JP4834854B2 - 部材の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、主に家具、什器類の組み立てに適用される部材の取付構造に関する。
ある部材に他の部材を取り付けるための手法として最も典型的なのは、ビスまたはボルトを使用した螺合緊締である。だが、ドライバーでビス等を締めたり緩めたりする作業は、ともすれば煩瑣である。
ビス等を使用しない手法としては、両部材にそれぞれ孔を穿設し、それらの孔に樹脂成形品等のファスナを嵌挿して固定するものが考えられる(例えば、下記特許文献を参照)。
特開2006−141484号公報(6〜7頁、図8、図10)
上記例の如きファスナを採用する場合、取り付けた部材が不用意に脱落してしまわないよう、部材の孔にファスナが緊密に嵌合していることが求められる。しかしながら、部材を取り外す必要が生じた際には、ファスナを速やかに抜出することができず却って支障を来しかねないというジレンマがある。
以上に鑑みてなされた本発明は、部材の付け外しを簡便ならしめることを所期の目的としている。
本発明では、係止孔を形成した面板部を有する第一の部材と、挿通孔を形成した面板部を有する第二の部材と、前記挿通孔を通過可能であり挿通孔に挿通した状態で先端側を前記係止孔に係止するファスナ本体、及び前記ファスナ本体に対して着脱可能でありファスナ本体の基端側に止着した状態で前記第二の部材を前記第一の部材に対して保定する保定体を要素とするファスナとを具備し、前記ファスナ本体を、前記第一の部材の面板部に対して傾斜した方向から挿抜するものであり、前記ファスナ本体の挿抜方向に対して傾斜した係合面を有するラッチをファスナ本体の先端側に設け、前記係合面を前記係止孔の周縁部位に奥方から係合させる取付構造を構成した。
第二の部材を第一の部材に取り付けるときには、保定体をファスナ本体に止着して一体化した上、このファスナを第二の部材の挿通孔を介して第一の部材の係止孔に挿入し係止する。第二の部材を第一の部材から取り外すときには、保定体をファスナ本体から脱離させた後、挿通孔からファスナ本体を引き抜くようにして第二の部材を第一の部材から離反させる。上述したように、本発明に係る取付構造を採用すれば、部材の取り付け及び取り外しを簡便に行うことができる。とりわけ、第二の部材を取り外す際、保定体のみをファスナ本体から脱離させればよく、ファスナ本体が第一の部材の係止孔に緊密に係合していたとしても第二の部材の取り外しの妨げにはならない。第二の部材を取り外してからファスナ本体を抜出する手順をとるので、第二の部材が介在していない分ファスナ本体の抜出作業も容易になる。
前記ファスナ本体の基端側と前記保定体とのうち一方に軸部及び前記軸部に連なり径方向に拡張した拡張部を設け、他方に前記拡張部を通過させて前記軸部を挿通可能な止着孔を設けており、前記軸部を前記止着孔に挿通した状態で軸部を中心に前記保定体を回動操作することで、前記拡張部が前記止着孔を通過でき保定体が前記ファスナ本体から脱離できるアンロック位置と、拡張部が止着孔を通過できず保定体がファスナ本体から脱離できないロック位置とを選択的にとり得るようにしているならば、保定体をファスナ本体に対して脱着する作業が容易になる。
前記止着孔の周辺に、前記ロック位置にある前記拡張部に係合してこの拡張部が前記アンロック位置に向かって相対変位することを抑制する突起を設けているならば、保定体が不意にファスナ本体から脱離してしまうおそれを低減でき、ひいては第二の部材の意図せざる脱落を予防できる。
前記拡張部が、前記突起の突出方向に対向する方向を向く第一の端面と、前記第一の端面に交差し前記アンロック位置において突起に臨む第二の端面と、第一の端面に交差し前記ロック位置において突起に臨む第三の端面とを有しており、前記第一の端面と前記第二の端面とが交差する隅角部位のRを、第一の端面と前記第三の端面とが交差する隅角部位のRよりも大きく成形しているならば、拡張部をアンロック位置からロック位置に変位させる際には比較的容易に第三の端面が突起を乗り越えることができる。つまり、保定体をファスナ本体に止着する際の回動操作が簡便になる。逆に、拡張部をロック位置からアンロック位置に変位させる際にはより大きな操作力を加えないと第三の端面が突起を乗り越えない。従って、ファスナ本体に止着した保定体が不意に脱離し難くなる。
