmと1000mmに分けるか、あるいは1250mmずつに分けるようにする。なお、前記の基盤袋14の寸法は、一例であって、さらに大きくてもあるいは小さくても差し支えない。但し、運搬性や施工性を考慮すると、前記の寸法が、大きさや重量が適度であり好ましい。
基盤袋14は、勾配面4の幅方向に広がるように配列されることで、幅が略250mm、厚さが略60mmに断面長方形状になっている。よって、配列された基盤袋14の表面は、略平面状になる。
ところで、ズレ止めバー12の設置位置(勾配面4に対する取付高さ)は、図1に示すように、基盤袋14の長さに応じて決定されている。ズレ止めバー12は、基盤袋14を少なくともその傾斜方向上側で一箇所は係止するように配置されている。本実施の形態では、1本の基盤袋14に対して、その傾斜方向上側と下側の二箇所で基盤袋14を係止するように、勾配面4の上下に配置された基盤袋14ごとにズレ止めバー12が二列ずつ配置されている。
図1および図2に示すように、基盤袋14は、ズレ止めバー12に取り付けられた線状部材たる固定ワイヤー15(ワイヤー)を介して、ズレ止めバー12に固定されている。固定ワイヤー15は、例えば直径2mmのステンレス製ワイヤーにて構成されている。固定ワイヤー15は、ズレ止めバー12に貫通孔を形成して、そこに固定ワイヤー15を挿通させることで固定されている。なお、固定ワイヤー15をズレ止めバー12に巻き付けることで固定してもよい。固定ワイヤー15は、複数の基盤袋14を一体的に巻き付けている。要するに、固定ワイヤー15によって、基盤袋14がズレ止めバー12へ固定されて、ズレ止めバー12による基盤袋14のズレ止め性能が向上されている。
複数配列された基盤袋14の表面には、灌水配管19が設けられている。灌水配管19は、基盤袋14の長手方向と直交する方向に延びて配設されている。灌水配管19は、土壌などに対して耐腐食性を有する樹脂製のパイプにて構成されている。灌水配管19には、勾配面4の幅方向に沿って複数配列された各基盤袋14に給水できるように、所定のピッチで給水用孔21が形成されている。給水用孔21は、灌水配管19内の水圧が一定値を超えると、水が点滴式(ドリップ式)に流れる圧力調整機能を有しており、灌水配管19の先端と基端とで給水量をムラなく一定にすることができる。給水用孔21は、配列された基盤袋14の幅に合わせて例えば250mmピッチで形成されている。なお、給水用孔21は、配列された基盤袋14の幅二つ分の500mmピッチで形成して、隣接する基盤袋14間に給水用孔21を配置するようにしてもよい。これによっても全ての基盤袋14に水が供給される。灌水配管19は、電気、ソーラー、電池などにより作動する制御タイマーを備えた自動給水装置に接続されており、所定時間ごとに給水するように構成されている。
灌水配管19は、縦に配列された基盤袋14に対して、少なくともその傾斜方向上側で一箇所は給水できるように配置されている。本実施の形態では、上側の基盤袋14に対して、傾斜方向上側と中間部近傍の二箇所に灌水配管19がそれぞれ設けられている。すなわち、本実施の形態では、一列につき傾斜方向上下に基盤袋14がそれぞれ配置されているので、勾配面4には、合わせて四本の灌水配管19が勾配面4の幅方向に延びて並列されることとなる。なお、基盤袋14の長さが短い場合には、灌水配管19の本数を減らすようにしてもよい。
灌水配管19は、U字状の固定金具22(図2参照)によって基盤袋14に固定されている。固定金具22は、基盤袋14の表面側から灌水配管19を押さえ込むように、基盤袋14に差し込まれている。固定金具22は、灌水配管19が傾斜方向下方に弛まない程度の間隔で配置されている。
灌水配管19と基盤袋14の表面には、勾配面4(被緑化施工面2)を覆う植物3である植生体23が敷設されている。植生体23は、予め圃場で生育された芝をマット状に切り取って形成した貼り芝24にて構成されている。貼り芝24は、長方形状のものが用いられており、勾配面4の幅方向に延びるように配置されている。貼り芝24は、勾配面4の傾斜方向に沿って、接続部の目地が一直線に揃わないように、千鳥状に配置されている。貼り芝24は、U字状の目串25によって基盤袋14に固定されている。目串25は、貼り芝24の表面から基盤袋14に向かって差し込まれている。
次に、本実施の形態に係る緑化構造の構築方法を説明しながらその作用を説明する。
図4(a)の左側に示すように、まず、建物の屋上や建物間の土地に鉄骨5を組み立てて勾配面4を形成する。勾配面4は、まず、軽量鉄骨からなる傾斜材5aを組んだ後に、その表面側に水平材5bを配設し、溶接あるいはボルト・ナットなどの固定手段によって水平材5bを傾斜材5aに固定することで構成されている。なお、勾配面4を形成する材料は、軽量鉄骨に限られるものではなく、勾配面4の規模や形成される屋上などを有する建物の強度に応じて、重量鉄骨や木材から適宜選択される。
