JP4822891B2 - 歯車変速装置 - Google Patents

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Description

本発明は歯車変速装置、特にフロントエンジンリヤドライブ式の自動車に使用するのに適したデュアルクラッチ式の歯車変速装置に関する。
自動車などの車両用の自動変速装置としては流体トルクコンバータを使用したものが一般的であるが、流体トルクコンバータは動力伝達に滑りを伴うので伝達効率が低下するという問題がある。そのような問題を解決するために、歯車式手動変速装置をベースにした変速装置の自動化がいくつか提案されているが、フロントエンジンリヤドライブ式の自動車に適した歯車変速装置として、エンジンからの動力が伝達される入力軸と後輪に連結される出力軸を互いに同軸的かつ直列に配置したものもあり、その1例として特許文献1に示すような交互に開閉される2つの摩擦クラッチを有する自動クラッチ、すなわちデュアルクラッチを用いた歯車変速装置がある。
この特許文献1の歯車変速装置では、エンジンの出力軸などの駆動軸からの入力は、デュアルクラッチの第1摩擦クラッチを介して第1入力軸に伝達され、また第1入力軸の外周に同軸的に設けられた筒状の第2入力軸に第2摩擦クラッチを介して伝達される。デュアルクラッチの第1及び第2摩擦クラッチは、通常は図4に示すように一方の伝達トルクAと他方の伝達トルクBが互いに逆向きに増減して何れか一方が所定の最大値T0 となり他方が0となるように、またエンジンの回転速度が所定の低回転速度以下の場合は両方の伝達トルクが減少するように制御されるものである。この歯車変速機構は、両入力軸と平行に設けられたカウンタ軸を有しており、第2入力軸とカウンタ軸の間には第1速、第3速及び第5速の3つの変速段を形成する各ギヤ対が配置され、第1入力軸とカウンタ軸の間には第2速、第4速、非常用低速及び後進の4つの変速段を形成する各ギヤ対が配置され、また各変速段を切り換える4つの切換クラッチが設けられている。カウンタ軸は最終伝達ギヤ対を介して、第1入力軸と同軸的に後方に延びる出力軸に連結されている。
作動に際しては、歯車変速装置の制御装置は、デュアルクラッチの第1摩擦クラッチと第2摩擦クラッチを交互に開閉し、アクセル開度、エンジン回転速度、車速などの自動車の作動状態に応じて、第2摩擦クラッチが閉じられた状態では第1速、第3速及び第5速の何れか1つの変速段を選択してその変速段による動力伝達を行い、第1摩擦クラッチが閉じられた状態では第2速、第4速、非常用低速及び後進の何れか1つの変速段を選択してその変速段による動力伝達を行う。例えば自動車の作動状態が第2速走行に適しているときは、制御装置は第2速段を選択するとともに第1摩擦クラッチを選択して第2速走行を行い、アクセル開度が増大するなどして第3速走行に適した状態となれば、制御装置は第3速段と第2摩擦クラッチを選択して第3速走行に切り換える。同様にして、制御装置は自動車の作動状態に応じた変速段を順次選択するとともに第1摩擦クラッチと第2摩擦クラッチを交互に選択して、その状態に適した変速段での走行を行う。第1速走行状態で車速がさらに低下した場合は、制御装置は非常用低速段と第1摩擦クラッチを選択して非常用低速走行に切り換える。以上はシフトレバーを前進位置とした場合であるが、一旦停止した状態でシフトレバーを後進位置とすれば、制御装置は後進段と第1摩擦クラッチを選択して後進を行う。
上述した特許文献1は、第1入力軸が出力軸と同軸的に配置されてフロントエンジンリヤドライブ式の自動車に適したものであるが、フロントエンジンフロントドライブ式の自動車に適したデュアルクラッチ式の歯車変速装置としては、特許文献2に開示された技術がある。この歯車変速装置は、第1及び第2入力軸と平行に設けられた第1及び第2中間軸を有しており、第1入力軸と第1及び第2中間軸の間に第1速、第3速、第5速及び第7速の4つの変速段を有する第1歯車変速機構が設けられ、第2入力軸と第1及び第2中間軸の間には第2速、第4速及び第6速の3つの変速段を有する第2歯車変速機構が設けられ、また第1入力軸と第2中間軸の間に後進歯車列が設けられている点が特許文献1と異なっている。
特開2003−148602号公報(段落〔0018〕〜〔0021〕、図2)。 特開2006−002789号公報(段落〔0003〕〜〔0009〕、図8)。
上述した特許文献1の技術は、2本の入力軸及び出力軸と、これに平行に設けられた1本のカウンタ軸の間に第1速〜第5速及び非常用低速の各前進用ギヤ対と、後進用ギヤ対と、最終伝達ギヤ対の8つのギヤ対と、4つの切換クラッチが軸線方向に沿って全て直列に設けられているので軸線方向の長さが大となり、また変速段数の割には使用するギヤ数(前進6段、後進1段に対しギヤ数は17個)が多くなるという問題がある。これに対し特許文献2の技術によれば、2本の入力軸及び出力軸と、これに平行に設けられた2本の中間軸の間に第1速〜第7速の各前進用ギヤ対と、後進用ギヤ対と、最終伝達ギヤ対の9つのギヤ対と、4つの切換クラッチが一部並列に配置されて軸線方向に沿って設けられているので軸線方向の長さは短くなるが、変速段数の割には使用するギヤ数(前進7段、後進1段に対しギヤ数は19個)が多いという問題は解決されない。
