JP4839866B2 - 車両側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は自動車の車両側部構造に係り、特に、サイドドアに車両側突用のインパクトビームを有する車両側部構造に関する。
従来から、サイドドアに車両側突用のインパクトビームを有する車両側部構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、補強用ビーム部材(インパクトビーム)の端部に溶着される支持ブラケットの一端部と他端部との間に立ち上がり面を形成し、この立ち上がり面をドアインナパネルの横壁に連設される縦壁に溶着している。
特開平8−192631号公報
しかしながら、特許文献1の車両側部構造では、ドアインナパネルの横壁に溶着された支持ブラケットの一端部と、支持ブラケットの立ち上がり面とが互いに直角に屈曲形成され連結されている。この結果、車両の側部衝突(側突)時にインパクトビームに作用する荷重が支持ブラケットを介して車体側のピラーに伝達される際に、支持ブラケットが直角屈曲部で変形し易い。
本発明は上記事実を考慮し、インパクトビーム支持ブラケットの変形を防止し、インパクトビームに作用する側突荷重を車体側のピラーに効率良く伝達できる車両側部構造を提供することが目的である。
請求項1記載の本発明の車両側部構造は、車体側部に形成されたドア開口部の周縁部を形成する車体側ピラーと、前記ドア開口部を開閉するためのドアと、前記ドアに設けられたインパクトビームと、一方の端部に形成されたインパクトビーム固定部に前記インパクトビームが固定され、他方の端部に形成され側突時に前記ドアを挟んで前記車体側ピラーと当たるドア固定部が前記ドアのインパクトビーム取付部に固定されたインパクトビーム取付部材と、前記ドアによる前記ドア開口部の閉止状態で、前記ドアに設けられて前記インパクトビーム取付部の前記インパクトビーム側端部から車内側に屈曲した縦壁部と、前記ドアによる前記ドア開口部の閉止状態で、前記インパクトビーム取付部材の前記インパクトビーム固定部と前記ドア固定部との間に形成され前記縦壁部の車外側を跨いで配置されたインパクトビーム取付部材折れ防止手段と、を有する車両側部構造であって、前記インパクトビーム取付部材折れ防止手段は車両幅方向外側に向かって凹んだ凹ビードであることを特徴とする。
車体側部に形成されたドア開口部を開閉するドアに設けられたインパクトビームが、インパクトビーム取付部材の一方の端部に形成されたインパクトビーム固定部に固定されており、インパクトビーム取付部材の他方の端部に形成されたドア固定部は、ドアのインパクトビーム取付部に固定されている。また、ドアにおけるインパクトビーム取付部のインパクトビーム側端部からは、ドアによるドア開口部の閉止状態で、車内側に屈曲された縦壁部が設けられている。更に、ドアによるドア開口部の閉止状態で、インパクトビーム取付部材のインパクトビーム固定部とドア固定部との間に車両幅方向外側に向かって凹んだ凹ビードが形成されたインパクトビーム取付部材折れ防止手段が縦壁部の車外側を跨いで配置されており、インパクトビーム取付部材のドア固定部は、側突時にドアを挟んで車体側ピラーと当たる。この結果、インパクトビーム取付部材折れ防止手段によって、インパクトビーム取付部材におけるドアの縦壁部の車幅方向外側端に生じる大きな曲げ力を支持することができる。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両側部構造において、前記ドアにおける前記インパクトビーム取付部の前記インパクトビーム側端部に形成され、前記ドアによる前記ドア開口部の閉止状態で、前記ドアの外周側から内周側に向かって、車外側から車内側へ傾斜した傾斜壁部を有し、この傾斜壁部に隣接して前記インパクトビーム取付部材折れ防止手段が設けられたことを特徴とする。
ドアにおけるインパクトビーム取付部のインパクトビーム側端部には、ドアによるドア開口部の閉止状態で、ドアの外周側から内周側に向かって、車外側から車内側へ傾斜した傾斜壁部が形成されており、この傾斜壁部に隣接してインパクトビーム取付部材折れ防止手段が設けられている。この結果、側突時にインパクトビーム取付部材がドアの縦壁部から受ける応力の集中が傾斜壁部によって緩和される。このため、インパクトビーム取付部が、ドアの縦壁部の車幅方向外側端を起点に折れ曲がろうとするのを更に効果的に防止できる。
請求項1記載の本発明の車両側部構造は、インパクトビーム支持ブラケットの変形を防止し、インパクトビームに作用する側突荷重を車体側のピラーに効率良く伝達できる。
請求項2記載の本発明の車両側部構造は、インパクトビームに作用する側突荷重を車体側のピラーに更に効率良く伝達できる。
本発明の第1実施形態に係る車両側部構造について、図1〜図8に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印INは、それぞれ本発明が適用された自動車の車体前方向、車体上方向、及び車幅方向内側方向を示している。
