JP4839897B2 - ロータハブ、モータおよび記録ディスク駆動装置 - Google Patents

ロータハブ、モータおよび記録ディスク駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、記録ディスクが固定されるロータハブ、当該ロータハブを備えるモータ、および、当該モータを備える記録ディスク駆動装置に関する。
従来より、ハードディスク装置と呼ばれる記録ディスク駆動装置は、記録ディスクを回転駆動するスピンドルモータ(以下、「モータ」という。)を備えており、当該記録ディスクはモータのロータハブに取り付けられる。ロータハブは通常、アルミニウムやアルミニウム合金等により形成されており、記録ディスクは、下面をロータハブのディスク載置部に当接させた状態でクランパ等によりロータハブに対して固定される。
一方、このようなモータでは、電機子との間にトルクを発生する界磁用磁石、および、界磁用磁石の外側面または内側面を覆って起磁力の損失を抑制するヨークがディスク載置部の下方に設けられている。ヨークはステンレス鋼等の強磁性体により形成されており、ロータハブに対してカシメ加工や圧入等により接合されている。
このようなモータでは、ヨークとロータハブとの熱膨張率の差によりヨークがロータハブに対して相対的に変形した場合、ヨークの相対的な変形による力がディスク載置部に伝わることにより、ディスク載置部が歪んでしまう恐れがある。また、ヨークの接合時に加えられる荷重等がディスク載置部に伝わることによっても、ディスク載置部が歪んでしまう可能性がある。そして、ディスク載置部が変形すると、記録ディスクが回転軸に垂直な面からずれた状態で回転し(いわゆる、面振れが生じ)、記録ディスクに対する情報の読み書きに影響を与えることがある。
そこで、このようなモータでは、ディスク載置部の変形を抑制する様々な技術が提案されている。特許文献1では、ヨークの上端とハブ本体との間に間隙を設け、さらに、当該間隙を維持するための突起をハブ本体に設けることにより、ヨークからの力がハブ本体に伝わることを抑制し、温度上昇によるディスク載置部の熱変形を抑制する技術が開示されている。また、特許文献2では、ハブの鍔部をヨークおよび駆動マグネットにより上下から挟んで接着することにより、ハブに大きな荷重をかけることなくヨークを接合する技術が開示されている。
一方で、特許文献3の磁気ディスク駆動装置では、ロータヨークがハブにカシメ固着されており、ロータヨークの上端が部分的にハブと当接している。特許文献4の磁気ディスク駆動装置では、ハブの外周エッジよりも外側に突出するバックヨークがハブに接着されている。特許文献5では、ハブとヨークとの接合部に形成された接着剤溜まり部内の接着剤層により、回転時にマグネットに生じる振動がハブに伝わることを抑制する技術が開示されている。
特開平10−4665号公報 特許第2963373号公報 特開平8−70549号公報 実用新案登録第2567323号公報 実開平6−68153号公報
ところで、特許文献1のモータでは、ディスク載置部の熱変形をある程度抑制することはできるが、ヨークとハブ本体との接合部がディスク載置部に近接しているため、ヨークからの力がディスク載置部に伝わりやすく、ディスク載置部の変形の更なる抑制を実現することは難しい。
特許文献2のディスク駆動装置では、ヨークの接合時におけるディスク載置部の変形を抑制することはできるが、接合後の熱変形の抑制は考慮されていない。また、特許文献2ないし5のディスク駆動装置でも、特許文献1のモータと同様に、ヨークとロータハブとの接合部がディスク載置部に近接しているため、ヨークからの力がディスク載置部に伝わりやすく、ディスク載置部が変形しやすい。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、記録ディスク駆動装置のモータにおいて、ヨークからの力によるディスク載置部の変形を抑制することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、記録ディスク駆動装置にて記録ディスクの回転に使用される電動式のモータにおいて、前記記録ディスクが固定されるロータハブであって、所定の中心軸を中心とする略円環状であるとともに記録ディスクが載置されるディスク載置部を有するハブ本体と、前記ディスク載置部の下方にて前記ハブ本体の環状の可撓部に接続され、内側面または外側面に界磁用磁石が取り付けられる略円筒状のヨークとを備え、前記ハブ本体において、前記ディスク載置部の下側に前記中心軸を中心とする略円環状の凹部が形成され、前記凹部の内側面のうち、前記中心軸に対して外側に位置する領域が、前記可撓部の内側面である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロータハブであって、前記可撓部が前記中心軸を中心とする略円筒状であって、前記可撓部の前記中心軸を中心とする径方向の幅が、前記ディスク載置部の前記径方向の幅よりも小さい。