一般に、ファスナは、その外形が挿抜方向に沿って伸長したものになる。それ故に、ファスナを第一の部材の面板部の法線方向に挿抜することが容易でない、即ち挿抜操作に必要なスペースを確保できない場合や、法線方向に伸長したファスナが他の部材に干渉してしまう場合には、ファスナを使用して部材を取り付ける手法を採用しづらい。本願発明では、ファスナ本体を部材や係止孔に対して回動操作する必要がないことから、ファスナ本体を第一の部材の面板部の法線方向から偏向した方向に沿って挿抜する、換言すれば第一の部材の面板部に対して傾斜した方向から挿抜することが可能であって、挿抜操作に必要なスペースの確保や他の部材との干渉の回避を図り得る。
前記ラッチが、挿抜方向に沿った軸線に対称な第一の係合面及び第二の係合面を有しており、前記第一の係合面と前記第二の係合面とのうち何れかを選択的に前記係止孔の周縁部位に係合させるものであるならば、ファスナ本体を本来の姿勢から軸線を中心に180度回動させた姿勢で挿入しても適切に係止孔に係止できる。よって、部材の取り付けの際にファスナの姿勢に拘泥せずに済み、使い勝手の良化に資する。
前記ファスナ本体の先端側を二股状に成形して弾性変形による拡縮を可能とし、その両外側面から前記ラッチを突出させているならば、ファスナ本体の二股状の部分を手指で摘み圧縮して第一の部材の係止孔から抜出することができる。
前記保定体に、前記ファスナ本体の挿抜方向とは直交する方向に拡張しかつ前記第一の部材に近づくように曲折した保定部を設けており、前記保定部が前記第二の部材に当接して弾性変形しながら第二の部材を保定するならば、第二の部材を第一の部材に圧着する作用を営ませることができる。
前記第一の部材に取付面部を設け、前記第二の部材に前記取付面部に添接する添接面部を設けており、前記第二の部材の面板部は前記添接面部に交差して前記ファスナ本体の挿抜方向を向き、この面板部を前記保定体に保定させているならば、第二の部材の取り付けの安定性が向上する。
前記第一の部材が、所定方向を向いた第一の取付面部と、前記第一の取付面部とは異なる方向を向いた第二の取付面部とを有し、前記第二の部材が、前記第一の取付面部に添接する第一の添接面部と、前記第二の取付面部に添接する第二の添接面部とを有しており、前記第二の部材の面板部が前記第一の添接面部とも前記第二の添接面部とも異なる方向を向き、その面板部に対して垂直に前記ファスナを差し込むものとするならば、複数の添接面部を複数の取付面部に同時に添接させて第二の部材の位置決めを行い得る。
本発明によれば、部材の付け外しを簡便に行うことができる。第二の部材を第一の部材に取り付けるときには、ファスナ本体と保定体とを一体化したファスナを第二の部材の挿通孔を介して第一の部材の係止孔に差し込むだけでよい。さすれば、スペースの狭い箇所で作業する場合や、係止孔や挿通孔の位置を視認しにくいような場合にも容易にファスナを装着し得る。第二の部材を第一の部材から取り外すときには、保定体をファスナ本体から脱離させるだけで、挿通孔からファスナ本体を引き抜くようにして第二の部材を第一の部材から離反させ得る。ファスナ本体が第一の部材の係止孔に緊密に係合していたとしても、第二の部材の取り外しの妨げにはならない。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に示すものは、本実施形態の取付構造の適用対象となるデスクである。このデスクは、脚2と、脚2に下方より支持させた天板1と、脚2または天板1にブラケット21を介して支持させたパネル3(幕板またはデスクトップパネル)とを備える。ブラケット21の存在により、天板1とパネル3との間は前後方向に所定寸法離間しており、天板1上に載置した機器、例えばパーソナルコンピュータや電話機、タスクライト等に接続する給電コードや通信ケーブルをその間隙に挿通して配線することができる。間隙は、弾性変形可能なカバー5によって隠蔽する。本実施形態では、カバー5をパネル3の前面側に取り付けた上、パネル3を天板1の後背に設置することにより、天板1とパネル3との間隙にカバー5を配設するようにしている。
詳述すると、パネル3は、図12ないし図18に示すように、第一の部材たるパネル本体4と、第二の部材たる端縁部材6と、カバー部材5とを主要な要素とし、ファスナ7を使用して端縁部材6をパネル本体4の前面側に取り付けて、端縁部材6とパネル本体4との間にカバー部材5を挟持したものである。
パネル本体4は、例えば板金材を折曲加工した正面視略矩形状をなす部材であり、その上端部位が間隙を介して天板1の後端に対向する。図示例のパネル本体4は、パネル3の後面を形作る主面板41に副面板42を前方から溶接等により接合してなる。
主面板41は、上縁で屈曲して前方に延出した上端部411と、上端部411の前縁で若干下方に屈折した後再度前方に延出したカバー縁設定面部412と、カバー縁設定面部412の前縁で下方に垂下して前方を向く前面部413と、前面部413の下縁で屈曲して後方に退避する退避面部414とを有する。