図8に示される如く、本実施形態における自動車の車体10の側部(図8では、車体右側部を車室内側から示している)には、フロントドア開口部12とリアドア開口部14とが形成されている。フロントドア開口部12にはフロントサイドドア16がフロントドア開口部12を開閉可能に取付けられており、リアドア開口部14にはリアサイドドア18がリアドア開口部14を開閉可能に取付けられている。
なお、フロントドア開口部12は、フロントピラー23、ルーフサイドレール24、センタピラー22、ロッカ(サイドシル)26に囲まれて構成されており、リヤドア開口部14は、センタピラー22、ルーフサイドレール24、クォータピラー28、ロッカ(サイドシル)26に囲まれて構成されている。また、以下、前後方向、車幅方向を用いて説明する場合には、リヤサイドドア18がリヤドア開口部14を閉止している状態における各方向を示すものとする。
図1には、図7の1−1線断面に沿った車体側部の拡大断面図が示されている。図1に示される如く、センタピラー22は、センタピラー22の車幅方向外側部を構成するセンタピラーアウタパネル30と、センタピラー22の車幅方向内側部を構成するセンタピラーインナパネル32とを備えている。センタピラーアウタパネル30の車幅方向外側壁部30Aの後端からは車幅方向内側へ向かって後壁部30Bが形成されており、後壁部30Bの車幅方向内側端からは車両後方へ向かって後フランジ30Cが形成されている。なお、センタピラーアウタパネル30の後フランジ30Cには、センタピラーインナパネル32の後端縁部に形成された後フランジ32Aが溶接等によって結合されている。
リヤサイドドア18は、リヤサイドドア18の車外側を構成し車外に露出するドアアウタパネル34と、リヤサイドドア18の車内側を構成するドアインナパネル36とを周縁部で互いに結合した中空状のドア本体を有する構造となっている。また、ドア本体内には図示を省略したドアガラスやドアガラス昇降装置等が配置されており、ドアアウタパネル34の外周縁部34Aとドアインナパネル36の外周縁部36Aはヘミング加工によって結合されている。
リヤサイドドア18の前端部(外周縁部)18Aは、前後方向中間部(外周縁部の内側部)18Bに比べて車幅方向に対して薄く形成されており、センタピラー22の後部を車幅方向外側から覆うようになっている。具体的には、ドアインナパネル36の前端部には、リヤドア開口部14の閉止状態で、センタピラーアウタパネル30の車幅方向外側壁部30Aと前部が対向するピラー被覆部36Bが形成されており、ピラー被覆部36Bの前端部が外周縁部36Aとなっている。また、ピラー被覆部36Bの車両後方側は、車幅方向外側へ凸となったインパクトビーム取付部36Cとなっており、このインパクトビーム取付部36Cの後端部には車両前方外側から車両後方内側へ向かう傾斜壁部36Dが形成されている。更に、傾斜壁部36Dの後端部からは車幅方向内側(車内側)に屈曲した縦壁部36Eが形成されている。
図8に示される如く、リヤサイドドア18のドア本体内となるドアインナパネル36の車幅方向外側(図8における紙面裏側)の上下方向中間部には、図8に破線で示すように、インパクトビーム40が車体前後方向に沿って配設されている。インパクトビーム40の前端部40Aにはインパクトビーム取付部材としてのインパクトビームエクステンション(以下、エクステンションという)42が固定されている。また、インパクトビーム40の前端部40Aは、エクステンション42の後端部に形成されたインパクトビーム固定部42Aに溶接等によって結合されている。
なお、図示を省略したが、インパクトビーム40の後端部もエクステンションを介してドアインナパネル36の後部に結合されている。
図5には、図1の5−5線断面に沿った拡大断面図が示されている。図5に示される如く、インパクトビーム40は、例えば、断面円形のパイプ材で構成されており、外周部がドアインナパネル34に接着剤41によって接着されている。また、エクステンション42のインパクトビーム固定部42Aの車両前後方向から見た断面形状は、開口部を車幅方向外側へ向けた円弧状となっており、インパクトビーム40の前端部40Aはエクステンション42のインパクトビーム固定部42Aの円弧状内周部に挿入された状態で接着、溶接等によって固定されてている(図5の黒塗り部分は接合点を示す)。
図4には、本実施形態におけるインパクトビーム40の前端部40Aとエクステンション42とを車両前方内側から見た斜視図が示されており、二点鎖線によってエクステンション42の凹凸形状を明確にしている。図4に示される如く、エクステンション42におけるインパクトビーム固定部42Aの前端部42Bから車両前方側の部位は、車両前方側へ向かって車両上下方向へ拡幅され、車両側方から見た側部視形状では略台形となっており、その上下方向両端部にはそれぞれ車幅方向外側へ向かってフランジ42Cが形成されている。また、エクステンション42の前端部はドア固定部42Dとなっており、ドア固定部42Dは長手方向を車両上下方向に沿った平板状となっている。