請求項3に記載の発明は、請求項に記載のロータハブであって、前記可撓部の前記径方向の幅が、前記ディスク載置部の前記径方向の幅の半分以下である。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載のロータハブであって、前記ディスク載置部の前記中心軸方向の最小厚さが、前記中心軸方向に関する前記ディスク載置部の上端と前記ヨークの上端との間の距離の30%以上である。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のロータハブであって、前記凹部の前記内側面のうち、前記外側に位置する領域が前記中心軸に平行であり、前記中心軸に対して内側に位置する領域が、前記ディスク載置部に近づくに従って前記中心軸から離れる傾斜面である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のロータハブであって、前記凹部の方向の最大幅が、前記中心軸方向における前記凹部の深さと前記ディスク載置部の厚さとの合計の半分以下である。
請求項7に記載の発明は、記録ディスク駆動装置にて記録ディスクの回転に使用される電動式のモータにおいて、前記記録ディスクが固定されるロータハブであって、所定の中心軸を中心とする略円環状であるとともに記録ディスクが載置されるディスク載置部を有するハブ本体と、前記ディスク載置部の下方にて前記ハブ本体の環状の可撓部に接続され、内側面または外側面に界磁用磁石が取り付けられる略円筒状のヨークとを備え、前記ハブ本体の外側面に前記中心軸を中心とする環状の凹部が形成されることにより、前記可撓部が形成され、前記環状の凹部の前記中心軸側の底部が前記ディスク載置部の外側面よりも前記中心軸側に位置し、前記ハブ本体の前記環状の凹部よりも下側の部位に、前記ヨークが接続される。
請求項8に記載の発明は、記録ディスク駆動装置にて記録ディスクの回転に使用される電動式のモータにおいて、前記記録ディスクが固定されるロータハブであって、所定の中心軸を中心とする略円環状であるとともに記録ディスクが載置されるディスク載置部を有するハブ本体と、前記ディスク載置部の下方にて前記ハブ本体の環状の可撓部に接続され、内側面または外側面に界磁用磁石が取り付けられる略円筒状のヨークとを備え、前記ディスク載置部が金属により形成され、前記可撓部が樹脂により形成されている。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載のロータハブであって、前記ヨークが磁性体により形成されており、前記ディスク載置部および前記可撓部が前記ヨークよりも熱膨張係数が大きい材料により形成されている。
請求項10に記載の発明は、記録ディスク駆動装置にて記録ディスクの回転に使用される電動式のモータであって、請求項1ないしのいずれかに記載のロータハブ、および、前記ロータハブの前記ヨークに取り付けられて前記中心軸の周囲に配置される界磁用磁石を有するロータ部と、前記界磁用磁石との間で前記中心軸を中心とするトルクを発生する電機子、および、前記電機子が取り付けられるベース部を有するステータ部と、前記中心軸を中心に前記ロータ部を前記ステータ部に対して回転可能に支持する軸受機構とを備える。
請求項11に記載の発明は、記録ディスク駆動装置であって、情報を記録する記録ディスクと、前記記録ディスクを回転する請求項10に記載のモータと、前記記録ディスクに対する情報の読み出しおよび/または書き込みを行うヘッドと、前記ヘッドを前記記録ディスクおよび前記モータに対して移動するヘッド移動機構とを備える。
本発明では、ヨークからの力によるディスク載置部の変形を抑制することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電動式のスピンドルモータ1(以下、「モータ1」という。)を備える記録ディスク駆動装置60の内部構成を示す図である。記録ディスク駆動装置60はいわゆるハードディスク装置であり、情報を記録する円板状の記録ディスク4、記録ディスク4に対する情報の書き込みおよび(または)読み出しを行うアクセス部63、記録ディスク4を保持して回転する電動式のモータ1、並びに、記録ディスク4、アクセス部63およびモータ1を内部空間110に収容するハウジング61を備える。
図1に示すように、ハウジング61は、上部に開口を有するとともにモータ1およびアクセス部63が内側の底面に取り付けられる無蓋箱状の第1ハウジング部材611、並びに、第1ハウジング部材611の開口を覆うことにより内部空間110を形成する板状の第2ハウジング部材612を備える。記録ディスク駆動装置60では、第1ハウジング部材611に第2ハウジング部材612が接合されてハウジング61が形成され、内部空間110は塵や埃が極度に少ない清浄な空間とされる。
記録ディスク4は、モータ1の上側に載置されてクランパ621によりモータ1に固定される。アクセス部63は、記録ディスク4に近接して情報の読み出しおよび書き込みを磁気的に行うヘッド631、ヘッド631を支持するアーム632、並びに、アーム632を移動させることによりヘッド631を記録ディスク4およびモータ1に対して相対的に移動するヘッド移動機構633を有する。これらの構成により、ヘッド631は回転する記録ディスク4に近接した状態で記録ディスク4の所要の位置にアクセスし、情報の書き込みおよび読み出しを行う。