副面板42は、その上部が側断面視後方に開放するチャネル形状をなしている。主面板41と副面板42との接合により、チャネル形状の部分の後方が主面板41によって閉塞される。チャネル形状部分の前方を向く面板部421には、内外を連通する係止孔422を穿設する。係止孔422は、ファスナ本体8の先端側に設けたラッチ81を係止するためのものである。図示例では、係止孔422を角孔としている。
端縁部材6は、例えばアルミニウム等の金属押出成形品である。端縁部材6は、鉛直に垂下する立面部61と、立面部61の下縁で屈折して前下方を向く傾斜した面板部62と、面板部62の後縁で屈曲して後方に延出する水平面部63とを有する。面板部62には、係止孔422に対応させて挿通孔621を穿設する。挿通孔621は、ファスナ本体8を挿通するためのものである。挿通孔621の開口寸法は係止孔422のそれよりも大きく、図示例では左右方向に拡開した長孔としてある。立面部61の背後、立面部61と水平面部63との境界部位近傍には、樋部64を形成している。この樋部64は、後方に延出した底壁911641と、底壁911641の後縁から上方に立ち上がった背壁642と、背壁642の上縁から前後に延出した縁片643とを有し、上方に開放している。加えて、面板部62と水平面部63との境界部位に、上方に突出した突条65を形成している。
カバー部材5は、例えば硬質樹脂と軟質樹脂とを素材とした二色成形品であり、側断面視前方に進出した略つ字型をなす軟質樹脂製の可撓体51と、可撓部の後端に接合して可撓体51を支持する硬質樹脂製の基体52とを内包している。基体52は、後方に延出してカバー5の後縁を形作る後縁部521と、後縁部521から下方に垂下した垂下部522と、垂下部522の下縁から後方に延出した下端部523と、下端部523の後縁から上方に立ち上がった突片部524と、垂下部522の後面から後方に突出した突条525とを有する。
本実施形態では、パネル本体4の取付面部に、端縁部材6の添接面部を添接させた状態で取り付ける。具体的には、パネル本体4における主面板41の前面部413、退避面部414、副面板42のチャネル形状部分の下面部423及び面板部421がそれぞれ取付面部として機能する。そして、端縁部材6における立面部61、樋部64の縁片643の上向面、水平面部63及び突条65の後向面がそれぞれ添接面部として機能する。
本実施形態で使用するファスナ7は、ファスナ本体8と、保定体9との組である。ファスナ本体8及び保定体9は、例えばポリアセタール樹脂(ポリオキシメチレン)等を素材とした樹脂成形品である。
ファスナ本体8は、図2ないし図5に示すように、先端側にラッチ81を、基端側に軸部83及び拡張部84を有している。ファスナ本体8の先端側は平面視二股状に分かれており、弾性変形によりこの二股部分を左右方向に拡縮させることが可能である。しかして、二股部分の両外側面からラッチ81を突出させている。ラッチ81は平面視先細りのテーパ状をなし、その手前方に係合面811、812を設けている。ラッチ81をパネル本体4の面板部421に穿設した係止孔422に挿入したとき、係合面811、812が面板部421における係止孔422の周縁部位、特に係止孔422の左右側縁部位に奥方から係合する。本実施形態では、ファスナ本体8を面板部421に対して傾斜した方向から挿抜することから、係合面811、812もまた側面視ファスナ本体8の挿抜方向に沿った軸線Aに交差するように傾斜している。さらには、左右両側のラッチ81の各々について、側面視軸線Aに対称な第一の係合面811及び第二の係合面812を形成している。図13等に示しているように、ファスナ本体8の上面を上にした姿勢でラッチ81を係止孔422に挿入すると、第一の係合面811が面板部421の後面に当接して係合する。このとき、第二の係合面812は係合に寄与しない。翻って、ファスナ本体8を軸線Aを中心に180度回動させて、下面を上にした姿勢でラッチ81を係止孔422に挿入すると、第二の係合面812が面板部421の後面に当接して係合する。このとき、第一の係合面811は係合に寄与しない。要するに、ファスナ本体8の上下にかかわらず、係合面811、812の何れかが係止孔422の周縁部位に係合する。二股部分の基端付近には、外側方に突出するリブ82を設けているが、これはファスナ本体8が係止孔422から奥方に入り込み過ぎるのを防ぐためである。