本発明は各変速段のギヤを共用化してギヤ数を減らすことにより、このような各問題を解決して、フロントエンジンリヤドライブ式の自動車に適したデュアルクラッチ式の歯車変速装置の構造を簡略化するとともに軽量かつコンパクトなものとすることを目的とする。
このために、請求項1の発明による歯車変速装置は、同軸的または互いに平行に配置された第1入力軸及び第2入力軸この両入力軸と平行に配置された第1副軸及び第2副軸と、第1入力軸と同軸的に後方に延びるように配置された出力軸と、原動機により回転駆動される駆動軸の回転を第1入力軸に伝達する第1クラッチ及び駆動軸の回転を第2入力軸に伝達する第2クラッチを有するデュアルクラッチと、第1副軸の回転を常に出力軸に伝達する最終伝達ギヤ対よりなる歯車変速装置において、第1入力軸と出力軸を離脱可能に連結する第1切換クラッチと、第2入力軸に固定された駆動ギヤ、第1副軸に回転自在に設けられたアイドルギヤ及び第2副軸に回転自在に設けられた被駆動ギヤよりなる後進ギヤ列と、第2入力軸に固定された駆動ギヤ及び第2副軸に回転自在に設けられた被駆動ギヤよりなる前進ギヤ対と、第2副軸に設けられて後進ギヤ列と前進ギヤ対の各被駆動ギヤを第2副軸に選択的に連結する第2切換クラッチよりなり、第2入力軸に入力された駆動力を複数の変速比で第2副軸に伝達する第1歯車変速機構と、第1及び第2入力軸と第1副軸の間に設けられた変速比が互いに異なる複数の前進ギヤ対を有し、この複数の前進ギヤ対を介して第1及び第2入力軸と第1副軸を選択的に連結して第1及び第2入力軸に入力された駆動力を複数の変速比で第1副軸に伝達する第2歯車変速機構と、第1入力軸と第2副軸の間に設けられてこの両軸を常時連結する中間伝達ギヤ対を備え、第1歯車変速機構の後進ギヤ列のうちの第2入力軸と第1副軸の間に設けられた駆動ギヤ及びアイドルギヤと、第2歯車変速機構のうちの第2入力軸と第1副軸の間に設けられた前進ギヤ対とは、同一のものを共用したことを特徴とするものである。
前項に記載の歯車変速装置において、第1入力軸は筒状の第2入力軸を同軸的かつ回転自在に貫通するように設けることが好ましい。
前2項に記載の歯車変速装置において、第2歯車変速機構は、第2入力軸と第1副軸の間に設けられた第3歯車変速機構と、第1入力軸と第1副軸の間に設けられた第4歯車変速機構よりなり、第3歯車変速機構は2組の前進ギヤ対と第3切換クラッチよりなり第2入力軸と第1副軸の間で変速比を2段に切り換えて回転を伝達する2段変速機構とし、第1歯車変速機構の後進ギヤ列の駆動ギヤ及びアイドルギヤと第3歯車変速機構の一方の前進ギヤ対とは同一のものを共用し、第3歯車変速機構の他方の前進ギヤ対の駆動ギヤと第1歯車変速機構の前進ギヤ対の駆動ギヤとは同一のものを共用するのがよい。
前項に記載の歯車変速装置において、第4歯車変速機構は2個の前進ギヤ対と第4切換クラッチよりなり第1入力軸と第1副軸の間で変速比を2段に切り換えて回転を伝達する2段変速機構であることが好ましい。
前2項に記載の歯車変速装置において、第2歯車変速機構は第1入力軸に回転自在に設けられた駆動ギヤと第1副軸に固定された被駆動ギヤよりなる前進ギヤ対をさらに有し、第1切換クラッチ第1入力軸の回転をこの前進ギヤ対の駆動ギヤと出力軸に選択的に伝達することが好ましい。
請求項1または請求項2に記載の歯車変速装置において、第2歯車変速機構は、第1入力軸に固定された駆動ギヤ及び第1副軸に回転自在に設けられた被駆動ギヤよりなる第1の前進ギヤ対と、第2入力軸に固定された駆動ギヤ及び第1副軸に回転自在に設けられた被駆動ギヤよりなる第2の前進ギヤ対と、第1副軸に設けられて第1及び第2の前進ギヤ対の各被駆動ギヤを第1副軸に選択的に連結する第5切換クラッチよりなることが好ましい。
前項に記載の歯車変速装置において、第2歯車変速機構は第1入力軸に回転自在に設けられた駆動ギヤと第1副軸に固定された被駆動ギヤよりなる前進ギヤ対をさらに有し、第1切換クラッチ第1入力軸の回転をこの前進ギヤ対の駆動ギヤと出力軸に選択的に伝達することが好ましい。
上述のように、請求項1に記載の発明によれば、出力軸が第1入力軸と同軸的に後方に延びるように配置されているので、フロントエンジンリヤドライブ式の自動車に適したデュアルクラッチ式の歯車変速装置を得ることができる。また第2入力軸に伝達された駆動力を第2副軸に伝達する後進ギヤ列のうちの第2入力軸と第1副軸の間に設けられた駆動ギヤ及びアイドルギヤと、第2歯車変速機構のうちの第2入力軸に伝達された駆動力を第1副軸に伝達する前進ギヤ対とは、同一のものを共用し、これにより使用するギヤ数は5個から2個減少して3個になるとともに、後進ギヤ列のアイドルギヤは第1副軸に設けられて独立したアイドル軸が不要となるので、デュアルクラッチ式の歯車変速装置の構造を簡単にするとともに軽量化することができる。また第2副軸に伝達された駆動力は共通の中間伝達ギヤ対を通って第1入力軸に伝達され、また第1入力軸と出力軸は第1切換クラッチにより離脱可能に連結されており、これによりギヤの数が一層減少するので、デュアルクラッチ式の歯車変速装置の構造を一層簡単にするとともに一層軽量化することができる。さらに副軸を2本設けることにより少なくとも一部のギヤを軸線方向に対し並列に配置して軸線方向に沿った長さを短くして、デュアルクラッチ式の歯車変速装置をコンパクトにまとめることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1入力軸は筒状の第2入力軸を同軸的かつ回転自在に貫通するように設けており、これによりデッドスペースが減少するので、デュアルクラッチ式歯車変速装置は一層コンパクトにまとまったものとなる。