図2は、記録ディスク駆動装置60にて記録ディスク4の回転に使用されるモータ1の構成を示す縦断面図である。図2では、モータ1に固定される記録ディスク4を二点鎖線にて示す。図2に示すように、モータ1はアウターロータ型のモータであり、固定組立体であるステータ部2、および、回転組立体であるロータ部3を備える。ロータ部3は、作動流体である潤滑油による流体動圧を利用した軸受機構を介して、モータ1の中心軸J1(後述のロータハブ31の中心軸でもある。)を中心にステータ部2に対して回転可能に支持される。以下の説明では、便宜上、中心軸J1に沿ってロータ部3側を上側、ステータ部2側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
ステータ部2は、ステータ部2の各部を保持するベース部であるベースブラケット21、ロータ部3を回転可能に支持する軸受機構の一部である略有底円筒状のスリーブユニット22、および、スリーブユニット22の周囲にてベースブラケット21に取り付けられる電機子24を備える。スリーブユニット22の下部は、ベースブラケット21の開口に圧入されて固定されている。
スリーブユニット22は、中心軸J1を中心とする略円筒状であってロータ部3のシャフト311が挿入されるスリーブ221、スリーブ221の外周に取り付けられる略有底円筒状のスリーブハウジング222、および、スリーブハウジング222の内側においてスリーブ221の上方に配置されるシールキャップ223を備える。スリーブ221は多孔質部材であり、スリーブハウジング222はスリーブ221に含浸された潤滑油を保持する役割を果たす。電機子24は、複数の珪素鋼板を積層してなるコア241、および、コア241の複数のティースに巻装されるコイル242を備える。
ロータ部3は、記録ディスク4が固定されるとともにロータ部3の各部を保持するロータハブ31、中心軸J1を中心とする略円筒状であってロータハブ31から下側(すなわち、ステータ部2側)に突出するシャフト311、および、ロータハブ31に取り付けられて中心軸J1の周囲に配置される界磁用磁石32を備える。界磁用磁石32は、多極着磁された円環状の磁石であり、電機子24との間で中心軸J1を中心とする回転力(トルク)を発生する。
ロータハブ31は、シャフト311が取り付けられるとともにシャフト311の上端部から中心軸J1に対して外側に広がる略円板状のハブ本体312、および、ハブ本体312の外周から下側に突出する略円筒状であって内側面に界磁用磁石32が取り付けられるヨーク313を備える。
ハブ本体312は、アルミニウム(Al)やアルミニウム合金等により形成されており、上側に突出する略円板状であって記録ディスク4の中央の円形開口が嵌合する凸部3121、および、中心軸J1を中心とする略円環状であるとともに凸部3121の周囲において記録ディスク4が載置されるディスク載置部3122を備える。ヨーク313はステンレス鋼等の強磁性体により形成されており、ディスク載置部3122の下方に配置される。また、シャフト311もステンレス鋼等により形成されており、ハブ本体312の凸部3121に圧入等により取り付けられている。シャフト311の下側の先端部には、略円板状のスラストプレート3111が取り付けられる。
モータ1では、シールキャップ223の内側面とシャフト311の外側面との間、スリーブ221の内側面とシャフト311の外側面との間、スリーブ221の下側の端面とスラストプレート3111の上面との間、および、スラストプレート3111の下面とスリーブハウジング222の内底面との間に微小な間隙が設けられ、シャフト311およびスリーブユニット22の間に設けられたこれらの間隙に潤滑油が連続して充填されて軸受機構が構成される。シールキャップ223の内側面はシャフト311の外側面に対して傾斜しており、シールキャップ223とシャフト311との間の間隙に形成されたテーパーシールにより、潤滑油の流出が防止される。
スリーブ221の下側の端面には、ロータ部3の回転時に潤滑油に対して中心軸J1側に向かう圧力を発生させるための溝(例えば、スパイラル状の溝)が形成されており、当該端面および当該端面に対向するスラストプレート3111の上面によりスラスト動圧軸受部が構成される。また、シャフト311およびスリーブ221の互いに対向する面には、潤滑油に流体動圧を発生させるための溝(例えば、中心軸J1の向く方向に関して、スリーブ221の内側面の上下に設けられたヘリングボーン溝等)が形成されており、これらの面によりラジアル動圧軸受部が構成される。
モータ1では、流体動圧を利用する軸受機構によりロータ部3を潤滑油を介して非接触にて支持することにより、ロータ部3およびロータ部3に取り付けられる記録ディスク4を高精度、かつ、低騒音にて回転することができる。
図3は、モータ1のロータハブ31の一部(図2における右半分)を拡大して示す縦断面図である。図3に示すように、ロータハブ31のハブ本体312では、ディスク載置部3122の下側に中心軸J1を中心とする略円環状の凹部3123が形成されており、凹部3123の外側(すなわち、中心軸J1側とは反対側)の環状の部位3124により、ディスク載置部3122とヨーク313とが接続される。ディスク載置部3122とヨーク313との間に設けられる部位3124は、中心軸J1を中心とする略円筒状であり、上端部がディスク載置部3122に接続されるとともに下端部にヨーク313が圧入等により取り付けられる。
中心軸J1を中心とする径方向に関する部位3124の幅W1は、ディスク載置部3122の径方向の幅W2よりも小さく、部位3124は、ヨーク313からの径方向および中心軸J1方向の力に対して可撓性を有する。以下の説明では、環状の部位3124を、「可撓部3124」という。ハブ本体312では、可撓部3124の径方向の幅W1が1.5mmとされ、ディスク載置部3122の径方向の幅W2が3mmとされる。すなわち、W1はW2の半分となっている。また、ディスク載置部3122に載置される記録ディスク4(図1および図2参照)は3.5インチ型である。
