JP4827677B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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本発明は、衣類等の被洗浄物を洗濯すると共に、脱水後に乾燥できるようにした洗濯乾燥機に関するものである。
衣類等の被洗浄物を洗濯する洗濯工程(濯ぎ工程を含む)と、洗濯後に行う脱水工程と、脱水後に行う乾燥工程とを単一の機器内で順次行うようにした洗濯乾燥機が従来知られている(例えば、特許文献1)。この洗濯乾燥機の場合、乾燥工程を行うシステムを概略説明すると、図4に示すように衣類等の被洗浄物Aが収容されるドラムBと、このドラムBと連通し前記被洗浄物Aを乾燥させる乾燥用空気が流れる空気循環路Cと、この空気循環路Cの途中に設けたヒートポンプ装置Dと、空気循環路Cの下流側に設けた送風機Eと、空気循環路Cの上流側に設けたフィルタFとを備え、空気循環路Cを介して空気が循環することにより洗濯・脱水後の被洗浄物Aを乾燥するように構成されている。
上記ヒートポンプ装置Dは、圧縮機Gと2つの熱交換器(放熱器H及び吸熱器I)と、この2つの熱交換器の間に位置する絞り手段Jとが接続管により連結されて冷凍サイクルが形成され、この冷凍サイクル内を冷媒が循環するように構成されている。そして、圧縮機Gにより圧縮された冷媒ガスは高温高圧となって吐出され、放熱器Hでこの放熱器Hを通過する空気との間で熱交換することにより空気を加熱して冷媒自身は冷却され、絞り手段Jにより圧力が低下されることにより液化し、吸熱器Iでこの吸熱器Iを通過する空気との間で熱交換することにより空気を冷却して除湿し、冷媒自身は蒸発し冷媒ガスとなって圧縮機Gに戻される。
被洗浄物Aの乾燥工程においては、前記送風機EによりドラムB内の空気が空気循環路C内に吸い込まれ、この空気は前記のように吸熱器Iを通過する際に熱が奪われて冷却され、空気中に含まれている水分が凝縮することにより除湿され、更に放熱器Hを通過する際に加熱され、高温の乾燥空気となってドラムB内に戻されて被洗浄物Aを加熱乾燥する。このようにして、空気循環路Cを介して空気の循環が繰り返されることにより、ドラムB内で被洗浄物Aの乾燥工程が行われる。
前記フィルタFは、前記のようにドラムBから空気循環路Cに吸い込まれる空気を通過させ、その際空気中に混入している糸屑等のゴミを分離する。このため、糸屑等のゴミが前記2つの熱交換器(放熱器H及び吸熱器I)のフィン等に付着するのを防ぐことができ、これにより熱交換器としての性能低下を抑えるようにしている。
特開2006−110394
上記従来の洗濯乾燥機においては、空気循環路Cの上流側にフィルタFを設けて糸屑等のゴミを分離するようにしているが、微細なゴミが空気と共にフィルタFを通過して進入することがある。このようにして微細なゴミが進入すると、前記熱交換器H、Iのフィン等に付着し、その付着量が増大すると熱交換器としての熱効率を低下させることになる。
前記熱交換器H、Iは空気循環路C内に配設されているため、フィン等に付着したゴミを除去する作業は容易でなく、現実にはその除去作業は殆ど不可能である。
本発明は、熱交換器のフィン等に付着したゴミを容易に除去できるようにした洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明の請求項1は、被洗浄物が収容される回転槽と、この回転槽と連通し前記被洗浄物を乾燥させる空気が流れる空気循環路と、この空気循環路の途中に設けたヒートポンプ装置と、前記空気循環路の下流側に設けた送風機と、前記空気循環路の上流側に設けたフィルタとを備え、前記空気が前記回転槽と前記空気循環路とを循環することにより前記被洗浄物を乾燥するようにした洗濯乾燥機において、前記空気循環路内の、前記熱交換器の近傍先端部に、水の噴出により生じる反力によってパイプが自動的に回転する自動回転散水器を取り付けた散水手段を設け、この散水手段により、前記ヒートポンプ装置の熱交換器(放熱器及び吸熱器)に対してこれに対面する方向からほぼ水平方向に散水することにより、熱交換器のフィン等に付着したゴミを洗浄することを特徴とする。