なお、エクステンション42のインパクトビーム固定部42Aの前端部42Bにおいては円弧断面形状が、車両後方から車両前方へ向って徐々に浅くなっており、円弧断面形状の上側及び下側には平面部が形成されている。従って、材料の絞り加工が容易になり、プレス成形性が向上するようになっている。
図1に示される如く、エクステンション42のドア固定部42Dはドアインナパネル36におけるインパクトビーム取付部36Cの車幅方向外側部に溶接等によって固定されている。また、エクステンション42のインパクトビーム固定部42Aの前端部42Bとドア固定部42Dとの間には傾斜壁部42Eが形成されている。エクステンション42の傾斜壁部42Eは車両前方外側から車両後方内側へ向かって傾斜しており、エクステンション42の傾斜壁部42Eの前部は、ドアインナパネル36の傾斜壁部36Dの車幅方向外側部に溶接等によって固定されている。
図4に示される如く、エクステンション42にはインパクトビーム固定部42Aの前端部42Bとドア固定部42Dとを跨いでインパクトビーム取付部材折れ防止手段としてのビード50が形成されており、ビード50はプレス加工等によって形成された屈曲突状部となっている。また、図1に示される如く、ビード50はドアインナパネル36の縦壁部36Eの車幅方向外側を跨いで形成されており、ビード50はドアインナパネル36の縦壁部36Eと車両側部視において重なっている。
図6には、図1の6−6線断面に沿った拡大断面図が示されている。図6に示される如く、ビード50は車幅方向外側に向かって断面円弧状に凹んだ凹ビードとなっており、ビード50はエクステンション42における上下方向中央部に、長手方向をインパクトビーム40の軸線40B(図4参照)の方向となる車両前後方向に沿って形成されている。
従って、図1に二点鎖線で示すように車両側突時に、リヤサイドドア18が車幅方向内側へ移動し、エクステンション42のドア固定部42Dが、ドアインナパネル36のインパクトビーム取付部36Cを挟んで、センタピラーアウタパネル30の車幅方向外側壁部30Aに当たると、エクステンション42がドアインナパネル36の縦壁部36Eの車幅方向外側端36Fを起点に、車幅方向内側方向(図1の矢印A方向)へ折れ曲がろうとする。このとき、ビード50によって、エクステンション42におけるドアインナパネル36の縦壁部36Eの車幅方向外側端に生じる大きな曲げ力を支持し、曲げを防止することができるようになっている。この結果、リヤサイドドア18に作用する側突荷重F1は、インパクトビーム40からエクステンション42のビード50を介して、ドアインナパネル36の縦壁部36Eに効率良く伝達されるようになっている。また、図1に二点鎖線で示すように、ドアインナパネル36がセンタピラーアウタパネル30の後フランジ30Cに当接することで、インパクトビーム40に作用する側突荷重F1をセンタピラー22に効率良く伝達できるようになっている。
図7には、本実施形態におけるリヤサイドドア18の車両前方内側から見た斜視図が示されている。図7に示される如く、ドアインナパネル36における傾斜壁部36Dの上部の車幅方向内側となる縦壁部36Eの部位には、ドアヒンジ取付部36Gが形成されており、ドアヒンジ取付部36Gは縦壁部36Eに対して車両前方側へ突出形成されている。また、ドアインナパネル36における傾斜壁部36Dの下部の車幅方向内側となる縦壁部36Eの部位には、ワイヤハーネスを通すための貫通穴55を穿設した貫通穴穿設部36Hが形成されており、貫通穴穿設部36Hは縦壁部36Eに対して車両前方側へ突出形成されている。
図2には、図7の2−2線断面に沿った拡大断面図が示されている。図2に示される如く、ドアインナパネル36におけるドアヒンジ取付部36Gの車両前側面には、ドアヒンジ56(図7では図示省略)の一方のアーム56Aが図示を省略したボルト等の締結部材によって固定されている。また、ドアヒンジ56の他方のアーム56Bはセンタピラーアウタパネル30の車幅方向外側壁部30Aの外側面に図示を省略したボルト等の締結部材によって固定されている。
図3には、図7の3−3線断面に沿った拡大断面図が示されている。図3に示される如く、ドアインナパネル36の貫通穴穿設部36Hの貫通穴55には、ワイヤハーネス57を保護するブッシュ59(図7では図示省略)が嵌合されており、ビード50によってエクステンション42とブッシュ59が干渉しないようになっている。