図3に示すように、凹部3123の断面形状は略三角形であり、凹部3123の内側面のうち、中心軸J1に対して外側に位置する領域(すなわち、可撓部3124の内側面となる領域であり、以下、「外側領域」という。)3125は中心軸J1に平行とされる。また、凹部3123の内側面のうち、中心軸J1に対して内側に位置する領域(以下、「内側領域」という。)3126は、ディスク載置部3122に近づくに従って中心軸J1から離れる傾斜面とされる。
本実施の形態では、凹部3123の中心軸J1方向の最大深さD1が2.1mmとされ、ディスク載置部3122の中心軸J1方向の最小厚さD2が2mmとされる。また、中心軸J1方向に関するディスク載置部3122の上端とヨーク313の上端との間の距離D3は4.37mmとされるため、D2はD3の45%以上となる。
ロータハブ31では、ハブ本体312が、ステンレス鋼等により形成されたヨーク313よりも熱膨張係数が大きい材料(例えば、アルミニウムやアルミニウム合金)にて形成されている。このため、ロータハブ31の温度が設計温度である25℃よりも高くなると、ハブ本体312がヨーク313よりも大きく膨張する(すなわち、ヨーク313がハブ本体312に対して相対的に収縮する。)。これにより、ヨーク313と接合されたハブ本体312の下端部に力(主に、中心軸J1に向かう径方向の力)が加えられ、ディスク載置部3122が下向きに引っ張られて変形する。このとき、ディスク載置部3122の外周部は、内周部に比べて大きく下向きに変形する。したがって、ディスク載置部3122の上面であるディスク載置面3127の中心軸J1に対する傾斜も熱変形前に比べて下向きに変化し、ディスク載置部3122に載置された記録ディスク4の外周縁も下向きに変位する。
また、ロータハブ31の温度が設計温度よりも低くなると、ハブ本体312がヨーク313よりも大きく収縮する(すなわち、ヨーク313がハブ本体312に対して相対的に膨張する。)。これにより、ハブ本体312の下端部に力(主に、中心軸J1から離れる径方向の力)が加えられ、ディスク載置部3122の外周部が上向きに押し上げられてディスク載置部3122が変形する。このとき、ディスク載置部3122の外周部は、内周部に比べて大きく上向きに変形する。したがって、ディスク載置面3127の中心軸J1に対する傾斜も熱変形前に比べて上向きに変化し、ディスク載置部3122に載置された記録ディスク4の外周縁も上向きに変位する。
図4は、ディスク載置部とヨークとの間に可撓部を有しない比較例のロータハブ91の一部を拡大して示す縦断面図である。ロータハブ91では、ディスク載置部9122の幅W2は4mmである。比較例のロータハブ91でも、上述のロータハブ31と同様に、ロータハブ91の温度が設計温度よりも高くなると、ディスク載置部9122に載置された記録ディスク94の外周縁が下向きに変位し、ロータハブ91の温度が設計温度よりも低くなると、記録ディスク94の外周縁が上向きに変位する。
図5は、比較例のロータハブ91に取り付けられた記録ディスク94の傾きと温度との関係を示す図である。図5の横軸はロータハブ91の温度を示し、縦軸は、記録ディスク94の径方向の基準位置941(すなわち、ロータハブ91のディスク載置部9122の外周縁上の位置)に対する、記録ディスク94の外周縁の中心軸J1方向に関する相対位置を示す。図5中では、外周縁が基準位置941よりも上側に位置する場合に当該相対位置をプラスとする。記録ディスク94の外周縁と基準位置941との間の径方向の距離は、約27.9mmである。
図5に示すように、比較例のロータハブ91の温度が25℃(すなわち、設計温度)の状態では、記録ディスクの外周縁は、中心軸J1方向に関して記録ディスク94の基準位置941とほぼ同じ位置に位置する。また、ロータハブ91の温度が60℃の状態では、記録ディスク94の外周縁は基準位置941よりも約0.04mmだけ下方に位置し、ロータハブ91の温度が0℃の状態では、記録ディスク94の外周縁は基準位置941よりも約0.02mmだけ上方に位置する。
図6は、図3に示すロータハブ31、および、図4に示す比較例のロータハブ91について、ロータハブの温度が25℃の状態におけるディスク載置面を基準として、ロータハブの温度が変化した場合のディスク載置面の傾きの変化量を示す図である。また、図6では、後述の他の実施の形態に係るロータハブにおけるディスク載置面の傾きの変化量も併せて示している。図6では、ロータハブの温度が0℃および60度に変化した場合のディスク載置面の傾きの変化量(ラジアン)をシミュレーションにより求めており、ディスク載置面の外周縁が内周縁よりも上方に位置する状態をプラスとする。図6に示すように、ロータハブの温度が変化した場合のディスク載置面の傾きの変化量は、本実施の形態に係るロータハブ31の方が比較例のロータハブ91よりも小さい。
ロータハブ31では、図3に示すように、ディスク載置部3122とヨーク313との間に、ヨーク313からの力に対して可撓性を有する可撓部3124が設けられており、ヨーク313のハブ本体312に対する相対的な熱変形による力によって可撓部3124が撓むことにより、当該熱変形による力がディスク載置部3122に伝わることを抑制することができる。これにより、図6に示すように、ヨーク313からの力によるディスク載置部3122の変形を抑制することができる。
