JP4844891B2 - 画像表示体 - Google Patents

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Description

本発明は、紙幣、パスポート、有価証券、カード、貴重印刷物を含む偽造防止及び改ざん防止機能が必要とされる画像表示体、更には紙類、合成樹脂、金属などの表示機能として用いられる画像表示体に関する。
従来、通常光下では視認できない無色透明な画像を印刷基材上に潜像として形成し、紫外線照射時に画像を発光させて顕像として表示させるものが提案されている(特許文献1、特許文献2)。
また、特定の画像の上にサーモクロミック(示温)インキを印刷することで、特定の画像を通常状態では隠蔽し、温度上昇によってサーモクロミックインキが透明になった場合にだけ特定画像を視認できるものが提案されている(特許文献3)。
一方、本出願人は、機能性インキを用いて、複数の画像を条件によって完全にスイッチングさせて視認させる技術を既に提案している(特許文献4)。
なお、本出願人は、肉眼では完全に認知不可能な埋込画像を記録する印刷方法を既に提案している(特許文献5)
実開平3−90980号公報 特開平9−240136号公報 特開2000−37978号公報 特開2001−205917号公報 特許第3544536号公報
しかし、特許文献1、2で提案されている従来の印刷方法は、いずれも機能性インクによって画像を潜像として形成するものである。
また、特許文献3は、機能性インキによって潜像を形成しない点で特許文献1、2とは異なるが、機能性インキによる印刷画像をカモフラージュ模様として用いるものである。
すなわち、特許文献1から3にも示されているように、機能性インキによる印刷画像を、従来においては、特定の記号や模様を表現するか、覆いとして用いるかの違いはあっても、いずれの場合にも、機能性インキによる印刷により、何らかの単一画像を視認させるために用いている。
また、複数の画像をスイッチングさせてそれぞれ別々に顕像化させることができる特許文献4においても、機能性インキによって画像を形成するという点では、特許文献1から3と同じ思想に基づくものである。
このように、機能性インキによって画像を形成する限り、一つの機能性インキによって視認可能な画像は一つとなってしまい、複数の画像を条件によって顕像化させるためには、特許文献4のように、複数の機能性インキを用いることとなる。
そこで本発明は、既に特許文献5で提案した印刷方法を利用して、一つの機能性画像表示材料(機能性インキ)を用いて完全な画像のスイッチングを行うことのできる画像表示体を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の画像表示体は、条件によって可視色が変化する機能性画像表示材料を用いることで異なる画像を出現させる画像表示体であって、1つの第1の領域と、前記第1の領域に隣接する1つの第2の領域とが複数組配置され、各々の前記第2の領域の周囲が、複数の前記第1の領域により囲まれ、前記第1の領域には、第1の画像を構成する第1のドット領域と、前記第1のドット領域以外の第1の背景領域とを有し、前記第2の領域には、第2の画像を構成する第2のドット領域と、前記第2のドット領域以外の第2の背景領域とを有し、前記第1の背景領域と前記第2の背景領域には前記機能性画像表示材料を用い、前記第1のドット領域には、前記機能性画像表示材料が備えた第1の色と等色の画像表示材料を用いたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の画像表示体において、前記第2のドット領域には、前記機能性画像表示材料が備えた第2の色と等色の画像表示材料を用いたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の画像表示体において、前記第1の色よりも前記第2の色の明度が高い場合に、前記第1の領域を前記第2の領域より大きな面積としたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明の画像表示体は、条件によって可視色が変化する機能性画像表示材料を用いることで異なる画像を出現させる画像表示体であって、第1の画像を構成する第1のドット領域と、第2の画像を構成する第2のドット領域とを有し、前記機能性画像表示材料を、前記第1のドット領域及び前記第2のドット領域に隣接した位置に配置し、前記第1のドット領域を、前記機能性画像表示材料が備えた第1の色と等色としたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載の画像表示体において、前記第2のドット領域を、前記機能性画像表示材料が備えた第2の色と等色としたことを