図7に示される如く、ドアインナパネル36における縦壁部36Eの、ドアヒンジ取付部36Gと貫通穴穿設部36Hとの間には、車両後方へ向って凸の凸ビード57が形成されており、凸ビード57は長手方向を車幅方向に沿って配置されている。また、凸ビード57の上部にはドアヒンジ取付部36Gと連結する上傾斜面36Jが形成されており、凸ビード57の下部には貫通穴穿設部36Hと連結する下傾斜面36Kが形成されている。更に、上傾斜面36Jと下傾斜面36Kとは傾斜壁部36D側端部において車両前方へ凸の連結凸部61によって互いに連結されており、連結凸部61はその長手方向を車両上下方向に沿って配置されている。連結凸部61は、傾斜壁部36Dに連結され車幅方向に延びる縦壁部36Lと、縦壁部36Lの車幅方向内側端から車両後方内側に向って傾斜し、縦壁部36Eに連結された傾斜面36Mとで構成されている。
図1〜図3に示される如く、ドアインナパネル36の縦壁部36Eにおける連結凸部61、ドアヒンジ取付部36G、貫通穴穿設部36Hの車幅方向内側部には、ウエザストリップ58が取付けられており(図7では省略)、ドアインナパネル36の縦壁部36Eとセンタピラーアウタパネル30の後壁部30Bとの隙間をウエザストリップ58によってシールしている。
従って、図2に示される如く、車両の前突時等に車両前方側から荷重F2が作用した場合には、荷重F2がセンタピラーアウタパネル30、ドアヒンジ56、エクステンション42、インパクトビーム40の順に伝達されるようになっている。この際、ビード50によってエクステンション42の変形が防止され、荷重F2を効率良く伝達できるようになっている。
また、乗員がリヤサイドドア18を閉めた際には、ドアアウタパネル34に接着されたインパクトビーム40の運動エネルギがエクステンション42のビード50を介して、ドアインナパネル36の縦壁部36Eに効率良く伝達されるようになっている。この結果、乗員がリヤサイドドア18を閉めた際に、インパクトビーム40の運動エネルギによって、ウエザストリップ58の断面が効率良く変形し、ドアインナパネル36の縦壁部36Eとセンタピラーアウタパネル30の後壁部30Bとの隙間のシール性が向上するようになっている。
また、エクステンション42のビード50が結合されたドアインナパネル36における傾斜壁部36Dの下部近傍に貫通穴55が形成されているため、貫通穴55によるドアインナパネル36の剛性低下がビード50によって抑制されるようになっている。
また、図7に示される如く、ドアインナパネル36における傾斜壁部36Dがドアヒンジ取付部36Gに連結している。従って、車両側突時に、リヤサイドドア18に作用する側突荷重が、インパクトビーム40からエクステンション42のビード50に伝達され、ビード50からドアインナパネル36の傾斜壁部36D、ドアヒンジ取付部36G、ドアヒンジ56を介して、センタピラー22に効率良く伝達されるようになっている。
また、ドアインナパネル36における傾斜壁部36Dがドアヒンジ取付部36Gに連結しており、ドアヒンジ取付部36Gの剛性が向上するようになっている。この結果、開閉時のリヤサイドドア18の振れが抑制され、ドア開閉時のドア操作性が向上するようになっている。
また、ドアインナパネル36における縦壁部36Eの、ドアヒンジ取付部36Gと貫通穴穿設部36Hとの間に凸ビード57が形成されており、凸ビード57の上部には上傾斜面36Jが形成され、凸ビード57の下部には下傾斜面36Kが形成されている。更に、上傾斜面36Jと下傾斜面36Kとが連結凸部61によって互いに連結されている。従って、車両側突時に、リヤサイドドア18に作用する側突荷重が、凸ビード57を介して、センタピラーアウタパネル30の後フランジ30に効率良く伝達できるようになっている。また、連結凸部61によって貫通穴穿設部36Hの変形を抑制することができるため、側突荷重が貫通穴穿設部36Hを介してセンタピラー22に効率良く伝達されるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記構成の本実施形態では、リヤサイドドア18をドアヒンジのヒンジ軸廻りに回動することで、車体10のリアドア開口部14が開閉される。図1に示される如く、リアドア開口部14の閉止状態では、リヤサイドドア18は、ドアインナパネル36のピラー被覆部36Bがセンタピラーアウタパネル30の車幅方向外側壁部30Aと対向している共に、縦壁部36Eがセンタピラーアウタパネル30の後壁部30Bに対向している。また、エクステンション42におけるインパクトビーム固定部42Aとドア固定部42Dとの間には、ドアインナパネル36の縦壁部36Eの車幅方向外側を跨いでビード50が形成されており、側突時にエクステンション42のドア固定部42Dの前端部がドアインナパネル36を挟んでセンタピラー22に当たる。
従って、車両側突時に、エクステンション42がドアインナパネル36の縦壁部36Eの車幅方向外側端36Fを起点に、車幅方向内側方向(図1の矢印A方向)へ折れ曲がろうとするが、ビード50によって、エクステンション42におけるドアインナパネル36の縦壁部36Eの車幅方向外側端に生じる大きな曲げ力を支持することができ、曲げを防止できる。この結果、リヤサイドドア18に作用する側突荷重F1は、インパクトビーム40からエクステンション42のビード50を介して、ドアインナパネル36の縦壁部36Eに効率良く伝達される。また、図1に二点鎖線で示すように、ドアインナパネル36がセンタピラーアウタパネル30の後フランジ30Cに当接することで、インパクトビーム40に作用する側突荷重F1をセンタピラー22に更に効率良く伝達できる。
