JP4844828B2 - ボタン縫い付け方法及びそのミシン - Google Patents

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Description

本発明は、紳士・婦人服上衣やベストの前ボタン、内ポケット用ボタン、ズボンのピスポケット用ボタン等のように、各種の縫製品にボタンをミシンにより縫着するボタン縫い付け方法及びそのボタンの縫い付けに用いるミシンに関する。詳しくは、ミシン主軸に連動する針の上下往復運動により針糸をボタンの各穴に通して生地に縫着し、続いて、そのボタン付け糸の両側に針を交互に落とすことによりボタン付け糸に補強用の根巻きを施すボタン縫い付け方法及びそのミシンに関するものである。
上記のように、ボタンを生地に縫着するボタン付け作用(工程)と、それに続いてボタン付け糸に根巻きを施す根巻き作用(工程)とを順次連続して行うボタン縫い付けに用いられるミシンは、基本的に、ミシン主軸に連動して上下に往復運動する針と、この針が上下に通過移動する針落ち孔を有する針板と、二つ折りした生地の中間に挿入されて該生地を保持する生地ホルダーと、ボタンを保持しその保持したボタンを前記ボタン付け姿勢と根巻き姿勢とに切替可能としたボタンホルダーとを備えており、このような基本構成を備えたボタン縫い付けミシンにおいて、従来一般には、ボタン付け作用が完了した後、前記ボタンホルダーをそれに保持されたボタンの各穴が上下に貫通するボタン付け姿勢からボタン付け糸が針板の上面に沿い針落ち孔を横断する根巻き姿勢に切替えて直ちに根巻き作用に移行するように構成されていた(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平2−126883号公報 実公平5−43751号公報
上記特許文献1,2に示されているような従来一般のボタン縫い付けミシンによると、図10の(A)で示すように、二つ折り生地Wの折返し部Waに縫い付けられたボタンBをボタンホルダーを介して図10の(B)で示すような根巻き姿勢に切替えたとき、詳しくは、ボタンBが図10の(A)のような水平姿勢から図10の(B)のような垂直姿勢に倒された際、下側に位置するボタン付け糸(実際には、4つ穴ボタンBの右側の前後穴に対するボタン付け糸)RNの付根部分RNaに弛みが生じてボタン付け糸LN,RN全体が歪み、この歪みがある状態で図10の(C)で示すように、両ボタン付け糸LN,RN間に亘って根巻き糸BNを何重にも巻付けて根巻きが施こされることになり、その結果、ボタン付け糸RNの付根部分RNaに歪みがそのまま残った状態で生地Wに縫い付けられたボタンBのすわりが悪いために、ボタンBが一方のボタン付け糸RN側に傾げるなど見栄え及び風合いの悪い仕上がりになるという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたもので、ボタン付け姿勢から根巻き姿勢への切替え時に生じるボタン付け糸の歪みを簡単かつ合理的に矯正して見栄え及び風合いの良い仕上がりを得ることができるボタン縫い付け方法及びそのミシンを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために案出された本発明に係るボタン縫い付け方法は、ミシン主軸に連動して上下に往復運動する針が上下に通過移動する針落ち孔を有する針板と、二つ折りした生地の中間に挿入されて該生地を保持する生地ホルダーと、ボタンを保持するボタンホルダーとを備え、前記ボタンホルダーをそれに保持されたボタンの各穴が上下に貫通するボタン付け姿勢とした状態でそれら各穴及び針落ち孔に前記針を通過移動させることにより前記二つ折り生地の折返し部にボタンを縫着するボタン付け工程と、前記ボタンホルダーをそれに保持されたボタンのボタン付け糸が前記針板の上面に沿い針落ち孔を横断する根巻き姿勢に切替えた状態で前記生地ホルダー及びボタンホルダーを前記ボタン付け糸の長手方向に対し直交する方向に往復移動させて前記針をボタン付け糸の両側に交互に落とすことにより前記ボタン付け糸に根巻きを施す根巻き縫い工程とを順次連続して行うボタン縫い付け方法であって、前記ボタン付け工程後で根巻き縫い工程への移行前に、前記ボタンホルダーと生地ホルダーとの相対位置を変更して前記ボタン付け糸の歪みを矯正する工程が設けられていることを特徴としている(請求項1)。