請求項3に記載の発明によれば、第1歯車変速機構の後進ギヤ列の駆動ギヤ及びアイドルギヤと第3歯車変速機構の一方の前進ギヤ対とが同一のものを共用するのに加え、第3歯車変速機構の他方の前進ギヤ対の駆動ギヤと第1歯車変速機構の前進ギヤ対の駆動ギヤも同一のものを共用するので減少するギヤの数はさらに多くなり、従ってデュアルクラッチ式歯車変速装置の構造は一層簡単かつ軽量となる。
請求項4の発明によれば、第4歯車変速機構は2組の前進ギヤ対と第4切換クラッチよりなり第1入力軸と第1副軸の間で変速比を2段に切り換えて回転を伝達する2段変速機構であるので、変速段数を増大することができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1入力軸と出力軸を離脱可能に連結する第1切換クラッチを利用して第1入力軸の回転を第1副軸と出力軸に選択的に伝達する前進ギヤ対を設けたので、新たな切換クラッチを設けることなく前進ギヤ対を追加するだけで変速段数を増大することができる。
請求項6に記載の発明によれば、第2歯車変速機構を第1及び第2入力軸と第1副軸の間で変速比を2段に切り換えて回転を伝達する2段変速機構として歯車変速装置の構造を一層簡単かつ軽量にすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項5の発明と同様、新たな切換クラッチを設けることなく前進ギヤ対を追加するだけで変速段数を増大することができる。
先ず、図1〜図4に示す第1実施形態により、本発明による歯車変速装置を実施するための最良の形態の説明をする。この第1実施形態は、前進7段、後進2段の自動変速装置に本発明を適用したものであり、主として図1に示すように、第1入力軸15及びこれを同軸的に囲んで回転自在に設けられた筒状の第2入力軸16と、この両入力軸15,16と平行に配置された第1副軸17及び第2副軸18と、筒状の第2入力軸16を貫通して後方に突出する第1入力軸15と同軸的に後方に延びる出力軸19を有している。第1入力軸15及び第2入力軸16は、駆動軸11を介してエンジンなどの原動機10により回転駆動されるデュアルクラッチ12の第1摩擦クラッチ(第1クラッチ)C1と第2摩擦クラッチ(第2クラッチ)C2にそれぞれ連結されて回転駆動される。
1入力軸15とその後側に同軸的に後方に延びるように配置された出力軸19の間には、この両軸15,19を離脱可能に連結する第1切換クラッチ30Aが設けられている。第2入力軸16と第2副軸18の間には第1歯車変速機構20Aが設けられ、第1及び第2入力軸15,16と第1副軸17の間には第2歯車変速機構20Bが設けられている。また第1入力軸15と第2副軸18はそれぞれに固定された中間伝達ギヤ対26a,26bにより常時連結され、第1副軸17と出力軸19はそれぞれに固定された最終伝達ギヤ対29a,29bにより常時連結されている。デュアルクラッチ12の第1及び第2摩擦クラッチC1,C2は、通常の作動状態では図4に示すように、切り換えの途中では半クラッチとなって一方の伝達トルクAと他方の伝達トルクBが互いに逆向きに増減し、切り換えの完了後は何れか一方が所定の最大値T0 となり他方が0となるように、またエンジン10の回転速度が所定の低回転速度以下の場合は両方の伝達トルクが何れも0となるように、歯車変速装置の制御装置(図示省略)により制御されるものである。
第1歯車変速機構20Aは、第6速ギヤ対25a,25bと、後進ギヤ28a,28b,28cと、第2切換クラッチ30Bにより構成されている。第6速ギヤ対は、第2入力軸16に固定された駆動ギヤ25aと、第2副軸18に回転自在に設けられた被駆動ギヤ25bよりなり、後進ギヤは、第2入力軸16に固定された駆動ギヤ28aと、第1副軸17に回転自在に設けられたアイドルギヤ28bと、第2副軸18に回転自在に設けられた被駆動ギヤ28cよりなるものである。
第2切換クラッチ30Bは、図1及び図2に示すように、第2副軸18にスプライン固定されたクラッチハブLと、第6速被駆動ギヤ25bに圧入固定された第6速係合部材S6と、後進被駆動ギヤ28cに圧入固定された後進係合部材SRと、クラッチハブLと左右の各係合部材S6,SRの間にそれぞれ介在されたシンクロナイザリングOと、クラッチハブLの外周に軸線方向移動自在にスプライン係合されたスリーブMよりなり、各被駆動ギヤ25b,28cを交互にまた両方を同時に第2副軸18に離脱可能に接続する周知のシンクロメッシュ機構である。第2切換クラッチ30BのスリーブMは、図に示す中立位置では係合部材S6,SRの何れにも係合されていないが、外周の環状溝に係合されたシフトフォークNにより第6速被駆動ギヤ25b側にシフトされれば、スリーブMは先ずそちら側のシンクロナイザリングOにスプライン係合して第2副軸18と第6速被駆動ギヤ25bの回転を同期させ、次いで第6速係合部材S6の外周の外歯スプラインと係合し、第2副軸18と第6速被駆動ギヤ25bを一体的に連結して第6速段を形成する。またシフトフォークNによりスリーブMが後進被駆動ギヤ28c側にシフトされれば、同様にして第2副軸18と後進被駆動ギヤ28cの回転を同期させた後にこの両者を一体的に連結して後進段を形成する。
