JP4837401B2 - ワイパブレード - Google Patents

ワイパブレード Download PDF

Info

Publication number
JP4837401B2
JP4837401B2 JP2006061545A JP2006061545A JP4837401B2 JP 4837401 B2 JP4837401 B2 JP 4837401B2 JP 2006061545 A JP2006061545 A JP 2006061545A JP 2006061545 A JP2006061545 A JP 2006061545A JP 4837401 B2 JP4837401 B2 JP 4837401B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
cover
blade
rubber holder
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006061545A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007237854A (ja
Inventor
将 藤原
純 阿部
健 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2006061545A priority Critical patent/JP4837401B2/ja
Publication of JP2007237854A publication Critical patent/JP2007237854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4837401B2 publication Critical patent/JP4837401B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明はワイパアームの先端に取り付けられて車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードに関する。
乗用車やバス、トラックなどの車両には、フロントウインドガラスやリアウインドガラスに付着した雨、雪、前車の飛沫等を拭き取って運転者の視界を確保するためにワイパブレードが設けられている。このようなワイパブレードは、ウインドガラスに直接接触するゴム製のブレードラバーとブレードラバーを保持するラバーホルダとを有しており、ラバーホルダにおいてワイパアームの先端に取り付けられ、ワイパモータによりワイパアームが駆動されるとウインドガラス上の払拭範囲を往復動してガラス面を払拭するようになっている。
このようなワイパブレードとしては、例えば特許文献1に示されるように、ブレードラバーに形成された装着溝にガラス面より強く湾曲する板ばね部材を装着し、板ばね部材が装着されたブレードラバーを2点保持式のラバーホルダにより保持するようにしたものが知られている。この場合、ラバーホルダの長手方向両端にはそれぞれ保持部が設けられ、これらの保持部においてラバーホルダはブレードラバーを保持するようになっている。これにより、ワイパアームからの押え力はラバーホルダの両端の2点からブレードラバーの中間部に加えられ、板ばね部材がガラス面に沿う形状に弾性変形して、ブレードラバーは所定の分布圧でガラス面に接触するようになっている。
しかしながら、このようなワイパブレードでは、ブレードラバーは長手方向両端の2点においてラバーホルダに保持されているので、ブレードラバーのラバーホルダから突出する先側部分は外部に露出した状態となっている。そのため、板ばね部材が装着される装着溝やブレードラバーを成型加工する際に生じるバリなどが外部から視認され、これによりワイパブレードの見栄えが悪いという問題点があった。
そこで、ラバーホルダの長手方向両側に一対のカバーを設け、これらのカバーによりブレードラバーのラバーホルダから突出する先側部分を覆ってワイパブレードの美観を向上させるようにしたワイパブレードが開発されている。この場合、カバーの基端部にはラバーホルダに向けて突出する連結脚部が設けられ、一方、ラバーホルダには回動軸が設けられており、連結脚部は回動軸に係合されている。これにより、カバーはラバーホルダに対してウインドガラスに垂直な方向に回動自在に連結され、ブレードラバーのガラス面への追従を阻害することがないようにされている。
特開昭63−145155号公報
しかしながら、前述のようなカバーを備えたワイパブレードでは、カバーは回動軸を中心としてラバーホルダに対して回動自在となっているので、外力によりカバーがラバーホルダに対して所定角度以上に回動されると、連結脚部には保持部に対応する部分が作用点となって外力による大きな曲げ力が加えられることになる。そのため、この曲げ力に抗するように連結脚部を太く強固に形成する必要があり、このワイパブレードの小型・軽量化の妨げとなっていた。
本発明の目的は、ブレードラバーを保持するラバーホルダの両側に一対のカバーを備えたワイパブレードを小型・軽量化することにある。