また、上記と同一の目的を達成するために案出された本発明に係るボタン縫い付けミシンは、ミシン主軸に連動して上下に往復運動する針と、この針が上下に通過移動する針落ち孔を有する針板と、二つ折りした生地の中間に挿入されて該生地を保持する生地ホルダーと、ボタンを保持するボタンホルダーとを備え、前記ボタンホルダーをこれに保持されたボタンの各穴が上下に貫通するボタン付け姿勢とした状態でボタンの各穴及び針落ち孔に前記針を通過移動させることにより前記二つ折り生地の折返し部にボタンを縫着するボタン付け作用と、前記ボタンホルダーをそれに保持されたボタンのボタン付け糸が前記針板の上面に沿い針落ち孔を横断する根巻き姿勢に切替えた状態で前記生地ホルダー及びボタンホルダーを前記ボタン付け糸の長手方向に対し直交する方向に往復移動させて前記針をボタン付け糸の両側に交互に落とすことにより前記ボタ付け糸に根巻きを施す根巻き縫い作用とを順次連続して行えるように構成されているボタン縫い付けミシンであって、前記ボタン付け作用後で根巻き縫い作用への移行前に、前記ボタンホルダーと生地ホルダーとの相対位置を変更して前記ボタン付け糸の歪みを矯正可能な駆動手段が設けられていることを特徴としている(請求項3)。
上記のごとき特徴を有する本発明によれば、ボタン付け工程(作用)が完了した後にボタンホルダーを根巻き姿勢に切替えて根巻き工程(作用)に移行する前段階において、そのボタンホルダーと生地ホルダーとの相対位置を変更してボタン付け糸に引張り力を加えることにより姿勢切替え時にボタン付け糸の付根部分に生じる弛みを取り除いたボタン付け糸の歪みを矯正することが可能であり、このような歪み矯正後のボタン付け糸に根巻きを施すことによって、ボタンを傾げることなく生地から真っ直ぐに浮いた状態でしっかり縫い付けて見栄え及び風合い共に良好な仕上がりを得ることができるという効果を奏する。
特に、上記したボタン付け糸の歪み矯正手段として、前記ボタンホルダーを生地ホルダーに対して上昇移動させる手段を採用する(請求項2及び請求項4)ことによって、ボタン付け糸に引張り力と揺さぶりを同時に加えることが可能で、歪み矯正を確実にして見栄え及び風合いを一層向上することができる。
また、本発明に係るボタン縫い付けミシンにおいて、ボタン付け糸の歪み矯正に用いるシリンダによるボタンホルダーの上昇移動量を調整可能なストッパー機構を設けることが望ましい(請求項5)。この場合は、ボタン付け糸の種類や太さ、生地の性質などに応じてボタンホルダーの上昇移動量を適宜調整することにより、ボタン付け糸に生じる歪みの程度にかかわらずその歪み矯正を確実にして見栄え及び風合いの一層の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1及び図2は本発明に係るボタン縫い付けミシンの要部の概略斜視図、図3は要部の拡大側面図である。これら図1〜図3において、1は針で、ミシンアーム2内に設けたミシン主軸(図示省略する)に連動して上下に往復運動する。3は生地ガイドで、この生地ガイド3の下側には、前記針1が上下に通過移動する針落ち孔を有する針板4が密接状態に配置固定されている。5はボタンホルダーで、4つ穴ボタン6(図5、図6及び図8参照)をその周部の両側から弾性的に保持するように構成されており、シリンダ7の伸張収縮により連結杆8,9を介して図1に示すボタン付け姿勢と図2に示す根巻き姿勢とに回転切替自在に構成されている。
10は生地ホルダーで、ボタン6を縫製する生地11(図3参照)を二つ折りにし、その二つ折り生地11の中間に挿入されて該生地11を固定保持するように形成されている。この生地ホルダー10は、シリンダ12の収縮伸張により連結杆13,14、水平軸15、連結腕(図示省略)を介して前記水平軸15の軸心周りに回転揺動可能で、かつ、前記水平軸15にその軸心方向に摺動可能に保持された生地ホルダー揺動腕18に取付部品19を介して固定されており、前記シリンダ12の伸張及び収縮により生地ホルダー10を水平軸15の軸心周りに回転揺動させることにより、この生地ホルダー10を前記針板4から遠ざけて生地11を二つ折りに保持させる位置と、保持された二つ折り生地11を前記針板4上に搬送して生地ガイド3の上面に載置固定する位置とに亘り切換可能に構成されている。