本発明の請求項は、被洗浄物が収容される回転槽と、この回転槽と連通し前記被洗浄物を乾燥させる空気が流れる空気循環路と、この空気循環路の途中に設けたヒートポンプ装置と、前記空気循環路の下流側に設けた送風機と、前記空気循環路の上流側に設けたフィルタとを備え、前記空気が前記回転槽と前記空気循環路とを循環することにより前記被洗浄物を乾燥するようにした洗濯乾燥機において、前記空気循環路内の、前記熱交換器の近傍に、先端部に、水の噴出により生じる反力によってパイプが自動的に回転する自動回転散水器を取り付けた散水手段を設け、この散水手段のパイプが、前記ヒートポンプ装置の熱交換器(放熱器及び吸熱器)の上方においてこの熱交換器(放熱器及び吸熱器)に対面する下向きに配置し、且つ散水手段のパイプから、熱交換器のフィン方向とほぼ平行な下方向に散水することにより、フィン等に付着したゴミを洗浄することを特徴とする。
本発明の請求項は、請求項1または2に記載の洗濯乾燥機において、前記空気循環路に集水管を取り付け、この集水管を前記水槽から排水する排水管に接続すると共に、この接続部分に電磁弁を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項4は、請求項1ないし3のいずれかに記載の洗濯乾燥機において、前記送風機は、正逆回転可能に形成され、正回転時には空気循環路の上流側から下流に向けて、逆回転時には空気循環路の下流側から上流側に向けて空気を流すように構成したことを特徴とする。
上記請求項1の発明によれば、乾燥工程終了後に前記空気循環路内に設けた散水手段からヒートポンプ装置の熱交換器に散水することにより、熱交換器のフィン等に付着したゴミを洗浄することができる。これにより、熱交換器としての熱効率の低下を抑えると共に、被洗浄物を効率良く乾燥することができる。
また、請求項の発明によれば、前記水槽に水を供給する給水管を分岐し、その給水分岐管の先端部を前記熱交換器の近傍に配置することで前記散水手段を構成し、この散水手段から水を噴出させることにより、熱交換器のフィン等に付着したゴミを容易に且つ効率良く洗浄することができる。
請求項の発明によれば、前記給水分岐管の先端部にノズル又は自動回転散水器を設けたので、ノズルにより洗浄水を勢い良く噴射させることにより熱交換器のフィン等に付着したゴミを確実に洗浄することができ、又は自動回転散水器により洗浄水を広範囲に散水することにより熱交換器のフィン等のほぼ全体にわたって効率良く洗浄することができる。
請求項の発明によれば、前記散水手段をヒートポンプ装置の熱交換器の上方に下向きに配置し、且つ散水手段の散水方向と熱交換器のフィン方向とがほぼ平行になるようにしたので、フィンの表面に付着したゴミを効率良く洗い落とせると共に、水切りが良好となってフィンの表面に洗浄水が残留するのを抑えることができる。
請求項の発明によれば、前記空気循環路に集水管を取り付け、この集水管を前記水槽から排水する排水管に接続すると共に、この接続部分に電磁弁を設けたので、この電磁弁を開いた状態で前記散水手段による熱交換器の洗浄を行い、その洗浄汚水を集水管及び排水管を介して外部に排水することができる。又、乾燥工程時には電磁弁を閉じた状態にすることにより、空気循環路内の空気が集水管を通って逃げるのを防ぐことができる。
次に、本発明に係る洗濯乾燥機の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る洗濯乾燥機の一実施形態を示す概略説明図である。本図において、1は外槽であり、この外槽1の内部に円筒状の水槽2が後部を斜め下に向けた傾斜状態で固定されている。水槽2は前部の端面が開口し、後部の端面には底板2aが取り付けられ、この底板2aの下面側中央部に駆動用モータ3が取り付けられている。そして、駆動用モータ3の回転軸3aは水槽2の内部に突出し、この突出端部は円筒状の回転槽4の底部に軸着されており、駆動用モータ3によって回転槽4を水槽2内で中心軸を合致した状態で回転できるようにしてある。