本発明のワイパブレードは、ワイパアームの先端に取り付けられて車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードであって、前記ウインドガラスに接触するブレードラバーと、前記ウインドガラスに垂直な方向に弾性変形自在に形成され、前記ブレードラバーに装着される板ばね部材と、長手方向両端に一対の保持部を備え、前記ブレードラバーの中間部分を覆うとともに前記保持部において前記ブレードラバーを保持するラバーホルダと、前記ラバーホルダの長手方向両側に設けられ、それぞれ前記ブレードラバーの先側部分を覆う一対のカバーと、前記カバーと一体に形成され、前記カバーから前記ラバーホルダ側に突出して前記ラバーホルダに設けられる連結部に回動自在に連結される連結脚部と、前記カバーに設けられ、前記ラバーホルダに対して前記カバーが所定角度以上回動したときに前記ラバーホルダに設けられる係合部に係合して前記カバーの所定角度以上の回動を規制するストッパとを有し、前記係合部と前記ストッパとが前記カバーの回動方向に対して前記連結脚部よりも前記ウインドガラス側に設けられていることを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記ラバーホルダと前記カバーとの連結状態において、前記連結部よりも前記ウインドガラス側に前記係合部を設け、前記係合部よりも前記連結部側に前記ストッパを配置し、前記カバーの回動方向に対して前記ストッパの下面側と前記係合部の上面側とが当接することを特徴とする。
本発明によれば、過大な外力によりカバーがラバーホルダに対して所定角度以上に回動したときには、カバーのストッパがラバーホルダの係合部に係合してカバーの所定角度以上の回動が規制されるので、当該外力により連結脚部に加えられる曲げ力を低減させることができる。したがって、カバーに設けられる連結脚部を細く小型に形成することができ、これにより、このワイパブレードを小型・軽量化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態であるワイパブレードを示す斜視図であり、このワイパブレード11は車両12のワイパアーム13の先端に取り付けられ、図示しないワイパモータによりワイパアーム13が揺動駆動されると、ワイパアーム13とともに揺動運動して車両12のフロントウインドガラス14(以下、ウインドガラス14とする。)を払拭する。
このワイパブレード11は、ウインドガラス14に直接接触するブレードラバー15とブレードラバー15を保持するラバーホルダ16とを有し、ラバーホルダ16の長手方向の両側には一対のカバー17が設けられている。
図2は図1におけるA−A線に沿う断面図であり、図3(a)、(b)はそれぞれ図1に示す保持部の詳細を示す説明図である。
図2に示すように、ブレードラバー15は天然ゴムあるいは合成ゴムなどを材料として断面矩形のヘッド部21とリップ部22およびネック部23を備えた長手方向に一様断面の棒状に形成されており、リップ部22においてウインドガラス14に接触するようになっている。ネック部23はヘッド部21やリップ部22に対して払拭方向の幅が狭く形成されており、これによりリップ部22はヘッド部21に対して払拭方向に傾動自在となっている。
ヘッド部21とネック部23の間にはそれぞれ払拭方向の両側面に開口するとともに長手方向に延びる保持溝24が形成され、また、ヘッド部21の両側面にはそれぞれ装着溝21aが長手方向に延びて形成されている。そして、これらの装着溝21aにはそれぞれ板ばね部材25が装着されている。
板ばね部材25は鋼板等の板材を打ち抜き加工することによりブレードラバー15と同程度の長さ寸法の平板状に形成され、ウインドガラス14に垂直な方向に弾性変形自在となっており、これにより、板ばね部材25が装着されたブレードラバー15は板ばね部材25と一体的にウインドガラス14に垂直な方向つまりその湾曲度合いを変化させる方向に弾性変形自在となっている。また、板ばね部材25は自然状態ではその弾性変形自在な方向に向けてウインドガラス14の曲率より強く湾曲しており、これにより、板ばね部材25が装着されたブレードラバー15もウインドガラス14から離れた状態ではウインドガラス14よりも強く湾曲している。
なお、図示する場合では、板ばね部材25は鋼板により形成されているが、これに限らず、例えば硬質の樹脂等により形成するなど、ウインドガラス14に垂直な方向に弾性変形自在なものであればよい。
一方、ラバーホルダ16は、図2に示すように、樹脂材料により長手方向に延びる天壁部16aと天壁部16aの両側部からウインドガラス14に向けて延びる一対の側壁部16bとを備えた断面コの字形状に形成され、その長さはブレードラバー15のほぼ半分程度に形成されている。ブレードラバー15はその中間部分がラバーホルダ16の内部に配置されてラバーホルダ16により覆われており、リップ部22のみが外部に露出する状態となっている。また、図1に示すように、一方の側壁部16bの長手方向のほぼ中間部には取付部26が固定されており、ラバーホルダ16はこの取付部26においてワイパアーム13の先端に取り付けられている。さらに、天壁部16aにはフィン27が一体に形成されており、このフィン27によりワイパブレード11の空力特性を向上させるようになっている。