20は生地押えで、この生地押え20は、前記生地ホルダー10によって生地ガイド3上に載置された二つ折り生地11の上面にシリンダ21を介して斜め上方から当接されて該生地11の撓みを防ぐものである。
22は可動テーブルで、この可動テーブル22は図示省略した二つのステッピングモータ及びタイミングベルト16を介して水平面内で互いに直交する前後Y−Y方向・左右X−X方向に駆動移動可能に構成されている。この可動テーブル22の左右両側には左右一対の生地ホルダー腕23,24が固定され、この左右一対の生地ホルダー腕23,24の中間部間に亘って前記生地ガイド3が固定連結されているとともに、左右一対の生地ホルダー腕23,24の下端部間に亘って前記水平軸15が掛け渡し固定されている。
27はボタンホルダー腕で、このボタンホルダー腕27は腕継手28を介して前記可動テーブル22に支持され、これによって、ボタンホルダー腕27及びボタンホルダー5は前記可動テーブル22を介して前記の前後Y−Y方向・左右X−X方向に一体に駆動移動可能に構成されている。29は生地ホルダー調節板で、左側の生地ホルダー腕23の外側に沿って設けられ、その下端部が前記水平軸15の周りに揺動自在に取り付けられている。30は軸腕ストッパーで、前記連結杆14に固定され、その上端部30aは前記生地ホルダー調節板29の中間部上辺に当接可能に折り曲げられている。
31はストッパー調節具で、前記生地ホルダー腕23に取付けられているとともに、その先端部が前記生地ホルダー調節板29の上端部に支軸32を介して取付けられており、ストッパー調節具31を回転操作することにより、前記生地ホルダー10の先端部の位置を前後に移動させて根巻き時の第1針位置を調節可能に構成されている。なお、図1,図2中の17はストッパーねじで、前記ボタンホルダー5のボタン付け姿勢及び根巻き姿勢を初期調節するためのものである。
上記のような構成のボタン縫い付けミシンにおいて、前記一方(右方)の生地ホルダー腕24と前記ボタンホルダー腕27の中間部との間には、図4に明示するように、そのボタンホルダー腕27を腕継手28とともに前記可動テーブル22上に設けた支点軸33周りで矢印u−dで示す上下方向に揺動駆動可能とするエアシリンダ34が介在されており、ボタン付け作用後で根巻き縫い作用への移行前に、前記エアシリンダ34を介してボタンホルダー腕27を矢印u−d方向に一回だけ往復揺動させ、これに伴いボタンホルダー5を生地ホルダー10に対して少し上昇移動させた後、下降移動させることにより、ボタン付け糸(後述する)に生じた弛み(歪み)を矯正可能に構成している。
なお、前記腕継手28には、蝶ナット35を介して上下に位置移動並びに固定自在なボルト36が螺合保持されており、このボルト36を上下に位置移動させてその下端部と前記可動テーブル22の上面との間隔を変更することにより、前記エアシリンダ34によるボタンホルダー5の上昇移動量を調整可能なストッパー機構37が構成されている。
次に、上記のごとく構成されたボタン縫い付けミシンによるボタン付け動作について説明する。
まず、図示省略したシリンダの作動や手動レバーの操作により、ボタンホルダー5に4つ穴ボタン6を弾性的に保持させ、続いて、シリンダ7の伸張により前記ボタンホルダー5を図1に示すボタン付け姿勢にするとともに、生地ホルダー10に生地11を二つ折りにしてセットする。
次いで、図示省略したペダルの踏み込みによってシリンダ12を伸張させて前記生地ホルダー10を水平軸15の軸心周りに回転揺動させることにより、この生地ホルダー10に保持された二つ折り生地11を針板4上に搬送して生地ガイド3の上面に載置固定するとともに、シリンダ21の伸張により生地押え20を二つ折り生地11の上面に当接させて生地11の撓みを防ぐ状態とする。