ファスナ本体8の軸部83は、二股部分の最基端から軸線A方向に沿って延伸している。図示例では、左右幅寸法が上下厚み寸法よりも大きい扁平状をなしている。そして、軸部83の最基端に拡張部84が連なっている。拡張部84は、軸部83よりも径方向即ち軸線Aに直交する方向に拡張している。図示例では、左右幅寸法が軸部83のそれよりも大きく、上下厚み寸法が軸部83のそれに略等しい方形薄板状をなしている。(軸線Aに沿ってファスナ本体8を基端側から見た)正面視拡張部84の上端面841と右側端面844とが交差する隅角部位のRは、上端面841と左側端面843とが交差する隅角部位のRよりも大きい。正面視拡張部84の下端面842と左側端面843とが交差する隅角部分のRもまた、下端面842と右側端面844とが交差する隅角部位のRよりも大きい。並びに、右側面視拡張部84の上端面841と右側の後端面846とが交差する隅角部位のRは、下端面842と右側の後端面846とが交差する隅角部位のRよりも大きい。加えて、左側面視拡張部84の下端面842と左側の後端面845とが交差する隅角部位のRは、上端面841と左側の後端面845とが交差する隅角部位のRよりも大きい。
ファスナ本体8の外寸は、端縁部材6の面板部62に穿設した挿通孔621を通り抜け可能な程度の大きさに設定しておく。
保定体9は、図6ないし図8に示すように、軸線A方向に延伸した円筒状の外形をなす筒部91と、筒部91の後端に接合し径方向に大きく拡張した保定部92と、筒部91の外周から径方向に突出した把手部93とを有している。筒部91は、ファスナ本体8に保定体9を止着する際にファスナ本体8の基端側に係合する部位であり、内径が拡張部84の左右幅寸法よりも若干だけ大きく、拡張部84を収容することができる。筒部91の後方部位は底壁911で閉塞した上、その底壁911に止着孔912を穿設している。止着孔912は、正面視拡張部84の上下厚み寸法よりも若干だけ大きな幅寸法をなし径方向に拡開した細長の孔である。図示例では、上下方向に延伸している。止着孔912の中央部位は、軸部83の左右幅寸法よりも若干だけ大径であるように径方向に拡大した丸孔状に成形してある。そして、止着孔912の周縁に沿うように、底壁911から手前方に張り出したブロック913、914を設けている。ブロック913、914は、正面視止着孔912の中心即ち軸線Aに対称に存在し、図示例では左下及び右上に位置している。ブロック913、914は、それぞれが周方向に沿って延伸した正面視略扇形をなしており、その一端面が止着孔912の拡開方向を向いたストッパ面915、916となっている。加えて、止着孔912の周辺における、ストッパ面915、916から拡張部84の上下厚み寸法だけ離間した箇所に突起917、918、919、910を設けている。図示例では、底壁911から手前方に突出した突起917、918と、筒部91の内周面から内方に突出した突起919、910とを併設している。
保定部92は、軸線A方向とは直交する方向に大きく拡張するとともに、後方に向けて曲折ないし湾曲した形状をなす薄帯体である。保定部92の拡張方向は、止着孔912の拡開方向に対して直交する。図示例では、左右方向に拡張している。
把手部93は、ファスナ本体8に保定部92を止着したり、ファスナ7を係止孔422に挿入したり、ファスナ本体8から保定部92を脱離させたりするときに手指で把持するための部位である。図示例では、左右に一対が突出している。
端縁部材6及びカバー部材5をパネル本体4に取り付けるにあたっては、予めファスナ本体8に保定体9を止着しておく。まず、図11に示すように、拡張部84の正面視形状と止着孔912の正面視形状とを合わせるように保定体9を軸線Aを中心に90度回動させた上、止着孔912に拡張部84を挿通して止着孔912内に軸部83を配置する。このとき、拡張部84の拡張方向と止着孔912の拡開方向とが一致した状態となり、拡張部84が止着孔912を通過でき、保定体9がファスナ本体8から脱離できるアンロック位置となる。しかる後、図9及び図10に示すように、軸部83を中心に保定体9を90度、図中時計回りに回動させる。すると、拡張部84が筒部91内で相対変位して、ストッパ面915、916と突起917、918、919、910との間の領域に遷移する。このとき、拡張部84の拡張方向と止着孔912の拡開方向とが不一致の状態となり、拡張部84が止着孔912を通過できず、保定体9がファスナ本体8から脱離できないロック位置となる。ストッパ面915、916及び突起917、918、919、910は、ロック位置にある拡張部84を保持し、この拡張部84が相対変位することを抑制する役割を担う。