図1に示すように、ラバーホルダ16の長手方向の一端(ワイパブレード11をワイパアーム13に取り付けたときにワイパアーム13の揺動中心に近い側となる側)には保持部31が設けられている。図3(a)に示すように、保持部31は一対の保持爪32(図中は一方側のみを示すが他方側も同様の保持爪が設けられる。)を備えており、これらの保持爪32はブレードラバー15の長手方向に直交し且つ払拭方向に平行な方向に向けて側壁部16bから突出する断面矩形の突起状に形成され、それぞれ保持溝24に係合してブレードラバー15を保持している。また、ブレードラバー15には各保持爪32を長手方向から挟む一対のストッパ部33a,33bが設けられており、これらのストッパ部33a,33bにより保持爪32はブレードラバー15に対して保持溝24に沿う方向への移動が規制されている。つまり、ブレードラバー15は保持部31においては長手方向への位置決めが成された状態でラバーホルダ16に保持されている。
同様に、ラバーホルダ16の長手方向の他端には保持部34が設けられており、図3(b)に示すように、この保持部34はそれぞれ断面矩形に形成される一対の保持爪35(図中は一方側のみを示すが他方側も同様の保持爪が設けられる。)を備え、これらの保持爪35は保持溝24に係合し、これによりブレードラバー15を保持している。また、保持爪35が係合する部分においてはブレードラバー15にはストッパ部は設けられておらず、保持爪35は保持溝24に沿って移動自在となっている。つまり、ブレードラバー15は保持部34においてはラバーホルダ16に対して軸方向に移動自在に保持されている。
このように、このワイパブレード11では、ラバーホルダ16の長手方向の両端に一対の保持部31,34を設け、これらの保持部31,34の2点においてブレードラバー15を保持するようにしている。したがって、ワイパアーム13からの押え力が取付部26を介してラバーホルダ16に加えられると、その押え力はラバーホルダ16の両端の2点、つまり各保持部31,34からブレードラバー15に加えられ、これによりブレードラバー15は弾圧的にウインドガラス14に接触する。
図4(a)〜(d)は、それぞれ図1に示すワイパブレードがウインドガラスに接する際のブレードラバーの形状の変化を示す説明図であり、このワイパブレード11はブレードラバー15がウインドガラス14に接触していないときには、図4(a)に示すように、ブレードラバー15はウインドガラス14の払拭範囲における最大曲率よりもさらに大きな曲率でガラス面に向けて閉じる方向に湾曲している。この状態からワイパブレード11をウインドガラス14にセットすると、まずブレードラバー15の長手方向の両端部がガラス面に接触する。ブレードラバー15の両端部がガラス面に接触した状態でラバーホルダ16を介してワイパアーム13の押え力(図中矢印で示す)がブレードラバー15に加えられると、図4(b)に示すように、ブレードラバー15は長手方向の中央部がガラス面に接触するようにM字形状に変形する。このとき、ブレードラバー15は保持部31においてはラバーホルダ16に対する軸方向の移動が規制され、保持部34においては軸方向への移動が許容されているので、ワイパアーム13からの押え力が増加するに伴ってブレードラバー15はガラス面に沿って変形することができる。そして、図4(c)に示すように、ブレードラバー15は次第にガラス面に沿う状態となるように変形し、ガラス面に完全にセットされたときには、図4(d)に示すように、ワイパアーム13からの押え力により長手方向全体がガラス面に接触する払拭姿勢となる。このとき、ブレードラバー15と同様に板ばね部材25もガラス面に沿う形状に弾性変形するので、取付部26を介してラバーホルダ16に加えられるワイパアーム13の押え力は板ばね部材25の弾性変形によりブレードラバー15の長手方向に分散され、ブレードラバー15は長手方向に均一な分布圧でウインドガラス14に接触する。したがって、ブレードラバー15を長手方向全体が均一にウインドガラス14に接触した状態で払拭動作させて、良好な払拭性を発揮することができる。
図5は図1に示すラバーホルダとカバーの詳細を示す斜視図であり、図6は図1におけるB−B線に沿う断面図である。なお、本実施の形態においては、ワイパブレード11には一対のカバー17が設けられているが、これらのカバー17は左右対称である以外はほぼ同様な構造となっているので、以下には一方のカバー17についてのみ説明する。
図5に示すように、カバー17はラバーホルダ16とは別体に形成され、その基端部には連結脚部41が設けられ、この連結脚部41においてラバーホルダ16に連結されるようになっている。図6に示すように、このカバー17は樹脂材料により天壁部17aと一対の側壁部17bとを備えた断面コの字形状に形成され、また、天壁部17aにはラバーホルダ16のフィン27に連なるフィン42が一体に形成され、その空力特性を高めるようにされている。