回転槽4は前部の端面が開口し、後部の端面には底板4aが取り付けられ、周側板4bには多数の小孔(図略)が設けられている。この回転槽4内には図示を省略した衣類等の被洗浄物が投入され、後記する洗濯工程、濯ぎ工程、脱水工程、乾燥工程が一連に行われる。
前記外槽1の内部には乾燥工程時に使用する空気循環路5が設けられ、この空気循環路5の上流側端部は前記回転槽4の開口端(及び水槽2の開口端)に連通状態で接続され、下流側端部は水槽2の底部内に連通状態で接続されている。これにより、回転槽4の内部から空気循環路5を経由して水槽2の内部に戻る空気の環状回路が形成されている。
空気循環路5の途中にはヒートポンプ装置6が設けられ、このヒートポンプ装置6は圧縮機7と、放熱器8と、吸熱器9と、絞り手段10とから構成されている。そして、これら各部材を管接続することにより冷凍回路が形成され、この冷凍回路を冷媒が循環する。前記2つの熱交換器(放熱器8及び吸熱器9)は空気循環路5の内部に配設され、放熱器8は吸熱器9よりも下流側に位置している。絞り手段10としては例えばキャピラリーチューブや絞り弁等を用いることができ、放熱器8と吸熱器9との間に設けられる。この絞り手段10と圧縮機7とは空気循環路5の外部に配置される。
図2は、前記空気循環路5内に設けられた熱交換器洗浄用の散水手段を示す概略説明図である。本図において、11は前記吸熱器9の近傍に配設された第1の散水手段であり、12は前記放熱器8の近傍に配設された第2の散水手段である。図示の例では、第1の散水手段11及び第2の散水手段12はいずれも吸熱器9と放熱器8の若干前方に位置しているが、これに限定されない。例えば、第1の散水手段11及び第2の散水手段12はいずれも逆向きになるが、吸熱器9と放熱器8の若干後方に位置し、或は第1の散水手段11又は第2の散水手段12のうち、いずれか一方が若干前方、他方が若干後方に位置するようにしても良い。
上記第1の散水手段11は、前記水槽2に水道水を供給するための給水管13(図1参照)から分岐した給水分岐管14の先端部が空気循環路5内に導入され、その先端部に自動回転散水器15が回転自在に取り付けられた構成になっている。自動回転散水器15は、例えば両端が閉塞されたパイプ15aに複数の小孔15bが長手方向に沿って並設され、ベアリングを備えた軸部15cを介して給水分岐管14に取り付けられている。そして、給水分岐管14の先端部から供給される水道水の圧力によって前記小孔15bから水が噴出され、この水の噴出により生じる反力によってパイプ15aが軸部15cを介して自動的に回転するようになっている。前記第2の散水手段12は、第1の散水手段11と同じ構成であるから説明を省略する。これにより、第1の散水手段11及び第2の散水手段12は、いずれも自動的に回転しながら散水することで吸熱器9のフィン9aと放熱器8のフィン8aに付着したゴミを洗浄することができる。尚、図1に示すように、前記給水管13と給水分岐管14との分岐部には切替弁16が設けられる。又、給水分岐管14は途中で分岐させて、第1の散水手段11及び第2の散水手段12にそれぞれ給水できるようにする。
図2のように、空気循環路5の底部には排水口5aが前記吸熱器9及び放熱器8の若干後方に位置してそれぞれ設けられ、これらの排水口5aには図1に示すように集水管17をそれぞれ取り付け、これら集水管17を前記水槽2から排水するための排水管18にそれぞれ接続し、この接続部分に電磁弁19を設ける。これにより、電磁弁19を開状態にすれば、第1の散水手段11及び第2の散水手段12による洗浄後の汚水を集水管17及び排水管18を介して外部に排水することができる。又、乾燥工程時に電磁弁19を閉状態にすれば、空気循環路5内の空気が集水管17を介して外部に逃げないようにすることができる。