因みに、拡張部84がアンロック位置からロック位置に遷移する過程では、突起917、918の突出方向に対向する方向を向く第一の端面たる左側の後端面845及び右側の後端面846がこの突起917、918を乗り越える必要があるが、アンロック位置において突起917に臨む第二の端面たる下端面842と左側の後端面845との隅角部位のR、並びに突起918に臨む第二の端面たる上端面841と右側の後端面846との隅角部位のRを比較的大きく成形しているため、後端面845、846が突起917、918を容易に乗り越えることができる。同時に、突起919、910の突出方向に対向する方向を向く第一の端面たる左側端面843及び右側端面844がこの突起919、910を乗り越える必要があるが、アンロック位置において突起919に臨む第二の端面たる下端面842と左側端面843との隅角部位のR、並びに突起910に臨む第二の端面たる上端面841と右側端面844との隅角部位のRを比較的大きく成形しているため、側端面843、844が突起919、910を容易に乗り越えることができる。
逆に、拡張部84がロック位置からアンロック位置に遷移する過程では、左側の後端面845及び右側の後端面846が突起917、918を乗り越える必要があるが、ロック位置において突起917に臨む第三の端面たる上端面841と左側の後端面845との隅角部位のR、並びに突起918に臨む第三の端面たる下端面842と右側の後端面846との隅角部位のRを比較的小さく成形しているため、後端面845、846は突起917、918を容易には乗り越えない。同時に、突起919、910の突出方向に対向する方向を向く第一の端面たる左側端面843及び右側端面844がこの突起919、910を乗り越える必要があるが、アンロック位置において突起919に臨む第二の端面たる下端面842と左側端面843との隅角部位のR、並びに突起910に臨む第二の端面たる上端面841と右側端面844との隅角部位のRを比較的大きく成形しているため、後端面845、846は突起919、910を容易には乗り越えない。総じて、止着した保定体9がファスナ本体8から不意に脱離するおそれを低減している。
次に、パネル本体4の取付面部に端縁部材6及びカバー部材5を添接させる。より詳しくは、図12等に示しているように、端縁部材6の立面部61及びカバー部材5の後縁部521をパネル本体4の前面部413に添接させ、端縁部材6の樋部64の縁片643をパネル本体4の退避面部414に添接させる。同時に、端縁部材6の水平面部63をパネル本体4のチャネル部分の下面部423に添接させ、端縁部材6の突条65をパネル本体4のチャネル部分の面板部421(の下縁部分)に添接させる。また、カバー部材5の後縁部521を、パネル本体4のカバー縁設定面部412に上方より添接させる。
続いて、図15に示すように、ファスナ7を軸線A方向に沿って差し込む。軸線Aは、端縁部材6の面板部62に対して略垂直であるが、パネル本体4の面板部421に対しては非垂直に傾斜している。ファスナ本体8の先端側を端縁部材6の挿通孔621に挿通してパネル本体4の係止孔422に挿入すると、ファスナ本体8の二股部分が弾性変形により一旦内側方に縮小し、ラッチ81が係止孔422を介して面板部421の奥方に進入して、縮小していた二股部分が再び外側方に拡大して何れかの係合面811、812が面板部421の後面に当接する。結果、図12、図13及び図16に示すように、ファスナ本体8を係止孔422に係止するとともに、保定体9によって端縁部材6をパネル本体4に対して保定することができる。このとき、保定体9の保定部92は左右方向に拡張しており、保定部92が端縁部材6の面板部62に当接し弾性変形しながらこの面板部62に圧接して、以て端縁部材6及びカバー部材5をパネル本体に圧接せしめる。カバー部材5(の垂下部522)は、パネル本体4(の前面部413)と端縁部材6(の立面部61)とによって挟持される。カバー部材5の下端部523は、端縁部材6の樋部64によって受けられる。カバー部材5の突条525はパネル本体4の退避面部414の直下に位置づけられ、カバー部材5の突片部524は端縁部材6の樋部64の縁片643の直下に位置づけられる。これら突条525及び突片部524が、カバー部材5の上方への抜出を抑制する。
端縁部材6及びカバー部材5をパネル本体4から取り外すにあたっては、ファスナ本体8から保定体9を脱離させる。即ち、図11及び図14に示すように、軸部83を中心に保定体9を90度、図中反時計回りに回動させると、拡張部84が筒部91内で相対変位して、ロック位置からアンロック位置に遷移する。この状態で、保定部92は面板部62から離反して端縁部材6の立面部61及び水平面部63に臨み、弾性変形が解消する。そして、図17に示すように、軸部83及び拡張部84を止着孔912から引き抜くことができる。保定体9を脱離させたならば、図18に示すように、ファスナ本体8を挿通孔621から引き抜くことが可能となり、ファスナ本体8をパネル本体4の係止孔422に係止させたまま端縁部材6及びカバー部材5をパネル本体から取り外すことができる。最後に、ファスナ本体8の二股部分を手指で摘み内側方に圧縮してラッチ81と面板部421との係合を解除し、ファスナ本体8を係止孔422から抜出する。