第2歯車変速機構20Bは、第2入力軸16と第1副軸17の間に設けられた第3歯車変速機構20B1と、第1入力軸15と第1副軸17の間に設けられた第4歯車変速機構20B2により構成され、さらに第1入力軸15と第1副軸17の間に設けられた第7速ギヤ対27a,27bを有している。第7速ギヤ対は、第1入力軸15の後部に回転自在に設けられた駆動ギヤ27aと第1副軸17に固定された被駆動ギヤ27bよりなるものである。
第3歯車変速機構20B1は、第2速ギヤ対22a,22bと、第4速ギヤ対24a,24bと、第3切換クラッチ30Cにより構成されている。第2速ギヤ対は第2入力軸16に固定された駆動ギヤ22a(後進駆動ギヤ28aと共用)と、第1副軸17に回転自在に設けられた被駆動ギヤ22b(後進アイドルギヤ28bと共用)よりなり、第4速ギヤ対は第2入力軸16に固定された駆動ギヤ24a(第6速駆動ギヤ25aと共用)と、第1副軸17に回転自在に設けられた被駆動ギヤ24bよりなるものである。また第3切換クラッチ30Cは各被駆動ギヤ22b,24bを交互にまた両方を同時に第1副軸17に離脱可能に接続するシンクロメッシュ機構である。第3切換クラッチ30Cは構造それ自体は前述した第2切換クラッチ30Bと同一であり、クラッチハブLが第1副軸17に固定され、第2速係合部材S2と第4速係合部材S4がそれぞれ被駆動ギヤ22b及び被駆動ギヤ24bに固定されている点が異なるだけである。第3切換クラッチ30Cは、第2切換クラッチ30Bと同様、図示の中立位置では何れの係合部材S2,S4とも係合されていないが、シフトフォークNによりスリーブMが第2速被駆動ギヤ22b側にシフトされれば、第1副軸17と第2速被駆動ギヤ22bの回転が同期された後この両者が一体的に連結されて第2速段が形成され、またスリーブMが第4速被駆動ギヤ24b側にシフトされれば、第1副軸17と第4速被駆動ギヤ24bの回転が同期された後この両者が一体的に連結されて第4速段が形成される。すなわち第3歯車変速機構20B1は、第2入力軸16と第1副軸17の間で第2速段と第4速段の2段に変速比を切り換えて回転を伝達する2段変速機構を構成している。
第4歯車変速機構20B2は、第1速ギヤ対21a,21bと、第3速ギヤ対23a,23bと、第4切換クラッチ30Dにより構成されている。前述した各歯車変速機構20A,20B1の場合とほゞ同様、第1速ギヤ対は第1入力軸15に固定された駆動ギヤ21aと、第1副軸17に回転自在に設けられた被駆動ギヤ21bよりなり、第3速ギヤ対は第1入力軸15に固定された駆動ギヤ23aと、第1副軸17に回転自在に設けられた被駆動ギヤ23bよりなり、第4切換クラッチ30Dは各被駆動ギヤ21b,23bを交互にまた両方を同時に第1副軸17に離脱可能に接続するシンクロメッシュ機構である。第4切換クラッチ30Dは、第1速係合部材S1と第3速係合部材S3がそれぞれ被駆動ギヤ21b及び被駆動ギヤ23bに固定されている点を除き第3切換クラッチ30Cと同じである。第4切換クラッチ30Dは、図示の中立位置では何れの係合部材S1,S3とも係合されていないが、シフトフォークNによりスリーブMが第1速被駆動ギヤ21b側にシフトされれば、第1副軸17と第1速被駆動ギヤ21bの回転が同期された後この両者が一体的に連結されて第1速段が形成され、またスリーブMが第3速被駆動ギヤ23b側にシフトされれば、第1副軸17と第3速被駆動ギヤ23bの回転が同期された後この両者が一体的に連結されて第3速段が形成される。すなわち第4歯車変速機構20B2は、第1入力軸15と第1副軸17の間で第1速段と第3速段の2段に変速比を切り換えて回転を伝達する2段変速機構を構成している。
この第1実施形態では、各歯車変速機構20A,20B,20Bの各切換クラッチ30B,30C,30Dは各副軸17,18側に設けられているが、第1入力軸15または第2入力軸16側に設けてもよい。
第1切換クラッチ30Aは、第1入力軸15の後部に回転自在に設けられた第7速ギヤ対の駆動ギヤ27aと、これと同軸的に出力軸19の前端に固定された最終伝達ギヤ対の被駆動ギヤ29bの間に設けられている。第1切換クラッチ30Aは構造それ自体は前述した第2切換クラッチ30Bと同一のシンクロメッシュ機構であり、クラッチハブLが第1入力軸15の後端に固定され、第5速係合部材S5と第7速係合部材S7がそれぞれ最終被駆動ギヤ29bと第7速駆動ギヤ27aに固定されている点が異なっているだけである。第1切換クラッチ30Aは、図示の中立位置では何れの係合部材S5,S7とも係合されていないが、シフトフォークNによりスリーブMが最終被駆動ギヤ29b側にシフトされれば、第1入力軸15と出力軸19の回転が同期された後この両者が直結されて第5速段が形成され、またスリーブMが第7速駆動ギヤ27a側にシフトされれば、第1入力軸15と第7速駆動ギヤ27aの回転が同期された後この両者が一体的に連結されて第7速段が形成される。
上述した各変速段、後進段、中間伝達及び最終伝達で使用する各ギヤの歯数は、各変速段、後進段における変速比が所定の値となるように設定されている。なお、第5速段においては第1入力軸15と出力軸19が直結されるので変速比は1である。