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項5に記載の画像表示体において、前記第1の色よりも前記第2の色の明度が高い場合に、前記第1のドット領域の最大ドットサイズを、前記第2のドット領域の最大ドットサイズより大きくしたことを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項1又は請求項4に記載の画像表示体において、前記機能性画像表示材料として、温度によって変色する2色性の示温インキを用いたことを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項1又は請求項4に記載の画像表示体において、前記機能性画像表示材料として、光の波長によって発色するインキを用いたことを特徴とする。
請求項9記載の本発明は、請求項1又は請求項4に記載の画像表示体において、前記機能性画像表示材料として、応力によって発色するインキを用いたことを特徴とする。
請求項10記載の本発明は、請求項1又は請求項4に記載の画像表示体において、前記機能性画像表示材料として、フィルターを介することで所定の波長が遮られて可視色が変化するインキを用いたことを特徴とする。
本発明によれば、条件によって可視色が変化する機能性画像表示材料を背景領域に用いることで、第2の領域によって描かれた画像に対して第1の領域によって描かれた画像を出没させることができる。
また本発明によれば、一つの機能性画像表示材料の変化によって、第1の画像と第2の画像とを切り換えて出没させることができる。
また本発明によれば、領域の面積比率を大きくすることで明度の低い画像の力強さを高めることで、第1の画像と第2の画像とを同等の品質に見せることができる。
本発明の第1の実施の形態による画像表示体は、第1の領域には、第1の画像を構成する第1のドット領域と、第1のドット領域以外の第1の背景領域とを有し、第2の領域には、第2の画像を構成する第2のドット領域と、第2のドット領域以外の第2の背景領域とを有し、第1の背景領域と第2の背景領域には機能性画像表示材料を用い、第1のドット領域には、機能性画像表示材料が備えた第1の色と等色の画像表示材料を用いたものである。本実施の形態によれば、条件によって可視色が変化する機能性画像表示材料を背景領域に用い、画像を構成する第1のドット領域に機能性画像表示材料が備えた第1の色と等色の普通の画像表示材料を用いることで、第2の領域によって描かれた画像に対して第1の領域によって描かれた画像を出没させることができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による画像表示体において、第2のドット領域には、機能性画像表示材料が備えた第2の色と等色の画像表示材料を用いたものである。本実施の形態によれば、機能性画像表示材料の変化によって、第1の領域によって描かれた画像と第2の領域によって描かれた画像とを切り換えて出没させることができる。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による画像表示体において、第1の色よりも第2の色の明度が高い場合に、第1の領域を第2の領域より大きな面積としたものである。本実施の形態によれば、領域の面積比率を大きくすることで明度の低い画像の力強さを高めることで、第1の画像と第2の画像とを同等の品質に見せることができる。
本発明の第4の実施の形態による画像表示体は、第1の画像を構成する第1のドット領域と、第2の画像を構成する第2のドット領域とを有し、機能性画像表示材料を、第1のドット領域及び第2のドット領域に隣接した位置に配置し、第1のドット領域を、機能性画像表示材料が備えた第1の色と等色としたものである。本実施の形態によれば、条件によって可視色が変化する機能性画像表示材料を背景色に用い、画像を構成する第1のドット領域に機能性画像表示材料が備えた第1の色と等色の普通の画像表示材料を用いることで、第2のドット領域によって描かれた画像に対して第1のドット領域によって描かれた画像を出没させることができる。
本発明の第5の実施の形態は、第4の実施の形態による画像表示体において、第2のドット領域を、機能性画像表示材料が備えた第2の色と等色としたものである。本実施の形態によれば、機能性画像表示材料の変化によって、第1のドット領域によって描かれた画像と第2のドット領域によって描かれた画像とを切り換えて出没させることができる。
本発明の第6の実施の形態は、第5の実施の形態による画像表示体において、第1の色よりも第2の色の明度が高い場合に、第1のドット領域の最大ドットサイズを、第2のドット領域の最大ドットサイズより大きくしたものである。本実施の形態によれば、明度の低い画像の力強さを高めることで、第1の画像と第2の画像とを同等の品質に見せることができる。