一方、図2に示される如く、車両の前突時等に車両前方側から荷重F2が作用した場合には、荷重F2がセンタピラーアウタパネル30、ドアヒンジ56、エクステンション42、インパクトビーム40の順に伝達される。この際、ビード50によってエクステンション42の変形が防止され、荷重F2を効率良くインパクトビーム40に伝達できる。
また、乗員がリヤサイドドア18を閉めた際には、ドアアウタパネル34に接着剤41によって接着されたインパクトビーム40の運動エネルギがエクステンション42のビード50を介して、ドアインナパネル36の縦壁部36Eに効率良く伝達される。この結果、乗員がリヤサイドドア18を閉めた際に、インパクトビーム40の運動エネルギによってウエザストリップ58の断面が効率良く変形し、ドアインナパネル36の縦壁部36Eとセンタピラーアウタパネル30の後壁部30Bとの隙間のシール性が向上する。
また、ビード50が結合されたドアインナパネル36における傾斜壁部36Dの下部近傍に貫通穴55が形成されているため、貫通穴55によるドアインナパネル36の剛性低下がビード50によって抑制される。
また、図7に示される如く、ドアインナパネル36における傾斜壁部36Dがドアヒンジ取付部36Gに連結している。従って、車両側突時に、リヤサイドドア18に作用する側突荷重が、インパクトビーム40からエクステンション42のビード50に伝達され、ビード50からドアインナパネル36の傾斜壁部36D、ドアヒンジ取付部36G、ドアヒンジ56を介して、センタピラー22に効率良く伝達される。
また、ドアインナパネル36における傾斜壁部36Dがドアヒンジ取付部36Gに連結しており、ドアヒンジ取付部36Gの剛性が向上する。この結果、開閉時のリヤサイドドア18の振れが抑制され、ドア開閉時のドア操作性が向上する。
また、ドアインナパネル36における縦壁部36Eのドアヒンジ取付部36Gと貫通穴穿設部36Hとの間に凸ビード57が形成されており、凸ビード57の上部には上傾斜面36Jが形成され、凸ビード57の下部には下傾斜面36Kが形成されている。更に、上傾斜面36Jと下傾斜面36Kとが連結凸部61によって互いに連結されている。従って、アインナパネル36における縦壁部36Eのドアヒンジ取付部36Gと貫通穴穿設部36Hとの間の部位の強度が高くなるため、車両側突時に、リヤサイドドア18に作用する側突荷重を、アインナパネル36における縦壁部36Eのドアヒンジ取付部36Gと貫通穴穿設部36Hとの間の部位を介してセンタピラー22に効率良く伝達できる。また、連結凸部61によって貫通穴穿設部36Hの変形を抑制することができるため、側突荷重が貫通穴穿設部36Hを介してセンタピラー22に効率良く伝達される。
また、本実施形態では、ドアインナパネル36におけるインパクトビーム取付部36Cのインパクトビーム側端部(後端部)に、車両前方外側から車両後方内側へ向かう傾斜壁部36Dが形成されている。この結果、側突時にエクステンション42が、ドアインナパネル36の縦壁部36Eの車幅方向外側端36Fから受ける応力の集中が傾斜壁部36Dによって緩和される。このため、エクステンション42が、ドアインナパネル36の縦壁部36Eの車幅方向外側端36Fを起点に折れ曲がろうとするのを更に効果的に防止できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る車両側部構造について、図9及び図10に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図9には図4に対応する斜視図が示されており、二点鎖線によってエクステンション42の凹凸形状を明確にしている。また、図10には図5に対応する断面図が示されている。図9及び図10に示される如く、本実施形態では、エクステンション42のインパクトビーム固定部42A(インパクトビーム固定部42Aの前端部42Bを含む)が、車両上下方向へ広げられており、上下方向中央部に開口部を車幅方向外側へ向けた円弧状部を有している。また、インパクトビーム40の前端部40Aはエクステンション42のインパクトビーム固定部42Aの円弧状内周部に挿入した状態で接着、溶接等によって固定されている(図10の黒塗り部分は接合点を示す)。更に、エクステンション42のインパクトビーム固定部42Aにおける上端縁部と下端縁部には車幅方向外側に向かってフランジ42Fが形成されている。
従って、本実施形態においても第1実施形態と同様の作用効果が得られると共に、エクステンション42のインパクトビーム固定部42Aを車両上下方向へ広げ且つフランジ42Fを形成したことによって、エクステンション42の強度を更に向上できる。