この第1実施形態の歯車自動変速装置の制御装置は、アクセル開度、エンジン回転速度、車速などの自動車の作動状態に応じて、デュアルクラッチ12の第1及び第2摩擦クラッチC1,C2並びに第1〜第4切換クラッチ30A〜30Dを、図3に示すように制御する。不作動状態ではデュアルクラッチ12の第1及び第2摩擦クラッチC1,C2はともに解除されており、第1〜第4切換クラッチ30A〜30Dは中立位置にある。停車状態においてエンジン10を起動させて歯車変速装置のシフトレバー(図示省略)を前進位置とすれば、制御装置は図3の第1速に示すように、第4切換クラッチ30Dの第1速係合部材S1が係合し、その他の各クラッチが中立位置となるようにして第1速段を形成する。アクセル開度が増大してエンジン10が所定の低回転速度を越えれば、制御装置はアクセル開度に合わせてデュアルクラッチ12の第1摩擦クラッチC1の係合力を徐々に増加させ、これにより駆動軸11の駆動トルクは第1摩擦クラッチC1から第1入力軸15、第1速ギヤ対21a,21b、第4切換クラッチ30D、第1副軸17、最終伝達ギヤ対29a,29bを介して出力軸19に伝達され、自動車は第1速で走行し始める。
アクセル開度が増大するなどして自動車の作動状態が第2速走行に適した状態となれば、制御装置は、先ず第3切換クラッチ30Cの第2速係合部材S2を係合させて第2速段を形成してから、デュアルクラッチ12を第2摩擦クラッチC2側に切り換えて第2速走行に切り換え、次いで第1速係合部材S1を離脱させて、図3の第2速に示す状態にする。同様にして制御装置は、第3速及び第4速では、自動車の作動状態に応じた変速段を順次選択するとともに第1摩擦クラッチC1と第2摩擦クラッチC2を交互に選択して、その状態に適した変速段での走行が行われるようにする。
自動車の作動状態が第5速走行に適した状態となれば、制御装置は、第1切換クラッチ30Aの第5速係合部材S5を係合させ第1入力軸15と出力軸19を連結して第5速段を形成してから、デュアルクラッチ12を第1摩擦クラッチC1側に切り換えて第5速走行に切り換え、次いで第4速係合部材S4を離脱させて、図3の第5速に示す状態にする。自動車の作動状態が第6速走行に適した状態となれば、制御装置は、第2切換クラッチ30Bの第6速係合部材S6を係合させて第6速段を形成してから、デュアルクラッチ12を第2摩擦クラッチC2側に切り換えて第6速走行に切り換え、この場合は第5速係合部材S5を離脱させないで、図3の第6速に示す状態にする。この場合は駆動軸11の駆動トルクは第2摩擦クラッチC2から第2入力軸16、第6速ギヤ対25a,25b(駆動ギヤ25aは第4速駆動ギヤ24aと共用)、中間伝達ギヤ対26a,26b、第1入力軸15、第1切換クラッチ30Aを介して出力軸19に伝達される。
自動車の作動状態が第7速走行に適した状態となれば、制御装置は、デュアルクラッチ12の両摩擦クラッチC1,C2を一時的にクラッチ断として第1切換クラッチ30AのスリーブMを第5速係合部材S5側から第7速係合部材S7側に切り換えるとともに第6速係合部材S6を離脱させ、デュアルクラッチ12の第1摩擦クラッチC1を係合させて、図3の第7速に示す状態にする。第6速及び第7速においては、出力軸19の回転速度は駆動軸11よりも増速される。また、ある走行状態から車速が低下するなどして自動車の作動状態が低速段走行に適した状態となれば、制御装置は同様にして自動車の作動状態に応じた低速段を順次選択するとともに第1摩擦クラッチと第2摩擦クラッチを交互に選択して、その状態に適した変速段での走行に切り換える。
なお以上の場合において、変速にともなう各切換クラッチ30A〜30Dの切り換えは、デュアルクラッチ12が何れかに切り換えられて、その切換クラッチ30A〜30Dに動力を伝達するクラッチC1,C2がクラッチ断で伝達トルクが0となった状態で行われるので、各変速段の間の切り換えは円滑に行われる。
エンジン10を起動させた停車状態において歯車変速装置のシフトレバーを後進位置とすれば、制御装置はそれを検出して図3の後進1に示すように、第4切換クラッチ30Dの第1速係合部材S1と、第2切換クラッチ30Bの後進係合部材SRが係合し、その他の各クラッチが中立位置となるようにして後進第1速段を形成する。アクセル開度が増大してエンジン10が所定の低回転速度を越えれば、制御装置はアクセル開度に合わせてデュアルクラッチ12の第摩擦クラッチCの係合力を徐々に増加させる。これにより駆動軸11の駆動トルクは第2摩擦クラッチC2から第2入力軸16、後進ギヤ28a,28b,28c(駆動ギヤ28aとアイドルギヤ28bは第2速ギヤ対22a,22bと共用)、第2副軸18,中間伝達ギヤ対26a,26b(第6速走行の際と共用)、第1速ギヤ対21a,21b(前進第1速の場合と共用)、第1副軸17、最終伝達ギヤ対29a,29bを介して出力軸19に伝達され、自動車は後進第1速で走行し始める。
アクセル開度が増大するなどして自動車の作動状態が後進第2速に適した状態となれば、制御装置は図3の後進2に示すように、第4切換クラッチ30Dを第1速係合部材S1から第3速係合部材S3に切り換え、これにより駆動力が第1速ギヤ対21a,21bの代わりに第3速ギヤ対23a,23b(前進第3速の場合と共用)を通って伝達される後進第2速に切り換える。この切り換えの際には、デュアルクラッチ12の切り換えは行われないが、第1速係合部材S1から第3速係合部材S3に切り換える必要があり、第2クラッチC2を一時的にクラッチ断の状態(伝達トルクが0)にする必要があるので、エンジン10から出力軸19へのトルク伝達の遮断が生じ、このために円滑な変速が妨げられるおそれがある。しかし後進の場合はアクセル開度を大きくすることはなく、従って伝達トルクそのものが小さいので実質的に問題となることはない。
