JP2003136823A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP2003136823A
JP2003136823A JP2001334995A JP2001334995A JP2003136823A JP 2003136823 A JP2003136823 A JP 2003136823A JP 2001334995 A JP2001334995 A JP 2001334995A JP 2001334995 A JP2001334995 A JP 2001334995A JP 2003136823 A JP2003136823 A JP 2003136823A
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Koichi Takemura
浩一 竹村
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Riso Kagaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】版胴の回転に連動して空気を噴射する分離爪で
印刷用紙を版胴から分離する孔版印刷装置において、画
像ぶれの発生を防止する。 【構成】孔版印刷装置は、孔版原紙が巻装されて回転す
る版胴1と、版胴内のインク供給手段7と、版胴下方の
押圧ローラ11と、先端から空気を噴射する分離爪20
と、分離爪に空気を供給する空気供給手段25と、制御
手段40を有する。空気供給手段25は、版胴の回転に
連動して空気を圧縮し、制御手段の制御で吐出圧力を調
整できる。制御手段は、版胴の回転速度や、印刷用紙が
版胴への貼り付き状態を左右する因子である印刷用紙の
先端の印字幅・余白・印字率に応じ、予め設定されたテ
ーブルデータを基準にして空気供給手段の調整手段を制
御し、分離爪からの噴射圧力を設定する。版胴の回転速
度や画像に係わらず印刷用紙の舞い上がりと画像ぶれを
共に抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明に係る孔版印刷装置
は、外周面に孔版原紙が巻装され、内周面にインクが供
給されて回転する版胴と、その近傍に配置された押圧体
とを有し、版胴と押圧体の間に印刷用紙を挟んで印刷を
行ない、先端から空気を噴射する分離爪によって版胴か
ら印刷用紙を分離するものである。そして、本発明は、
かかる孔版印刷装置において、版胴の回転速度や印刷用
紙の印字率・印字幅等の印刷条件にかかわらず、版胴か
ら分離された印刷用紙の印刷画像に画像不良 (画像ブ
レ)が生じないようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示す一般的な孔版印刷装置は、自
身の軸線の回りに回転する版胴100を有している。イ
ンク通過性の版胴100の内部にはインク供給装置があ
って内面にインクを供給する。版胴100の外面にはク
ランプ装置101があり、製版された孔版原紙102の
先端を保持し、該孔版原紙102は版胴100の外周面
に巻装される。版胴100の下方には、押圧ロール10
3が昇降可能に設けられている。版胴100の近傍に
は、版胴100の回転にカム等の機構で連動して揺動す
る分離爪104が設けられている。分離爪104の先端
からは空気が噴射される。この空気は、版胴100の回
転に連動して駆動されるポンプのピストン往復動作によ
り供給される。
【0003】印刷時に供給された印刷用紙は、上昇した
押圧ロール103により版胴100に押し付けられ、回
転する版胴100と押圧ロール103に挟まれて搬送さ
れて印刷される。印刷されて版胴100に印刷インクで
貼り付いた印刷用紙は、先端から空気を噴射する分離爪
104により版胴100から分離され、版胴100の下
方にあるサクション機能を有する搬送機構105によっ
て搬出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したような従
来の孔版印刷装置では、印刷用紙の先端部に印刷画像
(特にベタ部)がある場合に、画像不良(画像ブレ)が
発生するという問題があった。この不具合を解決すべく
本願発明者は上記画像不良の原因を調査した。
【0005】本願発明者は、画像不良を発生させる要因
として、印刷画像、印刷位置、分離爪からの空気量(空
気圧)等を考えた。画像不良発生時、実際に印刷用紙が
版胴からどのような状態で分離し、どのような動きをし
ているかについて、本願発明者の知るところを以下に説