この状態でミシンを作動させて可動テーブル22を介してボタンホルダー5及び生地ホルダー10を、図5に示すように、ボタン6の4つ穴のうち右側の前後穴6Rf,6Rrのピッチd2に対応する距離だけ前後Y−Y方向に往復移動させ、次いで、可動テーブル22を介してボタンホルダー5及び生地ホルダー10をボタン6の4つ穴のうち左右穴ピッチd1に対応する距離だけ左右X−X方向に移動させた上、可動テーブル22を介してボタンホルダー5及び生地ホルダー10を左側の前後穴6Lf,6Lrのピッチd2に対応する距離だけ前後Y−Y方向に往復移動させることにより、ボタン6の右側の前後穴6Rf,6Rr及び左側の前後穴6Lf,6Lrに対してボタン付け糸RN及びLNによって予め設定された運針数での縫製動作が行われて図6及び図7の(A)に示すように、ボタン6が二つ折り生地11の折返し部11aに縫い付けられる。
上記のようなボタン付け作用が完了した後は、シリンダ7が収縮して連結杆8,9を介してボタンホルダー5が回転し図2及び図7の(B)に示すような根巻き姿勢に切替えられる。この根巻き姿勢への切替え直後では、下側(図5、図6における右側)に位置するボタン付け糸RNの付根部分RNaに弛みが生じてボタン付け糸RN,LN全体に歪みが発生している。
この図7の(B)に示す根巻き姿勢への切替え後で、根巻き縫い作用へ移行する前段階において、エアシリンダ34が伸縮作動されてボタンホルダー腕27が図4の矢印Uu−d方向に往復揺動され、これに伴いボタンホルダー5及びこれに保持されたボタン6が図7の(C)に示すように、生地ホルダー10に対して少し上昇移動された後、下降移動されることになり、これによって、ボタン付け糸RN,LNに引張り力及び揺さぶりが加わって下側のボタン付け糸RNの付根部分RNaに生じていた弛みが取り除かれて歪みが矯正されて図7の(D)に示すように、両ボタン付け糸RN,LNが二つ折り生地11の折返し部11aに対して上下対称の形となる。
以上のボタン付け作用及び歪み矯正作用が完了した後は、図示省略のマイコンユニットから出力される作動信号に基づいて可動テーブル22が、図8に示す第1針目の根巻き縫製位置Oに移動され、続いて、針1の上下往復運動に同期して前記可動テーブル22を介してボタンホルダー5及び生地ホルダー10が前後Y−Y方向及び左右X−X方向に予め設定されたピッチで往復運動されることにより、図8のA〜Nで示す順番で、生地11とボタン6の間に亘る右左のボタン付け糸RN、LNの両側に交互に針1を落とされ、これによって、図7の(E)に示すように、右左のボタン付け糸RN,LNに亘って根巻き糸BNが何重にも巻かれて根巻き縫製が行われ、ボタン付け糸RN,LNが補強される。
上述したように、ボタン付け作用(工程)が完了した後でボタンホルダー5を根巻き姿勢に切替えて根巻き作用(工程)に移行する前段階において、そのボタンホルダー5を上下に往復移動させてボタン付け糸RN,LNに引張り力及び揺さぶりを加えることで姿勢切替え時にボタン付け糸RNの付根部分RNaに生じていた弛みを取り除いて歪みを矯正することが可能であり、この歪み矯正後のボタン付け糸RN,LNに根巻きを施すことによって、図9に示すように、ボタン6を傾げることなく生地11から真っ直ぐに浮いた状態でしっかり縫い付けて見栄え及び風合い共に良好な仕上がりを得ることができる。
なお、上記実施の形態では、ボタン付け作用後にボタンホルダー5を図7の(B)に示すように、一旦、根巻き姿勢に切替えた後にエアシリンダ34の伸縮作動によりボタンホルダー5及びボタン6を上昇及び下降移動させるようにしたが、図7の(A)に示すボタン付け姿勢から根巻き姿勢への切替えを司るシリンダ7の収縮動作に同期させてエアシリンダ34を伸縮作動させることにより、歪み矯正しながら図7の(D)で示す根巻き姿勢に切替えるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、4つ穴ボタン6のうち右側の穴6Rf,6Rrに対するボタン付け糸RNと左側の穴6Lf,6Lrに対するボタン付け糸LNとが互いに平行状になるように縫い付ける場合について説明したが、図6の仮想線で示すように、左右のボタン付け糸LN,RNがV字形状になるように縫い付ける場合に適用しても、上記と同様な効果を奏することが可能である。