上述した第1実施形態では、出力軸19はエンジン10に連結される駆動軸11と同軸的に後方に延びているので、フロントエンジンリヤドライブ式自動車に使用するのに適した歯車変速装置が得られる。また、第2クラッチC2を介して第2入力軸16に伝達された駆動力を、後進ギヤ列28a,28b,28cを介して第2副軸18に伝達する後進(1速及び2速)走行の場合と、第2速ギヤ対22a,22bを介して第1副軸17に伝達する前進2速走行の場合とでは、後進ギヤ列の駆動ギヤ28a及びアイドルギヤ28bと第2速ギヤ対の駆動ギヤ22a及び被駆動ギヤ22bは同一のギヤを2組共用しており、これにより使用するギヤ数は5個から2個減少して3個になるとともに、後進ギヤ列のアイドルギヤは第1副軸17に設けられて独立したアイドル軸が不要となるので、デュアルクラッチ式の歯車変速装置の構造を簡単にするとともに軽量化することができる。さらにこの第1実施形態では、同様に第2入力軸16に伝達された駆動力を、第4速ギヤ対24a,24bを介して第1副軸17に伝達する前進4速走行の場合と、第6速ギヤ対25a,25bを介して第2副軸18に伝達する前進6速走行の場合とでは、第4速ギヤ対の駆動ギヤ24aと第6速ギヤ対の駆動ギヤ25aは同一のギヤを共用しているので、使用するギヤの数をさらに減少させることができ、変速段数の割には使用するギヤの個数をきわめて少なくする(前進7段、後進2段に対しギヤ数は16個)ことができる。また、前進第6速と後進、前進第2速と第4速、及び前進第1速と第3速の各切り換えはそれぞれ1個の切換クラッチ30〜30Dで行っているのに加え、第1入力軸15と出力軸19の連結による前進第5速と前進ギヤ対27a,27bによる第7速の切り換えも1個の第1切換クラッチ30Aにより行っているので、切換クラッチの数を必要最低限にすることができる。従って構造が簡単で軽量な、フロントエンジンリヤドライブ式の自動車に適したデュアルクラッチ式の歯車変速装置を得ることができる。また入力軸15,16及び副軸17,18をそれぞれ2本設けることにより少なくとも一部のギヤを軸線方向に対し並列に配置して軸線方向に沿った長さを短くできさらに2本の入力軸15,16を同軸的に配置することによりデッドスペースが減少するので、そのような歯車変速装置を一層コンパクトにまとめることができる。
上述した第1実施形態では、本発明を前進7段、後進2段の歯車変速装置に適用した例につき説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、必要に応じ変速段数をこれよりも減少または増大させたものとすることができる。図5および図6は本発明を前進5段、後進1段の歯車変速装置に適用した例を示している。この第2実施形態は、第1実施形態と同様、互いに同軸的に設けられた第1及び第2入力軸15,16と、これらと平行に配置された第1副軸17及び第2副軸18と、第1入力軸15と同軸的に後方に延びる出力軸19を有しており、駆動軸11の回転を両入力軸15,16にそれぞれ伝達する第1及び第2摩擦クラッチC1,C2を有するデュアルクラッチ12と、第1入力軸15と出力軸19を離脱可能に連結する第1切換クラッチ30Aと、第2入力軸16と第2副軸18の間に設けられた第1歯車変速機構20Aと、第1及び第2入力軸15,16と第1副軸17の間に設けられた第2歯車変速機構20Bと、第1入力軸15と第2副軸18を常時連結する中間伝達ギヤ対26a,26bと、第1副軸17と出力軸19を常時連結する最終伝達ギヤ対29a,29bを備えている。しかしながらこの第2実施形態の第1歯車変速機構20Aと第2歯車変速機構20Bは第1実施形態のものとは異なっている。
すなわちこの第2実施形態の第1歯車変速機構20Aは、第2入力軸16に固定された駆動ギヤ25aと、第2副軸18に回転自在に設けられた被駆動ギヤ25bよりなる前進ギヤ対25a,25bが、第6速ギヤ対でなく第2速ギヤ対である点が、第1実施形態の第1歯車変速機構20Aと異なっている。
またこの第2実施態の第2歯車変速機構20Bは、第1入力軸15と第1副軸17の間に設けられた第1速ギヤ対35a,35bと、第2入力軸16と第1副軸17の間に設けられた第4速ギヤ対36a,36bと、第5切換クラッチ37よりなる第5歯車変速機構20B3、及び第5速ギヤ対27a,27bにより構成されている。第1速ギヤ対は第1入力軸15に固定された駆動ギヤ35aと、第1副軸17に回転自在に設けられた被駆動ギヤ35bよりなり、第4速ギヤ対は第2入力軸16に固定された駆動ギヤ36a(後進ギヤの駆動ギヤ28aと共用)と、第1副軸17に回転自在に設けられた36b(後進ギヤのアイドルギヤ28bと共用)よりなるものである。
第5切換クラッチ37は各被駆動ギヤ35b,36bを交互にまた両方を同時に第1副軸17に離脱可能に接続するシンクロメッシュ機構であり、構造それ自体は前述した第1実施形態の第2切換クラッチ30Bと同一であり、クラッチハブLが第1副軸17に固定され、第1速係合部材S1と第4速係合部材S4がそれぞれ被駆動ギヤ35b及び被駆動ギヤ36bに固定されている点が異なるだけである。第5速ギヤ対27a,27bは第1実施形態の第7速ギヤ対27a,27bに相当するものである。上記以外の第2実施形態の構成は、第1実施形態と同じである。