次に、本発明の第3実施形態に係る車両側部構造について、図11に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図11には図4に対応する斜視図が示されており、二点鎖線によってエクステンション42の凹凸形状を明確にしている。図11に示される如く、本実施形態では、エクステンション42のドア固定部42Dにおける車両上下方向中央部となるビード50の車両前方側に、車幅方向外側へ凸の凸ビード60が長手方向を車両前後方向に沿って形成されている。また、凸ビード60の車両前後方向から見た形状は台形状となっており、凸ビード60によってドア固定部42Dに車両前後方向に延びる4本の稜線62が形成されている。
従って、本実施形態においても第1実施形態と同様の作用効果が得られると共に、エクステンション42のドア固定部42Dに車両前後方向に沿って凸ビード60を形成したことによって、エクステンション42の強度を更に向上できる。
なお、車幅方向外側へ凸の凸ビード60に代えて車幅方向内側へ凸の凸ビードをエクステンション42のドア固定部42Dに形成しても良い。
次に、本発明の第4実施形態に係る車両側部構造について、図12に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図12には図4に対応する斜視図が示されており、二点鎖線によってエクステンション42の凹凸形状を明確にしている。図12に示される如く、本実施形態では、エクステンション42の傾斜壁部42Eには、その全域にビード50が形成されている。即ち、ビード50が傾斜壁部42Eの上端及び下端まで延長されている。
従って、本実施形態においても第1実施形態と同様の作用効果が得られると共に、ビード50を傾斜壁部42Eの上端及び下端まで延長したことによって、エクステンション42の強度を更に向上できる。
次に、本発明の第5実施形態に係る車両側部構造について、図13に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図13には、本実施形態におけるインパクトビーム40の前端部40Aとエクステンション42の車幅方向内側から見た側面図が示されており、二点鎖線によってエクステンション42の凹凸形状を明確にしている。図13に示される如く、本実施形態では、エクステンション42に形成されたビード50が傾斜壁部42Eの上端近傍及び下端近傍まで延長されていると共に、ビード50の上下方向両端部と上下方向中央部とから延長部50Aがそれぞれ車両前方へ向かって突出形成されている。また、各延長部50Aの前端50Bは、エクステンション42のドア固定部42Dの前端42Gから所定の距離L1離間している。
従って、本実施形態においても第1実施形態と同様の作用効果が得られる。また、ビード50を傾斜壁部42Eの上端近傍及び下端近傍まで延長すると共に、ビード50の上下方向両端部と上下方向中央部とから延長部50Aをそれぞれ車両前方へ向かって突出形成したことによって、エクステンション42の強度を更に向上できる。
次に、本発明の第6実施形態に係る車両側部構造について、図14に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図14には図7に対応する斜視図が示されている。図14に示される如く、本実施形態では、ドアインナパネル36に形成したドアヒンジ取付部36Gの上側傾斜壁部36Nの車幅方向外側端部が傾斜壁部36Dの上端部に連結されていると共に、上壁部36Nの後端部からは延長傾斜壁部36Pが車幅方向内側へ向かって形成されている。このため、ドアヒンジ取付部36Gの上側に傾斜壁部36D、上側傾斜壁部36N、延長傾斜壁部36Pが車幅方向に連続して形成されている。
従って、本実施形態においても第1実施形態と同様の作用効果が得られる。また、ドアインナパネル36におけるドアヒンジ取付部36Gの上側に傾斜壁部36D、上側傾斜壁部36N、延長傾斜壁部36Pを車幅方向に連続して形成したことによって、ドアインナパネル36の強度を更に向上できる。
次に、本発明の第7実施形態に係る車両側部構造について、図15及び図16に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図15には図1に対応する断面図が示されており、図16には図6に対応する断面図が示されている。
図15に示される如く、本実施形態では、ドアインナパネル36の傾斜壁部36Dに第1実施形態における連結凸部61が形成されていない。また、図16に示される如く、ビード50が車幅方向内側に向かって断面円弧状に凹んだ凹ビードとなっており、上下のフランジ42Cの車幅方向外側縁部には互いに離間する車両上方または車両方向へ向かって屈曲部42Hがそれぞれ形成されている。
従って、本実施形態においても第1実施形態と同様の作用効果が得られる。また、上下のフランジ42Cの車幅方向外側縁部に形成した屈曲部42Hによって、エクステンション42の強度を更に向上できる。