本発明に係るボタン縫い付けミシンの要部の左方からの概略斜視図である。 同上ミシンの要部の右方からの概略斜視図である。 同上ミシンの要部の拡大側面図である。 同上ミシンにおける要部の拡大斜視図である。 ボタン付け状態を説明するための要部の平面図である。 ボタン付け状態を説明するための要部の正面図である。 (A)〜(E)はボタン縫い付け作用を工程順に示す概略正面図である。 根巻き縫製位置の説明図である。 ボタン付け完了状態を示す要部の斜視図である。 (A)〜(C)は従来一般のボタン縫い付けミシンによるボタン縫い付け作用を工程順に示す概略正面図である。
符号の説明
1 針
4 針板
5 ボタンホルダー
6 ボタン
6Lf,6Lr,6Rf,6Rr ボタン穴
10 生地ホルダー
11 二つ折り生地
11a 折返し部
34 エアシリンダ(歪み矯正用駆動手段)
37 ストッパー機構
LN,RN ボタン付け糸
BN 根巻き糸

Claims (5)

  1. ミシン主軸に連動して上下に往復運動する針が上下に通過移動する針落ち孔を有する針板と、二つ折りした生地の中間に挿入されて該生地を保持する生地ホルダーと、ボタンを保持するボタンホルダーとを備え、前記ボタンホルダーをそれに保持されたボタンの各穴が上下に貫通するボタン付け姿勢とした状態でそれら各穴及び針落ち孔に前記針を通過移動させることにより前記二つ折り生地の折返し部にボタンを縫着するボタン付け工程と、前記ボタンホルダーをそれに保持されたボタンのボタン付け糸が前記針板の上面に沿い針落ち孔を横断する根巻き姿勢に切替えた状態で前記生地ホルダー及びボタンホルダーを前記ボタン付け糸の長手方向に対し直交する方向に往復移動させて前記針をボタン付け糸の両側に交互に落とすことにより前記ボタン付け糸に根巻きを施す根巻き縫い工程とを順次連続して行うボタン縫い付け方法であって、
    前記ボタン付け工程後で根巻き縫い工程への移行前に、前記ボタンホルダーと生地ホルダーとの相対位置を変更して前記ボタン付け糸の歪みを矯正する工程が設けられていることを特徴とするボタン縫い付け方法。
  2. 前記ボタン付け糸の歪み矯正工程が、前記ボタンホルダーを生地ホルダーに対して上昇移動させることにより行われるものである請求項1に記載のボタンの縫い付け方法。
  3. ミシン主軸に連動して上下に往復運動する針と、この針が上下に通過移動する針落ち孔を有する針板と、二つ折りした生地の中間に挿入されて該生地を保持する生地ホルダーと、ボタンを保持するボタンホルダーとを備え、前記ボタンホルダーをこれに保持されたボタンの各穴が上下に貫通するボタン付け姿勢とした状態でボタンの各穴及び針落ち孔に前記針を通過移動させることにより前記二つ折り生地の折返し部にボタンを縫着するボタン付け作用と、前記ボタンホルダーをそれに保持されたボタンのボタン付け糸が前記針板の上面に沿い針落ち孔を横断する根巻き姿勢に切替えた状態で前記生地ホルダー及びボタンホルダーを前記ボタン付け糸の長手方向に対し直交する方向に往復移動させて前記針をボタン付け糸の両側に交互に落とすことにより前記ボタン付け糸に根巻きを施す根巻き縫い作用とを順次連続して行えるように構成されているボタン縫い付けミシンであって、
    前記ボタン付け作用後で根巻き縫い作用への移行前に、前記ボタンホルダーと生地ホルダーとの相対位置を変更して前記ボタン付け糸の歪みを矯正可能な駆動手段が設けられていることを特徴とするボタン縫い付けミシン。
  4. 前記ボタン付け糸の歪みを矯正可能な駆動手段が、前記ボタンホルダーを生地ホルダーに対して上昇移動させるシリンダである請求項3に記載のボタン縫い付けミシン。
  5. 前記シリンダによるボタンホルダーの上昇移動量を調整可能なストッパー機構が設けられている請求項4に記載のボタン縫い付けミシン。
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