この第2実施形態では、歯車自動変速装置の制御装置は、アクセル開度、エンジン回転速度、車速などの自動車の作動状態に応じて、デュアルクラッチ12の第1及び第2摩擦クラッチC1,C2、第1及び第2切換クラッチ30A,30B並びに第5切換クラッチ37を、図6に示すように制御する。この第2実施形態では、第3速において第1入力軸15と出力軸19が直結され、第4速及び第5速においては出力軸19の回転速度は駆動軸11よりも増速される。これ以外の作動の詳細は、第1実施形態の作動から容易に類推できるので、詳細な説明は省略する。
この第2実施形態でも、第2クラッチC2を介して第2入力軸16に伝達された駆動力を、後進ギヤ列28a,28b,28cを介して第2副軸18に伝達する後進走行の場合と、第4速ギヤ対36a,36bを介して第1副軸17に伝達する前進4速走行の場合とでは、後進ギヤ列の駆動ギヤ28a及びアイドルギヤ28bと第4速ギヤ対の駆動ギヤ36a及び被駆動ギヤ36bは同一のギヤを2組共用しており、これにより使用するギヤ数は5個から2個減少して3個になるとともに後進ギヤ列のアイドルギヤは第1副軸17に設けられて独立したアイドル軸が不要となる。また第2速及び後進の際には共通の中間伝達ギヤ対26a,26bにより第2副軸18から第1入力軸15に動力が伝達され、さらに第3速の際は第1入力軸15と出力軸19は第5切換クラッチ30Aにより離脱可能に連結されるので、第1実施形態と同様、変速段数の割には使用するギヤの個数をきわめて少なくする(前進5段、後進1段に対しギヤ数は13個)ことができる。また、前進第2速と後進、及び前進第1速と第4速の各切り換えはそれぞれ1個の切換クラッチ30B,37で行っているのに加え、第1入力軸15と出力軸19の連結による前進第3速と前進ギヤ対27a,27bによる第5速の切り換えも1個の第1切換クラッチ30Aにより行っているので、切換クラッチの数必要最低限にすることができる。従って第1実施形態と同様、構造が簡単で軽量な、フロントエンジンリヤドライブ式の自動車に適したデュアルクラッチ式の歯車変速装置を得ることができる。また入力軸15,16及び副軸17,18をそれぞれ2本設けることにより少なくとも一部のギヤを軸線方向に対し並列に配置して軸線方向に沿った長さを短くできるので、コンパクトにまとまった歯車変速装置を得ることができる。
上述した第1及び第2実施形態では、前進側変速機構の中間段(前進7段の場合は第5速段、前進5段の場合は第3速段)において第1入力軸15と出力軸19を直結する例につき説明しているが、本発明はこれに限られるものではなく、最高速段(または最低速段)において第1入力軸15と出力軸19を直結するようにして実施することもできる。図7は前進7段、後進2段の歯車変速装置において第7速を直結するようにした場合の例を示している。この第3実施形態は、構成それ自体は第1実施形態と変わらないが、前進ギヤ対27a,27bを第5速ギヤ対としてその駆動ギヤ27aを第1入力軸15の後部に回転自在に設け、第1切換クラッチ30Aの第5速係合部材S5と第7速係合部材S7がそれぞれ第5速駆動ギヤ27aと最終被駆動ギヤ29bに固定され、またこれにともない各ギヤの歯数が異なる点が第1実施形態と異なっている。この第3実施形態では、歯車自動変速装置の制御装置は、第1実施形態の場合と同様にデュアルクラッチ12の第1及び第2摩擦クラッチC1,C2、第1及び第2切換クラッチ30A,30B並びに切換クラッチ37を制御する。
この第3実施形態でも、第1実施形態の場合と同様、変速段数の割には使用するギヤの個数を減少させることができ、切換クラッチの数を必要最低限にすることができので、構造が簡単で軽量な歯車変速装置を得ることができ、また、軸線方向に沿った長さを短くできるので、コンパクトにまとまった歯車変速装置を得ることができる。さらに2本の入力軸15,16を同軸的に配置することにより、歯車変速装置を一層コンパクトにまとまったものとすることができる。この第3実施形態も、前述と同様、必要に応じて変速段数を減少または増大させることができる。
上述した各実施形態では、2本の入力軸15,16を同軸的に配置した例につき説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、2本の入力軸15,16が平行に離すように配置して実施してもよく、そのようにしても、変速段数の割には使用するギヤの個数を減少させることができ、切換クラッチの数を必要最低限にすることができので、構造が簡単で軽量な歯車変速装置を得ることができ、また、軸線方向に沿った長さを短くできるので、コンパクトにまとまった歯車変速装置を得ることができる。
本発明による歯車変速装置の第1実施形態の全体構造を示すスケルトン図である。 第1実施形態に使用する切換クラッチの一例を示す断面図である。 第1実施形態の変速動作の説明図である。 デュアルクラッチ式歯車変速装置に使用するデュアルクラッチの作動を説明する図である。 本発明による歯車変速装置の第2実施形態の全体構造を示すスケルトン図である。 第2実施形態の変速動作の説明図である。 本発明による歯車変速装置の第3実施形態の全体構造を示すスケルトン図である。