その結果、記録ディスク4が中心軸J1に垂直な面からずれることを抑制し、記録ディスク駆動装置60における記録ディスク4に対する情報の読み書きを、モータ1の温度変化に関わらず適切に行うことができる。このように、ロータハブ31の構成は、ハブ本体312がヨーク313とは異なる熱膨張係数を有する材料により形成されるロータハブ(このような場合、ハブ本体312は通常、ヨーク313よりも熱膨張係数が大きい材料により形成される。)に、特に適している。
また、ロータハブ31では、ヨーク313のハブ本体312に対する相対的な熱変形に限らず、例えば、ヨーク313がハブ本体312に対して圧入される場合、圧入時にヨーク313からハブ本体312に加えられる力により可撓部3124が撓むことにより、当該圧入時の力がディスク載置部3122に伝わることを抑制することができ、ヨーク313からの力によるディスク載置部3122の変形を抑制することができる。
ロータハブ31では、可撓部3124の径方向の幅W1がディスク載置部3122の径方向の幅W2よりも小さくされることにより、ヨーク313からの力がディスク載置部3122に伝わることをより確実に抑制することができ、その結果、ヨーク313からの力によるディスク載置部3122の変形をより一層抑制することができる。
また、ディスク載置部3122の下側に凹部3123を形成することにより、可撓部3124を容易に形成することができる。さらに、凹部3123の内側面の内側領域3126を傾斜面とすることにより、ハブ本体312のディスク載置部3122の下方の部位、および、ディスク載置部3122よりも内周側の部位の厚さを確保してハブ本体312の強度を適切に維持することができる。
ロータハブ31では、ディスク載置部3122の最小厚さD2(2mm)が、ディスク載置部3122の上端とヨーク313の上端との間の距離D3(4.37mm)の45%以上とされることにより、ディスク載置部3122の強度を確保してヨーク313からの力によるディスク載置部3122の変形を抑制することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るロータハブ31aについて説明する。図7は、ロータハブ31aの一部を示す縦断面図である。ロータハブ31aでは、図3に示すロータハブ31の凹部3123とは形状が異なる凹部3123aがハブ本体312に形成されている。その他の構成は図3と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
図7に示すように、ロータハブ31aのハブ本体312では、ディスク載置部3122の下側に中心軸J1を中心とする略円環状の凹部3123aが形成されている。凹部3123aでは、第1の実施の形態と同様に、内側面の外側領域3125が中心軸J1に平行とされ、内側領域3126は、ディスク載置部3122に近づくに従って中心軸J1から離れる傾斜面とされる。
ロータハブ31aでは、凹部3123aの最大深さD1が2.6mmとされ、ディスク載置部3122の最小厚さD2が1.5mmとされる。また、ディスク載置部3122の上端とヨーク313の上端との間の距離D3は、第1の実施の形態と同様に、4.37mmであるため、D2はD3の30%以上となる。可撓部3124およびディスク載置部3122の径方向の幅W1,W2はそれぞれ、第1の実施の形態と同様に、1.5mmおよび3mmとされる。
ロータハブ31aでは、第1の実施の形態と同様に、可撓部3124が撓むことにより、ヨーク313からの力がディスク載置部3122に伝わることを抑制することができる。これにより、図6に示すように、可撓部を有しない比較例のロータハブ91(図4参照)に比べて、ヨーク313からの力によるディスク載置部3122の変形を抑制することができる。
第1および第2の実施の形態に係るロータハブを比較すると、中心軸J1方向の可撓部3124の長さはロータハブ31aの方が大きいが、ディスク載置部3122の変形は、図6に示すように、ロータハブ31の方が小さい。これは、ディスク載置部3122の最小厚さD2が、ロータハブ31aの方がロータハブ31よりも小さいため、ディスク載置部3122の剛性が低くなって変形しやすくなったことが原因と考えられる。上述のように、ロータハブ31では、ディスク載置部3122の最小厚さD2は、ディスク載置部3122の上端とヨーク313の上端との間の距離D3の45%以上とされ、ロータハブ31aでは30%以上とされる。
したがって、ディスク載置部3122の剛性の低下を防止してディスク載置部3122の変形をさらに抑制するという観点からは、ディスク載置部3122の最小厚さD2は、ディスク載置部3122の上端とヨーク313の上端との間の距離D3の30%以上(より好ましくは45%以上)とされることが好ましい。また、可撓部3124の中心軸J1方向の長さを十分に確保してヨーク313からの力の伝達を抑制するという観点からは、D2はD3の70%以下とされることが好ましい。