次に、図4(a)の右側に示すように、鉄骨5の表面全面に、ワイヤーを格子状に組み付けて構成されたワイヤーメッシュ6を敷設して、溶接などにより鉄骨5に固定する。
その後、図4(b)の左側に示すように、ワイヤーメッシュ6の表面全面に角目ネット7を敷設する。そして、立上プレート部9を有するフック状の固定金具8で、並列するワイヤーメッシュ6のワイヤーと角目ネット7の線状部とを一体的に挟み込んで、角目ネット7をワイヤーメッシュ6に固定する(詳細は図2参照)。
次に、図4(b)の右側に示すように、角目ネット7の表面全面に、透水フィルター11を敷設する。このとき、透水フィルター11を固定金具8に押し付けて、立上プレート部9が透水フィルター11を貫通するようにして、立上プレート部9を透水フィルター11から上方に突出させておく(図2参照)。透水フィルター11は、下側から敷設していき、上側の透水フィルター11の下端部が、下側の透水フィルター11の上端部を覆って表面側に位置するようにする。
その後、図4(c)に示すように、透水フィルター11の表面に、ズレ止めバー12を設ける。ズレ止めバー12は、透水フィルター11を貫通した固定金具8の立上プレート部9のうち、同じ高さに位置する立上プレート部9間に、所定幅のプレートを掛け渡して溶接にて固定することで、構成されている。ズレ止めバー12は、上側の基盤袋14(図4(d)参照)と下側の基盤袋14のそれぞれに対して、その上部と下部に形成する。なお、ズレ止めバー12の固定は、溶接に限られるものではなく、施工時や緑化構造1の完成後に、ズレ止めバー12が固定金具8から離れない固定強度を有するのであれば、ボルトやネジを用いてもよく、あるいは接着剤で接着するようにしてもよい。そして、ズレ止めバー12に、後の工程で基盤袋14を巻き付けて固定するための固定ワイヤー15を取り付ける。
次に、図4(d)に示すように、予め不織布16により形成された筒状の土のう袋17に人工土壌18を詰め込んで形成しておいた基盤袋14を透水フィルター11およびズレ止めバー12の上に敷設する。
基盤袋14は、勾配面4の上側の幅方向一端側から順次並列して固定する。本実施の形態では、基盤袋14は勾配面4に上下2列で設けられるので、先に上側の列から順次並列させた後に、下側の列を並列させていく。各基盤袋14の敷設は、その上端部を勾配面4の上端に位置合せして、上下のズレ止めバー12上に載せて押し付けて係止させる。敷設した基盤袋14の横に順次基盤袋14を敷設していく。このとき、ズレ止めバー12に取り付けられている固定ワイヤー15を、隣接する基盤袋14の隙間から上方に引き出しておく。所定の範囲で基盤袋14の敷設ができたらなら、固定ワイヤー15を基盤袋14に数本単位で巻きつけて結び、基盤袋14をズレ止めバー12に固定する。固定ワイヤー15は、直径2mmのステンレス製ワイヤーにて構成されているので、折り曲げや結び付けが容易に行え、基盤袋14の巻き付け作業が行いやすい。また、固定ワイヤー15は、植生体23の下部に埋設されても、腐食することがなく、基盤袋14を永年に亘って固定することができる。
基盤袋14の固定が完了したならば、並列された基盤袋14の表面を点圧(表面上の各点を押圧)する。これによって、基盤袋14は、内部の人工土壌18の片寄りが防止され、幅が略250mm、厚さが略60mmの断面長方形状(図3参照)になり、並列された基盤袋14の表面が、略平面状になる。このとき、基盤袋14は傾斜しているが、人工土壌18が土のう袋17内に密に詰め込まれているので、基盤袋14を踏みつけても人工土壌18が下方に片寄ることはなく、点圧を行いやすい。
下側の列に基盤袋14を敷設する際には、上側の列に敷設された基盤袋14の下端部に、下側の基盤袋14を揃えるように配置して、その後は前記基盤袋14の敷設・固定と同様の要領で作業を行う。よって、上下の基盤袋14の接合部分も略同等の厚さで形成されて、勾配面4全体が平面状になる。
基盤袋14の敷設・固定が終了したならば、図4(e)に示すように、基盤袋14の表面に灌水配管19を設置して固定する。灌水配管19は、上側の基盤袋14の上端部と中間部と、下側の基盤袋14の上端部と中間部とにそれぞれ基盤袋14の長手方向と直交する方向に配置する。灌水配管19の固定は、U字状の固定金具22を、基盤袋14の表面側から灌水配管19を押し込むように、基盤袋14に差し込むことで行う。