図3は、空気循環路5内に熱交換器が上下方向に配設された場合における散水手段の他の実施形態を示す概略説明図である。本実施形態では、熱交換器のうち上位に位置している放熱器8の若干上方に前記第2の散水手段12を下向きに配置し、且つ第2の散水手段12の散水方向と放熱器8のフィン8a方向とがほぼ平行になるように構成する。
この場合には、放熱器8のフィン8aの表面に付着したゴミを効率良く洗い落とせると共に、水切りが良好となってフィン8aの表面に洗浄水が残留するのを抑えることができる。又、図示は省略したが、熱交換器のうち下位に位置している吸熱器9の若干上方に前記第1の散水手段11を下向きに配置し、且つ第1の散水手段11の散水方向が吸熱器9のフィン9a方向とほぼ平行になるように構成するが、この第1の散水手段11を配置せずに前記第2の散水手段12のみを配置して吸熱器9の洗浄を兼ねさせることも可能である。このように第2の散水手段12が2つの熱交換器の洗浄を兼ねる構成の場合には、前記給水分岐管14及び集水管17の配管が簡略化し、散水手段も1つで済むから安価に製造できることになる。
図1に戻って説明を続けると、前記空気循環路5の上流側にはフィルタ20が設けられ、乾燥工程時に回転槽4からの空気を通過させると共に、この空気内に混入している糸屑等のゴミを捉えて分離する。このフィルタ20としては、例えば合成樹脂等で成形された細かい網目状のもの、又は繊維質を絡めて形成したもの等を使用することができる。
又、空気循環路5の下流側には送風機21が設けられ、この送風機21はモータ(図略)によって正逆回転可能に形成されており、正回転時には空気が空気循環路5の上流側から下流側に向かって流れ、逆回転時には下流側から上流側に向かって流れるようにしてある。
次に、図1に示す洗濯乾燥機の動作について説明する。先ず開閉蓋(図略)を開けて回転槽4内に図示を省略した被洗浄物を投入し、前記給水管13から水槽2内に必要量の水を給水すると、その給水の大部分は回転槽4の周側板4bの小孔から回転槽4内に浸入する。そして、回転槽4内に必要量の洗剤を投入した後、スイッチ(図略)をオンにすれば洗濯工程が開始する。この洗濯工程は、前記駆動用モータ3が作動して回転槽4を軸回転させることにより行われる。
洗濯工程終了後、前記電磁弁19を開くと回転槽4内の洗濯汚水が水槽2を介して排水管18により排水される。この後、電磁弁19を閉じて給水管13から水槽2内に必要量の水を給水し、前記駆動用モータ3を再度作動して回転槽4を軸回転させることにより濯ぎ工程を行う。この濯ぎ工程は、通常複数回繰り返して行われる。
濯ぎ工程終了後、前記電磁弁19を再度開いて回転槽4内の汚水を排水管18により排水し、前記駆動用モータ3により回転槽4を軸回転させることにより脱水工程を行う。この脱水工程では、回転槽4を洗濯時よりも高速回転させ、遠心力によって被洗浄物から水分を飛散させる。被洗浄物から飛散した水分は、水槽2を介して排水管18から排水する。
脱水工程終了後、前記ヒートポンプ装置6を作動させると共に、送風機21を正回転させることにより乾燥工程を行う。送風機21の正回転によって回転槽4内の湿った空気が空気循環路5に入り、前記フィルタ20を通って下流側に流れる。この湿った空気は、前記吸熱器9を通過する際に冷却されて空気中の水分が凝縮する。ここで生じた凝縮水は、前記集水管17を介して排水管18により排水する。
吸熱器9で除湿された空気は、前記放熱器8を通過する際に加熱されて高温の乾燥空気となり、前記送風機21により水槽2内に流入し、前記小孔を通って回転槽4内に戻される。この高温乾燥空気によって回転槽4内の被洗浄物が加熱される。このような空気循環を繰り返して行うことで被洗浄物を乾燥させることができる。この乾燥工程時に、回転槽4を回転しながら行うと乾燥効率を高めることが可能となる。