次に、参考例として第8実施形態に係る車両側部構造について、図17に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図17には図4に対応する斜視図が示されている。図17に示される如く、本実施形態では、エクステンション42における傾斜壁部42Eの上下両端部に形成されたフランジ42Cの幅W1がそれぞれ広くなっており、傾斜壁部42Eの全域が開口部を車幅方向外側へ向けた断面コ字状のビード50となっている。
従って、本実施形態においても第1実施形態と同様の作用効果が得られると共に、ビード50の上壁部と下壁部とを構成するフランジ42Cの幅W1がそれぞれ広くなることで、ビード50の断面係数、2次断面モーメントが増加し、エクステンション42の強度を更に向上できる(エクステンション42が更に折れ難くなる)。
次に、参考例として第9実施形態に係る車両側部構造について、図18及び図19に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図18には図1に対応する断面図が示されており、図19にはエクステンション70の斜視図が示されている。
図19に示される如く、本実施形態では、インパクトビーム40の前端部40Aが結合されたエクステンション70のインパクトビーム固定部70Aの車両前後方向から見た断面形状が、開口部を車幅方向外側へ向けたハット断面形状となっている。即ち、縦壁部70Bの上端からは車幅方向外側に向かって上壁部70Cが形成されており、上壁部70Cの車幅方向外側端からは車両上方に向かってフランジ70Dが形成されている。また、縦壁部70Bの下端からは車幅方向外側に向かって下壁部70Eが形成されており、下壁部70Eの車幅方向外側端からは車両下方に向かってフランジ70Fが形成されている。なお、フランジ70Dとフランジ70Fの根元部にインパクトビーム40の前端部40Aが溶接等によって結合されている(図19の黒塗り部分は接合点を示す)。
エクステンション70の縦壁部70Bの前端からは車幅方向外側へ向かって前壁部70Gが形成されており、前壁部70Gの車幅方向外側端からは車両前方へ向かってドア固定部70Hが形成されている。また、上壁部70Cの前端からは車両下方へ向かって屈曲部70Jが形成されており、下壁部70Eの前端からは車両上方へ向かって屈曲部70Kが形成されている。これらの屈曲部70J、70Kは前壁部70Gの車両後側面に溶接等によって結合されている。なお、エクステンション70のドア固定部70Hは長手方向を車両上下方向に沿った平板状となっている。
図18に示される如く、エクステンション70のドア固定部70Hは、ドアインナパネル36におけるインパクトビーム取付部36Cの車幅方向外側部に溶接等によって固定されている。また、エクステンション70のインパクトビーム固定部70Aの前部70Lは、インパクトビーム取付部材折れ防止手段となっており、ドアインナパネル36の縦壁部36Eの車幅方向外側端36Fを跨いで形成されている。即ち、エクステンション70のインパクトビーム固定部70Aの前部70Lはドアインナパネル36の縦壁部36Eと車両側部視において重なっている。なお、インパクトビーム40の前端部40Aはエクステンション70の前壁部70Gに接近しており、インパクトビーム40の前端部40Aはドアインナパネル36の縦壁部36Eの車幅方向外側端36Fを跨いで形成されている。
従って、本実施形態においても第1実施形態と同様の作用効果が得られる。また、本実施形態では、インパクトビーム取付部材折れ防止手段となっているエクステンション70のインパクトビーム固定部70Aの前部70Lにおける上壁部70Cと下壁部70Eとの幅W2がそれぞれ広くなっている。この結果、エクステンション70におけるインパクトビーム固定部70Aの前部70Lの断面係数、2次断面モーメントが増加し、エクステンション70の強度を更に向上できる(エクステンション70が更に折れ難くなる)。
また、本実施形態では、インパクトビーム40の前端部40Aをエクステンション70の前壁部70Gに近づけることができ、インパクトビーム40の前端部40Aをドアインナパネル36の縦壁部36Eの車幅方向外側端36Fを跨いで配置できる。このため、インパクトビーム40の前端部40Aによってエクステンション70を更に補強できる。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各実施形態においては、後席乗員用のリヤドア開口部14を開閉するためのリヤサイドドア18に本発明が適用された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、フロントサイドドア16、リヤドア、バックドア等に適用されても良い。
また、本発明におけるインパクトビーム取付部材折れ防止手段は、上記各実施形態に例示した構成には限定されず、各実施形態を組み合わせて実施することも可能である。