本発明の第7の実施の形態は、第1又は第4の実施の形態による画像表示体において、機能性画像表示材料として、温度によって変色する2色性の示温インキを用いたものである。本実施の形態によれば、機能性画像表示材料の変色によって、第1の画像と第2の画像とを切り換えて出没させることができる。
本発明の第8の実施の形態は、第1又は第4の実施の形態による画像表示体において、機能性画像表示材料として、光の波長によって発色するインキを用いたものである。本実施の形態によれば、機能性画像表示材料の発色によって、第1の画像と第2の画像とを切り換えて出没させることができる。
本発明の第9の実施の形態は、第1又は第4の実施の形態による画像表示体において、機能性画像表示材料として、応力によって発色するインキを用いたものである。本実施の形態によれば、応力が付加されることで機能性画像表示材料が発色し、第1の画像と第2の画像とを切り換えて出没させることができる。
本発明の第10の実施の形態は、第1又は第4の実施の形態による画像表示体において、機能性画像表示材料として、フィルターを介することで所定の波長が遮られて可視色が変化するインキを用いたものである。本実施の形態によれば、フィルターを介することで機能性画像表示材料が変色して見え、第1の画像と第2の画像とを切り換えて出没させることができる。
以下に本発明の一実施例による画像表示体について説明する。
図1は本実施例による画像表示体の一組の領域を示す説明図、図2は図1において機能性画像表示材料が第1の色の状態を示す説明図、図3は図1において機能性画像表示材料が第2の色の状態を示す説明図、図4は複数組の配置構成を示す説明図、図5は本実施例による画像表示体の状態変化を示す説明図である。
図1に示すように、本実施例による画像表示体は、第1の領域10と第1の領域10に隣接する第2の領域20とによって構成されている。第1の領域10は、第1の画像を構成する第1のドット領域(第1のドット領域)11と、第1のドット領域11以外の第1の背景領域12とより構成される。また、第2の領域20は、第2の画像を構成する第2のドット領域(第2のドット領域)21と、第2のドット領域21以外の第2の背景領域22とより構成される。第1の領域10は、第2の領域20よりも大きな面積としている。本実施例は、ドット領域11、21のドットサイズを変えることで画像の濃淡を表現する振幅変調(AM)網点領域であるため、第1の領域10を第2の領域20よりも大きな面積とすることで、第2のドット領域21の最大ドットサイズよりも、第1のドット領域11の最大ドットサイズを大きくすることができる。
第1の背景領域12と第2の背景領域22には条件によって可視色が変化する機能性画像表示材料を用いている。ここでは、機能性画像表示材料として、例えば温度によって第1の色(ピンク)と第2の色(紫)とに変色する2色性の示温インキ(サーモインキ)を用いる。
第1のドット領域11には、機能性画像表示材料(機能性インキ)が備えた第1の色と等色(ピンク)の普通の画像表示材料(機能性を持たないインキ)を用い、第2のドット領域21には、機能性インキが備えた第2の色と等色(紫)の普通のインキ(機能性を持たないインキ)を用いる。第1のドット領域11に、第2の色(紫)よりも明度の低い第1の色(ピンク)を用いることで、最大ドットサイズを大きくして明度の低い画像の力強さを高めることができる。
図2に示すように、機能性インキが第1の色の状態では、第1の領域10は、第1のドット領域11と第1の背景領域12とが等色となるため、第1の領域10における画像は消失する。一方、第2の領域20は、第2のドット領域21が第2の色であり、第2の背景領域12が第1の色となるため、第2の領域20における画像が出現する。
次に図3に示すように、機能性インキが第2の色の状態では、第2の領域20は、第2のドット領域21と第2の背景領域22とが等色となるため、第2の領域20における画像は消失する。一方、第1の領域10は、第1のドット領域11が第1の色であり、第1の背景領域12が第2の色となるため、第1の領域10における画像が出現する。
以上の説明は、本実施例の画像表示体を最小単位で説明したが、図4に示すように、第1の領域10Aと第2の領域20A、第1の領域10Bと第2の領域20B、第1の領域10Cと第2の領域20C、第1の領域10Dと第2の領域20D、・・のように第1の領域10と第2の領域20とが複数組配置されて構成されている。
また、例えば第2の領域20Aは、第1の領域10A、10B、10C、10Dにより囲まれている。
図5において、第1の画像13は、第1の領域10における第1のドット領域11によって表現される星形図形を、第2の画像14は、第2の領域20における第2のドット領域21によって表現される十字図形を示している。機能性インキが第1の色にあるときは、十字図形である第2の画像14が出現し、機能性インキが第2の色にあるときは、星形図形である第1の画像13が出現することを示している。