乾燥工程において、被洗浄物の乾燥が進むに連れて糸屑等のゴミが回転槽4内で浮遊する傾向が強くなる。そして、この糸屑等のゴミは空気に混入して空気循環路5に流入するが、前記フィルタ20により捕捉されて分離される。このため、糸屑等のゴミが前記吸熱器9のフィン9aや放熱器8のフィン8a等に付着するのを防ぐことができ、これにより熱交換器としての機能低下を抑えることができる。
しかしながら、微細なゴミが空気と共にフィルタ20を通過して進入することがある。進入した微細なゴミが吸熱器9のフィン9aや放熱器8のフィン8a等に付着し、その付着量が増大すると熱交換器としての熱効率を低下させることになる。このため、本発明ではゴミの付着量が増大した時点で、前記散水手段により熱交換器に付着したゴミを洗い流す。ゴミの付着量は外部から見えないため、例えば洗濯回数を目安にして判断するか、又はゴミの付着量を検知するセンサ(図略)を設けるようにすると良い。
乾燥工程の終了後、回転槽4から被洗浄物を取り出し、前記切替弁16を切り替えて給水管13に供給した水道水を給水分岐管14側に流入させる。給水分岐管14に流入した水道水は、途中で分岐して前記第1の散水手段11及び第2の散水手段12に供給される。
そして、第1の散水手段11において、水道水が前記自動回転散水器15のパイプ15aの小孔15bから噴出する。この水道水の噴出に伴う反力によってパイプ15aが軸部15cを介して回転する。
これにより、パイプ15aは回転しながら水道水を噴射し、前記吸熱器9に向けて広角の末広がり状に放水する。この放水によって吸熱器9に付着した微細なゴミを洗い流すことができ、水平方向に並設されているフィン9aの間にも放水が侵入するため、フィン9aの表面に付着しているゴミを効率良く洗い流して除去することができる。吸熱器9を洗浄した汚水は、前記空気循環路5の排水口5aから集水管17に流入し、この集水管17を介して前記排水管18により外部に排水される。
第2の散水手段12においても同様に、水道水が自動回転散水器15のパイプ15aの小孔15bから噴出し、この水道水の噴出に伴う反力によってパイプ15aが軸部15cを介して回転する。そして、パイプ15aは回転しながら水道水を噴射し、前記放熱器8に向けて広角の末広がり状に放水する。この放水によって放熱器8に付着した微細なゴミを洗い流すことができ、水平方向に並設されているフィン8aの間にも放水が侵入するため、フィン8aの表面に付着しているゴミを効率良く洗い流して除去することができる。放熱器8を洗浄した汚水は、空気循環路5の排水口5aから集水管17に流入し、この集水管17を介して前記排水管18により外部に排水される。
このようにして、ヒートポンプ装置6の2つの熱交換器がいずれもフィン等に付着したゴミが除去されるため、熱交換器としての熱効率の低下を抑えることができる。上記第1の散水手段11及び第2の散水手段12は、いずれも熱交換器に対して横からほぼ水平方向に散水するものであるが、図3に示す他の実施形態では熱交換器に対して上からほぼ鉛直方向に散水するものである。
図3に示す他の実施形態においては、自動回転散水器15の動作は同じであるが放熱器8の上方から下向きに水道水が噴射され、しかも放熱器8のフィン8aが水道水の噴射方向とほぼ平行状態になっているため、フィン8aの表面に付着したゴミを効率良く洗い落とせると共に、水切りが良好となってフィン8aの表面に水が残留するのを抑えることができる。又、前記のように2つの熱交換器の上方にそれぞれ散水手段を配置するが、上位に位置する放熱器8の上方のみに散水手段を設け、下位に位置する吸熱器9の散水手段を兼ねさせることも可能である。
次に、前記フィルタ20の清掃について説明する。前記電磁弁19を閉じた状態にし、送風機21を逆回転させて空気循環路5内の空気を上流側に向けて強制的に逆流させる。
そして、逆流空気をフィルタ20に吹き付けて、フィルタ20に付着している糸屑等のゴミを吹き飛ばすことにより排除することができる。これにより、フィルタ20の清掃作業を自動的に行うことができ、又フィルタ20の交換回数を減らすことが可能となる。