次に、本発明の第3の実施の形態に係るロータハブ31bについて説明する。 図8は、ロータハブ31bの一部を示す縦断面図である。ロータハブ31bでは、図3に示すロータハブ31の凹部3123とは形状が異なる凹部3123bがハブ本体312に形成されている。その他の構成は図3と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
図8に示すように、ロータハブ31bのハブ本体312では、ディスク載置部3122の下側に中心軸J1を中心とする略円環状の凹部3123bが形成されている。凹部3123bの断面形状は略矩形であり、凹部3123bの内側面の外側領域3125および内側領域3126は中心軸J1に平行とされる。
ロータハブ31bでは、凹部3123bの深さD1が2.1mmとされ、凹部3123bの径方向の最大幅W3は、1.9mmとされる。また、ディスク載置部3122の最小厚さD2は、第1の実施の形態と同様に、2mmとされ、ディスク載置部3122の上端とヨーク313の上端との間の距離D3は4.37mmとされる。可撓部3124およびディスク載置部3122の径方向の幅W1,W2はそれぞれ、1.5mmおよび3mmとされる。
ロータハブ31bでは、第1の実施の形態と同様に、可撓部3124が撓むことにより、ヨーク313からの力がディスク載置部3122に伝わることを抑制することができる。これにより、図6に示すように、可撓部を有しない比較例のロータハブ91(図4参照)に比べて、ヨーク313からの力によるディスク載置部3122の変形を抑制することができる。
ロータハブ31bでは、凹部3123bの径方向の最大幅W3が、中心軸J1方向における凹部3123bの深さD1とディスク載置部3122の最小厚さD2との合計の半分以下とされる。これにより、ハブ本体312のディスク載置部3122よりも内周側の部位の厚さを確保してハブ本体312の強度を適切に維持することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態に係るロータハブ31cについて説明する。図9は、ロータハブ31cの一部を示す縦断面図である。ロータハブ31cでは、図3に示すロータハブ31のディスク載置部3122および可撓部3124とは幅が異なるディスク載置部3122aおよび可撓部3124aがハブ本体312に設けられる。その他の構成は図3と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
ロータハブ31cでは、可撓部3124aおよびディスク載置部3122aの径方向の幅W1,W2がそれぞれ、1.4mmおよび3.4mmとされ、W1はW2の約40%となる。凹部3123の最大深さD1、および、ディスク載置部3122aの最小厚さD2はそれぞれ、第1の実施の形態と同様に、2.1mmおよび2mmとされる。
ロータハブ31cでは、第1の実施の形態と同様に、可撓部3124aが撓むことにより、ヨーク313からの力がディスク載置部3122aに伝わることを抑制することができる。これにより、図6に示すように、可撓部を有しない比較例のロータハブ91(図4参照)に比べて、ヨーク313からの力によるディスク載置部3122aの変形を抑制することができる。
第1および第4の実施の形態に係るロータハブを比較すると、ディスク載置部の幅W2は、ロータハブ31cの方が大きく、ディスク載置部の幅W2に対する可撓部の幅W1の割合はロータハブ31cの方が小さい。そして、ディスク載置部の変形は、図6に示すようにロータハブ31cの方が小さい。このことから、ディスク載置部の幅を大きくしてディスク載置部の剛性を高くするとともにディスク載置部の幅に比べて可撓部の幅をより小さくすることにより、ヨーク313からの力のディスク載置部への伝達をより一層抑制することができるといえる。上述のように、ロータハブ31では、可撓部3124の幅W1がディスク載置部3122の幅W2の50%とされ、ロータハブ31cでは約40%とされる。
したがって、ヨーク313からの力の伝達をより一層抑制してディスク載置部の変形をさらに抑制するという観点からは、可撓部の幅W1はディスク載置部の幅W2の半分以下とされることが好ましい。また、ヨーク313を安定して保持するという観点からは、W1はW2の25%以上とされることが好ましい。
次に、本発明の第5および第6の実施の形態に係るロータハブ31d,31eについて説明する。図10および図11はそれぞれ、ロータハブ31d,31eの一部を示す縦断面図である。図10に示すように、ロータハブ31dでは、図9に示すロータハブ31cの凹部3123に代えて図7に示すロータハブ31aと同形状の凹部3123aがハブ本体312に形成されている。ロータハブ31eでは、図11に示すように、図9に示すロータハブ31cの凹部3123に代えて図8に示すロータハブ31bと同形状の凹部3123bがハブ本体312に形成されている。その他の構成は図9と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
ロータハブ31d,31eでは、第1の実施の形態と同様に、可撓部3124aが撓むことにより、ヨーク313からの力がディスク載置部3122aに伝わることを抑制することができる。これにより、図6に示すように、可撓部を有しない比較例のロータハブ91(図4参照)に比べて、ヨーク313からの力によるディスク載置部3122aの変形を抑制することができる。