明する。
【0006】分離爪104は、版胴100の回転に同期
して揺動し、版胴100のクランプ装置101との干渉
を避けた後、印刷用紙を版胴100から分離するために
版胴100に接近する。前記画像不良が発生する場合、
印刷用紙が版胴100から分離されて分離爪104付近
を通過する時には、以下に説明する現象が発生している
ことを本願発明者は確認した。
【0007】通常の場合は、図4に示すように、印刷用
紙200は版胴100から分離爪104の先端に導か
れ、その先端が下方にあるサクション機能を有する搬送
機構105の方向へ向くように分離される。
【0008】画像不良が発生する場合には、図5に示す
ように、印刷用紙200の先端は下方の搬送機構105
の方向には向かず、印刷用紙200の上方にある分離爪
104の底部に向かう(印刷用紙の舞い上がり)。
【0009】更に版胴100が回転して印刷用紙200
が送り出されると、図6に示すように印刷用紙200の
先端が分離爪104の底部に衝突し、図7に示すように
印刷用紙200は分離爪104の底部に進行方向を遮ら
れた状態となって下方に弛む(下に向けて凸状となるよ
うに撓む)。この時、図9中に矢印にて示すように、印
刷用紙200には分離爪104のある位置(図示例では
印刷用紙200の幅方向略中央)に向けて引き寄せられ
る力が働き、印刷画像が版胴100の孔版原紙102上
で引きずられて画像ブレが発生する。その後、更に印刷
用紙200が版胴100から押し出されると、図8に示
すように、ある時点で印刷用紙200の先端が瞬間的に
搬送機構105の上に叩きつけられる。
【0010】このような現象は、印刷用紙200の先端
部が分離爪104の底部に衝突しない場合でも、分離爪
104から噴射される空気の圧力が高いと顕著に表れ
る。分離用の空気の噴射タイミングと版胴100の回転
が同期している機構では、印刷速度 (版胴回転速度)が
低速の場合は空気噴出圧は小さく、印刷速度 (版胴回転
速度)が高速の場合は空気噴出圧は大きくなる。印刷速
度に関係なく、印刷用紙の舞い上がりを防止するために
は、低速時に正常に印刷用紙が分離できるように噴射圧
を設定する必要がある。その為、高速時には過剰な空気
噴射圧となる。噴射圧が過剰になると、前記画像不良が
発生しやすくなる。しかし、分離用の空気の噴射圧が大
きい場合でも、印刷用紙の先端余白が多い場合や印刷用
紙の先端部の画像印字率が小さい場合、また印刷用紙の
先端部の印字部の幅が広い場合には、画像不良の発生が
抑制されるのではないかと、本願発明者は考えた。
【0011】即ち、版胴の回転速度、印刷用紙の先端の
印字幅、印刷用紙の先端の余白、印刷用紙の先端の印字
率等のような印刷状態に影響を与えるパラメータの種類
によっては、これらに応じて分離爪からの空気の噴射圧
力を調整すれば、画像不良の発生を抑えつつ、印刷用紙
の舞い上がりをも抑制することができる可能性があるの
ではないかと本願発明者は考えるに至った。
【0012】本願発明は、版胴の回転に連動して空気を
噴射する分離爪によって印刷用紙を版胴から分離する孔
版印刷装置において、画像ぶれが発生しないようにする
ことを目的とし、前述した課題解決のための発想より、
次のような課題解決手段を提案する。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された孔
版印刷装置は、製版された孔版原紙が外周面に巻装され
るインク通過性の周壁を有し、自身の中心軸線の回りに
回転する版胴と、前記版胴の内部に設けられて前記周壁
の内周面にインクを供給するインク供給手段と、前記版
胴の外部に回転可能に設けられ、前記版胴との間に印刷
用紙を挟んで搬送することにより前記印刷用紙に印刷を
施す押圧体と、その先端部に空気の噴射口を有し前記版
胴から印刷用紙を剥離する分離爪と、前記版胴の回転に
連動して圧縮した空気を前記噴射口から噴出させるため
に前記分離爪に供給するとともに、前記分離爪から噴射
する空気の圧力を調整する調整手段を備えた空気供給手
段と、少なくとも前記版胴の回転速度、印刷用紙の先端
の印字幅、印刷用紙の先端の余白、印刷用紙の先端の印
字率を含む画像状態に影響を与えるパラメータ群から選
択された1以上のパラメータに応じ、前記空気供給手段
の調整手段を制御して前記分離爪の噴射口から噴射され
る空気の圧力を調整する制御手段を有している。
【0014】請求項2に記載された孔版印刷装置は、請
求項1記載の孔版印刷装置において、原稿の画像を読み
取る読み取り手段を有し、前記制御手段は前記読み取り