図1に示すように、一方のカバー17はラバーホルダ16の長手方向の一方側に当該ラバーホルダ16に並べて配置され、他方のカバー17はラバーホルダ16の長手方向の他方側に当該ラバーホルダ16に並べて配置されており、これにより、ラバーホルダ16の両側から突出するブレードラバー15の先側部分はそれぞれカバー17により覆われている。つまり、ブレードラバー15はリップ部22の一部のみが外部に露出し、その他の部分全体がラバーホルダ16とカバー17とにより覆われるようになっている。
このように、このワイパブレード11は、ラバーホルダ16の長手方向両側に一対のカバー17を設けるようにしたので、ブレードラバー15の全体をラバーホルダ16とカバー17とにより覆うことができる。したがって、ブレードラバー15に装着される板ばね部材25やブレードラバー15を成型する際に生じるバリ等をカバー17により隠して外部から視認できなくし、これにより、このワイパブレード11の美観を向上させることができる。
図7は連結脚部の詳細を示す斜視図であり、図8は連結ボス部の詳細を示す斜視図であり、図9は図1におけるC−C線に沿う断面図である。
図7に示すように、カバー17に設けられる連結脚部41は、カバー17の基端部からラバーホルダ16に向けて突出するようにカバー17と一体に樹脂材料により形成されており、その内部には金属製の補強部材43がインサート成形されている。
連結脚部41はカバー17に対してウインドガラス14に垂直な方向の厚み寸法が薄い板状に形成されており、その中央部分には長手方向に延びる長孔44が形成され、これにより環状とされている。また、連結脚部41には長孔44を挟んだ両側に位置して一対の係合凹部45が設けられており、これらの係合凹部45は互いにその軸心を一致させるとともに対向して配置されている。一方、図8に示すように、ラバーホルダ16の先端部には、天壁部16aと一体に当該天壁部16aからウインドガラス14側に向けて突出する凸状に形成される連結部としての連結ボス部46が設けられており、この連結ボス部46の両側部には互いに同軸であり且つそれぞれ払拭方向に向けて突出する一対の回動軸47が設けられている。
そして、図9に示すように、連結脚部41は、その内面が連結ボス部46の外面に係合するように連結ボス部46を長孔44に配置するとともに、係合凹部45が対応する回動軸47に回動自在に係合するように連結ボス部46に連結されている。これにより、カバー17は連結脚部41において回動軸47を中心としてウインドガラス14に垂直な方向に回動自在にラバーホルダ16に連結されるようになっている。したがって、ワイパブレード11が払拭動作を開始してブレードラバー15がウインドガラス14に追従するように弾性変形しても、カバー17はラバーホルダ16に対して回動してブレードラバー15の弾性変形を阻害することがなく、これにより、このワイパブレード11のガラス面への追従性を高めることができる。
図10(a),(b)はそれぞれストッパの作用を示す説明図である。
図7、図8に示すように、このワイパブレード11では、カバー17のラバーホルダ16に対する回動角度を所定の範囲に規制するために、カバー17の側壁部17bのラバーホルダ16の端面に対向する面には一対のストッパ51が設けられ、ラバーホルダ16には一対の係合部52が設けられている。
ラバーホルダ16に形成される係合部52は、それぞれ保持爪32に対してラバーホルダ16の先端側に並べて当該保持爪32と一体に形成されており、側壁部16bの下端つまり回動軸47(連結ボス部46)よりもウインドガラス14側に位置するようになっている。一方、カバー17に設けられるストッパ51は、それぞれカバー17の基端部からラバーホルダ16側に突出するようにカバー17と一体に形成されており、カバー17がラバーホルダ16に連結されたときには、係合部52よりも回動軸47の側に位置する所定の位置に設けられるとともに、一対のストッパ51は、ラバーホルダ16の側壁部16bの内側に配置される。このため、外観を損なわずに破損されにくいワイパブレード11を提供することができる。
次に、このようなストッパ51と係合部52とによるカバー17の回動規制作用を図10に基づいて説明する。
まず、ワイパブレード11がウインドガラス14にセットされたときなどの通常状態においては、カバー17はラバーホルダ16に対して所定の角度範囲内に位置しており、このとき、図10(a)に示すように、カバー17のストッパ51はラバーホルダ16の係合部52とは所定の間隔を空けて離れている。したがって、この状態でワイパブレード11が払拭動作をしてもストッパ51は係合部52に接触せず、ラバーホルダ16に対するカバー17の回動は規制されず、ブレードラバー15のガラス面への追従動作に対応してカバー17が自由に回動して、ワイパブレード11の払拭性が確保される。