10…原動機、11…駆動軸、12…デュアルクラッチ、15…第1入力軸、16…第2入力軸、17…第1副軸、18…第2副軸、19…出力軸、20A…第1歯車変速機構、20B…第2歯車変速機構、20B1…第3歯車変速機構、20B2…第4歯車変速機構、21a,21b…ギヤ対、22a,22b…ギヤ対、23a,23b…ギヤ対、24a,24b…ギヤ対、25a,25b…ギヤ対、26a,26b…中間伝達ギヤ対、27a,27b…ギヤ対、28a,28b,28c…ギヤ対、29a,29b…最終伝達ギヤ対、30A…第1切換クラッチ、30B…第2切換クラッチ、30C…第3切換クラッチ、30D…第4切換クラッチ、35…ギヤ対、36…ギヤ対、37…第5切換クラッチ、C1…第1クラッチ(第1摩擦クラッチ)、C2…第2クラッチ(第2摩擦クラッチ)。

Claims (7)

  1. 同軸的または互いに平行に配置された第1入力軸及び第2入力軸この両入力軸と平行に配置された第1副軸及び第2副軸と、前記第1入力軸と同軸的に後方に延びるように配置された出力軸と、原動機により回転駆動される駆動軸の回転を前記第1入力軸に伝達する第1クラッチ及び前記駆動軸の回転を前記第2入力軸に伝達する第2クラッチを有するデュアルクラッチと、前記第1副軸の回転を常に前記出力軸に伝達する最終伝達ギヤ対よりなる歯車変速装置において、
    前記第1入力軸と前記出力軸を離脱可能に連結する第1切換クラッチと、
    前記第2入力軸に固定された駆動ギヤ、前記第1副軸に回転自在に設けられたアイドルギヤ及び前記第2副軸に回転自在に設けられた被駆動ギヤよりなる後進ギヤ列と、前記第2入力軸に固定された駆動ギヤ及び前記第2副軸に回転自在に設けられた被駆動ギヤよりなる前進ギヤ対と、前記第2副軸に設けられて前記後進ギヤ列と前記前進ギヤ対の各被駆動ギヤを前記第2副軸に選択的に連結する第2切換クラッチよりなり、前記第2入力軸に入力された駆動力を複数の変速比で前記第2副軸に伝達する第1歯車変速機構と、
    前記第1及び第2入力軸と前記第1副軸の間に設けられた変速比が互いに異なる複数の前進ギヤ対を有し、この複数の前進ギヤ対を介して前記第1及び第2入力軸と前記第1副軸を選択的に連結して前記第1及び第2入力軸に入力された駆動力を複数の変速比で前記第1副軸に伝達する第2歯車変速機構と、
    前記第1入力軸と前記第2副軸の間に設けられてこの両軸を常時連結する中間伝達ギヤ対を備え、
    前記第1歯車変速機構のうちの前記第2入力軸と第1副軸の間に設けられた後進ギヤ列の駆動ギヤ及びアイドルギヤと、前記第2歯車変速機構のうちの前記第2入力軸と第1副軸の間に設けられた前進ギヤ対とは、同一のものを共用した
    ことを特徴とする歯車変速装置。
  2. 請求項1に記載の歯車変速装置において、前記第1入力軸は筒状の前記第2入力軸を同軸的かつ回転自在に貫通するように設けたことを特徴とする歯車変速装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の歯車変速装置において、前記第2歯車変速機構は、前記第2入力軸と前記第1副軸の間に設けられた第3歯車変速機構と、前記第1入力軸と前記第1副軸の間に設けられた第4歯車変速機構よりなり、前記第3歯車変速機構は2組の前進ギヤ対と第3切換クラッチよりなり前記第2入力軸と第1副軸の間で変速比を2段に切り換えて回転を伝達する2段変速機構とし、前記第1歯車変速機構の後進ギヤ列の駆動ギヤ及びアイドルギヤと前記第3歯車変速機構の一方の前進ギヤ対とは同一のものを共用し、前記第3歯車変速機構の他方の前進ギヤ対の駆動ギヤと前記第1歯車変速機構の前進ギヤ対の駆動ギヤとは同一のものを共用した
    ことを特徴とする歯車変速装置。
  4. 請求項3に記載の歯車変速装置において、前記第4歯車変速機構は2個の前進ギヤ対と第4切換クラッチよりなり前記第1入力軸と第1副軸の間で変速比を2段に切り換えて回転を伝達する2段変速機構であることを特徴とする歯車変速装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の歯車変速装置において、前記第2歯車変速機構は前記第1入力軸に回転自在に設けられた駆動ギヤと前記第1副軸に固定された被駆動ギヤよりなる前進ギヤ対をさらに有し、前記第1切換クラッチ前記第1入力軸の回転をこの前進ギヤ対の駆動ギヤと前記出力軸に選択的に伝達することを特徴とする歯車変速装置。
  6. 請求項1または請求項2に記載の歯車変速装置において、前記第2歯車変速機構は、前記第1入力軸に固定された駆動ギヤ及び前記第1副軸に回転自在に設けられた被駆動ギヤよりなる第1の前進ギヤ対と、前記第2入力軸に固定された駆動ギヤ及び前記第1副軸に回転自在に設けられた被駆動ギヤよりなる第2の前進ギヤ対と、前記第1副軸に設けられて前記第1及び第2の前進ギヤ対の各被駆動ギヤを前記第1副軸に選択的に連結する第5切換クラッチよりなることを特徴とする歯車変速装置。
  7. 請求項6に記載の歯車変速装置において、前記第2歯車変速機構は前記第1入力軸に回転自在に設けられた駆動ギヤと前記第1副軸に固定された被駆動ギヤよりなる前進ギヤ対をさらに有し、前記第1切換クラッチ前記第1入力軸の回転をこの前進ギヤ対の駆動ギヤと前記出力軸に選択的に伝達することを特徴とする歯車変速装置。
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