手段が読み取ったデータから前記原稿の前記パラメータ
を決定することを特徴としている。
【0015】請求項3に記載された孔版印刷装置は、請
求項1記載の孔版印刷装置において、前記版胴の回転速
度、印刷用紙の先端の印字幅、印刷用紙の先端の余白、
印刷用紙の先端の印字率の4つのパラメータを各々複数
段階に分け、各パラメータの各段階の組み合わせによっ
て設定した複数の状態ごとに、前記分離爪の噴射口から
噴射される空気の圧力を定めたテーブルデータを前記制
御手段が有していることを特徴とする。
【0016】請求項4に記載された孔版印刷装置は、請
求項1記載の孔版印刷装置において、前記空気供給手段
が、前記版胴の回転に連動するピストンを備えたポンプ
であり、前記調整手段が、前記ピストンのストロークを
調整する装置か、又は前記ポンプから供給される空気の
制御弁の少なくともいすれか一方であることを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図1
及び図2を参照して説明する。本例の孔版印刷装置の要
部の構造を説明する。版胴1は、製版された孔版原紙2
が外周面に巻装されるインク通過性の周壁3を有してい
る。版胴1は、モータなどの駆動手段5によって自身の
中心軸線4の回りを回転する。周壁3の外周面には、孔
版原紙2の先端を保持するクランプ手段6が設けられて
いる。孔版原紙2は、その先端をクランプ手段6で保持
されて周壁3の外周面に巻装される。
【0018】版胴1の内部には、周壁3の内周面にイン
クを供給するインク供給手段7が設けられている。イン
ク供給手段7は、周壁3の内周面に接触して回転するス
キージローラ8と、所定間隔をおいてスキージローラ8
に近接して設けられたドクターローラ9と、スキージロ
ーラ8とドクターローラ9の間にインクを供給するイン
ク供給パイプ10を有している。
【0019】版胴1の外部には、版胴1に近接して押圧
体としての押圧ローラ11が設けられている。押圧ロー
ラ11は昇降可能である。押圧ローラ11は版胴1と反
対方向に回転する。供給ローラ12によって供給された
印刷用紙は、上昇した押圧ローラ11と版胴1との間に
挟まれ、版胴1の回転に伴って搬送される。版胴1の内
部のインクは、スキージローラ8に押されて周壁3と孔
版原紙2の穿孔部を通過し、印刷用紙に転移して画像を
形成する。
【0020】版胴1の隣には、版胴1の孔版原紙2に貼
り付いた印刷用紙を引き剥がすための引き剥がし手段で
ある分離爪20が設けられている。分離爪20は、版胴
1に関して供給ローラ12と反対側に配置されている。
分離爪20は、版胴1の近傍に版胴1の中心軸線4に平
行に設けられた操作軸23の略中央に設けられている。
操作軸23は、図1中、中心軸線4と連結した矢印線で
示すように、版胴1の中心軸線4に対し図示しないカム
等の伝動機構により連動連結されている。従って、駆動
手段5による版胴1の回転に同期・連動して分離爪20
は所定のタイミングで揺動し、クランプ手段6の回避動
作を行いながら、孔版原紙の剥ぎ取り動作を適宜に行う
ことができる。
【0021】分離爪20には空気供給手段25が設けら
れており、分離爪20の先端に設けた噴射口は印刷用紙
剥離用の空気を噴射することができる。本例の空気供給
手段25は、シリンダ内でピストンが往復動して所定圧
力の空気を噴出するものであり、その駆動力は図1にお
いて中心軸線4と連結した矢印線で示すように版胴1の
回転から得ている。従って、版胴1の回転数が低い場合
には分離爪20から噴射される空気の圧力は低く、逆に
版胴1の回転数が高い場合には分離爪20から噴射され
る空気の圧力も高くなる。分離爪20から噴射された空
気は、版胴1の孔版原紙2に貼り付いた印刷用紙の先端
の孔版原紙と対向する面に吹き付けられる。揺動自在で
ある分離爪20が版胴1に近接した位置にある時、その
空気の噴射方向は版胴1の接線方向に略一致する。
【0022】本例の空気供給手段25は、前述した通り
ピストン式のポンプであり、しかもピストンストローク
を自在に調整することにより空気の噴出圧を任意に制御
しうる調整手段を備えているものであるが、本発明で採
用しうる空気供給手段はかかる構成のものに限られな
い。即ち、空気供給手段としての機構を問わず(従って
ポンプとしての機構を問わず)、版胴1の回転に連動・
同期して空気の圧縮乃至供給を行う装置であって、吐出
圧力乃至吐出空気量を調整する手段を有していればよ
い。例えば、その吐出側に圧力の調整手段である弁類を
設けたポンプでもよい。