次に、本発明の第7の実施の形態に係るロータハブ31fについて説明する。 図12は、ロータハブ31fの一部を示す縦断面図である。ロータハブ31fは、ハブ本体312の下側に凹部は形成されず、ハブ本体312の外側面に中心軸J1を中心とする環状の凹部(以下、「側方凹部」という。)3128が形成されることにより、可撓部3124bが形成される(換言すれば、可撓部3124bの外側面に側方凹部3128が形成される)点で図3に示すロータハブ31とは異なる。その他の構成は図3と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
図12に示すように、ロータハブ31fでは、側方凹部3128の断面形状は略三角形であり、側方凹部3128の内側面のうち、下側に位置する領域3125aは中心軸J1に垂直とされ、上側に位置する領域3126aは、中心軸J1から離れるに従って上側に向かう傾斜面とされる。ロータハブ31fでは、また、側方凹部3128の中心軸J1側の底部3129がディスク載置部3122の外側面よりも中心軸J1側に位置しており、本実施の形態では、底部3129は、ディスク載置部3122の径方向の中央よりも中心軸J1側に位置している。本実施の形態では、ディスク載置部3122の外側面と側方凹部3128の底部3129との間の径方向に関する距離W4は、1.5mmとされる。また、側方凹部3128の内側面の下側の領域とヨーク313の上端との間の中心軸J1方向の距離D4は、1.37mmとされる。
ロータハブ31fでは、可撓部3124bが撓む(特に、ヨーク313が固定されている可撓部3124bの下端部が上方または下方に撓む)ことにより、第1の実施の形態と同様に、ヨーク313からの力がディスク載置部3122に伝わることを抑制することができる。これにより、図6に示すように、可撓部を有しない比較例のロータハブ91(図4参照)に比べて、ヨーク313からの力によるディスク載置部3122の変形を抑制することができる。また、側方凹部3128の底部3129をディスク載置部3122の外側面よりも中心軸J1側に位置させることにより、可撓部3124bをより撓みやすくしてヨーク313からの力によるディスク載置部3122の変形をさらに抑制することができる。
次に、本発明の第8の実施の形態に係るロータハブ31gについて説明する。 図13は、ロータハブ31gの一部を示す縦断面図である。ロータハブ31gでは、可撓部3124cがディスク載置部3122よりもヤング率が小さい材料により形成されている。本実施の形態では、可撓部3124cが樹脂により形成されており、ハブ本体312の可撓部3124cを除く部位(すなわち、ディスク載置部3122を含む部位)がアルミニウムやアルミニウム合金等の金属により形成されている。
ロータハブ31gでは、可撓部3124cが撓むことにより、第1の実施の形態と同様に、ヨーク313からの力がディスク載置部3122に伝わることを抑制することができる。これにより、可撓部を有しない比較例のロータハブ91(図4参照)に比べて、ヨーク313からの力によるディスク載置部3122の変形を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、ヨーク313のハブ本体312に対する接合方法は、必ずしも圧入には限定されず、カシメ加工や接着、圧入接着や溶接等の様々な方法で行われてよい。
上記実施の形態に係るモータは、必ずしも界磁用磁石32が電機子24の外側に配置された、いわゆるアウターロータ型である必要はなく、界磁用磁石32が電機子24の内側に配置されたインナーロータ型であってもよい。この場合、界磁用磁石32は、ヨーク313の外側面に取り付けられる。
上記実施の形態に係るモータでは、シャフト311がベースブラケット21に固定され、ロータハブのハブ本体312に固定されたスリーブユニット22が、シャフト311に対して回転する構造とされてもよい。軸受機構は、例えば、空気を作動流体とした、いわゆるエア動圧軸受が用いられてもよい。また、軸受機構は、必ずしも流体動圧を利用するものである必要はなく、例えば、ボールベアリングであってもよい。
上述のモータを備える記録ディスク駆動装置60は、磁気ディスクのみならず、光ディスク、光磁気ディスク等の他のディスク状の記録媒体を駆動する装置として利用することができる。
第1の実施の形態に係る記録ディスク駆動装置の内部構成を示す図である。 モータの構成を示す縦断面図である。 ロータハブの一部を示す拡大図である。 比較例のロータハブの一部を示す拡大図である。 比較例のロータハブに取り付けられた記録ディスクの傾きと温度との関係を示す図である。 ロータハブの温度が変化した場合のディスク載置面の傾きの変化量を示す図である。 第2の実施の形態に係るロータハブの一部を示す拡大図である。 第3の実施の形態に係るロータハブの一部を示す拡大図である。 第4の実施の形態に係るロータハブの一部を示す拡大図である。 第5の実施の形態に係るロータハブの一部を示す拡大図である。 第6の実施の形態に係るロータハブの一部を示す拡大図である。 第7の実施の形態に係るロータハブの一部を示す拡大図である。 第8の実施の形態に係るロータハブの一部を示す拡大図である。
符号の説明
1 モータ
2 ステータ部
3 ロータ部
4 記録ディスク
21 ベースブラケット
22 スリーブユニット
24 電機子
31,31a〜31g ロータハブ
32 界磁用磁石
60 記録ディスク駆動装置
311 シャフト
313 ヨーク
631 ヘッド
633 ヘッド移動機構