本実施形態によれば、係止孔422を形成した面板部421を有する第一の部材4と、挿通孔621を形成した面板部62を有する第二の部材6と、前記挿通孔621を通過可能であり挿通孔621に挿通した状態で先端側を前記係止孔422に係止するファスナ本体8、及び前記ファスナ本体8に対して着脱可能でありファスナ本体8の基端側に止着した状態で前記第二の部材6を前記第一の部材4に対して保定する保定体9を要素とするファスナ7とを具備する取付構造を構成したため、第一の部材4に第二の部材6を取り付けるときには、保定体9をファスナ本体8に止着して一体化した上、このファスナ7を第二の部材6の挿通孔621を介して第一の部材4の係止孔422に挿入し係止することができる。本実施形態のように、係止孔422を直接視認できず、また挿通孔621が斜め下方を向いた面板部62に開口しておりこれもまた視認しにくいような状況下にあっても、手探りでファスナ本体8を挿入するだけでこれを第一の部材4に確実に係止し得ることは、組立工程の簡便化に大きく貢献する。第二の部材6を第一の部材4から取り外すときには、保定体9をファスナ本体8から脱離させた後、挿通孔621からファスナ本体8を引き抜くようにして第二の部材6を第一の部材4から離反させることができる。第二の部材6を取り外す際には、保定体9のみをファスナ本体8から脱離させればよく、ファスナ本体8が第一の部材4の係止孔422に緊密に係合していたとしても第二の部材6の取り外しの妨げにはならない。また、第二の部材6を取り外してからファスナ本体8を抜出する手順をとるので、第二の部材6が介在していない分ファスナ本体8の抜出作業も容易になる。
前記ファスナ本体8の基端側に軸部83及び前記軸部83に連なり径方向に拡張した拡張部84を設け、前記保定体9に前記拡張部84を通過させて前記軸部83を挿通可能な止着孔912を設けており、前記軸部83を前記止着孔912に挿通した状態で軸部83を中心に前記保定体9を回動操作することで、前記拡張部84が前記止着孔912を通過でき保定体9が前記ファスナ本体8から脱離できるアンロック位置と、拡張部84が止着孔912を通過できず保定体9がファスナ本体8から脱離できないロック位置とを選択的にとり得るようにしているため、保定体9をファスナ本体8に対して脱着する作業が容易になる。
前記止着孔912の周辺に、前記ロック位置にある前記拡張部84に係合してこの拡張部84が前記アンロック位置に向かって相対変位することを抑制する突起917、918、919、910を設けているため、保定体9が不意にファスナ本体8から脱離してしまうおそれを低減でき、ひいては第二の部材6の意図せざる脱落を予防できる。
前記拡張部84が、前記突起917、918、919、910の突出方向に対向する方向を向く第一の端面と、前記第一の端面に交差し前記アンロック位置において突起917、918、919、910に臨む第二の端面と、第一の端面に交差し前記ロック位置において突起917、918、919、910に臨む第三の端面とを有しており、前記第一の端面と前記第二の端面とが交差する隅角部位のRを、第一の端面と前記第三の端面とが交差する隅角部位のRよりも大きく成形しているため、拡張部84をアンロック位置からロック位置に変位させる際には比較的容易に第三の端面が突起917、918、919、910を乗り越えることができる。つまり、保定体9をファスナ本体8に止着する際の回動操作が簡便になる。逆に、拡張部84をロック位置からアンロック位置に変位させる際にはより大きな操作力を加えないと第三の端面が突起917、918、919、910を乗り越えない。従って、ファスナ本体8に止着した保定体9が不意に脱離し難くなる。
本実施形態では、ファスナ本体8を部材や係止孔422に対して(軸線A回りに)回動操作する必要がないことから、ファスナ本体8を第一の部材4の面板部421の法線方向から偏向した方向に沿って挿抜する、換言すれば第一の部材4の面板部421に対して傾斜した方向から挿抜することが可能であって、挿抜操作に必要なスペースの確保や他の部材との干渉の回避を図り得る。また、係止孔422の形状を問わず、係止孔422を大きく穿つ必要がないことから第一の部材4の弱体化を招かない。
前記ファスナ本体8の挿抜方向に対して傾斜した係合面811、812を有するラッチ81をファスナ本体8の先端側に設け、前記係合面811、812を前記係止孔422の周縁部位に奥方から係合させるようにしているため、ラッチ81を介してファスナ本体8を確実に係止できる。