【0023】分離爪20の下方には、サクション機能を
有するベルト式の搬送機構15が設けられている。版胴
1から剥がされた印刷用紙は搬送機構15に吸い付けら
れて図示しない排紙台に搬送されていく。
【0024】本例の孔版印刷装置は原稿の読み取り部3
0を有している。読み取り部30は、ここに載置された
原稿の画像を読み取って画像データとして出力すること
ができる。また図示しないが、本例の孔版印刷装置は製
版部を有している。製版部は前記読み取り部30で得た
画像データに基づいて孔版原紙に画像を穿孔することが
できる。ここで製版された孔版原紙が前述したように版
胴1に装着される。
【0025】本例の孔版印刷装置は制御手段40を有し
ている。この制御手段40は、基本的に本装置全体にお
ける原稿の読み取り、製版、印刷等の基本的動作を装置
全体として統括して制御するためのものであるが、図1
中にはその制御操作の中で特に本例の特徴に関連する部
分を矢印で示した。即ち、制御手段40は、読み取り部
30から原稿画像のデータを得ることができ、また版胴
1の駆動手段5と空気供給手段25の吐出空気圧の調整
手段を制御することができる。そして、本例の制御手段
40は、印刷画像に影響を与えるパラメータである版胴
の回転速度、印刷用紙の先端の印字幅、印刷用紙の先端
の余白、印刷用紙の先端の印字率に応じ、空気供給手段
25の調整手段を制御し、分離爪20の噴射口から噴射
される空気の圧力を調整する制御を行う。
【0026】具体的には、制御手段40は、読み取り部
30が読み取ったデータから原稿の前記4つのパラメー
タを決定し、画像不良の原因となる前記4つのパラメー
タに応じて、分離爪20が噴射する空気の最適な空気圧
を調整する。
【0027】かかるパラメータの状態に合わせた空気圧
の調整制御を行うために、本制御手段40は、図2に示
すようなテーブルデータを予め記憶している。図2に示
すように、このテーブルデータは、版胴の回転速度、印
刷用紙の先端の印字幅、印刷用紙の先端の余白、印刷用
紙の先端の印字率の4つのパラメータを各々大小の2段
階に分け、各パラメータの各段階の組み合わせによって
設定した計16の状態ごとに、前記分離爪20の噴射口
から噴射される空気の圧力を、弱である1から強である
5まで5段階のいずれかに定めてある。
【0028】本例では、噴出圧レベル5で画像不良、用
紙舞い上がりが発生しない噴出圧とし、これを基準とし
て他のより低いレベルの噴出圧をそれぞれ設定してい
る。
【0029】次に、以上の構成における作用について説
明する。本例によれば、製版・印刷に先立って読み取り
部30で原稿が読み取られ、制御手段40に原稿の画像
データが送られる。そして、制御手段40は、本原稿に
ついて印刷される際の状態を示す前記4つのパラメータ
の大小の段階をそれぞれ判定し、その結果を図2に示す
テーブルデータと照合して印刷時に分離爪20から噴射
する空気圧の強度を決定する。
【0030】印刷時、分離爪20はクランプ手段6をか
わした後に版胴1に近接し、版胴1に付着していない印
刷用紙の先端と版胴1の間に分離爪20の先端を挿入す
る。印刷用紙の先端は分離爪20が空気を噴射すること
によって下方に向けて叩き落され、印刷用紙は下方に導
かれる。
【0031】分離爪20から噴射される空気の圧力は、
その時の版胴1の回転速度、印刷用紙の先端の印字幅・
余白・印字率に応じた最適な値となっているので、印刷
用紙の先端は、下方の搬送機構15の方向に向けられ、
分離爪20の底部に衝突することはない。よって分離爪
20は孔版原紙にインクで貼り付いている印刷用紙を孔
版原紙の上で引きずることなく剥がすことができるの
で、印刷画像に画像ブレなどの画像不良は発生しない。
【0032】本例では、原稿が印刷される際に画像不良
が発生する状態を示すパラメータとして4つの項目を挙
げ、これらの組み合わせで分離爪20からの空気の噴射
圧を段階的に制御したが、パラメータとしてはこれら4
つの中から任意に1つ以上を選択して利用することもで
きる。また、各パラメータの程度を大小2段階に分けた
が、3段階以上に分けてもよい。さらに、パラメータと
しては前記4つのものだけでなく、印刷用紙の先端部の
版胴1に対する貼り付き状態を左右しうる項目であれ
ば、その他の項目でも前記パラメータとして採用するこ
とができる。例えば、前記パラメータの中の印字幅の代
わりに用紙幅を用いることもできる。その場合には、用
紙幅は印刷用紙のサイズで代替することができるので、
前述した読み取り部30からのデータ、給紙部からのデ