3122,3122a ディスク載置部
3123,3123a,3123b 凹部
3124,3124a〜3124c 可撓部
3125 外側領域
3126 内側領域
3128 側方凹部
3129 底部
J1 中心軸

Claims (11)

  1. 記録ディスク駆動装置にて記録ディスクの回転に使用される電動式のモータにおいて、前記記録ディスクが固定されるロータハブであって、
    所定の中心軸を中心とする略円環状であるとともに記録ディスクが載置されるディスク載置部を有するハブ本体と、
    前記ディスク載置部の下方にて前記ハブ本体の環状の可撓部に接続され、内側面または外側面に界磁用磁石が取り付けられる略円筒状のヨークと、
    を備え、
    前記ハブ本体において、前記ディスク載置部の下側に前記中心軸を中心とする略円環状の凹部が形成され、
    前記凹部の内側面のうち、前記中心軸に対して外側に位置する領域が、前記可撓部の内側面であることを特徴とするロータハブ。
  2. 請求項に記載のロータハブであって、
    前記可撓部が前記中心軸を中心とする略円筒状であって、前記可撓部の前記中心軸を中心とする径方向の幅が、前記ディスク載置部の前記径方向の幅よりも小さいことを特徴とするロータハブ。
  3. 請求項に記載のロータハブであって、
    前記可撓部の前記径方向の幅が、前記ディスク載置部の前記径方向の幅の半分以下であることを特徴とするロータハブ。
  4. 請求項2または3に記載のロータハブであって、
    前記ディスク載置部の前記中心軸方向の最小厚さが、前記中心軸方向に関する前記ディスク載置部の上端と前記ヨークの上端との間の距離の30%以上であることを特徴とするロータハブ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のロータハブであって、
    前記凹部の前記内側面のうち、前記外側に位置する領域が前記中心軸に平行であり、前記中心軸に対して内側に位置する領域が、前記ディスク載置部に近づくに従って前記中心軸から離れる傾斜面であることを特徴とするロータハブ。
  6. 請求項5に記載のロータハブであって、
    前記凹部の方向の最大幅が、前記中心軸方向における前記凹部の深さと前記ディスク載置部の厚さとの合計の半分以下であることを特徴とするロータハブ。
  7. 記録ディスク駆動装置にて記録ディスクの回転に使用される電動式のモータにおいて、前記記録ディスクが固定されるロータハブであって、
    所定の中心軸を中心とする略円環状であるとともに記録ディスクが載置されるディスク載置部を有するハブ本体と、
    前記ディスク載置部の下方にて前記ハブ本体の環状の可撓部に接続され、内側面または外側面に界磁用磁石が取り付けられる略円筒状のヨークと、
    を備え、
    前記ハブ本体の外側面に前記中心軸を中心とする環状の凹部が形成されることにより、前記可撓部が形成され、
    前記環状の凹部の前記中心軸側の底部が前記ディスク載置部の外側面よりも前記中心軸側に位置し、
    前記ハブ本体の前記環状の凹部よりも下側の部位に、前記ヨークが接続されることを特徴とするロータハブ。
  8. 記録ディスク駆動装置にて記録ディスクの回転に使用される電動式のモータにおいて、前記記録ディスクが固定されるロータハブであって、
    所定の中心軸を中心とする略円環状であるとともに記録ディスクが載置されるディスク載置部を有するハブ本体と、
    前記ディスク載置部の下方にて前記ハブ本体の環状の可撓部に接続され、内側面または外側面に界磁用磁石が取り付けられる略円筒状のヨークと、
    を備え、
    前記ディスク載置部が金属により形成され、前記可撓部が樹脂により形成されていることを特徴とするロータハブ。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載のロータハブであって、
    前記ヨークが磁性体により形成されており、
    前記ディスク載置部および前記可撓部が前記ヨークよりも熱膨張係数が大きい材料により形成されていることを特徴とするロータハブ。
  10. 記録ディスク駆動装置にて記録ディスクの回転に使用される電動式のモータであって、
    請求項1ないしのいずれかに記載のロータハブ、および、前記ロータハブの前記ヨークに取り付けられて前記中心軸の周囲に配置される界磁用磁石を有するロータ部と、
    前記界磁用磁石との間で前記中心軸を中心とするトルクを発生する電機子、および、前記電機子が取り付けられるベース部を有するステータ部と、
    前記中心軸を中心に前記ロータ部を前記ステータ部に対して回転可能に支持する軸受機構と、
    を備えることを特徴とするモータ。
  11. 記録ディスク駆動装置であって、
    情報を記録する記録ディスクと、
    前記記録ディスクを回転する請求項10に記載のモータと、
    前記記録ディスクに対する情報の読み出しおよび/または書き込みを行うヘッドと、
    前記ヘッドを前記記録ディスクおよび前記モータに対して移動するヘッド移動機構と、
    を備えることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
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