一方、例えば、ワイパブレード11がワイパアーム13から取り外された状態等において、カバー17に過大な外力が加えられ、カバー17がラバーホルダ16に対して所定角度以上に回動しようとした場合には、図10(b)に示すように、カバー17の側壁部17bの端部がラバーホルダ16の側壁部16bの端部に突き当たるとともに、ストッパ51が係合部52に接触し、これにより、カバー17のそれ以上の回動が規制される。つまり、カバー17に過大な外力が加えられてカバー17が回動軸47を中心としてラバーホルダ16に対して所定角度以上に回動しようとした場合には、その外力はストッパ51が係合部52に接することにより当該ストッパ51により支持され、それ以上にカバー17を回動させることが規制される。したがって、過大な外力によりカバー17がラバーホルダ16に対して回動されても、連結脚部41に保持部31,34を作用点とした過大な曲げ力が加わることを防止することができる。
このように、このワイパブレード11では、過大な外力によりカバー17がラバーホルダ16に対して所定角度以上に回動したときには、カバー17のストッパ51をラバーホルダ16の係合部52に係合させてカバー17の所定角度以上の回動を規制するようにしたので、当該外力により連結脚部41に加えられる曲げ力を低減させることができる。したがって、カバー17に設けられる連結脚部41を細く小型に形成することができ、これにより、このワイパブレード11を小型・軽量化することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、本実施の形態においては、ワイパブレード11は車両12のフロントウインドガラス14を払拭するものとされているが、これに限らず、車両12のリアウインドガラスなどを払拭するものであってもよい。
また、本実施の形態においては、カバー17の連結脚部41に設けられる係合凹部45をラバーホルダ16の連結ボス部46に設けられる回動軸47に係合させて、カバー17を回動自在にラバーホルダ16に連結するようにしているが、これに限らず、連結脚部41が連結ボス部46に対して回動自在に連結される構造であれば、例えば連結脚部41に回動軸を設け、連結ボス部46に係合凹部を設けるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、板ばね部材25はブレードラバー15の装着溝21aに装着されているが、これに限らず、板ばね部材25を接着等によりブレードラバー15に直接固定する構造としてもよい。
さらに、補強部材43はなくてもよく、連結脚部41およびカバー17が樹脂で一体に成形されていてもよい。
さらに、本発明は、タンデム式、対向払拭式等、様々な形式のワイパ装置に用いられるワイパブレードに適用することができる。
本発明の一実施の形態であるワイパブレードを示す斜視図である。 図1におけるA−A線に沿う断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ図1に示す保持部の詳細を示す説明図である。 (a)〜(d)は、それぞれ図1に示すワイパブレードがウインドガラスに接する際のブレードラバーの形状の変化を示す説明図である。 図1に示すラバーホルダとカバーの詳細を示す斜視図である。 図1におけるB−B線に沿う断面図である。 連結脚部の詳細を示す斜視図である。 連結ボス部の詳細を示す斜視図である。 図1におけるC−C線に沿う断面図である。 (a)、(b)はそれぞれストッパの作用を示す説明図である。
符号の説明
11 ワイパブレード
12 車両
13 ワイパアーム
14 フロントウインドガラス
15 ブレードラバー
16 ラバーホルダ
16a 天壁部
16b 側壁部
17 カバー
17a 天壁部
17b 側壁部
21 ヘッド部
21a 装着溝
22 リップ部
23 ネック部
24 保持溝
25 板ばね部材
26 取付部
27 フィン
31 保持部
32 保持爪
33a,33b ストッパ部
34 保持部
35 保持爪
41 連結脚部
42 フィン
43 補強部材
44 長孔
45 係合凹部
46 連結ボス部
47 回動軸
51 ストッパ
52 係合部

Claims (2)

  1. ワイパアームの先端に取り付けられて車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードであって、
    前記ウインドガラスに接触するブレードラバーと、
    前記ウインドガラスに垂直な方向に弾性変形自在に形成され、前記ブレードラバーに装着される板ばね部材と、
    長手方向両端に一対の保持部を備え、前記ブレードラバーの中間部分を覆うとともに前記保持部において前記ブレードラバーを保持するラバーホルダと、
    前記ラバーホルダの長手方向両側に設けられ、それぞれ前記ブレードラバーの先側部分を覆う一対のカバーと、
    前記カバーと一体に形成され、前記カバーから前記ラバーホルダ側に突出して前記ラバーホルダに設けられる連結部に回動自在に連結される連結脚部と、
    前記カバーに設けられ、前記ラバーホルダに対して前記カバーが所定角度以上回動したときに前記ラバーホルダに設けられる係合部に係合して前記カバーの所定角度以上の回動を規制するストッパとを有し、
    前記係合部と前記ストッパとが前記カバーの回動方向に対して前記連結脚部よりも前記ウインドガラス側に設けられていることを特徴とするワイパブレード。