図7の1−1線断面に沿ってドアを含んだ拡大断面図である。 図7の2−2線断面に沿ってドアを含んだ拡大断面図である。 図7の3−3線断面に沿ってドアを含んだ拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両側部構造のインパクトビームとエクステンションを示す車両前方内側から見た斜視図である。 図1の5−5線断面に沿った拡大断面図である。 図1の6−6線断面に沿った拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両側部構造のリヤサイドドアを示す車両前方内側から見た斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両側部構造の自動車の車体右側部を示す車室内側から見た側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両側部構造の図4に対応する斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両側部構造の図5に対応する断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両側部構造の図4に対応する斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係る車両側部構造の図4に対応する斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係る車両側部構造のインパクトビームとエクステンションを示す車幅方向内側た側面図である。 本発明の第6の実施形態に係る車両側部構造の図7に対応する斜視図である。 本発明の第7の実施形態に係る車両側部構造の図1に対応する断面図である。 図15の16−16線断面に沿った拡大断面図である。 第8の実施形態に係る車両側部構造の図4に対応する斜視図である。 第9の実施形態に係る車両側部構造の図1に対応する断面図である。 第9の実施形態に係る車両側部構造のエクステンションを示す車幅方向外側前方から見た斜視図である。
符号の説明
12 フロントドア開口部
14 リアドア開口部
16 フロントサイドドア
18 リアサイドドア
22 センタピラー
23 フロントピラー
28 クォータピラー
30 センタピラーアウタパネル
30A センタピラーアウタパネルの車幅方向外側壁部
30B センタピラーアウタパネルの後壁部
34 ドアアウタパネル
36 ドアインナパネル
36C ドアインナパネルのインパクトビーム取付部
36D ドアインナパネルの傾斜壁部
36E ドアインナパネルの縦壁部
40 インパクトビーム
42 エクステンション(インパクトビーム取付部材)
42A エクステンションのインパクトビーム固定部
42B エクステンションのインパクトビーム固定部の前端部
42C エクステンションのフランジ
42D エクステンションのドア固定部
42E エクステンションの傾斜壁部
50 ビード(インパクトビーム取付部材折れ防止手段)
70 エクステンション(インパクトビーム取付部材)
70A エクステンションのインパクトビーム固定部
70H エクステンションのドア固定部
70L インパクトビーム固定部の前部(インパクトビーム取付部材折れ防止手段)

Claims (2)

  1. 車体側部に形成されたドア開口部の周縁部を形成する車体側ピラーと、
    前記ドア開口部を開閉するためのドアと、
    前記ドアに設けられたインパクトビームと、
    一方の端部に形成されたインパクトビーム固定部に前記インパクトビームが固定され、他方の端部に形成され側突時に前記ドアを挟んで前記車体側ピラーと当たるドア固定部が前記ドアのインパクトビーム取付部に固定されたインパクトビーム取付部材と、
    前記ドアによる前記ドア開口部の閉止状態で、前記ドアに設けられて前記インパクトビーム取付部の前記インパクトビーム側端部から車内側に屈曲した縦壁部と、
    前記ドアによる前記ドア開口部の閉止状態で、前記インパクトビーム取付部材の前記インパクトビーム固定部と前記ドア固定部との間に形成され前記縦壁部の車外側を跨いで配置されたインパクトビーム取付部材折れ防止手段と、
    を有する車両側部構造であって、
    前記インパクトビーム取付部材折れ防止手段は車両幅方向外側に向かって凹んだ凹ビードであることを特徴とする車両側部構造。
  2. 前記ドアにおける前記インパクトビーム取付部の前記インパクトビーム側端部に形成され、前記ドアによる前記ドア開口部の閉止状態で、前記ドアの外周側から内周側に向かって、車外側から車内側へ傾斜した傾斜壁部を有し、この傾斜壁部に隣接して前記インパクトビーム取付部材折れ防止手段が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の車両側部構造。
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