この場合、フィルタ20から吹き飛ばされた糸屑等のゴミが回転槽4内に戻らないようにすることが好ましい。このため、例えばフィルタ20より上流側にゴミの収集手段(図略)を着脱自在に設けるようにする。又、フィルタ20に付着する糸屑等のゴミ量を検知するセンサ(図略)を設けるようにすると良い。
上記実施形態では、散水手段に自動回転散水器を取り付けた例を説明したが、この自動回転散水器に代えてノズル(図略)を取り付け、このノズルから水道水を勢い良く噴射させることにより実施することができる。又、給水分岐管の先端部を熱交換器の近傍に配置し、この先端部から水道水を勢い良く噴射させることにより実施することも可能である。
本発明は、洗濯乾燥機に適用することができ、空気循環路内に設けた散水手段からヒートポンプ装置の熱交換器に向けて散水することにより、フィン等に付着したゴミを洗浄することができる。
本発明に係る洗濯乾燥機の一実施形態を示す概略説明図である。 本発明に係る洗濯乾燥機の一実施形態における散水手段を示す概略説明図である。 散水手段の配置が異なる他の実施形態を示す概略説明図である。 従来の洗濯乾燥機を示す概略説明図である。
1 外槽
2 水槽
3 駆動用モータ
4 回転槽
5 空気循環路
5a 排水口
6 ヒートポンプ
7 圧縮機
8 放熱器
9 吸熱器
10 絞り手段
11 第1の散水手段
12 第2の散水手段
13 給水管
14 給水分岐路
15 自動回転放水器
16 切替弁
17 集水管
18 排水管
19 電磁弁
20 フィルタ
21 送風機

Claims (4)

  1. 被洗浄物が収容される回転槽と、この回転槽と連通し前記被洗浄物を乾燥させる空気が流れる空気循環路と、この空気循環路の途中に設けたヒートポンプ装置と、前記空気循環路の下流側に設けた送風機と、前記空気循環路の上流側に設けたフィルタとを備え、前記空気が前記回転槽と前記空気循環路とを循環することにより前記被洗浄物を乾燥するようにした洗濯乾燥機において、
    前記空気循環路内の、前記熱交換器の近傍先端部に、水の噴出により生じる反力によってパイプが自動的に回転する自動回転散水器を取り付けた散水手段を設け、
    この散水手段により、前記ヒートポンプ装置の熱交換器に対してこれに対面する方向からほぼ水平方向に散水することにより、熱交換器のフィン等に付着したゴミを洗浄する
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 被洗浄物が収容される回転槽と、この回転槽と連通し前記被洗浄物を乾燥させる空気が流れる空気循環路と、この空気循環路の途中に設けたヒートポンプ装置と、前記空気循環路の下流側に設けた送風機と、前記空気循環路の上流側に設けたフィルタとを備え、前記空気が前記回転槽と前記空気循環路とを循環することにより前記被洗浄物を乾燥するようにした洗濯乾燥機において、
    前記空気循環路内の、前記熱交換器の近傍に、先端部に、水の噴出により生じる反力によってパイプが自動的に回転する自動回転散水器を取り付けた散水手段を設け、
    この散水手段のパイプが、前記ヒートポンプ装置の熱交換器の上方においてこの熱交換器に対面する下向きに配置し、且つ
    散水手段のパイプから、熱交換器のフィン方向とほぼ平行な下方向に散水することにより、フィン等に付着したゴミを洗浄する
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 前記空気循環路に集水管を取り付け、
    この集水管を前記水槽から排水する排水管に接続すると共に、
    この接続部分に電磁弁を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記送風機は、正逆回転可能に形成され、正回転時には空気循環路の上流側から下流に向けて、逆回転時には空気循環路の下流側から上流側に向けて空気を流すように構成した
    ことを特徴とする請求項1ない3のいずれかに記載の洗濯乾燥機。
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