その後、図4(f)に示すように、灌水配管19と基盤袋14(ともに図4(e)参照)の表面に、植生体23を敷設する。植生体23は、長方形状の貼り芝24を用いており、勾配面4の幅方向に延びて列を成すように配置する。灌水配管19は、傾斜方向に見て接続部の目地が揃わないように、千鳥状に配置する。そして、目串25(図4(f)では部分的に図示している)を貼り芝24の表面から基盤袋14に差し込んで、貼り芝24を基盤袋14に固定する。このように長方形状の貼り芝を用いたことによって、植生体23の運搬が容易になるとともに、敷設作業および固定作業も非常に容易となり効率的となる。
植生体23の敷設が終了したならば、勾配面4の上端から下端にかけて、芝押さえ用のステンレスワイヤー26を掛け渡す。ステンレスワイヤー26は、全ての貼り芝24が少なくとも一箇所以上は押えられるように、所定のピッチで配置する。このステンレスワイヤー26は、緑化構造1の完成後、所定期間経過して、貼り芝24が基盤袋14に根付いた後に取り外す。
以上の工程によって構築された緑化構造1は、筒状の土のう袋17に人工土壌18を詰め込んだ基盤袋14を利用しているので、土壌が流出することがなく植物3が良く生育する環境を保持できる。さらに、給水された水は土のう袋17を構成する不織布16に沿って浸透して広がるので、勾配面4(緑化面)全体に均一な給水を行える。
また、基盤袋14は、人工土壌18を土のう袋14に詰め込むだけで容易に形成できるので、施工現場でも製造することが可能であり、従来の植生マット54(図5参照)のように工場などで、専用の機械を用いて製造する必要はなく、製造コストも低減できる。さらに、基盤袋14は、自由に湾曲させることができるので、運搬を容易に行うことができるとともに、勾配面4の表面が平板状でなく湾曲していても、その平面形状に追従させることができ、施工性が大幅に向上する。
本実施の形態では、被緑化施工面2が傾斜した勾配面4であるので、同一の敷地面積内でより広い緑地を確保することができる。さらに、鉄骨5を組み付けて、勾配面4を人工的に形成しているので、市街地などの建物間の狭い敷地でも、緑地面積を大きく確保することができる。また、緑化する場所を任意に選択できるので、窓の外などに勾配面4を形成して緑化すれば、室内からの景観を良好にすることができる。さらに、建物の屋上に緑化構造1を構築すると、屋根面への直射日光を防止でき、建物(特に最上階)の空調効率を高めることができる。
基盤袋14は、勾配面4の傾斜方向に沿って縦に複数並列配置されているので、施工中に基盤袋14の上に作業員が乗ると基盤袋14の長手方向に力が加わる。基盤袋14は、不織布16で構成された土のう袋17を有しており、作業員の重量程度では破損したり伸びたりしない。さらに、基盤袋14は、ズレ止めバー12によって係止されているとともに、固定ワイヤー15でズレ止めバー12に固定されている。したがって、作業員が基盤袋14の上に乗っても基盤袋14がずれることはなく、施工性が非常に良好となり、基盤袋14の表面を平らに保つことができる。また、前記のように、勾配面4に基盤袋14を敷設すると、単なる水平面に基盤袋14を設ける場合よりもズレ止めの効果が大きく発揮される。
さらに、基盤袋14は、点圧されて断面が長方形状になった状態で並列されているので、隣接する基盤袋14同士で、支えあうことができ、勾配面4の幅方向へのズレ止めおよび変形防止の効果も得ることができる。
また、ズレ止めバー12は、傾斜方向に沿って配置された基盤袋14の長手方向と直交する方向に設けられているので、少ない個数のズレ止めバー12で、全ての基盤袋14を係止することができる。ズレ止めバー12は、勾配面4からその直角方向に立設されており、基盤袋14の厚さの略半分の高さを有しているので、基盤袋14の底面に適度に食い込んで、不織布16との摩擦によって基盤袋14を係止できる。
一方、基盤袋14は、土のう袋17内に人工土壌18を密に詰め込んで形成されているので、傾斜方向に沿って縦に配列しても、人工土壌18が、下方に片寄ることはない。また、ズレ止めバー12が、基盤袋14に食い込んで壁(堰)の役目も果たすので、万一、人工土壌18の詰め込み量が不足した場合でも、人工土壌18の下方への片寄りを確実に防止することができる。
また、人工土壌18は、通常の土壌よりも大径であり、不織布16の網目よりも粒径が大きいものが採用されているため、基盤袋14から流出することはなく、植物3が良く育成できる環境を維持することができる。