以下に本発明の他の実施例による画像表示体について図6から図10を用いて説明する。
図6は本実施例による画像表示体の概念構成を示す要部平面図、図7は図6のX−X線断面図、図8は第1のドット領域の概念構成を示す要部平面図、図9は第2のドット領域の概念構成を示す要部平面図、図10は機能性画像表示材料の領域の概念構成を示す要部平面図である。
図6及び図7に示すように、本実施例における印刷物は、第1の画像を構成する第1のドット領域31と、第2の画像を構成する第2のドット領域32とを、重ならないように機能性画像表示材料(機能性インキ)33の上面に配置している。ここで、第1のドット領域31と第2のドット領域32とを配置する位置には、あらかじめ白色の画像表示材料(白色インキ)35を配置しておくことが好ましい。
本実施例によれば、あらかじめ機能性インキ33を全面に配置した機材34を準備することで、一般に利用されている複写機や印刷機で通常のインキを用いるだけで本発明による画像表示体を製作することができる。なお、本実施例では、機能性インキ33の上に重ねて第1のドット領域31及び第2のドット領域32を配置しているが、第1のドット領域31及び第2のドット領域32を配置する位置には機能性インキ33を配置しなくてもよい。この場合には機材34に、機能性インキ33が存在しないホールを形成する。第1のドット領域31及び第2のドット領域32のドットサイズを、このホールの大きさと同じ大きさとすることが好ましいが、第1のドット領域31及び第2のドット領域32の一部がホールよりも広く配置されるものであってもよい。あるいは、ホールの大きさを小さく配置することによって、トラップをとるものであってもよい。なお、「トラップ」とは、画像をプリントしたときに、版がわずかにずれて、隙間ができるのを防ぐために版を重ね合わせることである。
本実施例においても、第2のドット領域32の最大ドットサイズよりも、第1のドット領域31の最大ドットサイズを大きくすることが好ましい。
第1のドット領域31には、機能性インキ33が備えた第1の色と等色(ピンク)の普通のインキ(機能性を持たないインキ)を用い、第2のドット領域32には、機能性インキ33が備えた第2の色と等色(紫)の普通のインキ(機能性を持たないインキ)を用いる。第1ドット領域31に、第2の色(紫)よりも明度の低い第1の色(ピンク)を用いることで、最大ドットサイズを大きくして明度の低い画像の力強さを高めることができる。
図8に示すように、機能性インキが第2の色の状態では、第2のドット領域32は、機能性インキ33と等色となり、第1のドット領域31における画像が出現する。
また図9に示すように、機能性インキ33が第1の色の状態では、第1のドット領域31は、機能性インキ33と等色となり、第2のドット領域32による画像が出現する。
図10は、機能性インキ33の領域を示したものであり、図8に示す第1のドット領域31と図9に示す第2のドット領域32以外の領域に配置されている。
上記実施例においては、機能性画像表示材料として温度によって変色する2色性の示温インキを用いて説明したが、2色以上に変化する示温インキであってもよい。
実施例1における第1の背景領域12と第2の背景領域22には、照射される光の種類によって可視色が変化する機能性画像表示材料を用いてもよい。また実施例2における機能性画像表示材料(機能性インキ)33には、照射される光の種類によって可視色が変化する機能性画像表示材料を用いてもよい。これらの場合の機能性画像表示材料としては、例えば自然光と紫外線光とによって第1の色と第2の色とに変色して見える紫外線励起型インキを用いる。
実施例1における第1の背景領域12と第2の背景領域22には、照明の光源の波長によって可視色が変化する機能性画像表示材料を用いてもよい。また実施例2における機能性画像表示材料(機能性インキ)33には、照射される光の波長によって可視色が変化する機能性画像表示材料を用いてもよい。これらの場合の機能性画像表示材料としては、例えば自然光とハロゲン光のように、照明する光源を変えることによって第1の色と第2の色とに変色して見えるメタメリックインキを用いる。
実施例1における第1の背景領域12と第2の背景領域22には、応力が付加されることによって発光する機能性画像表示材料を用いてもよい。また実施例2における機能性画像表示材料(機能性インキ)33には、応力が付加されることによって発光する機能性画像表示材料を用いてもよい。これらの場合の機能性画像表示材料としては、例えば、摩擦、圧縮、又は曲げ等の微弱な機械的外力により光る応力発光材料を用いる。具体的な発光体では、アルミナに発光元素を加えて生成した粉体で、発光の強度が弾性領域において機械的な外部からの力に比例するものがある。