前記ラッチ81が、挿抜方向に沿った軸線Aに対称な第一の係合面811及び第二の係合面812を有しており、前記第一の係合面811と前記第二の係合面812とのうち何れかを選択的に前記係止孔422の周縁部位に係合させるものであるため、ファスナ本体8を本来の姿勢から軸線Aを中心に180度回動させた姿勢で挿入しても適切に係止孔422に係止できる。よって、部材の取り付けの際にファスナ7の姿勢に拘泥せずに済み、使い勝手の良化に資する。
前記ファスナ本体8の先端側を二股状に成形して弾性変形による拡縮を可能とし、その両外側面から前記ラッチ81を突出させているため、ファスナ本体8の二股状の部分を手指で摘み圧縮して第一の部材4の係止孔422から抜出することができる。
前記保定体9に、前記ファスナ本体8の挿抜方向とは直交する方向に拡張しかつ前記第一の部材4に近づくように曲折した保定部92を設けており、前記保定部92が前記第二の部材6に当接して弾性変形しながら第二の部材6を保定するため、第二の部材6を第一の部材4に圧着する作用を営ませることができる。
前記第一の部材4に取付面部413、414、423、421を設け、前記第二の部材6に前記取付面部413、414、423、421に添接する添接面部61、643、63、65を設けており、前記第二の部材6の面板部62は前記添接面部61、643、63、65に交差して前記ファスナ本体8の挿抜方向を向き、この面板部62を前記保定体9に保定させているため、第二の部材6の取り付けの安定性が向上する。
複数の方向を向いた複数の前記取付面部413、414、423、421及び前記添接面部61、643、63、65が存在し、前記ファスナ本体8の挿抜方向を前記複数の方向の中間の方向に設定している。より詳しくは、前記第一の部材4が、所定方向を向いた第一の取付面部413と、前記第一の取付面部413とは異なる方向を向いた第二の取付面部423とを有し、前記第二の部材6が、前記第一の取付面部413に添接する第一の添接面部61と、前記第二の取付面部423に添接する第二の添接面部63とを有しており、前記第二の部材6の面板部62が前記第一の添接面部61とも前記第二の添接面部63とも異なる方向を向き、その面板部62に対して垂直に前記ファスナ7を差し込むものとしている。第一の取付面部413及び第一の添接面部61は前後方向を向く立面で、第二の取付面部423及び第二の添接面部63は上下方向を向く平面であり、ファスナ7を差し込む軸線A方向はそれらの中間の角度、即ち側面視0度と90度との中間の角度(上記実施形態では約45度)となっている。そのため、複数の添接面部61、643、63、65を複数の取付面部413、414、423、421に同時に添接させて第二の部材6の位置決めを行い得る。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。上記実施形態では、ファスナ本体8の基端側に軸部83及び拡張部84を設け、保定体9に止着孔912を設けていたが、これとは逆に、保定体9に軸部83及び拡張部84を設け、ファスナ本体8の基端側に止着孔912を設けるようにしたとしても本発明特有の作用効果を奏し得る。
本発明の適用対象は、デスクのパネル3には限られない。請求項にいう「第一の部材」はパネル本体4に限られず、「第二の部材6」は端縁部材6に限られない。他の種類の家具、または他の種類の部材の取り付けに本発明を適用することは当然に可能である。
その他各部の具体的構成は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態の取付構造の適用対象であるデスクを示す斜視図。 同実施形態の取付構造に使用するファスナのファスナ本体を示す正面図。 ファスナ本体の平面図。 ファスナ本体の右側面図。 ファスナ本体の左側面図。 同実施形態の取付構造に使用するファスナの保定体を示す正面図。 保定体の平断面図。 保定体の側断面図。 ファスナの保定体をロック位置に位置づけた状態を示す正面図。 ファスナの保定体をロック位置に位置づけた状態を示す側断面図。 ファスナの保定体をアンロック位置に位置づけた状態を示す正面図。 同実施形態の取付構造を示す要部側断面図(但し、ファスナを切断していない)。 同実施形態の取付構造を示す、軸線Aを含む後傾面で切断した要部断面図。 同実施形態の取付構造を示す要部側断面図(但し、ファスナを切断していない)。 同実施形態の取付構造の利用態様を説明する図。 同実施形態の取付構造の利用態様を説明する図。 同実施形態の取付構造の利用態様を説明する図。 同実施形態の取付構造の利用態様を説明する図。
符号の説明
4…第一の部材
421…面板部
422…係止孔
6…第二の部材
62…面板部
621…挿通孔
7…ファスナ