不織布16は植物根の通過性の高いものが採用されているので、植物3が根付きやすく、勾配面4でも早期に植物を安定化させることができる。植生体23の根は、不織布16を通過して、内部の人工土壌18に根付くので、植生体23が、基盤袋14に確実に固定される。さらに、本実施の形態では、植生体23を貼り芝24としているので、種子を蒔いて発芽を待つ場合と比較して、芝の根付きが早く、敷設してから間もなく根付かせることができ、植物3の生育を促進できる。よって、根茎の基盤袋14への定着が早期に行われるので、配列配置された基盤袋14および植生体23が早く安定化する。
灌水配管19は、少なくとも基盤袋14の上端部に設けられているので、給水された水は勾配面4の傾斜に沿って流れ、基盤袋14の全体に供給される。また、給水された水は不織布16を伝って基盤袋14の全体に浸透して、緑化面全体に均一な給水を行える。さらに、基盤袋14は、不織布16に水を浸透させることで、一定期間、保水することができる。さらに、灌水配管19を介して、植物3に必要な水分だけでなく、養分も供給することができ、植物3の生育を促進することができる。
本実施の形態の人工土壌18は、給水されても細かく崩れることはなく、所定の粒径を保持することができ、粒子の移動は少なく安定した状態を保持できるので、土のう袋17から流出することはない。また、人工土壌18は、灌水配管19から給水されると、適度な湿潤状態を保つことができ、不織布16の保水性と合わせて、植物3の生育に好ましい環境を提供できる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。例えば、本実施の形態では、勾配面4が上端から下端まで一定の幅を有する長方形状のものであったが、上端と下端とで幅が違う台形状の勾配面にも本発明を適用できるのは勿論である。この場合、勾配面の上部と下部とで並列する基盤袋の本数を変えることで、勾配面全体に基盤袋を敷設するようにする。
本発明に係る緑化構造を実施するための最良の形態を示した断面斜視図である。 本発明に係る緑化構造を実施するための最良の形態を示した断面図である。 本発明に係る緑化構造の基盤袋を示した斜視図である。 本発明に係る緑化構造の構築方法を説明するための(a)は第一工程説明図、(b)は第二工程説明図、(c)は第三工程説明図、(d)は第四工程説明図、(e)は第五工程説明図、(f)は第六工程説明図である。 従来の緑化構造の植生マットを示した斜視図である。
符号の説明
1 緑化構造
2 被緑化施工面
3 植物
4 勾配面
5 鉄骨
12 ズレ止めバー
14 基盤袋
15 固定ワイヤー(ワイヤー)
16 不織布
17 土のう袋
18 人工土壌
19 灌水配管
23 植生体
24 貼り芝

Claims (6)

  1. 緑化すべき被緑化施工面を植物で覆って緑化する緑化構造において、
    前記被緑化施工面は、傾斜した勾配面であり、
    不織布により形成された筒状の土のう袋に人工土壌を詰め込んで形成された基盤袋を、その長手方向が前記勾配面の傾斜方向に沿うように複数並列配置し、
    前記被緑化施工面に設けられ前記基盤袋の長手方向と直交する方向に延びるズレ止めバーを複数の前記基盤袋の底面に食い込ませることで、複数の前記基盤袋を係止し、
    並列配置された複数の前記基盤袋上に、前記基盤袋の長手方向と直交する方向に延びる灌水配管を設け、
    並列配置された複数の前記基盤袋上に、植生体を敷設した
    ことを特徴とする緑化構造。
  2. 前記基盤袋は、前記ズレ止めバーにワイヤーなどの線状部材で巻き付けられて固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の緑化構造。
  3. 前記不織布は、ポリエステル系繊維などの合成繊維で構成され、3〜5デニールの長繊維で形成された
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の緑化構造。
  4. 前記人工土壌は、有機分を含んだ湿潤比重0.6〜1.0、PH(HO)6.0〜7.0、粒径2〜5mmの湿性多孔質軽量人口土壌である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の緑化構造。
  5. 前記植生体は、予め圃場で生育された芝をマット状に切り取って形成した貼り芝である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の緑化構造。
  6. 前記勾配面は、鉄骨あるいは木材を組み付けて人工的に形成された
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の勾配面の緑化構造。
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