  2. 請求項1記載のワイパブレードにおいて、前記ラバーホルダと前記カバーとの連結状態において、前記連結部よりも前記ウインドガラス側に前記係合部を設け、前記係合部よりも前記連結部側に前記ストッパを配置し、前記カバーの回動方向に対して前記ストッパの下面側と前記係合部の上面側とが当接することを特徴とするワイパブレード。
JP2006061545A 2006-03-07 2006-03-07 ワイパブレード Active JP4837401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006061545A JP4837401B2 (ja) 2006-03-07 2006-03-07 ワイパブレード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006061545A JP4837401B2 (ja) 2006-03-07 2006-03-07 ワイパブレード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007237854A JP2007237854A (ja) 2007-09-20
JP4837401B2 true JP4837401B2 (ja) 2011-12-14

Family

ID=38583809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006061545A Active JP4837401B2 (ja) 2006-03-07 2006-03-07 ワイパブレード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4837401B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103333736A (zh) * 2013-06-14 2013-10-02 西安石油大学 一种导热油在线再生装置及工艺

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3146460B2 (ja) * 1991-11-07 2001-03-19 ブラザー工業株式会社 電子制御式刺繍ミシン
JP4087022B2 (ja) * 1999-08-31 2008-05-14 アスモ株式会社 ワイパブレード

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103333736A (zh) * 2013-06-14 2013-10-02 西安石油大学 一种导热油在线再生装置及工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007237854A (ja) 2007-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5123167B2 (ja) ワイパブレード
JP4823072B2 (ja) ワイパブレード
US8347450B2 (en) Wiper blade
JP5498513B2 (ja) 最適化された翼を有するウインドシールドワイパ組立体
WO2005123471A1 (ja) ワイパブレード
JP2003530257A (ja) 自動車のウィンドーを清掃するためのワイパーブレード
JP2007504995A (ja) フロントガラスのワイパーアーム
KR101933754B1 (ko) 차창 와이퍼 아암 및 이를 제조하기 위한 방법
JP4878641B2 (ja) ワイパブレード
KR101969616B1 (ko) 윈드스크린 와이퍼 아암
JP2008168796A (ja) 車両用ワイパ装置
JP5554532B2 (ja) フロントガラス用ワイパーアーム
JP2015500172A (ja) ウィンドスクリーン用ワイパーアーム
JP4815327B2 (ja) ワイパブレード
JP5044250B2 (ja) ワイパブレード
US9227599B2 (en) Mounting assembly for wiper blade and wiper arm
JP4837401B2 (ja) ワイパブレード
JP4641915B2 (ja) ワイパブレード
JP2007237855A (ja) ワイパブレード
JP4559155B2 (ja) ワイパブレード
US20140317874A1 (en) Mounting assembly for wiper blade and wiper arm
JP2007313908A (ja) ワイパブレード
EP3501917B1 (en) Wiper arm device to clean a vehicle windshield and use of the wiper arm device
JP2007196960A (ja) ワイパブレード
JP6579994B2 (ja) ワイパブレード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4837401

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150