ータ又は制御手段40に設定された印刷条件のデータな
どから用紙サイズのデータを得て制御に用いることがで
きる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、版胴の回転に連動して
空気を噴射する分離爪によって印刷用紙を版胴から分離
する孔版印刷装置において、印刷用紙の先端部の版胴に
対する貼り付き状態を左右するパラメータに応じて空気
供給手段の調整手段を制御し、分離爪から噴射される空
気の圧力を調整するようにしたので、版胴の回転速度や
画像の印字率等に係わらず印刷用紙の舞い上がりも画像
ぶれも共に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す全体構成図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の一例において制御部が有
する制御用テーブルデータの内容を示す図である。
【図3】従来の孔版印刷装置における印刷用紙の剥ぎ取
り操作を示す図である。
【図4】従来の孔版印刷装置における印刷用紙の剥ぎ取
り操作を示す図である。
【図5】従来の孔版印刷装置における印刷用紙の剥ぎ取
り操作を示す図である。
【図6】従来の孔版印刷装置における印刷用紙の剥ぎ取
り操作を示す図である。
【図7】従来の孔版印刷装置における印刷用紙の剥ぎ取
り操作を示す図である。
【図8】従来の孔版印刷装置における印刷用紙の剥ぎ取
り操作を示す図である。
【図9】従来の孔版印刷装置における印刷用紙の剥ぎ取
り操作とその問題点を示す図である。
【符号の説明】
1…版胴、2…孔版原紙、5…版胴の駆動手段としての
モータ、7…インク供給手段、20…分離爪、15…搬
送機構、25…空気供給手段、30…読み取り部、40
…制御手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製版された孔版原紙が外周面に巻装され
    るインク通過性の周壁を有し、自身の中心軸線の回りに
    回転する版胴と、 前記版胴の内部に設けられて前記周壁の内周面にインク
    を供給するインク供給手段と、 前記版胴の外部に回転可能に設けられ、前記版胴との間
    に印刷用紙を挟んで搬送することにより前記印刷用紙に
    印刷を施す押圧体と、 その先端部に空気の噴射口を有し前記版胴から印刷用紙
    を剥離する分離爪と、 前記版胴の回転に連動して圧縮した空気を前記噴射口か
    ら噴出させるために前記分離爪に供給するとともに、前
    記分離爪から噴射する空気の圧力を調整する調整手段を
    備えた空気供給手段と、 少なくとも前記版胴の回転速度、印刷用紙の先端の印字
    幅、印刷用紙の先端の余白、印刷用紙の先端の印字率を
    含む画像状態に影響を与えるパラメータ群から選択され
    た1以上のパラメータに応じ、前記空気供給手段の調整
    手段を制御して前記分離爪の噴射口から噴射される空気
    の圧力を調整する制御手段を有する孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像を読み取る読み取り手段を有
    し、前記制御手段は前記読み取り手段が読み取ったデー
    タから前記原稿の前記パラメータを決定する請求項1記
    載の孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記版胴の回転速度、印刷用紙の先端の
    印字幅、印刷用紙の先端の余白、印刷用紙の先端の印字
    率の4つのパラメータを各々複数段階に分け、各パラメ
    ータの各段階の組み合わせによって設定した複数の状態
    ごとに、前記分離爪の噴射口から噴射される空気の圧力
    を定めたテーブルデータを前記制御手段が有している請
    求項1記載の孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記空気供給手段が、前記版胴の回転に
    連動するピストンを備えたポンプであり、前記調整手段
    が、前記ピストンのストロークを調整する装置と前記ポ
    ンプから供給される空気の制御弁から選択された少なく
    ともいすれか一方である請求項1記載の孔版印刷装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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