実施例1における第1の背景領域12と第2の背景領域22には、フィルターを介することで所定の波長が遮られて可視色が変化する機能性画像表示材料を用いてもよい。また実施例2における機能性画像表示材料(機能性インキ)33には、フィルターを介することで所定の波長が遮られて可視色が変化する機能性画像表示材料を用いてもよい。これらの場合の機能性画像表示材料としては、例えばフィルター色と等色のインキを用いる。
また、機能性画像表示材料としてはインキの他に、トナーを用いることができ、画像表示体としては、紙類や布などの平面的な印刷物の他、容器やケースのような立体的な印刷物であってもよい。また、機能性画像表示材料の配置方法は、印刷の他に、複写、転写、又は蒸着によってもよい。
本発明の画像表示体は、偽造防止及び改ざん防止だけでなく、温度などの条件の変化を知らせる表示ラベルや表示装置として利用できる。
本実施例による画像表示体の一組の領域を示す説明図 図1において機能性画像表示材料が第1の色の状態を示す説明図 図1において機能性画像表示材料が第2の色の状態を示す説明図 複数組の配置構成を示す説明図 本実施例による画像表示体の状態変化を示す説明図 他の実施例による画像表示体の概念構成を示す要部平面図 図6のX−X線断面図 第1のドット領域の概念構成を示す要部平面図 第2のドット領域の概念構成を示す要部平面図 機能性画像表示材料の領域の概念構成を示す要部平面図
符号の説明
10 第1の領域
11 第1のドット領域
12 第1の背景領域
20 第2の領域
21 ドット領域
22 第2の背景領域

Claims (10)

  1. 条件によって可視色が変化する機能性画像表示材料を用いることで異なる画像を出現させる画像表示体であって、
    1つの第1の領域と、前記第1の領域に隣接する1つの第2の領域とが複数組配置され、
    各々の前記第2の領域の周囲が、複数の前記第1の領域により囲まれ、
    前記第1の領域には、第1の画像を構成する第1のドット領域と、前記第1のドット領域以外の第1の背景領域とを有し、
    前記第2の領域には、第2の画像を構成する第2のドット領域と、前記第2のドット領域以外の第2の背景領域とを有し、
    前記第1の背景領域と前記第2の背景領域には前記機能性画像表示材料を用い、前記第1のドット領域には、前記機能性画像表示材料が備えた第1の色と等色の画像表示材料を用いたことを特徴とする画像表示体。
  2. 前記第2のドット領域には、前記機能性画像表示材料が備えた第2の色と等色の画像表示材料を用いたことを特徴とする請求項1に記載の画像表示体。
  3. 前記第1の色よりも前記第2の色の明度が高い場合に、前記第1の領域を前記第2の領域より大きな面積としたことを特徴とする請求項2に記載の画像表示体。
  4. 条件によって可視色が変化する機能性画像表示材料を用いることで異なる画像を出現させる画像表示体であって、
    第1の画像を構成する第1のドット領域と、
    第2の画像を構成する第2のドット領域とを有し、
    前記機能性画像表示材料を、前記第1のドット領域及び前記第2のドット領域に隣接した位置に配置し、
    前記第1のドット領域を、前記機能性画像表示材料が備えた第1の色と等色としたことを特徴とする画像表示体。
  5. 前記第2のドット領域を、前記機能性画像表示材料が備えた第2の色と等色としたことを特徴とする請求項4に記載の画像表示体。
  6. 前記第1の色よりも前記第2の色の明度が高い場合に、前記第1のドット領域の最大ドットサイズを、前記第2のドット領域の最大ドットサイズより大きくしたことを特徴とする請求項5に記載の画像表示体。
  7. 前記機能性画像表示材料として、温度によって変色する2色性の示温インキを用いたことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の画像表示体。
  8. 前記機能性画像表示材料として、光の波長によって発色するインキを用いたことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の画像表示体。
  9. 前記機能性画像表示材料として、応力によって発色するインキを用いたことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の画像表示体。
  10. 前記機能性画像表示材料として、フィルターを介することで所定の波長が遮られて可視色が変化するインキを用いたことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の画像表示体。
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