8…ファスナ本体
9…保定体

Claims (10)

  1. ファスナを使用して第一の部材に第二の部材を取り付ける構造であって、
    係止孔を形成した面板部を有する第一の部材と、
    挿通孔を形成した面板部を有する第二の部材と、
    前記挿通孔を通過可能であり挿通孔に挿通した状態で先端側を前記係止孔に係止するファスナ本体、及び前記ファスナ本体に対して着脱可能でありファスナ本体の基端側に止着した状態で前記第二の部材を前記第一の部材に対して保定する保定体を要素とするファスナと
    を具備し、
    前記ファスナ本体を、前記第一の部材の面板部に対して傾斜した方向から挿抜するものであり、
    前記ファスナ本体の挿抜方向に対して傾斜した係合面を有するラッチをファスナ本体の先端側に設け、
    前記係合面を前記係止孔の周縁部位に奥方から係合させる部材の取付構造。
  2. 前記ファスナ本体の基端側と前記保定体とのうち一方に軸部及び前記軸部に連なり径方向に拡張した拡張部を設け、他方に前記拡張部を通過させて前記軸部を挿通可能な止着孔を設けており、
    前記軸部を前記止着孔に挿通した状態で軸部を中心に前記保定体を回動操作することで、前記拡張部が前記止着孔を通過でき保定体が前記ファスナ本体から脱離できるアンロック位置と、拡張部が止着孔を通過できず保定体がファスナ本体から脱離できないロック位置とを選択的にとり得るようにしている請求項1記載の部材の取付構造。
  3. 前記止着孔の周辺に、前記ロック位置にある前記拡張部に係合してこの拡張部が前記アンロック位置に向かって相対変位することを抑制する突起を設けている請求項2記載の部材の取付構造。
  4. 前記拡張部が、前記突起の突出方向に対向する方向を向く第一の端面と、前記第一の端面に交差し前記アンロック位置において突起に臨む第二の端面と、第一の端面に交差し前記ロック位置において突起に臨む第三の端面とを有しており、
    前記第一の端面と前記第二の端面とが交差する隅角部位のRを、第一の端面と前記第三の端面とが交差する隅角部位のRよりも大きく成形している請求項3記載の部材の取付構造。
  5. 前記ラッチが、挿抜方向に沿った軸線に対称な第一の係合面及び第二の係合面を有しており、
    前記第一の係合面と前記第二の係合面とのうち何れかを選択的に前記係止孔の周縁部位に係合させる請求項1、2、3または4記載の部材の取付構造。
  6. 前記ファスナ本体の先端側を二股状に成形して弾性変形による拡縮を可能とし、その両外側面から前記ラッチを突出させている請求項1、2、3、4または5記載の部材の取付構造。
  7. 前記保定体に、前記ファスナ本体の挿抜方向とは直交する方向に拡張しかつ前記第一の部材に近づくように曲折した保定部を設けており、
    前記保定部が前記第二の部材に当接して弾性変形しながら第二の部材を保定する請求項1、2、3、4、5または6記載の部材の取付構造。
  8. 前記第一の部材に取付面部を設け、前記第二の部材に前記取付面部に添接する添接面部を設けており、
    前記第二の部材の面板部は前記添接面部に交差して前記ファスナ本体の挿抜方向を向き、この面板部を前記保定体に保定させている請求項1、2、3、4、5、6または7記載の部材の取付構造。
  9. 前記第一の部材が、所定方向を向いた第一の取付面部と、前記第一の取付面部とは異なる方向を向いた第二の取付面部とを有し、
    前記第二の部材が、前記第一の取付面部に添接する第一の添接面部と、前記第二の取付面部に添接する第二の添接面部とを有しており、
    前記第二の部材の面板部が前記第一の添接面部とも前記第二の添接面部とも異なる方向を向き、その面板部に対して略垂直に前記ファスナを差し込む請求項8記載の部材の取付構造。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の部材の取付構造に使用するものであって、
    第二の部材に形成した挿通孔を通過可能であり挿通孔に挿通した状態で先端側を第一の部材に形成した係止孔に係止するファスナ本体と、
    前記ファスナ本体に対して着脱可能でありファスナ本体の基端側に止着した状態で前記第二の部材を前記第一の部材に対して保定する保定体と
    を具備し、
    前記ファスナ本体が、前記第一の部材の面板部に対して傾斜した方向から挿抜するものであり、
    前記ファスナ本体の挿抜方向に対して傾斜した係合面を有するラッチをファスナ本体の先端側に設け、
    前記係合面を前記係止孔の周縁部位に奥方から係合させるファスナ
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